フレアリザモン/ダークリザモン

ページ名:フレアリザモン_ダークリザモン

登録日:2022/11/01 Tue 18:10:05
更新日:2024/06/27 Thu 11:18:47NEW!
所要時間:約 9 分で読めます



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デジモン デジタルモンスター デジモンアドベンチャー02 デジモンテイマーズ デジモンゴーストゲーム 邪竜 黒炎 火属性 成熟期 トカゲ 邪竜型 竹内良太 櫻井孝宏 データ種 ウィルス種 火炎竜型



『フレアリザモン』及び『ダークリザモン』とは、『デジタルモンスター』に登場するキャラクター。



【概要】

いずれも初出はPSソフト『デジモンワールド』。
ただし、育成枠ではなく、敵デジモンとしての登場。育成可能になるのは次作『デジモンワールド2』から。
(フレアリザモンはその前にWSソフト『デジモンアドベンチャー アノードテイマー』で自デジモンとして使用可能になっている)


名前の通り、全身が燃え盛る炎に包まれている、二足歩行の竜型デジモン。
ただし名前の由来はトカゲ(lizard)から。
頭部のみはメタルグレイモンのような金属の装甲で覆われている。
また、顎がやや長めなのが特徴。


“全身を炎で覆われて~”という、メラモンやバードラモンといったメジャー勢とダダ被りな特徴のお陰でなかなか出番に恵まれない、やや可哀想なキャラクター。
だが、デジモンの黎明期から今日までを陰で支え続けた、名バイプレイヤーでもあるのは間違いないであろう。


『デジモンペンデュラムZ』でスナリザモン(成長期・爬虫類型)という、名前の通り身体が砂で構成されているデジモンが登場した。
……なのだが、進化ルートも繋がっておらず、関連種とするかは微妙なところ。



◆フレアリザモン

灼熱の火球を見舞う、勇ましき超高熱竜!

世代成熟期
タイプ火炎竜型
属性データ種
必殺技フレイムヒット
高温の火炎弾を連続で撃ち出す技。
得意技フレイムタワー
全身の炎を巨大な柱にして敵に放出する技。
カードゲームではファイアータワーとなっている。
スラストラッシュ
回転しての体当たり攻撃。

身体を包む炎は皮膚が直接、高温で燃焼することで発生しているという。
だが、同時にその皮膚は驚くべき再生力を持っているので、命がある限り燃え続けることができる。
また、両手のツメは全身の炎に炙られて超高温になっており、切り裂かれた相手は、裂傷と火傷のダブルダメージを受けてしまう。


火のように熱いハートと竜のパワーを併せ持った熱血デジモンである。



◆ダークリザモン

暗黒の黒炎に身を包む邪竜型デジモン!!

世代成熟期
タイプ邪竜型
属性ウィルス種
必殺技ドレッドファイア
闇の炎で敵の精神を焼きつくす技。
アニメでの効果は後述。
得意技スナイプファング
ダークペイン
ダークインフェルノ

静かに燃える闇の炎で全身をおおっている、フレアリザモンの コンパチ 亜種。
上述したように完全に同時に登場したため、どちらが亜種というのは断定しづらいが、公式図鑑の記述量や内容からこちらが亜種と見ていいだろう。
あちらとは異なりウィルス種に進化した姿で、性格もこちらはクールと対照的。
バードラモンに対するセーバードラモンに当たるような存在。(セーバーはバードラと同じワクチン種だが)


公式サイトで確認できる英語表記は“DarkLizardmonダークリザ―ドモン”。
ただ、フレアリザモンは“Flarerizamon”と、チグハグである。*1
「トカゲ」を意味するリザードは“Lizard”が正しいのだが、二種しかいない亜種なので、もうちょっと何とかしてあげて欲しいところである。



