登録日:2022/10/07 Fri 13:14:45
更新日:2024/06/27 Thu 10:39:36NEW!
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d-hero hero 遊戯王 遊戯王ocg 遊戯王gx エド・フェニックス 鉄仮面 筋肉 星8 闇属性 戦士族 最上級モンスター enemy of justice 攻撃力?/守備力? 破壊ではない、除外してもらう。 幽獄の時計塔
《D-HERO ドレッドガイ》とは、遊戯王OCGに登場するカード。
アニメ版第2作『遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX』でエド・フェニックスが使用した「D-HERO」の1体である。
【テキスト】
《D-HERO ドレッドガイ》
効果モンスター
星8/闇属性/戦士族/攻 ?/守 ?
「幽獄の時計塔」の効果で特殊召喚した場合、自分フィールド上の「D-HERO」と名のついたモンスター以外の自分のモンスターを全て破壊する。
その後、自分の墓地から「D-HERO」と名のついたモンスターを2体まで特殊召喚する事ができる。
このカードが特殊召喚されたターン、自分フィールド上の「D-HERO」と名のついたモンスターは破壊されず、コントローラーへの戦闘ダメージは0になる。
このカードの攻撃力・守備力は、自分フィールド上のこのカードを除く 「D-HERO」と名のついたモンスターの元々の攻撃力を合計した数値になる。
【概要】
《D-HERO ドグマガイ》と共に初期の【D-HERO】を支えたエースモンスターの一体。
《幽獄の時計塔》より現れる仮面の筋肉男。
マッチョな外見の割に元々の攻撃力は不定で、フィールドにこいつしかいない場合0になってしまう。
その代わり他の「D-HERO」の元々の攻撃力を参照し、その合計が自身の攻撃力となるため、状況によっては4000を軽く超えることも可能である。
また特殊召喚されたターン、自軍の「D-HERO」は戦闘・効果両方で破壊されず、自分に発生する戦闘ダメージも0にできる。
この効果だが、特殊召喚時の誘発効果ではなく「条件を満たすと即座に適用される」という分類されない特殊な効果である。
故にチェーンブロックを作らず特殊召喚に成功した瞬間から適用され、場から離れてもターン中は持続する。
効果適用以降に場に出た「D-HERO」モンスターにも同一ターン中であれば破壊耐性が付与される。
さらに《幽獄の時計塔》のエフェクトで出すと「D-HERO」以外の自軍モンスターを全破壊してしまう代わりに「D-HERO」を2体蘇生するオマケがつく。
手間がかかるので狙いづらいが、ロマンは十分なので愛があるプレイヤーならば挑戦してみたい。
何かと出張できてしまう《D-HERO ドグマガイ》や《D-HERO Bloo-D》と比べると、まさに【D-HERO】専用の切り札と言えるような存在。
しかしわかりやすい強さを持つ他2体に比べるとステータスの不安定さが嫌われ、昔は微妙な評価をされる事が多かった。
ただこれについては「ドレッドガイが弱い」というよりは、攻撃力の元となる昔の「D-HERO」のパワーラインに問題があった。
下級は1000を超えない者が多数、通常召喚できる上級モンスターを含めても《D-HERO ダッシュガイ》の2100が最高値という低攻撃力集団だったのだ。
流石にこの状況下で《D-HERO ドレッドガイ》本人を責めるのは酷だろう。
現在では《D-HERO ドリルガイ》のような攻撃力1600近くを持つ下級「D-HERO」や、高攻撃力の融合「D-HERO」が多数追加されているため、安定して攻撃力を高められるようになっている。
並べてこそ強くなるので《幽獄の時計塔》の効果で出したいところだが、高速化が進む現環境で素直にカウンターを貯めさせてくれるかは微妙なところ。
前述の通りロマンのある効果ではあるのだが、現在の【D-HERO】は横並べもそれなりにできるようになったので無理して狙う程でもないだろうか。
現在では《D-HERO ドミネイトガイ》の破壊時エフェクトで他の「D-HERO」とセットで蘇生できるようになったので、その方法を狙いたい。
《フュージョン・デステニー》で融合D-HEROと並べるのも有効な手で、あちらの自壊デメリットを補う運用が可能。
勘違いされがちだが《D-HERO Bloo-D》や《D-HERO ドグマガイ》と違って特殊召喚モンスターではないので、通常召喚や特殊召喚に制限はない。
なのでわざわざやる人はいないと思うがアドバンス召喚も可能だったりする。
また、破壊耐性を付与する効果は《幽獄の時計塔》の効果で出さなくても適用される。
罠や速攻魔法での蘇生と相性が良く、相手の除去に対して《リビングデッドの呼び声》や《戦線復帰》で蘇生させて即座に破壊を防ぐなどコンボは豊富。
むしろ効果による除去が横行するようになった現環境では、アタッカーというより瞬間的に破壊耐性を付与するサポーターとして重宝されている。
前述した《D-HERO ドミネイトガイ》とは様々な面で最高クラスに相性がいい。
単体では腐りやすいため使いにくさはあるが、使いこなせればある時は敵の攻撃から味方を守れるサポーターとして、ある時は味方の力を束ねた爆発的な攻撃力で敵を粉砕するフィニッシャーとして、まさに切り札と言える活躍を見せてくれるだろう。
【関連カード】
《D-HERO ドレッドサーヴァント》
効果モンスター
星3/闇属性/戦士族/攻 400/守 700
このカードが召喚に成功した時、「幽獄の時計塔」に時計カウンターを1つ置く。
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
自分フィールド上の魔法・罠カード1枚を破壊する事ができる。
名前通り《D-HERO ドレッドガイ》をサポートするためのモンスター。
