登録日:2019/07/21 Sun 16:32:00
更新日:2024/04/19 Fri 10:41:43NEW!
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本物のクマでもないものにカワイイと言ったり憐れみを持ったりしたりするこの幼稚さ…
これぞまさしく西側享楽文化に毒された民たちの末期的症状!
キン肉マンⅡ世の「究極の超人タッグ編」に登場した、メテオマンとスプートニックマンによる超人タッグ・チーム。
「コースマス」とは、ロシア語で「宇宙」の事。
「銀河系タッグチャンピオン」のタイトルを持つが、かつてカレクック&スカイマンや四次元殺法コンビが持っていたものと同じものかは不明。
スピードタイプのメテオマンと、パワータイプのスプートニックマンという2000万パワーズのようなバランスの取れたチーム。
技の仕様上、屋外での戦いで最大限に真価を発揮するがそれ以外の技も強力。
「究極の超人タッグ」Bブロック一回戦・第二試合でヘルズ・ベアーズと戦う。
共に、クレムリンに拾われ鍛えられた超人でお互いを「同志」と呼ぶ。
祖国ソビエトへの強い愛国心を持ち、それは最早心酔か陶酔のレベルまで達している。
反対に、ヨーロッパなどの西側諸国を「西側」と呼んで徹底的に敵視している。
西側諸国の享楽主義を殲滅する事を使命に、イチャモンのような理由で勝手に怒りを燃やしている。
西側諸国への憎しみが強すぎるため、ガラの悪い態度が目立つが試合前にヘルズ・ベアーズが行ったダンス・パフォーマンスに誘われるがままに参加してしまうなど、根は意外とノリがよくお人好しである。
読み切り作品「ウォーズマン・ビギンズ」によると二人共ロボ超人らしいが、学研の図鑑「超人」では、ロボ超人には分類されていない。
また、図鑑では正義超人とされているが、作中でスプートニックマンが「正義超人になってしまったのかもしれないが…」と言っているので、おそらく彼等としては残虐超人として戦っているのだと思われる。
【メンバー】
ヘルズ・ベアーズなど“ミーシャ”とは似て非なる子供じみたヌイグルミに過ぎん!
まさに西側の退廃文化と享楽主義の権化そのものだ~~っ
●メテオマン
所属:正義超人
身長:196㎝
体重:160㎏
出身地:ソビエト連邦
超人強度:220万パワー
個人タイトル歴:太陽系バーリトゥードチャンピオン
卵の殻を半分に割ったようなヘルメットを被った隕石の超人。生真面目な性格。口癖は「ヌラヌラ~」「ゾッゾッ」(雑誌掲載時のみ)。
左右非対称のデザインで、右半身はひび割れた岩のような、左半身は卵の殻のようなプロテクターをつけた人間のような姿をしている。
チーム・コースマスはお互いを「同志」と呼びあっていて、特にどちらがチームリーダーというわけではないようだが、メテオマンは率先して攻撃を仕掛ける場面が多い。
・メテオ・プーシカ
隕石に変身し、相手に向かって突っ込んでいく技。
メテオマンの最も得意とする技で、ツープラトンにも組み込まれている。
「プーシカ」とは、ロシア語で「大砲」の事。
観衆のバカどもめ“ミーシャ”の方がよっぽど可愛いのに…
あの時はまるっきり無視しやがってーーっ
●スプートニックマン
所属:正義超人
身長:232㎝
体重:181㎏
出身地:ソビエト連邦
超人強度:460万パワー
個人タイトル歴:宇宙超人サンボ選手権(100㎏超級/アブソルート級2階級制覇)、エステンブルグ・超人ミックスドマーシャルアーツチャンピオン
大柄な体格の、人工衛星の超人。口癖は「ピキピキー」。
見た目通りのパワー自慢だが、どちらかというと主にメテオマンのサポートに回る場面が多く、個人技は実際のレスリングに存在するものしか使用していない。
西側諸国が、宇宙飛行士のガガーリンの言葉を正しく伝えなかった事に大きな怒りを感じている。
同じソビエト連邦出身の超人への仲間意識が強い。
【ツープラトン攻撃】
・ガラークチカ・タックル
アメフトのような姿勢から、二人で同時に仕掛ける強烈なタックル。
「ガラークチカ」とは、ロシア語で「銀河」の事。
・ロシアの鎌
スプートニックマンが相手を組体操のように水平に持ち上げ、メテオマンが相手の頭に倒立した姿勢から顔面に両膝蹴りを叩き込む。
・シベリアの大嵐
空中でスプートニックマンが相手を逆さ押さえ込みの状態で捕らえ、下半身にメテオマンが「メテオ・プーシカ」でアタックして最後は変身を解き両足をクラッチした状態でマットに叩きつける。
・墓場軌道の衛星
メテオマンが変身したロケット発射台からロケットに変形したスプートニックマンが打ち上げた無人衛星が、地球の周回軌道に漂う宇宙のゴミ「スペースデブリ」を撃墜して相手に落下させる。
スプートニックマンの背中にあるパラボラアンテナから衛星に指示を出しているため、これを破壊されると使用不能になってしまう。
この衛星は他に偵察衛星の機能も持っていて、この機能を使ってスプートニックマンはものを透視して見ることができる。
【活躍】
出場チームの入場セレモニーで、最後に入場。
間引きバトルロイヤルでは特に出番はなく、決勝トーナメント出場を決める。
Bブロック一回戦・第二試合でヘルズ・ベアーズとの対戦が決定するが、いきなりベルモンドの首を絞め右目を破くという暴挙に出る。
試合会場が発表された時には、地獄のカーペンターズと一緒に委員長に抗議。
さらに、死皇帝がBブロックの超人たちを「ヘンテコぞろい」と言った事に他のBブロックの超人たちと怒りを爆発させた。
試合が始まると、祖国ソビエト連邦の国旗がデザインされたロングガウンを着てシリアスに入場する。
対するヘルズ・ベアーズはメルヘンチックな馬車に乗って入場。
電力を無駄に消費している事や、女性ファンに囲まれて入場が長引いた事にイライラをつのらせ、ゴング前に仕掛けようと襲いかかるが、何故かヘルズ・ベアーズのダンス・パフォーマンスに参加して最後まで一緒に踊ってしまった。万太郎「な…何をしておるのだこのアホどもは…」
ヘルズ・ベアーズと一緒に照れながら女性ファンから声援を受けていたが
ハッ!?い…いけない!
