登録日:2020/10/28 (水曜日) 00:53:55
更新日:2024/05/23 Thu 11:01:31NEW!
所要時間:約 5 分で読めます
▽タグ一覧
ピクミン ピクミン2 ピクミン3 武器 罠 ギミック 最終兵器 取り扱い注意 切り札 爆弾 バクダン岩 爆殺 諸刃の剣 飛び道具 アイテム hey!ピクミン ピクミン4 ×ばくだんいわ 黄ピクミン
バクダン岩とは、ゲーム『ピクミンシリーズ』に登場するアイテム及びギミックの名称。
普通の小石のような見た目だが、よく見るとひび割れた部分はマグマに似た色をしている。
内部には極めて高いエネルギーを蓄えており、刺激を与えると一定時間の後大爆発を起こす。誘爆も可能で、その場合はインターバルなしで即座に爆発するが、2のみ誘爆しても起爆するだけですぐには爆発しない。
爆発は非常に強力で、原生生物に大ダメージを与えるほか、ピクミンが壊せる土の壁はもちろん、壊せない石や岩の壁すら壊してしまう*1。
当然のことながらピクミン達に対しても有効であり、範囲内のピクミンは爆死してしまうので注意。
使いこなせれば強力な武器となる反面、少しでも立ち回り方を間違えると大量にピクミンを失いかねないため、取り扱いには細心の注意が必要。
それにしても、こんな危険な物が普通に転がっているピクミンの星って一体……
各作品ごとの特徴
ピクミン
大きさはピクミンの身長(約2㎝)より若干小さい程度で、主に各ステージ内にある空き缶や紙袋のようなギミックの中に一定数(最大15個)転がっている。
バクダン岩付近に黄ピクミンを投げるか解散させることで、そこからバクダン岩を拾って戻ってくる。全て使用しても、次の日には同じ場所で同じ数が補充される。
黄ピクミン達はどうやらバクダン岩を使えることを楽しんでいるらしく、拾う時には「ワ~イ!」と嬉しそうな声を上げ、岩がなくなってしまうと「ハア……」と落胆する。かわいい。
バクダン岩を持った黄ピクミンを投げることで使用できる。黄ピクミンが何か爆破できそうな物を見つけるとそこにバクダン岩を置きつつ起動、置いた後は巻き込まれないよう大急ぎで隊列に戻ってくる。かわいい。
さすがに1個だけでは壁を壊せないため、複数用意することが前提となる。白い土壁は2個・黒い土壁は4個・石壁は6個(一部の石壁は3個でも可能)・黒い岩壁は9個で開通できる。
壁の破壊だけでなく、原生生物用兵器としても使用可能。ターゲットを捕捉した黄ピクミンがその生物にバクダン岩を投げつけ、大ダメージを与えることができる。体力の少ないウジンコやコチャッピーはもちろん、うまく立ち回ればチャッピーすらそのまま爆殺できてしまうことも。多くても3個あれば大体の原生生物は始末できるが、サライムシやフーセンドックリのような空を飛ぶ生物には相性が悪い(爆殺自体は工夫すれば可能)。
特にサライムシはバクダン岩を持った黄ピクミンをさらう事があり、放っておくとバクダン岩を地面にたたきつけて即爆発させるという極めて厄介な行動をとる。なお、この爆風に巻き込まれてサライムシ本人が死ぬこともある。
バクダン岩を持っている黄ピクミンは他の黄ピクミンとは別種扱いとなり、投げるピクミンを選んだり解散したりする際にはバクダン持ち同士でグループ分けできる。
また、今作では待機中のピクミンは体色が薄くなるが、バクダン持ちピクミンの場合投げて放置しておくと、薄くならない特殊な待機状態となる(GC版のみ)。この状態のピクミンを呼び寄せると今持っているバクダン岩を起爆させてその場に置きつつ戻ってくる。
この仕様を利用することで効率良く開通作業ができたり、より安全に大型原生生物を始末したりできるので非常に便利*2。間違えて投げてしまっても慌てて笛で呼ばず、触れて隊列に加えれば元に戻る。
最悪食べられたとしても体内で爆発するので、あえて喰わせて道連れにするというえげつない戦法も可能。この『喰われることで大ダメージを与える』システムは、次作の白ピクミンに受け継がれたともいわれている。
