登録日:2021/02/08 Mon 07:48:56
更新日:2024/05/24 Fri 13:46:23NEW!
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ボボボーボ・ボーボボ かませ犬 ギガ 帝王 芸術家 関智一 燃費が悪い ハーレム 龍谷修武 真拳使い オブジェ真拳 サイバー都市
上等じゃん。
ギガとは、『ボボボーボ・ボーボボ』の登場人物。
概要
マルハーゲ帝国内において、唯一皇帝ツル・ツルリーナ四世と対等の地位にある人物。語尾によく「〜じゃん」とつける。
名前の由来はおそらく「ギガバイト」と「鳥獣戯画」。
サイバー都市(サイバー帝国とも)という独自の領土を持っており、そこの帝王として君臨している。
マルハーゲ四天王の一人、ハレクラニのことを「金づる」と呼んでいるが、同じく四天王であるOVERの真の姿である魚雷ガールとは初対面のようだった。
軍艦と並ぶ、本作の代表的なかませ犬として有名。新キャラと戦うと絶対負ける。軍艦と手を組んで戦い、一緒に負けたこともある。
ボーボボたちとの三つ巴だったとは言え、ツル・ツルリーナ三世ともある程度渡り合ったOVERや、ビュティをピンチから救ったハレクラニのように、後になって見直せるような点もなく、その扱いは彼の部下の部下である絶望君よりも悪い。
というか当の絶望君にも殴り飛ばされている。アイツはなんなんだ……
性格
性格は傲慢で残忍とまさしく暴君。対等だが同時に雇い主でもある四世に対しても「対等なんだから命令はやめろ」といった旨の発言をしている。
都市内においては配下の電脳6闘騎士を率いて恐怖政治を敷いており、「公開毛狩り処刑」と同時に「電脳6闘騎士と受刑者を戦いあわせてどちらが勝つか」という題材で上流階級の住人に賭博を行わせている*1。
そのせいかサイバー都市はマルハ―ゲ帝国で最も凶悪な都市として扱われている。
この他、真拳狩りを行っており、配下を使って真拳使いを拉致させては下記の能力でオブジェに変えてコレクションしていた*2。
とにかく退屈を嫌うらしく、ボーボボと交戦するまでの行為は基本的に暇潰しだったらしい。
戦闘でも挑発的な言動がとにかく多く、わざと手抜きの攻撃をして今のは本気じゃなかったと煽り立てたり騙したりと「倒すため」よりも「馬鹿にするため」に重きを置いて技を使うケースが多い。
また、プライドの高さ故か、普段は余裕たっぷりに笑顔を浮かべているが、追い詰められるとすぐに激昂し「クソガキどもがー! 皆殺しだー!」と捻りのない台詞(by.ボーボボ)を発するなど大物とは言いがたい。
その一方で芸術家としての一面を持っており、「破壊こそが最高の芸術」と語る*3歪んだ面こそあるものの、自分の作品であっても気に入らなければ「駄作だな」と酷評。
ボーボボたちの作品にも律儀に採点*4、よければしっかり高評価する*5、芸術性で自分を上回ってきたボーボボに対して一芸術家としてそれを認めた上で芸術の在り方を問うなど、芸術家としての自覚と誇りはとても強いため、小物とも言いきれない。某壺職人は少し見習うべきかもしれない。
また、自身が敗北し、マルハーゲ帝国が四世逃走という理由で崩壊しても、相変わらず電脳6闘騎士を率いてサイバー都市の帝王として君臨し、美女をはべらせていたあたり、人望や政治的手腕も持ち合わせていたようである。
必要なら協調性もそれなりにはある、ないし敗北経験から覚えたようで状況によっては呉越同舟的に手を組むこともあり、
真説では軍艦の合図に従って協力攻撃をして敵の撃破を喜んだり(結局撃破できていなかったのだが)四世世代のマルハ―ゲ帝国同窓会にちゃんと参加していた。
戦闘能力
結論から言うと、『ボボボーボ・ボーボボ』以外の能力バトル要素のある作品に出したらダメなキャラ。なぜなら反則技をたくさん使うから。
- 相手を強制的に行動不能にする
- 相手の行動を完全に読んで攻撃を回避する
- 物理的パワーとは別ベクトルの概念で攻撃を無効化し一方的に攻撃する
……と、もはや「これギャグ補正以外で突破できるの?」な域。ハレクラニの「デスマネー・スゴロク」やランバダの「オーラ・オブ・ポリゴン」など『ボーボボ』ではよくあることだが。
一応オブジェ真拳には燃費が悪いという弱点があるのだが、それを差し引いても普通の能力バトルだったら理不尽極まりない戦闘能力を持つ。
…これがかませ犬になるとか、『ボーボボ』世界は地獄だぜ。
オブジェ真拳
ギガが使用する真拳。その名の通りオブジェを作り出して攻撃する。
上記の通り燃費が悪く、他の真拳使いからエネルギーを吸い取らなければ強力な奥義が使えないという弱点を持つ。
作中の描写を見る限り、フルパワーで戦うためには相当な人数の真拳使いのエネルギーが必要であり、おそらくボーボボに敗北した後のギガは全力を出したくても出せない状況に陥っているものと思われる。
