登録日:2019/09/12 (曜日) 18:58:00
更新日:2024/05/09 Thu 13:42:31NEW!
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同人ゲーム エロ同人ゲーム rpg ゲーム エロゲー 73号坑道 dlsite リリテイルズ lilitales -リリテイルズ-
『Lilitales -リリテイルズ-』は、2015年の夏にリリースされた成人向け同人ゲーム。
その翌年に追加イベント等が入ったアペンドパッチが公開された。
本記事作成時点で、DLsiteの同人累計ランキングのベスト5入りを果たしている名作。
さらに同人アニメではあるが、アニメ化もされた。
前作『Lilipalace -淫魔の巣窟-』の続編で、前作の登場人物はほぼ全員登場している。
なので前作をプレイ済みだとより楽しめるが、遊ばなくてもストーリーは十分理解できる内容になっている。
前作が一つのダンジョンの中を探索していく形なのに対し、今作は街やフィールドマップなどの概念があり、自由度が増している。
主人公の騎士であるルナが、さらわれた王女ジルの手がかりを集め、助け出すのが目的。
……これだけだとごくごく普通の王道ものRPGに見えなくもない。
□あらすじ(DLsiteの販売ページより)
王家封印の墓、シャンドーラ遺跡……
ジル・グランツ第三王女とその近衛隊一行は巡礼の儀の為、その地へと赴いていた。
騎士叙任式を経て、近衛隊入りを果たした新米騎士のルナリエは、幼馴染のジルとともにひと時の歓びを享受する。
だが、帰路の最中、彼女達は最悪の災厄迎えることとなる……
王女を奪還するべく、少女騎士はたった一人、 悪人とならず者の蔓延る奴隷交易都市へと旅立った……。
□システム
本作(前作もだが)は固定エンカウント制で、さらに経験値がもらえる戦闘があらかじめ決まっており、レベルを上げてゴリ押すといったことができない。
なのでいかに「その時点までで手に入るアイテムや装備、スキルをどう使って戦うか」が基本の戦闘スタイルとなっている。
そのため基本的に経験値稼ぎは不要。逃走可能な戦闘は全て逃げてもレベル不足で困ることはない。
一応、ドロップアイテム目当てで「稼ぎ」をする場合もあるが。
クリア後のおまけダンジョンまでレベル上げはお預けとなっている。
一部の敵は戦闘中の捕獲モードという行動に入る敵がおり、専用の画面に切り替わる。
そこで特定のスキルを使うと脱出できるのだが、脱出できないと強制的に敗北、場合によってはゲームオーバーとなる。
イベント回収目的なら、一度はわざと無抵抗でいるのもありかもしれない
またある程度ゲームが進むと日数制限もあり、
街で会話、移動、ダンジョンの探索やイベント等、
行動するごとに時間が経過し、夜が更けるとその日の探索は強制的に終了し、次の日に移る。
日を追うごとにジルが成人向けゲーよろしくひどい事をされていくので、早く助けてあげよう。
一定日数までに居場所を掴めないとゲームオーバー。やっぱりイベント回収目的ならわざと(ry
また今作には分岐ルートがあり、それぞれで共に行動する仲間や、一部のイベントが異なる。
処女クリアは片方のルートでしかできないので要注意。
□戦闘システム
今作の特徴的な戦闘システムとして「行動値」というものがあり、これは素早さの数値がそのまま行動値になる。
行動値が高いキャラクターからそのターン中に順番に動けるのだが、「行動値は一度行動する毎に100消費し、0になったらその次のターンまで待機」することである。
言い方を変えれば「行動値が101あれば2回、201あれば3回動ける」ということ。
これを意識しているかどうかで中盤のあるボスに勝てるかどうかが決まると言ってもいいほど重要。
また毎ターン開始時にMPが1ずつ回復され、かつ味方キャラは全員自力でMPを回復させる技を持つため、MP切れを気にする必要はあまりない。
属性や弱点などもあり、基本的に敵に属性耐性は無い。
弱点を突いた場合、「大ダメージを与える」のではなく「防御無視のダメージを与える」という仕組みになっている。
これも一部のボス戦で意識していないと苦戦をさせられたり・・・
□主な登場人物
*1
ルナリエ=エル=ブランカ
「………けれど!私にだって、譲れないものがあるんだッッ!!!」
本作の被害者……もとい主人公。
基本的にルナと呼ばれ、ゲーム中にもルナと表記される。
幼なじみでもある王女ジルの近衛隊に配属となった新米騎士。
が、叙任式を終えたその直後に族の襲撃により仲間をほぼ皆殺しにされ、かつ王女誘拐の容疑をかけられ反逆者となってしまう。
厳しい尋問を受けるも、生き残った近衛の仲間や隊長たちの助けもあってなんとか脱走、
単身で王女を助けるため、自分の無実を証明するため、仲間の仇を討つために旅立つ。
何故か幼少時より悪魔の子と囁かれてきたが……?
