ファストトラベル(ゲーム)

ページ名:ファストトラベル_ゲーム_

登録日:2021/12/22 Wed 10:57:07
更新日:2024/06/17 Mon 13:12:59NEW!
所要時間:約 10 分で読めます



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ゲーム システム 瞬間移動 乗り物 ゲーム用語 移動手段 ファストトラベル 移動



ゲームにおけるファストトラベルとは、プレイヤーキャラクターを別の場所に転送する手段である。
同等の概念自体は、古くはドラゴンクエストシリーズのルーラ等に代表されるが、「ワープ機能」「テレポート」「ルーラ系」などと呼ばれていた。
近年において特にフィールドが広くなるオープンワールドゲームにおいて「ファストトラベル」と言う名前が定着、一般化した。



概要

「目的地に一瞬で移動したい」
現実に生きていれば誰もが一度は考えたことがあるだろう。
ゲームがただのコマンド選択の連続から進化し、その中に所謂ワールドマップが表現された時、当然この要望も発生した。
時にはシステムメニューとして、時には呪文*1やアイテムとして、時にはマップ上のオブジェクト*2としてゲームはその要望に答えてきた。
それらには共通の名前こそなかったものの、その歴史は簡単には辿れない程古い。


時代は流れ21世紀に登場したオープンワールドゲームはマップ間のシームレスな遷移を実現、まるで自分がその世界を歩いているかのような深い没入感をプレイヤーに提供した。
その結果プレイヤーは行動の選択肢が増えたり、探索意欲が刺激されることで、よりゲームを楽しめるようになっている。


一方で、同時発生した問題が移動時間である。
特に広いゲームではワールドマップの隅から隅まで移動するだけでも、現実に数時間~数十時間かかってしまうこともある。
これでは、社会人プレイヤーのようにプレイ時間が限られている人には戦闘やクエストを楽しんでもらう時間がなくなってしまうし、
プレイ時間に余裕があったとしても、その大半が同じルートを何度も何度も行き来させられる時間では楽しいと思えるプレイヤーも少ないだろう。


中にはバイクや馬等その世界観を壊さない範囲で移動速度を上昇、地形をある程度無視できるゲームも多いが、やはりそれだけでは限界がある。
そこで採用されたシステムが前述の「一瞬で移動できる機能」であり、オープンワールドゲームの流行とともに「ファストトラベル」と言う名前が定着した。
ゲームの進行に合わせ一定の条件下で他の拠点等に短時間で移動できる。経路の距離や地形などはほぼ無視される事が多い。
ただし本当に無視できているのか、或いは無視してないけど描いていないだけなのかはゲームによって異なる。
後者設定の場合、現実世界では一瞬でもゲーム内では相応に時間経過しているものもある。



詳細

前述の通り大抵のゲームではファストトラベルには一定の条件が付与される。
一例としては

  • 特定のアイテムの入手やイベントの発生が必要
  • 拠点と拠点の間でしか使えない
  • 戦闘の最中は使えない
  • 一度でも行った事がある、移動地点をチェックポイントとしてマーキングしている必要がある(一度も行った事がない場所には行けない)

等がある。


システム・技術的な観点だけで言えば、ファストトラベルはそう難しいものではない。
元々プレイヤーのいる場所というのはシステム上は座標データでしかなく、
数桁~20桁程度で表される数字の組み合わせに過ぎないのでそれを書き換えるだけで良い。
地中とか上空のような転移不可能座標を考慮し調整しても、処理の上だけでは1秒もかからないだろう。


