ドラえもんサラダ

ページ名:ドラえもんサラダ

登録日:2019/09/25 Wed 21:46:03
更新日:2024/05/09 Thu 13:50:59NEW!
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ドラえもん すいか スイカ スパゲティ 梅干し サラダ ドラえもん用語項目 料理 小学四年生 残飯 腹痛 アニめし項目 公式が病気 ゲテモノ 食材の無駄遣い その辺に生えてる草 藤子・f・不二雄大全集 ドラとバケルともうひとつ 毒味 毒見 捨てられる卵の黄身 涼しい料理 生ゴミ ドラえもんのお料理教室 夏向け料理 1966年生ホイホイ 食品衛生法違反 ドラえもんサラダ





夏むきのすずしい料理だよ。




ドラえもんサラダとは、ドラえもんが作ったオリジナルサラダ料理である。


概要

小学館の学年別学習雑誌『小学四年生』の1975年7月号にて紹介された。


当時の『小学四年生』では、『ドラえもん』と『バケルくん』に加えて、『ドラとバケルともうひとつ』というおまけコーナーが掲載されていた(てんコミ9巻「ぼく、桃太郎のなんなのさ」や11巻「ドラえもん大事典」がそれに含まれる)。
7月号は『小学四年生』の誌面のパロディである「おまけ四年生」で、その中の1コーナー「ドラえもんのお料理教室」で誕生したのがこの料理である。
後に「ドラえ本3」や藤子・F・不二雄大全集『ドラえもん』第20巻に再録された。


料理自体はドラえもんの顔を料理で表現するという、所謂「キャラクター料理」の部類。
なのだが、そのあまりにぶっ飛んだ料理内容から2016年頃にネット上にて拡散されて知名度を上げた。
インターネット上でもドラえもんサラダを作った報告が次々と上がり、中々の盛り上がりを見せた。


一部ではネット上での拡散を目的としたコラ画像ではないかと疑う声も出たが、前述したように一切コラではない。
また、小学館雑誌掲載の経歴からアシスタントの方倉陽二氏による物(通称「方倉設定」)だと勘違いされがちだが、
れっきとした藤子・F・不二雄先生本人によるネタである。


一部からは、あのジャイアンシチューと肩を並べるドラえもん史上屈指の意味不明な料理として扱う声も。


レシピ

ドラえもん曰く「夏むきの涼しい料理だよ」とのこと。



◆材料

ドラえもんの目のパーツとして使う。


ドラえもんの口のパーツとして使う。


ドラえもんのヒゲや鼻と口の間の一本線のパーツとして使う。


  • 梅干し:1個

ドラえもんの鼻のパーツとして使う。


  • そのへんに生えてる草

ドラえもんの頭部のパーツとして使う。



◆手順

  • 1.卵を割り、身は捨てて殻に目玉を書く

いきなり卵の中身を放棄するという無駄遣い極まりない調理法が行われる。
今の児童誌では冗談でも中身を捨てると言った記述は出来ないであろうことを考えると、ある意味その辺の意識が緩かった時代性を感じさせる。
実際にドラえもんサラダを作る際は、冗談抜きで中身を捨てるのは勿体無いので、何かしら別の卵料理に利用しよう。鈴に使うのもいいぞ。


  • 2.スイカを食べ、皮を残す

調理の最中に材料を食べながら準備するという斬新な発想。
というか、料理に使わないスイカの身は食べて処理するなら、前述の卵の中身も捨てないで処理しろと言いたくなる。
イラストでは大口を開けたドラえもんが無表情でスイカを食べているというシュールなもの。


  • 3.草をちぎり、綺麗に盛り付けをする

材料からして適当なので必然の流れなのだが、解説が適当を極めている。
なお、イラストではドラえもんが舌を出した表情で草を千切っている姿が描かれているのが、何とも言えないシュールさを出している。


ドラえもんによると「まずひと口食べてみて、一時間たって何ともなければみんな食べよう(原文ママ)」。


「その辺に生えている草」と「スイカの皮」を使っているので、腹を下す可能性が考えられるためだろう。
つまり、初めから毒見必須というとんでもない料理になっていることが分かる。
しかし、上述したように夏で冷えるための料理なので、腹痛を起こして冷汗によって身体を冷やせるように考えられているのかもしれない。


再現したファンによる味のレビューも出ているが、まあ感想は……お察しください。
ただし味の感じ方は十人十色なので、一部では「そこそこ美味かった」といった意見も見られる。
味に関しては調理過程におけるスイカの身を食べる部分が本番とも言える。


