ハリケンレッド/椎名鷹介

ページ名:ハリケンレッド_椎名鷹介

登録日:2020/09/21 Mon 08:45:40
更新日:2024/05/23 Thu 10:24:18NEW!
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俺たちは伝説の後継者なんだぜ~! へへーっ!!*1




椎名しいな鷹介ようすけスーパー戦隊シリーズ第26作『忍風戦隊ハリケンジャー』の登場人物である。


演:塩谷瞬、高尾奏之介(幼少期)


【概要】

疾風流を受け継ぐ忍者集団・忍風館の空忍科そらにんか507期生。
年齢は19才でふたご座のB型。
好物はラーメン
館長の日向無限斎から、忍者の素質があるとスカウトされたが、中々芽が出ず周囲からは落ちこぼれ扱いされていた。
というのも、本編開始の1年前、忍者の試験で黒澤山の山崖を登ってた最中、足を挫いた水忍科の[[野乃七海>ハリケンブルー/野乃七海]]を陸忍おかにん科の[[尾藤吼太>ハリケンイエロー/尾藤吼太]]と共に担いだことにある(巻ノ六)。
結局、自力でたどり着けなかったため七海は落第、以後三人は三バカトリオを結成することになる。
巻ノ一にて三人揃って朝礼をサボって柿を食っている中宇宙忍群ジャカンジャの襲撃で忍風館が壊滅してからは、水忍・ハリケンブルーこと七海に陸忍・ハリケンイエローこと吼太と共にハリケンジャーとして戦い、着実に成長していく。
普段は、人材派遣会社99スタッフサービスに登録して各所で働きながら戦う。



【人物】

正義感やハリケンジャーである自覚と誇りがとても強く、誰よりも強い忍者であろうとする向上心はメンバーの中でも一番であり、平常時でもハリケンジャイロを装着している。


一方で、無鉄砲かつ直情的になりやすい性格のため、無策で敵に挑んでは返り討ちに遭うことが度々あり仲間達から諌められている。
また、一応まだ学生ということもあって精神的に未熟な部分も多い。
七海たち共々呑気で楽観的、一言で言えば『能天気』な言動もチラホラと見られ、七海共々調子に乗って痛い目を見ることも多い。
その他、コアラが笹の葉を食べると思い込んでいたり、諺の三つ子の魂百までの意味を知らなかったりと頭が弱い一面もある。
だが、どんなに不利な状況でも決して諦めようとしない不屈の心を持ち、オクト入道の策略で子供にされた時はチュウズーボに一泡吹かせている。


同じ忍者であるゴウライジャーとは当初は敵対していたものの、和解すると積極的に話しかけ親しくなろうとする仲間思いな一面もある。
霞一甲はおちゃらけた態度の鷹介を快く思っていなかったが、体を張ってまで仲間を助けようとする姿勢と、その姿勢を貫いて強くなっていく鷹介を次第に認めるようになっていき、後半では共にラーメンを食している。
一甲が三の槍 マンマルバの放った宇宙サソリに倒れた際は、ワザと攻撃を受けて中和剤を摘出するという命懸けの行動に出た。


レッドで名乗りの際は中央の位置に居たためか、長らく自分がハリケンジャーのリーダーだと思っていたが、巻之二十九にて無限斎が吼太をリーダーに任命した際は、嫉妬のあまり吼太と本気で仲違いしてしまう。*2
結果、ハリケンジャーは壊滅寸前まで追い込まれてしまったが、天空忍者シュリケンジャーの取りなしもあって無事和解。
その後、吼太からリーダーの座を譲られたため、正式にハリケンジャーのリーダーとして活躍する。


後年の『海賊戦隊ゴーカイジャー』や『手裏剣戦隊ニンニンジャー』では、忍者とは何たるかを心得ており、誇り高い歴戦の忍者戦士として活躍している。



ハリケンレッド


「忍風…シノビチェンジ!」



風が鳴き、空が怒る!



空忍・ハリケンレッド!



スーツアクター:福沢博文


ハリケンジャイロを回す事により鷹介が赤いシノビスーツを身にまとった姿。
赤い忍び装束の下に鎖帷子が施されている。
空忍法で空中を飛び、ハヤテ丸で敵を斬りつけるスピーディーな戦法を得意とする。
「疾風流伝説の後継者の証」と称されるだけあって、スーツの基礎能力は高めだが、
いかんせん変身者の鷹介が半人前だっただけあって、序盤は苦戦することも多かった。



【武装】

  • ハリケンジャイロ

疾風流伝説の後継者の証とされるブレスレット型変身アイテム。
装着されたシノビメダルを回転させることで変身する。また、変身後にシノビメダルを回転させると、ジャイロ手裏剣を発射できる。
他にもおぼろさんの部屋や、ゴウライジャーのゴウライチェンジャーと通信が可能。


  • 携帯忍刀ハヤテ丸

ハリケンジャーの共通武器の忍者刀。鞘に納めることで火縄銃型のガンモードにすることができる。
柄の部分にはデータ通信機能を備え、アプリケーション化された忍術をダウンロードすることができる。
ハリケンジャーがシュリケンジャーのニンジャミセンを使用する際には、ニンジャミセンにハヤテ丸を装着する。


