コスモリキッド/ライブキング

ページ名:コスモリキッド_ライブキング

登録日:2020/01/28 Tue 17:42:13
更新日:2024/05/16 Thu 12:30:04NEW!
所要時間:約 4 分で読めます



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ウルトラマンタロウ ウルトラ怪獣 液体 再生 笑い声 ウルトラの母 トラウマ 悪食 多摩川 怪獣 不死身 人喰い ウルトラ怪獣擬人化計画 隠れた強キャラ コショウ コスモリキッド ライブキング



ワッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!



コスモリキッド及びライブキングとは、『ウルトラマンタロウ』第2話「その時ウルトラの母は」並びに第3話「ウルトラの母はいつまでも」に登場した怪獣である。



【データ】


  • コスモリキッド

別名:液体大怪獣
身長:58m
体重:6万t
出身地:多摩川


多摩川に生息している怪獣(名前からして宇宙から来たのかもしれないが)。
特徴は3本角とコウモリのような皮膜。また長い舌を持ち、これで人間を捕食したり相手を絡め捕る武器にもなる。
最大の特徴はリキッドという名前の通り体を液体化させられること、これでダメージを受け流したり逃亡したりできる。
だが電撃や冷凍攻撃等の物理でない攻撃は防げず、コショウ等の刺激物にも弱い。
デザイナーは熊谷健。



  • ライブキング

別名:再生怪獣
身長:47m
体重:6万5千t
出身地:多摩川


多摩川の河川敷の地中に生息している怪獣。
普段は鼻の穴だけ地上に出して獲物を待ち伏せている食いしん坊な怪獣で、自分と同じ体重の怪獣を食うほど。
巷では何でものみこむ穴だと噂になっていた。
カモノハシのような顔とビールっ腹というユーモラスな外見をしており、気性も実はそれほど荒っぽくない。
だがこの怪獣…



強い



ウルトラマンタロウが戦う怪獣第3号にしてはかなり強い戦闘能力を有しているのだ。
武器は口から吐く火炎放射、腕っ節もタロウを苦戦させるほど強い。
更にこの怪獣を強敵たらしめているのは、その生命力である。
たとえ体をバラバラに粉砕されようとも、再生怪獣という肩書通り破片は一晩程で結集し元通りになってしまう
更にはコスモリキッドの猛攻を受けても平然としている防御力も持っている。


更にこの怪獣の怖い所は…



鳴き声がかなり不気味



という事である。
「ワハハハハハハ、ハーハハハハ」とまるで人間の笑い声のような鳴き声で、最初はユニークに聞こえるが、
殴られても燃やされても相手を踏みつけてても笑っているので、逆に不気味な雰囲気を醸し出している。
夜中にこいつの鳴き声だけ聞こえるシーンはトラウマ物である。
もっともあくまで笑い声に聞こえるだけで実際は笑っているばかりではないと思われるが。



【本編での行動】

ある夜、コスモリキッドは多摩川上流にある工事現場の作業員を襲い捕食ZATが調査に訪れ、攻撃を受けたので一旦液体化して河の中に潜む。


その後多摩川下流で人間を捕食したのを、偶然通りかかった白鳥健一少年に見られてしまう。健一から東光太郎に伝えられたことでZATも動き出した。
ZATの作戦で多摩川に電流を流し込まれ(ホントは国際的に違法なんだが、緊急事態なので超法規的措置なのだろう)、遂に姿を現す。
光太郎はウルトラマンタロウに変身し、激闘の末にタロウブレスレットをブレスレットランサーに変形させ、首筋に投げつけて撤退させる。
だが液体化した際、謎の穴に吸い込まれてしまう。


後日、散歩中の光太郎がその穴に落ちてしまい、穴の正体、ライブキングが姿を現す。
コスモリキッドを飲み込んだせいで消化不良に苦しむライブキング、ZATは光太郎を助けるために怪獣の腹に鉄パイプを突き刺す。
すると謎の液体がドバドバ出る、だが光太郎が出る前にライブキングはパイプを引っこ抜いてしまい、コスモリキッドが復活。
2匹は取っ組み合いながら大暴れを始めた。


