キャッスルロロロ

ページ名:キャッスルロロロ

登録日:2019/09/26 (木) 08:27:40
更新日:2024/05/09 Thu 13:51:07NEW!
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星のカービィ キャッスルロロロ ロロロ&ラララ ロロロ ラララ アレンジ ステージ 巨大ボスとの戦い 強大なボスとの決戦 ステージ曲からラスボスまで


キャッスルロロロとは、ゲーム『星のカービィシリーズ』に登場するステージ及びBGMの名前である。


概要

初出はゲームボーイの初代『星のカービィ』のステージ2「キャッスルロロロ」から。
その名通り本作のボスキャラの一人、ロロロの居城。
……なのだが、実際は相方のラララとセットで扱われるボスなので、何故ラララを入れなかったのかは疑問符が付くところ。
二人の元ネタがハル研の『エッガーランド』シリーズであることを考えるとロロリスペクトなのだろうか(こちらのシリーズでもタイトルに名前が入っていた事があるのはロロだけである)。


ステージのBGM「CASTLE LOLOLO」は短いながらもポップな曲。
初代のステージの例に漏れず、イントロ付きとイントロ無しの2バージョンが存在し、イントロ無しは主にステージ内でミスって再開した時や、最終ステージ「マウントデデデ」のロロロ&ラララルートで流れる。


ロロロ&ラララはこの作品以降のシリーズにも登場しているが、当のキャッスルロロロはと言うとステージよりもBGMの存在感がかなり強い。
というのも、25年以上もの長い歴史の中で妙にバリエーションを増やしており、正統派にアレンジされたかと思えばボス戦用にアレンジされたりと多様な顔を見せている。
キャラクターやステージを知らなくても、特徴的なメロディーラインは聞いたことあるという人の方が多いかもしれない……



シリーズでの扱い

※ここからは各作品のネタバレも含みます。





星のカービィ

城の入口前からスタートし、門の上をブルームハッターが掃除しているのが見える。
内部はおばけのブーラーの他、仏頂面の仮面に近づくと怖い顔を見せて追いかけるトゥーフェイス、「?」箱から飛び出してくるチャッキー、吸い込みが効かないマンビーズなど癖の強いザコが多い。


序盤における扉やトゥーフェイス、チャッキーだらけのエリアは無限ループになっており、どの扉を潜ったかでルートが異なる。
最終的に行き着く所は同じであり、ワープスターに乗ればその先でロロロが中ボスとして立ちはだかる。
穴から出てきてエメラルドフレーマーという箱を蹴っ飛ばしてくるだけなので、吸い込んで吐き出せば簡単に倒せるだろう。


ロロロ撃退後は広い部屋に出る。
上には小部屋へ繋がる扉があるのだが、降り立った瞬間にいきなり大量のブーラーとマンビーズに囲まれてビックリ。
慌てて扉を潜ると、何やらカレーのようなアイテムが置いてある……。
これこそが食えば火を噴くカレーライスで、外に出て先程の敵の群れを楽に倒すことが出来る。


その後は城を上り、奥でボスのロロロ&ラララと対決。
ブロック1個分の狭い通路を二人が行ったり来たりするので、こちらはぶつからないようにうまく立ち回りながら箱を吸い込んでぶつけていく。
ロロロ単騎のように途中で引き返さないため、安全を取るなら後ろから吸い込む→吐き出すの立ち回りが定石。



エクストラモードでは多くの敵が差し替えられるか強化されており、例えば門の上のブルームハッターは勢いよく滑り落ちて体当たりしてくる。
中ボスのロロロも箱を投げた後にすぐゴルドーを飛ばしてくるので、吸い込んでその場で吐き出す戦い方は使えない。逃げるスピードも速く、ゴルドーを避けてすぐに星型弾を当てるのもシビアになる。
一方でボスの方はただ移動スピードが速くなっただけ。やや吸い込み辛くはなるが、前後のステージボスであるウィスピーウッズとカブーラーに比べたらずっと温情である。



なおこの作品以降、現在に至るまで「普通のステージ」としてのキャッスルロロロは未だ再登場していない……。



星のカービィ スーパーデラックス

初代を元にリメイクしたモード『はるかぜとともに』のステージ2「フロートアイランズ」の一部で登場する。
……そう、初代リメイクなのに別のステージと統合されてしまったのである。
BGMすら使われていない上に城部分は終盤のちょっとぐらいで、城の中を本格的に探索するという場面すら無い。ついでにボスのロロロ&ラララも悲劇的に弱くなってしまった(後述のリメイク版の『大王の逆襲』ではそこそこ強くなっている)。



カービィのエアライド

ある意味(BGM的に)転機となった作品。
キャッスルロロロのBGMが初めて、戦争モノ映画に出てきそうなオーケストラ風のアレンジを施されて復活した。
原曲と聞き比べたらどれだけ別物になったかよく分かる。
曲名は「シティトライアル:ダイナブレイド登場」で、シティトライアルのダイナブレイド襲来や「VS.デデデ」のテーマとして使われている。
また、アニメ版でもこのBGMが使われた……のだが、何故かタイトルが「撃滅!ナイトメア大要塞」に変更。限定サントラ版に収録された方では珍しくアウトロが追加されている。