ラスボスのダイオウデメマダラ戦に至ってはこのバクダン岩がキーアイテムであり、先述の仕様を使いこなすことで本来極めて手強いダイオウデメマダラが格段に倒しやすくなる。実際、この仕様がオミットされたWii版では難易度が跳ね上がっており、仕様変更を嘆いたプレイヤーも多かったとか。
とはいえ、ミズモチ・ミウリンのような爆発に耐性のある生物や、ヘビガラス・フタクチドックリ(成虫)のような攻撃に一工夫いる相手にはほぼ効かないので、普通に攻撃する方が手っ取り早い。さらに、一つのステージで1日に使える数には限りがあり、無暗に使うとあっさりなくなってしまうので計画的に使用すること。
強力な分向き不向きがはっきりしているので、頼りきるのではなくピクミンの個性同様、用途をしっかり見極めて使うことが重要なのである。
ピクミン2
「2」ではピクミンやオリマーたちより大きくなっており、ピクミンが扱うことが出来ないトラップとして登場。地下洞窟にのみ配置されている。
フロアに初期配置されているバクダン岩は、オリマーやピクミン、原生生物などの攻撃で刺激を受けると、タイマーのようにゲージが減っていき、0になると爆発する。
この爆風はピクミンや原生生物だけでなく、毒ガス管や電撃のトラップにもダメージを与えるが、何故か今作でのみ壁破壊が出来ない。
紫ピクミンの衝撃波を受けると一瞬で爆発する上に、足の遅い紫は逃げ遅れやすいので、バクダン岩があるステージで紫を使用する場合は要注意。
刺激を与えなければ爆発しないことから、プレイヤーの体を押し付けて地道に場所をずらしたり、原生生物をおびき寄せつつ起爆することで爆発に巻き込むことができる。
バクダン岩は初期配置されているほか、オリマーたちがそばを通ると落下してくるものもある。この場合、刺激がなくても落下と同時にタイマーが作動し、勝手に爆発する。
質の悪いことにピクミンを連れていない時には落下してこないものもあり、プレイヤー単独で前もって通った場所でも、ピクミンを連れて再度通ると落下してくる。
中にはリーダーでもピクミンでもなく、ピクミンが運搬中のお宝や死骸などにしか反応しないという初見殺し極まりないパターンも。
ゲーム後半の洞窟ではほぼ毎回のように落下バクダン岩のトラップが仕掛けられているため、本作の難易度を押し上げる要因となっている。
また、サクレショイグモやサクレウラメなど攻撃手段としてバクダン岩を使用する原生生物もおり、サクレショイグモに至ってはゲキニガスプレーを使わない限り倒せないので逃げるしかない。
ダイオウデメマダラにも相変わらず有効。
そもそも本作のダイオウデメマダラ自体が地中に埋まっている間に眉間めがけて紫を投げまくるだけで瞬殺できるほどによわっちいのだが、バクダン岩を飲み込むと体内で爆発して動けなくなる弱点も健在。
そうすれば一方的にボコれるし、なんなら爆弾岩を食わせ続けるだけでも倒せる。
2Pバトルでも配置されており、このモードでのみオリマーやルーイの体をバクダン岩に押し付けることで持ち上げることができる。なぜ本編で出来ないのか
ピクミン3
初代と同じ大きさに戻った「3」では再びアイテムとなり、今作では黄以外のピクミンでも扱えるようになっている。
入手方法は、エリアのどこかにある縦穴をピクミンに掘らせることで、一度に最大4個まで入手できる。エリアによってはそのまま置いてあったり、なぜかタマゴから出てくることも。
元祖バクダン岩使いとして意識されているのか、今作の黄ピクミンは「穴掘りが早い」という特技を新たに会得している。
かなりの強化が施されており、
- 威力と範囲が大幅に上がり、1個だけで複数のテンテンチャッピーを爆殺できる。
- チャッピー系にバクダン岩を設置した際『なんだこれ?』と言わんばかりにガン見するようになったので、爆発に巻き込みやすい。
- バクダン持ちのピクミンは捕食されそうになると、器用に爆弾岩だけを食べさせるようになった。体内で爆発させるとさらに威力が上がり、クマチャッピーすら1発で倒せる。
どこでそんな使い方を覚えた?
