カバさんチーム(ガールズ&パンツァー)

ページ名:カバさんチーム_ガールズ&パンツァー_

登録日:2020/05/18 (月) 02:47:55
更新日:2024/05/17 Fri 13:13:31NEW!
所要時間:約 15 分で読めます



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ガールズ&パンツァー チーム ガルパン 歴女 仙台エリ 森谷里美 大洗女子学園 大橋歩夕 左利き 井上優佳 カバさんチーム ソウルネーム iii号突撃砲f型





カバさんチームとは、アニメ『ガールズ&パンツァー』に登場する大洗女子学園戦車道チームの一つ。


チームエンブレムはバカおしりを向けたカバ*1
使用戦車はⅢ号突撃砲F型*2


【概要】

いわゆる「歴女」の4人で構成されたチーム。
全員が2年生で、ドラマCDだと大洗の戦車道チームの中では第一話の全校集会以前から戦車道履修を決めていたチームである*3


4人とも推しに由来する「魂の名前ソウルネーム」があり、基本的にはその名前で呼ばれており、キャストクレジットでもそちらで記載されている(もっとも本名でクレジットされてもテレビ本編では呼ばれないので困るのだが)。
また、学生服は推しに因んだ着こなしをしていて、アリクイとは別方向のコスプレ女子集団でもあり、日常生活でも芝居がかったセリフが多い。厨二病及び黒歴史の生産中


事あるごとに、その時々のシチュエーションにあった歴史の出来事をメンバーで列挙し、ふさわしい挙げたものがいると残りの3人で「「「それだ!」」」と〆るのがお決まりの流れ。


それぞれ得意分野がはっきり分かれているので、お互いの解釈意見がぶつかり合うこともなく、学園艦では4人でシェアハウスで住んでいるほど仲がいい。
因みにシェアハウスの表札もソウルネームで、歴史好きということでシェアハウスにはそれぞれの分野の蔵書が大量に所蔵されているとのこと。
たとえばエルヴィンは自分では読めないがラテン語の本を持っていたりと、かなりの収集癖があるようだ。
この本好きが関係してか、大洗に寄港した際には本屋(実在する大洗の本屋、江口又新堂。左衛門座のキャラ看板が設置されている)にいることが多い。


前述したように戦車道を予め希望していたこともあり、モチベーションは高く、他の大洗チームと比べて戦績も安定している。
詳しい戦績は後述するが、彼女たちの乗るⅢ号突撃砲は初期の大洗にあって数少ない高火力の車両であり、彼女たちの一撃が大洗の反撃の狼煙となることも多い。特に他校との試合では主人公チームであるあんこうチームの次いで撃破スコアを稼いでいる。(相打ちを含む)。
が、チーム全体として調子に乗りやすい性格らしく、自分たちが有利になると慢心することが祟って、撃破される場面ではあっさりと撃破される場面も多い。この慢心は対プラウダ校の試合で完全に裏目に出てしまい、慎重に動くこと考えていたみほに率先して速攻戦術を具申してしまう。快進撃続きで大洗全体に慢心が広がっていたとはいえ、結果的に周囲がそれに乗っかる形となってしまった。
また使用戦車が回転する砲塔を持たないⅢ突であるため、方向転換が出来ない閉所での戦闘、及び側面、背面への攻撃にも弱い。逆に開けた場所でなら操縦技術である程度カバーできる辺りは実にガルパンらしいが。
第一話から登場しているが成長イベントや戦車の強化イベントもなく、立ち位置は初登場時からずっと変わってない。大洗では珍しいチームである。


また、全員かなり手先が器用で工作が得意という一面がある。
練習試合時での搭乗車のデコレーションではかなり凝った塗装をしており、劇場版ではフェリーの中でカムフラージュの看板を作成、ドラマCDでは生徒会選挙の時に校庭に一夜城を築く、プラモ作成や仮装大会に出るために牛の皮を使った衣装を作っている。なお、劇場版円盤の特典小冊子によれば船倉に彼女たち用の工作室まである。
彼女たちもただの歴史好きではなく、何かとハイスペックな女子が多い大洗女子の一員の証左と言えよう。