われらはこいつらをぶち殺さなければならないんだ
正気に帰ると「ガラクーチカ・タックル」でヘルズ・ベアーズを場外に吹っ飛ばし、ゴング前に先制攻撃を決めここでようやくゴングが鳴り、試合開始。
ヘルズ・ベアーズの姿からモスクワオリンピックのマスコット「小熊のミーシャ」を連想し、西側諸国がボイコットした恨みを張らそうと考え、先にリングに上がってきたベルモンドを捕らえるとツープラトン「ロシアの鎌」を食らわせ、さらにメテオマンの「メテオ・プーシカ」で追撃する。
ここで、メテオマンがロケット発射台に変形し、同じくロケットに変形したスプートニックマンを打ち上げるという行動に出るが、花火のように光っただけで特に何も起こらず試合は再開。
すると、この打ち上げ花火に喜んだヘルズ・ベアーズが突如として動きだし、ベルモンドがメテオマンを両足蹴りで場外に吹っ飛ばし、マイケルが裏投げでスプートニックマンを投げ飛ばす。
場外のメテオマンにベルモンドがコーナーから追撃を狙うがメテオマンはこれをキャッチ。
パワーボムの体勢に持ち込むが、ベルモンドは両足でメテオマンの首を締め上げ、ヘッドシザースのように投げ飛ばしギロチンドロップで追撃する。
スプートニックマンにも再びマイケルが近づくが、これを強烈なキックで打ち上げリバースフルネルソンに捕らえて場外めがけ投げ飛ばす。
マイケルと入れ替わったベルモンドがローリングソバットを放つが、これを受け止め逆に背中合わせに押さえ込むと立ち上がったメテオマンも続きツープラトン「シベリアの大嵐」を決める。
倒れたベルモンドを立たせると、メテオマンがミドルキックの連打で追い討ちし、とどめに渾身のストレートを叩き込もうとしたその時、ベルモンドもストレートを出し拳同士がぶつかる。
すると、メテオマンの拳に穴が開き出血。
スプートニックマンがベルモンドの手を調べようとするが、今度は肩に乗っかりエルボーパットの連打を落としスプートニックマンも流血してしまう。
メテオマンが助けに入り、仕切り直しになると先ほど打ち上げたロケットは実は地球の周回軌道に漂う「スペースデブリ」を落下させるための無人衛星だった事を明かし、ヘルズ・ベアーズめがけてスペースデブリを落下させてハチの巣にしてしまう。
これで勝利を確信したスプートニックマンは偵察衛星の力でヘルズ・ベアーズの正体を暴きにかかる。
「どうせ正体もふざけた奴だろ」とタカをくくっていたスプートニックマンだったが、その目に飛び込んできたのはとんでもない実力派超人だった。
完全に化けの皮を剥がそうとメテオマンが突っ込むがマイケルの強烈なハイキックで阻まれる。
スプートニックマンは再びスペースデブリを降らせようとするが、ベルモンドにパラボラアンテナを破壊されてしまい必殺のツープラトン「テディー・クラッシャー」を食らってしまう。
これでメテオマンはKOされ、勝負ありと思われたがスプートニックマンは再び立ち上がり、ベルモンドの元へ向かう。
わ…わたしの透視眼によるとベルモンド あ…あんたは
わが祖国ソ連をだ…代表する超人だよな?
ベルモンドはシラを切るがスプートニックマンはさらに語りかける。
あ…あんたもクレムリンに拾われ強くしてもらったんだろ?
西側諸国の享楽主義を殲滅するという役目はわ…忘れていないんだろ?
え…栄光あるソビエト連邦の未来のために闘ってきたんじゃないのか?
しかし、ベルモンドの口から出た言葉は衝撃的なものであった。
スプートニックお前にだけは言っておこう
われわれの祖国は遠からず崩壊することとなる…
それが歴史の必然だ!
な…なんだと…
ショックを受けるスプートニックマンをベルモンドの着ぐるみから飛び出したウォーズマンがスクリュードライバーで貫いた。
そして、語られた未来を信じられないスプートニックマンに、
おまえのような古い考えの超人はペレストロイカ後の祖国の激しい時代の変化にはついていけぬ…
…遠からず捨て犬として死ぬ運命…
…オレは時計の針を早めてやったに過ぎん…
この言葉についにスプートニックマンも倒れ、一回戦での敗退となった。
その後、急遽開催されたリザーブマッチの直前、痛みに苦しんでいる姿が最後の登場となった。この姿を見たザ・フィッシャーズはリザーブマッチへの出場を辞退していた。
追記・修正お願いします。
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