ウォーハンマーAoS

ページ名:ウォーハンマーAoS

登録日:2019/05/07 (火) 21:47:05
更新日:2024/04/04 Thu 13:30:57NEW!
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シグマーの時、来たる!!


画像出典:ウォーハンマー エイジオヴシグマ 第1版ボックスセットのボックスアートより



概要

画像出典:ウォーハンマー エイジ オヴ シグマー公式 Webサイト ホームページより‏


Warhammer Age of Sigmar(ウォーハンマー エイジオヴシグマ)とは、イギリスのミニチュアゲームの会社「ゲームズワークショップ」から展開されているミニチュアボードゲームおよびファンタジー作品である。略称は「AoS」。
同社の「ウォーハンマーシリーズ」の一つであり、神話的なファンタジー世界を舞台にした神々の戦争を描く作品である。
30年以上続いた元祖ウォーハンマーこと「ウォーハンマーファンタジーバトル(以下FB)」がいったん「エンドタイムズ(End Times)」で完結。
2015年にゲームルール及びストーリーの内容を整理、一新してリリースされたのが続編である本作(以下AoS)となる。


前作「ファンタジーバトル」はトールキン作品(指輪物語)やマイケル・ムアコック作品等のファンタジー作品に大いに影響を受けた作品だが、
本作はそれに加えて「北欧神話」や昨今のファンタジー作品の要素が加わっている。


本作は前作同様、多岐にわたったマルチメディア媒体で作品が展開されており、小説、ドラマCD、デジタルゲーム、オーディオブックなどのスピンオフ作品も数多くリリースされている。
【日本での展開】
日本でも2017年にスタートセットの「サンダー・アンド・ブラッド」の発売と共に日本語展開が本格化。
今現在でもスタートセットと共に書籍やルールブックも日本語化が進んでいる。
【ミニチュアホビーとしての魅力】
本作「ウォーハンマーAoS」のミニチュアホビーには主に四つの楽しみが一つになったホビーといってもよい。

  • コレクション

ミニチュア作り、集めて飾る。集めれば集めるほどプレイヤーの軍勢はより大群となる。中には限定のミニチュアモデルも存在する

  • モデリング

キットは接着剤やカッターなどを駆使して組み立てていく。慣れてくれば、オリジナルの改造モデルも作成可能。

  • ペイント

専用のシタデルカラーを使い、まるで絵を描くようにしてミニチュアを塗装する。カラーの塗装ルールも完備されている。

  • プレイ

ルールブックとダイス、メジャーそしてミニチュアを使った30年以上の歴史を持つ本格的な「ウォーシミュレーションゲーム」が楽しめる。


そして、一番注目してほしい部分が「プレイ」の要素で他の国内プラモデルと異なり、


俺(私)の作ったミニチュアでバトルできる!!


という最大の特徴を持っており、まさにプラモデル+ボードゲームを一度に楽しめる異次元のホビーといってもよいだろう。



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ミニチュアモデル(プラモデル)としての特徴

【概要】

画像出典:ウォーハンマー エイジ オヴ シグマー公式 Webサイト「秩序」より。‏


本作のミニチュアモデルの最大の魅力は、ファンタジー世界での戦争を再現したモデルを作り、ペイントし、飾り、集めれることにある。
日本ではガンダムシリーズの「ガンプラ」はじめとしたロボットのプラモデル及びミリタリーモデルが多いが、
本作では日本でも珍しい「指輪物語」や「炎と氷の歌(ゲーム・オヴ・スローンズ)」、「エルダースクロール」のようなファンタジー世界のプラモデルを組み立て、集めることができる。


恐ろしき魔獣の軍勢や光輝く鎧に身を包んだ英雄たち、奇妙な姿の怪物などが戦う〈神々の戦争〉を卓上に再現できるのだ。


更に兵士や兵器のミニチュアだけでなく、テレインと呼ばれる情景モデルを組み合わせることによってより臨場感のあるジオラマを作成することもできる。


丁寧に作られたテーブル上の戦場に配備された完全にペイントされたアーミーや、天をつくような情景モデルを作り上げれば、
大迫力のファンタジー世界における戦場を再現すことができるのだ。


ウォーハンマーシリーズのミニチュアモデルは一般的なプラモデルと違って価格が結構高め。しかし一回買っておけば飾ることはもちろん、
将来にわたってミニチュアゲームの駒としても末永く使用することができる。



【前作との違い】

ミニチュアモデルのベースが40K同様丸い形に変更されている。



【ミニチュアモデルの特徴】

小さなミニチュアには国産のプラモデルとは異なってディティールが非常に作りこまれている。パーツひとつひとつを見ても、偏執狂的に入れられたモールドが目を引く。
パーツ表面に隙間や空間が空くこと自体を恐れるかのようにみっしりと彫刻が入れられ、しかもそれぞれに意味やデザインを持たされている。
パーツの分割方法も国内のプラモデルと違って、キャラが可動しないことを前提とした大胆な分割がされている。
ベースサイズ20/25mmのレンジモデルやプラモデルを「一般的な人間」のサイズとして決めている。


モデルにはガンプラのようなプラモデルと違ってプラモデルの色分けがされていない。
そのためにミニチュアに色を自分で塗る必要がある。手間は少しかかるが、塗ってくる作業だけでも楽しめる。
基本は専用のシダテルカラーを使用してペイントを行う。慣れてくればガンダムカラーやMr.カラーなどの他社製塗料を使ってみるのも良いだろう。
初心者でもガイドに沿って塗っていけば簡単にかつ綺麗にミニチュアを塗装できる。



【ウォーハンマー製品の購入】

ウォーハンマー製品はミニチュアゲームの専門店やゲームズワークショップ直営の「ウォーハンマーストア」で購入することができる。
一般的な玩具売り場の模型コーナーでウォーハンマー製品が販売されてることは今現在ほとんどない。
最近では、ヨドバシカメラ全店舗やイエローサブマリンの一部店舗等、取り扱う店も少しづつ増えている。


ネット経由では国内の通販サイトやゲームズワークショップの公式通販でも購入可能。実店舗ではおいてない製品も手に入れやすい。
ただし、送料や価格が多くかかる場合があるので注意。特に公式の通販はイギリスからの発送となるので送料が跳ね上がる。



【ミニチュアモデルの制作】

ミニチュアモデルは主に「組み立て」、「ペイント」の工程に分かれている。

  • 組み立て

自分のミニチュアをペイントする前に、組み立てる必要がある。組み立てに必要なツールはニッパーデザインナイフプラモデル用接着剤である。


まずはパーツをニッパーを使ってランナーから切り取る。パーツとランナーの切り離す部分(ゲート)の判別に注意。
切り離しが終わったらパーツについているゲートをカットしていく「ゲート処理」を行う。デザインカッターで少しづつ切り落としていこう。
力を入れすぎたら怪我したり、パーツの損傷にもつながるので慎重にカットしていこう。


ゲート処理後はプラモデルの射出成型などによって製作されたものに発生する出っ張りである「パーティングライン」をデザインナイフでそぎ落としていこう。


最後は組み立て工程だが、キットに付属の組み立て説明書に従ってパーツを1つずつ、プラ用接着剤を使って組み立ててゆく。
接着する面と面同士を一度確認して、接着剤のフタについている刷毛を使い接着面に薄く塗り広げていく、
接着面に接着剤が塗れたら接着するパーツをギュッと押しつけ、がっちりとホールド。パーツは乾燥するまでなるべく触らないようにしよう。


  • ペイント

モデルの組み立てが終わったら次はペイント工程に入る。
ミニチュアの塗装は同社の専用塗料「シタデルカラー」を使ってペイントをしていく。慣れないうちはシタデルカラーを使うといいだろう。
更に「シタデルペイントシステム」に沿ってペイントすれば、豊富に用意されたカラーチャートの中から塗りたい色を選び、
指定されたカラーチャートに従って色を塗り重ねていくことで誰にでも簡単にリアルなペイントが可能となっている。
更に慣れて来ればオリジナルのカラーでミニチュアに思い通りのカラーリングペイントも可能だ。


ミニチュアモデルには使用するシタデルカラーの種類が記載されているので、基本的にはそれに従ってペイントを行う。
オリジナルのカラーリングでペイントを行いたい場合は、シタデルペイントのアプリを使うとカラーのプレビューやカラー管理が行いやすくなる。


  • ペイント工程

ペイント工程は以下の通り。


1.アンダーコート(下地塗装)
サーフェイサー(下地塗料)と呼ばれる塗装を塗ってペイントしやすくする下地を作る。
塗料の食いつきを良くするだけでなく、細かい傷や凹みを目立たなくさせ仕上がりを滑らかにする効果がある。


2.ベースカラー
基本となる色を塗る。「ベース」カラーを使用してペイントを行う。
もし塗装がはみ出してしまっても乾いた後に上から重ねて塗って修正も可能。


3.シェイド
ミニチュアに影を付ける。色濃い「シェイド」カラーを使用してペイントを行う。
光を当てて暗くなるようなパーツの溝や凸部に塗ると自然な影を表現できる。


4.レイヤリング・ハイライト
ミニチュアに「レイヤー」「ドライ」のカラーを使ってハイライト(明るい色)を入れていく。
前工程のシェイドの暗い色を残しながらハイライトを入れていくことでミニチュアの色にはっきりとした明暗が出てくる。
「シタデルペイント」では、特定のカラーの上に塗る推奨のカラーが決められており、カラーチャートに沿って塗れば簡単に明暗が出てくるペイントが可能。
100色以上ある「レイヤー」「ドライ」カラーの中からでも迷うことなくレイヤリング・ハイライトの色を決めることが出来る。
「ドライ」カラーはドライブラシ用のカラーで、とても粘性が高くエッジ部分を際立たせるのはもちろん、
広い部分に使用すれば簡単にリアルな質感の金属や木の表現ができる。


5.ベースデコレート・トップコート
最後の工程は地面を作り、塗料がはがれないようにコーティングを施す。
「テクスチャ―」カラーは台座の地面や地形を塗るための塗料でペースト状になっている。
乾燥後に「シェイド」や「ドライ」を使うことで更にリアルな地面を表現できる。
慣れて来れば実際の芝生や石、金属などの素材を利用して接着剤でくっ付けてもいいだろう。
仕上げに色がはがれにくくするための「トップコート」を塗って完成。


他にも角を際立たせる「エッジ」や光沢を表現する「グレイズ」、高度な使用法を想定した「テクニカル」シリーズなど、
特殊な役割をもったカラーを使用すればさらに凝ったペイントもできるので、腕前とアイディアに自信があるならぜひ使用してみよう。


  • 完成・写真撮影

ここまで来れば遂にミニチュアモデルが完成!!作業工程はここまでなので。後は飾るなり写真撮影するなりするといいだろう。


もしインスタ映えなどを狙ってSNS等で他人にミニチュアの写真を公開したい際には、撮影を行う際の光量を考えて取ると撮影した画像が見やすくなる。
「白い画用紙」で背景を作り、白色の光のスタンド蛍光灯(2つあれば望ましい)でミニチュアモデルを照らせば、
ミニチュアモデルに影が落ちることもなく、モデルのみに視点を注目させやすくすることができる。



【初心者向けのお勧めキット】

・ストーム・ストライク
簡単に組み立てられ、ペイントもできるキットが同梱されたセット。ミニチュア3体、塗料6本とスターターブラシ1本を収録。
買ったらすぐにキットを組み立て、ペイントすることができる。塗料はミニチュア一体分だけではなく数体塗装できる分入ってるのでお得。


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ミニチュアゲームとしての特徴

【概要】

画像出典:ウォーハンマー エイジ オヴ シグマー公式 Webサイト「渾沌」より‏


ウォーハンマーエイジオヴシグマはミニチュアゲームの中でも「ウォー・シミュレーションゲーム」に分類されるものである。
一言で有名なデジタルゲームで例えれば、スパロボファイアーエムブレム(FE)を人力で行うと言ったところ。
ゲームは基本2人用のターン制で行われる。設定された勝利条件をより多く達成してポイントと稼ぎ最終のポイントが高かったプレイヤーの勝利となる。
ユニットとなるミニチュアをターンごとに行動させ、ルールブックとミニチュアの性能が書かれたデータシートに基づいて行動を行う。命中判定などは一般的な6面ダイスを使用する。
移動する際はスパロボやFEと異なりフィールドにはマス目が存在しない。移動の際はミニチュアに設定された移動距離をメジャーで測って移動させる。(スパロボNEOやOEに近い)