【関連作品でのフレアリザモン/ダークリザモン】

アニメ『デジモンアドベンチャー02

第40話「ニューヨーク香港大混戦!」でフレアリザモンがアニメ初登場(CV:櫻井孝宏)。
アメリカの選ばれし子供の一人であるサム(アフリカ系アメリカ人の少年。“D”マークが入った、某ポケモントレーナーにも似たデザインの赤い帽子を被っているのが特徴)のパートナー。
デジタルワールドから迷い込んだジュレイモンレッドベジーモンらをサムと共にセントラルパークへ誘導していた。


…が、クリスマスツリーを敵と誤認したジュレイモンがロックフェラー・センターで暴れ出す。
それを止めようとするが、さすがに完全体相手では分が悪く、大輔やマイケルへ救援を求める。
最終的には他のアメリカの選ばれし子供達やパートナーも合流し、『フレイムヒット』を含めた必殺技の一斉攻撃をジュレイモンへ浴びせる。
成熟期が大半とはいえ、よく死ななかったなジュレイモン……


大きな見せ場こそなかったものの、各国のデジモンの中では扱いは良い方であった。



アニメ『デジモンテイマーズ

第13話 「デジモン捕獲指令! 災いの予感」の冒頭でダークリザモンが登場。
ギルモンとバトっていたようだが、戦闘の描写はほぼなく、カードスラッシュしたメタルガルルモンのコキュートスブレスを受け敗北。


敗北後も「オレハ…ココデ…生キル…」「オレヲ…進化…サセロ!!」タカトらに詰め寄るが、その直後ヒュプノスの介入を受け、捕縛される。
研究所らしき所へ連れていかれた後は、シャッガイに吸収されてその出番を終えた。
「我ラノ神ヨ!コノ世界ヲ、塗リ替エテクレ!!」の声を残して…。


アニメ『デジモンクロスウォーズ 悪のデスジェネラルと七つの王国』

ドラゴンランドにて、ドルビックモンの配下としてフレアリザモンが登場。


アニメ『デジモンゴーストゲーム

「そのまま歩け。俺達がいいと言うまで、余計な動きはするなよ。」


第20話「炎ノ監獄」において、ダークリザモン(CV:竹内良太)とセーバードラモン(CV:高塚正也)が登場。


物語冒頭、とある火災現場に取り残された男性。
“ツヨシ”と呼ばれたその男は火に巻かれた家の中で、更に黒い炎に包まれる。
上記の謎の声に導かれるまま家の外に出るが、ツヨシの母の声で思わず炎の外に腕を出してしまう。
その瞬間、ツヨシの身体は黒い塵となって消え去ってしまうのであった。
そして、炎に包まれる家の中に、人間たちは見た。黒炎に包まれた二体の『化け物』の姿を……。



場面は変わり、清司郎&ジェリーモンがダークリザモンとセーバードラモンに襲われ、『ドレッドファイア』の黒炎の檻に捕らわれる。
続いて、宙らと遊園地に来ていた瑠璃&アンゴラモンも襲撃を受け同じ状況に陥る。
なお、この炎の檻は 内部にいる限りは安全で外部から影響も受けない が、外からも破れない強固なもの。
その上、無理に脱出しようとすれば、その瞬間に対象は黒い塵と化してしまう凶悪なものである。


そして、残った宙に対して、二体はブラックテイルモンの居場所を要求する。
「お前が天ノ河宙だな? ブラックテイルモンは何処だ?」「ブラックテイルモンを呼べ!」
「とぼけるな!何を運んでるかは知らんが、お前の所に出入りしてるのはわかっているんだ!」


ただ、宙側からコンタクトの手段がないことを伝えるも、「要求を拒否された」と解釈した二体は宙とガンマモンに攻撃を開始する。
当初は数と地空同時攻撃によって、戦況を有利に進める。
だが、奮起したガンマモンがべテルガンマモンに進化し、吹き飛ばされる。
次いで、カウスガンマモンによって、セーバードラモンも叩き落される。
それでも諦めず、宙を黒炎で包むが、宙の「何故そこまでするのか」という質問に遂に理由を述べるのであった。