今度は朝比奈隊長が業者から注文した1トンのコショウを散布、クシャミで苦しむ2大怪獣。
そして光太郎も吐き出され、再びタロウに変身して2匹に戦いを挑む。


だが2大怪獣の挟み撃ちにより苦戦、倒れた拍子にライブキングに踏みつけられて腕を折られる。
それでも渾身の力を振り絞って「ウルトラフリーザー」を放ち、2匹を凍らせる。
コスモリキッドはZATのスカイホエールから放たれた鎖付きの鉄球で攻撃する「パンチ弾作戦」で粉々に粉砕。
さしもの液体大怪獣もこれではなすすべなく即死、ZATの倒した怪獣第1号となった。
そしてライブキングもタロウのストリウム光線で粉砕されるのだった。



だが、ライブキングはまだ死んでなかった。
地中で人知れず再生し、鶏などを捕食して住民を恐怖に陥れる。
ZATに誘い出され再び地上に出現し、ZATを圧倒。
更にタロウも腕を負傷した影響で思うように戦えず、ライブキングからは負傷した腕ばかりを狙われて窮地に陥る。
そこへウルトラの母が駆けつけ、マザー光線でタロウの腕を治療。
最後はタロウとウルトラの母がライブキングを宇宙へ運び、ストリウム光線とマザー破壊光線で粉砕するのだった。
破片は宇宙に散り散りになってしまったので、もう再生することもないだろう。



【その他媒体での扱い】

「小学二年生」で連載された内山まもる版『ウルトラマンタロウ』にも両怪獣が登場するが、
TVシリーズとは異なり同時には登場せず、ライブキングは第2話に、コスモリキッドは第3話に出番が別々に割り振られている。
ライブキングは肩書に反して漫画では再生能力は全く見せず、タロウのヒーロー光線の一撃で倒されている。
コスモリキッドは液状化したまま人間や家畜を消化するなど、映像作品以上に能力を活かして暴れまわったが、
タロウとの戦いではウルトラフリーザーで凍結させられ、ストリウム光線を浴びて粉砕された。
ちなみに内山版と蛭田充の漫画版では前回登場したオイルドリンカーがコスモリキッドの姿で描かれている。


「小学一年生」連載版の石川賢版『ウルトラマンタロウ』では連載第1回にライブキングのみ登場。
東京の地面から出現し暴れまわり、現れたタロウのストリウム光線とアトミックパンチのコンボで粉砕されるが、一晩で再生。
タロウとの再戦では頭部を潰されてもなお復活するなど強靭さを見せたが、最期は宇宙に連れ出され、
そのまま太陽に投棄されて焼き尽くされるという最期を迎えた。
ちなみにこちらでは一度タロウに倒された際「まだまだ死にはしないぞ」と人語を喋っている。



【余談】


  • 名前の由来はコスモリキッドは「小宇宙+液体」から、ライブキングは「生命の王」という再生怪獣に相応しい名前になっている。だがビデオ等ではコスモリの部分で区切って読まれることが多く、「コスモリ・キッド」と間違えて覚えているファンも多い。

  • 再編集ビデオなどでは、尺の都合でコスモリキッドもウルトラフリーザーとストリウム光線で爆発したことにされていることもある(同じことがキングジョーなど防衛組織に斃された怪獣全般に言える)。


  • ライブキングは『ウルトラマンサーガ』DVD付属の画コンデ集において、初期案ではバット星人に怪獣墓場から連れ出され地球で暴れるも、ウルトラマンコスモスと戦い、落ち着ついた後はビーストゼットン(完成版のハイパーゼットンの初期名)との戦いに参戦し、倒される予定だったことが明らかになっている。