ただし本当にプレイヤーの思い通りに好きな時好きな場所へどこでも行けてしまうのでは、以下の問題が考えられる。

  • ある拠点とある拠点の間を移動するのにどのルートを使うか、等と言ったプレイヤーの選択肢を狭める。
  • つまり複雑な地形を簡単に回避したりイベント戦闘を除いて戦闘を全く行わないプレイも可能になるが、それではプレイヤー間の情報交換等までも失われてしまう。
  • クリエイターがせっかくマップを作り込んでも、大半のプレイヤーはそこを見ずに終わってしまう。
  • 折角没入しやすいオープンワールドなのに、システムインターフェースとのやり取りが大半になってしまう。
  • プレイヤーの予測行動範囲を予め読み込んでおくことでロード画面を省略しているのに、どこに行くにも自由自在=移動先が予測不可能なファストトラベルではどうしても長いロード時間が発生する。
  • シナリオの上で移動に時間がかかったり、死ぬキャラクターが劣勢で転移を使って逃げなかったり、敵味方に無限に援軍が現れない理由付けが必要になる。
  • 戦闘や謎解きが必要なダンジョンの奥地に直接転移しない理由付けが必要になる。

etc...


まあ有り体に言えば「ゲーム性が失われる」と言ってしまっても良い。
故にゲームクリエイター達は「プレイヤーの利便性」と「ゲーム性(世界観の構築等も含まれる)」のバランスをとりつつ制限を設けてファストトラベルを実装しているのである。


このようにデメリットも存在するため、ゲームによっては世界観重視等で採用されない事もある。
その場合はマップをある程度狭くするか、目的地を設定したら自動で移動してくれる乗り物等で代用されることが多い。


各ゲームにおけるファストトラベルの例

※項目肥大化を防ぐため、例示を追加する際は以下の点に注意してください。

  • そのゲーム特有の設定や制限に着目して記載してください。
  • ゲーム内に序盤からあるインフラ機能の場合は、特殊な事情や演出がある場合のみ追加してください。

METAL GEAR SOLID V THE PHANTOM PAIN

現地の大規模拠点には配送用の荷物置き場が設置してあり、その場所にダンボールに隠れた状態で配送タグを使用すると、配送トラックが迎えに来る。
使用制限は「出発点の基地が警戒中や戦闘中になっていない」「配送先のタグを入手している(一度現地に行って回収する必要がある)」「フィールドを走り回っている配送トラックが無事」など
拠点から拠点への移動しかできないものの、ロードを挟んだりしない分ヘリを使ったりするよりこちらのほうが早い場合も多い。
ただし拠点によっては荷物置き場も監視ルートに入っており迂闊に動くと見つかる場合もあるので注意が必要。
似たようなシステムは無印のMGSから存在していたが、停まっている荷台に直接乗り込んでいた当時と異なり、
配達担当の兵士が持ち上げて荷台に揚げている筈である。ダンボールを被っているだけなのに何故バレないのだろうか…。



NieR:Automata

プレイヤーキャラクターである2Bや9S達アンドロイドは、記憶も含めた人格データが義体に依存しない電子データとなっている。*3
そのため端末に義体を格納して最新の人格データのみを読み出して転送、転送先に保管してある別の義体にロードすれば、転送先の端末から行動を継続できる。つまり物質としての義体は最低でも端末ごとに1体以上は保管されている模様。
その仕組み上端末~端末の移動にしか使えないものの、逆に言えば端末さえあれば地球と衛星軌道ほどの距離が問題なく転送できる。
もっとも、端末は経年劣化で頻繁にメンテが必要だったり、通信障害でデータ転送が出来ない等で、シナリオ上はちょくちょく使えない端末が出てきたりする。


ポケットモンスターシリーズ

大半の作品において、ポケモンの力で空を飛んで移動する。ただしその方法は世代で異なる。


第六世代の『X・Y』までは手持ちのポケモンの技「そらをとぶ」をフィールド上で使うことで、自分のポケモンに乗り移動する。
当然、「そらをとぶ」を習得するまでは使えないのだが、厄介なことに「そらをとぶ」はひでんマシンに収録されている。ひでんマシンで覚えさせた技は忘れさせるのに手間がかかる(初代に至っては忘れさせられない)ため、ファストトラベルを含めたフィールド作業専任のポケモンが旅パに組み込まれることも珍しくなかった。


