登録日:2021/03/09 (火曜日) 21:46:54
更新日:2024/05/27 Mon 09:23:33NEW!
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クロスアンジュ パラメイル第一中隊 お節介 常識人 トリル 原紗友里 借金王 苦労人 主人公 アルゼナル メイルライダー ナオミ クロスアンジュ 天使と竜の輪踊 第一中隊の嫁 エンブリヲの嫁? tr. 借金ライダー 健康優良不良債権 ナオミママ
わたしナオミ!
念願のメイルライダーになれたと思ったらドラゴンの襲撃であえなく墜落。気がついた時には莫大な借金とおっかない先輩たち
でも不幸なんて言ってられないよ、お金を稼がなきゃ!
ナオミはPS Vita専用ソフト『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞tr.』の主人公。CVは原紗友里。
原作となるアニメ『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』には登場しないゲームオリジナルキャラクターである。*1
概要
アニメの主人公アンジュの数日前にパラメイル第一中隊に配属された新人メイルライダー。
髪色はやや赤みの強いピンク。ウェーブが掛かった長髪であり、それを猫耳ヘアとポニーテールを合わせたような髪型で纏めている。
キャラごとに違いがある制服の特徴はフリルのついたピンクのスカート。ライダースーツの色は青⇒白。
年齢は14歳と2ヶ月。幼年部から上がったばかりであり、アニメに登場したココとミランダとは幼馴染。メイルライダーとしても同期に当たる。
赤ん坊の時点でノーマと発覚してアルゼナルへ連れてこられたのではなく、両親がノーマであることを隠して2年の間だが地上で育てられた経歴を持つ。
しかし物心がつく前にアルゼナルに送られため地上での思い出は殆どなく、本人はほぼアルゼナル育ちと認識している。
第一中隊に配属されたその日にガレオン級の大型ドラゴンに遭遇してしまい、何もできずに撃墜され生死の狭間を彷徨う。
そして目覚めたと思ったら眠っていた一ヶ月の間に多額の借金を背負わされた上に、自分の後に来たアンジュによって隊の和がズタズタにされているという不幸に見舞われる。
一応プレイヤーの分身であるため選択肢やトークバトルで様々な応答をさせることができるが、ストーリー上では一貫して善良な人物として扱われるため、いくら変な言動をしても中盤のある重要な選択肢を除けば他者からの反応や対応が変わる様な展開はない。
お人好しでお節介な選択肢を選んでも良し、やや心無い言葉で周囲をドン引きさせても良し。
狙ったキャラのイベントCGを見るためにはドラマパートでひたすら特定のキャラの好感度(信頼度)を上げることになるため、結果的にやってることがギャルゲー(というか百合ゲー?)の主人公みたいになっている。
しかもエピローグによっては実質攻略してしまうキャラもいるのだから恐ろしい。コレそういうゲームじゃねえから!(たぶん)
人物
選択肢以外でもバンバン喋るため、プレイヤーの分身としては個性がある方。選択肢やトークバトルで言うことが変わるため人によって細部の印象が異なる(例:戦闘が恐いor恐くない、など整合性が取れている選択肢ばかりではない)。
ここではそれらに左右されない部分の内容をなるべくチョイスしてまとめていくが、前述の通り、人によって印象は違うためそこは留意されたし。
誰が次に死ぬのかな?というヴィヴィアンからのクイズに「ヴィヴィアン」と返すやや意地の悪いナオミや、ドラゴン(意味深)が焼ける様を見て食欲が沸くようなナオミもいるから、多少はね。
野蛮なノーマのイメージとは正反対の、素直で優しい性格。幼年部上がりということもあり、まだ(アルゼナル基準の)常識が身についていない部分が見られるが、それゆえにノーマにしてはまともな感性を保っていると言える。
攻撃的な言動で他者を穢すような行為は基本的にせず、やれと命令されても正当な理由がない限りは加担しないが、天然かまたはメイルライダーの過酷な環境に毒されたのか腹黒とも取れる言動も時折見せる。
かなりのお節介焼きで、借金で余裕が無いにもかかわらず隊の仲を取り持つために身を粉にするなど、アルゼナルでは相当な変わり者。
自己主張が強いタイプではなく、会話では一歩引いた場所にいることが多いが、序盤を過ぎたあたりからは彼女の人徳なのか、いざ行動を起こせば周囲もそれに続く流れになることが多い。
小さい頃は悪戯して怒られたりミランダに窘められたりする程度にはやんちゃなところもあったようだが、ジャスミンは幼年部の頃からナオミの人柄を見ていたようで、踏み倒すことはないと信じて借金を立て替えてくれたり、ある頼みごとをする代わりに商品を安く売ったりと気に掛けてくれる。
「みんなの力を合わせて生き抜くこと」を信条にしており、これは彼女の性格もあるが、その根底にはココの日記に記してあった遺言と生前のゾーラの教えが大きく影響している。
