芸能界 男と男の手料理対決

ページ名:芸能界 男と男の手料理対決

登録日:2020/09/22 Tue 00:23:59
更新日:2024/05/23 Thu 10:24:32NEW!
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ガキの使い ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!! 企画 料理 芸能界 男と男の手料理対決


「芸能界 男と男の手料理対決」は『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』で2002年10月20日に放送された企画。



【内容】

「第1回ガキの使いやあらへんで チキチキ芸能界 男と男の手料理対決~!」


と屋外のキッチンで始まった企画。
今回は浜田以外の4人がガキチームとなり男性ゲストと手料理対決を行う。作った料理は浜田が試食し、純粋に美味しかった方の勝利。勝ったチームには賞金10万円が与えられる。


松本「こういうのでいいんですよ。やれ罰がどうたらとか…」
浜田「何も悪いことしてないのに罰受けたりとか…」


とはいえ料理があまり得意ではないが4人の力を合わせれば何とかなるだろうと意気込むガキチーム。
その対戦相手は…


「岸部四郎さんです!」


と、やけに遠目のところから呼び込まれ走って向かってくるが





\ドサーッ/


「岸部さ~ん!?」


突如地中深くに吸い込まれた岸部。一体彼の身に何が起こったというのか?


何故か掘られていた落とし穴に落ちて怒る岸部。番組が仕込んだと疑うがもちろん今日の企画内容からそんなことをするはずがない。恐らく前にロケをした番組が戻し忘れた落とし穴と推測するガキメンバー。
が、完全に気分を害し「今日は無理」と収録を断る岸部。


「何してた人や知ってる?元金持ちやぞ俺は…」


ひとまずプロデューサーと話をするためロケバスに戻ろうとする岸部を引き留るメンバーだが、とりあえず気分を落ち着けたい岸部。引き留めを無視して歩き出す…



\ドサーッ/


「岸部さ~ん!?」


なんと岸部の行く手に別の落とし穴があった。またしても地中深くに吸い込まれてしまった岸部。「踏んだり蹴ったり」とはまさにこのことである。



さらに遠藤が落とし穴のフタを除けようとして失敗し岸部に草が大量にかかってしまう。


松本「誰やこんなところに穴掘ったん」


松本もあまりの事態に声を荒らげる。


岸部「エグゼクティブプロデューサー誰や?」
方正「エグゼクティブ…」
岸部「実行権のあるプロデューサーや」


プロデューサーと話をするため苦虫をかみつぶした表情でロケバスにこもってしまった岸部。
メンバーも岸部を説得するために遅れてロケバスに乗り込む。


岸部「いろんなことがあって、やってますよ惨めなことも。それはエンジョイしてるんですよ。これはエンジョイ出来ない。」


そして


「これはお金に換算したらやねぇ、大変な事になると思う」


と暗に金銭を要求し始める。


「俺は5万円で今日来たんやから。せめて8倍出してよ!8倍!!10倍とは言わない。」
松本「クリーニング代込みで…」
岸部「8倍…じゃあ8.5倍ぐらいでもいいわ」
遠藤「は、8倍っていうのは…」
岸部「クリーニング代」


何とかクリーニング代込みの5万×8.5倍=42万5000円で出演を承諾してくれた岸部。これまでの出来事を考えれば破格の安値。さすが岸部四郎。人格者である。


先にメンバーがロケバスから降り、改めて準備が整った岸部。ロケバスから降りエプロンについた草を気にしながら歩き始め




\ドサーッ/




「岸部さ~ん!!?」


もはやロケバスの前にまで穴が。岸部四郎53歳(当時)全くもってついていない男である。


再びふたを取ろうとして草が全部落とし穴の中に入る中、かなり深く落ちてしまいスタッフの手を借りようとする岸部。


「実年齢より20上なんだから俺」


田中の手を借り助け出されるが、壊れたラジカセのように「ありがとう」を連呼、落下の衝撃で料理対決することすら忘れてしまっており徐々に壊れていく岸部。


なんとか説明し撮影に持っていく中、先輩の岸部がもう二度と穴に落ちないよう松本が先を歩く。こんなところにも彼の成長した姿が垣間見える。



時間も押してしまい、とにかく巻きでやるためにすでに登場している形で撮り直し。




「第1回ガキの使いやあらへんで チキチキ芸能界 男と男の料理…手料理対決~!」



浜田が企画発表を噛んだことはスルーし、何事もなかったように本番が開始された。


再び「料理は苦手だが4人なら…」の件をしつつ、賞金10万円が知らされた時には「ありがとう」を連呼するガキメンバー。
早速料理スタートとなりキッチンに向かうガキチーム。岸部もゆっくりとキッチンに向かい






\ドサーッ/




「岸部さ~ん!!!!?」


まさかキッチンの前にも穴があるなんて。これにはさすがの岸部もびっくり仰天。


そしてまたしても草に埋もれる中



「すんませんってなんか…」






もう金しかないなぁ!!!




