ドロイドスターファイター

ページ名:ドロイドスターファイター

登録日:2021/02/02 Tue 21:30:00
更新日:2024/05/24 Fri 13:39:48NEW!
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「あれはドロイドファイターです! トライファイターにバルチャー、分離主義者の野獣どもです」

小説「ターキン」より、帝国軍将校



ドロイドスターファイターとは、スターウォーズ・シリーズにおける戦闘機の一種。
戦闘機がドロイドそのものというタイプ。





【概要】

スターファイターとは宇宙戦闘機のことだが、一般に「ドロイドスターファイター」と称するのは、戦闘機自体が一つのドロイド(完全自律ロボット)であるものを指す。
ドロイドが戦闘機のコックピットに乗り込み操縦を行う、という場合はドロイドスターファイターには分類されない。
人間や独立したドロイドが乗り込む操縦席を最初から持たず、戦闘機と一体化したプログラムによって起動する、いわゆる完全な無人機のことを指す。


劇中世界では「バルチャー型」と「トライファイター」の二種類が有名。



バルチャー型スターファイター

一般に「ドロイドスターファイター」という場合はこれといわれるぐらいの機体。
バルチャー・ドロイドファイターとは外見からくる通称で、正式名称は「可変翼自動推進式バトルドロイドMK-I」。
バルチャーとはハゲタカのことで、装飾がまったくない、つるりとした頭部に由来すると思われる。
(ちなみにウィルハフ・ターキンいわく「歩行モードはハゲタカというよりもむしろ」)


通商連合が機動兵器として運用し、独立星系連合にも提供された。ブラスター砲や魚雷発射装置を搭載し、宇宙だけでなく大気圏内でも戦えるよう設計されている。
また歩行モードの変形機能もあり、戦車として地上の哨戒・制圧任務にも対応できる多様性が売り。



◇基本設計

円盤状の薄っぺらい胴体に、「ハゲタカ」の由来となったつるりとした頭部、全長7mの翼を二対・四枚搭載した外観が特徴的。
簡単な変形機能が組み込まれており、「飛行モード」と「歩行モード」を切り替えられる。


飛行モードでは、翼と頭部を胴体に隙なく接続し、コンパクトになった状態で高速飛行を開始。この形態での機体の全高はわずか186cmとなり、非常に小さく、小回りが利く
歩行モードでは、頭部や翼の間に仕込まれたアームが起動し、頭部で周囲を見渡したり、翼を脚部として歩いたりができるようになる。
上述したように、翼は7m弱の大きさがあるため、歩行モードでは機体の高さもそれぐらいとなり、敵歩兵に対してかなりの高所から視認や攻撃が可能になる。


武装は、上下の翼の間に仕込まれた連装式ブラスターが、左右合わせて二基。それと胴体前方(頭部のすぐ前)に設置された、エネルギー魚雷発射管が二門。
主力火器は翼の間に仕組まれたレーザー砲だが、歩行モードでは使えなくなってしまうため、胴体のエネルギー魚雷を用いることとなる。
また、歩行モードでは翼(脚部)の先端に爪が飛びだすギミックがあり、このおかげで繊細な翼でもそれなりに歩けるようになる。


設計を担当したのは、惑星シ・チャーの種族シ・チャリアン。
彼らの美的センスがおおいに反映されており、まったく無駄のない、つややかで洗練されたデザインをしている。



◇特性

最大の特徴はドロイドファイターであること
パイロットを載せないことが前提であり、コックピットは最初からなく、後付けの搭載も不可。
さらにハイパースペース用のハイパードライブもシールド発生機も搭載しておらず、無人機に無用な設備を徹底的に排除している。


その結果できあがったバルチャーは、とにかく小型
翼を除いた胴体部分の大きさは、全長3.5m、全高1.85mという驚異的なコンパクトサイズとなり、そこにエンジンと最低限の武装だけが積み込まれている。


だがそこまで小型化した甲斐があって、バルチャーはとにかく機敏で小回りが利く高機動ファイターとして完成した。
戦闘機は歩兵と違い前方への推力があらゆる機動の基本となる。小型であればあるほど小回りは利き敵への優位となった。
人間のパイロットを用いないため無茶な軌道で人体にかかるGを考慮に入れなくてもよく、その意味でも驚くような動きが可能。
しかもバルチャーは特殊な燃料を使っていたため小型でありながらその推進力・飛行スピードは破格だった。
武装にしてもやや火力不足は指摘されたが戦闘機相手なら十分な威力を発揮した。


