白狂(ボボボーボ・ボーボボ)

ページ名:白狂_ボボボーボ_ボーボボ_

登録日:2021/04/18 (日曜日) 16:12:22
更新日:2024/05/27 Mon 10:40:46NEW!
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ボボボーボ・ボーボボ 裏マルハーゲ帝国 右腕 出る作品を間違えたキャラ マジキチ タフ 自傷 狂人 グロ リョナ 金子英彦 みんなのトラウマ 白狂 闇dr. 殺戮のカタルシス 呪いのカメラ 手術真拳 白狂気 ドール・ガバック




俺は闇Dr.白狂! 貴様らには実験動物モルモットになってもらうぞ。




白狂びゃっきょうとは、『ボボボーボ・ボーボボ』の登場人物。
バカから人外まで様々なキャラが跋扈する本作において、ギャグ補正の通用しなかったマジモンの狂人である。


CV:金子英彦



概要


ハイドレート率いる裏マルハーゲ帝国の最高幹部の一人であり、ハイドレートの右腕とされる、ピンク髪と白い服装が特徴的な男。
少年時代、聖地バビロンにてバビロン神が使わしたバビロン真拳を極めし五人の超戦士を倒した過去を持ち、『殺戮のカタルシス白狂』としてその名が伝わっている。



性格


坊やたちは痛いのが好きだよね〜内臓グチョグチョにしてあげるからね


大丈夫…痛いのは先生も一緒だよ〜楽ちいことは共有しなきゃね


断言します。ギャグ要素皆無のマジキチです。


こういうヤツのお約束か、普段は冷静沈着だが戦闘時には『手術モード』と呼ばれる状態になり、赤ちゃん言葉で喋りながら笑顔で自分の体をメスで切り裂くという異常な行動を取る。
更に逆上すると『殺戮モード』となり、白狂気はくきょうきと呼ばれる煙を出しながら自身が定めた目標を殺すまで、動く生物を見境なく皆殺しにする暴走状態になるという、(後述の体質も相まって)『ボーボボ』屈指の危険人物。
平たく言えばどこまでもマイペースであり、最後までハジケに乗ることは無かった。


その言動や行動、下記の能力も相まって『ボーボボ』のアニメが終了した一因及び再アニメ化が難しい理由の一つに挙げられる事が多い。
アニメ終了の最大の要因はスポンサー無しでの制作を続けるのが困難になったという事情らしいが、これを抜きにしても白狂戦はバイオレンス描写が特に強く、そういうときの奥の手である「アニメ版での修正」さえ難しい場面や台詞が多く、原作そのままの形でのアニメ化は深夜枠でも厳しいのではといった声も少なくない。



戦闘能力


違うよぉ〜攻撃じゃないよ手術だよ〜


僕が君たちの体を治ちてあげまちゅよ


上記の通り少年時代にバビロン真拳の使い手五人を倒し、更に本編では融合戦士であるパッチボボとすら互角に渡り合う*1という規格外の戦闘能力を持つ。


が、白狂最大の武器はその狂気でも下記の真拳でもなく、異常なまでのタフネス。
なんとこいつ、ボーボボ達と対面した時点で全身串刺しというダメージを負っており、追い込まれるまでは何をされようが基本笑顔、おまけに通常一度でも食らえば膝をつくなり倒れ伏すなり大ダメージを受けるはずの魚雷ガールの突撃を食らっても全然元気なのだ。
本人も自分の実力には絶対的な自信を持っており、作中では味方サイドに反撃させる隙を簡単には与えず、パッチボボの出現の際にも余裕を見せていた。パッチボボにマンゴーやパイナップルで頭部を殴打された際は激痛による動揺を見せたものの、我に返った途端に頭部からの大量出血に快感を覚えてしまい、余裕を崩すには至らなかった。また、白狂との決着回においては実験材料に負けてはいけないという彼なりの執念もあってか、大ダメージを何度も受けてもしぶとく立ち上がる姿を見せた。
最終的に暴走した白狂が3狩リアを放棄したことで、13対1という少年誌にあるまじきリンチに持ち込んでようやく撃破できたので、タイマンで彼に勝てるのは本当にごくわずかだと思われる。
真説では裏マルハーゲ帝国がネオマルハーゲ帝国の真拳狩りの被害にあっていたが、「ⅨEXではハイドレートと白狂、ベーべべに勝つのは難しい」という意見が多く、「ハイドレートたちは不在だった」「ツルリーナ3世が直々に攻め込んだ」等々考察されている。


