登録日:2021/06/24 Thu 16:26:08
更新日:2024/05/27 Mon 13:50:33NEW!
所要時間:約 7 分で読めます
▽タグ一覧
ff ff3 ラスボス 無 闇 暗闇の雲 ぽっと出ラスボス ff11 自然災害 dff ddff 裸 セクシー 緑色 エロい 痴女 女 女体 巨女 巨大娘 巨大女性 何故かなかなか立たなかった項目 ff14 波動 池田昌子 ffラスボス 超常現象 波動砲 くらやみのくも 裸婦 善でも悪でもない 女体型リセットボタン 巨大…娘? 擬人化されたブラックホール 「ワシの波動砲は百八式まであるぞ」 「ワシの波動球は百八式もないぞ」 ※倒すまでに三時間以上かかります ファミコン本体を人質にするラスボス
私は全てを無に還す為にやってきた 暗闇の雲……
全てを闇に包み……そして光も闇も無に還す……
まずは 光の力を持つお前達を この世界から消す!死ねい!
「くらやみのくも」(暗闇の雲)とは、ゲーム『FINAL FANTASY Ⅲ』(FF3)に登場するラスボスである。
見た目は超巨大な裸の女性が異空間から這い出てくるような姿をしている。
肌の色は明るい緑色(一戦目のくすんだ黄色はバリアの色*1)で、瞳孔がなく、頭も髪というより頭部と一体化した触手のようなもの。
その周囲には体にまとわりつくように蛇のような触手あるいは魂が見て取れる。
歩行グラフィックは縦に3~4キャラ分はあろうかという巨大で、浮遊しマントを纏った人影のような何か。
『DISSIDIA FINAL FANTASY』では天野喜孝氏のイラストを元にした姿で登場。野村哲也氏によるアレンジも加わったことで、よりセクシーな姿になっている。
一方、FF11では怪物めいた姿であり他作品の同名キャラとの共通点もあまりない。
概要
FF3
魔王ザンデにより召喚された、世界を破壊し無に帰すため現れた謎の存在。
後のFFシリーズでは半ばお約束となっている「世界を無に返そうとする存在」の始祖とも言える。
ゲーム中の表記はFF3、リメイクDS版共に「くらやみのくも」。
光と闇の世界、つまりはこの世の全てを無に還そうとする存在であり、光と闇のバランスが崩れると姿を現わすといわれる。
その存在は全くゲーム中では名言されておらず*2、上記の魔王ザンデを倒すと唐突に時空の彼方から出現。
(尚、1000年前に暴走した光の力が氾濫した際、闇の4戦士が光の戦士と協力してこれを封じたという話は聞ける)
そして『波動砲』という、今までファイナルなファンタジーをしてきたはずなのに唐突に近未来兵器なネーミングの攻撃で主人公達を皆殺しにする。
そのあまりのインパクト故に、名前が中盤からちょくちょく出ていたがあまり強くもなかった前座の魔王よりも存在感がある。
(…というより、この暗闇の雲という謎の塊の演出の為、そしてここから引き返せなくなる為に魔王が意図的に弱く設定されていたといえる)
この初戦は操作できるイベント戦闘になっており、何をどうしようが絶対に勝てないようになっている。
ただしその説明は一切ないばかりか、ここまでの道中と魔王との戦いで疲弊・消耗した戦力では回復を余儀なくされるだろう。
イベント戦とは知らず波動砲の連射に耐える為に、貴重なアイテムを散財してしまったプレイヤーは多かった。
暗闇の雲の前に主人公達・光の戦士は敗れ去るが、ザンデ戦の前の魔竜を封じ込める為にドーガが集めたかつて旅の中で知り合った仲間達が駆け付ける。
仲間達の声、そしてドーガとウネによって魂を分け与えられた主人公達は甦り、闇の世界へ最後の戦いに赴く。ちなみにお姫様や幼児やゴブリンに負ける老人が魔竜を抑え込む事に成功しているシーンはよくつっこまれる
