登録日:2022/10/01 Sat 14:46:55
更新日:2024/06/27 Thu 10:37:30NEW!
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転スラ 転生したらスライムだった件 魔王 真なる魔王 覚醒魔王 リムル=テンペスト ミリム・ナーヴァ ディーノ カリオン フレイ クレイマン ディザスター 天災級 カタストロフ 八星魔王 十大魔王 オクタグラム 魔王種 ギィ・クリムゾン ラミリス ダグリュール ルミナス・バレンタイン レオン・クロムウェル 魔王達の宴 ワルプルギス ロイ・ヴァレンタイン カザリーム 災禍級
「そういや、最近『転スラ』関連の項目どんどん立ってるな」
「困ったのう? 威厳的な問題として、ワシら魔王の項目を立てねばなるまいよ」
(え? そんな重要な事なの?)
「幸いにも、今は魔王達の宴の真っ只中。ここに全魔王が揃っておるのだし、本編の項目に書かれていない詳しい情報についても書けるというものよな」
(そんなの放っておいたら、Wiki篭り達が勝手に追記してくれると思うよ?)
「前回は散々だったからね。項目内容を決める度に新しい情報が出てきてさ、何度も魔王達の宴を開催する羽目になったもんねー」
(えっ!? そんなつまんない用件で、魔王達の宴って開催されるものなの!?)
「落ち着け、お前達。こんな時こそ、普段は見せない協調性で乗り切ろうじゃねーか!」
ここでは、『転生したらスライムだった件』に登場する魔王について解説する。
●目次
【概要】
魔物たちの頂点に君臨する王たちのこと。
並の魔人とは一線を画する実力を誇り、人間のみならず魔物達からも恐れられている。
元々はギィが親友である世界の創造主・星王竜ヴェルダナーヴァの頼みで、人類が増長し自分たちの手で滅びの道を進まないように管理するために創った役職。ただし、そのことは人類はもちろん、新参の魔王達にも理解していない者が多い。
ギィによって「脅威として君臨する事で恐怖による団結」が促されてきたが、リムルによる「庇護と共生共栄から来る感謝の念を核とした穏当な支配」の方が人魔双方にとって良い物であると認めた事でそちらへ体制をシフトしている。
元々魔王の人数に拘りや限度は無かったが、10人より多くなっても大抵すぐに天魔大戦などで死亡して10人に減り、いつしか上限が10人という暗黙のルールが出来た。
魔王となるには当代の魔王3名以上の承認が必要。
承認なしで勝手に魔王を名乗った場合、当代の魔王から制裁が下されることもあるが、制裁しに来た魔王を返り討ちにして実力を認められ魔王となれたケースもある。
魔王は仲間同士という訳ではなく、互いに牽制しあっている間柄。
ただ、あくまで『魔王という枠組み全体として全員が全員仲間同士という訳ではない』という事であって、リムルやルミナス、第一世代組等個々人同士の単位で友好的な関係にある魔王達は存在する。
魔王間では3名以上の合意ですべての魔王に適用されるルールの制定・撤廃が可能。
【世代】
魔王は魔王になった時期に応じて3つの世代に分かれている。
最初に魔王になった最古の魔王3名を第一世代、少し遅れて魔王になった3名を第二世代といい、その後次々と現れるようになった新参の魔王達を第三世代と呼ぶ。
基本的に古い世代の魔王の方が強く、第三世代は移り変わりが激しいのに対し、第一・第二世代は長らく魔王の座に君臨し続けている。
【魔王種と真なる魔王】
魔物は進化を重ねることで“魔王種”へと至る。
魔王種となる条件は魔素量や能力などいろいろあるが、明確にはわかっていない。
魔王種とは「魔王の素質を持つ者」であり、魔王種が1万を超える人間の魂を獲得することで覚醒し、“真なる魔王”あるいは“覚醒魔王”と呼ばれる存在へと進化する。
本来「魔王」とはこの「真なる魔王」のことを指すが、そこまで至る者は少なく、多くの魔王が魔王種止まりである。
覚醒すると魔素量や身体能力が大幅に増し、新たなスキルを獲得できる場合もある。
さらに配下にも祝福が与えられ、強化されたりスキルを獲得したりする。
