登録日:2022/06/18 Sat 00:28:00
更新日:2024/06/20 Thu 10:31:06NEW!
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カービィ 星のカービィ バトルデラックス ワドルディ メタナイト デデデ大王 グランプリ 大会 競技 対戦アクション 星のカービィシリーズ オンライン対戦 3ds ゲーム
はちゃめちゃバトルがてんこ盛り!最強カービィ決定戦!
『カービィ バトルデラックス!』とは、ニンテンドー3DSで発売された星のカービィシリーズの外伝作品である。ジャンルは対戦アクション。
▷ 目次
概要
最強のカービィを決めるべく、さまざまなコピー能力を駆使して10種類のバラエティ豊かなバトル競技で戦う。
デデデ大王が主催する「デデデグランプリ」で商品の「デラックス山もりケーキ」を食べるため、優勝を目指すストーリーモードと、自由に対戦できる大連戦で遊べるほか、ネット対戦でシリーズ初のオンライン対戦が可能。また、この手の対戦ゲームなら大抵搭載されるが、トレーニングモードも存在。
ストーリーモードでは、いくつかのリーグに分かれ、それぞれのリーグで選べるリーグバトルを攻略しポイントを獲得、ポイントを規定数までためることで「リーグアップ戦」に挑むことができ、勝利すれば上のリーグに進める…といった感じで優勝を目指していく。
大連戦モードでは、1回、3回、5回、全部乗せ、オーダーメイドで対戦を行い、全バトル終了後には条件によってバトルボーナスが加算され*1、最終的に得たバトルポイントが高い方が勝利となる。ストーリーモードでもバトルポイントは加算されるが、一度でも敗北すれば即やり直しのシビアな仕様であり、意味がない。
バトル競技は、見下ろし式の3D空間で行われるゲームと横から見た2D空間のゲームがあり、さらに2D空間のゲームは完全に2Dのゲームとロボボプラネットの一部ステージのようにステージが円形になっているタイプに分かれる。
3Dのゲームは、後の『星のカービィ ディスカバリー』のような3D本編カービィの実験作の1つとも取れる。
個人戦とチーム戦があり、大連戦では自由に選ぶことが可能…なのだが、一部のバトル競技はチーム戦のみであり、大連戦などで選択した場合は個人戦を選択していても誰かがチームになる。
カービィのアクションはコピー能力によって変わってくるが、共通としてジャンプ、ホバリング、空気弾といったお馴染みのアクション加え、何かを持ち上げることが可能になっている。ここでいう「何か」は、ステージ上のオブジェクトに加え(敵味方問わず)ダウンしたキャラクターも対象。
また、攻撃を受けた時にダウン状態になって一定時間動けなくなることがあるが、強力な攻撃でなければいずれかのボタンを押すことでダウン状態になることを阻止できる。
バトルロイヤルを除き体力が0になると、天使のようになり昇天する。しかし、数秒後に何事もなかったように復活する。ミスしたカービィが残機さえあれば復活できたり、雑魚敵がやられてもぺんぺん草のように復活するのも同じメカニズムなのだろうか。
コピー能力は初期は13種だったが、人気投票に伴うアプデによって2種類のコピー能力が追加され、15種類が使用可能。ただしストーリーモードでは追加されたコピー能力は使用不可。
ストーリーモードの終盤になると、強化アイテムの「ブーストオーブ」が解放。大連戦開始前に3つまでセット可能で、常にバフがかかるタイプと一時的に強化されるものが存在。一時的に強化するものは大連戦中に1度だけ使用可能。ストーリーモードでなければオフにすることも可能。
ブーストオーブによる強化の内容としては、スピードや攻撃力が上がるというシンプルなものから、ため攻撃や投げつけ、空気弾等の威力の強化、常に大きくぶっ飛ばす、口から火を噴く、一時的に能力が大はばにアップするが体力が減り続けるものなど多種多様。
さらに「きせかえ」機能で対戦時の見た目を選ぶことが出来る*2。完全オリジナルな見た目、雑魚敵や中ボスを模したもの、あのキャラやこのキャラを模したもの、スーパー能力…のレプリカなど多種多様。
カービィ以外のキャラもきせかえ可能で、中にはこんな姿でも遊べるが、何故かアプデで追加された能力はきせかえ非対応。
カービィシリーズ及びキュービィのamiiboにも対応し、特別なきせかえが獲得できる。
ゲームで遊んだり、トロフィーシステムの「くんしょう」を獲得することで、ゲーム内通貨「バトルコイン」を入手可能。これを使うことで、大連戦でのバトル競技、コピー能力、キャラクター、ブーストオーブのアンロック、きせかえの追加、サウンドリストのBGMの開放が可能。
登場人物
我らがピンクの悪魔。デデデグランプリの優勝商品である「デラックス山もりケーキ」目当てに大会に参加。今作では対戦相手もカービィだが、これはデデデ大王が用意した「カービィプリンター」によるもの。
登場コピー能力
ちなみに対戦相手のカービィは試合前の城の前にもいるが、しゃべることは無くても気さくに挨拶してくれる。
カービィの友達。カービィ同様「デラックス山もりケーキ」を求めデデデグランプリに参加しようとしたが、道中で疲れて動けなくなり、カービィに運んでもらうことに。以降はカービィのチームメイトとしてデデデグランプリに参加。
チーム戦では必ず彼がチームとなる。能力はこれまでのスピア…ではなくパラソルを基にしている。
バンダナ以外のワドルディもたくさん登場。観客だったり、Twitterなどの広報でお馴染みのレポート隊が登場したり、兵隊がいたり…
大連戦モードでは、パラソルワドルディではなく何故か通常のワドルディとして登場(性能は同じ)。また、ストーリーモードの対戦相手として兵隊ワドルディもたまに登場、スピアを基にしている。
お馴染み自称大王。「デデデグランプリ」の開催者であり、またワドルディに命じてカービィプリンターで対戦相手のカービィを大量に作り出す。
条件を満たすことで大連戦で使用可能になり、当然ながらハンマーを基にしたアクションである。
また、今作ではカービィに勝利することへの執着心が非常に目立ち…
ネタバレ注意!