第七世代の『サン・ムーン』の舞台となるアローラ地方では、ポケモンの技による移動が法律で制限されているため、自前のポケモンでは移動できない。
代わりにポケモンライドが登場。ライドギアにより特殊移動専任のポケモンを呼び出し、それに乗って移動するようになった。ファストトラベルに相当するライドポケモンはあのリザードンである。ヴェラ火山公園で試練を突破することで使用権を登録してもらえる。
ちなみに「そらをとぶ」自体はバトル中なら今作でも使えるが、習得方法がひでんマシンからわざマシンに格下げされた。


第八世代以降のメインタイトルでは「そらとぶタクシー」が活躍している。スマホロトム上で移動先の街やポケセンを指定することで、ご当地の飛行ポケモンが吊り下げた旅客ゴンドラが現れ、運転手による送迎が行われる。タクシーとはあるが使用にコストは一切かからず、また一般的な交通インフラであるためか解禁タイミングも第七世代以前より格段に早い。なお、『S・V』のDLCではパルデア国外にもファストトラベル可能になったが、さすがに国境を跨ぐ際は航空機での移動となる。
また、第八世代以降での過去作リメイクでも自前のポケモンで技を使うことはなくなっている。『ダイパリメイク』ではポケモンライドのように「そらをとぶ」専任のムクホークをアプリで呼び出し、『ピカブイ』ではひじゅつ・そらわたりを覚えた相棒のピカチュウ/イーブイの操縦により風船6個の浮力で飛ぶ



モンスターハンターシリーズ

MHWorldMHRiseにシステムとして存在する。
フィールド上でマップを開き、移動先のキャンプを指定すると、MHWorldでは指笛で呼び出した翼竜、MHRiseではハンターが所有する翔蟲で移動する。
マップを開く必要があるので、蔦にぶら下がっている時等は使えない。
逆に言えば出発点にそれ以外の制限はなく、狭い洞窟の中であってもファストトラベルは使用できる。
また戦闘の最中はマップを開くことはできるがファストトラベルは使えない。もし戦闘の最中に戻りたい場合は従来通り「モドリ玉」を使うことでキャンプに戻れる。
ちなみにモドリ玉自体は過去作からあるが、その演出は緑の煙が出た後数秒後には何故かキャンプに立っていたというものであった。
その仕組み(?)を表現されたのはMHWorldが初めてとなる。
またこの仕組みが表現された事で、MHWorldでは一部の危険な大技の前後ではモドリ玉を使用できなくなった。中には大技に関係なく戦闘中は一貫して使えない相手もいる。



デス・ストランディング

プライベートルームでフラジャイルの傘を使うことでフラジャイルを呼び出し、彼女の能力でジャンプする。その設定上誰でもではなく、主人公サムはじめ彼女と親しい人らしか使えない。
人と人を結ぶ「配達」がシステム的にも世界観的にもゲーム根幹であるため比較的制限が多い。
移動元も移動先もプライベートルーム限定のため、拠点かセーフハウスにしか移動することは出来ない。また転移するのはサムの身体と衣服やごく少数の大事なものだけらしく、武器装備や配達物も移動することは出来ない。
一応依頼受注先へのショートカットとしては使える。転移先で改めて武器装備を調達する必要はあるが、原則乗り物を含めた全ての装備は現地の端末で作成でき、特に一点物の装備等もないため余程無計画でなければ困ることはないだろう。
本作の世界は大枠で東部・中央部・西部に分かれているが、ストーリーの強制移動以外でこの地域間を移動するにはフラジャイルジャンプが必要。