一応子供向けとして紹介されているだけあって、再現に必要な材料の調達や調理過程も非常に簡単な点は長所か。
小学四年生を読む子供が母親の作った料理の余り物で遊ぶことを前提にした可能性もある。
漫画飯の再現を趣味とする人は是非とも作っておきたい料理ではないだろうか(まあ原作エピソード自体には出ていない料理なのだが)。


余談

  • ネット上では「ドラえもんサラダ」ばかりが注目されがちであるが、
    掲載元の「おまけ四年生」自体、全ページがギャグ、パロディ、時事ネタのオンパレードとなっており、
    当時の大らかさと藤子・F・不二雄先生の秀逸なセンスが堪能できる一作となっている。
    先述のように現在は藤子・F・不二雄大全集にて容易に読めるので、ドラえもんサラダで興味を持ったのなら一度読んでみるといいかもしれない。


  • ドラえもんサラダは「ドラえもんのお料理教室」として紹介されているが、後に発売されたOVA『ドラえもんのおりょうり教室』とは何の関係もない。
    なお、あちらの方が遥かに真面目に料理を作っている。

  • もしこれを美味しく食べられるように作るとしたら、目はゆで卵、草はキャベツの千切りにすればよいだろう。




追記・修正はドラえもんサラダを作って完食してからお願いします。


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  • 学習帳で拾い食いさせるのか・・・ -- 名無しさん (2019-09-25 21:51:58)
  • ドラえもんの -- 名無しさん (2019-09-25 22:16:42)
  • ↑ミス ドラえもんのおりょうり教室って大山のぶ代が料理するやつだっけ -- 名無しさん (2019-09-25 22:17:17)
  • 埼玉県民にはその辺の草でも食べさせておけ!(これを野原家に送り込みながら) -- 名無しさん (2019-09-25 23:35:28)
  • 毒味必須で草 -- 名無しさん (2019-09-25 23:59:15)
  • 意味不明すぎて草生える -- 名無しさん (2019-09-26 00:18:25)
  • のび太の牧草物語 -- 名無しさん (2019-09-26 00:46:53)
  • 学年誌は90年代しか知らんが、20年違うとこんなにフリーダムになるのか -- 名無しさん (2019-09-26 01:40:54)
  • ↑70年代でもこんなフリーダムさはそうそう見ないと思うぞw -- 名無しさん (2019-09-26 03:52:05)
  • ジャイアンシチューを美味しく食ったことがあるという出川も裸足で逃げ出すレベルw -- 名無しさん (2019-09-26 09:03:51)
  • ゆでたまごを半分に切って目にすればよかったんでは -- 名無しさん (2019-09-26 23:09:30)
  • 画像検索したら再現料理含めまあまあドラえもんっぽいのが腹立つw -- 名無しさん (2019-09-26 23:45:38)
  • 知らない野草は決して口にしてはいけませんって珍百景で岡本信人が言ってたのに!! -- 名無しさん (2019-09-27 00:23:16)
  • 野草はガチで死ぬ危険性もあるのがあるから今は確実に載せられないし、何ならい現代でも外野が騒ぎだしてもおかしくない -- 名無しさん (2020-10-25 23:03:18)
  • 野草を使うくらいならきざんだキャベツとかを使えばいいと思う。ちゃんと食べれるし。 -- 名無しさん (2020-11-14 16:13:07)
  • (セミの抜け殻以外は)ちゃんと食材を使ってるジャイアンシチューのがまだ料理に見える -- 名無しさん (2021-01-11 22:28:28)
  • なんかもう材料と作り方が絵描き歌にしか思えない -- 名無しさん (2021-01-11 22:58:56)
  • ただの生ゴミじゃねぇか! -- 名無しさん (2021-05-12 12:30:43)
  • ↑やだなあ、現代アートと呼びなさい。食べる時は誰か味のもとのもと持って来い -- 名無しさん (2022-08-12 12:34:53)
  • スイカの皮はバナナで代用だ🍌 -- 名無しさん (2022-12-11 14:07:21)
  • すずむしむきの料理だよ。 -- 名無しさん (2024-03-09 01:47:31)
  • これもだけど、ドラとバケルともうひとつは全体的にFのセンスっていうよりは学年誌編集部側のユーモアが全面に出てる気がする。 -- 名無しさん (2024-03-09 06:31:48)

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