ペドレオン

ページ名:ペドレオン

登録日:2021/07/17 Sat 21:51:50
更新日:2024/05/30 Thu 13:50:51NEW!
所要時間:約 4 分で読めます



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スペースビースト ウルトラマン ウルトラマンネクサス 始まりの怪獣 始まりの敵 みんなのトラウマ グロい キモい ウルトラ怪獣 怪獣 触手 ナメクジ ※土曜朝7時30分です。 害獣 ペドレオン ブロブタイプビースト ネクサスオリジナル怪獣




ペドレオンは『ウルトラマンネクサス』に登場する怪獣……もといスペースビースト



【データ】

別名:ブロブタイプビースト*1
体長:2~10メートル/40メートル/20~50メートル
体重:個体差により不定/3万トン/2万5000~4万5000トン
初登場:Episode1『夜襲 -ナイトレイド-
※体長と体重はクライン/フリーゲン/グロースの順。



【概要】

記念すべき第1話から登場するナメクジやウミウシに似た姿をしたゲル状のビースト。
一言で表すならば、某ぽわぐちょを触手まみれにして滅茶苦茶グロくしたような姿。
こんなグジュグジュした触手モンスターが、甲高い鳴き声を上げながら人間を喰おうと迫って来るのだから恐ろしいったらありゃしない。


体内の95%が水分で構成されており、餌となる人間やエタノールを求め活動する。
ガソリンスタンドや工場に現れる事が多い。
体にある触手で人間を捕まえ、大きな口で喰らうのが特徴。
ペドと言っても幼女ばかり襲撃するわけではなく、老若男女片っ端から捕食していく。


小型の「クライン」、集合体の「グロース」、飛翔体の「フリーゲン」と複数の形態に変身が可能。
クラインは小型と言えども成人より大きく、一度触手に捕らわれると逃げ切るのは容易ではない。
防御面はかなりの紙耐久でディバイトランチャーであっさり撃破できる程だったが、ビースト振動波による情報共有能力と自己進化能力によって強化されていった。
フリーゲンでは肉体が円盤状となり機動力が大幅に上がる他、頭部と尾部の触角状触手から火球やゲル状の液体を放つことが可能。
グロースになるとウルトラマンネクサスと交戦できる巨体となる。そしてグロさも倍増する。
技のバリエーションも増え、火球だけでなく触手からの電撃や、口から衝撃波を放てるようになった。



【活躍】

第1話では複数の個体が出現。
それぞれガソリンスタンドの店員やバスの乗客を食い殺し、色々生々しい描写から視聴者にトラウマを植え付けた。
ガソリンスタンドに現れた個体はトンネルに追い詰められ、ナイトレイダーに殲滅された。
一方バスの個体は孤門一輝を捕食しようとしたところ、現れたネクサスのパンチの一撃で粉砕されている*2


第2話ではグロースとなって工場を襲撃。
作業員を人質に取るという見た目に反した学習能力でナイトレイダーを苦戦させる。
やむを得ず吉良沢優参謀は「人質ごとペドレオンを殲滅する」という非情な命令を下すが、ネクサスが現れ人質を奪還する。
その後はフリーゲンとなって逃亡するが、ネクサスが発生させたメタフィールドに取り込まれた。
戦闘は描かれていないが、ネクサスによって倒されたと推測できる。


しかし、完全には倒しきれなかったようで第3話では再びクラインが出現。
数体のペドレオンが孤門達の周囲を取り囲む絵面は控えめに言っておぞましい。
さらに、クラインがトンネル内でグロースと化してしまう。


第4話では、全てのクラインがトンネル内に集結してグロースになると踏んだナイトレイダーによってペドレオン殲滅作戦が実行される。
しかし、自己進化能力によって強化されたペドレオンはクロムチェスターβとγを撃墜。
残されたクロムチェスターαも弾切れとなりトドメを刺そうとするが、ネクサスに阻止される。
そして、ジュネッスとなったネクサスにメタフィールドに連れ込まれ、壮絶な激闘を繰り広げる。
最期はネクサスハリケーンで地面に埋め込まれて動きを封じられ、オーバーレイ・シュトロームを受けて消滅した。
余談だが、ペドレオンがネクサスハリケーンで地面に埋められジタバタしている場面は「スペースビーストのほぼ唯一と言っていいギャグシーン」と一部で言われているとか。