+ その真の理由-

「この世界には俺達の居場所はない。俺達はある日突然、こっちの世界に放り出された…。だが、ここはお前達人間の世界だ!」


語られたその理由、それは 『デジタルワールドに戻りたい』 ただそれだけのもの。
この二体、他の多くのデジモンとは異なり、自分らの意思とは無関係で人間世界に迷い込んだのであった。
人間を傷付ける気もなく、冒頭のシーンも 内部にいる限りは安全で外部から影響も受けない 檻でツヨシを火から守った、というのが真相であった。
しかし、結果は(彼らの説明不足も原因の一つではあろうが)ツヨシは死亡し、彼の両親や人々から『人殺し』、『化け物』の誹りを受ける。


そのこともあり、この世界に自分らの居場所はない、と悟った二体は、帰還のためゲートを開ける力を持つブラックテイルモン、
及び、ブラックテイルモンにつながりのある天ノ河宙を探し求めるのであった。


「他に道はない……。人間から見れば俺達は、『化け物』だからな……」


とはいえ、宙がブラックテイルモンの居場所を知らないことは事実であるため、絶望し、逆上してカウスガンマモンへ襲い掛かる。
しかし、再進化したべテルガンマモンの一撃で、遂にダークリザモンもダウンする。


このまま、忌み嫌われ、身を隠しつつ生きることを覚悟したその時、なんとブラックテイルモンが登場。
遊園地の機器を利用してゲートを開けるのであった。


こうして、粗暴で手段を選ばないところはあれど、優しい心を持った二人は謝罪と共に自分らの世界へ帰っていったのであった。


第65話「黒ノ決死圏」では、セーバードラモンが再登場。
ダークリザモンについては、「黒いのにやられちまった」と語られた。



育成ギア『デジモンペンデュラムZ』

2020年発売の育成ギア。
その『Ver3 NIGHTMARE SOLDIERSナイトメア ソルジャーズ』にて、フレアリザモンが育成枠として採用された。
「NSoなのにダークリザモンではないの?」と思う人もいるかもしれないが、
これは恐らく、1998年発売の『デジモンペンデュラム Ver.3 ナイトメアソルジャーズ』において、メラモンが採用されていたことのオマージュであると思われる。


なお、上述した通り、スナリザモンもこのシリーズからの登場であるが、彼はNATURE SPIRITSネイチャー スピリッツ所属のため、道は交わることはなかった。



漫画『デジモンドリーマーズ』

ウィッチェルニーを支配した、フェレスモンの配下としてダークリザモンが登場。
ミノタルモン、サイクロモンらと共にパルやウィザーモンらの迎撃にあたり、モジャモンとバトルすることとなった。




【余談】

デジモンに詳しい方ならご存じだろうが、デジモンシリーズではたま~にライバル企業モンスター誤植されることがある。
クネモンを元祖とし、2018年には「デジモンアドベンチャーtri.メモリアルブック」において、メイク―モンがその被害にあった。


そして、2022年現在、その最前線にいるのがこのフレアリザモンである。
その場所は、なんとデジモンウェブ公式のデジモン図鑑の彼のページ。
ただ、その場所はちょっと一捻りあり、日本語表示では何もおかしな部分はないのだが「簡体中文」に画面を切り替えると…

全身包裹在火?中的火炎?型数?宝?。是兼具炙?如火的心和?的力量的?血宝可梦


……多くは語らないでおこう。
ただ、火のトカゲだし、色違いは黒色だし、アニメ時のパートナーの帽子もアレだし…。
やはりフレアリザモンは何か通じるものを感じていたのであろうか?



追記・修正お願いします。


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  • 初期のゲームだと見た目がぬいぐるみっぽい、丸々して可愛い感じのデザインだったな -- 名無しさん (2023-02-17 01:58:08)

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*1 なお、スナリザモンも“Sunarizamon”

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