さらに、徹底的に無駄を削減したためにコストも安く、大量配備が可能であった。
そのうえ歩行モードへの変形機能のおかげで、戦闘機でありながら戦車としても運用できる。
制空権の確保・敵地への空爆だけでなく敵地の制圧までやれるというのは、間違いなく大きなメリットであると言えるだろう。
そのうえ、宇宙から重力圏でも問題なく飛べるという強みもある。


ハイパードライブもシールド発生機もなかったことは防御力の軽視となり、被弾した場合や回収され損なった場合は確実に喪失することを意味していたが、
そうなっても無人機なので人的損失は無く、安いので損失も許容範囲となるため、欠陥とはいいがたい。
むしろ有人機のくせに無人機並みの設備しかないTIEファイターはどうなってるんだと小一時間(ry



バトルドロイドの場合、人間の兵士に対して思考に柔軟性がなく、攻撃が単調というのも問題であった。
バルチャーの戦闘プログラムも例外ではなく、人間に比べると駆け引きや機知には劣る。


とはいえ、戦闘機同士の戦いは歩兵同士の戦いとは違い、まず前方への強力な推進力が基本となり、左右への細かい移動は推進力を無視して発揮できず、後退はまず不可能であるなど、人間の機知や柔軟性が入り込む余地は(歩兵戦と比べて)限られていた。
そんな状況では、とにかく機敏で小回りが利くバルチャーは多少攻撃が単調であろうとも目立った欠点にはならなかった。
さらに、後述する燃費の都合で基地や母船のすぐ傍で運用したため戦闘に関しても母船から細かい指揮を受けられた。


実は母船から操縦コマンドを発信し続けての遠隔操縦も出来、この場合は攻撃に緩急をつけることまで可能
結果、地上のB1バトルドロイドなどと違い、知能面が枷となることはあまりなかったようだ


まあ、とんでもない達人パイロットが相手ではその限りではないが……このレベルのパイロットが相手では有人仕様でも勝てないから、しょうがないだろう。


ちなみにB1よりは高価なためか、機密保持は徹底されており、ドロイド司令船との通信が切れた場合、敵艦や敵施設に特攻・自爆するようプログラムされていた
母艦が敗北した場合、もしくは敵母艦が形勢不利と見て逃げ出した場合、残されたバルチャーは殿軍を兼ねて敵に最後まで奮闘し、果ては特攻をかけ、あるいは自爆し、敵の痛撃を与えつつ、撤収の時間も稼ぎ、自分たちの主人の情報を隠し通すのである。
後述のハイエナ級ボマーにも同様のプログラムがなされているため、場合によってはプロトン魚雷や震盪ミサイルを搭載した爆撃機がそのまま特攻してくるという、大本営も真っ青な攻撃をすることも可能だった。無人機の強みを極限まで生かした点と言えるだろう。
(なおこの特攻プログラムはナブー危機時点では搭載されていなかったらしく、母船轟沈とともに機能停止したとのこと)


また記憶メモリーはあえて簡素なものを採用しており、どこで製造されたのか 所属母艦の詳しい情報は何か といった複雑な分岐情報は最初から入力できなくなっている。
そのため、鹵獲されて解析されようとも出所の足がつかないようになっていた。



◇燃費

とここまで行くと完璧な戦闘機といえるのだが、バルチャーには深刻な問題点があった。
それが燃費である。というか、燃料というべきだろう。


このバルチャーがこれほどの機動力を確保できたのは徹底的な無駄の削除と、それによる超小型化も大きかったがなによりも搭載している燃料に秘訣があった。
この燃料は、特殊な固形燃料を用いていたのだ。
この固形燃料は点火するとものすごい勢いで燃焼し爆発的なエネルギーを発したのだが、燃え尽きるまでのスピードもすさまじい。
そのうえ徹底的に小型化した弊害として、燃料設置スペースも小さくせざるを得なかった。
少ない燃料を一気に燃焼し尽くすため、バルチャードロイドが全力で飛べる時間は、たった30分しかなかった。