はっきり言ってしまえばザンデを倒した後に唐突に出てくるぽっと出のラスボス。
…の、はずなのだが…意図的に弱いザンデ(しかも初登場且つ一度の戦いで死んで退場)のせいもあってか、ぽっと出のはずなのに印象深いボスとなっている。
それどころか下手をするとザンデの存在そのものを忘れているプレイヤーも少なくない。
続編の『FF4』にもザンデと似たような存在の(しかもポーズや体色まで似た)「ゼムス」がいる。
ただしあちらはラスボス『ゼロムス』の素であり、「いいですとも!」の見せ場なので結構日の目を見る機会が多い。
しかもゼロムスもある意味ぽっと出ボスでシリーズ屈指の難敵、特定の過程を経て無敵状態が解除されるなど、意外と共通点が多い。
また表向きの大ボスを手下として洗脳して操って事を進めるなど、ゼムスはザンデと暗闇の雲のどちらにも共通する要素を持つ。
…なお、後年のFF9になると、暗闇の雲やゼロムスをさらに上回るぽっと出ラスボス、永遠の闇が登場する。
初登場から負けイベントとダンジョン一つというインターバルを挟んだ暗闇の雲、前座のゼムスと関係があることは理解できるゼロムス。
彼らと比べると、前座のクジャとのつながりも薄く*3完全に空気。
一周目ではまず気づかないレベルの伏線だけで本当に唐突に登場してそのまま最終決戦になる永遠の闇は悪い意味で有名になってしまった。
なお波動砲ゴリ押し一辺倒の暗闇の雲に対し、グランドクロスで厄介な状態異常を引き当てるかどうかで勝敗がほぼ決まる永遠の闇と、ボスとしての性質は対照的である。
戦闘力
※数値はバリア解除後
HP:45000
攻撃力:185
攻撃回数:11回
防御力:11
防御回数:5回
補正:全属性被ダメ半減/各種状態異常無効
攻撃方法:波動砲(全体1500~2000ダメージ)
闇の4戦士を仲間にしていない限り初戦と同じくバリアのある無敵状態と戦う事になるので倒せない。
解除後は数値だけ見るとHPの高さ以外は手下のエキドナやアーリマンと変わらない。
しかしこの数値はあまり意味がない。何故なら全体全属性攻撃『波動砲』を乱射するだけだから。
FF3は全体回復魔法の回復量が少なく、最低威力1500は賢者二人でケアルガ(本作では3桁が限界)をしてギリギリの数値。
威力だけならもっと強い攻撃*4を持っているやつも配下の中にはいるが、暗闇の雲の恐ろしさは99%波動砲しか撃ってこない事。
単体攻撃や補助や回復、搦め手といった攻撃をしてこない無情なまでの全体攻撃一辺倒な為、回復が追い付かなければ一瞬で全滅する。
また、全属性を持つ攻撃なので防具や耐性によるダメージ軽減策が一切通用しないので、HP2000以上の確保が必須条件。
更に魔法ではないのでリフレクで反射する事も出来ない。行動順のズレでケアルガの前に波動砲を2回撃たれてしまうこともある。
100回に1回ぐらい通常攻撃をするらしいが、上記の通りあまり高くないのでラッキーパンチである。回復役のMPが尽きれば=全滅。
このように脳筋の如きパワープレイをしてくるが、何とか隙を見てプロテス*5を掛ける事ができたなら、被ダメージはかなり低減させられる。
もっともそれを狙おうとすると事故率が跳ね上がるわけだが…こいつに会う前のセーブは、どう頑張っても魔王ザンデ戦前のクリスタルタワー前。
セーブができない上に攻略に二時間強はかかる長大なダンジョンを最初からやり直す、という恐ろしい地獄が待っている。
(※実際は更にセーブ地点~クリスタルタワーの奥まで辿り着くところからやり直さなければならない為、三時間以上かかる)
セーブされてないので魔竜のくだりとかのかなり演出の長いイベントも、もう一度最初からになるわけである。
もちろん4つのクリスタルを解放しなければならないのを知らずに突っ込めば全滅は確定。