【魔王の呼び名】
魔王達は自分達の呼び名に拘っており、魔王の人数が変わるたびに魔王達の宴を開いて自分達の呼び名を考えている。
しかし何年も決まらなかったり、決まったと思ったら死亡などで人数が変わってしまったりでなかなか決まらず、10人より増えても大抵すぐに10人に減ることからいつしか人間達の間で“十大魔王”と呼ばれるようになっていた。
とりあえず魔王達も十大魔王を名乗るようになったが、人間が勝手に決めた名前のため不満を持っており、八星輝翔編(書籍6巻)で魔王が8人に減った際に改めて自分達で名前を考えることに。
最終的にリムルがギィに強制的に考えさせられた“八星魔王”に落ちついた。
ちなみにこれは会議当日が星のきれいな夜だったことからリムルが適当につけた名前だが、魔王達には好評。
事情を知らない者の中には「自分たちが星に匹敵する」という意味であると深読み推測している者もいる。
【関連用語】
- 魔王達の宴
魔王3名以上の合意で開催される、全ての魔王が集う会議。
元々は最古の魔王達による単なるお茶会だったのだが、魔王が増えたことでいつしか魔王間の決まり等を話し合う場となった。
話し合いはいつもグダグダになるため、数か月~数年続ける場合もある。
約1000年前の天魔大戦が起きたときにも開かれていたのだが、そのせいで人間達から「魔王が集い大戦が起きた」とあらぬ誤解を受け、西方聖教会によって命名された。
各魔王は配下を2名まで従者として連れてくることが出来る。ただし相応の実力がある魔人に限られる。
これはかつて自分の威を示すために100人の配下を連れてきた新参の魔王が、とある魔王*1の逆鱗に触れ、配下諸共皆殺しにされたことによる。
- 魔王の指輪
魔王になった証として与えられる指輪。
単に魔王だと証明するのみならず、『超時空通話』によりつけている者同士なら隔離された空間の中からでも通話が可能となる。
製作者はギィの相棒・白氷竜ヴェルザードで、彼女なら簡単に通話を妨害できるらしい。
【魔王一覧】
◆八星魔王
八星輝翔編で、クレイマンの死亡、カリオン、フレイ、ロイの引退、ルミナスの魔王復帰、リムルの魔王就任によって魔王が8人となった。
これを契機に十大魔王から改称、ギィに脅迫されたリムルが会議当夜の星空から団体名を付けたのは前述の通り。
真なる魔王に覚醒している者が5名もおり、残る3名も覚醒魔王級以上の実力を誇る、歴代最強クラスの魔王達である。
“暗黒皇帝”ギィ・クリムゾン
「オレがこの世の“魔王”として、人が“傲慢”になったならば、テメエに代わって裁定してやるよ」
種族:悪魔王
性別:両性具有
世代:第一世代
主なスキル:傲慢之王
支配領域:氷土の大陸
主な部下:レイン、ミザリー
CV:石田彰
最古にして最強の魔王。ヴェルダナーヴァが“始原の七天使”を創造した際に反動で生まれた“原初の悪魔”の一柱・“赤”にして、原初の悪魔の中でも最強の存在。
魔王という制度そのものの発案者であり、調停者として世界が滅びないように行動してきた。
竜種すらもしのぐ力を持ち、過去にはヴェルドラを倒したりミリムの暴走を止めたりしており、最強の勇者であるルドラともライバル関係で直接対決ではいつも優勢だったほど。
かつて真なる人類の超魔導帝国によって召喚され、依頼により超魔導帝国と100年以上戦い続けていた大国を殲滅、その際に獲得した魂で覚醒した。その後、対価として超魔導帝国も滅ぼし、その際に国民達があげた悲鳴を気に入り自らの“名”とした。
その後は配下としていた二柱の原初と共に各地を放浪しており、ある時出会ったヴェルダナーヴァに戦いを挑むも完敗。
その際にヴェルダナーヴァに頼まれ、人類に対する“調停者”となった。
ヴェルダナーヴァの弟子であった世界最初の勇者・ルドラとは何度も戦ったライバルだが、お互い強くなりすぎて周囲の被害が大きくなってきたため直接対決は自重するようになった。
現在はルドラと「プレイヤーが直接戦うのは禁止」「相手の手駒を全て失わせた方が勝ち」「負けた方が勝った方の仲間となりその理想を手助けする」というルールの“ゲーム”中。勝つために強い魔王を集めている。