30分である。


こんな時間でどうしろってんだ。


そのため、バルチャーは必然として基地や空母の側で運用するしかなかった。
そして戦闘が始まれば、保有する部隊を複数の中隊に分け、一隊が出動してしばらくしたら第二隊が出動、その間に第一隊を呼び戻して固形燃料を交換、第二隊の燃料が尽きるまでに第一隊や第三隊を出動させ……と、戦闘中にローテーションを組む必要があった。
全機一斉出動、というわけにはいかないのだ。


一応固形燃料とは別にバッテリー駆動もできるようで、特に歩行モードではバッテリーにより長期間の駆動ができた。
しかしバッテリーモードでは長期間動くことはできても固形燃料を使ったような高機動はとても発揮できなかった。


とはいえ、それをも見越して小型化・低コスト化を突き詰めているのである。
ローテーションを組んでも十分相手を圧倒できるだけの数を「生産」し、かつ前線で「運用」できるように、徹底して小型化と低コスト化が為されていたため、こと迎撃任務においてはバルチャーは強力だった。



◇劇中の活躍

EP1で初登場。
通商連合によるナブー侵略作戦では、黄土色に塗装されて登場。
映画前半では目立った活躍は無く、船内を歩行モードでうろうろしているだけだったが、映画終盤ではルクレハルク級ドロイド司令船「ヴーチュン・パーラ」を狙うナブー戦闘機部隊を迎撃するべく大挙して出撃。
目の前を埋め尽くすほどの数と、小型無人機ゆえの圧倒的な機動力を見せつけてナブー戦闘機部隊をほとんど圧倒。さらにヴーチュン・パーラの防御力と砲撃力も加わり、勝利まであと一歩にまで迫った。
しかし、飛び入り参戦していたアナキン・スカイウォーカーの、偶然敵艦に飛び込んだゆえの攻撃によって、司令船ヴーチュン・パーラが轟沈
当時のバルチャーには自立頭脳も特攻プログラムも施されていなかったため、全機機能停止してしまった。



EP3では独立星系連合の機体が登場。独立星系連合のシンボルカラーである、青とグレーに塗り替えられている。
より大型で高性能のトライファイターとともに参戦し、多くの戦場で戦っていた。
このころには、バズドロイドを満載した「ディスコードミサイル」を搭載したタイプも登場。


また、バルチャーのバリエーションとして、バクトイド社による改造型「ハイエナ級ボマー」も投入された。


戦後にも、破壊されなかったバルチャー(もしくは残骸を組み合わせて再生した機体)が多数残存していた。
一部の機体は反帝政武装勢力にも回収されており、帝国領への奇襲作戦に運用されている。
通信が切れた場合の特攻プログラム、分岐記録を保存しないゆえの機密性なども披露され、依然として厄介な相手であることが示された。




ハイエナ級ボマー

文字通り独立星系連合の爆撃機として片翼を担ったドロイド・スターファイターである。



◇基本設計

ボマーとは言うものの、はっきり言ってバルチャー型のバリエーション…というより、本来はバルチャー型の後継機として開発されたドロイドファイターである。
外見上の違いはTIEボマーよろしく頭部がふたつになっている点であり、左側の頭部は同じように爆弾倉となっている。機体自体も大型化されており、翼は約12m、胴体の厚さは3mと、一回り大きい。この大きさを利用して、プロトン爆弾四発、プロトン魚雷六発、震盪ミサイル六発などを装填・爆撃できる。
自衛用にレーザーキャノンも装備しており、戦闘機としても使用可能。大型化に伴い燃料積載スペースもマシになり、二日間は飛べたという。


右側の頭部はバルチャーと同じタイプで、歩行モードでは起き上がる。また歩行モードでは翼部分が上下にも分割され、より柔軟に歩けるのも特徴的であった。



◇劇中の活躍

映画本編には登場せず、「クローン・ウォーズ」のみの登場。ライロスの戦いやマラステアの戦いなどでその姿が見られた。
しかしながら、ハイエナ級ボマーはバルチャー級ドロイドより生産数が少なく終戦まで代替することができなかったため、後継機としての側面があまり知られていない。そのうえ、某所では「目立った活躍は見せなかった」とまで書かれている始末である。ひでえ。