健康上はエマ曰く「博物館に展示したいくらい典型的なノーマ」。
とにかく健康体であり、第一中隊のほぼ全員が風邪に苦しんでいる中でも早々に回復して看病に勤しんでいたり、即効性の下剤(偽物疑惑はあるがアニメを見る限り……)を飲んでも効果が表れないこともあった。
悪運もあるだろうが、大型ドラゴンに遭遇してパラメイルは大破していたにもかかわらず大怪我と昏睡程度で済んだのは、この健康……というか頑丈さが理由かもしれない。
アルゼナルが性教育にあえて力を入れていないこともあり、幼年部を出たばかりであるナオミは異性との組んず解れつどころか子供の生まれ方すら知らなかった。男性の存在は一応知っているが、直接見たのはタスクが初めて。
つまりソッチへの興味も知識も無かったわけだが、物語中盤頃には物陰で行われようとしている情事を見てしまい話しかけるのを躊躇したり、自分がクリスに迫られてしまった時(勘違いだったが)には貞操の危機を感じるなど、さすがに生活する内にアルゼナルの特殊な性事情を理解していったようである。
しかしアルゼナル育ちにもかかわらず一向にソッチには染まらない上に興味も持たないのはある意味異常とも言え、ロザリーからは「健康優良不良債権」と呆れられている。
自覚はないが、本人も14歳にしてはかなりのスタイルを誇り、制服では目立たないがフェスタで着ていたスクール水着姿を見るにナオミ自身も中々の膨らみ。どうやら着やせするタイプのようだ。
アンジュのスーツがナオミのお下がりにもかかわらず違和感なく着れたことから、サイズはさほど変らない(ウェストから下を除く)可能性がある。???「アンジュの下半身デブー!」
誰かの名誉のために何がとは言わないが、ヴィヴィアンとナオミ本人の見解を合わせると「エルシャ>クリス≧アンジュ≧ナオミ>サリア」な感じらしい。
ナオミ自身は他人のスタイルは気になるようで、特にアンジュやエルシャの胸には興味しんしん。
あのタスクほどではないが、ラッキースケベ体質。同性同士なのでそれほど騒がれないが、やたら仲良くなった隊員とシャワーが一緒になったり、転んで変なところを触ったり、逆に触られたり。女性なので、タスクからもバッチリ被害にあっている。
体をよく痛めるため独学でマッサージを取得しており、第一中隊の全員を満足させる腕前を誇る(まあ一部イベントは薬塗るとかゴミを取るなどのシチュだが)。マッサージにはうるさいと自負するヒルダすら骨抜きにしていることからかなりのものなのだろう。
その腕からヒルダからは「アッチ」のテクニックについても有望視されている。……ゲームが審査に引っかからなければもっと活かされたかもしれないね。
借金王
初飛行でドラゴンに壊されてしまったパラメイルの修理費(とその他諸々)で1億キャッシュの借金を背負うこととなってしまったナオミの称号。というかほぼあだ名。
他にも『借金ライダー』『死にぞこない』『無駄飯食らい』『便利屋』など本人としては不本意な称号が付けられていく。
借金はとりあえずジャスミンが立て替えてくれたが、周囲の反応から推察するにアルゼナルで一番儲かるメイルライダーであっても返済するのは難しいようで、借金王の名から考えて額も前例がない模様。
パラメイルが「棺桶」と呼ばれるほどに人命を軽視した設計になっていることもあってか、機体をほぼ全壊させられてなお復帰できたメイルライダーはナオミくらいなのかもしれない。
この借金によってナオミの憧れていたメイルライダー生活は命を賭けた借金返済の戦いへと変わり、いくら大物を倒しても返済と生活費、加えてパラメイルの修理・補給・改修費に報酬の大半を差っ引かれてしまうことに。
第一中隊は最前線故に出撃回数は多いとはいえ、隊には一人で報酬を荒稼ぎするアンジュまでいることを考えると、それだけ稼ぎも減ることになるだろう。
メイルライダーが幼年部からは羨望の的ということもあって、多額の借金を作ったナオミはとてもいたたまれないらしく「できれば幼年部にはいきたくないなぁ……」と漏らしていた。が、後に撃墜された件は幼年部にバラされてしまう不幸。
当然ながら普段の生活にも影響を及ぼし、初物討伐という大手柄があった後でも「小遣い」「幼年部のガキの方がまだ持ってる」と言われるほどの極貧生活を強いられている上に、たまたま潤っている時でも仲間のために散財することもしばしば。ロザリーのギャンブルに付き合ってしまい、ただでも寂しい財布の中身がゼロになってしまったことも。
なので空腹になっても何も食べ物を買えず、普段からノーマ飯(ノーマが餓死しないために支給される泥のような見た目の食べ物。栄養は一応保障されているがとにかく不味い)がデフォルトで、飲み物は水のみ。偶の贅沢に高級プリンを取り寄せた時もあったが、浮かれるあまりよりによってクリスとロザリーにプリンを自慢してしまい……。
服は満足に洗うどころかパンツすら替えていないという噂が流れるほど荒んだ生活をしている。本人は下着は流石に替えていると反論しているが……?