“破壊の暴君”ミリム・ナーヴァ
「初めまして!ワタシは、魔王ミリム・ナーヴァだぞ。お前がこの町で一番強そうだったから、挨拶に来てやったのだ!」
種族:竜魔人
性別:女
世代:第一世代
主なスキル:憤怒之王
支配領域:忘れられた竜の都、獣王国ユーラザニア、天翼国フルブロジア、傀儡国ジスターヴ
主な部下:ミッドレイ、ヘルメス
CV:日高里菜
ヴェルダナーヴァと、ルドラの妹ルシアとの間に生まれた娘で、世界で唯一の竜魔人。
父親の力を色濃く受け継いでおり、ギィと並んで魔王の中でも別格とされる。
かつてエルフの超魔導大国にペットを殺され、その怒りで暴走。超魔導大国を滅ぼしてその国民達の魂で覚醒した。
その後も怒りのままに暴れまわっていたが、ギィに7日7晩の戦いの末に敗れ、ラミリスに怒りを中和される。
その後2人と意気投合し、共に魔王の制度を作り上げていった。
詳細は項目を参照。
“迷宮妖精”ラミリス
「我こそは、偉大なる十大魔王が一人!“迷宮妖精”のラミリスである!!頭が高いぞ、跪くがいい!!」
種族:妖精族
性別:女
世代:第一世代
主なスキル:迷宮創造
支配領域:精霊の棲家→地下迷宮
主な部下:ベレッタ、トレイニー
CV:春野杏
魔王であると同時に、精霊や妖精といった聖なる存在を束ねる星の管理者“精霊女王”でもある人物。
通常のスキルを持たない代わりにヴェルダナーヴァが神でなくなったときに失った権能の一部を引き継いでおり、それによって内部がほぼラミリスの思い通りになる迷宮を創り出せる。
当初は世界にいくつかある出入り口から行ける異空間“精霊の棲家”に住んでいたが、魔国連邦を気に入り引っ越して、自身が創り出した迷宮を管理している。
かつてミリムの怒りを鎮めた際にその邪気に中てられてしまい弱体化。以後は大した力のない子ラミリスとなり、時間経過で本来の姿である大人ラミリスへと戻り寿命が来ると新たな子ラミリスを生み出して記憶と自我を継承させる、というサイクルを繰り返している。
作中ではちょうど子ラミリスの時期であり覚醒前のリムルでも余裕で倒せるほど弱く、精神年齢も外見に引っ張られて幼いが、頭脳とチートなスキルは健在。
大人ラミリスに戻ればギィやミリムにも引けを取らない力を発揮できる。
又前述の通り魔王にして精霊女王でもあるため、魔王の対になっている勇者になりうる人間に精霊の加護を授けるのも彼女の仕事である。そのためか元勇者のレオンは魔王になる前から顔見知り。
ミリムやギィと同じく悠久の時を生きているためか基本ぐうたらで暇を持て余しているらしく、武装国家ドワルゴンの魔導兵計画の失敗で捨てられていた試作ゴーレムを拾ってきて完成させて精霊の棲家にやってきたばかりのリムルにけしかけたり、くだらないことでディーノと張り合ったり、顔見知りのレオンを会うたびにからかったりしている。
そのためかレオンには「何度締め殺してやろうかと思ったか」と苦手意識と同時に殺意を抱かれ、リムルには「お前は暇そうだが」と内心で愚痴られたり、「(ディーノは)お前と同類のやつってことだな」と納得され、ギィからは「(私が何も考えてないみたいじゃんというラミリスの抗議に対して)違うのかよ」と言われるなど、扱いがぞんざいであるが、大人ラミリスの実力やお節介焼きなところも含めて、周囲からは「愛すべきバカ」のように見られている。
“大地の怒り”ダグリュール
「ワシを舐めるなよ。“八星魔王”の名は伊達ではないのだ」
種族:巨人族
性別:男
世代:第二世代
主なスキル:不明
支配領域:聖虚ダマルガニア
主な部下:グラソード、バサラ
CV:小山力也
ギィとミリムの戦いの余波で現在も砂漠化が進む不毛の大地にて、唯一の安全圏“聖虚ダマルガニア”に住む巨人達を束ねる王。
かつては弟達とともに世界を滅ぼしかねない勢いで暴れまわっていたが、ヴェルダナーヴァに敗れたことでおとなしくなった。
以降は力を封じられ、砂漠化進行の食い止めとダマルガニアからヴェルダナーヴァ生誕の地“天星宮”へと通じる巨塔“天通閣”の守護を担っている。