Dragon's Dogma/Dragon's Dogma 2

消費アイテムである飛翔石を用いて帰還石の設置してある場所に飛ぶことが可能。
しかし無印では帰還石が初めから置いてあるのは領都のみで、プレイヤーが任意で置けるのは実質1~2か所
更に飛翔石が非常に高額でおいそれと使えるものではなかった。
その結果本作は移動強化手段がせいぜいスタミナを消費しながらのダッシュしかないのもあり、大して広い世界でもないのにプレイ時間の大半を移動に費やす事になった。オープンワールド黎明期らしい問題例の一つ。
…と思っていたら、まさか10年越しの続編Dragon's Dogma 2でもほぼ同じ仕様。どうやら極力徒歩で旅して欲しいのは開発の強い拘りのようである。
初代DDの方は完全版にあたるDarkArisnにて条件が大幅に緩和し、飛翔石が安価に変更。更に帰還石も大量に入手可能になったことである程度自由に使えるようになった。
DD2ではDAの緩和が何故か差し戻されたが、もう一つの移動手段として牛車がごく一部の街道で運行されている。100~200Gと非常に安価な上、乗った後に目を閉じる事で気が付けば目的地に到着していると言うこれも一種のファストトラベル。
ただし少なく見ても2回に1回以上は経路上でモンスターの襲撃を受け、しかも戦闘の余波(※味方の攻撃含む)で牛車が破壊されるとそこからは徒歩で移動しなければならない。運行業者はよくこれで採算が取れるものである。



FINAL FANTASY XI

黎明期のMMOであり、またファイナルファンタジーシリーズにはドラクエで言うところのルーラのような移動呪文に乏しかった*4こともあり、移動に極めて時間のかかるゲームとして有名であった。*5
アトルガンの秘宝あたりから徐々に瞬間移動手段も充実してきたのだが、決定的な転機になったのが2013年に実装されたホームポイント間のワープで、事前に開通さえしておけば時間も空間も飛び越えて瞬時に目的地に到達できるようになった。


FINAL FANTASY XV

王家御用達の自家用車「レガリア」に乗ってる際に選択できる。
レガリアで目的地を選ぶ際に「地図から選ぶ」を選択しファストトラベルできる。
ただし、一度でも停めたことのあるパーキングがある場所限定で、移動距離に応じて時間も経過する。
自分たちで運転してる設定なのに10ギルとはいえ金がかかったり、なぜか夜に使ってもシガイに襲われなかったり*6と、便利だがちょっと設定があやふや。



テイルズ オブ アライズ

シリーズ初採用。都市や街道の脇など随所にファストトラベルポイントが設定してある。一度通過した箇所が指定可能で、シナリオ進行上の都合以外では特に制約はない。
「移動を描写していないだけ」のタイプらしく、ファストトラベル実行後は簡易チャットで移動が大変だった旨のボヤキがよく聞ける。
この世界では交通機関もないため当然ほとんどが徒歩移動。こうなってくると「ファストトラベルポイント」とは言っても、主人公達にとってはただの目印もしくは通過点以上の意味はないのかも知れない。
ゲーム的には運用コストゼロ(徒歩なので)、時間経過なし(料理の効果時間等がそのまま残る、徒歩なのに)、道中戦闘による消耗なしとご都合主義的良いことづくめなので多用されるのだが、その度にあちこち歩かされていることになる。



Forza Horizonシリーズ

特に理由もなくファストトラベル可能。最初は拠点にしか飛べないが、3はPeakでどこでもファストトラベルを入手。4、5は特定の家を買うと、一度走った路上にファストトラベルが可能になる。
またファストトラベル代金として初期状態では10000cr要求される、しかし全部で50個あるファストトラベルボードを破壊するたびに200crずつ割引され、最後には0になる。
ただし普通に見つかるのは40個弱で、残りは道路沿いではない変な所に設置されている。
山の中とか川の中ならともかく、民家の屋根の上においてあるのでどっかからジャンプしろというのも普通にある。



Master of Epic

神秘魔法系列のテレポート魔法はプレイヤーの復活地点にワープする魔法なのだが、レコードストーンというアイテムを持っておくことで、レコードストーンに記録された地点に移動することができる機能が存在する。
このレコードストーンが

  • (ダンジョン系のエリアを除き)任意のエリアの任意座標に作成可能
  • 複数種類所持可能でテレポート時に手持ちのどのストーンを使用するか選べる
  • 作成コストが無いに等しい
  • 非消耗品で無限に使用可能
  • PC間でトレード可能