み と め ん ぞーっ!
オレさまが くろうして 用意した デデデグランプリで!
じきじきに バトルしても たたきのめせず!
カービィの かつやくする すがたを 何度もみせられ!
あっさりと ゆうしょうを わたして たまるかーっ!
デデデグランプリ開催の真の目的、それは「ライバルであるカービィに勝つこと」であった。カービィを誘うため、「デラックス山もりケーキ」を用意し、つられたカービィを偽物で負かせる作戦であったが、勝ち進んでいき、とうとうデデデ大王本人が乗り出すことに。
しかし、最終的に敗北、しかし負けを認められず、1vs3という卑怯な状況に持ち込むがそれでも敗北、まだまだ諦めず、最終兵器「デデ・デデデンZ」に乗り込む…
「デデ・デデデンZ」の詳細は、カービィプリンターの項目にて。
謎多き甘党仮面の騎士。強くなることを求め、デデデグランプリに参加。カービィとは、ゴールドリーグのリーグアップ戦でお供のアックスナイトと共に対決する。最終的には、カービィ達の勝利を「まぐれではない」と称賛する。
今作では声が収録されているが、やられたときの声がなんか情けなくてシュール。他にも眠らされたり昇天したりとネタに困らない。
条件を満たすことで、大連戦で使用可能。元になった能力はもちろんソード。低所恐怖症も逆輸入
メタナイトのお供。ストーリーモードの対戦相手限定で登場する。元になった能力は意外かもしれないがカッター。
観客として登場。どのバトル競技にいるのか、探してみよう。キャラによっては、吹き飛ばされたときにしか見えなかったり最初のイントロでのみ映るキャラもいる。
バトル競技一覧
- バトルロイヤル(3D)
敵を全員倒す、シンプルなルール。やられたキャラはAボタン連打で復活できる。ただしやられるたびに連打回数が増えるため注意。
順位が確定するのは優勝者を除き全員がやられたときなので、体力が少ない時はあえてやられて復活する、敵同士で体力を削りあうまで復活するのを待つなどの戦略がある。
- あつめて! りんごマッチ(3D)
ウィスピーウッズが落とすリンゴを自軍のゾーンに入れ、レバーを引いて落とすことでポイントを獲得する。必ずチームで戦う。
中盤から出てくる「金のリンゴ」は高得点。また、フィールドによっては大砲が出現し、リンゴやキャラを飛ばせる。穴に落ちるとやられる。とあるフィールドはレバーを引いて戻る際に必ずゾーンを経由するため、それを狙って敵を穴に落とすプレイヤーもいるはず。
- トレジャーハンティング(3D)
ユーレイから逃げながらコインを集める。ユーレイに捕まると憑依され、コインを落としてしまうため、他のキャラに擦り付ける必要がある。コインは自然出現に加え、途中で現れる「ざいほう」に攻撃することでも入手可能。
このユーレイ、何気に憑依や洗脳に耐性のあるカービィに憑依するというトンデモないことをやらかしている*3。
- アタックライダーズ(円形2D)
敵カービィを攻撃し、チップを奪い合う。やられたキャラはチップをまき散らすため、回収してぶんどりorやられたチームメイトのリカバリーを行おう。途中でマシンが出現。乗り込むことで大きなダメージが与えられる。マシンにダメージを与えられると降ろされてしまうので注意。後半からはもう1台追加される。
マシンの攻撃方法は射撃と突撃の2種類があり、どちらか一方で固定。
- こたえて!アクションシアター(3D)
敵を攻撃する、計算の答えが描かれたパネルに乗る、クラッコの電撃や隕石をよけるなど様々なお題を攻略し、お題の達成数が一定数になるまで競う。パネル系のお題ではうまいこと相手をパネルの上から追い出すかが重要となる。よける系のお題では相手を吹き飛ばしたり投げつけたりして攻撃にあてよう。
観客はたくさんのワドルディがライトを振っているが、その中に1体だけいるワドルドゥは、なぜかオタ芸をしている。
- とばせ!ロケットレース(3D)
自分のロケットにエネルギーを入れ、乗り込むことでその飛距離を競う。エネルギーを入れても乗り込めなければ得点にならないため注意。相手のロケットを攻撃してエネルギーを奪うことも可能。
時々爆弾が出現する。うまく相手のロケットに爆発を当てれば大打撃になるため狙いたい。爆発の予兆が見え始めた時に投げ込もう。
- VS ロボボンカース(円形2D)