趣味などは特に明かされていないが、借金を一日の最後に数えるのが日課と語る。悲しすぎる。
アルゼナルにとって年に一度の休日と言えるフェスタの日にさえ、キャッシュ不足で買い物やイベントにまともに参加出来ず、弁当目当てに運営を手伝うハメになった。
一応、隊のためになるならジャスミンから幾らかは融通してもらえるのが救いか。逸早いテッサの来訪が待たれる。
ちなみにゲーム上で全額返済すると特典イラストが見れる。が、ストーリー上は最後まで返済中というていで進行する。
そして当然だが返済しても次の周を始めるとまた借金を負うことになる……おのれエンブリヲ。(現状の資金と開放した商品はリセットされないのでそこは安心)
なんと一部のエピローグの後にもまだ借金返済を続けていることが判明している。生真面目に少しずつ返済しているのか、または新たに借金を作ってしまったのか。どこぞの100万Gの男のような性質でも持っているのかもしれない。
機体
最初の機体はゲーム最序盤に『突撃兵になる』『砲兵になる』『決められない』という3つ選択肢で変化する。
具体的には、突撃兵は「グレイブTYPE-01」、砲兵は「ハウザー」、決められないは「グレイブTYPE-00」となる。(選択肢直後の訓練はグレイブTYPE-00固定)
キャッシュが貯まればショップで3機種全て買えるのでどれを選んでも問題ない。
ショップで作中のパラメイルは全て手に入り、ルートによってはラグナメイルや龍神器にも自由に乗り換えることができるため、基本的に愛機というものは設定されていないが、ストーリー上では初期のグレイブに乗り続けていると言及しているシーンが存在する。
ナオミもこの機体には愛着があるようで、他の機体と比べて自機の方がかっこいいと言っている場面があったり、ラグナメイルに乗る機会を与えられてもあえて自分のパラメイルに乗り続けると宣言する場面もある。
理由は乗り慣れた機体が良いとも、ある理由で離れてしまったアンジュに自分と気付いてもらえるように、という思いもあった様だ。
上記の通り、ナオミの機体は初飛行時にスクラップになったため、復帰時に支給されたパラメイルは先日破壊されていたゾーラ、ミランダ、ココの機体パーツを寄せ集めて急遽仕上げた機体となっている。
あれ?もしかして4機分の借金を背負わされたんじゃ……まあヒルダのアーキバスは一部ゾーラ機のパーツを使っている設定がアニメにはあるので全額分ではないだろうが。
実験機として便利なのか、借金の担保の一つとして整備担当のメイに様々なセッティングを試されているらしく、かなり遊びなしのチューンが施されているとのこと。そのピーキーさは並のライダーでは操縦できないとされるヴィヴィアンのレイザーと比較されるほど。
上位機であるゾーラのアーキバスのパーツも使っている関係から増槽を付ける改造も行いやすく、これがストーリーで利点となったこともあった。
ナオミのメイルライダーとしての腕は新人相応のものであり、事故とはいえドラゴンに撃墜されたマイナスイメージもあって初出撃では周囲から「足手まとい(意訳)」と暗に釘を刺される始末だった。実際その時の出撃では大型ドラゴンに気圧されて動けなくなり、またも撃墜される寸前に陥っている。
その後もあだ名の一つが「無駄飯食らい」であるなど隊の戦績にはあまり貢献できていなかったようだが、順当に信頼度を稼いでいくと中盤近くでは隊員との狩り勝負で競うイベントも発生し、終盤では隊員との一対一の対決や、龍神器やラグナメイルとも戦うこともできるようになるなど、上記した機体のピーキーさを考えるとかなり実力をつけていったことになる。
ストーリー中盤の活躍
借金を背負いながらアンジュや第一中隊と少しずつ絆を深めていくが、アニメと同じようにアンジュとヒルダがフェスタの日に逃亡。両者の追跡のためにナオミは単身ミスルギ皇国へ潜入することになる。
初めて体感した外の世界は平和そのもので、出会った老人にとても親切にされたナオミはアルゼナルとはまるで違う環境に感激するが、アンジュ処刑の報を聞いた途端にノーマに対する異常な嫌悪を剥き出しにする民衆に戸惑い、弾みで自分がノーマであることを知られてしまう。