聖なる存在であるため真なる魔王どころか魔王種ですらないが、その力は圧倒的で竜種にも匹敵する。
ラミリス同様通常のスキルを持たない代わりに特別な権能を有しているらしい。
“夜魔の女王”ルミナス・バレンタイン
「自己紹介も終わったのじゃ、もう思い残す事もあるまい。これより先、口ではなく拳で語り合うとしよう」
種族:真血魔霊姫
性別:女
世代:第二世代
主なスキル:色欲者→色欲之王
支配領域:神聖法皇国ルベリオス
主な部下:ルイ・ヴァレンタイン、ギュンター
CV:Lynn
かつてヴェルダナーヴァに人類の創造を命じられた神祖トワイライト・バレンタインが生み出した各種族の真祖の一人で、吸血鬼の真祖。
いくつもの勢力に分かれて争っていた吸血鬼を一つにまとめ上げ、吸血鬼が考えなしに人間の血を吸って人間を絶滅させてしまわないように人間の庇護を開始。自分を神と崇める宗教「ルミナス教」を創始し、西側諸国に広めた。
西側諸国への大きな影響力と強大な軍事力を持つ西方聖教会を裏から操り、西側諸国の人類をまとめ上げ、互いに争うことや魔物に滅ぼされることを防いでいる。
人類の管理という面で非常に役に立っているため、ギィからも重宝されている。
また、方向性こそ異なれど『人類と魔物の共生圏』というヴィジョンを見出した者故に、同じヴィジョンを掲げるリムルとは紆余曲折を経て事実上の朋友となる。
古参の魔王の中ではあまり強くないものの過去に何度か天魔大戦を生き延びたことで覚醒しており、西側諸国最強の人類と謳われるヒナタやその師で真に西側最強の人類であるグランベルでも敵わないほどの実力者。
多くの信者を持つため霊子を操る力が強く、強力な神聖魔法を扱う。
過去に見た目だけで自分を見下してくる新参の魔王に辟易し、見た目が怖いロイを自分の影武者として魔王代理を務めさせていた。
しかしロイの従者として参加した魔王達の宴でヴェルドラとミリムに正体をバラされてしまったため、やむを得ず魔王に復帰する。
“眠る支配者”ディーノ
「はんっ!俺を舐めるなよ。これでも八星魔王の一柱でね、永い時を生きているんだ。お前のようなヒヨッコに負けてられねーんだよ!」
種族:堕天族
性別:男
世代:第二世代
主なスキル:至天之王、怠惰者→怠惰之王
支配領域:無し
主な部下:無し
CV:小林裕介
いつも気怠げにしている少年のような姿の魔王。
元々はヴェルダナーヴァが自身の助手として生み出した“始原の七天使”の一柱だったが、堕天して魔王になった。
実力は結構高いのだが、めったに本気を出すことはない。
自分の領地も部下も持たず、他の魔王の下に居候するニート生活を送っており、魔王間をたらい回しにされた末にリムルに押し付けられた。
“白金の剣聖”レオン・クロムウェル
「小物が。誰の差し金やら……」
種族:人魔族
性別:男
世代:第三世代
主なスキル:純潔之王→光輝之王
支配領域:黄金郷エルドラド
主な部下:クロード、アルロス
CV:福山潤
約200年前に、当時の魔王カザリームを倒し魔王になった男。
元“異世界人”の“勇者”だが、自ら魔物になり魔王になった変わり種。
新参の魔王としては非常に優れた戦闘力を誇り、第二世代の魔王達にも引けを取らない。
目的のためには手段を択ばない冷酷な面もあれど、それに対する罪悪感も持つなど良心的な性格で、ある人物が絡まない限りは魔王の中でもトップクラスの常識人。
“新星” “聖魔混世皇”リムル=テンペスト
「力なき理想など戯言だし、理想なき力は空虚だろ?俺は結構欲深いけどさ、何を為したいかという願望もなく、ただ力のみを求める趣味なんざないんだよ」
種族:魔粘性精神体→竜魔粘性星神体
性別:無性(精神的には男)
世代:第三世代
主なスキル:智慧之王、暴食之王、暴風之王、誓約之王 → 虚空之神、豊穣之王
支配領域:魔国連邦
主な部下:聖魔十二守護王
CV:岡咲美保
我らが主人公。元“異世界人”の転生者。
界渡りで獲得したスキルを駆使して力をつけ、仲間を集め、転生からわずか2年で覚醒し、クレイマンを倒すことで魔王に上り詰めた。