ミサイル発射台にミサイルを投げ込み巨大メカ・ロボボンカースにダメージを与え、さらに倒れたロボボンカースに直接攻撃を加え、これを体力2本分繰り返しどちらが多くのダメージを与えたかを競う。とどめをさせればボーナスが入る。ロボボンカースの強さは3段階から決められる。
直接ミサイル発射台に乗り込んだりダウンした相手を投げ入れてダメージを与えることも可能。ただしミサイルよりダメージは少ない。2本目のゲージからは大ダメージを与えられる「ゴールデンミサイル」が出現。
なぜかBGMの中に「銀河に名立たるハルトマン」フレーズがあり、謎を感じさせる*4。
- スマッシュホッケー(3D)
ホッケーを相手に投げつけ、吹き飛ばした回数を競う。ホッケーは攻撃するほか、持って投げつけることも可能。
中盤から、ルーレットが行われ選ばれたキャラクターを吹き飛ばせば高得点。自分が選ばれたときは、あえて得点が低いキャラにやられて逆転を防ぐと良いかも。
- ぽいぽいトレイン(3D)
こうせきを列車のコンテナに投げ入れて得点を稼ぐ。途中から登場する金色のこうせきは高得点。また、終盤には2倍の特典が得られるコンテナが出現。
列車が出現するとき、轢かれると一発でやられてしまう。投げ技を駆使したり、ダウンした相手を投げてうまく列車にぶつけてしまえ。
- フラッグシュート(完全2D)
自軍のフラッグにボールをぶつける。フラッグ、ボール共に持つことが出来、どちらをぶつけてもよい。フラッグの近くでボールを投げれば、ダンクシュートになる。7点先取した方が勝ち。必ずチームで戦う。
相手のフラッグにボールを当てると相手の得点になるので注意。ダンクの場合、細かいことに驚いたしぐさを見せる。
どちらかのチームが3点取ると、フラッグ(=得点)が2倍になり、床が減ったりフラッグが両軍で融合したりする。
余談
体験版も配信中。ストーリーモードの序盤に加え、大連戦でいくつかのバトル競技で遊ぶことが可能。ただし、大連戦で遊ぶたびに日ごとに支給される「体験チケット」を消費するため、一日にプレイできる回数に限りがある。プレイ特典としてメタナイトがプレイヤーキャラとして通常より早く解放されるほか、バトルコインの引継ぎが可能。
プロモーション映像「カービィ バトルデラックス! 必勝法映像」では、バンダナワドルディと秘書スージーが必勝法の解説をしてくれる。それぞれのCVはバンワドが齋藤彩夏、スージーが大本眞基子。
角川つばさ文庫の小説版カービィでは、『星のカービィ 決戦! バトルデラックス!!』として発売されている。
また、本作のストーリーモードのキャラ付けはバンダナワドルディがメタナイトを呼び捨てにする以外は概ね小説版に沿ったものとなっている。
追記・修正はデラックス山もりケーキを食べながらよろしくお願いします。
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▷ コメント欄
- この項目もまだなかったのね。アックスナイトがメタナイトの相棒になってて当時は驚いた。 -- 名無しさん (2022-06-18 03:00:04)
- ロケットレースの一人で飛び立つは無理だろ・・・ -- 名無しさん (2022-06-18 22:17:44)
- 折角の初のオンライン対応作品なのに影の薄いゲーム -- 名無しさん (2022-06-19 07:42:14)
- 数ヶ月後にスタアラを控えてたからWii発売前のあつめてと似た立場かもしれない。ハンターズやファイターズみたいにSwitch版でバージョンアップが発売されないものか。 -- 名無しさん (2022-06-22 03:00:07)
- これとすいこみ大作戦が本編3D化も見据えたものだったと公式で明言されてるあたりノウハウの蓄積流石やなハル研 -- 名無しさん (2023-05-06 02:00:58)
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*2 ストーリーモードでは使用不可。
*3 よく見ると憑依されたカービィの目が死んだような目つきになっており、憑依されたことがわかる。
*4 前述した秘書スージーが観客として登場するのは別の競技。
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