初戦の負けイベントで無駄な消耗をしていた場合は、ある意味で無駄を取り返せると言えなくもないが…。
事故って最後に負けるとマジで半日ぐらい凹むレベルの苦行。
その事情故、当時の小学生達はいかにファミコンの電源を死守するかに全てが掛かっていた。
大人に隠れて電源オンにしたまま画面だけ変えて偽装*6、本体やACアダプターに何かあったらと怯えながら、時間を掛けて何とかクリアした。
「ゲームは一日一時間」なんて某名人の標語が出回っていた時代だった事を考えると、本当のラストバトルはファミコンを守り切る事だったのかもしれない。
偽装がバレて電源オフ、オカンの掃除機使うための電源タップ抜き、猫がカセットにすりつきゲーム停止、犬がファミコンのリセットを踏む……といった思い出話は尽きない。
一応、バーチャルコンソールを始めとする復刻版やリメイク版では中断機能が付いているためオリジナル版よりはクリアしやすくなった。当時のプレイヤーの気持ちを味わいたい人は是非ともぶっ通しでプレイしよう*7
ちなみにこの仕様は当時のデバッガーが「余裕でクリアできますわw」という軽口が原因である。戦犯。
以下FF3のネタバレ注意
設定
ドーガ曰く「ザンデの過ちにより、光の力が弱まったことで闇の力が増し、それが『何か』を作り出した」というもの。
ちなみにたまにある誤解だが光=善、闇=悪という事ではない。光と闇は表裏一体であり、二つの力が引き合ってバランスを取っている。
これが一つに交わると、そこには何もない無の世界が生まれる。1000年前に光が氾濫した際は闇の戦士が均衡を戻した。
今回は闇の方が氾濫しているので、光の戦士である主人公達しかそれを元に戻せるものはいない。
ただし氾濫した闇の力を抑える為には闇の戦士の力が必要で、両世界の戦士の共闘が必須となっている。
氾濫した側の戦士がブレーキをかけ、反対側の戦士が無理矢理押し戻す…そして均衡状態にできたら、両世界は保たれるという図式。
ちなみに失敗すると全てが無に帰す。
もっともそもそも世界は『無』から始まり『無』に帰すのが本来の自然の理らしく、人間の持つ「希望」こそがこれを拒むエネルギーの源らしい。
人間達が頑張って抵抗しているからこそ、ギリギリで踏ん張って保っているのがこの世界とも言える。
1000年前と同様、今回退ける事に成功したとしても、いつかはまた無に還るかもしれないと闇の戦士の一人も言っている。
だが闇の世界、光の世界ともども『愛や希望』という拒むエネルギーが残っている限り、無に還る時ではないのだろう。
いわば宇宙規模の自然災害が擬人化されたようなものであり、ブラックホールのような存在。1000年周期で現れているのは偶然なのだろうか。
性格面では『無』の後輩のネオエクスデスと比較するとやたら人間臭いというか感情豊か。
暗闇の雲とのやりとり
(初登場)
「私は全てを無に還す為にやってきた 暗闇の雲……
全てを闇に包み……そして光も闇も無に還す……
まずは 光の力を持つお前達を この世界から消す!死ねい!」
(再戦)
「ファファファ わしは暗闇の雲!
闇を氾濫させ この世界を そして
お前達の光の世界をも 無に還すのだ……!」
何故か口調が変わって一人称もわしになっている。
あと何で2回も自己紹介したのだろうか?テンションも高いしやたらザンデの笑い方の「ファファファ」を連呼する。
…というかクリスタルを守っている手下達もやたら「ファファファ」を連呼する。流行ってるの?
「ここは闇の世界。光の力だけではわしは倒せん」と豪語するだけあって、上述の通り無敵。
味方につけた闇の四戦士が自分達の身を犠牲にして闇のクリスタルの力を抑える事で、ようやく勝負ができるところまでいける。
やみの4せんし
「ひかりの4せんしだけではないぞ!