- 埋まっている果物(オタカラ)を爆風で一気に掘り起こせる。
- 投げたバクダン持ちピクミンは着地した瞬間その場に置いて起爆するが、この時「ワ~~~!」と叫びながら一目散に戻ってくる。超かわいい。
範囲外の敵には相変わらず無力だが、以前は届かなかったフーセンドックリも倒せるようになり、ケダマグモは足元で地雷の様に爆破することでその足の毛を抜きつつダメージを与えるようになったので、総じて今作ではアメニュウドウを除くと当たりさえすれば大体の原生生物を倒せる切り札となっている。
ちなみにサライムシはバクダン岩単体をさらうようになった他、叩きつけられても起爆のみで即爆発することは無くなった。
ただしコチャッピー等の小型原生生物はバクダン岩を食べないので注意。
また、ポンガシ草に投げ込むと爆発で枯れてしまう上投げ込んだピクミンも帰ってこない。
ビンゴバトルの一部ステージでは地形に接着し、敵チームが接近すると起爆するセンサーバクダンが登場する。
壁を壊すか、原生生物を倒すか、埋まっている果物を掘るか……ミッションモードでの使い所が非常に悩ましい。
Hey!ピクミン
大きさは「2」並だが、こちらでもピクミンに持たせて扱える。
ピクミンには壊せない障害物を爆破できるほか、
ボスであるブタドックリとダイオウデメマダラ戦のステージにも設置されており、
どちらもタイミングを合わせて食べさせることで*3攻撃の隙が生まれる。
バクダン岩を持ったピクミンを投げることでその場に設置して逃げてくるが、
事前に爆発範囲が赤い円で表示されるため巻き込まれる心配は薄くなっている。
ピクミン4
本作では使い切りの携行アイテム扱いとなり、好きなタイミングで使用できるようになった。
そのため使用時はリーダー自らブン投げるようになったが、3で実装された捕食に対するカウンター爆破も健在。
腹以外にダメージが全く通らないコバナタタキの腹を露出させる手段にもなり、
宇宙犬を連れて行けない場所ではなにかしらのバクダンがないと撃破不能になる。
特にオリマー遭難記モードでは他のバクダンが手に入らず、さらにモスが入れない場所で
宇宙船パーツを護るように一体配置されているので温存必須。
ただし、コバナタタキはバクダン岩を弾き返す習性があるためバクダン岩よりもしびれサンダーを温存して使った方が確実だったりする。
ピクミンが掘り出した場合もこれまでのように持ったままホールドし続けることはなく、
リーダーの元まで運んでくれる。掘り出し直後や解散させた場合は自力で回収することも可能。
またフィールド上だけでなく、ベースキャンプでシザイと交換して入手することもできる。
1日5個までの上限はあるが、従来作と比べてフィールドで入手できる個数が少なめなので、
多用するなら交換も視野に入れることになるだろう。
また同じくリーダーが使えるアイテムとして「アイスバクダン」という氷属性バージョンが存在。
爆発に巻き込まれた原生生物を一時的に凍らせることができる、いわばゲキニガスプレーのような代物。
水辺を凍らせる効果も持つが、凍らせられる時間はそこまで長くない。
このため、バクダン岩とアイスバクダンは元々ゲキニガエキスを出していたオナラシからも入手できるようになっている。稀にオナラシが出したバクダン岩が何かの拍子に引火することがある。
その他、前作に登場したセンサーバクダンや新アイテムとして原生生物を追尾するオッカケバクダンなども登場している。
PIKMIN Short Movies
第2話「ビンの中のお宝」に登場。
ラムネのビンに閉じ込められてしまった赤ピクミンを助けるため、
黄ピクミンがビンをぶっ飛ばそうとバクダン岩を持ってくる。
結果としては、爆発の衝撃によりビンが(そして周りのガラクタも)打ち上げられ、
赤ピクミンも一時的には脱出できたのだが、
その後は落下して再びビンの中へ舞い戻ってしまった。
ここでの描写からするに、バクダン岩にはガラスのビンを破壊するほどの威力はない模様。
衝撃は相当のものだが……。