【前作との違い】

前作FBと比べてアーミーの編成が手軽になり、小規模戦も行いやすくなった。ルール自体もシンプルになって、ルールブックはたったの4頁に収まっている。
その代わり、今まで基本ルールで説明していた様な細かいルールを、各ミニチュアの特殊ルールという形に置き換えている。これらの特殊ルールは前作の「アーミブック」に当たる「バトルトーム」に収録されている。
地形のルールも、各テレインの特殊ルールという形で整理されている。また、テンプレートが廃止され、距離関係の判定はインチメジャーのみで行うとが可能になった。



【ゲームの版】

ミニチュアゲームには版が存在し、版を重ねていくことによってバージョンアップしたゲームバランスや新ルールの追加、調整などが行われる。
ゲームを行う際は遊ぶ版に合わせてルールやデータを参照する必要がある。


2021年今現在の最新版は3版。


必要なものがそろえば、卓上は戦場と化す。



【ゲームプレイに必須の物】

ミニチュアゲームを楽しむには「ルールブック」、「ジェネラルハンドブック」、「ミニチュア」、「自分の使用するアーミーのデータブック(バトルトーム)」、「ダイス」、「メジャー」が必要となる。

  • ルールブック

基本の「コアルール」のPDFは公式サイトから無料でダウンロード可能できる。(要メールアドレス)
スマホで確認するのも良し、印刷しても良し。使いやすい形でルールを見れるようにしよう。


また、より深く遊ぶなら「上級ルール」が収録された有料の書籍「コアブック」が必要となる。
コアブックは下記「ウォーハンマー:エイジ・オヴ・シグマー:ドミニオン」等のスタートセットに付属されていたり、単体で販売されている。
「アドバンスドルール」は本格的な対戦を行う際には必要で、以下のルールが収録されている。


  • オープンプレイ
 制約が極めて少ないプレイルール。
 いくつかのミニチュアを集めてダイスを振るだけのお手軽ルール。大味なルールとゲームバランスで初心者でも遊びやすい。
 追加ルールの「サプリメント」を使ったり、自分たちで決めたルールも追加できる。
 編成時にパワーコストを使う。

  • ナラティブプレイ
 物語性の高いプレイルール。作中の物語をモチーフにしたルールでゲームを行う。
 最初から戦力が偏っていたりと、特殊な環境やルールで遊べる。
 ルールに基づいた専用のアーミーを揃える必要がある。
 編成時にパワーコストを使う。

  • マッチプレイ
 競技性の高いルール。厳密なルールが敷かれ、デタッチメントの最大数から戦場の広さまでびっちり決まっている。
 編成時にポイントコストを使う。

ルールブックは自分たちが遊ぶ版に合わせて参照する。


  • ジェネラルハンドブック

毎年発売されるミニチュアゲームのバランス修正ルールブック。年度ごとに発行され、2017年版、2018年度版と最新のゲームバランスで遊ぶことができる。


  • ミニチュア

ゲームの駒であり主役であるミニチュアも必要。決められたコスト以内でミニチュアの部隊(アーミー)を編成する。
下記のアーミーから好きなものを選んでアーミーを編成していく。
ミニチュアにはコストが設定され、ルールごとに決められている合計コスト以内でアーミーを編成する必要がある。
コストはミニチュアの性能の高さに比例する。例を挙げれば性能の低い人間の一般兵は5ポイントだが、高性能な神の兵士は17ポイントかかる。
強力なモンスターは100ポイントかかり、さらに強力な英雄は500ポイントかかることもある。
決められたコスト以内で自分の戦術にあったアーミーをどう編成するかも勝敗のカギとなる。


ゲームで扱いやすいアーミーを選ぶも良し。設定や見た目が気に入ったアーミーも使うもよし。すべてはプレイヤー次第だ。
基本は異なるアーミー同士は混ぜて編成(混成)することはできないが、ルールに沿っていれば他の部隊も混成することもできる。


また、設定やゲームルールに沿えばプレイヤーオリジナルのアーミーを作成することも可能。
オリジナルの色で塗るも良し、組み換え、改造によるモデルのコンバージョンを行うも良し。
ロールプレイング的な楽しみ方もできる。


小さなショップや個人で行うゲームではでは色が塗られてなくても良い場合が多い。
公式大会においてはミニチュアには色が塗られていることが必須条件となってる場合が多いので注意。


  • バトルトーム

ボールを相手のゴールにシュート!!超エキサイティング!!するあれのことではなく、ユニットのデータであるウォースクロールが参照できる書籍のこと。
前作FBで言う「アーミーブック」、40Kで言う「コデックス」に当たる。
ユニットとなるミニチュアには一つ一つに性能や能力が「ウォースクロール」に設定されている。
その「ウォースクロール」がアーミーごとにまとめて書かれた書籍がバトルトームである。
こちらは別途購入する必要があり、自分が扱うミニチュアのアーミーの種類と遊ぶ版に合わせて購入する必要がある。


例えば、ストームキャスト・エターナルのアーミーを使うならストームキャスト・エターナルのバトルトームを用意する必要がある。


  • ダイス

攻撃や防御、士気判定などのランダム要素の解決のために、1~6の目が書かれているいわゆる六面体ダイスを複数使用する。
ウォーハンマーAoSでは一度の判定で数十個のダイスを振ることがあるので、最低ダイスを20個くらいは用意しておくといいだろう。
6面ダイスを1個振る行為はD6と略称される。(TRPGと同様)ルールによっては2D6、3D6といった判定を行う必要がある。
その場合はDの前にある数字の数だけダイスを振り、その出目を合計する。


  • メジャー

このゲームは1mv(=1インチ=(=2.54ミリメートル)を単位とする距離系でゲームを行う。メートル法の関係で、
日本国内ではインチメジャーはなかなか販売されていないが、ミニチュアゲームショップやネットショップでは、
インチとセンチの両方の目盛りが振ってあるゲーム向けのテーブメジャーが販売されているのでそちらを購入してでの使用を推奨。


  • 戦場(フィールド)

ゲームを行う際には広いテーブルや平らな場所が必須。ゲームで使用するミニチュアの数や大きさにもよるが、
72mv×48mv(180cm×120cm)程度の広さの平らな場所(テーブルや床)が必要。


  • 運搬用ケース

ミニチュアゲームの主役であり、ゲームの駒となるミニチュアモデルを運搬するためのケース。
ミニチュアモデル自体が形によっては壊れやすいものも多くある。ミニチュアモデルを安全に運ぶにはケースを用意した方が良い。
コストに余裕がある人は、1万円以内で衝撃吸収ケースが売られている。
安く済ませたい場合は、大型の百円ショップでミニチュアモデルにピッタリな衝撃吸収スポンジや眼鏡を吹く布が販売されているので、それを運搬ケースに詰めるといいだろう。
ガンプラやプラモデル専用の運搬ケースも使えるので、用途やコストに合わせて選ぼう。



【ゲームプレイにあったらよい物】

必須ではないが、これらの物があればよりミニチュアゲームをよりよく楽しむことができるだろう。
・テレイン(情景)モデル
広いテーブルにミニチュアモデルの駒を並べてゲームをするのも良いが、専用のテレインと呼ばれる情景、背景のモデルを用意すると、
更に臨場感と迫力のあるゲームを行うことができる。


ゲームの効果としては遮蔽物として扱われるほか、テレインの種類によってはダメージ等の特殊効果がつくものもあり、
よりゲーム性に深みを与えるオブジェクトとして配置できる。


飾っても良し、ゲームのオプションとして使っても良しな追加モデル。


・コンバットゲージ
コンバットゲージは、プレイ中によく使用する距離がマークされているので、戦闘中にさっと手軽に距離をチェックできる。
必須ではないが、あると便利。


・ウォースクロールカード
こちらも必須ではないが、ユニットの能力が記載されているウォースクロールが一枚のカードに収まって書いてある。
自軍のユニットのカードをそろえておけば、バトルトームを開かなくてもユニットの能力を参照することができる。
ウォースクロールカードはユニットのキットに同梱されていることもある。


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【基本的なゲームの流れ】


【初心者向けのお勧めセット】

  • 「ウォーハンマー:エイジ・オヴ・シグマー:ドミニオン」

第3版リリースと共に発売されたスタートにふさわしいお得セット。新たなる姿で一新された主人公勢力「ストームキャスト・エターナル」と第3版で新規参戦した「クルールボゥイ」の2勢力アーミーのミニチュア計60体と、ゲームに必要な様々な物品が揃っている。
ルールや設定背景が書かれた360ページにもなる「コアブック」や対戦用のキャンペーンルールが書かれたブックレット「アンバーストーン・ウォッチの戦い」と14種類のウォースクロールと2枚の忠誠アビリティカードも付属している。
なお、このセットはミニチュアが塗装されておらず、塗料は別途購入なので注意。


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ファンタジー作品としての特徴

【ストーリー】

画像出典:ウォーハンマー エイジオヴシグマ 「コアブック 第2版」(corebook) P115イラストより

かつて在りし世界、オールド・ワールド崩壊から数千年、エンパイアの守護神 「シグマー」は生き延びて、偉大なる神竜「ドラコーション」にその命を救われる。
9つの異世界、〈定命の諸領域〉(モータルレルム)を発見した「シグマー」は、そこに捕らわれていた眠れる神々を発見しては呼び起こし、彼らと同盟を結んでいった。
数々の偉業を成し遂げ、渾沌の軍勢を蹴散らしながら、原始的な人類を導いて”神話の時代”をもたらす。
そして、〈定命の諸領域〉(モータルレルム)は長きにわたる平和と繁栄が訪れたのだ。


しかし、オールド・ワールドを滅ぼした〈渾沌の神々〉はこれに満足せず、〈定命の諸領域〉(モータルレルム)よも滅ぼそうとしていた。
永久に選ばれし者「アーケイオン」率いる渾沌の軍勢が総進撃し、シグマーは敗退。退却し、自らの本拠地である世界、「天空の領域 アズィル」にあるアズィルの門を閉ざす。
〈定命の諸領域〉(モータルレルム)は、〈渾沌の軍勢〉に蹂躙され、地獄と化してしまった。


敗退からしばらくした後、シグマー神は〈定命の諸領域〉(モータルレルム)の勇敢な英雄たちを無敵の戦士「ストームキャスト=エタナールズ」へと改造し、奪われた諸領域を取り戻すべく〈渾沌の軍勢〉への逆襲を開始した。


今まさに、渾沌の軍勢と神々の軍勢の戦いの火蓋が切って降ろされたのだ。



【前作との違い】

前作FBでは1つの世界(オールドワールド)における他種族同士の戦争や国家内の政略や策謀、冒険譚を描いた作風だった。
本作では「領域」(レルム)と呼ばれる世界が複数存在し、神話的なハイファンタジー面が前面に押し出されている作風に変更。
一度世界が崩壊している設定でほとんどのキャラが新キャラだが、前作のキャラクターも登場し、設定なども一部引き継がれている


また、本作には作品の顔となるヒーローポジションのキャラである「ストームキャスト・エターナル」というキャラが追加された。
ファンタジー作品あふれる昨今、「ウォーハンマー」らしい記号、作品を象徴するキャラとして他のファンタジー作品と大きく差別化を図ることに成功した。
なお、「ストームキャスト・エターナル」は兄弟作品である「ウォーハンマー40K」の「スペースマリーン」に大きく影響を受けている。



本作の勢力は主に4つの勢力で構成され、各勢力に多彩な軍勢が存在する。



【領域(レルム)】

定命者たちが住む各8領域は〈定命の諸領域〉(モータル・レルム)と呼ばれ、あらゆる地形が無限に近い形で広がっている。
これらの領域は魔力の風派の一つと深い結びつきが存在する。
領域は〈境界門〉と呼ばれる神秘的な次元門によって行き来することが可能で、これらの門をめぐって激しい戦いが繰り広げられているのだ。
これらの領域と並ぶようにして存在するのが、〈禍つ神々〉の住まう〈渾沌の領域〉である。