  • ドライガン

ハリケンレッド専用のドライヤー型のハリケンガジェット。
500度の熱風弾を発射し、敵を焼き尽くす。


  • 三重連・ドライガジェット

ドライガンを先頭に、ハリケンイエローのクエイクハンマー、ハリケンブルーのソニックメガホンの順で連結することで完成。
「ファイヤー!」の号令と共にトリガーを引くと高熱弾が発射され、宇宙忍者を爆殺させる。


  • ハリケンウインガー

ハリケンジャーが共通で移動用に使用するハンググライダー。
忍者特有のジャンプ力を生かして高く跳び上がり、空中でハングライダーを展開することでいつでも空を飛ぶことができる。



【主な個人技】

  • 超忍法・空駆け

空中を最高時速240kmで駆け抜け攻撃する。
OP映像にも登場しており、ハリケンレッドを代表する技。
出始めにいきなりこの技でマゲラッパを「オラオラオラオラオラ~!!」と叫びながら蹴散らしていくことが多い。


  • 超忍法・幻変化

鷹介が初期の頃によく使用した超忍法。
ハリケン戦車などの兵器に変身し、敵を攻撃するという一種の幻術。


  • 空忍法・飛雲雀

爆発的な跳躍力により、底無し沼から脱出する技。
落ちこぼれ時代は全く出来なかったが、巻ノ二十七で初めて成功した。


  • 超忍法・開けゴマ

『海賊戦隊ゴーカイジャー』客演時で披露した超忍法。
空中にワームホールを生成させてサタラクラJr.のボキ空間に突入した。


  • 超忍法・地獄耳

こちらも『ゴーカイジャー』客演時で披露。
ヘルメットに巨大な耳を生やして遠くからの声を聴く。


  • 超忍法・自在縄

『手裏剣戦隊ニンニンジャー』で披露した超忍法。
指先から縄を発射して相手を一瞬で巻き付け、捕縛する技。
元々はジャカンジャ暗黒七本槍最強の戦士である七の槍 サンダールが得意としていた宇宙忍法であり、
術の内容こそ異なるが、ジャカンジャと戦っていた頃からの鷹介の成長振りがうかがえる技である。


  • 疾風流剣技・疾風斬/宇宙統一忍者流剣技・疾風斬

「斬」モードのハヤテ丸に風神エネルギーを込め、振りかざして敵を袈裟斬りにする。
『ニンニンジャー』客演時には成長したためか、肩書きが「宇宙統一忍者流」になっていた。


  • 疾風流奥義・大空斬

空中を滑空しながら敵に接近して一閃を繰り出す。
本来は陸忍の使う「疾風流奥義・大地斬」との連携技であり、大地斬と組み合わせることで真の疾風流奥義「大空大地斬」となる。


  • 乱舞三重奏

巻ノ五にて使用。
おぼろのパソコンから送信された「乱」のデータをハヤテ丸にダウンロードすることで発動。
目にも止まらぬ乱れ斬りを繰り出す。
ハヤテ丸の送信機能で他の二人に技を転送することも可能。


  • 雷撃斬

刀身に雷神エネルギーを込めて敵を何度も斬る。
元々は迅雷流の技だが、一甲の計らいでハヤテ丸に「雷」モードをダウンロードしたことで使用できるようになった。



シノビマシン

ハリケンホーク
カラクリ巨人・旋風神の頭部になる鷹型シノビマシン。
普段は旅客機に偽装している。
特殊可燃ガスを噴射して敵を炎の渦で締め上げるカラクリ忍法・火炎鷹が必殺技。


シノビマシンの中ではかなり小型だが、合体時には欠かせない子。



【関連人物】

  • 九十九かなえ

演:川俣しのぶ
人材派遣会社99スタッフサービスの女社長で、メガネが特徴。
劇中の描写を見る限り独身である模様。
鷹介のことは「新人」と呼んでおり、よく彼をこき使っている。
気性の激しさも相まって、鷹介にとって頭が上がらない存在。


  • 田井章一郎

演:脇知弘
鷹介の元同期生で、あだ名は「タイショー」。
現在は焼き鳥屋を経営している。
忍風館では鷹介に負けず劣らずの落ちこぼれで、成績は最悪。
幼馴染みのメグとの結婚を期に退館して、一家の大黒柱となる道を選んだ。
ちなみに、メグは妊娠中でタイショーを尻に敷いている気の強い人。
鷹介を落ちこぼれと呼んだり、強引に焼き鳥屋の店員にしようとしたりする、上から目線の一面が目立つが、危なっかしい鷹介の身を案じているなど根は良い人。
重力忍者オモ・カルとの戦いを通じて鷹介の成長を見届けた後は、彼等を激励した。


余談だが、元忍者とはいえ一般人にしてはかなり腕っぷしが強く、抜け忍である自身の記憶を抹消しに来た黒子ロボットを叩きのめして追い返した事がある。*3
また、ゴウライジャーや旋風神の事も知っていた。座学のほうが向いていたのだろうか?