これは、大型化に伴う低速化に対しドロイドファイター特有の防御力の軽視が噛み合わなかったことにより、どうしても戦績がヴァルチャー級や後述のドロイドトライファイターに対し見劣りしていたためと見られる。有人機のくせに無人機並みの装甲しかないTIEファイターはどうなってるんだと(ry


だがダソミアの戦いではナイトシスターに対し上空からの一方的な爆撃で甚大な被害を与えたほか、スキピオの戦いでは強襲により共和国のフリゲートやガンシップを一方的に破壊することに成功している。
適切な用途で使用すればちゃんとした成果が残せる点や、インターセプターとしての面も強いヴァルチャー級が後述のトライファイターと用途が若干被っているという点から鑑みて、独立星系連合は本機種に対し


「ドッグファイトにはそれに特化したトライファイターのみの運用とし、ヴァルチャー級は爆撃・強襲作戦に特化させたハイエナ級への代替を…」


というような、スターファイター運用の見直しを目論見ていたのかもしれない。
もっとも、それを確かめる前に敗戦となってしまった以上彼らの真意を確かめることなどできないが。



トライファイター

ドロイドトライファイター、トライドロイドファイター、とも表記される。


この名前は、砲塔を兼ねる三枚のプレートに由来する。
開発したのは、ドロイディカを開発したことで知られる昆虫種族コリコイド


◇基本設計

エンジンなどが集約された球体状のブロックを中心として、前方に「顔」、後部にブースターを搭載。
頭部には「目」のようなカメラアイと、「口吻」のように突き出したビーム砲がある。その顔つきはのようにも見える。


そして、そうした機体胴体を包むように、三枚のプレート(サポートアーム)が上・右下・左下に、120度の間隔で設置されている。
このプレートの前半部分には溝が彫られていて、その溝をビーム砲が移動できるようになっていた。おかげで射角はかなり広い。
口吻部の砲と合わせて、ビーム砲は全部で四基となっている。
さらに、プレートの後半部分にはブースターも搭載されていて、機動力は非常に高い。


顔のような機首やプレートなどのデザインは、コリコイドの母星における捕食動物の頭蓋骨がモデルとのこと。


驚くべきはその小ささ
全長5.4 m、全幅3.45 m、という大きさはバルチャー型(翼を含む)よりもさらにコンパクトになっており、必然として機敏性もさらに向上した。
三枚のプレートは機体から同心円状に設置されているので、全高も3.45mということになり、この「薄さ」という点だけはバルチャー型に劣るが、それでもより小型化したのは驚異的。


それでいて、ブラスターの出力はさらに向上しており、しかも砲塔の数は四基、おまけにそのうち三基は別の方向に指向できるとあって、性能はもはやバルチャー型の比ではない。


さらに、バルチャー型の問題点であった航続距離の短さを、どうやったのか完全に克服している。
さすがに無補給でいつまでも、というわけではないが、30分で息切れなどは起こさず、むしろ長期間の戦闘に耐えられるだけの航続距離を持つ。
小型ながら高出力のエネルギー発生装置を搭載しているとのことだが、この反則的な能力は、ドロイディカに高出力エネルギーシールドを起動できるだけのパワーを与えた、コリコイド技術の面目躍如といったところか。
さすがに全エネルギーをビーム砲とスラスターに集中することになり、シールドまでは搭載できなかった。
また、ハイパードライブも搭載していないが、ここは母船との共同運用が前提ということだろう。



しかしここまで強力な機体がホイホイ生産できれば苦労はない。
ドロイディカと同じく、トライファイターもハイスペックに比例してとにかく高価で、バルチャー型の比ではないレベルの資金を必要とした。
あまりに高価すぎたため、あの通商連合の金蔵が傾いたそうである。


また、バルチャー型よりもはるかに高性能ではあったが、バルチャー型の「飛行モードとは別に歩行モードを取り、戦車的な運用もできる」というような芸当はさすがに無理で、完全な航空機となっている。



それでも、ドロイドファイターとしては限りなく究極の機体といえるトライファイターは独立星系連合の精鋭として評価され、さすがに全体更新とはいかなかったが、積極的に活用された。