【メンバー】

各キャラの本名はガルパン製作スタッフの名前の捩りである。


◆カエサル
「賽は投げられたか」
CV:仙台エリ
本名:鈴木貴子
専攻:ローマ史
担当:装填手
好きな戦車:ダ・ヴィンチ円形戦車とアリエテ。


カバさんチームのリーダーで、ソウルネームはユリウス・カエサルに由来する。
古代ローマのトガを意識しているのか、赤いマフラーを常にしている。得意分野ゆえかイタリア語とラテン語が読める。
リーダーではあるが、戦車長は「第二次大戦に詳しい」という理由でエルヴィンに譲っており、大洗女子チームの中では珍しくチームリーダー≠車長である。
なお、チームリーダーでの会議がある場合はエルヴィンではなく彼女が参加している場面が多い。


実はアンツィオ高校に幼馴染のカルパッチョがおり、彼女とは「たかちゃん」「ひなちゃん」とあだ名で呼び合う仲。
なお、その時には普段のキャラ作りが抜けてごく普通の女の子のようになる。かなり珍しいようで他の3人も驚くと共にからかっていた。
このチーム、出会う前からみんなあんなキャラ作りしてただろうか…


Ⅲ突の砲弾は他の車両と比べても大きく重量もあるため、当初は持ち上げるのもやっとのありさまだったが、OVAではシェアハウスの庭に専用の装填訓練装置をDIY、日頃から装填の練習をしている。


因みに生徒会選挙の際はローマ皇帝に立候補した。会長のことだろう。


実は大洗女子チームの中に同じく装填手で名字が一緒の鈴木がいる。
とはいえ、基本的にはソウルネームのカエサルで呼ばれているので被ることは滅多にないし、混乱を招くこともほぼ無い。


◆エルヴィン
「私はアフリカ軍団仕様がよかったのだが…」
CV:森谷里美
本名:松本里子略してエルヴィン
専攻:第二次世界大戦
担当:車長 
好きな戦車:ヤークトパンター


上述の通り、カバさんチームの車長を務める。
WWⅡ時のドイツ軍で「砂漠の狐」と呼ばれたエルヴィン・ロンメルがソウルネームの由来で、彼のトレードマークであったサングラス付の軍帽とジャケットとブーツを着用している。
なお、こだわりすぎてブーツ上の履物しか持ってないらしく、体育の時は底がゴム製のものを使っているそう。OVAでは自宅内でもジャケットを着ていた。


得意分野が被ることから自他共に認める戦車スキーの秋山殿とはウマが合い、プラウダ戦では雪の進軍を歌いながら、OVAのスノー・ウォーではさらに互いの趣味や雑談を交えて斥候をしていた。


なお、第2話でⅢ突を「冬戦争(第一次ソ連・フィンランド戦争)で活躍した」と説明したが、正しくは「継続戦争(第二次ソ連・フィンランド戦争)」のほうである。
この間違いは「高校生のミリオタが間違えそうな事」として意図してチョイスされたとのこと。


生徒会選挙では元帥に立候補した。副会長のことだろう。


◆左衛門佐(さえもんざ)
「赤ふん、赤ふん! 歴史は赤ふん! やはり六文銭の赤ふんで!」
CV:井上優佳
本名:杉山・左衛門佐・清美
専攻:戦国時代
担当:砲手
好きな戦車:M4シャーマンHVSS(105mm榴弾砲搭載型)


ソウルネームの由来は真田幸村だが、彼が命じられた官職の名は「左衛門佐(さえもんのすけ)」なので呼び方が違う。
六文銭の描かれたバンダナを巻いており、弓道の胸当てをいつもしている。また、実際に弓道が得意という設定があり、砲手を担当してるのもさもありなん。
常に左目を閉じているが、これは史実ではなく後世の創作で、弓で片目を負傷し隻眼になることに由来していると思われる。
もちろん、実際に隻眼ではないので驚いたりした時などには見開くシーンもある。余談だがⅢ突の照準器は単眼の為、特に片目のままで困ることはない。