金持ってこい!!!!!




…かつて兄貴が率いるバンドの中途参加メンバーとして日本武道館での歌唱や紅白歌合戦出演を経験し一時は日テレ系ワイドショー司会者として有名になる幸運に恵まれながら、負債からの自己破産で司会の座等多くを喪い生活のため奮闘する男の、あまりにも切実な叫びであった。



なお、思わぬトラブルによりロケが早く終わってしまったため当該回は未公開トークで繋いでいる。





【備考】
もちろんこの企画及びアクシデント自体はコント(「板尾が見た!」に代表される、ダミー企画をやろうとしたら思わぬアクシデントで横道に逸れてしまうパターン)であり、よく見ると最初の落とし穴では岸部が落とし穴のところを両足で踏み切っているのが分かる。もちろんガキの使いが好きな人、バラエティが好きな人であれば見破って楽しめるであろう。


が、後日、読売新聞のテレビ欄にある読者からのテレビ番組への意見・感想欄「放送塔」に「出演コーナーが無くなってしまった」「メンバーが悪気なさそうに謝る姿も含めて腹が立った」と真に受けた批判意見が掲載されてしまった(同様の「不快」という意見も3通来た模様)。


とはいえ、この件も含めてある意味「伝説の回」でもある。


なお、松本は岸部に2度目のオファーを出したところ、「すごい楽しかったけど、2度と嫌」と断られたという裏話を明かしている他、2020年に岸部が亡くなった際の追悼メッセージの中で本企画を話題に出すなど気に入っている様子。



追記・修正は落とし穴に落ちてもギャラ8.5倍で済ましてくれる人格者がお願いします。


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  • 笑い飯ゲストの時も「バドミントン企画潰しやがって」って苦情来たらしいな アホかと -- 名無しさん (2020-09-22 02:25:11)
  • 早い内に濱田のキレ芸が迫真過ぎて苦情来たときに松っちゃんが「演出じゃ!そんくらいわかれ!せっかく会心のいじめられっ子キャラを演じられたのに!」ってはっきり言ったことある番組なんだけどね。 -- 名無しさん (2020-09-22 03:49:21)
  • まずい天丼が出来上がったわけか -- 名無しさん (2020-09-22 10:09:12)
  • 企画を装ったコントの中でもこれは名作だったな。小林清志氏のナレーションも良し。 -- 名無しさん (2020-09-22 16:42:32)
  • 人によるんだろうけど、自分は気持ちよく見れるモノでは無かったな。企画だって言うのはすぐわかるんだけど、他のドッキリ系も含め画面の絵面の温度が低すぎてガハガハ笑えないというか。 -- 名無しさん (2020-09-22 17:35:47)
  • 違う局だけど浜田が中身後輩芸人だと思ってどつき回してたら坂本龍一だったってのもあったな -- 名無しさん (2020-09-23 00:20:24)
  • 自分も、バラエティ番組のこういうやつがまさか「意図的な演出」だとは思わないまま長いことテレビを観続けてきたような人間なので不快に思う人の気持ちは分かる。難しいところだよな、「これは意図的な演出です」って誰から見ても分かるくらいに匂わせるようにしたらこういう番組の面白さってガタ落ちしちゃうだろうし…。 -- 名無しさん (2020-09-23 11:37:15)
  • 個人的な主観になるが、コントに見えづらかったのが仇になった -- 名無しさん (2020-10-11 01:23:07)
  • なんというか視聴者…いや、国民の知能 -- 名無しさん (2022-10-22 11:25:10)
  • ↑ミス 国民の知能が年々落ちて来ているって本当なんだなと。昭和は番組を作る側も観る側もお互い「わかってる」人間だから黄金期を築けたんだなと -- 名無しさん (2022-10-22 11:26:43)
  • 今ならSNSで公式アカがネタバラシしたりするんだろうけどね -- 名無しさん (2024-01-19 15:01:57)

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