その危険性は、ボーボボをして「今までのヤツとレベルが違う」と評され、三狩リアメンバーに選出されていた首領パッチは「白狂ってヤツ、シャレなんねーんだ!」と必死にボーボボに融合を懇願する有様。どれだけシリアスな状況下でもギャグの挿入を欠かさない作風を最後まで貫いた『ボーボボ』だが、白狂戦に関してはそういう意味でもこういう意味でも本当にシャレにならなかった。
あまつさえハレクラニすら完全にボーボボの味方ムーブを決め込むほどであった。
「白狂、テメーにはいろいろ診てもらったな…まとめて診察料を払うぜ。任せたぞハレクラニ!」
「受け取るがいい、大サービスだ! ゴージャス真拳奥義「200億$バズーカ」!」
「ピグギャアアアアアー!」



手術オペ真拳


白狂は『ドール・ガバック*2と呼ばれる、体に複数の人形が組み込まれた状態であり、これを傷つける事で間接的に相手にダメージを与えることができる。
人形が組み込まれている位置は両肩、胸部、背中、両肘と上半身に隙なくあるので白狂を攻撃するなら頭が妥当。
白狂はこの人形を「坊やたち」「ベイビーちゃんたち」と呼んでおり、それぞれに名前*3及びある程度の自我がある模様。ぶっちゃけかなりグロい。


通常攻撃が全体攻撃という恐ろしい真拳であり、天の助のタンクとしての機能を完全に損なわせている。
加えて白狂は上記の通りハジケリストのペースに乗らず、規格外のタフさがあるため、普通に戦うだけではどうあがいてもジリ貧である。
本編ではパッチボボが白狂の人形に首領パッチの愛するガラクタ人形ヤッくんを融合させることで遠隔攻撃を封じたが、手術真拳そのものは封じきれなかった
なお、メス自体は普通の代物なようで、魚雷ガールの金属ボディには刺さらず弾かれている。
また、メスは闇Dブロック隊長であるナイチンガールから手渡されており、それを止めれば手術真拳は封じられるとソフトンは推測していたが、メスの供給がどう見ても不可能な殺戮モードで大量のメスを自ら放って無差別攻撃を行っているため、誤りだったようだ。


  • ザルディア解剖

相手の腹部から骨盤までを切開する。


  • 解体新書

相手の身体にいくつもの穴を開ける。上記の全身串刺しはこれのトリガーのようで、よく見ると同じ位置に穴が開いている。
首領パッチと天の助はレンコンになった。


  • 人形移植手術ベイビー・グラフティング

超奥義。相手に人形を取り付かせ、血液を吸い取る。聖鼻毛融合で姿が変わっても効果は継続する。
この時3狩リアに参加していたのは首領パッチ、天の助、ソフトンだったのだが、余った人形は少し悩んでからなぜか田楽マンに取り付いた。
首領パッチが3狩リアに参加していなかったボーボボと聖鼻毛融合出来たのは、ここで田楽マンを巻き込んだため既に3狩リアのルールが破られていたから*4という考察が存在する。


  • 縫合抜死ほうごうばっし

相手に取り付いた人形の糸を外し、それに連動して相手の全身から血を吹き出させる。


  • 殺薬手刀血死ポイズン・オペ

超奥義。手刀で相手を貫く。


  • 一斉集中治療陣デスペラード・オペ

超奥義。四方八方にメスをばら撒く無差別攻撃。
ハレクラニがビュティヘッポコ丸を助けるというまさかの展開に。
「ぐおおおお成り金野郎、俺は無視かテメー!」



余談


アニメでは名前が白凶と表記されていた。規制か誤植かは不明。


彼が倒された回は3Dメガネで飛び出す仕様の特別回*5であったため、飛び出たがる首領パッチを他の仲間たちが邪魔しつつひたすら白狂がボコられ続けるというこれまでの恐ろしさは何だったのかレベルのカオス回と化している。編集部の介入がなければ危うかったかもしれない。


後にハイドレートが明かした真実によると実は裏マルハ―ゲ帝国の手駒は複数人洗脳されていたらしい。このため白狂も洗脳で取り込まれた真拳使いの疑惑がある。
作中で部下の洗脳は解けてしまったとあり、最悪白狂は裏マルハ―ゲ帝国崩壊後に生き延びていた場合、野放しになっていることに……


『ボーボボ』が再評価されるようになった2020年以降は「ピンク髪」「タフ」「呪い」といった要素から「見た目が別のジャンプ漫画主人公に似てる」と言われることも。あちらはマジでボーボボのパロディを入れているので完全に否定できないのが辛いところ。




あれ〜? おかちいでちゅね〜読めなくなっちゃったでちゅよ〜


先生追記・修正失敗しちゃいまちたかな〜?