強力な反面、公式で「使いづらい」と明言されるくらいには使い勝手の悪さもある真拳。
エネルギーを吸収する際は、髪の毛を触手のように伸ばして真拳使いに突き刺し、そこからエネルギーを吸い取る。真説ではオブジェを吸収する描写がないにもかかわらず奥義を使用しているが、オブジェなしで出せるようになったのか、奥義と偽っているのかは不明。
主にオブジェ化した相手に突き刺して吸収しているが、次期皇帝決定戦ではオブジェ化していないモブに髪を突き刺しているようなシーン*6があるため、オブジェ化の有無は関係ないのかもしれない。
ちなみに、エネルギーを吸収された真拳使いのオブジェは砕け散り、その後復活した描写は無い。
暴力描写が自主規制されモブの死傷者が減っているアニメ版でも、オブジェなら関係ないとばかりに景気よく割れている。
技
- オブジェ化(正式名称不明)
基本技にして反則技その1。
相手の背後に奇妙な生物を出現させ、それが相手を粘土細工のようにこねてオブジェに変えて行動不能にする。
生物のサイズは変更可能で、首領パッチが対面した個体は彼が正真正銘の金平糖に見えるような巨体であった。
オブジェにされる前に生物を倒せば突破可能だが、基本的に使われた時点でアウト。天の助は元々粘土に近い体質だった為か「ぬ」の形になるだけで済み、ボーボボは偽のオブジェを使い、自分が奇妙な生物に成り済ますことで回避した。ちなみに発動する際、相手を模した人形が出現するのだが、何故か首領パッチだけ酷い出来だった。(おそらく真拳使いじゃないから。)
- コピーオブジェ(正式名称不明)
自身を模した人形のオブジェを作り出す。
後述の大量に生み出す奥義と違い、1体なら真拳使いのエネルギーも使わずどのタイミングでも作れるようで、概ね変わり身に使われていた。
作中ではこちらの攻撃がギガにヒットしたかと思えば「バーカそれはオブジェだよ」と偽物に攻撃したことをギガに煽られるという性格の悪い使用法をされていた。
- クレイ・ハンド
無数の粘土の手で相手を引きずり込む。
- ホーミング・オブジェ
相手を追尾するオブジェを飛ばす。
真説では奥義に昇格していた。
- メガ・シャンデリア
天井に出現させたシャンデリアのオブジェから、トゲつき鉄球を飛ばす。
- ギガサウンド
奥義。反則技その2。
巨大なスピーカーを出現させ、その音色を聞いた者に「帝王を敬うポーズ」を取らせて身動きを取れなくする。
魚雷ガールの極悪斬血真拳奥義「魚雷崩し」によりあっさり破壊されたが、逆に言えば魚雷ガールがいなければ危なかったし、その魚雷ガールも音量をMAXにすることで一時的に止めることには成功している。
「愛車に傷がついたわー!!!」
「(まさに帝王ー!!!)」
「まったく…このバカチンがー!!!!」
「(口から何か出たー!!)」
「極悪斬血真拳奥義「魚雷崩し」!!!」
「(すごい荒業だー!!!)」
のテンポの良さは必見。
- 死の螺旋階段
芸術奥義。巨大な螺旋階段を出現させる技。
ギガは頂上にいるため相手は階段を登らなければならず、立ち止まっていると下から怪物が階段ごと相手を食べようとしてくる。
階段はギガの意思で自由に曲げられる。
- メガオブジェ・エッグ
奥義。玉型のオブジェの怪物をぶつける。
- 邪眼顔面像
超奥義。
螺旋階段の中央にトーテムポールのような巨大なオブジェを出現させ、無差別攻撃を行う。
サービスマンの超特大サービスにより破壊された。
- サウザンド・トレース
奥義。自分の姿をしたオブジェを大量に作り出す。
ボーボボたちにあっさり破壊されたため、一体一体の強さは不明。
- it's芸術!
ツインテールと犬歯が特徴的な第二形態に変身する。反則技その3。
この形態になるとギガは「芸術」というベクトルの存在となり、芸術性で彼を上回らなければダメージを与えることができなくなる。
小難しい単語を連発するギガに対し、ボーボボたちは「日常の光景」とバックドロップという芸術でこれを打ち破った。
とはいえ、逆に言えばボーボボたちですら芸術性のない攻撃は無効というルール自体を曲げることはできていない。
ボーボボは日常の中に潜む美的概念という切り口からあらゆる行動に芸術性を付加し突破したのである。
最大の欠点はコストが途轍もなく悪い点。
作中ではヘッポコ丸を除く全ての真拳使いのオブジェをこの形態になるためだけに消費している。
- ギガネイト・アート
奥義。真説で使用。
地面からオブジェを召喚して相手を拘束する。
- アート・ライト・エレクサンダー
超奥義。真説で使用。
電撃をまとった巨大なオブジェで相手を押し潰す。
それ以外の能力
- 帝王感覚
反則技その4。
その知能でもって相手を一瞬で完全に計算しつくし、相手の思考・行動を読むことができる。
別作品でいうなら答えを出す者(アンサー・トーカー)に近い感じだろうか?