という特徴を持つため、極めて自由度の高いエリア移動が実現されている。見ての通り非常に便利なのでテレポートのためだけに神秘魔法にスキルを振るPCはかなり多い。
MMOという特性上、他者をテレポートさせる手段も用意されているため、大規模イベント等で目的地へのテレポート係ボランティアをするPCがいたり、眺めのいい地点を記録したレコードストーンを巡る「観光」が企画されたりすることもある。



ラグナロクオンライン

サービス開始当初はアコライト系ジョブが習得する「ワープポータル」が、1キャラ最大4箇所までとは言えワールド内の殆どの場所を転送先に記録可能で非常に便利だった。
このスキルを活かし有償で他プレイヤーの移動を補助するプレイスタイル、通称「ポタ子」が成立していたほど。ソロの苦手な支援型アコライトにとっては有力な資金稼ぎの一つだった。
しかしながらスキルを悪用するプレイヤーも一定数いた(例えば初心者を騙して高難易度ダンジョンの奥地に飛ばす等)り、狩場に溢れるBOT*7に対して一般プレイヤーが行える数少ない抗議活動として妨害行為がある種正当化されたりしたため、それらを問題視した運営によって「転送先は街マップ及びその周辺8マップ」「ダンジョン内は前記を満たしていても不可」と言う仕様制限がつくことになった。
また同時期にセーブ&倉庫NPCだったカプラに「有料転送サービス」が追加され、移動の不便はそちらで補う形となって現在に至る。
運用コストは若干上がったもののNPCとのやり取りで済むのは気軽なためか、ポタ子や彼らが集まるポタ広場と言うプレイヤー文化は自然消滅してしまった。



最果てのバベル

メインキャラにワープが可能な特別な存在がおり、ワープ事故で見知らぬ場所に転移することもあるなど、
「ファストトラベルできる」ことがストーリーに大きく関わっている作品。



サガシリーズ

広く使われてはいるが、特異性が強いのは主に以下の作品だろう。

地元の「サガ世界」と敵地の「異次元世界」で事情の異なるファストトラベルになっている。
サガ世界では小さなフィールドで構成された街道があり、出口が複数存在する。ここを踏破すると、その先の拠点へつながる「ルート」が開通し、以降の移動過程を省略できる。
本作では戦闘機兼移動型拠点である「ステスロス」が中盤以降の移動手段だが、サガ世界においてはルートを開通していなければ物理的に訪問できそうな状況でも決して足を踏み入れることは出来ない。
中にはルート自体が特定のイベント発生でしか開通しないことも。
一方、異次元世界ではステスロスの航行可能範囲であればどこでも入れるうえ、なんなら一度も行った事がない場所にさえ対応している。
世界の違いによってファストトラベルの在り方そのものが違っているのだ。

主人公の手持ちの地図に地名が書き込まれ、指定すると即移動できるタイプ。
それだけなら特に言うことはないのだが、本作では新たな地名の書き込みのハードルがとても高い。
町の人々の多くは外の世界に明るくないので、おいそれと地名を書き込むことはかなわない。気軽にフィールドに出て手探りで探索できない分、それらの作品よりもむしろ行動範囲を広げるのは実のところ大変。
そこで重要になるのが「酒場での仲間の加入」。
仲間もそれぞれ地図を所持しており、一度パーティに加えるとその場で情報交換をしたことになるので、地名が書き加えられる。
メンバー加入の動機が地図という、ファストトラベルとはある意味で真逆とも言える「旅を感じさせる」ものになっている。
また、一部の区域はファストトラベルが効かず、毎回徒歩での往来を要求されることで、ファストトラベルがあるからこそ往来の難所をプレイヤーに感じさせるつくりでもある。
また、地続きではない別大陸へは毎回有料の船の利用が不可欠で、地名を網羅したからと言って気軽に世界中を一瞬で巡れるほど甘くはない。