その後は第12話の孤門の幻覚や、最終回のダークザギが倒されてから1年後の新宿に出現している。



【余談】

デザイン担当は酉澤安施。『ウルトラQ』に登場した怪獣のゴーガがオマージュ元であるとのこと。


スーツは『ウルトラマンメビウス』のクロノームに改造された。
こちらも西澤によるデザインで最初からペドレオンからの改造前提で描かれたが、アベユーイチの初特撮監督回という事もあり造形班が張り切ったため殆ど作り直されたとのこと。
その為『ネクサス』以降は全く客演していないが、本編では4話連続で登場した上、グロテスクな見た目やビースト特有の特徴から強く印象に残った視聴者は多いだろう。


また、最初の敵にもかかわらず、一度受けた攻撃を自己進化能力で無力化したり、作業員を人質にするなどこれまでのウルトラ怪獣とは一味違うスペースビーストの恐ろしさや厄介さを視聴者に見せ付けた。
第1話冒頭から最終話ラストまで様々な形で登場するビーストだけあって知名度が高く、良くも悪くもこの番組の象徴かもしれない。


曲がりなりにも最初の敵なのでソフビも発売されたのだが、当然こんなグロ怪獣が子ども受けする訳が無くほとんど売れなかったので、現在はネット通販でかなり高値で売られている。
しかし、劇中のグロさを忠実に再現した細かな造型と塗装もあって、ソフビ自体の出来は中々のハイクオリティ。リペイントでスミ入れするとグロさ倍増、検索してはいけない画像と化す。



追記・修正は銀色の巨人に上から殴り潰されてからお願いします。


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  • 意外と難敵だけどやっぱりキモい外見だから以降のウルトラ作品には出てないね -- 名無しさん (2021-07-17 22:43:04)
  • 新条アカネだったら、こいつのやわらかいぬいぐるみ持ってそう -- 名無しさん (2021-07-17 22:52:56)
  • ソフビは美少女フィギュアにあんなことをさせるための必須アイテムになってるっぽいのが笑える -- 名無しさん (2021-07-17 23:09:36)
  • それってつまりペド…… -- 名無しさん (2021-07-17 23:13:39)
  • 「『大怪獣バトルシリーズ』で主役怪獣にしようがないウルトラ怪獣」でペドレオンを挙げられていて「こんなの触手もののエロゲ、それも『淫妖蟲シリーズ』並にハードでアブノーマルな作品くらいしか需要ないだろ……」と思ってたら案の定そんな目的で使う奴がいたのか……(困惑) -- 名無しさん (2021-07-17 23:37:46)
  • 滅多に撃墜されないクロムチェスターを二機撃墜し三機目も撃墜寸前まで持っていきまだ元気いっぱいの頃のネクサスとメタフィールド内で戦っていい勝負すると言う何気に強豪ビースト。 -- 名無しさん (2021-07-18 08:02:37)
  • 1話のこれを見た途端、「俺はウルトラマンじゃなくて違う番組を見てるんじゃないか」と思った小学生時代 -- 名無しさん (2021-07-18 11:27:11)
  • 最初の怪獣では浮いたデザインだけど、ナイトレイダーの実績を考えると後一歩で大金星を上げるところだったんだな -- 名無しさん (2021-07-18 15:53:50)
  • 中古ソフビを二体集め、他の人形を取り囲ませ、100均のスライムもぶっかけるとイイ感じだな。も、もちろん怪獣としてだぜ! -- 名無しさん (2021-07-18 22:46:36)
  • ↑まあ実際本編も森の中とかでそんな感じで襲いかかってくるシチュエーションはあったからねえ…… -- 名無しさん (2021-07-25 09:26:34)
  • 最初の怪獣なのに4話も連続登場していたことに唖然とするが......これでもまだ序の口だからなあ。 -- 名無しさん (2022-12-17 20:28:42)

#comment(striction)

*1 「Blob」=形がぼんやりしているもの、ブヨブヨしたものなどの意味
*2 なお、本話での目立ったネクサスの出番はこれぐらい。これでも出番が増えており初期案では1話にウルトラマンを出さない案もあったらしい。

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