【他作品における鷹介】

◯『特捜戦隊デカレンジャーVSアバレンジャー』

サウナギンナンが復活させたアリエナイザーやアーマロイド達を相手に戦うアバレンジャー達の前に颯爽と参上!
「鷹介さん来てくれたんですね!」と喜ぶ凌駕だったが……ハリケンレッドは突然ハヤテ丸でアバレンジャー達を攻撃し始めた。
そのハリケンレッドは、変身能力を持つアリエナイザーのギンジフ星人カザックの変身だったのだ。


確かにギンジフ星人カザックの変身能力については序盤から判明してはいたが……残念。



◯『海賊戦隊ゴーカイジャー


元々あれは俺たちのものだ。俺たちなら完全に使いこなせる。


七海・吼太と共にレジェンド戦隊の一員として登場する。
ガソリンスタンドでバイトしていたが、サタラクラJr.の気配を感じ取り戦場に向かう。
本編とは別人レベルで性格が落ち着いている。
当初はゴーカイジャーに対して懐疑的な見方をしており、ハリケンジャーの大いなる力を巡り対立していたが、ボキ空間にて彼等と和解するとこれを託した。
ちなみに、マーベラスに対しては「口は悪りぃわ、生意気だわ、気に入らねぇとこばっかだけど……」と悪態をつきながら認めていた模様。


◯『忍風戦隊ハリケンジャー 10YEARS AFTER』

なんと、ジャカンジャ側に寝返り、ハリケンダークとしてハリケンジャー達と敵対する。
だが、何か真の目的があるようで…


○『手裏剣戦隊ニンニンジャー

ニンジャレッド/サスケと共にゲスト出演。



【余談】

演じた塩谷瞬氏は撮影当時は10代で、歴代レッドでは初であり当時は歴代最年少だった。
本人も鷹介同様明るい性格で、とあるスタッフからは「いつも元気で、若さに溢れ、好奇心に溢れるいたずらわんぱく青年」と評されている。
そのため、『ゴーカイジャー』で塩谷氏が落ち着いた雰囲気に変貌したことに驚くスタッフも少なくなかったとか。


なお、塩谷氏は『ハリケンジャーVSガオレンジャー』の撮影期間中に、自宅付近で左腕を骨折してしまうアクシデントに見舞われた。
当時は変身前のシーンが撮り終わっていなかったため、チュウボウズに腕を折られるシーン等を追加して何とか整合性を持たせたとのこと。
彼の骨折はTV本編にも影響しており、巻之三十七では鷹介と七海がバリサンダーに乗ってマンマルバの体内に乗り込みゴウライジャーを救出する予定だったが、鷹介はマンマルバとの戦いで骨折し、吼太と七海がバリサンダーに乗るというストーリーに変更されている*4



俺たちは伝説の後Wiki籠りなんだぜ!!


追記・修正?へーきさ、へーき!




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  • 典型的バカレッドの本編も、真面目に成長したけれど後輩とカチあう後日談もどちらも好き -- 名無しさん (2020-09-21 11:27:58)
  • 名乗りがヤンチャっぽい感じとトラディショナルな感じが組み合わさっててスッゲー格好いいのよね -- 名無しさん (2020-09-21 11:44:15)
  • あとは吼太だけか -- 名無しさん (2020-09-21 14:13:27)
  • ゴセイにもリーダーが誰かを決めようって話がありましてね -- 名無しさん (2020-09-21 14:30:40)
  • 腕の骨折はバイク事故らしく、後のTV本編のマンマルバ決着とゴム・ビローン戦やVシネマでも長続きするだろうな....と思ってたけど、その時ごろにあったスカイシアターでは包帯ギプスを外した状態の本人が登場したため驚いて感激した...と、そのシアターに来てたヒトの感想ブログに述べてあったとか何とか。 -- 名無しさん (2020-09-21 15:43:41)
  • ゴーカイジャーに「伝説の後継者」の名を託すところは熱かったなぁ -- 名無しさん (2020-09-21 16:31:28)
  • ゴーカイでの性格の落ち着きは、サタJr.への反撃の啖呵で一転して昔のノリに戻る瞬間へのフリだと思う -- 名無しさん (2020-09-23 02:29:56)

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*1 巻ノ一より、結界忍者ケッカイ坊を前にして。ここでは能天気っぷりを見せていたが、最終ノ巻では邪悪なる意志により復活したジャカンジャ暗黒七本槍を前にして凛々しく「俺たちは!伝説の後継者なんだぜ!!」と啖呵を切っていた。
*2 巻之六でも縁切り忍者シラーンスの能力で吼太と対立したが、その時はジャカンジャを倒すという利害が一致したため、かなり早い段階で和解している。
*3 その黒子は失態を隠していたらしく、おぼろさんにバレた時はかなり怒られていた。戦闘終了後も記憶を消しに来た黒子はタイショーにかなり恐怖していたが、「もう殴らねえよ」と無事に打ち解けた。
*4 同話では鷹介が骨折を押してバリサンダーに乗りたいと嘆願するが、七海に却下されるシーンがある他、巻之三十六では、鷹介と七海がバリサンダーに乗るシーンがあった。

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