ラウンドワン(アミューズメント施設)

ページ名:ラウンドワン_アミューズメント施設_

登録日:2020/02/25 Tue 09:56:13
更新日:2024/05/16 Thu 12:47:18NEW!
所要時間:約 5 分で読めます



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ゲームセンター ボウリング カラオケ ダーツ ラウンドワン アミューズメント施設 ボウリング場 基本郊外に位置 スポッチャ




「田舎には何もねぇ!!テレビもねぇ!!ゲームもねぇ!!紙芝居すら来やしない!!」


「パソコンや通販などでなんとか遊べても、みんなでワイワイ出来る場所がない…」


「いや、一つだけあったな!! 田舎の救世主!!…その名も!!」


ラウンドワン(ROUND 1)とは、総合アミューズメント施設である。
それと同時に、田舎の救世主でもある。


「…でも県庁所在地にしかないし駅から離れてるしやっぱ微妙だ!」


…無いよりマシと思って欲しい。



概要


ボウリングピンのオブジェと、オレンジと黒で彩られた大きな建物、そしてやたら広い駐車場が特徴的の総合アミューズメント施設である。
その外見に違わず「ボウリング」はどのラウンドワンにも存在している。
他にはビデオゲームにも力を入れており、地方で貴重なゲームセンターとなっている場合もある。
ゲーセン色が強いとはいえメインはボウリング。「ラウンドワンカップ」といった大会も開催している。


全店舗にてボウリングが出来る他、カラオケ施設やビリヤード、ダーツ、軽食コーナー等も併設されており、まさしく遊ぶための施設であると言えるだろう。
通常のラウンドワンのほかに「ラウンドワンスタジアム」という名称になっている店舗もあるが、そこは通常より少し大きく、スポーツアトラクション施設「スポッチャ」が併設されている。


なお、田舎の救世主と言いながら申し訳ないが、2020年2月現在、山形県茨城県富山県福井県鳥取県島根県長崎県には存在していない。
というか田舎のゲームセンターにトドメを刺す要因であることが多い。ゲーセン界のイオンモール
現在は「アミパラ」、「レジャーランド」、「サードプラネット」等のチェーン展開しているゲームセンターと激しくシェアを奪い合っている。


ただし2022年からはアミューズメント関係はプライス方面に力を入れることを発表。
現にいくつかの店舗でビデオゲームの撤去が進められている。


大型ゲームセンターではなく「総合アミューズメント施設」である以上人が集まりやすい為、そういうのが憚られる状況になったら真っ先に営業停止、営業時間短縮してしまう。
こればかりは仕方のない事であろう。大きい事が全ていいとは限らないのである。



特徴


何もない土地に娯楽を供給するという傾向にあるためか、郊外や妙に鉄道駅や他のゲームセンター集中箇所から少し離れた場所に建てる傾向にある。
ラウンドワン横浜店を筆頭に、繁華街の中心や駅チカにもいくつかあるが(例:ラウンドワン三宮駅前店、ラウンドワンスタジアム川崎大師店、もうないけどラウンドワン八王子等…)
反面駐車場は広めであり、まさしく地元民の為に力を入れている。池袋店とかの都市部店舗には例外も多いけど。
田舎のアーケードゲームプレイヤー諸君にとって「県内唯一の(プリクラやプライズ等を除く)ゲーム設置店舗」がこのラウンドワンだった…なんて経験もあるかもしれない。
ゲーム会社が資本ではない為、配置するゲームにしがらみがないのも特徴である。*1


中はとにかく、広い!!でかい!!
全てのゲームを取っ払ったら同人誌即売会ができそうなくらい大きい。
そんな贅沢な空間にビデオゲームが詰め込まれているものだから、おそらく最新ゲームはほぼ全てあるだろう。
広すぎるため、スタッフが見つからない!!という事にもなったりする。
建物自体も大きく、遠方から来た人間にも見つけやすい。


そしてゲームとトイレのメンテナンスは少し甘い。クレジットサービスの頻度も低め。

なお、2017年頃までは内部の自動販売機のジュースの値段が妙に高かったが、2020年現在は解消されている。*2
彼方此方に建っているといったが、基本入ればどの店舗も同じ雰囲気である。全国どこでも同じサービスを受けられると思えばいいが…。
一部スタジアムでは少し個性を出している店舗も存在する。