  • アズィル - 天空の領域

天空の領域〈アズィル〉は神王「シグマー」によって治められている領域であり、秩序の陣営の本拠地ともいえる世界だ。
渾沌の軍勢に攻め込まれていない唯一の領域であり、今後ここが攻め込まれるか否かは神王シグマーの手にかかっている。
かつて〈神々の時代〉には、天空の領域は楽園であり、〈定命の諸領域〉全体に幸をもたらす偉大な文明の果実を生み出していった。そして、渾沌の〈禍つ神々〉が最も欲している場所でありここを支配すれば、あらゆる地に永遠の渾沌をもたらすことが約束されている。
シグマー神は渾沌の軍勢に対抗するため、アズィルの鍛冶場を戦争目的に転用し、「ストームキャスト・エターナル」と呼ばれる軍勢を造り出した。
こうして、〈定命の諸領域〉から〈禍つ神々〉を駆逐するための聖戦の幕が切って落とされたのである。


画像出典:ウォーハンマー エイジ オヴ シグマー公式 Webサイト「領域」より‏


  • シャイシュ - 死の領域

〈シャイシュ〉は死の神「ナガーシュ」によって治められている領域であり、苦しむ死者の魂が集まってくるいわゆるあの世とも言える世界である。一部では〈紫水晶の領域〉とも呼ばれている。
この世界はいくつもの冥界や黄泉の国が集まってできており、その地理学的な構造は人智の及ぶ範囲外で計り知れない。
そのため、〈定命の諸領域〉の各種族は、おのおの自分たちの風習に沿った考え方でシャイシュを理解している。
しかし誰もが同意する共通の点としてはシャイシュが死の神ナガーシュの圧政下にあるという点だ。
そして今、ナガーシュの不死の軍勢は不気味な動向を示し、〈定命の諸領域〉を脅かし始めている。


画像出典:ウォーハンマー エイジ オヴ シグマー公式 Webサイト「領域」より‏



  • ハイシュ - 光の領域

光の領域〈ハイシュ〉は純白の魔力の領域で、兄弟神の「ティリオン」と「テクリス」によって統治されている世界だ。
宇宙全体に光を投げかける灯明のような場所で常に明るい光がさしている。他の領域同様、渾沌の軍勢に攻め込まれている。
ハイシュは悠久の時にわたって多くのアエルフ(Aos版エルフ)の種族や人類の中の偉人や賢人をかくまう拠り所となっていた。
しかし、狡猾な渾沌の力の前には、純潔たるハイシュの光でさえ、汚染されてしまった。更にその光明はまるで罠のように、
完璧を求める高慢な人々を引き寄せるようになってしまった。彼らは善意に基づく追及心から、暗黒の思想や、危険な研究に引き込まれてしまうのだ。
今ではハイシュの光は知識と純潔だけでなく、危うさをも意味するようになってしまった。


画像出典:ウォーハンマー エイジ オヴ シグマー公式 Webサイト「領域」より‏


  • ウルグ - 影の領域

影の領域〈ウルグ〉は「マレリオン」神と狡猾な母「モラシィ」によって支配されている世界だ。
この世界には十三王国と呼ばれる国々があり、真実と虚構が交差する秘密と謎に満ちた世界となっている。
その地は常に暗く、ある時は黄昏時のように薄明かりに、ある時は漆黒の常夜にと常に影が付きまとう。
そんなウルグには陰謀や調略に長ける者たちが集まってくる。禍つ神の一柱、スラーネッシュの手中から逃れたアエルフ族が大勢この影の血に逃げ込み、住み着いている。
肉体と精神が歪められてしまった彼らは、影の中にいる方が性分に合っており、他種族からも身を潜めたかったのだ。
実際にウルグは、決して見つけてはならないものを隠す場所として知られている。この地の霧は、一王国でさえ丸ごと飲み込み、はじめからそこになかったかのように包み隠してしまうからだ。


画像出典:ウォーハンマー エイジ オヴ シグマー公式 Webサイト「領域」より‏


  • シャモン - 金属の領域

金属の領域〈シャモン〉はドゥアーディン族の神「グルグニ」(グルングニ)によって統治されている世界だ。
この土地には緑豊かな平原と純粋な水、厳しい山岳をたたえており、金属の大地が軋みを挙げている。陸地は移動しぶつかり合って一つとなる。
不思議な錬金術的反応によって大地と空の成分構成は常に変化している。ここでは豊かな鉱脈やエーテルが眠っており、上質な鉱石がドゥアーディン族によって採掘されている。
ここに住む民は変わり続ける環境に絶えず適応することを覚えた遊牧の民が多い。勇敢な者たちが莫大な財宝を手にすることができることもある。
〈禍つ神々〉の一柱であるティーンチが、シャモンの変化に富んだ特性と、数々の秘密に目を付け、支配をもくろんでいる。


画像出典:ウォーハンマー エイジ オヴ シグマー公式 Webサイト「領域」より‏


  • グューラン - 生命の領域

生命の領域〈グューラン〉は〈久遠の女王アラリエール〉が治める、みずみずしい庭園と深い森林からなる世界だ。
〈翡翠の王国〉とも呼ばれ、12もの季節にわたって繁栄してきており、シルヴァネスと呼ばれるグューランの樹木の精霊達が住み続けている。
あらゆる種類の生命が宿る地は再生のサイクルを繰り返し、古代文明と自然が完全に調和している。
ここに、〈禍つ神〉の一柱であるナーグルの軍勢がこの地を占領し、腐敗をもたらしたのだ。調和に満ちた自然も、病魔に侵されおぞましい姿に変わり果てた。
これに対し、シグマー神率いるストームキャストエターナルとシルヴァネスの連合軍がこの地から侵略者を追い払い、領域を再生しようと奮戦している。


画像出典:ウォーハンマー エイジ オヴ シグマー公式 Webサイト「領域」より‏


  • ガウル - 獣の領域

獣の領域〈ガウル〉は荒々しい原始的な大陸が無数に並ぶ世界だ。ここを真に支配している神はいない。
なぜならガウルは飼いならすことのできない地だからだ。オールク族があがめる2神、「ゴルカモルカ」という強力な神が最もこの地の性分が一致している。
そのためこの地は、異様なモンスターや獣じみた種族の大群が棲息し、単純な腕力と、野性的な暴力がものを言う弱肉強食の世界だ。
ここではあらゆる生物が大小問わず狩人であり、獲物でもある。ここに住む一大勢力の種族オールク族とオゴール族の終わりなき部族戦争や、
巨獣狩りなどは、暴力性とずる賢さの二面性を持つゴルカモルカ神を喜ばせるのだ。


画像出典:ウォーハンマー エイジ オヴ シグマー公式 Webサイト「領域」より‏


  • アキュシー - 焔の領域

焔の領域〈アキュシー〉は燃え上がる激情の世界だ。その性質は地形にも表れており、火を噴く山脈や、硫黄の荒海が広がる。
ここに住む部族たちは、焔の如く短く激しい人生を燃え上がるように生き抜く。
〈灼輝の領域〉とも呼ばれてるこの世界を成す数十もの大陸は、かつて一つながりだったのを渾沌の力で引き裂かれてしまった。
そのため、アキュシーには境界門を通ってでしか到達できない土地も多く、他の領域よりも境界門の重要性が高いので境界門をめぐる戦いもより激しいものとなっている。
〈禍つ神〉の一柱であるコーンの軍勢「ブラッドリーヴァー」たちと何十年も戦いを繰り広げたアキュシーの戦士たちは、
シグマー神のストームキャスト・エターナルたちの到来によって活力を取り戻し、かつて以上に闘志を燃やしている。


画像出典:ウォーハンマー エイジ オヴ シグマー公式 Webサイト「領域」より‏


  • ケイオス - 渾沌の領域

一方で渾沌の領域は、真の意味で領域ではない。むしろ、悪夢が実体化したような世界だ。それぞれの〈禍つ神々〉の本質を反映した地獄絵図といっても過言ではない。
禍つ神々の恐ろしき世界の詳細はケイオスの項目を参考にされたし


画像出典:ウォーハンマー エイジ オヴ シグマー公式 Webサイト「領域」より‏


  • オールポイント(エイトポイント)

オールポイントとは、〈定命の諸領域〉を移動するための「境界門」(レルムゲート)の合流点だ。かつての神話の時代には各領域を移動するための重要な場所として重宝された。
しかし、渾沌の軍を統べる”永遠に選ばれし者”「アーケィオン」はこの場所が〈定命の諸領域〉を征服するのに重要な地理であることに気付き、エイトポイントへと攻撃を仕掛ける。シグマ―率いる軍勢が何とか持ちこたえるも、同盟を組んでいた死の神「ナーガッシュ」がシグマ―の軍勢を去ってしまい、オールポイントはアーケィオンの手に墜ちる。
オールポイントを手にしたアーケィオンは、この地を「エイトポイント」と改名し、その中心地に難攻不落の砦「ヴァランスパイア」を築き上げ、〈定命の諸領域〉を支配するための拠点としたのだ。


画像出典:キャンペーンサプリメント「The Realmgate Wars: All-Gates」P16,P17 より‏


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【時系列】

物語は前作「ウォーハンマーFB」の完結編「エンドタイム」で世界が渾沌によって支配された直後から始まる。


  • 「神話の時代」

【始まりのとき】
オールドワールドを始めとしたウォーハンマーFBの崩壊した世界の白熱した核に必死にしがみついていた、かつての建国帝「シグマ―」の魂はグレイトドレイク「ドラコーション」に発見された。あたたかな息吹で神として蘇らせたドラコーションは、シグマ―を様々な世界から成る〈定命の諸領域〉へと導いた。
そしてシグマ―は様々な〈定命の諸領域〉を旅することとなった。


【偉大なるパンテオン】
旅の途中、シグマ―は多くの神々と出会った。死の神「ナーガッシュ」、破壊神「ゴルカモルカ」、かつてのエルフ族最強の双子だった光の神「ティリオン」、「テクリス」などの神々と出会い、覚醒させて彼らと同盟を築いた。
そして神々はそれぞれの持てる力を発揮し、共に〈定命の諸領域〉に文明をもたらしたのだ。


【つかの間のユートピア】
〈定命の諸領域〉に黄金時代が幕を開け、各領域で平和な都市が反映する。その間、渾沌の軍勢による侵攻が〈定命の諸領域〉を襲うが、団結した神々の軍勢はまさに無敵の強さを誇っていた。
渾沌の軍勢による領域の侵略は阻止されるも、完全に渾沌そのものを駆逐する事は出来なかった。そして、神々の同盟に少しずつ亀裂が生じてくる。


【神グリムニル、最後の戦い】
焔の領域〈アキュシー〉を治めるグルングニの兄弟神「グリムニル」とサラマンダーの母「ヴァルカトリクス」の激しい戦いにアキュシーの地が振動する。グリムニルとその敵が倒れるまで、彼らの足元の大地は燃え上がり、彼らの血飛沫が大地を染めた。
グリムニルはヴァルカトリクスを討伐するも、壮絶な相打ちとなってその身が砕け散る。その破片は〈定命の諸領域〉に散らばり、アキュシーの戦士達である「ファイアスレイヤー」たちは、散らばった神の破片である「ウル・ゴールド」を探す旅に出ることとなる。


【焼空の戦い】
神王「シグマ―」は聖槌「ガール・マラッツ」(頭蓋砕き)を巧みに操り、アーケィオン率いる渾沌の軍勢との戦いで圧倒的な強さを見せる。しかし、アーケィオンと対峙したシグマ―は、単純な小細工によって聖槌を奪われてしまった。
シグマ―は率いる秩序の軍勢の勢いが衰え、戦いの流れは渾沌の軍勢に傾いてしまう。この時、神話の時代は終わりを告げたのだ。



  • 「渾沌の時代」

【血の時代】
渾沌の時代の幕開けを飾るのは、神々の同盟内に起こった不和によるものだった。渾沌の軍勢を止めるために軍隊が召集されるが、かつての同盟関係は崩壊状態であった。
神々の派閥はさらなる裏切りを恐れた。もはや〈定命の諸領域〉の神々は〈渾沌の神々〉に立ち向かうことが出来なくなってしまったのだ。


【閉ざされたアズィルの門】
天空の領域〈アズィル〉を治めている神王「シグマー」は、アズィルの住人を守るために領域へとつながる〈境界門〉を閉ざさざるを得ない判断を下した。アズィルの領域を征服できなかったアーケィオンは、他の〈定命の諸領域〉にその矛先を向けた。
アズィルを除いた〈定命の諸領域〉のほとんどは渾沌の軍勢に蹂躙されてしまったのだ。そして、神王に見捨てられた者たちは激しい怒りをぶつけるのであった。