タッチ!カービィ

2-3「マグマウント」で原曲のアレンジが流れる。
音源も相まってサイケチックな雰囲気で、大元の曲に忠実な良い曲に仕上がっている。



星のカービィ ウルトラスーパーデラックス

『SDX』のリメイクなので変わらず。
追加モードかつ『はるかぜ』のパワーアップ版にあたる『大王の逆襲』では、ステージ2「イリュージョンアイランズ」とやはり統合されてしまっているが、城の屋外っぽい部分を歩く機会は増えた。
BGMの方は「シティトライアル:ダイナブレイド登場」準拠の「巨大ボスとの戦い」というタイトルで再度使われており、ダイナブレイド、ワムバム系統との戦闘で流れる。確かにこの曲をバックに戦うボスはどいつもこいつも巨体である。
機種の音源上やや原曲より劣っているが、それでも頑張った方である。



星のカービィ 20周年スペシャルコレクション

「カービィヒストリー」のコーナーでまたまたアレンジされた。
今度は博物館で流れていそうな落ち着いた曲。しかし3ループ経過すると……



カービィファイターズ!/カービィファイターズZカービィファイターズ2

対戦ステージの一つに「キャッスルロロロ」が登場。
地形は『はるかぜ』のボスステージ再現だが、通路の幅は広い。
GBの原曲をそのまま使っており、ロロロとラララもお邪魔キャラで出現する。
『ファイターズ2』では裏曲というシステムが存在し、その例に漏れずキャッスルロロロも新規の和風アレンジが追加された。


曲としては『Z』以降からある「ダイナブレイドの巣」でも使われている。こちらでは『エアライド』バージョンの原曲まま。『2』の裏曲ではその「エアライド』のバージョンに基づいた荘厳なアレンジが流れる。



みんなで!カービィハンターズZ

ランディアEX、および真のラスボス「キングD・マインド」前半戦でアレンジが流れる。
今度は「強大なボスとの決戦」という短調アレンジになっており『USDX』の「巨大ボスとの戦い」を意識したタイトルだが、曲の雰囲気は全然違う。



カービィのすいこみ大作戦

ロロロとラララがボスで久方ぶりに登場し、キャッスルロロロのテーマも彼ら二人のステージで流れる。
原曲の雰囲気を引き継いだ初代寄りの正統派な曲に仕上がっている。


また、デデデ大王の第2形態、ジャイアントデデデ(リベンジ)戦で「強大なボスとの決戦」が流れる。
イントロに合わせて姿を見せる超巨大なデデデ大王は迫力満点。
更に真のラスボス、ジャイアントマスクド・デデデ戦ではまさかの「マスクド・デデデのテーマ」と合体した更に激しいアレンジが登場。風の音だけが響く中、ジャイアントデデデの顔がアップになった次の瞬間にマスクを装着し、この曲が流れ始める。
元が単なるステージ曲だったものをボスとして、果てはラスボスらしく昇華させてみせる作曲家の手腕には脱帽というほかない。



星のカービィ スターアライズ

ゴールゲーム後のリザルト画面で新規のアレンジ曲が使われている。『20周年スペシャルコレクション』寄りの雰囲気。
他、「The アルティメットチョイス」の高難易度では、ゴールドン&シルバックス戦で「強大なボスとの決戦」が流れるようになる。
どう見ても強大というイメージでは無いのだが、このボスの大元になっているポン&コン自体がロロロ&ラララに似たステージと戦法なので、そういう繋がりでだろうか。



スーパーカービィハンターズ

「強大なボスとの決戦」が一部のクエストで流れる他、本作では更に前述のジャイアントマスクド・デデデVer.と「強大なボスとの決戦」それぞれのリミックス版が存在する。


まず、ゲーム全体では前者を先に聞くことになるが、その内容と使われ方はかなり印象的。
大決戦の地に追い詰めた黒幕・アナザーナイトメアが謎の黒い穴からキングD・マインドを召喚するも、異界の魔法使いといえど制御できる相手ではなく……。
登場早々に重低音の唸るギターをバックにアナザーナイトメアを睨みつけ、ハンマーを振りかざす辺りから一気にドラムが盛り上がり、ぶっ飛ばされた悲鳴を添えてイントロが終わる瞬間ゴリゴリのロックで戦闘が開始する。
キングD・マインドの危険性、凶暴さを表した登場シーンとイントロが非常にマッチしており、『Z』からの天丼展開だと知らない初見プレイヤーに強烈なインパクトを与える。
イントロの印象が他のアレンジとも大きく違うため、初めて聞いて元がキャッスルロロロとはそうそう気付けない。


後者はわいわいクエストの最高難易度「極超」ランクで戦う「キングD・マインド リベンジ」前半戦で流れる。前半で流す辺り『Z』リスペクトな感じ。
「強大なボスとの決戦」を正統派にリミックスした内容で、イントロが更に追加された。




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  • すいこみ大作戦は久しぶりにロロロ&ラララがボスで登場してBGMも初代寄りのアレンジあるよ。あとスタアラのゴールゲーム後のリザルトBGMも。 -- 名無しさん (2019-09-26 09:42:33)
  • そんなに強くない&大きい訳でもないボスキャラのステージのBGMが「巨大なボスとの戦い」になるとは... でもアレンジは素晴らしいしカッコイイ -- 名無しさん (2019-09-26 09:44:03)
  • ステージ曲がボス曲に変わっただけでも衝撃的だったのに、ハンターズ辺りから各々違った印象を受ける表現力もまた凄いなあと実感 -- 名無しさん (2019-09-26 21:30:46)

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