簡単な歴史


1980年。大阪府泉南市に杉野興産株式会社として設立。
泉大津市にローラースケートリンクを作った、今のボウリングの始まりはその2年後。
1988年にはボウリングをメインとし、ローラースケートリングは廃止された。
ラウンドワンとしての歴史は1993年に株式会社ラウンドワンを設立。
そして翌1994年6月に『ラウンドワン』第1号店となるラウンドワン泉北店が完成してから開始された。*3
この時のラウンドワンは杉野興産株式会社とは同じ経営者の別会社だったが、すぐ合併し現在の株式会社ラウンドワンが誕生した。
ちなみに上記の元ローラースケートリンクもラウンドワン泉大津店となっていたが、1997年に閉店。
泉北店は店舗に比べて少しこぢんまりしており、2021年に閉店となった。


2000年代からあちこちに作りまくり、地元民の憩いの場となっている。
しかし、2010年代になると少子高齢化、かねてからのアーケードゲーム自体の勢いの低下。
そして何より建物の契約期間満了、老朽化といったどうしようもない理由もあり、少しずつ店舗を減らしている。
だが流石に地力は強い為、周りの遊びどころが次々潰れてもここだけは残っている事も多い。
これからも地元民の貴重な憩いの場として存在し続けるであろう。



主な施設


  • ボウリング

全店舗に存在。ショッピングモールやマンション併設型にも勿論ある。
基本的に10レーン。スタジアム等の大きいところでは20レーンくらいある。
前述の通り、かつてはこれに引っかかる形で自販機の値段が高かったが現在は解消している。
ちなみに国内にあるラウンドワン全店舗がJBC(全日本ボウリング協会)の公認レーンになっている。
もしプロを目指す人がいるのなら、ラウンドワンで練習してみてはいかがだろうか。
勿論カジュアル層へのサービスも充実しており、着ぐるみの貸出なんかもしている。
…が、ボウリングピンの着ぐるみは写真撮影用のため、着たまま投球したりすると店員さんに怒られます。



  • アミューズメント

こちらも力を入れている。
どれくらい力を入れているかというと、ラウンドワンが来るというだけで10年あったセガゲーセンが分が悪いと市内から完全撤退した事例もあるほど。
大体の場合ボウリング場と別のフロアであり、こちらもかなり広い。稀にボウリングと同じフロアにある店舗もあるが…。
プリクラやUFOキャッチャーといったファミリー層向けのアミューズメントに加え、ビデオゲームもバッチリ導入。
基本的に有名どころのゲームは全て導入しており、前述の通り「県内でまともにゲームがプレイできるところがラウンドワンにしかない!」ということもある。
他にも店舗が広い為、StarHoseをはじめとした大型メダルゲームも難無く導入できている。
メダル以外でも、音ゲーを中心に大型筐体モノを多数設置する傾向が強い。
あまりにも広すぎるので台数埋めのために設置されているビデオゲームには、ビミョーなセレクトのゲームが見られることもある。
その年の最新作が出ているにもかかわらずバージョンが1~2つ前のモノが置いてあったり、平成前後くらいの頃のゲームが稼働されている場合もあったり。こういったタイトルを発見した好事家が頻繁にプレイしに来たりする


ラウンドワンはレジャー施設と同時にゲームセンターとして扱われており、そのせいかゲーセン絡みの風俗法に引っかかり出店断念した店舗もいくつかある。
他、「ボウリング等は24時間営業だがアミューズメントフロアは条例に基づいて10時開店」という店舗もある。
後、株主優待券とか、ボウリングのサービス券とか、軽食の割引サービスとかからは基本除外されている
他にもショッピングモール併設型ではファミリー向けゲームしか置いていない事もあり、メインでありながらも扱いは特殊という妙な事となっている。


前述の通りファミリー層が多い場所ではプライス、プリクラ中心となる店も多く、プレイしているゲームが撤去され涙するアーケードプレイヤーも増えている。



  • カラオケ

地元の半端なカラオケ店全てを潰す勢いでやってくる。
小さなスペースでたくさん作れるためほぼすべての店舗にある。
子供用のキッズカラオケが導入されている場合も。
ラウンドワン施設の中で、カラオケだけいわゆるワンオーダー制になっており、飲食物の持ち込みがNGとなっているので注意。*4



  • ダーツ、ビリヤード

ビデオじゃないゲーム。
導入と運用のコストが安い為かこちらも多数の店舗にある。



  • スポッチャ

「スタジアム」と名の付く店舗にある、スポーツアトラクション施設。
セグウェイにも乗れるし音ゲーやダーツもスポーツ扱い。旧筐体をフリープレイで楽しめる。
更にシューズや道具の貸出も行われているので、財布以外手ぶらでいっても楽しめる。
子供用のアトラクションも多いので家族連れにも安心。
一人で遊べるのも多いからぼっちにも安心