OVAのウォーター・ウォーでは上記のセリフと共にさらしと褌のみの姿を水着と主張、さらには真田紐を体に巻いている格好でポーズを取ったりとかなりはっちゃけていた。エルヴィンも水に溶ける水着とか着ていたが…
サバイバル・ウォーではカバさんチームがキャンプの代わりに本陣を作成しており、その時に他の3人の床几椅子の向きが違うと指摘していた。


生徒会選挙では「信濃一国の大名」に立候補。順序的には広報だと思われる。


おりょう
「我が成すことは我のみぞ知る。出題者は知らず…!」
CV:大橋歩夕
本名:野上武子
専攻:幕末史
担当:操縦手
好きな戦車:ティーガーI


ソウルネームの由来は坂本龍馬の妻である「楢崎龍」と、少しひねりが入っている。
そのため、OVAの愛里寿・ウォーでは島田愛里寿に唯一由来を当ててもらえなかった*4
出身は茨城県だが、土佐弁風に「~ぜよ」の語尾をつけ、お馴染み坂本龍馬の写真の髪型とそれを意識した羽織を着ており、私服もさらしに着流しである。
低身長かつ常に猫背で腕を組んでいるので分かりにくいが、大洗女子の中ではかなりデカいほうであり、公式の用語辞典エンサイクロペディアでは「大洗一のぽっちゃり系」と言われている。
ドラマCDのクイズ大会で幕末史関連の問題が出たときは見事に暴走。「戊辰戦争」と書くべきところを鳥羽・伏見の戦い~江戸城無血開城、さらに東北から函館まで移り行く経緯をフリップいっぱいのに書きつらねたが肝心の「戊辰戦争」の文言がなく失格となっている(上記のセリフはその時のもの)。
サンダース戦での沙織の携帯電話では「おりょうさん」とさん付けで登録されている。


生徒会選挙では一夜城の作成には協力したものの、本人は「政権に興味はない」と立候補は辞退している。


【戦歴】

+ アニメ本編・OVA・劇場版及び最終章最新話のネタバレを含みます。-

◆校内模擬戦
Bチームこと後のアヒルさんチームと結託し、唯一の経験者擁するAチーム(あんこうチーム)を狙う。
IV号に命中弾を与えるも浅かったのか致命打とはならず、体制を立て直したIV号の砲撃が直撃。アニメ本編における初の被撃破車両となる


◆親善試合・聖グロリアーナ女学院戦
他の大洗女子の戦車とも一線を画すほど気合の入ったデコレーションが施されたⅢ突で参戦(三日三晩かかったらしい)。各面ごとの色分け、真田の六文銭や新選組などののぼりを計4本を立て、各ソウルネームにゆかりのあるエンブレム・格言が描かれており、手が入っていない箇所は履帯と転輪くらいという有様だった。
序盤の丘の上での待ち伏せ作戦が失敗した際には、きちんと隊長のみほに指示を仰ぎ、アヒルさんチームと共に大洗町へと撤退した。
わずかながらではあるが、市街への移動の際、自分たちよりも装甲が薄く、走行もかなりふらついていた八九式戦車をカバーするような動きも見せており、この時点での大洗女子の中ではかなり冷静に動けている。
市街戦では装飾に使用したのぼりを、薬局の広告に紛れさせる方法で待ち伏せ。見事聖グロのマチルダIIを撃破することに成功する。同様に立体駐車場で待ち伏せ攻撃を行ったアヒルさんチームが、火力不足故に撃破までできなかったことから、大洗女子初の他校の撃破スコアをマークすることになり、戦況を変えるキッカケとなった。
その後の追撃は三突の低い車体を活かして路地に逃げ込み攪乱を図るが、立たせていた4本ののぼりでバッチリと位置がバレてしまい、塀越しの砲撃で撃破された。
なお、ドラマCDでは撃破直後、おりょう、カエサルとエルヴィンは位置がバレた理由が分からず、聖グロの練度の高さに舌を巻いていたが、左衛門佐に「のぼりが見つかっただけじゃないか?」と至極真っ当なツッコミを入れられてようやく気づいた。