基本は常識人で他の魔王へのツッコミ役だが、リムルもリムルで基軸世界や魔物の常識に疎いので軽い気持ちでとんでもないことをやらかすこともあり、他の魔王達から総ツッコミを受けることも。
基本的には温厚で平和主義的(「現代日本人的」とも言う)だが、ファルムス軍の侵攻を受けてからは愛する者を守るためなら非情になる事を厭わなくなった。
戦闘能力は主人公故に潜在能力の権化……という事を考慮しても明らかに世界観を通じても不可能に近い事を平然と成す等非常に謎が多い。
統治者としては『君臨すれども統治せず』をモットーとするも、間違いなく魔王の中でもトップクラス。
異世界の知識を元に文化を再現し、その文化の魅力で他国・他勢力を味方につけるのが常套手段。
また、殆どの魔王と友好関係を築いており、敵対したのはクレイマンも含めて2人しかいない。
総合的に見れば魔王トップクラスの実力を誇り、最も新参ながら事実上の八星魔王の副長的ポジションに収まっている。
詳細は項目を参照。
◆旧魔王
物語開始時点で魔王だった“十大魔王”のうち、“八星魔王”に残留しなかった面子。
全員が未覚醒の魔王種止まりなので八星魔王に比べ実力は劣っているが、それでも並の魔人とは比較にならず勢力も人類の大国に匹敵あるいは凌駕する。
“鮮血の覇王”ロイ・ヴァレンタイン
「口を利くな!神の座を穢すゴミ虫が!唯一神ルミナス様の御前を穢すことは断じて許さん!」
種族:吸血鬼族
性別:男
世代:第三世代
主なスキル:不明
支配領域:なし
主な部下:不明
CV:水中雅章
1500年前にルミナスから代替わりで魔王に就任した吸血鬼。実態はルミナスの影武者。
双子の兄である西方聖教会の法皇ルイと示し合わせ、配下の吸血鬼を率いて人類を襲い聖教会の戦力と戦って撤退するというマッチポンプを繰り返すことで聖教会の権威を高めていた*2。
八星輝翔編でヴェルドラとミリムに正体をバラされたルミナスが魔王に復帰することになり、魔王の座を降りた。
ルミナスの命で先行して本拠地に帰還した折、潜入していたラプラスと遭遇。
会議前に追い払った不審者ラプラスと死んだクレイマンとの間に繋がりを見出すも、クレイマンを罵ったことで激怒したラプラスによって殺害される。
“獅子王”カリオン
「よう、俺様は魔王カリオン。そいつを殺さずに助けてくれた事、礼を言うぜ」
種族:獣人族
性別:男
世代:第三世代
主なスキル:百獣化
支配領域:獣王国ユーラザニア
主な部下:三獣士
CV:内匠靖明
獣王国ユーラザニアの国王。
約500年前に父王を弑逆した異母兄を倒して王位を継ぐと、天魔大戦に参戦し活躍。
約400年前にミリムとカザリームの推薦で魔王になった。
武闘派であり、古参の魔王には劣るものの実力は高くギィからも数百年もすれば覚醒するとみられていた。
クレイマンの起こした事件の際ミリムに敗れ自身の実力不足を感じ、自ら魔王を引退しミリムの配下となった。
その後魔国連邦への援軍として帝国戦に参戦し、そこで規定量の魂を獲得して覚醒している。
“天空女王”フレイ
「あら、私もなんなのかしら? ゆっくりと聞かせて欲しいわね――」
種族:有翼族
性別:女
世代:第三世代
主なスキル:双克者
支配領域:天翼国フルブロジア
主な部下:ルチア、クレア
CV:大原さやか
天翼国フルブロジアの女王。
フルブロジアの習わしに倣って先代女王である母と戦い、勝利してその力を奪い魔王種を獲得。カリオンと同時期に魔王になった。
魔王としては実力はあまり高くはなく本人も自嘲していたが、頭脳はとても優れておりクレイマンの計画もほぼ見抜いていた。
クレイマンが起こした事件を機に自身の実力不足を感じ、自ら魔王を引退しミリムの配下となった。
その後魔国連邦への援軍として帝国戦に参戦し、そこで規定量の魂を獲得して覚醒している。
“人形傀儡師”クレイマン
「鬼人と主であるスライム。さて、どうしたものかな?」
種族:妖死族
性別:男
世代:第三世代
主なスキル:操演者
支配領域:傀儡国ジスターヴ
主な部下:五本指
CV:子安武人