つい先ほどまで温厚で優しかった老人は顔色を変えてナオミを拒絶し、タスクに救われたアンジュと共に失意のままアルゼナルへと帰還することになった。
このミスルギ皇国での経験から、ナオミは人間のためにドラゴンを殺すだけの日々が続くノーマの在り方について疑問を感じるようになる。
そして攻勢に入ったドラゴンによってアルゼナルが強襲された後、ナオミとアンジュはジルの口から世界の真実を聞かされ、神への反抗作戦リベルタスへの参加を言い渡される。
ナオミが選ぶ答えは……
以下、ゲーム中盤以降のネタバレ
君はアンジュの、どんな時もあきらめない強さに憧れたんだろう?
しかし本当に運命を切り拓いて生き抜いてきたのはナオミ、君なのだよ
本来ナオミは初飛行でドラゴンに殺される運命にあった。
ナオミはアニメ第2話でアンジュに投げ渡された青いライダースーツの持ち主であり、アニメではゲーム冒頭のようにドラゴンに撃墜されてそのまま死亡。アンジュはナオミの顔も知らないまま物語は終了する。
死亡前もゲーム通りなら、第一中隊との交流は顔合わせをした程度、友人だったココやミランダも死亡してしまったため、その後も回想にすら登場することはない。ゲーム宣伝のCMには登場したが
この世界の実質的な神であるエンブリヲも、生死の境を彷徨うナオミに語りかけはしたが、数ある並行世界と同じ予定調和として蘇生させることはなかった。しかし、どういう訳かナオミはそこから生還し、その後も逞しく生き残り続ける。
死の運命を覆しながら自分の用意した脚本もアンジュのような特別な力もなく生き抜くナオミの存在がただの確立上の偶然で生じたものではないと感じたエンブリヲは、かつて度重なる過ちの末に見捨てた人類に対して再び希望を見出すきっかけとなる。
そして、自らが歪めてしまった今の世界の在り方を修復するためにエンブリヲは再び調律者として動き出すことになる。
数ある世界のたったひとつにすぎないかもしれない。だが世界は確実に変わる
君というたった一人の存在がトリルとなって、旋律を揺らしたのだ
リベルタスルート&ドラゴンルート
この二つはアニメのストーリーをなぞったもので、リベルタスルートでは戦艦アウローラ内での出来事が、ドラゴンルートではアンジュと共にもう一つの地球での出来事が語られる。
最終決戦は真のアルゼナルではなく地下に囚われたアウラの前で行われる。
エンブリヲとの戦いの後、信頼度が最も高かったキャラクターとのエピローグが挿入される。
エンブリヲルート
ドラゴンによって半壊したアルゼナルへ突如エンブリヲが来訪。しかし敵である筈の彼はその人智を超えた力でアルゼナルの復旧を支援する。
エンブリヲは友好的にノーマ達と接し、ジルとの交渉の裏で彼女らをリベルタスから遠ざけるべく説得していく。ナオミもその会話の中でリベルタスへ疑問を抱き始めた矢先に、掌を返したヒルダの告発によってアルゼナルから急ぎ脱出することになり、そのままサリア、エルシャ、クリスと共にエンブリヲの陣営で戦うことになってしまう。
エンブリヲの話から、今のリベルタスが半ばジルの私情によって動いていること、仮にジルのリベルタスが成功したとしてもそれは人間とノーマの関係が入れ替わるだけと考えたナオミは、ノーマか人間のどちらかではなく両方が生き残ることを望み、エンブリヲによる新しい世界の創造に協力する。
しかしその世界を創る代償として、エンブリヲという存在が世界から弾かれ永遠の孤独に追いやられる可能性を孕んでおり、それを偶然聞いてしまったナオミは別の方法を探そうとするが、エンブリヲは時間が迫っていることとナオミと共に新しい世界で生きたいという思いからそれを拒否する。そして彼を説得する間もなく攻勢に出てきたアルゼナルを迎え撃つことになる。
最終決戦では防衛線を突破して進入してきたアンジュとサラマンディーネに対して真っ向からぶつかり、2機が放つ収斂時空砲から騎士団全員でエンブリヲを護ろうとした直後に儀式は完成し、世界は新しく生まれ変わった。