おまえの やみのちからは われわれが おさえる!
くらやみのくも
「なに!?
そんなことをすればおまえたちは きえてしまうぞ!
やみの4せんし
「このよを むにかえさせはせん!
「えーい こざかしい!!
闇のクリスタルの力は失ったが そんなものはもういらない!
お前達を倒し 今度はその光の力でこの世を無の世界に変えてやる!
ファファファ…死ねい 光の戦士ども!!」
暗闇の雲を倒すと、特に印象的な断末魔なども挙げず、無言で暗転。
星空の中を進むようなエフェクトの中にメッセージが浮かび上がる。
最初は何もない『無』の世界だった。 ある時光と闇ができた。 全てはそこから生まれた。 星、月、水、火…… そして、命。 時はそれをまた元の場所に還そうとする。 だが命は、更に別のものを生み出した。 光と闇を分け、その輝きを以て世界を照らし出すもの 『希望』というエネルギーを………… いつかまた光と闇が重なり 全てが『無』に還ろうとする時、 それを2つに分けるものが現れる。 忘れてはならない。 その者に力を与えているのは人々の『希望』だということを……。 時は全てを押し流す。 夢、絶望、愛…… だが、それを受け入れてはならない。流されてはいけない。 そこに見出さなければならない。 最後に残った一粒の輝き、全てを照らし出す輝き 『希望』を………。
そして闇の世界から帰還を果たし、待っていた五人の仲間達と共に故郷へと帰るのだった。
FF3(NDS)
一人称は「私」に統一された。また、やや感情的だった表現が抑えられている。
私は暗闇の雲 闇を氾濫させ この世界を そしてお前達の光の世界をも無に還すのだ
ルーネス
「そうはさせない! オレたちの世界を 絶対に 無になどさせない!」
ファファファ ここは闇の世界 光の力だけでは私は倒せん…
闇の戦士
「光の4戦士だけではないぞ!光と闇の希望を!力を合わせて 無に立ち向かうのだ!」
(闇の4戦士達が無言で次々と光に突撃していき消滅していく。FC版と違い説明がない*8)
えーい こざかしい!!
闇のクリスタルの力がなくとも お前達を倒し 今度はその光の力で世界を無に還してやろう!
戦闘力
FC版と違い2回行動になり、更に新たに左右に「触手」というお供を連れて登場。
この触手も攻撃してくるので実質4回行動というかなり熾烈な攻撃をみせてくる。
触手のHPは各66666で、本体のほうのHPは120000とインフレが激しいが、そこは自軍も同じくインフレしているので大丈夫。
その代わり波動砲の乱発がなくなり、ビンタで通常攻撃してくるようになった。HPが減ると撃ってくるようになるが、それでも1ターン一発。
ただしHPが多く減少すると毎ターン波動砲を多用し始めるので要注意。本体のHPが96000以下にならないと使わないので、はじめは本体放置で触手を潰せば良い。
触手は復活しないので戦力は確実に削れ、本作はFC版と違い回復魔法の回復量が全体でも2000ぐらい出るので、触手さえ潰してしまえばFC版より楽勝。
DFF
わしを知って恐れぬか
(CV:池田昌子)
設定(DFF)
FF3のカオス代表として参戦。
一人称は「わし」に統一された。