約300年前に魔王になった男。200年前にカザリームが死んだ際、その領地ジスターヴを引き継ぎ国王となった。
他の魔王達にも隠していたがカザリームが作った妖死族であり、カザリームが会長を務めていた何でも屋“中庸道化連”のメンバーでもある。
中庸道化連のなかでも戦闘力は低かったものの、頭脳は特に優れていたためカザリームに何かあった時に備えて魔王となる。
カザリームへの忠誠心は強く、それゆえカザリームの仇であるレオンに様々な嫌がらせをしており、レオンとの不仲は魔王間でも有名だった。
中庸道化連の仲間に比べ戦闘力が劣っていることにはコンプレックスを持っており、覚醒に必要な魂を集めるべく様々な策謀を巡らせていた。
しかしそのために魔国連邦とファルムス王国を争わせたところ、予想に反して魔国連邦の勝利に終わったうえ魂も全てリムルに回収されてしまい、リムルを覚醒させ敵に回すという結果に。
魔王達の宴でリムルを排除しようとするも、支配下に置いたと思っていたミリムとフレイに裏切られ、死んだと思っていたカリオンまで現れ自分のこれまでの企みをバラされてしまい窮地に陥る。
それまでに集めた魂により疑似的な覚醒を行い起死回生を図るも、本当の覚醒を遂げていたリムルに手も足も出ず完敗。リムルに捕食され死亡した。
◆その他の魔王
“呪術王”カザリーム
「うるさいぞラプラス。それが200年ぶりに対面したこの俺、魔王カザリームに対する態度か?」
種族:妖死族
性別:男(精神的には女)
世代:第三世代
主なスキル:企画者
支配領域:傀儡国ジスターヴ
主な部下:アルヴァロ*3
CV:ボルケーノ太田
約200年前まで魔王だった人物。第三世代の魔王の中ではかなり古参だったようだが、ロイがルミナスの代理であることは知らなかったため魔王になったのはロイより後だと思われる。
そのロイとはライバル関係にあったらしく何度も戦ったそうだが決着はつかなかった模様。
魔王間での影響力を高めるべく、野心ある魔人が魔王になれるように後押しし見返りに強固な同盟を結ぶ、という行為を繰り返していた。
しかし辺境の地で魔王を名乗ったレオンにいつものように魔王就任の後押しと引き換えに自分の部下になるよう勧誘するが、断られたため身の程を教えようと戦いを挑む。だが敗北してしまい、肉体が死亡する。
だが妖死族の特性により魂の状態で生き延びており、中庸道化連のメンバーとともに復活とレオンへの復讐を目論む。
そして―
冒険者自由組合総帥・ユウキの秘書カガリ(CV石川由依)の正体。
というのも、ユウキを召喚して憑依し復活しようと目論んでいたのだが、乗っ取りに失敗。そのまま消えるはずが、ユウキの提案で復活の見返りに協力することになり、中庸道化連は事実上ユウキの配下となった。
そしてユウキがサリオンから調達した人造人間を依り代に復活を果たすも、魔王時代ほどの力は得られず、表向きはユウキの秘書としてサポートに徹している。あとシュークリームにハマった。
“仮初の魔王”ゲルド
「グルァアーー!!オレは豚頭魔王、この世の全てを喰らう者なり!!“名”をゲルド。魔王ゲルドと呼ぶがいい!!」
種族:豚頭魔王
性別:男
世代:―
主なスキル:飢餓者
支配領域:オーク王国オービック
主な部下:オークジェネラル
CV:乃村健次
ジュラの森に隣接し、魔王の誰か*4の傘下に入っていたオーク王国オービックの王。
飢饉と魔王への重税で国民達が飢えているのを嘆き、食料を求めてジュラの森に来訪。そこで行き倒れていたところをクレイマン達の魔王誕生計画に関わっていた魔人ゲルミュッドと出会い、自分が数百年に一度生まれる特殊個体“豚頭帝”だということを教えられる。
自分達の生き残りをかけゲルミュッドの指示に従い、ジュラの森に侵攻。大鬼族をはじめ森の様々な種族を滅ぼしてその力を取り込み、大きく力をつける。
蜥蜴人族の領地である湿地帯でリムル達との決戦の最中、魔王になれというゲルミュッドの指示に従い、ゲルミュッドを喰って豚頭魔王に進化、魔王種を獲得する。
そして魔王を名乗るが、魔王として認められる前にリムルに敗れ死亡したため正式な魔王には数えられていない。
その他覚醒魔王