武器は槍、または棍。
騎士らしくというか、主人公らしく全体的にバランスのいいステータスで、スキルも物理、魔法とバランスよく揃っている。
が、上記の通りかなりの不幸体質で、運のステータスだけ全キャラ中最低で1しかない(残りの仲間も一桁なのだが)。
また、魔法攻撃の消費が少々重いのが気になると言えば気になるか。
やはり騎士らしく責任感や正義感が強く、人が奴隷として売買されていく様子を見てひどく狼狽えたり、
どんなに辛い目に会ってもジルを助ける事を諦める事はほとんどない(ある一つのバッドエンドを除く)。
一方で感情の起伏が激しいところもあり、隊長のヴォルグからは「泣き虫のひよっこ」と言われていた。
またあるイベントで賭けをすることになるのだが、相手の挑発にあっさり乗ってしまったりする場面もある。
ラフ画公開時点での仮ネームは『槍子』あるいは『ヤリ子』だった。
*2
クレス=グレッチェン
「大丈夫です!またおかしな魔法かけられたら、その時は私が解呪します!
ルナさんの背中、私に守らせてください」
中央教会に仕える聖職者。奴隷交易都市イスタルにて歴史家サルマンの助手をしている。
ある探し物をしに街に来ていたようだ。
前作から続投したヒロイン兼パーティメンバー。
武器は杖、またはメイス。
聖職者らしく回復魔法や聖属性の魔法が得意。
ステータスはMPが高く、素早さが低め。
なのだが、彼女自身の攻撃力はともかく、武器のメイス攻撃力が高いため、ガンガン殴っていける。
さらに鈍器の威力を上げる技まで覚えるという。
魔法を中心に戦うか、とにかく殴るかで武器を持ち替えよう。
青と白を基調とした神官服と、帽子が特徴。
礼儀正しく、基本的に誰に対しても敬語で話す。
また博学で、魔法や呪いの種類を見ただけで判別したりする一面も。聖職者なのに大変やらしい身体つきをしている。しかも本人も気にしていることが追加アペンドで明らかとなった。
ステータスを開くとHした回数が表示されるのだが、
クレスの場合は「?」と表記される。
*3
アイリ
「ごめーん、ちょっとここ通せないの。
かわりに、あたしと遊んでこ……?」
踊り子の衣装の恰好をしている少女。小柄で若干ロリ顔だが、実はルナより胸が大きい。
武器はチャクラム、またはナイフ。
敵からアイテムを盗んだり、コマンドを入力しての連続攻撃など、少々トリッキーではあるが、
バフ魔法を2つも覚えるため、できることが多い。
ステータスは魔法防御と素早さ、運が高め。
奔放でつかみどころがない性格で、楽しむ事が好き、
そしてものすごく性におおらか。本人曰く「誰でもウェルカム、一晩愛してあげる」とのこと。
(というか初登場した場面が街の売春区の路地裏で(ryというシーンだった
ルナにも好意的かつ協力的だが、その理由は……?