帝国を主役にして、世界平定を目指す趣旨になっている本作では、帝国領の拡大とファストトラベルが表裏一体になっている。
全世界図⇒地域指定⇒拠点指定という段階を経て移動できるのだが、領地でない部分は世界地図から「拠点指定」ができない部分でまず躓く。
ファストトラベルでない移動方法でその地域へ侵入する必要があり、場合によっては難所を徒歩で突破しなければならないことも。
加えて、地域内のマップでも領地外では「拠点指定」に制限がかかることもあり、移動の手間はかなりのもの。
それが領地になった途端、これらの過程がほぼすべてファストトラベルで一発移動を可能にするため、自国領地とそうでない土地での歩きやすさの違いが感じられる、ひいては版図を広げたくなるゲームデザインにあわせた設計になっている。

特に昼夜の概念の無いゲームだが、ファストトラベル用のワールドマップを長時間表示していると、日が暮れて夜になる。
ゲームに戻ると昼になっているので普段は特に意味はないが、特定の条件を満たしているとオーロラが発生、新マップへ行ける様になる。
作中にまともなヒントはほとんどなく、攻略情報なしだと、ファストトラベルを開いたままトイレ等に行く等の幸運が要る。



イースVIII -Lacrimosa of DANA-

回復ポイント兼セーブポイントの水晶石へとファストトラベルが可能。
それだけなら特に言う事もないのだが、とあるキャラが仲間になった時に初めて水晶石へのワープが可能になり、それまでは徒歩移動の描写を省いていただけなのが判明する。
また同キャラ加入時に水晶石とは別に、ワープの目印になるくらい印象的な場所である「ロケーションポイント」へのワープも解禁される。