このドラマCDの親善試合の後、少しでも戦力になるためにとウサギさんチームと放課後で居残り練習をしていた。待ち伏せの練習・・・ということで、戦車に乗ったはいいものの特に何もしない(動かさない)という謎の練習ではあったが、ここでの練習が下記のサンダース付属との試合に活きたのかも…しれない…?


◆サンダース大学付属高校戦
序盤に特に目立った動きはないが、みほの発案した通信傍受を逆手に取る作戦では車体を茂みに隠して待ち伏せ。エルヴィンの合図でIV号とM3中戦車リーと共に攻撃。(おそらくIV号とⅢ突の砲撃)でM4シャーマンを撃破。公式戦初の車両撃破となった。
その後の追いかけっこではカメさんチームの38(t)軽戦車を守るために盾となるが、Ⅲ突の固定砲塔が仇ととなって何もできず、追い詰められた状況でさすがの彼女たちも余裕がなくなったのか、思わず弱音が出ていた。


「蜂の巣に されてボコボコ さようなら」
「辞世の句を詠むな!」


最終的には撃破されずに生き残った。


◆2回戦・アンツィオ高校戦
試合前には対P40用の資料をエルヴィンが提供、アンツィオにはカエサルの幼馴染のカルパッチョがいる、みほから直々に指導を受ける等、準主役級の扱いを受ける。
試合ではカルパッチョがエンブレムを見てⅢ突にカエサルが乗っていると判断、カルパッチョのセモヴェンテとの一騎打ちに発展する。
これまで全編を通して待ち伏せがメインだったⅢ突であるが、この時は同じく固定砲塔であるセモヴェンテと砲塔や車体がぶつかり合うほどのガルパンイズムあふれる壮絶なドッグファイトを繰り広げた。
結果としては相打ちとなり、アンツィオ戦では大洗唯一の撃破車両になってしまうが、試合後のカエサルとカルパッチョのやりとりは清々しいものだった。


◆準決勝・プラウダ高校戦
Ⅲ突の履帯をヴィンターケッテ*5に換装した。
また、これまで大洗が快進撃をみせていただけに、前述した慢心・油断しやすさが最悪の形で発揮されてしまう。
試合前の作戦通達の際、みほがゆっくりと慎重に相手の出方を窺う戦法を提案したのに対してカエサルが速攻を提案。大洗全体が慢心していたことに加えてカチューシャから挑発されていたのもあり、あんこうチーム以外がこれに賛同する形となってしまう。
この少し後に彼女らの「ロシア・雪・戦争と聞くと…スターリング・ラードを連想するな」「縁起でもないぜよ」という会話は皮肉という他ない。
その後、遭遇したT-34を撃破。追撃した先にいたフラッグ車の護衛をしていた一両も撃破した。


プラウダの包囲にハマってしまった際には履帯に砲弾を受け行動不能となるも、IV号に押し込まれるようにして教会内に避難する。
その後、上述したようにエルヴィンが秋山殿が敵車両の位置把握の為に偵察。
この際のエルヴィンと秋山殿の様子はOVAでアニメ化されており、お互いに某映画の話や軍事トーク、ミリタリー好きあるあるで華を咲かせていた。
その後、敵の配置及びフラッグ車周りの偵察のために、たまたま見つけた外套を着てKV-2の装填手であったニーナに接触。
途中でエルヴィンがボロを出しそうになったが、秋山殿のフォローもあり、事細かにフラッグ車周りの敵配置を確認できた。
その偵察中、他のメンバーはⅢ突の履帯の修理に当たっていた。
完全に剥離した履帯をⅢ突に付け直し修理したあたり、彼女たちもかなりのチートスペック持ちである。
悪天候でチーム全体の士気が下がってきた際には、教会の入り口に立ち、映画『八甲田山』*6の物真似をやっていた。