◇作中の活躍

映画ではEP3のみの、「クローン・ウォーズ」では中盤よりの登場。
クローン大戦でも後半に入ってから開発・投入され、コストの関係で数こそ少なかったが、その運動性と火力と小ささで共和国軍を圧倒。
特に、ドロイドファイターよりも大型で鈍足なARC-170スターファイター(Xウイングの前身機)にとっては天敵にも近かった。
EP3冒頭のコルサントの戦いでは、コマンダーオッドボール率いるACR-170の一団「スクワッドセブン」が編隊を組んでアナキンやオビ=ワンとともに議長救出に向かったが、トライファイター部隊との戦闘からものの25秒で4機が撃墜、結局議長が囚われている旗艦に到達できたのはジェダイ将軍二名のみであった。


その運動性はクローン兵はおろかジェダイですら手を焼くレベルであり、
ジェダイ騎士団でも随一の操縦技術を誇るあのサシー・ティンですらが、初交戦時には撃墜寸前にまで追い詰められたという。
幸い、その場にいたアナキン・スカイウォーカーによって救出されたものの、ジェダイのトップエースでもヤバいというそのスペックは尋常ではない。
前方への推進力と慣性が基本となる戦闘機同士の戦いでは、人間の知能や兵士の経験も、フォースの先読みや駆け引きもあまり効果がないから、といえばそうなのだが、
ドロイディカと並ぶコリコイドの恐るべき技術力の証左であろう。



戦後もバルチャー型とともに、帝国への反乱勢力が運用している。




【TIE/Dオートメイト・スターファイター】

レジェンズに分類されるスピンオフコミックシリーズ「ダーク・エンパイア」で登場。
TIEファイターの一種で、完全無人機仕様となった機体。
TIEシリーズ共通の球体上のメインユニットに、凹型のソーラーパネル、そして正面の赤い窓が特徴的。


操縦席は廃され、代わりにAce-6戦闘ユニットが設置。ドロイドの判断、または母船からのコンピューターによる遠隔操作によって起動する。
武装は一般のTIEファイターと変わらない。


もともとこのタイプが設計されたのは、ヤヴィンの戦いやエンドアの戦いで帝国軍がボロボロになり、兵士の価値も高くなった結果、TIEファイターを昔のような「使い捨て」に出来なくなったためである。
せめてパイロットの人的被害だけでも少なくしたい、と考えた結果、ドロイドファイターの採用と相成ったわけだ。


しかしエンドア戦から六年後でもまだ操縦プログラムは満足いく結果を出せず、さらにドロイド司令船となった「ワールド・デヴァステーター」*1が轟沈したこともあって、帝国のTIEドロイドファイターの計画は頓挫した。


N64のSTG「出撃!ローグ中隊」の惑星カラマリのステージは「ダーク・エンパイア」のエピソードがモチーフになっており、その縁で「ワールド・デヴァステーター」と共に登場している。






ドロイドに詳しい方々の追記・修正をお願いします。


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  • TIEに無人機があったとは知らなかったけど、操縦AIが満足いく出来にならなかったって事はドロイドの戦闘AI技術が帝国体制下で失われて20年で相当退化してるんだろうね -- 名無しさん (2021-02-03 00:57:44)
  • ドロイド産業を担ってた会社や技術情報をクローン戦争で纏めてブチ壊した上で、勝利後に新規開発を規制したわけだから技術退化は凄まじかったんだろう バトルドロイド計画もダークトルーパーとか失敗してるし -- 名無しさん (2021-02-03 13:13:20)
  • あるいは求める基準が高すぎたとか? 例えば「ジャンゴ系クローン兵や精鋭ストームトルーパーよりも優れた判断力ができるまでは『完成』とは認められない!旧式と同レベルの戦闘プログラムでは未完成同然!」と気合を入れすぎて、いつまでも満足しなかったのかも。 -- 名無しさん (2021-02-04 13:47:20)
  • レジェンズのシャドウドロイドとシ・ルウクのドロイドスターファイターもここに入るかも -- 名無しさん (2021-02-11 11:21:10)
  • クローン大戦(2Dアニメ)でメイスが配線引っこ抜いて手動で操作するとか凄まじい事してた -- 名無しさん (2021-02-18 10:48:51)

#comment(striction)

*1 デヴァステーターといえばスターデストロイヤーだが、この「ワールド・デヴァステーター」はスターデストロイヤーではない。工場を兼ねた移動要塞とでもいうべきもので、真下にある土や物資を吸い上げ、内部で粉砕・融解して武器を作り上げるという超兵器。

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