追記・修正はバクダン岩を設置してからお願いします。
[#include(name=テンプレ2)]
この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600,10)
[#include(name=テンプレ3)]
▷ コメント欄
- 2や3の記述はなしか 2は地下で散々な目にあわされた -- 名無しさん (2020-10-28 02:22:26)
- ↑敵に紫を投げてる時にいきなり上から落ちてきて、紫が着地するときの衝撃で一気にメーターが0まで行って爆発→そのまま紫大量爆死はかなり精神的に来るよね。 -- 名無しさん (2020-10-28 06:53:23)
- よく無犠牲動画をみるんだけど、偶然なのか意図的なのかサクレウラメのバクダン岩で電気トラップを壊してる人をよくみる。 -- 名無しさん (2020-10-28 10:46:52)
- ↑あいつのに限らず普通においてあるバクダン岩でもガスや電気、動きの鈍い敵なんかを倒させるのは結構やる人いると思うが かくいう俺もその一人 というか『生きてる』トラップの近くでサクレウラメと戦うのはぶっちゃけ自殺行為だろう -- 名無しさん (2020-10-28 12:19:15)
- 2,3に関する追記した方、コメントと投票削除してまっせ 競合したらちゃんと直してね -- 名無しさん (2020-10-28 13:34:32)
- ↑申し訳ございません…競合したのが初めてで対処方法について抜け落ちていました。再度りどみを読み直し、今後は気を付けます。 競合により削除してしまった方へご迷惑をお掛けし申し訳ございませんでした… -- 名無しさん (2020-10-28 13:52:12)
- オリマー単騎でサクレウラメ誘導してトラップ壊す→敵を殲滅した後にピクミンでウラメをタコ殴りにする、ってのはセオリーだと思う。 -- 名無しさん (2020-10-28 16:59:02)
- ↑2 謝罪はいいけど直しとらんやんけw -- 名無しさん (2020-10-28 19:38:49)
- ショートアニメでの描写だとラムネの瓶を割るほどの威力ではない様子 -- 名無しさん (2020-10-28 21:33:36)
- 2の地下の爆弾処理は少数のピクミンを連れ歩くと良いよ -- 名無しさん (2020-10-29 20:28:13)
- ↑そうも言ってられないのが水中の城4階 ただでさえ時間制限があるのに、スタート地点付近でも平気でショイグモが落ちてきて、逃げた先でも降ってくるという悪夢が起こりうる -- 名無しさん (2020-10-29 20:48:07)
- ↑3ショートアニメはむしろ白の毒液の威力がエグすぎる -- 名無しさん (2020-11-05 16:40:16)
- ゼルダシリーズがカタカナでバクダンなののオマージュなんだろうか -- 名無しさん (2020-11-05 19:13:46)
- 何故1では黄色以外持とうとしなかった仕様にしたのか -- 名無しさん (2020-11-17 06:06:18)
- 初代には電気トラップがないから、赤の炎耐性や青の水中耐性みたいな固有能力みたいな扱いなんじゃないかな。 -- 名無しさん (2021-12-25 18:39:56)
- アメニュウドウにこれを食らわせてる動画は衝撃的だったなぁ -- 名無しさん (2022-11-10 20:10:57)
- 4の図鑑でポンガシグサを観察中に投げ込むと何故か起爆しなくなる(誘爆はする) -- 名無しさん (2023-08-05 17:27:08)
#comment(striction)
*2 もっとも、調子に乗ってバクダン持ちを投げすぎたり、呼ぶタイミングを少しでも間違えると逃げ遅れて爆死してしまうので、それなりの練習は不可欠。
*3 厳密にはブタドックリは食べている訳ではなく、口に蓋をされて爆発する。
コメント
最新を表示する
NG表示方式
NGID一覧