【翡翠王国の呪い】
渾沌の神々の一柱である殺戮の神「コーン」は、殺戮の周期をこれまで以上に加速させていった。一方、同じ渾沌の神々である策略の神「ティーンチ」は魔法の伝承が豊かに息づいている王国にその魔の手を伸ばしていく。
だが、渾沌の神々の一柱である腐敗の神「ナーグル」は生命の領域「グューラン」を征服するために最強の主たちを投入するのであった。


【浄化】
アズィルの門が閉じられた後、獣の領域「ガウル」に住む種族「オールク」の集団や渾沌に汚染された生物が狩られた。神話上の獣たちは今でもアズィルに留まっているが、堕落の痕跡は見えない。


【雲隠れ】
腐敗の神「ナーグル」に勝利できないと確信したグューランを治めし神「アラリエル」は、配下の軍勢である「シルヴァネス」の最後の軍勢を戦場に残し、アテルウィルドの「秘密の谷」へと退却する。


【ストームキャスト・エターナルの誕生】
アズィルに引き籠っていたシグマ―は渾沌の軍勢に対して反撃の準備を行っていた。シグマ―は死人の魂を利用し、自身の神聖な力の一部を含ませた新たな戦士「ストームキャスト・エターナル」を誕生させた。
死を迎えても復活することができる嵐を呼ぶ戦士達は、来るべき時が来るまでアズィルの領域内でひたすら訓練を続けていく。


【グラディトリウム】
影の領域「ウルグ」を治めし影の薄い神である「マレリオン」は、魔法のドーム「グラディトリウム」をストームキャストたちに贈った。このドームはストームキャスト・エターナルの軍が戦い終わると、無傷で軍勢を引き上げることができるの効果を持っている。



  • 「シグマ―の時代」(現在)

【最初の一撃】
神王「シグマ―」は、ストームキャスト・エターナルの部隊の一つである「ヴァンドゥス・ハンマーハンド」の「サンダーストライク・ブラザーフッド」を投入し、アズィルに繋がる最初の〈境界門〉を奪取する事に成功する。そのままストームキャスト・エターナルの軍勢は、焔の領域「アキュシー」にある「ブリムストーン半島」を攻撃し、そこを占拠していた渾沌の軍勢を撃退する事に成功する。
そして、ストームキャスト・エターナルによる〈定命の諸領域〉の奪還作戦が開始され、今や領域中に戦いは広まっていき、神王の嵐は止むことのない勢いを増していった。この時、シグマ―の時代が幕を開けたのだ。


【レルムゲートの戦い】
シグマ―の生み出した嵐を呼ぶ戦士「ストームキャスト・エターナル」は各領域へと散らばって戦いを展開していった。彼らは至る所で渾沌の軍勢に対してシグマ―の憤怒をもたらし、〈定命の諸領域〉を解放するために新たな同盟を築き始めた。


【夜明けの門】
ストームキャストの部隊の一つ「ハロウド・ナイト」は、生命の領域「グューラン」へと進軍した。ストームキャストの戦士の一人である鉄塊「ガルダス」はナーグル神に支配された庭園に何とか侵入すると、渾沌の軍勢の増援が来るのを防ぐことに成功する。
彼が再び奇跡的に登場したことで、その日は勝利を収める。


【浮上の盛衰】
アエルフ族の軍勢の一つ「イドネス・ディープキン」の砦がナーグル神の腐敗の軍団に侵略されてしまう。だがその時、深淵の王「ヴォルタルノス」が援軍を率い、侵略を敷くしている3体の巨大なディーモンを討伐する。


【グリーン・スキンの集結】
オールク族の軍勢の一つである「アイアンジョウ」。そして、それを率いる「ゴルクの拳」こと帝王「ゴルドラック」は抒情に威勢を増す軍勢を率いて、渾沌の君主「フェスターハート」の腐敗の軍団を打ちのめす。
各領域へとつながる「エイトポイント」に移動できる〈境界門〉の噂を聞いたゴルドラックは、〈境界門〉を探す旅へと出発する。


【手掛かりなし】
シグマ―の使いは、「ドゥアーディン」を探して金属の領域「シャモン」の中を歩き回る。多くの古代の砦の頂上にまで戦いながら足を進めるが、そこには長い間放置された帝国の残骸しかなかった。


【ストーム・ホストの進軍】
ストームキャスト・エターナルの前衛部隊は、天空の領域「アズィル」につながる多くの境界門を確保し、天空の主たちへの道を切り開くことで、シグマ―の復讐の突破口を開く。


【新たなる希望の芽生え】
ストームキャスト・エターナルのもたらすシグマ―の嵐の到来と共に、生命の領域を守る軍勢「シルヴァネス」はストームキャストと共に戦いに赴く。「レディ・オヴ・ヴァイン」はアラリエル神を探しているストームキャストに力を貸す。
その先に何が待ち構えているか知る術もなく。


【帰ってきた遺物】
金属の領域「シャモン」には、強大な秘密が隠されている。それは、かつて神王シグマ―が持っていた聖槌「ガール・マラッツ」がどこかに眠っていることだ。
ストームキャストの部隊の一つ「ハンマー・オヴ・シグマ―」の役職「ロード・セレステタント」の任に就いている「ヴァンドゥス・ハンマーハンド」は、遂にガール・マラッツを奪還しアズィルへとそれを持ち帰ったのだ。


【堕落したアテルウィルド】
生命の領域「グューラン」でアラリエル神を探索していた「ハロウド・ナイト」たちは、誤ってナーグルの屈強な戦士たちをアテルウィルドに導いてしまう。
渾沌の汚染から逃れられるグューラン最後の楽園が崩壊し、それと共にエヴァークイーンであるアラリエルの希望も失われた。


【失われた同盟関係】
ストームキャスト・エターナルは渾沌の戦いにおいてイドネス・ディープキンの支援を仰ぐ。深淵の王「ヴォルタルノス」の熱烈な懇願にもかかわらず、多くの領士が同盟を破棄するか、意見を翻す。


【アズィルの復讐の天使】
何百もの落雷のような轟きと共に、セレスタント・プライムは〈定命の諸領域〉全土の戦場に到着し、強大な聖槌「ガール・マラッツ」の力で渾沌の神々の下僕たちに恐怖をもたらす。


【ブラッドキープの攻撃】
ストームキャスト・エターナルは、ブラッドキープの魔法の落とし格子を破壊すると、強力な変化の王「キアサヌス」を開放する。シグマ―は「ハンマーハンド」たちを「クロノス山」に派遣し、キアサヌスを永久に追放する。


【落ちた鉄鎚】
クロノス山でストームキャスト・エターナルはアーケィオンとその副官たちと交戦する。彼もまたキアサヌスを探していたのだ。
ただその目的は追放ではなく、ダイモンの神託を自分のものにするためであった。


【ドラコーションの咆哮】
天空の領域「アズィル」からドラコーションの咆哮が響き渡る。紋章で封印された境界門のロックが解除された。
ヴォールト・エクストリミスの奥深くで何かがうごめきだした兆候である。


【神獣を味方に】
神獣を自分の軍隊に強制的に参加させんとするアーケィオンの最も邪悪な計画が明らかになる。強大な力を持つアーケィオンは、ロックされた境界門を破壊してアズィルへと侵入できるのだ。


【ワールド・タイタン】
渾沌の毒に侵され「ワールド・タイタン・ベヘマット」の巨人が目を覚ます。ストームキャストの戦士の一人「ロード・レリクター」は、シグマ―の偉大なる雷の怒りを呼び起こし、神獣を殺すことを余儀なくされる。


【オールゲート】
再びシグマ―の遥かなる眼差しが、かの境界門の向こうの「オールポイント」を見据える。選ばれし物を簒奪するには、神王はこの堅牢に防御された区域を取り戻さねばならない。


【甦るグューラン】
休眠状態にあったグューランの神「アラリエル」が戦の姿で再び現れたことで、「ハロウド・ナイト」の英雄的な殉教者たちが正しかったことが証明される。彼女はナーグルの汚染から領域を解放するために無慈悲な粛清を行うのである。


【マーキュリアル・ゲート】
金属の領域「シャモン」のマーキュリアル・ゲートでは「トーストス・ブレイドストーム」と「セレスティアル・ヴィンディケイター」たちが難攻不落の鉄壁を下から攻撃し、味方の「ファイアスレイヤー」の溶岩の魔法で蛇行した壁の下にトンネルを掘っている。


【エンドゲート】
死の領域を治めし神「ナガーシュ」は「エンドゲート」への重要な攻撃を手助けするとストームキャストを信じ込ませていたが、それは嘘であった。ナガーシュは、骨の玉座から彼らの失敗を眺めつつ、自分の攻撃こそが成功すると確信している。


【光と影の門】
シグマ―はストームキャスト・エターナルを光の領域「ハイシュ」と陰の領域「ウルグ」に送り込む。だが無事部戻ってこれたのはほんのわずか。
かの地で目撃したことを口にできる者は居なかった。シグマ―でさえ、彼らが何を目にしたのか皆目わからない。


【ジェネシス・ゲート】
アラリエルはシルヴァネスとストームキャスト・エターナルの軍勢を指揮して、ナーグル神の軍勢である「グロットキン」の屈強な軍勢に対抗する。彼らはオールポイントへの道が閉ざすため、ジェネシス・ゲートを閉じる。


【マウゲート】
獣の領域「ガウル」では、ストームキャスト・エターナルの部隊「ナイト・エクセルシオール」とコーン神の軍勢「コーン・ブラッドバウンド」との戦いが、大量虐殺になりつつあった。だが、帝王ゴルドラックと彼が束ねるオールク族の群れが到着し、両陣営を淘汰した。
シグマ―はマウゲートを確保するチャンスを失ったのである。


【ブリムファイアー・ゲート】
焔の領域「アキュシー」では、ブリムファイアー・ゲートは渾沌に関係する者たちに対して固く閉ざされていた。アーケィオンは「ソーラードレイク・イグナックス」を放つが、ファイアスレイヤーは選ばれし者たちの悪意ある支配から神獣を開放するのであった。


【最終章】
アーケィオンの支配はまだ完全には終わったわけではないが、2つのオールゲートの閉鎖は、神王シグマ―の再征服の計画にとって大きな意味を持っている。


【再征服の時代】
腐敗の神「ナーグル」の力が弱まる中、生命の領域「グューラン」では「希望の種」が設立される。「グレイウォーター・ファストネス」、「リビング・シティ」、「フェニキウム」といった都市が誕生する。


【スラーネッシュの蠢動】
アエルフ族にとって最大の脅威が再び動き出す。モラシィの策略により、渾沌の神「スラーネッシュ」を長き間幽閉してきた牢獄が動き出す。


【ハンマーヘル】
「ツイン・テール・シティ」が設立される。〈定命の諸領域〉において、シグマ―の権力の中枢であるこの巨大都市は、アキュシーの燃えるような平原からグューランの青々とした荒野までに広がっている。


【秩序の源】
神王の軍勢によって多くの新しい都市が設立される。全ての都市は、「ストームキープ」の頑強な影の周囲に設立され、ストームキャスト・エターナルの堂々たる城塞が、再建された境界門を守っている。


【悪夢の兆候】
復活した死の神「ナガーシュ」が「スターレス・ゲート」から飛び出し、死の領域「シャイシュ」を覆う黒魔術のエネルギーの嵐を巻き起こす。「グレート・ネクロマンサー」は、自分の権力の座である「ナガシザール」を取り戻す。


【試練の時】
シャイシュが昇天するという悪い予兆が領域中に広まるにつれ、〈定命の諸領域〉は新たな敵「レストレス・デッド」に襲われる。


【シャイシュの侵入】
領域は暗い予兆に包み込まれていた。あらゆる種族の予言者たちがこの新たな予兆について平穏を取り戻そうと努力している中、大勢の先人部隊が「グレート・ネクロマンサー」の権力の座を狙ってシャイシュに侵攻してくるのであった。


【ネクロクエイク】
ナガーシュの陰謀が各地に伝播すると、ネクロクエイクは世界各地で猛威を振るっていた。蘇った使者が死の魔法を放つ中、邪悪な「ナイトホーント」が大群となって現れた。


【闇の女王の昇天】
陰の領域「ウルグ」のシャドウ・クィーンである「モラシィ」はその陰謀によって、シグマ―を含む多くの人々を操っている。最終的には、血に塗れし手を持つ神「カイン」の化身として真の神になるという目標を達成するのである。