そして当時の公式攻略本などに記載された天野喜孝氏の暗闇の雲のイラストを元に、銀髪に白い肌のサキュバスめいたエロセクシーな痴女が爆誕した。
EX化するとマントが消えてFF3のゲーム本編の姿に準拠した、緑色の体色に全身に模様が入ったほぼ裸同然の姿になりエロティックさに磨きがかかる。
異名は「妖魔」。ほとんどの相手から化け物扱いされており、大体罵詈雑言に近いことを言われているが他のキャラとはほとんど絡まない。
額にあるハートマークは野村氏曰く左右非対称とのことで、多分光と闇のバランスの均衡から来ていると思われる。
神々の闘争とやらには然程興味がなく、世界の均衡を壊そうとするものに制裁を加える超然的な存在。
DFFの前日譚に当たるDDFFにおいてはとあるコスモスの戦士……のはずが、あまりに戦士として緊張感のない*9飄々とした男と交戦。
戦闘後、彼に惹かれてかイミテーションの発生源である次元の扉の在り処を教え*10、13回目の戦いでコスモス軍が勝利するきっかけを作った。
ただし12回目の戦いが終わる直前にケフカの襲撃を受けて敗北。浄化を受けて記憶を失ってしまった。
戦闘力(DFF)
コンセプトは『HPブレイカー』。
波動砲と触手によるオールレンジ攻撃を仕掛け、その名の通り多数のHP攻撃技を覚える。
EXモード『闇の氾濫!』になると原作で登場した緑色の姿を模した形態に変わる。
一口に波動砲と言ってもバリエーションは非常に豊富。
- Wolさんのシャイニングウェーブ風にホーミングする『追尾式 波動砲』
- 波動の壁で横範囲の判定が広い『広角式 波動砲』
- 一瞬地面に潜って相手の攻撃を躱したり死角から奇襲をかける『潜地式 波動砲』
- 射程距離は短いものの角度に強く、隅に追い込んで放てばほぼ確実に当たる『零式 波動砲』
etc……。波動砲のゲシュタルト崩壊
…というか空中HP攻撃の「波動球」といい、「〇〇式」という表記といい、わざわざ一人称を「わし」に戻した事といい、作った奴は絶対狙ってやっただろう。
「ワシの波動砲は百八式まであるぞ」もしかして“銀”髪にしたのも…
一応明確な弱点としては、コンセプトがHP攻撃に特化しているようにブレイブ攻撃があまり強くないこと。
しかし上位CPUや強いプレイヤー相手はブレイブ攻撃を正確にガードして反撃してくることも多い。
よって完全に波動砲ブッパに振り切ればあまりデメリットではなかったりする。
EXバースト「超波動砲」はボタンを押し続けてゲージを溜め、120%までいった時にタイミングよく離すというもの。よくアウトにならなかったな
因みにタマネギのEXバーストを受けた相手は直立するのだが、暗闇の雲のみファミコン版FF3で登場した時のポーズをとるという細かい原作再現がある。
FF11
FF11の最終ミッション*11『ヴァナ・ディールの星唄』のラスボス。
ファイナルファンタジーシリーズ初の複数のナンバリングタイトルでラスボスを務めることになった。
オンラインFFはFF3からの影響が強く、そのオマージュの一つと思われる。
ちなみにFF11では通常画面でのPC/NPCはほぼ例外なくアルファベット表記であり、イベントシーンでは「暗闇の雲」名義だが、戦闘時などの画面では「Cloud of Darkness」となる。直訳!