追加アペンドでは前作に登場したあるキャラと相対する。
そこでの会話のやりとりから、彼女には何かと謎が残る。
後にアニメ版では、彼女の過去にスポットを当てたオリジナルストーリーが展開されている。
一方のルートではいろんな意味で凄い。
Hした回数は「∞」。
*4
ジル=グランツ
「あたし、ジルっていうの。あなたは?」
いわゆるお姫様ポジション。……実際に王女なのだが。
グランツ王国の第三王女で。ルナとは幼なじみ。
一応ルナの主だが、公の場以外では幼なじみとして対してほしいようだ。
巡礼式とルナの叙任式の帰路に賊兵の襲撃に遭い、囚われの身となってしまう。
彼女の手がかりを追い、助け出すのがこのゲームの目的。
■その他登場人物
ヴォルグ
ルナが所属する近衛兵の隊長。
見習いだった頃から面倒を見ており、反逆の容疑がかかった時も全力で庇ってくれたいい人。
ラハド
グランツ王国の騎士団長。孤児だったルナを拾い、騎士として稽古をつけてくれた師匠。
あまり出番は多くないが、シナリオ上かなり重要な位置にいる。
歴史屋サルマン
イスタルに暮らしている学者。ルナに部屋をただで貸してくれる、数少ない非PTキャラクターでの「味方」。
古代文明に関する研究をしている。
情報屋バディル
イスタルの酒場「暁の黒山羊亭」を根城にしている情報屋。
大金をふっかけたりイカサマの賭けを仕掛けたりもするが、金さえ払えばきっちり仕事はしてくれる。
またルナが地下の奴隷市場に潜入する際、「本当に行くのか」と心配してくれたり実はいい奴。
□主な場所
グランツ王城
ルナやジルが済む国。国といっても小国らしい。
序盤からフィールドマップに表示されるが、オープニングでのイベントが終わったら、ゲームクリア後まで入れない。
まあ逃亡中だし……
奴隷交易都市イスタル
本作の拠点となる都市。
この辺りの地方は統治者がおらず、治安はとても悪い。
が、法も何もからこそ商人や流れ者にとっては都合がよいらしく、混沌の奴隷交易都市としての発展を遂げたらしい。
モチーフは第4回十字軍の頃のイスタンブール(コンスタンティノープル)とのこと。
史上のこちらも本作が可愛く見えるレベルのカオスである。
街では買い物はもちろん、酒場や占い屋などで情報収集ができる。
この街でジルの情報を集め、見つけ出すのが目的。
良くも悪くもいろいろなイベントがあり、選択肢や行動次第ではあっさりゲームオーバーになってしまう。
まさに世紀末な街である。
ショーの舞台で踊り子になって金稼ぎをしたり、闘技場で戦ったりなど寄り道要素もある。
旧文明遺跡-封印の墓-
ゲームのOPでジルが成人式を、ルナが叙任式を受けた場所。
何やら古代文明に関する場所のようだが……?
ゲーム序盤と終盤で訪れる事になる。
序盤で行った場所に終盤になってまた行くという、ある意味RPGの王道とも言える。
試練の迷宮
所謂クリア後ダンジョン。基本的にレベル上げはここですることになる。
ここでしか手に入らない装備品や覚えられるスキルがあり、単純な腕試しの場所となっている。
ゲームオーバーになってもHシーンはない。
中では各階層にボスとなる番人が居るのだが、おまけダンジョンということで会話がいろいろはっちゃけてる。
が、油断するとあっさり負けるので要注意。
中には前作の主人公も居たり……?
追記、修正は叛逆人で脱獄して脱走中の新兵の方がお願いします。
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- おぉこの項目まだ無かったのか建乙! 奴隷市場に作者の過去作に登場するヒロイン・通称「いいんちょ」が出て来た瞬間にエロい気分が全部吹っ飛んで爆笑したのをよく覚えてる -- 名無しさん (2019-09-12 21:00:31)
- クレスのイラストを見て興味を惹かれて「これ何のキャラ?」って質問する人に、釣り気味に「テイルズのクレス」と答えるのが流行ったとか何とか -- 名無しさん (2020-04-14 21:27:47)
- エロもそうだがシナリオの出来が良く終盤の展開はアツくて好き。後半明らかになる世界観設定もいい。文句なしの名作 -- 名無しさん (2022-01-31 11:02:10)
- 隊長も裏切るかと思ってたら普通にいい人だったので本当に申し訳ない(メタルマン) -- 名無しさん (2022-01-31 12:02:48)
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*2 Lilitales -リリテイルズ-/73号坑道/DLsite/2015年8月発売
*3 Lilitales -リリテイルズ-/73号坑道/DLsite/2015年8月発売
*4 Lilitales -リリテイルズ-/73号坑道/DLsite/2015年8月発売
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