「やはり、これは八甲田…」
「天は、我々を見放した…」
「隊長ぉ! あの木に見覚えがありますぅ!」
ずいぶんと余裕があるじゃないか


試合が再開され、ところてん作戦が決行された際にはあんこうチームと共に敵フラッグ車の撃破を狙う。
敵フラッグ車(CVキタエリ)がひたすら逃げ回る中、みほの指示により敵フラッグの進行ルートに先回り。車体の低さを活かして雪の中に車体を埋めて待ち伏せをし、見事、敵フラッグ車を撃破し大金星を挙げる。
雪の中に車体を埋める際、ドリフトをして車体を潜らせつつ、カエサル・エルヴィン・左衛門佐の3人でスコップで車体を埋めていた。その為、砲撃したのは車内に唯一残っていたおりょうだと思われる。


◆決勝・黒森峰女学園戦
試合前半の、パラリラ作戦ではレオポンさんチームポルシェティーガーを引っ張った車両のひとつ。
山頂を陣取ってからの迎撃戦ではパンターG型を撃破。ここでも大洗最初の敵撃破をマークする。その後はエルヴィン曰く「ヘッツァーのお兄ちゃんみたいなやつ」ことラング(IV号駆逐戦車)を撃破し、おちょくり作戦に貢献した。


河川でウサギさんチームがエンストを起こして立ち往生、その後みほの八艘跳びの場面ではⅢ突の固定砲塔が災いし、唯一援護に参加できず、歯がゆい思いをしていた。


そして市街地に突入後は、黒森峰の隠し玉であったマウスにカモさんチームが倒されたのに対し敵討ちをと奮闘するが砲撃が通じず、返り討ちに合った。


「我等の」「歴史に」「今」「幕が下りた」


◆大洗エキシビジョンマッチ
序盤のゴルフ場でのダージリン包囲網では、カメさんチームのヘッツァーと並んで陣形を組んでいた。
この時点で主だった戦果はないがこの時に知波単が撃破したマチルダIIは、小説版では実はⅢ突の砲撃によるものだったされている(実際撃破されたマチルダIIの位置や装甲、チハたんの火力を考えると劇場版でもⅢ突でもおかしくはない)。


大洗市街ではOY地点(大洗町役場前)では、いつも通りの待ち伏せでプラウダのT34を撃破。その後防衛線の一翼として維持に貢献する。
防衛線が突破された後は、いつの間にか大洗サンビーチ海水浴場でヘッツァーと一緒にT34と鬼ごっこ。ヘッツァーも固定砲塔ということで背後にいるT34に手も足も出ず逃げの一手だったが、ここでⅢ突はカルパッチョ直伝の走法CV33ターン、別名『ナポリターン』(要はCV33がやっていた180度回頭)を披露し反撃に出るも、あっさりと回避され撃破されてしまった。


◆大学選抜戦
学園艦が去り、仮校舎に移った後はⅢ突の上でチーム揃ってボードゲームに勤しんでいた。
なお、このボードゲームは赤軍のベルリン侵攻がモデルで、ドイツ側でプレイしていたエルヴィンが敗北していた。
試合が決まった後のチームリーダーの会議ではカエサルが出席。
移動中のフェリー(さんふらわあ)の中では後述するマカロニ作戦用の立て板を作成していた。


西住まほ率いる「ひまわり中隊」に所属したものの、序盤~中盤にかけては特に目立った活躍はない。
高台を抑える際にカチューシャが発した203高地発言に対して、史実になぞらえて「プラウダはどんな戦いか知っているのか?」と苦笑いをしていた。
観覧車先輩による包囲網突破後に、遊園地の背景と同化した立て看板を利用した待ち伏せ作戦・アンツィオ直伝「マカロニ作戦2(ツヴァイ)」を決行。他のチームの車両でおびき寄せ、大学選抜のパーシングを2両撃破する。最終的には背景と全く合わない看板を使用してたのもあり、アズミに「それはない」とツッコまれつつ撃破された。
アンツィオ直伝だが、マカロニは英語、作戦は日本語、ツヴァイはドイツ語と、作戦名自体にはイタリア要素はどこにもない。