【闇の中で輝くために】
ナガーシュの軍勢が進行する中、光の領域「ハイシュ」の軍勢「ルミネス・レルムロード」たちは彼らに対抗するために結集する。光の神の一人「テクリス」は戦いに挑み、死の神ナガーシュを打ち倒すのであった。


【呪われた空】
最初のディーモン・プリンスである「ベラ=コール」は、「ストームキャスト・エターナル」から不死の能力を奪おうと長いこと企んでいた。そして今、その闇の力を彼らに解き放つのであった。


【獣の時代】
「エクセルシス」が包囲される中、数千年もの間投獄されていた破壊神「クラグノス」が目覚めた。そして彼らの周りには破壊の力が結集するのであった。


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種族および軍団(アーミー)紹介


本作に登場する種族は大まかに下記の四つの勢力で構成されている。




秩序の陣営

「シグマーの御代の到来なり!」


画像出典:ウォーハンマーAoS「バトルトーム:ストームキャスト・エターナルズ 初版」(battletome:Stormcast Eternals) P5イラストより


【概要】
〈定命の諸領域〉における秩序の軍勢は、渾沌の諸領域を守るために結成された同盟軍である。秩序の陣営には各領域の人間、アエルフ族、ドゥアーディン族の自由の民、
シグマー神の兵士「ストームキャスト・エターナル」のような恰好たる法の守護者や、アラリエール神のシルヴァネス族とセラフォン族のような神秘的な勢力と、緩やかな同盟関係を結んだものである。
そこに、ドーター・オヴ・カインやイドネス・ディープキンといった独自の目論見で協力する不気味な勢力も加わっている。
基本的にはシグマー神に協力するが、時には自らの利益を優先して自分の勢力のための判断を下すこともあるだろう。


シグマーの陣営


【概要】
神王シグマー率いる天界の軍勢。天空の領域「アズィル」を本拠地とし、〈定命の諸領域〉を守るために戦う。
人間種族や下記の「ストームキャスト・エターナル」によって軍が構成されている。
かつては、9つの〈定命の諸領域〉(モータルレルム)の神々と協力しながら数々の文明的な恩恵をもたらしたが、
今では渾沌の軍勢が台頭してきており、秩序の陣営は大きくその勢力を削がれていた。
再び諸領域の神々と力を合わせてかつての勢いを取り戻そうとしている。


【主要キャラクター】

  • 神王シグマー


〈秩序の軍勢〉を統べし神王(ゴッドキング)であり、天空の領域アズィルを治めし神。自らが作り上げた天界の戦士「ストームキャスト・エターナル」を指揮する。


彼の出自ははっきりとしていないが、〈破滅せし世界〉に彷徨っていた一つの魂だった。
「オールドワールド」が崩壊し、彷徨っていたシグマーの魂を神竜「ドラコーション」が助け、神の力を得る。
神竜から8つの〈定命の諸領域〉へつながる秘密の道を教え、眠れる神々を発見し、彼らと同盟を結ぶ。
天空の領域に居を構えたシグマーは、〈定命の諸領域〉の文明を支援し、〈禍つ神々〉から世界を守る戦いに何度も参加したが、
〈空を焦がす戦い〉で渾沌の魔将「アーケィオン」との戦闘にて、無敵の力を誇る聖鎚〈ガール・マラッツ〉を奪われ、〈秩序の軍勢〉は退却を余儀なくされた。


敗退後は、〈渾沌の軍勢〉に攻め込まれた〈定命の諸領域〉を取り戻すべく、「ストームキャスト・エターナル」を作り上げ、再び〈渾沌の軍勢〉に挑む。


彼の正体は、前作FBに登場した帝国(エンパイア)の守護神「シグマー」か帝国皇帝「カール・フランツ」ではないかと言われている。



画像出典:ウォーハンマーAoS「コアブック 第2版」(CORE BOOK) P2,P3イラストより



「ストームキャスト・エターナル」

「我、シグマー神の御名においてこれを鋳造する。汝らストームキャスト・エターナルス。」


【概要】
体内に天界の力が駆け巡る超人戦士。またの名を〈永劫者〉とも呼ばれる。本作のヒーロ枠で主役枠であり、作品の顔ともいうべき存在でもある。
かつて「オールドワールド」で武勲を立てた英雄や人間が死ぬ瞬間にその魂を拾い上げられ、彼らは妙なるシグマロンにある〈至高の鉄床〉の上で〈再鍛〉(リフォージ)を生きのび、前世の肉体を捨て去る。
新たな姿は丈高く、胸広く、いかなる鋼より強い輝く「シグマライト」の鎧と無情な黄金の仮面を身にまとう。
ストームキャストの部隊は、「ストームホスト」と呼ばれる単位で分割され、それぞれが異なる氏名や性質を持っている。


【再鍛(リフォージ)】
彼らは命を奪われ死んでも、生き返る。彼の肉体、武器、防具は心臓がひとつ打つ間に形を失い、
パチパチと鳴るエネルギーの雲と化して残像を残し天へと飛び去る。この霊質はアズィルに達するとシグマーの玄室に引きもどされ、そこで最終的にかつて現れたのと同じストームキャスト・エターナルとして復元し、〈再鍛〉(リフォージ)されるのである。
まさに文字通り無敵の軍団といっても過言ではない。


しかし、〈再鍛〉(リフォージ)にも代価が生じる。半神たる彼らは〈再鍛〉(リフォージ)を行えば己の一部分(記憶や人間性、肉体)を失う。
シグマーの炉に戻るたびに肉体や精神も変容してしまう可能性が高くなってしまうのだ。
彼らも半神とはいえど人間性が備わっており、生まれ持った性格や信条、感情もすべて持ち合わせている。
そしてこの現象には疑念を持つ者がおり、〈再鍛〉(リフォージ)の回数があまりにも多くなった際に、天空のエネルギーの怪物と化すのではないかとささやかれている。


彼らは神王シグマーの名の下に、神の力を借りて嵐の如く戦い続けるだろう。



画像出典:ウォーハンマーAoS「グランドアライアンス: オーダー」(Grand Alliance: Order) P31イラストより


【ゲーム上の特徴】
安定し能力を誇り、扱いやすい。高攻撃力を誇る「レトリビューター」や安定した防御力を持つ歩兵「リベレイター」、遠くから味方を支援する「ジュディスケイター」、地形を無視して進める飛行兵「プロセキューター」など戦術の幅広さが売りの万能のアーミー。
ただし、数は多くそろえられないので陣の確保がしにくく、数で勝るアーミーに対して不利になることも・・。


初級者から上級者までお勧めできる安定したアーミーだ。



人間族

【概要】
他種族に比べて突出した能力はないが、平凡な能力と適応力の高さが特徴の種族。
かつては「オールドワールド」では一番多い種族だったが、〈渾沌の軍勢〉による大崩壊後は殆どいなくなった。
大崩壊時に死亡した大量の人魂は死の領域〈シャイシュ〉に捕らわれ、大死霊術師〈ナガーシュ〉の奴隷となっている。
人々は〈定命の諸領域〉にてわずかに生き残っており、各領域や少数民族の部族として生存しているのだ。



「シティー・オヴ・シグマー」



【概要】
秩序の勢力で最も堅牢な城塞「ストームキープ」と、それを守護する人間族、アエルフ族、ドゥアーディン族で構成されるフリーギルドの戦士たちである。かつては「オールドワールド」の帝国で活躍していたが、大崩壊時にアズィルに非難し、「アズィルヘイム」と「シグマロン」の街を中心として活動を再開した。
自由都市としても知られるシグマーの各都市は、レルムゲート戦争後に秩序の勢力によって建設された都市である。
これらの都市の多くはレルムゲート(境界門)を中心に建設されており、その多くにストームキープが建造されている。これらのストームキープには、都市が建設された土地を征服したストームホストが駐留していることが多い。
神王シグマーの下に再び集まった彼らは、〈定命の諸領域〉を侵略者から取り戻すために古えより伝わる戦技を駆使して戦う。
彼らには、アイアンウェルド・アーセナルの戦闘兵器や、カレジエイト・アーケインの戦闘魔道士、デヴォーテッド・オヴ・シグマーの戦う司祭たちが同行するので、アーミーのカスタマイズにおいて、様々なプレイスタイルに合わせ、幅広い選択肢がある。
このようなフリーギルド連隊はすべて、混沌の時代にシグマーと共に戦った12の部族から作られたものであり、シグマー神がアズィルの領域に退却した際にはそれに従い、訓練、技術、規律を保持していた。しかし、〈定命の諸領域〉の再生が進むにつれ、渾沌の猛攻撃を生き延びた文化からますます多くの連隊が作られるようになった。
すべての自由都市にはいくつかのフリーギルドが存在し、戦闘時には連隊を編成し、平時には都市の監視役を務める。それぞれの都市には、独自の習慣、文化、色、伝統があり、領域ごと、都市ごとに大きく異なっている。



画像出典:小説「The Spear of Shadows (Eight Lamentations) 」 表紙イラストより



アエルフ族

【概要】
アエルフ族はかつてオールドワールドに住んでいた元エルフ族である。アを付けただけとか言わない。
アエルフは寿命が長く、軽装を好み、様々な技能に長けている。各地の自由都市にアエルフの軍があるが、それぞれ異なる種類の戦闘技術を重視している。
フリーピープルのアエルフ軍はドラゴンに騎乗するウィザード、フェニックスに乗るヒーロー、獅子の勇敢さを持つライオンレンジャー、海賊活動をするスコージ・プライヴェーティアなど実に多様。
FB言う元「ハイエルフ」は「ハイボーン」、元「ダークエルフ」は「エグザイル」になって今でも種族が残っているが、
獣の力を得た独自の進化を遂げたアエルフもおり、前作のエルフの概念やイメージとは少し変わっている種族となっている。


「ドーター・オヴ・カイン」

【概要】
ダークエルフの守護神であった流血の神「カイン」(カエラ=メンシャ=カイン)に仕える教団。こんな姿でも一応〈秩序の軍勢〉である。
影の領域〈ウルグ〉を根城とする女性優位のアエルフの教団で、その内面に血に飢えた邪悪なる精神が潜んでいる。
一部の教団の信者にはヘビのような体や蝙蝠のような翼が生えている。
彼女たちは軍勢を率いる予言者「モラスィ」に従ういくつもの集団を成し、〈定命の諸領域〉各地で殺戮に興じている。
予言者「モラスィ」は「カイン」の神託を利用して信仰者たちを率いているが、その真の目的は自身が神になることである。
何度も言うが、決して〈渾沌の軍勢〉や〈破壊の軍勢〉ではない。ってかよくシグマー神は渾沌じみたやつらを味方にしたな。


画像出典:ウォーハンマーAoS「バトルトーム:ドーター・オヴ・カイン 第2版」(Battletome: Daughters of Khaine) P18イラストより


「イドネス・ディープキン」

【概要】
海底にすむ海鮮系アエルフの一族。独自の文化を持ち、短命の「ナマーティ」、神秘的な「イシャラーン」、戦闘的な「アクヘリアン」という3つのカーストに分かれている。
彼らの魂はある要因で渾沌によって汚染されており、そのままでは生まれた直後に衰弱して死んでしまう。
そのために、生存を行うのに必要とする他者の魂を不用心な者から奪うため、3つのカーストが力を合わせて戦う。
海底の奥底から現れて津波のような激しい攻撃を仕掛ける神出鬼没な戦術を好み、巨大な亀やサメ等の水生生物を使役して戦う。


画像出典:ウォーハンマーAoS「バトルトーム:イドネス・ディープキン 第2版」(Battletome: Idoneth Deepkin) 表紙イラストより


「ルミネス・レルムロード」

【概要】
光の領域〈ハイシュ〉を守護するアエルフ族の軍勢で、スラーネッシュ神から救出された魂を復活させた新たなる形のアエルフだ。彼らは心も体も優美で、アエルフの真髄を体現している。
ハイシュの〈十の楽園〉からもたらされた知性により、その発せられる言葉は雄弁で、神秘に対する巧智は類い稀なる域に達する。ルミネスは自分たちがすべての生き物の中で最も進んだ存在だと考えており、熟練した技のさらなる発展のために己の存在を喜んで捧げる。
優秀な面を持つその反面、彼らは非常に傲慢であり、一度同種族で内戦が勃発して種族滅亡の危機に立たされたこともある。だが〈渾沌の時代〉の災い以来、秩序と調和が暗黒神によって引き裂かれぬよう、ルミネスは〈定命の諸領域〉を守るために武器を取る必要性を認識してきた。
魔法のアエルフ神、大賢者テクリスに導かれたルミネス・レルムロードは、〈定命の諸領域〉の暗黒の隅々に光明をもたらすため、光の諸領域から進み出る。