追記・修正はファストトラベルしながらお願いします。


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  • 昔から存在するルーラとかもFTじゃないの? -- 名無しさん (2021-12-22 11:24:55)
  • テレポート系の機能はオープンワールドに限らず昔からあった(ルーラとかそらをとぶとか)けど、オープンワールドだと第一人者のベセスダがそういう機能にフレーバーを全く乗せなかったから変に議論を読んだ感じな気がする -- 名無しさん (2021-12-22 11:27:23)
  • ルーラ、そらをとぶは完全にFTだよな。別にオープンワールドじゃなくとも端から端に毎回移動するほどみんな暇じゃないのは昔からだし。 -- 名無しさん (2021-12-22 11:39:52)
  • 個人的にモンハンシリーズにファストトラベルはいらなかったかなぁ。P2の雪山くらいアクセスが不便でもない限りは -- 名無しさん (2021-12-22 11:56:10)
  • wikipediaだとドラクエのルーラとダクソの篝火が代表例筆頭としてあげられてるくらいだね -- 名無しさん (2021-12-22 12:03:38)
  • オープンワールドは広いからこれが採用されたって説明は間違いだと思うなあ 昔からあるシステムで、昔からのゲームは割と固有名つける傾向にあったのが固有名が有名でないかそもそもつけてないのが多いオープンワールド界隈で特に、総称のファストトラベルを使う人が多いって感じでは -- 名無しさん (2021-12-22 12:11:16)
  • 一覧項目なので要相談ですよ。 -- 名無しさん (2021-12-22 12:13:41)
  • ソウルの焚き火は焚き火同士で移動できるからいかにもファストトラベルだけど、拠点とスタート地点しか結ばないブラボの灯りはちょっと違う気もする -- 名無しさん (2021-12-22 12:18:19)
  • 違反項目か。何らかの制限加えないといくらでも書けちゃうしな。 -- 名無しさん (2021-12-22 12:24:06)
  • どこかしらで提案されてた気がしたけど相談所見たら確かに申請が無いな。であれば問題か -- 名無しさん (2021-12-22 12:39:39)
  • GTA5はファストトラベルよりキャラチェンジで対応させてたな -- 名無しさん (2021-12-22 14:43:11)
  • ブレワイは祠と研究所、塔で移動できるな。パラセール使えるから不便は少ない、 -- 名無しさん (2021-12-22 15:05:04)
  • SEKIROの鬼仏とその起動装置の帰り仏はどんな原理なのかが謎 -- 名無しさん (2021-12-22 15:16:20)
  • 夜廻の地蔵ワープかなー -- 名無しさん (2021-12-22 15:22:08)
  • ↑4 タクシーが実質ファストトラベル -- 名無しさん (2021-12-22 15:26:42)
  • ポケモンで言えば『そらをとぶ』と『テレポート』あたりか、ゼルダだとオカリナ使ったりミドナにワープ頼んだりかなりお世話になってた。 -- 名無しさん (2021-12-22 15:35:18)
  • FC北斗の拳3の『いどう』コマンドなんてフレイバーも何もないFTだね。4だと黒王号をフレイバーにしてるけど -- 名無しさん (2021-12-22 17:39:35)
  • PS4のスパイダーマンは地下鉄でファストトラベルしてたな。スパイダーマンが電車乗ってるのはシュールだけどライミ映画2で落っこちてエレベーター乗ってるシーン思い出して面白かったんだよね。 -- 名無しさん (2021-12-22 17:57:34)
  • オクトラもあるじゃんと思ったけど・・・とりあえず様子見か -- 名無しさん (2021-12-22 19:21:20)
  • セインツロウの1と2だとタクシーだったな。もちろん距離に応じて料金取られる。あとは1に限って電車も -- 名無しさん (2021-12-22 20:04:25)
  • この項目だめなのか、中身はよかったよ -- 名無しさん (2021-12-22 22:56:11)
  • ↑4 結構リアクションの種類が豊富でウェブの移動に不慣れな初期は多用してたな -- 名無しさん (2021-12-23 03:10:08)
  • 相談所にて提案された注意文追記で1週間異論がなかった為、注意文追記の上でページ名を元に戻しました。編集者の皆様、ご協力のほどよろしくおねがいします。 -- 名無しさん (2022-01-04 23:58:27)
  • ラテールはアドリカ周辺の大型アプデで突如ガイドブックなる機能が追加されてから、クエストや目的地のインダン前に直接ワープすることが可能になったっけ。レベル200↑の奴は課金アイテムのワープ系アイテムがいるけど。他のMMOでもこういう制限あるのかな? -- 名無しさん (2022-01-05 00:10:39)
  • メタルマックスのドッグシステムもこれか -- 名無しさん (2022-01-06 05:40:50)
  • 「ムアイクは陸なら迅速に旅する事ができる。悠長な人種は馬車を使う。ムアイクはどちらでもかまわない。」 -- 名無しさん (2022-01-29 00:33:25)
  • オープンワールドでないゲームも含めるとdiablo2の中継点やタウンポータルもファストトラベルになるのか -- 名無しさん (2022-01-29 01:11:24)
  • 印象に残ってるのはイースⅧだな、まさかダーナが加入するまでは徒歩で移動してたとは…… -- 名無しさん (2022-02-20 22:03:37)
  • 同人ゲーで見たタイプだけど、自分に催眠かけて自動移動している(描写はカット)って形でファストトラベル表現している作品もあったな -- 名無しさん (2023-07-17 17:27:15)
  • 共通名称がこの項目名って感じよな。ff11は国の間の移動に1時間かかったりしてたなあ -- 名無しさん (2023-08-12 00:21:07)
  • テイルズってエクリシアにもファストトラベルあったよね?アライズが初採用じゃなくない? -- 名無しさん (2024-01-06 22:59:43)

#comment(striction)

*1 ドラクエシリーズの「ルーラ」etc
*2 スーパーマリオブラザーズの隠しエリアにあるワープ土管etc
*3 特にヨルハ部隊員は定期的にバンカーのサーバーへバックアップデータをアップロードしている
*4 ダンジョンから脱出するテレポ程度
*5 あるコンテンツでショートカットのワープが未開通で正規ルートの定期船での移動でのんびり現地に向かってくるプレイヤーが「宮本武蔵」などと揶揄されたこともある
*6 このゲームでは夜間にシガイと言う強力なモンスターが登場する。そのためゲーム序盤は夜の冒険は控えるように指導される。
*7 不正ツールを用いての自動化マクロで四六時中活動を行うプレイヤー(?)の俗称。ロボットにちなむ。一時は運営による取り締まりが全く追いついておらず、一部の狩場はBOTに占領されている有様だった

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