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  • キチ作成乙。 -- 名無しさん (2021-04-18 18:09:12)
  • 遠隔攻撃を封じられてボコられたらキレて暴走し無差別攻撃→ルール破ったから総力挙げてフルボッコという流れのせいで強いというより危険人物orヤバイ人って印象だった 能力は強いのに人格が台無しにしてる -- 名無しさん (2021-04-18 18:46:06)
  • もしボーボボが再アニメ化するにしてもこいつのキャラは別キャラ並に変えなきゃいかんだろうな -- 名無しさん (2021-04-18 19:18:16)
  • それまで出れば勝ち確だった融合戦士で倒しきれなかったのは当時衝撃だったな。ビービビは若干不意打ちに近かったからまともにやりあったらどうなるか分からんけどコイツは真っ向勝負で互角の闘いしてたからヤバい -- 名無しさん (2021-04-18 19:39:25)
  • 新説だとなにしてたんだろ、この人やハイドレートバトル漫画に出たら駄目な人だよね -- 名無しさん (2021-04-18 20:05:46)
  • ↑5 キチになってるーーー!! 記事じゃないの!? -- なりきりビュティ (2021-04-18 20:09:19)
  • こっわぁ~先生、俺手術するのやめるわ…… -- 名無しさん (2021-04-18 21:11:01)
  • 田楽マンに人形が取り付くシーンはちょっとした癒し -- 名無しさん (2021-04-18 21:55:06)
  • ダメージ返ってくるし人形寄生からの吸血で回復されるし融合戦士の攻撃耐えきるしほんとどうやって倒せってくらいの強さだった。 -- 名無しさん (2021-04-19 08:16:30)
  • 寄生もダメージ共有も凶悪だけど、人形を寄生させたせいでヤッくんと融合させられ無力化されたから人形を寄生させずダメージ共有だけしてれば勝てたかもな -- 名無しさん (2021-04-19 08:49:54)
  • 縫合抜死はガチでヤバい技だよな……人形そのものの糸を抜くからメスを奪ったりナイチンガール倒したりしても意味ない回避付加の攻撃とか殺傷力とセンスがすごいわ -- 名無しさん (2021-04-19 13:38:29)
  • コイツの狂気を薄めて更に能力に発動条件付けて弱体化すると某ジャシン教徒になる -- 名無しさん (2021-04-19 21:16:47)
  • 某所で闇皇帝編の三巨頭は「RPGでいえば本来ならラスボス後で戦うべき裏ボスと遭遇したようなもの」と表現されていました。この時はボーボボ側もマルハーゲ帝国・四天王のうち二人と三世世代の隊長とオールスターで挑んでいます。 -- 名無しさん (2021-04-19 21:57:33)
  • (2021-04-18 20:05:46)へ。ハイドレートは前作の戦いで行方不明、白狂はドール・ガバックが封印されている状態で、裏四天王3人で迎撃せざるを得ない状況だったと思います。 -- 名無しさん (2021-04-19 22:00:35)
  • ボーボボの敵ってギャグだから良かったけどシリアスだったら普通にバンバンキャラが死ぬような能力持ちが多すぎるんよ -- 名無しさん (2021-04-20 08:55:14)
  • 呪術廻戦でやれ -- 名無しさん (2021-04-21 01:32:35)
  • ヤッくん融合したシーンはリアルタイムで読んだ時クソ笑ったwぶっちゃけ次のベーベベ戦よりは面白かったな -- 名無しさん (2021-04-21 01:39:19)
  • 確か決着回は本誌だと3Dメガネの飛び出す回だからやたら斜め前に飛び出す突進技が多めだった。ヘッポコ丸がほぼ単身(技の構図的に同時に出た天の助がほぼ仕事してない)でこのレベルの敵にダメージ与える貴重な話だったりもする -- 名無しさん (2021-04-21 16:18:01)
  • 白狂の話がジャンプに載った時、俺もう中学生だったけど、それでもこいつはめちゃくちゃ怖く見えたわ。こいつだけ明らかにボーボボの世界観から逸脱してたもん、まさかボーボボを読んでて背筋が凍る体験をすることになるとは…当時のもっと幼かった人たちはどう感じたのかな? -- 名無しさん (2021-07-26 01:32:17)
  • 多分再アニメ化するのに1番の問題になりそうな人 -- 名無しさん (2023-11-03 13:13:55)
  • 呪術廻戦の主人公のモデル説 -- 名無しさん (2023-12-03 18:38:08)
  • ヒューマンバグ大学に登場しても違和感なさそう -- 名無しさん (2023-12-05 16:13:52)

#comment(striction)

*1 既に後述の人形を取り付かせていたとはいえ、途中までは攻撃を当てる事すらできず、連続攻撃を受けても倒れず時間切れに追い込んでいる。
*2 「呪われし体ドール・ガバック」「生まれついて呪われた体」と形容しているため生まれ持った呪的な体質らしい
*3 左腕の人形は「サリー」、右腕の人形は「ミザリー」と呼ばれており、背中の兎には「ボブスキー」と書かれている
*4 この2つ前のクリムゾン戦でもわかるように、戦いに介入しようとしても参戦者以外の部外者は弾かれてしまう。
*5 本誌掲載時。単行本では通常と同じ仕様となっている。

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