◆無限軌道杯1回戦・BC自由学園
試合前にサメさんチームが合流した際には、かつての自分たちのように掲げられた海賊旗を見て感嘆の声を上げていた。


「シャークか!」
「海賊か!?」
「勇壮ぜよ…」


試合では序盤から本隊として行動。BC自由学園の策にハマり、橋で挟撃を受けた際はやはり固定砲塔が災いし、唯一反撃ができていなかった。
後半のボカージュ戦ではカメさんチームが誘導した曲がり角に待ち伏せ、押田の乗るARL44と相打ちとなった。


◆無限軌道杯2回戦・知波単学園
序盤、海賊旗が原因で早々に退場してしまったサメさんチームが「海賊旗は心の中で掲げよう」というのに対し、かつての自分たちを重ねて「我々も通った道だな」「歴史は繰り返す」と頷いていた。
その後、川沿いで特二式内火艇(アヒル風船付き)の奇襲を受けた際には、真っ先に狙われてしまうが、カモさんチームに救われる。
「仇は討つ!」と黒森峰戦以来となるカモさんチームの敵討ちに挑むが、仕留めきれず、逃がしてしまう。
試合は最終章3話へと続くことになった。


+ ※最終章第3話ネタバレのため折り畳み-

撤退を決意をした知波単に対して、大洗全車両での追撃戦を開始。
これに対して知波単は“撤退”のショックから立ち直った玉田を中心に大洗の大黒柱であるIV号のみに集中的に攻撃を仕掛ける作戦を決行。
散開からの照明弾、そして左右からの挟撃でIV号及び並走していたⅢ突が本隊から分断されてしまう。
早々に知波単の狙いがIV号であるのを理解したのか、そのままⅢ突はあんこうのフォローに回り、道を作るように先行。
進行方向の川で待ち伏せをし、姿を現した特二式内火艇に対して砲撃。撃破まではできず…と思ったらドリフトの横滑りで車体をそのままぶつけて川に叩き落としてIV号の道を確保する大洗は戦車ドリフトが基礎項目なのだろうか。ちらりと見せたカバのマークも相まって、まるで大きなお尻で叩き落したかのようである。
しかしIV号がわずかに遅れ、Ⅲ突とも分断させられてしまった…と思いきや、挟撃を仕掛ける知波単に対してIV号とⅢ突で挟撃をし返した。
その後は特二式内火艇を踏み越えて中州へと逃げ込んだIV号とは別行動になるが、本隊と合流。
中州にて孤立するIV号の援護の為に、今度はウサギさん、アリクイさんチームで玉田隊を猛追するが、ここに知波単の西の部隊が合流。
その西隊の一斉射を、先行していたが故に直撃。最終章3話にて初めて戦果0という形になった。
慣れない夜戦、密林、雨後、試合開始12時間以上経過という状況かつ行進間射撃であれだけ有効弾当てられるあんこうが別次元なだけといえばそう。


他校の2回戦の視察ではカバさんチーム総出で聖グロVSアンツィオを見学に。
「順当にいけば聖グロが勝つだろう」という展開と見解の中、アンツィオが勝てば番狂わせになるという建前理由で、たかちゃんカエサルがアンツィオ応援を提案するも、奮戦むなしく聖グロの圧勝という結果となった。


◆無限軌道杯準決勝・継続高校
大金星をあげた、夏のプラウダ戦以来の雪上での試合。Ⅲ突はなんと雪上迷彩を施して参戦。
派手な塗装やマカロニ作戦他で見られていた彼女たちの工作技術が、堅実かつ有効に活かされた瞬間とも言えよう。
波乱の幕開けとなった準決勝ではあるが、設定としては継続高校もⅢ突を所持している。
もしかしたら、ありそうでなかった同型車両同士の戦車戦も見れるかもしれない。