召喚時に《幽獄の時計塔》に時計カウンターを一つ置き、戦闘破壊されたら自分の魔法・罠を1枚破壊できる。
カウンターが溜まった《幽獄の時計塔》を能動的に割ろう。
また、攻撃力400のため《デブリ・ドラゴン》の蘇生に対応している。
アニメでは破壊できるのはフィールド魔法のみかつ強制効果だったが、特殊召喚時にも時計カウンターを置けた。
時計カウンターを置ける手段は限られているためこの変更は非常に痛い。
《幽獄の時計塔》
フィールド魔法
相手ターンのスタンバイフェイズ時に、このカードに時計カウンターを1個乗せる。
時計カウンターの合計が4個以上になった場合、
このカードのコントローラーは戦闘ダメージを受けない。
時計カウンターが4個以上乗ったこのカードが破壊され墓地へ送られた時、
手札またはデッキから「D-HERO ドレッドガイ」1体を特殊召喚する。
《D-HERO ドレッドガイ》が幽閉されているフィールド魔法。
実は遊戯王OCGの歴史上において初の「自分にのみ効果を及ぼすフィールド魔法」である。
時計カウンターが4つ貯まれば自分は戦闘ダメージを受けなくなる。
そして4つ以上時計カウンターが乗っている時に破壊されて墓地へ送られると、手札かデッキから《D-HERO ドレッドガイ》を特殊召喚する。
《D-HERO ドレッドガイ》はこの効果で出すと蘇生効果が追加される。
時計カウンターが4つ乗るまではカウンターが乗っていくだけで実質的に何もしないカード。
時計カウンターが乗るタイミングも相手のスタンバイフェイズに1個ずつなため、普通にやったらかなり時間がかかる。
まず達成前に対処されるのでサポートカードを活用したい。
ダメージを受けなくなる点を買われて【終焉のカウントダウン】で使われたこともあった。
マスタールール3への移行に伴い、フィールド魔法の張り替え時の処理が破壊でなくなったので若干弱体化した。
《エターナル・ドレッド》
通常罠
「幽獄の時計塔」に時計カウンターを2個乗せる。
上記の《幽獄の時計塔》に時計カウンターを2つ乗せる。
それだけだが、フリーチェーンなので相手の魔法罠除去に合わせて強引に《D-HERO ドレッドガイ》を呼び出させる使い方がある。
現時点で時計カウンターを置けるカードはこの3枚のみ。
更なる強力なサポートカードが登場すれば使いやすくなるだろう。
《ブレイク・ザ・デステニー》
通常罠
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):自分フィールドの、「Dragoon D-END」またはレベル8以上の「D-HERO」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊し、次の相手メインフェイズ1をスキップする。
(2):墓地のこのカードを除外して発動できる。
「ブレイク・ザ・デステニー」以外の、「Dragoon D-END」のカード名または「D-HERO」モンスターのカード名が記された魔法・罠カード1枚をデッキから手札に加える。
「BURST OF DESTINY」で登場した罠。
詳細な解説は《Dragoon D-END》の方に譲るが、メインフェイズスキップのコストには《D-HERO ドレッドガイ》も対応している。
基本的には破壊時効果持ちの融合「D」達をコストにするのが良いのだが、毎回用意できるとも限らない。
その場合、容易に蘇生できてターンを跨ぐとアタッカー以外に仕事がなくなる《D-HERO ドレッドガイ》が一番コストに適しているだろう。
ただし、破壊しないとスキップ効果も適用されないため、破壊耐性付与でコストを踏み倒すことはできないので注意。
(2)の墓地効果で《幽獄の時計塔》のサーチもできる。
【アニメでの活躍】
冒頭で記した通り『遊戯王GX』でエド・フェニックスが使用。
《D-HERO Bloo-D》を入手するまでは実質的な切り札として扱われていた。
アニメ版では前半の効果は召喚時のみに発動し、後半の耐性付与は攻撃表示で出した時にのみ適用されるものだった。
だが初登場時点から《幽獄の時計塔》で特殊召喚された場合でも発動していたうえに、耐性付与もいつの間にかOCG版と同じになっていた。
実質OCG版との違いは無いに等しい。
【余談】
恐らく元ネタは17~18世紀のフランスに実在していた「鉄仮面」と呼ばれる囚人。
その扱いから元は高貴な身分とされるが、現在でも正体は明らかになっていない。
なおこちらの元ネタはフランス由来だが、《幽獄の時計塔》の元ネタはイギリスのビッグ・ベンである。
追記・修正は往復4ターン維持した《幽獄の時計塔》の効果で《D-HERO ドレッドガイ》を出してからお願いします。
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▷ コメント欄
- 放送当時の感想サイトで、こいつやダイハードガイの存在からD-HERO=裸族と言い出したのにはワロタわw -- 名無しさん (2022-10-07 18:35:29)
- リンクスの壊れスキルについて追記求 -- 名無しさん (2022-10-07 21:53:49)
- 耐性の出るタイミングが気付かれにくいのもあってMDの対人戦だと「なんで倒せないの??」って反応が時々来るから楽しい -- 名無しさん (2022-10-08 09:19:20)
- ドレッドガイの破壊耐性効果って抱擁とかヴェーラーでも防げない感じ? -- 名無しさん (2022-10-09 09:21:24)
- どの効果にも属さず、条件を満たした瞬間に適用される効果(所謂「分類されない効果」)であるため、スキルドレインを着地前に設置するなど阻止する手段がかなり限定されているのだ -- 名無しさん (2022-10-09 10:12:36)
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