設定(FF11)
未来のヴァナ・ディールを包み込んだ「闇」の正体。自我を持たない自然現象のような存在で、常に世界を侵食し続けている。
これを晴らすためには光と闇のような対立する存在が激突することで生まれる「時の風」で吹き払わなければならない。
しかしヴァナ・ディールの二体の神の内闇の神プロマシアは死して久しく、時の風を吹かせることができなくなっていた。*12
暗闇の雲の闇に包まれた結果「時」が失われた世界が星唄ミッションの舞台となるエリア「エスカ」である。
最終的に一時的に冒険者(プレイヤーキャラ)が光の神、未来の冒険者が闇の神になることで時の風を発生させ、暗闇の雲は吹き払われた。
だが、ごく一部の欠片が実体化し、自らに害をなす冒険者を消し去ろうと襲い掛かってくる。
ただし実体を持ったということはすなわち戦って倒すことができる存在になったということでもある。
戦闘力(FF11)
他作品の暗闇の雲と違い、波動砲の類は一切使用してこない。
またFF11のラスボスとしては珍しく第2形態とかそういうものもなく、レベルや装備が適切ならソロ(1人プレイ)でも倒せる程度の強さとなっている。
通常攻撃が魔法攻撃扱いのようで、通常のダメージカット装備よりも魔法回避を高めた方がダメージが軽減される。
追加効果として強化を吸収することもあり、下手に強力な強化を吸収されると最悪詰む。
特殊技のうち特に危険なのが「プリモーディアルサージ」で、この技を使った後額が赤く光っている間は物理攻撃または魔法攻撃を吸収する状態になる。
どちらを吸収するかは攻撃してみるまでわからないが、フェイス*13はそんなことお構いなしに攻撃を続行するので注意が必要。
青魔道士やからくり士、踊り子のようにソロ性能が高いジョブの場合、フェイスを呼ばずに真っ向勝負をするというのも手である。
ただ強化魔法だのみの赤魔道士はいろいろとストレスフルなのであんまりオススメできない。
戦闘ではPTメンバーあるいはプレイヤーの他に、フェニックスパワーで超強化されたイロハが助っ人として共闘してくれる。
無制限オートリレイズ*14がかかっている不死身モードで、プレイヤー*15にアレイズ*16なども使ってくれるので、立ち回り次第では何度でも死にながら戦う「ゾンビ戦法」も可能。
ただし攻撃頻度がかなり高く、隙あらばマジックバースト*17で大ダメージも狙おうとする為、タイミング次第では暗闇の雲のHPを大きく回復させてしまうこともあるドジっ娘。
FF14
パッチ2.5にて実装されたアライアンスレイド「クリスタルタワー:闇の世界」の最終ボスとして登場。
DFFが天野絵からのモデリングだったのに対して、こちらはFC版を再現しており非常に気持ち悪い。
本作の暗闇の雲は異世界である「ヴォイド」に存在する魔物「妖異」であり、その中でも最上級の階位に属している存在の一つ。
なお、ヴォイドは元は普通に空も海も大地もある鏡像世界の一つ「第十三世界」であり、闇属性のエーテルが極端に強まり闇の氾濫が起こった結果、
まともな大地も空も存在しない「無」の世界に成り果ててしまった場所。
この世界に存在する妖異はいずれも元々第十三世界に生きていた何らかの生物であり、闇のエーテルを受けすぎた結果異形に変化してしまったものである。
従って、暗闇の雲も元は何らかの普通の生物だった可能性が高い(それが人間かどうかまでは分からないが)。
暗闇の雲…というよりも妖異全般に言えることだが、闇のエーテルに極端に偏りすぎて誕生した存在であるが故に、
その行動原理も「闇」の属性が司るものに強く偏っている。
FF14において闇属性が司る原理は「発展」「変化」「活発」であるため、ヴォイドの妖異は常に隣の世界である原初世界に版図を広げようと目論んでいる。
魂だけの存在でないものが別の世界に渡るには偶然できる次元の裂け目を通るしか無いが、今の所原初世界と第十三世界の間で生まれる次元の裂け目は
第十三世界側から開けられたものしか確認されていない。
後にパッチ5.4の希望の園エデン:再生編で、天野絵モデリングの方の暗闇の雲も登場した。
その登場する経緯というのが…
光属性以外のエーテルが枯渇した世界を蘇えらせよう!→属性エーテルを主人公の記憶に残る蛮神に具現化させて倒そう
→6属性は終わったけど、光属性に押されているぞ大変だ!→闇属性の蛮神は姿が分からないから想像できないよ?