  • ドリンク、フード

ドリンクバーや軽食コーナーがある。まぁ軽食はラウンドワンに限らずレジャー価格なので基本割高だが。
上記のカラオケ以外は基本的に持ち込み可能なので、入店前に他店で購入したり、待ち時間に買ってくるなどして上手く活用しよう。
場所によっては簡単な机と椅子が設置されてイートインもできる。



  • 喫煙ルーム

基本的に全館禁煙だが、たばこを吸う部屋も完備されている。
分煙されているゲームセンターは珍しく、喫煙者にも考慮された設計となっている。



  • 無料送迎バス

駅から遠いというのはラウワン側も自覚しているのか、最寄り駅まで無料送迎サービスが行われている店もある。
ラウンドワンスタジアム川崎大師店など、最寄り駅から近いにもかかわらず主要駅からバスを走らせている店舗もあるが。
かつてはかなり売りにしていたが、意外と利用者が少なかったのか現状では廃止されている店も多い。









追記修正はボウリングピンの着ぐるみを着てお願い致します。


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  • ジュース、200mlのグレープフルーツジュースが200円とか、コーラのロング缶が250円とかしてた記憶が強い。なんでだったんだろうな。 -- 名無しさん (2020-02-25 10:43:48)
  • なんだかんだ1度入れば1日中遊べるのは強い。漫画置いてるスペースあるところも無いっけか? -- 名無しさん (2020-02-25 11:11:17)
  • ビールやハイボールが100円でビビった記憶がある。周辺の店舗ではその倍でも置いてない -- 名無しさん (2020-02-25 13:20:50)
  • DDRプレイヤーの頼みの綱 -- 名無しさん (2020-02-25 13:42:23)
  • 島根はパソコンもラウンドワンもないのか・・・ -- 名無しさん (2020-02-25 14:26:09)
  • 県庁所在地まで片道2時間近くかけて遠征しなければならない悲しみ 更にラウワン以外の地元ゲーセンはボンガを入れる気配が無いという追い討ち -- 名無しさん (2020-02-25 18:18:56)
  • スポッチャリラク好きだったけど撤去されてしまった悲しみ -- 名無しさん (2020-02-25 18:50:36)
  • 泉北店って1号店だったのか。微妙に目立たん位置にあるアレ。 -- 名無しさん (2020-02-25 19:56:55)
  • 川崎大師店は川崎駅周辺のゲーセンがしょっぱくなった(昨年11月でウェアハウス川崎が閉店したのでなおさら)なこともあって、一部大型ゲームの最後の希望手前だったりする。戦場の絆や星と翼のパラドクスとかは台数こそ4台だけど設備しっかりしてる方だし、音ゲーはクレジットサービス基本だったはずだし...格ゲーだけは弱いけど。 -- 名無しさん (2020-02-27 11:03:08)
  • カメラがないか機能してないって失礼だろw治安状況はともかく近隣店舗と防犯上は差異ないぞw -- 名無しさん (2020-02-27 21:49:09)
  • 田舎の救世主とは言うけど別に言うほど近くもないしそもそも県内にないしで何言ってんだ感が半端ない -- 名無しさん (2020-03-05 09:13:11)
  • ↑それはお前の県が悪い -- 名無しさん (2020-09-24 12:54:34)
  • ↑悪いのは県じゃなくて出店しないラウワンサイドでは……? いやそもそも悪い悪く無いの話ですらないけど -- 名無しさん (2020-09-24 12:58:42)
  • ゲームとかの清掃が本当に驚くほど適当なんだよな。しかもどの店も似たり寄ったりだからそういう方針だとしか思えない。 -- 名無しさん (2021-11-24 17:01:25)

#comment

*1 例えば「セガ」ゲーセンは、和解しているとはいえかつて大ゲンカしたコナミのゲームをほぼ置いていない。GIGOになってからは武装神姫やボンバーガールをようやく置き始めた。
*2 理由としては「スポーツ施設」扱いだったけど流石に廃棄等が多かった為常識的な値段にしたと思われる
*3 そのこともあってか大阪府堺市にはラウンドワンが3つもある、しかもふたつはスタジアム。時期は被っていないが閉店した堺・石津店も含めると怒涛の4店舗である。なお2021年にその泉北店は閉店となった
*4 バースデーケーキは事前申告すれば可、乳幼児の飲食物は持ち込み可。

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