人間関係
●アンジュ
アニメの主人公。初めはナオミのことも他のノーマと同じく一方的に拒絶していたが、ナオミの度重なるお節介によって少しずつ心を開いていく。綺麗なアンジュ
アンジュ関連のイベントでは危なっかしいナオミに操縦のアドバイスをしたりと世話を焼く場面があるなど、後のスパロボで見せたような姉御肌な一面を見せている。
ナオミもアンジュに対しては初めこそゾーラたちが死んだ原因としてどう接するか迷いがあったものの、戦場で助けられたことや、ココやミランダの死を心の底では気に留めていることが分かった後はわだかまりは消えている。そしてアンジュと行動を共にする内に、アルゼナルでしか生きられないと教えられてきた自分たちノーマの生き方についても考えるようになる。
リベルタスルート&ドラゴンルートでは互いの心の支えとして共に戦い、逆にエンブリヲルートで敵対した時には互いに否定し合ってぶつかる正反対な展開を見せる。
●サリア
ストレスに悩む第一中隊の隊長。始めはナオミへの対応はドライだったが、隊長として癖のある部下の行動に頭を悩ませる中、素直かつ積極的に隊の仲を取り持ってくれる彼女の存在はありがたかったのか、好意的に接するようになる。
サリア関連のイベントではナオミが漫画に興味を示したのを皮切りに、フェスタで一緒に映画を観たりと仲を深めている。
エンブリヲルートでは最終的に趣味をナオミにカミングアウトしてコスプレ趣味へ堕とし、リベルタスルート&ドラゴンルートのエピローグでも仕事の合間に精神メンテナンスとしてコスプレに付き合わせている様子。楽しそうでなによりである。
●ヒルダ
第一中隊の副隊長。純真なナオミの前では皮肉屋のヒルダも流石に毒を抜かれるのか、アンジュへの棘のある態度と比べるとかなり大人しい。
アンジュと同じくナオミのお節介によって次第に感化されていき、アルゼナルの食事事情の改善にナオミが動いた際には、長年計画していたアルゼナルの脱走に罪悪感を覚えるほどになる。
ヒルダの最終イベントではナオミがプレゼントした“あるモノ”が決め手となって自分の幸せの形を自覚する。ああ、お前のせいだ。責任を取れよ
●ヴィヴィアン
クイズ大好きな第一中隊のエース。キャラとしてはアニメとほぼ変らない安定のアホの子。カエル顔とか言うな
ナオミとの関係は終始良好で、仲の良さ以外にもドラゴン時の言葉がナオミには通じたりと、アンジュやエルシャとは別の深い絆が芽生えている。
エピローグでは、世界を見て回りたいというナオミを背に乗せ旅に出る。
●エルシャ
母性溢れる第一中隊隊員。ナオミとタイプは違うが、優しい性格や、自分本位な傾向にあるノーマにしては周囲を気に掛けることが多いなど共通点が多い。
笑顔の内に溜めたストレスのせいか、風邪を引くと謎の買い物欲を発動させる。
リベルタスルート&ドラゴンルートのエピローグではナオミと共に保母になっており、深い傷跡を残した世界で子供たちを守っている。
表には出さないがやはり心労が重なっており、エンブリヲルートのイベントではナオミの胸の中で心の内を打ち明ける。バブみ(エルシャママ)×バブみ(ナオミママ)。
●ロザリー
ギャンブル好きな第一中隊隊員。ナオミとは軽口を言える後輩兼友達という感じの関係。金に困っているという共通点からか彼女なりにナオミのことを不憫に思っているが、借金持ちにギャンブルを勧める困った先輩。
リベルタスルート&ドラゴンルートのエピローグではアンジュが作った組織にナオミと共に参加し、彼女の相棒となり調査のために世界中を回っている。
●クリス
根暗な第一中隊隊員。アニメでは友達に依存しながらどこか信じきれずにいた彼女だが、こちらでは誰に対しても損得関係なく体を張るナオミのことを段々と信頼するようになる。
リベルタスルート&ドラゴンルートのエピローグではメイに弟子入りし、エンジニアとして働く。ナオミとは友人関係だが「ナオミの全部、わたしのものだもん」と重い執着を口にしながら彼女を虎視眈々と狙っている。