画像出典:ウォーハンマーAoS「バトルトーム:ルミネス・レルムロード 第2版(2021年版)」(Battletome: Lumineth Realm lords) P6,P7イラストより



ドゥアーディン族

【概要】
ドゥアーディン族はかつてオールドワールドに住んでいた元ドワーフ族である。体は小柄だが、その筋力は人間を超える。
大崩壊時、〈渾沌の軍勢〉に山岳王国を滅ぼされたドワーフの生き残りで、かつての文化を残す部族や、空中都市に住む機械部族など〈定命の諸領域〉で独自の進化を遂げてきた。


「ディスポゼッスド」

【概要】
ディスポゼッスドは「ワーデンキング」の回りに集結し、シグマー神の軍勢と共に戦う、勇猛なドゥアーディンの重装戦士だ。
〈天空の領域〉に住んでおり、かつての文化を守りながらも同領域の街を作り上げたり、シグマー神の軍勢に参加するなど秩序の軍勢に貢献してきた。
彼らは一箇所に留まり、敵の猛攻に耐えきってから強力な近接攻撃で反撃する防衛戦に長けている。
献身的なドゥアーディンの戦士たちが鉄壁の防衛線を組むと、どんな激しい攻撃にも劣らない破壊力で敵を蹴散らすのだ。



画像出典:ウォーハンマー エイジ オヴ シグマー公式 Webサイト「秩序」より‏


「ファイアスレイヤー」

【概要】
焔の領域〈アキュシー〉出身の「ドゥアーディン」の傭兵種族。彼らは戦士の神グリムニルの末裔であり、燃えるような鮮烈な赤いヒゲと小柄ながらも筋骨隆々とした肉体を持つ。
彼らの身を守るのは、小さな魔法のルーンと、烈火のような信念だ。激情に身を任せて戦い、灼熱を使った攻撃にも長けている。
味方になれは勇敢な戦士として戦ってくれるだろう。ただし、相応の報酬を支払えればの話だが・・。


【聖なる黄金】
彼らは憤怒の神「グリムニル」の欠片である「聖なる黄金」(ウル・ゴールド)を求めて世界中を旅しながら傭兵稼業を生業としている。
かつて彼らがあがめていた「グリムニル」を復活させる為に聖なる黄金をすべて集めるのが種族の最終目的である。
彼らは信じるべき神の復活を行うために、今日も黄金を求めて戦いの旅を続ける。



画像出典:ウォーハンマー・アンダーワールド:シェイドスパイア(Warhammer Underworlds: Shadespire)エキスパンション「選び抜かれし戦斧」ボックスイラストより‏


「カラドロン・オーバーロード」

【概要】
大崩壊時に金属の領域〈シャモン〉と避難し、独自の機械文明を築いたデューラディンの一族。一見、40Kの住人かと一瞬見間違えるほどのスチームパンク感あふれる機械を操る。
カラドロン・オーバーロードはデューラディンの一族ではあるが、他の者たちとは大いに異なっている。彼らは神秘の気体金属「エーテルゴールド」に魅せられ、これまで暮らしていた山を放棄して空中都市を築くに至った。
彼らは独自の“コード”に導かれ、渾沌の時代の暴政から逃れることが出来ただけではなく、力を蓄えるに至った。
雲上の浮遊都市に住む彼らは、ガス雲から取れる「エーテルゴールド」を採取したり、商業を生業としている。〈秩序の軍勢〉の再興に際して商機を見出したため、「ストームキャスト・エターナル」との同盟を結んだ。
機械仕掛けの空中艦隊を擁し、雲海から姿を見せた航空艦隊はカノン砲や機関砲、爆撃によって大地にしがみつく敵を粉砕する。
そしてライフルやガトリングとカットラスを構えた歩兵たちが敵の真っただ中へと降下していく。
手に持ったガス銃や大砲など射撃戦に特化した兵器と戦術で戦いを有利に進めていくのだ。



画像出典:ウォーハンマーAoS「バトルトーム:カラドロン・オーバーロード 初版」(Battletome: Kharadon Overlords) P6,7イラストより



その他の種族

「セラフォン」

【概要】
セラフォンはかつてオールドワールドに住んでいた元「リザードマン」族を実体化したものである。渾沌が生まれるはるか昔から住んいたリザードマン族は、オールドワールド崩壊時に全滅してしまう。
彼らの指導者種族「スラン」族の魂は何とか生き残ることができ、天界のエネルギーで復活。スラン族がかつてのリザードマン族の記憶を基に実体化させたのが「セラフォン」族である。
破壊的な魔法の達人で、渾沌を倒すという一つの目的にすべてを注いでいる。


彼らは、広大無辺の知恵を持つスラン・スターマスターによって天上界から戦場に召喚される。
殺傷力の高い冷血動物の軍団、恐竜をモチーフにした凶暴なモンスター、そして天界の秘術を組み合わせて荒々しく戦う。



画像出典:ウォーハンマー エイジ オヴ シグマー公式 Webサイト「秩序」より‏


「シルヴァネス」

【概要】
シルヴァネスは〈久遠の女王アラリエール〉に仕える、魔力によって生まれた樹木の精霊である。〈輝ける森の女王〉の子らである彼らは、自然界が産んだ生命の魔法でできた生物だ。
その肉と腱は生命の領域〈グューラン〉で生息するワイルドウッドの枝から作られている。
シルヴァネスと〈定命の諸領域〉は完全な共生関係にあり、シルヴァネスたち同士の絆も同様だ。アラリエルの子らはすべて、その身に流れる忘れがたき精霊の歌でつながっている。
この不思議な旋律の持つ統合の力が、シルヴァネスを一つの民に束ねているのだ。


かつて〈神話の時代〉には、シルヴァネスは〈定命の諸領域〉全土にある自然力が集まる場所を我がものとしていた。
ナーグル神の下僕たる軍勢に攻め入られ、長きにわたる衰亡の時代を耐え抜いた彼らは、ストームキャスト・エターナルの救援を機に、
再び同盟を結んで〈禍つ神々〉に戦いを挑む。


生命の魔力にあふれる場所に植えたソウルポッドが芽を吹き、長身で力強い姿に育ち、剣と弓を手に取り翡翠の王国を防衛する。
シルヴァネスのアーミーは、ドライアドやツリーキンなど大小の森の精霊の大群で、魔法と剣を駆使して敵を圧倒するのだ。



画像出典:ウォーハンマーAoS「バトルトーム:シルヴァネス 2版」(Battletome: sylvaneth) P10,11イラストより



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渾沌の軍勢

「渾沌に永遠なる栄光あれ!!」

画像出典:ボックスセット「レルム・オヴ・ケイオス:ラス・アンド・ラプチャー」(Realm of Chaos Wrath and Rapture)ボックスアートより


【概要】
異次元の悪魔。渾沌の禍つ神々である暗黒の四大神を中心とし、〈歪み〉より現実世界に侵攻してはその世界の法則をゆがめ、いずれは世界を渾沌世界に変異させようとしている。


ページ分割のため、詳しくはこちらを参照。



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「エヴァーチョーズン」

数ある渾沌の軍勢をまとめ上げしものそれがエヴァーチョーズン(永久に選ばれし者)である「アーケィオン」のことである。
半神となり渾沌の軍勢をまとめ上げた「アーケィオン」は、かつて<定命の諸領域>の軍勢を打ち破り、「オールドワールド」を我が物とした。
そして今度は、神々が住まう8つの領域である〈定命の諸領域〉を我が物にしようとしている。
ページ分割のため、詳しくはこちらを参照。



画像出典:ウォーハンマーAoS「バトルトーム:エヴァーチョーズン 第2版」(battletome:Everchosen)P12 イラストより


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死の陣営

【概要】
死の領域〈シャイシュ〉の冥界における死の軍勢は、偉大なる死霊術士「ナガーシュ」神によって率いられている亡霊の軍勢だ。
不死の至高王にして紫水晶の領域の支配者、“大死霊術師”ナガーシュの死霊術のエネルギーが大地に染み込むたび、死者は彼の無慈悲な命令の従僕として立ち上がる。
神話の時代より数多の戦争があり、古代から積み重ねられた莫大な死体は、死の軍団の材料である。


〈死の領域〉を完全に支配したナガーシュはこれだけに飽き足らず、〈定命の諸領域〉の完全支配を行うため〈秩序の軍勢〉に戦いを挑む。
ナガーシュ神自身が率いる親衛隊「レギオン・オヴ・ナガーシュ」のような黒魔術師と吸血鬼の軍団や、亡者の軍団「ナイトホーント」、呪われし吸血鬼「フレッシュイーター・コート」といったネクロマンス的な軍勢を率いて戦う。



画像出典:ウォーハンマーAoS「バトルトーム:レギオン オヴ ナガーシュ 第2版」(battletome:Legions of Nagash)P12 イラストより


【主要キャラクター】

  • ナガーシュ

前作から引き続き登場。〈不死の至高王〉、〈偉大なる死霊術士〉、〈死の神〉等の異名を持つ死の神。
冷徹でかつ情け容赦ない神で、怒るとすぐに罰を下し、長らく許しを与えない。
過去に何度も倒されているが、それと同時に何度も復活している。


「オールドワールド」におけるヴァンパイアとネクロマンサーの軍勢「ヴァンパイアカウント」の始祖であった彼は、前作の「エンドタイムズ」で邪神として復活。
「オールドワールド」崩壊後の破滅で動けなくなった彼は、シグマー神の力で復活し共に〈渾沌の軍勢〉と戦い、死の領域〈シャイシュ〉で自らの王国を作り上げて〈神話の時代〉を作り上げることに貢献した。
〈空を焦がす戦い〉での撤退を機に、〈秩序の軍勢〉から脱退。その後は、脱退の報復としてシグマー神の軍と衝突し、しばらくの間は〈秩序の軍勢〉との関係を持たなくなった。
その後は再び〈秩序の軍勢〉に参加することを呼びかけたシグマーに対して去るように警告。
ストームキャストの〈再鍛〉(リフォージ)によって英霊の魂が自分の領域へと行かないことを知ったナガーシュは激怒し、完全にシグマー神を敵としてみなす。
そして、〈定命の諸領域〉の支配を決意したのだ。


彼は〈定命の諸領域〉をわが手中に収めるために、恐ろしき死の軍団を率いて戦う。



画像出典:ウォーハンマーAoS「バトルトーム:レギオン オヴ ナガーシュ 第2版」(battletome:Legions of Nagash) 表紙イラストより



「レギオン・オヴ・ナガーシュ」

【概要】
ナガーシュ軍勢の主力部隊。おびただしいスケルトンなどの不死者の軍団はヴァンパイアや〈御使〉によって統率されている。
ナガーシュの副官も軍に参加しており、強大な魔法使いである「黒のアーカン」、吸血鬼の祖「ネフェラタ」、武力では右に出る者はいない吸血鬼の「マンフレッド」による3人の〈御使〉がナガーシュの補佐を行う。
骸骨の雑兵を何度も蘇らせては戦わせながら、敵を暗黒魔法で壊滅させることができるのだ。



画像出典:ウォーハンマーAoS「バトルトーム:レギオン オヴ ナガーシュ 第2版」(battletome:Legions of Nagash)P8 イラストより



「ナイトホーント」

【概要】
ナガーシュの魔法によって歪められた亡霊たちによる軍勢。俗に言う死神のような姿をしており、黒いフードを被ったガイコツが生者に対する尽きぬ憎悪を原動力ににして鎌や斧などを持って襲い掛かってくる。
戦争で破壊しつくされた定命の領域において、未練を抱えた死体は常に満ち溢れている。中でも最も残忍な魂はそれらを束ね、ナイトホーントの悪霊として顕現する。
幽体となって戦うナイトホーント達は、生者を恐怖に陥れる触れた者を死に誘い、その幽体は強力な攻撃も通用しない。
不死の至高王ナガーシュが生者の魂に対する支配権を行使するとき、亡霊の冷たき刃は温かな肉を引き裂く。