→今まで戦ってきた魔物の中で闇属性に相応しい暗闇の雲を代わりに呼びだそう
…というもの。
プレイヤーからすればファンサービスとして天野絵モデリングの登場なのだが、昔戦った姿と全く異なるビジュアルで思い出したことから主人公の記憶力へ大いにツッコミが入ることとなった。(他の属性でも大体こんな感じだが)
設定(FF14)
非常に誰得ではあるが、闇の世界版暗闇の雲のスリーサイズが発表された。
身長は40メートル、バストは20メートル、ウェストは13メートル、ヒップは21メートルとのこと。
身長160センチに直すと80/52/84(センチ)となり、意外とスタイルがいいのかもしれない。
とは言え、「身長」というのが全身なのか出ている部分だけなのか不明だが…。
なお、闇の世界クリア報酬の一つにミニオン「薄闇の雲」がある。
こちらはDFFと同じく天野絵モチーフの暗闇の雲でエロ可愛らしく、再生編の暗闇の雲はこちらがベースとなっている。
戦闘力(FF14)
闇の世界で使用してくる技は「零式波動砲」「潜地式波動砲」「追尾式波動砲」等、DFFから輸入してきている。
必殺技は「闇の氾濫」。邪霊という触手に臭い息のようなものを吐かせるなど、DS版の要素も盛り込まれている。
一方、再生編では「放射式波動砲」「高射式・広角式 跳躍波動砲」「掃射式波動砲」と闇の世界版と異なる波動砲を使用。
必殺技の闇の氾濫も種類が増え、同じ場所に留まると即死する「暗黒天空」、別の場所の記憶が混じっている「暗黒森林」と苛烈になっている。
余談
闇の4戦士は1000年前の戦いから闇のクリスタルに封印されていたので、光の戦士達も次の氾濫に備えてクリスタルに封印される運命にあると思われる。
恐らく1000年前の戦いでは光の戦士達が特攻して消えていったのだろう。そう考えると平和そうなエンディングも霞む結構重い話である。
(これはデッシュにもいえ、オーエンの塔の管理者として再度眠りにつくか、父オーエンがしたように子供をメンテナンス装置として封印しなければ浮遊大陸は崩壊する)
原点回帰をテーマにしたFINAL FANTASY Ⅸに登場したラスボス永遠の闇は暗闇の雲のオマージュキャラである。
またDFFにおける暗闇の雲最強武器の名前が「永遠の闇」なのも意識してのことらしい。
イヴァリースが舞台となるFF12やFFTAの召喚獣『暗黒の雲・ファムフリート』の元ネタでもある。
ただしこちらの見た目は大水瓶を担いだ全身甲冑の巨人と全く別物となっている。
私は全てを無に還す為にやってきたwiki篭り…全てを空白に包み…そして記事も項目も無に還す…
まずは追記・修正の力を持つお前達をこのwikiから消す!死ねい!
[#include(name=テンプレ2)]
この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600,3)
[#include(name=テンプレ3)]
▷ コメント欄
- 今まで項目無かったんかこの人…そんなに印象薄かったっけ? -- 名無しさん (2021-06-24 19:44:04)
- FF14出演時に何故か身長とスリーサイズが設定された事で、あるサイトでは飛び抜けて凄まじいカップ数を叩き出すことに…w -- 名無しさん (2021-06-24 20:22:01)
- クジャとザンデじゃプレイヤーの思い入れが全然違うもんなあ... -- 名無しさん (2021-06-24 20:24:20)
- 14ではクリスタルタワーのアライアンスレイド報酬にディシディアでの姿を模したミニオンが入手できて「薄闇の雲」なんて名前が付けられてるんだよなあ。肩に引っ付いてきてかわいいよ。 -- 名無しさん (2021-06-24 20:32:05)
- 一応歴代ラスボスの中ではトップクラスのスケールではある(永遠の闇はようわからん) -- 名無しさん (2021-06-24 21:17:03)
- ディシディアのせいか地母神的なイメージが強い -- 名無しさん (2021-06-24 21:18:16)
- 倒しても死ぬとかじゃなく 今回は引っ込むとかそういった感じなんだろう -- 名無しさん (2021-06-25 00:06:46)
- 光と闇が両方そなわり最強に見える -- 名無しさん (2021-06-25 08:44:20)