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  • コスモリキッドの人間捕食シーンだって怖いぞ -- 名無しさん (2020-01-28 18:38:06)
  • 再生持ち二体とか1クール目の相手じゃねぇよぉ! -- 名無しさん (2020-01-28 19:41:38)
  • ジードでギエロン星獣を出したのにゼロが無反応、超兵器R1号についても一切触れないのに対して「スーツ新造で単に再生ネタにとどまるならライブキングで充分」って批判があったな -- 名無しさん (2020-01-28 21:37:07)
  • ↑3、タロウって基本はコミカルな作風だけど子供のトラウマになるような怖いシーンも結構あるんだよね バサラの吸血やバードンの捕食とか -- 名無しさん (2020-01-28 21:54:42)
  • 多分、↑2、話の展開上、空を飛べた方が都合が良かったからギエロン星獣が選ばれたんだと思う コミカルな回だったからライブキングの方がイメージに合ってたのも確かだが -- 名無しさん (2020-01-28 22:01:06)
  • お約束かもしれないけど子供のころはコスモ・リキッドじゃなくてコスモリ・キッドだと思ってた -- 名無しさん (2020-01-28 22:16:37)
  • 擬人化計画ギャラクシーデイズのライブキングが好きだったな。 -- 名無しさん (2020-01-28 22:21:26)
  • ↑2 自分もそうだったわ。今でもそう誤読しちゃう -- 名無しさん (2020-01-28 22:55:28)
  • コスモリキッドははっきり宇宙出身だと書かれてる資料があったような…ライブキングはあんな不気味な存在なのにあれで地球産怪獣だったら怖すぎる -- 名無しさん (2020-01-28 23:19:02)
  • ウルトラマンシリーズだと度々出てくるけど多摩川が魔境すぎる。 -- 名無しさん (2020-01-29 11:26:46)
  • マザー破壊光線を使われたレアな怪獣。 -- 名無しさん (2020-01-29 11:40:56)
  • ↑9 ジードのギエロン星獣はイベント用に作られたものの改修だぞ -- 名無しさん (2020-01-29 11:55:48)
  • ↑2 メタ的なこと言うと世田谷に円谷プロがあった絡みでロケしやすかったからね -- 名無しさん (2020-01-29 12:12:48)
  • ↑6と8 発音も思いっきりコスモリ・キッドだった -- 名無しさん (2020-01-29 14:58:01)
  • タロウは躁鬱が激しいというか、一見子供向けでも「タチが悪い」(褒め言葉)に行くことがしばしばある。 -- 名無しさん (2020-01-29 16:31:42)
  • コスモリキッドに新幹線が襲われるシーンあるけど、多摩川流域で新幹線が通るのは武蔵小杉の辺りなので、シンゴジよりも前にあのエリアは怪獣の被害に遭っていたと言える -- 名無しさん (2020-01-29 18:12:55)
  • 2話からいきなり前後編なうえに早速「○○大怪獣」でも「大○○怪獣」でもない肩書きの怪獣が出てくるなんて… -- 名無しさん (2020-01-29 21:17:07)
  • ちなみにライブキングの着ぐるみはその後カエルの怪獣トンダイルに改造されたとか… -- 名無しさん (2020-01-29 21:39:03)
  • ライブキングの笑い声は阪脩がアフレコしてたと聞いたことある -- 名無しさん (2020-01-29 22:26:12)
  • 昔、コスモ・リキッドじゃなくコスモリ・キッドだと思ってたわ -- 名無しさん (2020-01-30 00:00:31)
  • タロウは初っ端から母に頼りっぱなしとか揶揄されてるの見たけど実際に視聴したらそりゃ来るわってくらいヤバい相手だった。むしろ2話3話で戦うような相手じゃないだろ -- 名無しさん (2021-03-29 16:26:26)
  • メビウスは3話でバードンなんて大変だなと言われていた覚えがあるが、教官のタロウもいきなりハードな戦いだ -- 名無しさん (2022-11-26 19:34:24)
  • コスモリキッドは外見・名前・能力全部好きなんだが、その後の出番が全然ないのが寂しい。今だったら液体化をCGで描写して色々できるだろうに。 -- 名無しさん (2023-06-07 22:21:10)
  • 不気味すぎて地球産怪獣と思いたくないライブキングだけど、笑い声がイメージ作りに貢献(?)してるだけで外見やトンダイルへの改造を考えると案外両生類・爬虫類系の巨大生物だと思えば受け入れられる。タロウ怪獣だとむしろロードラの方がよっぽど地球産とは… -- 名無しさん (2023-06-07 22:31:01)
  • サーガでの登場だとそこまで優遇される予定だったのか…(困惑)。まあ倒されても再生してそうだな -- 名無しさん (2023-07-17 00:09:27)

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