彼らのほとんどが生前に罪を犯した罪人たちの魂で、死後も永遠に終わらぬ苦しみを抱えながら、ナガーシュの意志に従って戦い続けるのだ。



画像出典:ウォーハンマーAoS「バトルトーム:ナイトホーント 第2版」(battletome:Night Haunt)P6,P7 イラストより



「フレッシュイーター・コート」

【概要】
不気味な呪いをかけられたゾンビ、グールの軍勢。その正体は、獣性に敗北した吸血鬼たちの成れの果てである。
彼らは”自分たちは高貴なる貴族や戦士であるという妄執”に取りつかれながら、臣下を増やし、自分の王国を築きあげていく。
吸血鬼であるが、他の吸血諸侯からはおぞましき狂人と見なされている。しかし、この狂えるグール王は己と付き従う者たちを、慈悲深い君主と忠実な兵士、そして飢えた民だと思っているのである。
だが、実際の彼らは、人肉に飢えたおぞましい、青ざめた野蛮人である。そしてその飢えは、血に駆られた、戦慄の晩餐会でのみ満たされる。
諸領域において戦火に巻き込まれた者たちのうち、生にしがみつこうとした者たちは死体・弱者、そしてお互いすら喰らい合う。
彼らは廃墟の片隅で歪なカルトを築くが、まだ食人鬼への変貌は完全ではない。ひとたび彼らがグール王の饗宴に加わった時、この王の狂気が伝播し、彼ら自身も狂気の媒介になり果てるのだ。


グール、ホラー、フレイヤーの3系列に分かれた廷臣を従えて戦う他、腐った肉体を持つ「ゾンビドラゴン」や「テラーガイスト」(巨大蝙蝠)といった大型魔獣も呼び出すことができる。



画像出典:ウォーハンマーAoS「バトルトーム:フレッシュイーター・コート 第2版」(battletome:Flesh eater Courts)P6,P7 イラストより


「オシアーク・ボーンリーパー」

【概要】
不死王ナガーシュが〈定命の諸領域〉支配のために作り出した骸骨兵士の軍勢。ただの骸骨兵士ではなく、倒した犠牲者の魂を元に自らの力を増幅させる能力を持つ。彼らはゾンビやスケルトンと違い、個々で意思を持っており、独自で行動することが出来る。人間のように頭もさえており、調略や契約によって国を支配する。
彼らは死者を魔術で復活させたり、生者を骨にして操る兵とは異なり、兵士一体につき数重から数百の魂を組み合わせ、それを骨で作られし身体に宿らせて製造する。骨の素材によって兵士の性能も変化し、魔術に耐性のあるものや獣のように獰猛な兵士も存在する。
オシアークの材料には骨が必須となり、支配下にある人類の国々に「骨税」と呼ばれる生物の人骨を納税するよう強いている。オシアークは蛮族のように人類の国々から骨を力脱するのではなく、発展させた人類の国々から骨を修めさせる方法を取るのだ。なお、骨税を滞納するとナガーシュの名の下に強制徴収が執り行われる。



画像出典:ウォーハンマーAoS「バトルトーム:オシアーク・ボーンリーパー 第2版」(battletome:Ossiarch Bonereapers)P6,P7 イラストより



「ソウルブライト・グレイヴロード」

【概要】
ソウルブライト・ヴァンパイアの吸血鬼による軍勢。ナガーシュに従える全ての吸血鬼は人間離れした強さと飽くなき血への渇望を持ち、〈定命の諸領域〉の無数の王や女王がこの呪いを背負っている。
名前の由来となった恐ろしい呪いに苦しめられているソウルブライト・グレイヴロードたちは、己の肉体を支える血を永遠に渇望する、強力な生ける屍の怪物である。創造主であるナガーシュの名の下に、アンデッドのしもべや恐ろしいモンスターの軍団を指揮し、シャイシュの主たちは〈定命の諸領域〉を征服し、奴隷を従わせるためにあらゆる手段を用いる。



画像出典:ウォーハンマーAoS「バトルトーム:ソウルブライト・グレイヴロード 第2版」(battletome:Soulblight Gravelords)表紙イラストより



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破壊の陣営


【概要】
獣の領域〈ガウル〉に住まう軍勢。他の軍勢と異なり、目の前のものをただ破壊するという単純な破壊衝動に支配された種族で構成されている。
まるで自然災害のごとく、〈定命の諸領域〉に押し寄せる破壊の軍勢は、ほんのささいなことをきっかけに戦いに突入する。
緑色の肌を持つオールクやグロットの大軍や、放浪を繰り返す野蛮なオゴールの部族、そしてガルガントのような巨大な恐獣が、本能のまま暴力を求め、すべてに破壊をもたらす。


画像出典:ウォーハンマーAoS「バトルトーム:アイアンジョウズ 第2版」(battletome: Ironjawz)P6,P7 イラストより



グリーンスキン

【概要】
緑の肌を持った亜人族のことを指す。FBの「オーク」族にそっくりな「オールク」族、FBの「ゴブリン」族に似た「グロット」族、FBの「トロール」族に類似した「トロゴス」族に相当する。
シグマー神が獣の領域〈ガウル〉を見つける前から住んでおり、FBのグリーンスキンとは別物と考えた方がいい。



オールク・ウォークラン
以下の「アイアンジョウ」、「ボーンスプリッター」、「クルールボゥイ」の連合軍のことを指し、〈定命の諸領域〉に〈いくさだァァァア!〉と叫んで破壊の限りを尽くす。


「アイアンジョウ」

【概要】
オールク族の中で最もたくましく、気性の激しい最大部族の「アイアンジョウ」は、「力こそ正義」という考え方を体現している。
驚異的な筋力と、野蛮なずる賢さを駆使して敵を戦いに引き出し、重装鎧をまとった緑色の筋肉と鈍色の武器で敵を押しつぶす。
ガチガチの筋肉とギザギザの金属の雪崩のごとく、アイアンジョウズはその敵を蹂躙する。彼らはオールクの中で最も体が大きく野卑である。
戦いはアイアンジョウズの全てであり、彼らは指揮官のワァーグ!の喊声に合わせてその敵へと殺到する。
シャーダルンの失われた帝国、600の王国がひしめいていた荒野、ヴィスの折れた尖塔、これらは全てアイアンジョウズの大暴れの痕跡である。渾沌の時代、彼らはありとあらゆるものと戦い続け、勝利するたびに強大になった。
そしてシグマーの聖戦が始まる臭いを感じ取った双頭のオルクの神ゴルカモルカは“ゴルクの拳”ゴルドラックを使わしグレート・ワァーグ!の大行進を命じた。


アイアンジョウのアーミーは、精鋭兵と強力な魔法、頑強なモンスターを組み合わせ、特に激しい近接戦で敵を切り裂くことを得意とする。



画像出典:ウォーハンマーAoS「バトルトーム:アイアンジョウズ 第2版」(battletome: Ironjawz)P5 イラストより


「ボーンスプリッター」

【概要】
「ボーンスプリッター」は、「オールク」族の中でも特に原始的でムカシ感あふれる部族として知られている。
アイアンジョウたちが重武装をして戦場に臨むのに対して、ボーンスプリッターたちは腰布に戦化粧、骨と石でできた武器だけで戦いに挑む。
彼らの最大の力は、「ゴルカモルカ」神への信仰心だ。彼らの神は、鎧さえ通用しない攻撃から守ってくれる。
戦いとなると熱狂したように敵によりたかり、力強く打ち付ける。そして魔力のこもる戦化粧のおかげで、以外なほど打たれ強い。



画像出典:ウォーハンマーAoS「バトルトーム:ボーンスプリッター 第2版」(battletome: Bonesplitterz)P5 イラストより


「クルールボゥイ」
【概要】
忘れ去られた神、“文明に滅びをもたらすもの”「グラグノス」の到来に勇気づけられ、先祖由来の住処であった沼地を超えて勢力を広げようと狙っているクルールボゥイは、凶暴で狡猾なオールク族の一種である。一般的なオールク族よりも背も高く、狡猾な知性を持っている。
敵を思いつく限りの最も卑劣極まりないやり方で打ち倒すことを至上の楽しみとしている。


「グルームスパイト・ギッツ」

【概要】
FBの「ゴブリン」族に似た種族の「グロット」族の軍勢。各「オールク」族、「オゴール」族などの部族に散らばって寄生しながら生きている。要は下っ端。
しかし、グロットは単体では脆弱で臆病だが、集団になった時の危険さは、大型のグリーンスキンとも劣らない。
キノコ魔法を操るムーンクランや、恐ろしい巨大蜘蛛を乗りこなすスパイダーファング・グロットに、残忍で打たれ強いトロゴス等の強大な力を引き連れて戦う。
グロットは決して見くびってはならない軍勢だ。



画像出典:ウォーハンマーAoS「バトルトーム:グルームスパイト・ギッツ 第2版」(battletome: Gloomspite Gitz)表紙イラストより





オゴール族

人間を数倍に膨れ上がらせたような巨体を持つFBの「オーガ」に類似した種族。
オールク族と共に戦いに参加することもある。


「ビーストクロウ・レイダーズ」

【概要】
ビーストクロウ・レイダーは巨大なウォービーストを乗って戦いに挑む、放浪のオゴール略奪部族。
彼らは旅をしながら略奪を働く遊牧民で、彼らが行くところには「エヴァーウィンター」と呼ばれる「ゴルカモルカ」神の呪われし吹雪が常に追ってくる。
そのため、エヴァーウィンターから逃れるために常に移動しながら生活と略奪を行う部族となった。
呪われし吹雪は常に向かい風となる要素ではなく、時には味方を強化したり敵を弱体化させたりと追い風になることもある。


彼らの軍団は巨大なモンスターの騎馬隊で構成される精鋭軍であり、鋭い感覚、狡猾な戦術そして猛烈なる機動力を振るって獲物をしとめる。
ビーストレイダーの戦士は半ダースのオルクや自由同盟剣士を相手取ってなお圧倒できる。
アルフロスタンの呼ばれる彼らの部族はフロストロードと呼ばれる強大なオゴールによって導かれ、牙と毛皮に包まれた野獣ストーンホーンとサンダータスク、モーンファングにまたがって行軍する。
そして、呪われしエヴァーウィンターの吹雪を利用した情け容赦ない吹雪で敵を圧倒する。



画像出典:ウォーハンマーAoS「バトルトーム:ビーストクロウ・レイダーズ 第2版」(battletome: Beastclaw Raiders)P5 イラストより


「ガットバスター」

【概要】
キャラバン隊を率いる放浪のオゴール部族。食と闘争に異様な執着を見せ、食料を求めてガウルを旅するAoS界のフードファイター
戦闘時には巨大な棍棒で敵を打ち付け、戦っている最中からすでに敵の肉の柔らかさを調整している。
彼らの隊と同行するファイアベリーたちは、破壊の炎を崇拝する司祭だ。後方には、巨体のエールガズラー・ガルガントが続く。
小さな仲間たちについていけば殺戮と肉のごちそうにありつけることを知っているのだ。



画像出典: Warhammer Community Webサイト「Faction Focus: Gutbusters」の記事(2018/06/07)より。



その他の種族

「サン・オヴ・べへマット」

【概要】
サン・オヴ・べへマットの巨人たちは、ドラゴンを絞め殺し、城の防壁を打ち壊し、樹齢を重ねた樫の巨木を地面から引き抜くことができるほどの膂力を備えている。部族として攻め来るこの者たちを止めることは不可能で、この巨人たちは敵の歩兵を容易に踏み潰し、敵対する怪物を殴打して死に至らしめる。
この者らの支配に抗う者は、巨石の投擲を浴び、それから、ガルガントらの猛突撃を受けることになるだろう。ガルガントは、野蛮なる力と知性なき暴虐さをもって勝利を収めると、巨体を震わせて雄叫びをあげる。



画像出典:ウォーハンマーAoS「バトルトーム:サン・オヴ・べへマット 第2版」(battletome:Sons of Behemat)P6,P7 イラストより



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書籍

ウォーハンマーAoSは多くの関連書籍もリリースされている。月間の専門誌から小説、TRPGのゲームブックから解説書など様々。
今回は日本語で読めるおすすめの書籍を紹介しよう。


・ホビージャパン エクストラ 2018 Spring
模型ファンにはお馴染みの雑誌「ホビージャパン」の「ウォーハンマーシリーズ」特集ムック。
ウォーハンマーシリーズの概要からミニチュアゲームの紹介、世界観の解説、ミニチュアモデルの作り方まで初心者プレイヤーにお勧めの一冊。
付録として「ストームキャスト・エターナル リベレイター」のミニチュアも付いてくる。