真なる魔王に覚醒しているが、魔王を名乗っていないものも存在。
聖魔十二守護王
リムル配下の内、帝国戦時点で魔王種に至っていた12名。
魔国連邦との戦争で死亡した帝国将兵の魂のエネルギーをリムルが抽出して与え、真なる魔王に覚醒した。
全員リムルに絶対的な忠義を捧げており、中には忠義だけでリムルとの魂の繋がりを得ている者もいる程。
また、原初の悪魔が四柱存在する。魔王配下の中ではほぼ間違いなく最強最大の組織。
メンバーは以下の通り。
- “赫怒王”ベニマル
- “闘神王”シオン
- “天龍王”ガビル
- “守征王”ゲルド*5
- “星狼王”ランガ
- “幻獣王”クマラ
- “幽幻王”ゼギオン
- “冥霊王”アダルマン
- “虐殺王”テスタロッサ
- “残虐王”ウルティマ
- “破滅王”カレラ
- “魔神王”ディアブロ
詳細は項目を参照。
レイン、ミザリー
ギィ配下の原初の悪魔達。
リムルが魂のエネルギーを他者に分け与えられると聞いたギィが興味を持ち、自分の持っていた魂をリムルに与えて実演させた結果覚醒した。
ベレッタ
ラミリス配下の上位悪魔(黒の眷属)。
リムルが召喚し、彼がラミリスへの返礼として作った魔将人形に宿る。
帝国戦後、リムルから余っていた魂のエネルギーを分け与えられ覚醒した。
この他にも、過去に覚醒魔王が存在した模様。
【魔王と勇者】
魔王(名乗っただけの者も含む)は因果が巡り、勇者(名乗っただけの者も含む)と縁ができる。
縁のあり方は様々で、戦う運命になる者も多いが必ずしもそうとは限らない。
作中で魔王と勇者に何らかの関係性があるのは以下の通り。
- ルドラ・ナスカ……ギィとライバル関係にあり、長らく争っていた。
- サリオン・グリムワルト……死にかけていたところをカザリームに助けられ、その呪法で妖死族に転生し配下となる。
- グランベル・ロッゾ……ルミナスと戦ったのち配下となり、その後再び袂を分かった。
- レオン・クロムウェル……自分が魔王になったことで縁が自己完結した。
- 坂口日向……ルミナスと戦ったのち配下となる。またリムルとも2度戦い、その後友好関係に。
- 本城正幸……リムルと戦うことになる……かと思われたが自らリムルとの戦いを避け、協力関係に。その正体はルドラ・ナスカの転生体。
- クロエ・オベール……リムルに師事し、好意を抱く。またルミナスとも友人関係。レオンとは幼なじみだが、こちらはもとの世界にいた頃からなので魔王と勇者の因果にはあまり関係ないか。
追記・修正お願いします。
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▷ コメント欄
- ラミリスの文字色見にくっ!! -- 名無しさん (2022-10-02 02:02:59)
- 10人(元も含めればそれ以上)もいるから当然だが、魔王間での実力差がエグイ -- 名無しさん (2022-10-02 14:15:58)
- 直接的・間接的含めて殆どの魔王が転スラ世界最大級の問題児ジャヒルの乱行の被害や悪影響を受けた被害者集団であるのは内緒だ。 -- 名無しさん (2024-04-01 12:04:08)
- ↑魔王達どころか基軸世界が抱える問題の殆どがアイツ(とトワイライト、一部フェルドウェイも)に端を発するってのがもうホントにどうしようもねぇ... -- 名無しさん (2024-04-01 15:02:45)
- ↑1 トワイライトが犯した最大の罪がジャヒルを生み出した事であると複数の人物から名指しで明言されていたな。 -- 名無しさん (2024-04-16 16:17:25)
#comment(striction)
*2 このため、本拠地ルベリオスにいる間は法衣を纏っている。
*3 中庸道化連のことは他の魔王には隠していたため、魔王としての部下は別にいたと思われる。
*4 ミリム、カリオン、フレイ、クレイマンのいずれか
*5 上記の豚頭魔王の息子
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