エンブリヲルートでは、ナオミやエンブリヲという友人を得たことで精神的に安定し、敵同士になってしまったヒルダやロザリーに対して真っ直ぐに意見をぶつけるなど成長を見せる。
エンブリヲとの関係
今作ではルートによってエンブリヲの性格が全く異なり、リベルタスルート&ドラゴンルートでは大体アニメ通りの変態、改心したエンブリヲルートでは胡散臭い超然的な態度はそのままに人間・ノーマ関係なく尊重する善良な人物となっている。
リベルタスルート&ドラゴンルートのエンブリヲとは終始敵対し全く相容れないまま終わるが、彼は最後までナオミに一目置いており、最終決戦ではナオミを自らの台本に組み込めなかったことを気にかけていた。
ナオミもエンブリヲのかつて幾度も世界を作り直そうとしては失敗し正解へ辿り着けなかったという後悔と苦悩を聞き、最後には「悲しいひと」と哀れみを抱いている。アニメやスパロボのような実害を奇跡的に受けなかったからこそ出た言葉ではあるだろうが。
エンブリヲルートでもナオミを特別視しているが、アンジュへ歪んだ独占欲を見せたアニメや、目を付けた女性を片っ端から手篭めにしようとしたスパロボとは違い、こちらはナオミを気に掛けながらも協力を持ちかける以上のことはしておらず、行動を共にした後も常に彼女の選択を見守るスタンスを取り執着は見せていないなど、ナオミのことをあまり「女性」としては見ていなかった節がある。
アニメやスパロボで語られた彼に選ばれる要素にナオミはあまり該当しておらず、アンジュと比べるとむしろ正反対の気質を持っているナオミが皮肉にもエンブリヲに他では見られないほど大きな影響を与えることになった。
最後までエンブリヲがナオミにどういった感情を抱いていたか定かではないものの、調律者としての立場の裏では「新しい世界でナオミと共に生きたい」という願いを秘めており、叶わなかった場合には実質的な生き地獄を味わうことも覚悟の上で世界修復を完了した。
エンブリヲが望んだ形かは分からないが、新世界を見る限りその願いは果たされたようである。
ありがとう、ナオミ
今この瞬間、私の悲願は為された
思いは可能性を凌駕した。真に新しい世界が創出されようとしている
君たちが望む、共に生きる世界。その答えが……ここに
追記・修正はエンブリヲを改心させてからお願いします。
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- アニメ序盤のアルゼナルの葬儀のシーンをよく見るとナオミの墓標らしきものが立ってたりするとか。しかしあのネジが何本も飛んだようなイカレた世界と環境でお人好しに育つって凄いな。あと冒頭の00年代初頭の少女漫画原作アニメ染みた台詞はガチ? -- 名無しさん (2021-03-10 00:03:19)
- 誰だこの新鮮な鰤はw -- 名無しさん (2021-03-10 10:18:20)
- 鰤ルートは言わずもがな、敵対してる時ですら終始一貫して同情的なんだよね。あいつにとって自分の信者になるでもなく「一人の女の子」として優しくして手を差し伸べてくる相手ってがどれだけ衝撃だったかということだ。 -- 名無しさん (2021-03-10 13:39:26)
- 読んだ限りだとコードギアスロストカラーズみたいな感じなんですかね -- 名無しさん (2021-03-10 13:51:22)
- 100万Gの男、1億クレジットの女。スパロボでの共演は難しいか…? -- 名無しさん (2021-03-10 20:31:27)
- 何気に第一中隊の中では最年少 -- 名無しさん (2021-03-10 22:44:24)
- この調子でモモカの項目も作ってほしいな -- 名無しさん (2021-03-12 01:09:15)
- 天文学的確率の奇跡に感動して改心ってちょっとDrマンハッタン思い出した -- 名無しさん (2022-08-11 20:33:56)
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