【余談】

  • 第4話でのあんこう踊りの際、トレーラーの上で太鼓を叩いているのは左衛門佐とおりょう。
  • 本編10話の食事シーンにて、おりょう以外は左利きということが分かる。
  • 本編の円盤特典のOVA「エンカイ・ウォー!」では若草物語を披露。こちらもセットといい衣装といい、かなり凝ったものを用意していたが、禁止にされた歴史ネタを延々と繰り返した為、生徒会により強制退場となった。
  • 大洗には「幕末と明治の博物館」というところがあり、ここが所有する坂本龍馬の書簡を高知県の坂本龍馬記念館に貸し出される際のセレモニーで、カバさんチームのキャラパネルと中の人たち4人(+バンダイの杉山潔P)が高知県でトークショーを行った*7。この件は公式4コマの「もっとラブラブ作戦です!」でも、おりょうを主役として取り上げられ、4人で特使として高知を満喫することとなったが、そこにはとある人物の影が…
  • まだ登場して間もないこともあり絡みこそ少ないが、「キャラ作りをしていて常に芝居がかっている」「本名と別の名前で呼ばれている」「戦車で旗を掲げる」「全員2年生」等、サメさんチームと共通項が多い。上述のようにシンパシーを感じるところもあるらしく、意外と馬が合うかもしれない。今後の展開に期待しよう。




「友人には助言が必要だな」
「現生徒会―― カメさんチームを見るといい」
「追記修正を知る―― いい補助線となるぜよ!」


「―――?」


「なあに 私たちはともに塩を送りたくなる」
性質たちでな!」



かたじけなし!」




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  • なかったようなので作成しました。自分では追記・修正の箇所でうまい文言が思い浮かばなかったので、ぜひともご協力いただければと思います -- 名無しさん (2020-05-18 02:49:31)
  • 立て乙。登録日がおかしいけど別の記事をコピーしたからなのかな -- 名無しさん (2020-05-18 09:45:56)
  • ご指摘ありがとうございます。アヒルさんチームからコピーしたせいですね。編集履歴から日付調べて更新しておきました -- 名無しさん (2020-05-18 09:54:50)
  • おりょうの本名初めて知った。もしかしてリボンの武者の野上武志先生が元ネタかな -- 名無しさん (2020-05-18 15:24:13)
  • ↑せやね。おりょうだけじゃなくカバさんチームは全員スタッフの名前が元ネタで、歴史オタク設定もその辺りが元っぽい -- 名無しさん (2020-05-18 21:40:45)
  • キャタピラが登録されたモノとは知らなかった -- 名無しさん (2020-05-19 19:07:43)
  • アンツィオOVAの時のポニテ左衛門佐がかわいかったのでまた見たい -- 名無しさん (2021-04-24 23:30:09)
  • 秋山殿と一緒に歌う里子が可愛い。 -- 名無しさん (2023-10-23 21:46:46)

#comment

*1 カエサルのチャットアプリのアイコンでもある
*2 正確には戦車ではなく自走砲。詳しいことはリンク先参照
*3 1年の時には忍道を履修していたが、2年に上がり改めて選択科目を選ぶ際に「歴史研究で培った戦術論を活かせる」という理由で戦車道を選択した。
*4 愛里寿の解答は「坂本龍馬の関係者」なので間違ってはいない。
*5 雪上を走るための幅の広い履帯。余談ではあるが本放送時にみほが「三突のキャタピラは~」と言っているがキャタピラはキャタピラー社が標章登録している製品なのでDVD/Blu-rayでは修正された
*6 1977年に公開された、高倉健主演の日本映画。史実の八甲田雪中行軍遭難事件を取り上げている
*7 この時の映像は最終章1話の円盤の特典ディスクに収録されている

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