・アズィルの門
シリーズ初のウォーハンマーAoSノベルの邦訳第一弾。天空の領域〈アズィル〉と焔の領域〈アキュシー〉を繋ぐレルムゲート(境界門)をめぐる戦いを描く。
ゲームズワークショップの出版部門である「ブラックライブラリ」から出ている英語版の小説「原題:The Gates of Azyr」を元に完全日本語化されている。
ウォーハンマーAoSを物語として楽しむのにうってつけな一冊。



デジタルゲーム

本作はファンタジー作品としても人気が高く、デジタルゲームも多くリリースされている。原作ファンはもちろんのこと、
ミニチュアゲームに手を出すのが難しいライトユーザーでも十分に楽しめるようになっている。
今回はその中でも日本語で遊べるお勧めのデジタルゲームを紹介しよう。


・Warhammer Age of Sigmar: Realm War
MOBAとPvPの対戦カードバトルを本格的に融合した対戦アクション+ストラテジー。試合時間三分間にお互いの陣地にある「拠点」と「ジェネラル」を破壊するかより多くダメージを与えた側が勝利する。
カードゲーム要素としては試合中は時間経過でエネルギーがたまり、コストを支払えば手札からキャラを使用できるようになる。
召喚されたキャラはMOBAのように上・中・下と大体3つのレーンを移動することができ、キャラは、AIに従い自動で行動する。


デッキの構成だけでなく、リアルタイムな指示も重要となっており、カードゲーム要素とアクション要素が見事に融合している。
「Warhammer 40,000: Freeblade」を手掛けたスタジオ「PixelToys」が制作しており、完成度も高い。


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用語

「あ行」

「アーミー」
プレイヤーが指揮する軍団の事。数あるアーミーの中から一つを選んでユニットを編成する。


「合わせ目消し」
ミニチュアのパーツ同士を合わせた部分に出る分割線を削る作成テクニック。
プラモデルの作成を行う上では一般的なテクニックの一つだが、国内産のプラモデルに比べてウォーハンマーシリーズのミニチュアは合わせ目が出ている場合が特に多い。
特に小さなミニチュアモデルは少しの合わせ目でも目立ちやすいので、見つけたらデザインナイフでそぎ落としていこう。


「ウーンズ(【傷】)」
ユニットのHPの事。
日本語ルールブックでは【傷】と呼ばれる。HPは1~20以上と幅広く、これが無くなるとユニットが死亡する。
ウーンズの多い巨大メカや巨大生物を使う時はウーンズトラッカー(ダメージを数えるサプライ)やウーンズダイス(10面ダイス)があると便利。


「エラッタ」
正誤表のことを指す。
カードゲームやミニチュアゲームなどのアナログゲームにおいてゲームバランスの修正を行う際に、
エラッタを参照することがある。本作のエラッタは公式サイトから参照できる。



「か行」

「キャラクター」
ミニチュアのユニットの中でも特定の名前がついてるユニットの事。
スペシャルキャラクター(スぺキャラ)とも呼ばれる。
ストーリー内での重要人物がキャラクターとして扱われる場合が多い。
一般兵に紛れないように派手な格好してる。


「コスト」
ユニット毎のコスト。ルールによって指定されたコスト以内でアーミーのユニットを編成する。
パワーとポイントの2種類あり、遊ぶルールで変化する。
最大値は対戦相手と相談して決めたり、大会で指定されているので必ず確認すること。


「コンバーション」
ミニチュアを改造する事。説明書通りに組むと同じポーズのミニチュアが多くなりやすいので、
各兵士に個性を出す為にビッツを使って改造したりする。


他にもリリースされていないミニチュアを自作で改造したり、一からスクラッチでミニチュアを作りだしたり、
好みの形にミニチュアを改造するなど、コンバージョンの種類は多種多彩。



「さ行」

「サプリメント」
追加ルールの書いてある書籍のこと。
コデックス化されていないアーミーのルールや、特殊なルールのゲーム等が書かれている。


「シタデルカラー」
同社ゲームズワークショップが製造、販売を行っている水性アクリル塗料のこと。
フランスの画材メーカーと共同で開発。7種のカテゴリに分けられており、全145種類のカラーが存在する。
匂いが無く、水で薄めなくても濡れるので、筆塗りに適した高性能塗料。
価格は国内の塗料に比べれば高めだが、一つ購入しておくと筆塗りで使うなら無くなりにくい。
ウォーハンマーシリーズや同社の製品もシタデルカラーを元にしてカラーチャートのシステムが作成されている。


エアブラシで使用する際には通常とは違った工夫が必要なので、筆塗りでの使用を推奨。


「縦深(じゅうしん)」
縦深移動の略。敵地などに突然移動出来る能力のこと。
ユニット毎に持っている場合があり、ルールに従ってミニチュアを戦場に配置出来る。
ルールの名前は色々あるが、基本的に効果は同じ。


「趣味人」
ウォーハンマープレイヤーのことを指す。本作や別シリーズのウォーハンマー40000(40K)問わずに呼ばれている。


「(数字)+」
数値以上という意味。例えば3+なら3以上、6+なら6以上という意味で使われる。
攻撃が当たったか判定したり、超能力が成功するか判定するなど幅広い判定用途で使用される。


「スペシャルセーブ」
装甲に頼らない防御力の事。バリアやサイキック、盾等が該当する。
通常のセーブ値は武器の貫通力の影響を受けて減るが、スペシャルセーブは変わらない。
オプション等で追加出来るならしておいた方が良い。


「セーブ」
ユニットの持つ防御力の事。(数字)+で表記される。
間違えやすいが、低い程防御力が高い。(セーブ2+の場合2以上出せば防御成功)



「た行」

「D6」
6面ダイス1個の意味。2個の場合は2D6、3個の場合は3D6。
出た数字をそのまま使用する。


「D3」
6面ダイスの数値の半分を使うという意味。
1,2が出た場合は1として、3,4が出た場合は2として、5,6が出た場合は3として使う。


「テレイン」
障害物として利用する建物や地形。公式から出てるモデルもあるが、机に置ける障害物なら何でも良い。
ジオラマ作成や飾るだけでなく、テレインによってはミニチュアゲーム上で追加効果があるので、
ゲームを盛り上げる障害物としての使い方もできる。



「な行」



「は行」

「バトルレポート」
ウォーハンマーにおいてのミニチュアゲームの試合状況を記録した文章のこと。「バトレポ」とも呼ばれる。
書く際の細かな規則はないが、最低限でも互いのロスターを記載し、各ターンごとに起こった出来事を書いておくとわかりやすい。
バトレポを書くのが慣れてこれれば試合状況を基にして、自分のオリジナルシナリオを考えて記載するロールプレイ的な遊び方もできる。


「ビッツ(bits)」
ミニチュアモデルの余剰パーツのこと。ミニチュアモデルには換装用の余剰パーツが用意され、
ミニチュアゲーム中でも装備した武装によってパーツを組み替える必要がある。
無くしてしまっては致命的にまずいので、必ず付属元のミニチュアモデルと一緒に補管しよう。


「フォージワールド(ForgeWorld)」
公式のレジン製ガレージキットを販売しているサイト。ガンプラでいう「B-CLUB」のような立ち位置。
本作の設定上では存在するが、なかなか一般的なモデルとしてリリースしにくいレアなモデルをリリースしてくれる。
ミニチュアモデルの拡張パーツや巨大ミニチュアモデル等、
本作を深く知るファンには堪らない数々のモデルが購入できる。


ただし、通常のミニチュアモデルと比べて以下のデメリットがあるのでモデルを作り慣れた上級者向けにしかお勧めできない。

  • 生産数が少なく、値段も高め。
  • 金額も円表記ではなくポンド(£)表記。
  • 一度売り切れたら次はいつ買えるかわからない。
  • 商品によっては日本に発送できない場合がある。
  • モデルの出来が安定していなかったり、欠品している場合もある。

これらのデメリットをクリアできるのであればより自分のアーミーを増強出来たり、
珍しいモデルを手に入れることができるだろう。


「プライマー」
ミニチュアに吹きかける下地剤の事。専用のシタデルアンダーコートスプレーに最初から配合されている。


「ブラックライブラリー(BlackLibrary)」
ウォーハンマーシリーズを商品展開しているゲームズワークショップの出版部門のこと。
本作や別シリーズのウォーハンマー40k等の小説やドラマCD、コミックを製作している。公式サイトではWebでブラックライブラリの作品を購入、閲覧が可能。
内容は残念ながらすべて英語。英語が読めたり、リスニングができるならウォーハンマーシリーズをより深く楽しめること間違いなし。


「フルペイントアーミー」
ミニチュアゲームに参加するミニチュアモデルがすべて塗装されている状態のアーミーのこと。
初心者がまず目指す一つの課題としてよくあげられる。
基本的にはモデルが組み立てられている状態ならミニチュアゲームに参加可能だが、
大会によってはフルペイントアーミーでのみ参加可能な条件もあるので参加事項をよく確認すること。



「ま行」

「マグネタイズ」
ミニチュアモデルに磁石を仕込む改造の事。
ビッツなどのパーツ交換を容易にしたり、持ち運び用に分解しやすくする為に改造する。
ミニチュアサイズの物にネオジム磁石を仕込んでも磁力が足りない場合があるので、両面に仕込むと外れにくい。



「や行」



「ら行」

「ロスター」
プレイヤーによるアーミーのユニット編成表。
ユニットのオプションや種類、数などを指定のコストに収まるようユニット編成した表のことを指す。
ゲームをする際にあらかじめロスターを編成しておき、それに合うようにミニチュアを用意する。
大会などでは相手と自分の作ったロスターを交換しておくとゲームがスムーズに行いやすい。


以下のツールを使えばユニットのロスターを簡単に作ることができる。(英語)


BattleScribe
こちらはPCとスマホ向けのアプリが用意されている。慣れたらこちらを使うといいだろう。



「わ行」



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  • FBの勢力は分かりやすかったけど、今は微妙に種族名が変えられてて、派閥も細かいから、覚えにくいな -- 名無しさん (2019-05-20 09:31:57)
  • 先日始めたばっかりの趣味人だけど、項目があって驚き。 -- 名無しさん (2019-12-17 02:32:56)
  • ↑あと、ストアでは常時ペイント体験とかやってるから、興味のある人はぜひ行ってみてほしい。 -- 名無しさん (2019-12-17 02:34:19)
  • この世界線でも秩序以外の異なる陣営同士…混沌の陣営VS死の陣営・死の陣営VS破壊の陣営・破壊の陣営VS混沌の陣営間での戦争も勃発しているのだろうか? -- 名無しさん (2020-11-30 21:16:55)
  • いつもどおりやで<ナガシュは巨大な陰謀を企ててスケイブンに完遂を阻止されたりする -- 名無しさん (2020-12-14 23:16:57)
  • シグマーのとききたれり! って始まったのに毎回シグマーのやらかしみたいな話なのは正直可哀想、しかもハイエルフとかほど新ユニットこねえし -- 名無しさん (2021-07-10 00:20:57)
  • オールドワールド滅んじゃったのか・・・好きな世界だったので悲しい。まあでも混沌には勝てんよね・・・ -- 名無しさん (2021-08-04 12:28:46)
  • こっちのオールク族も胞子を媒介に繁殖するのだろうか? -- 名無しさん (2022-05-07 12:52:02)
  • 40kの方は色々あれど全盛期過ぎて(ティラニッドと緑以外)どの勢力も衰退を押し止めるだけだけどこっちの世界は希望はあるのかしら -- 名無しさん (2023-10-06 04:05:24)
  • ストームキャスト・エターナルはスペースマリーンがモチーフ(元より優れた戦士の素質を示した者が、ヒトの域を超えた力を授けられ超人兵士に生まれ変わった軍団)というのは納得だけれど、「死してなお神王の恩恵により蘇ることが可能だが、死によってすら終わることのない戦いを強いられ続け、戦いを重ねるごとに本来の人間性を喪失していく恐ろしい代償を伴う」ってどっちかというとドレッドノート枠じゃない……? -- 名無しさん (2023-10-29 10:22:40)
  • ↑ 塗りやすい起伏の少ない鎧、財布に優しい少数精鋭、そのゲームの顔役、というメタ視点も含めると、やっぱりスペーンマリーン枠になるかと。 -- 名無しさん (2023-10-30 08:33:13)

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