奥義やオブジェ真拳ではなくあくまで単純な知性の産物。
しかし、既に寝返っていた田楽マン*7が一時的にボーボボ側に戻るという方法で突破された。
余談
ファンからはOVER、ハレクラニとセットで「三悪」と呼ばれており*8、作中での扱いの悪さに反して人気は高い方に入る。
アニメ版のOPでもこれら3名で括るように巨悪として表現されているのもあるだろう。そのせいでプルプーの存在を忘れ四天王と勘違いする人も……
見た目は人外要素皆無なギガだが、
誕生日:6M9H*9
血液型:HD(ハードディスク)型
好物:粘土と石膏
となっている。ふざけたことが当たり前のギャグ漫画である『ボーボボ』だが、敵サイドのキャラの誕生日や血液型がめちゃくちゃになっていることは意外と珍しい。
また、若々しい見た目と口調からは想像できないが、実はボーボボと同い年(27歳)である。
クルマン「ギガ様、なぜ項目に!?」
追記・修正。
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▷ コメント欄
- OVERが25歳だっけ、因みに首領パッチは「さっぱりわかりません」w -- 名無しさん (2021-02-08 08:14:20)
- イラストコーナーのコメントで髪を描くのが面倒みたいなこと言われた人。変な髪形にされたり噛ませ犬にされたのもしょうがないね。 -- 名無しさん (2021-02-08 10:30:08)
- バ、バカな。おいどんのニンジン真拳が -- 名無しさん (2021-02-08 12:32:09)
- 気がついたら「あーん、ギガ様が死んだ!」ってなってることが多い -- 名無しさん (2021-02-08 15:49:26)
- 真説でホーミングオブオブジェが奥義に格上げされてたのって真拳使いのオブジェがなくて他の奥義が使えなくなってたからなのか? -- 名無しさん (2021-02-08 19:31:15)
- 三代極意という切り札を切らないと倒せなかった強敵中の強敵というイメージがあったけど、振り返ってみると確かに噛ませ扱いが多かったのね… -- 名無しさん (2021-02-08 19:51:09)
- ↑強さ的に極意出すまでもないにしても、通常攻撃無効+時間かけるとヘッポコ丸オブジェが壊される状況だから勝負を急ぐ必要があった、って考察はされてたな -- 名無しさん (2021-02-08 19:56:45)
- マルハーゲ帝国が滅んでも「俺には関係ねー」て言って真説でもサイバー都市の支配者やっていたが以前みたいな悪事はしてなかったんだろうか。 -- 名無しさん (2021-02-08 20:43:56)
- ツルリーナ4世もまともに戦ってたらギガと同じくらいの強さだったのかな? -- 名無しさん (2021-02-08 21:14:12)
- ハレクラニを金づる呼ばわりしてたのは、ハレクラニ的には芸術関連で付き合う価値があったから単純に取引相手だった説やら(金魚おじさんショーとか一度は許しちゃうくらいだしギガ的には駄作も駄作を高額で売り付けてたとか)、色々と面倒な相手だから揉めるより素直に金渡してた説やら色々言われてるな。どちらにせよハレクラニははした金程度って認識かもしれん。 -- 名無しさん (2021-02-09 10:58:49)
- この作品真正面から戦ったらアウトな相手多すぎじゃない? -- 名無しさん (2021-02-09 17:36:13)
- 見るからに獰猛なOVER、貴公子然としたハレクラニに対して、チャラ男めいた軽さとキレると何をするか知れない危なさを併せ持っているのがギガという感じ -- 名無しさん (2021-02-09 17:49:57)
- 作中で最も多くの命を奪ったのは多分ギガ -- 名無しさん (2021-02-10 11:59:34)
- やっぱ噛ませのイメージが強い。 -- 名無しさん (2022-04-02 19:50:33)
- ↑続き けど、同時に強キャラだった記憶も確かにある -- 名無しさん (2022-04-02 19:51:59)
- 『自陣で徹底的に準備した』が故の強さであって、自陣から離れると勢いよく弱体化するタイプだよなあこの人 -- 名無しさん (2023-06-25 14:24:14)
#comment(striction)
*2 これにはオブジェ真拳のエネルギー源の確保という目的もあったと思われる。
*3 そのためか、自分の作品が誰かに壊されることには特に反応しない。
*4 しかも駄作とした自分の作品が5点なのに対してボーボボが35点で天の助が12点。意外にもストイック。
*5 なんと首領パッチの存在自体を100点と評価。
*6 奥義165より
*7 要するに戦力外(非戦闘員)だと誤認識されていたため帝王感覚の対象外だった。
*8 場合によっては同じく美形で暗殺部隊総隊長のねんちゃくを加えて「四悪」とも。
*9 DVDでのプロフィールでは29XX年9月8日と表記。
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