- 災害のような存在のため、善悪の概念に当てはまらないとも言える -- 名無しさん (2021-06-25 08:50:15)
- 発射時に対閃光防御を行ったりしてないからセーフ…セーフ? -- 名無しさん (2021-06-25 10:43:57)
- あくまで「光と闇の偏り」を全世界ごと消し飛ばしてリセットするシステムの権化だからな。単純な善悪に括れる存在ではない -- 名無しさん (2021-06-25 19:07:25)
- 「光も闇も無に還す」「光の力を持つお前達をこの世界から消す」と言って全滅させたのに、何故光の世界を消さずに闇の世界に戻っていったんだろうか。 -- 名無しさん (2021-06-25 20:42:43)
- 光の氾濫が起きても「ひかりのくも」にはならずあくまで「くらやみのくも」なんだな 闇の闇は光ってことか -- 名無しさん (2021-06-25 21:47:39)
- 実は一応、土のクリスタルが「くらやみのくもをはらうのだ!」とか言ってる。ただもう一度話すと「やみのくも」とか呼称が変わっているから、なおさら抽象的な何かを指してる表現にしかみえない。 -- 名無しさん (2021-06-25 23:47:46)
- イヴァリース舞台のff12やfftaとかのファムフリートの元ネタでもあるよね? -- 名無しさん (2021-06-26 13:14:50)
- 自然の擬人化って意味では完全に神様の類だね。人間とどうあがいても相いれないから信仰も生まれようがないけど。 -- 名無しさん (2021-10-13 16:47:29)
- 「こざかしい」だけでいいのに「えーい」がつくだけでスッゴい威厳が無くなってる気がする -- 名無しさん (2021-10-13 17:28:29)
- DSで難易度が下がっていると言っても初見で触手の特性や残りHPによる波動砲の変化などに対処しきれないとやはり苦戦する。敵が後攻から先攻波動砲なんてきた場合はそのまま全滅もあり得る。強いことに変わりはなく、運ゲー感も拭えない -- 名無しさん (2023-10-20 20:49:47)
#comment
*2 一応、土のクリスタルが「くらやみのくもをふりはらうのだ!」と言うが、もう一度話すと「やみのくも」と呼称が一定しない。
*3 作中の描写ではクジャが召喚したのかどうかすらはっきりしない
*4 アーリマンのメテオは全体に3000前後のダメージを与える。ただし4ターンに一回と決まっており、ケアルラなどの無駄行動もある。
*5 FC版では重ね掛けが可能で、且つ防御力と魔法防御の両方が上昇する。アイテムの「かめのこうら」や「ディフェンダー」装備時にアイテム使用でもプロテスが出来るので、序盤に攻撃役がこれらを使うとかなり楽になる。回復役についででやらせるのは危険。尚、DS版では重ね掛けできなくなったが後述のように難易度自体は下がっているので問題はない。
*6 当時のファミコンはテレビの「2ch」、もしくはビデオ接続で表示させていた。これはテレビ放送していない空きチャンネルにVHF電波のテレビ放送アンテナ線の信号とを混合させるRFスイッチ経由で繋いでいたため。
*7 ただしちょっとの衝撃ですぐゲームが停止したりするファミコンとは違うし、理不尽に電源を落とす存在もいないであろうから、やはりあの地獄は当時のプレイヤーにしか分からないと思われる。
*8 FC版では戦士達の自爆特攻の覚悟に驚き狼狽える部分などがカット
*9 暗闇の雲の裸体に見惚れる、緊張し過ぎて足を攣るなど
*10 元々均衡を大事にする暗闇の雲にとってイミテーションの存在があまり好ましくなかったこともある
*11 2015年当時、2020年にさらなる続編『蝕世のエンブリオ』がスタートした
*12 本来なら光の神アルタナと闇の神プロマシアが対話するだけで時の風が発生していたらしい
*13 疑似的なPTを組んでくれる”おたすけNPC”
*14 戦闘不能になっても自動的に復活できる魔法
*15 PTを組んでいる場合は、最初にバトルフィールド(イベント戦闘専用のエリア)に突入したプレイヤー限定
*16 シリーズ恒例の最高ランクの蘇生魔法
*17 魔法コンボ
コメント
最新を表示する
NG表示方式
NGID一覧