登録日:2011/08/29 (月) 14:24:39
更新日:2023/08/10 Thu 14:28:53NEW!
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遊戯王 遊戯王ocg 星8 光属性 天使族 闇属性 悪魔族 儀式 儀式モンスター 破滅 女神 王 デミス 忘却 ふつくしい 銀髪 嫁カード ルイン 終焉 衰退 無様カワイイ 王>>>女神 pixivイラストは必見多し ルイン様マジ不様 ドジッ娘女神 ルイソス デミスドーザー ルインは不遇←ファンアートは優遇
かの有名な「三幻魔」と時を同じくして、SHADOW OF INFINITYに登場した1枚の儀式魔法を共有するという当時はとしては個性的な性質を持つ2体の儀式モンスター。
恐らく元ネタは同じ雰囲気のイカれたカードの1対、「開闢の使者」&「終焉の使者」。
一見つながりの見えない2つのカードが1枚の儀式魔法を共有しているのはこのためと思われる。
元ネタの方は強力な性能に釣り合わない緩すぎる召喚条件故に遊戯王を終焉に導いた。
それに対して儀式のデメリットの付与&再デザインによってバランス調整がされつつも、元ネタを連想できるイカれた効果をもつ。
さらに儀式魔法を共有することで事故を防止しつつ状況によって使い分けることができてまさに一石二鳥!
の筈なのだが、それが…
破滅の女神ルイン
☆8/光属性/天使族/ATK 2300/DEF 2000
「エンド・オブ・ザ・ワールド」により降臨。このカードの攻撃によって相手モンスターを破壊した場合、もう1度だけ続けて攻撃する事ができる。
アレ…?
ハッキリ言って弱い。戦闘破壊を介さなければ効果は発動出来ず、肝心のステータスが帝ラインに届かない。そのくせ高いレベルが災いして儀式モンスターの汎用サポート「儀式の準備」の対象外。
しかもこの追加攻撃の効果発動を宣言した場合、相手フィールドの状況に関わらず必ず攻撃しなければならない。(ルインだけに限った話ではないが…)
つまりルインによってモンスターを破壊し、ルインの効果発動でさぁダイレクトアタックだ!という時に、ルインよりも攻撃力の高いモンスターが「リビングデットの呼び声」などで突如復活した場合、相手がいかなるモンスターであろうとも攻撃を行わなければならないのである。
オイオイ…。
そもそも「不意打ち又佐」や「重装武者-ベン・ケイ」等の下級の連続攻撃効果モンスターあたりに装備魔法を付ければ、わざわざ儀式なんて面倒で事故のリスクが大きくアド損が多いことをしないでも簡単に同等の連撃モンスターが作れてしまう。
しかも、あちらは戦闘破壊を介する必要が無く、カード単体でもある程度は機能するため、単純に比較すれば上位互換とさえ言える。
普通のデッキでは使用率は低いが、装備魔法デッキや「追い剥ぎゴブリン」等を活かすデッキならば採用されることもある。
こんな様では一見さんに「これ、元ネタは開闢の使者なんだぜ...?」と言っても信じる人はまずいないだろう。
追い討ちを掛けるように2011年9月を以て、あらゆる面で上を行くその「カオス・ソルジャー -開闢の使者-」が釈放(禁止解除)された。やめたげてよぉ!
儀式というリスクに全く見合わなすぎる効果なためガチ環境で彼女を見る機会など無いだろう…。
せめて元ネタだと強すぎるから弱体化が必要と判断したにしても2400を越える攻撃力&カオス・ソーサラーのような劣化除外効果ぐらいください...。
破滅(笑)の女神がこんな様ならどうせ相方も似たようなモンだろう…。
終焉の王デミス
☆8/闇属性/悪魔族/ATK 2400/DEF 2000
「エンド・オブ・ザ・ワールド」により降臨。2000ライフポイントを払う事で、このカード以外のフィールド上のカードを全て破壊する。
何が何だかわからない…
「終焉」の名に値する驚異のリセット効果。まさに廉価版「終焉の使者」と言うべき破壊効果。
ライフコストが2000とやや高いのはネックだが、この手の効果でありがちな自身も巻き込むこともなく、バトルフェイズ放棄の類もないためそのまま攻撃力2400のダイレクトアタック+αだってできるため、大抵の場合においてほぼライフコストと儀式のリスクに見合うリターンが返ってくる。
地味に何故かルイン様より100高い攻撃力もポイント、なぜこっちを高くしたKONAMI!!
効果使えば戦闘破壊する相手などいなくなるデミスより、ルイン様の方が切実だろうが!
戦闘破壊のトリガーを満たす為の100の壁に泣いたルイン様を嘲笑うかのようなスペックである。
ちなみにデミスは、この掃討効果を利用して大型モンスターの攻撃を確実に通す「デミスガイア」や「デミスドーザー」と言ったデッキタイプを作っていった。
長文になるので詳述は避けるが、どちらものタイプも決まれば5000クラスのダメージを出す破格の攻撃性能から一時は環境にも進出。
当時の冷遇極まる儀式使い達の希望にまでなった。
時には悪名高きDDBと組んで環境を荒らしまくった時期もあった程である。
それに比べて戦闘破壊してようやく、喜び勇んで2300の追加攻撃を行うルイン様マジ不憫。
こんな性能じゃアド奪取性能はおろか、戦闘ダメージ量ですらデミスの前にはまず勝てないだろう...。
一通りルイン様のステータス・効果を比較検証して、「無様カワイさ」が伝わったなら幸いである。
さて、アンチ項目ではないので、利点を挙げていくと
1. カワイイ
正直、これが最たる利点にして唯一の理由。銀髪ロングでサラツヤストレートな御髪。攻撃力相応の控え目な胸。
なのに見下す視線はドSのそれ。上級に押し負ける最上級なのにSっぽいルイン様 素敵です。
またはその不遇さ故「ヘタレ女神」や「ドジッ娘女神」等のギャップ萌えイメージを捉える者もいる。
2. オネスト対応(光属性である)
相方は闇属性なので、差別化としても重要な要素。相手のエースに攻撃してオネストを使えば、自身の効果で行う連撃を最大に活かせて1キルだって不可能じゃない!
…筈が、上述の通り最近出獄したカオスのせいでこの戦法は単なる劣化になってしまった…。しかし、オネストが使えなくなった訳では無いのでまだ必須カードである。
3. 儀式魔人
墓地に存在すれば儀式のコストとなれる上、儀式モンスターに効果を付与できる。
邪魔になるばかりだった高いレベルを利用し、儀式魔人プレサイダー(☆4)・リリーサー(☆3)・ディザーズ(☆1)の3体を使えば
ひとつ、罠の効果を受けず!
ふたつ、相手の特殊召喚を封じ!
みっつ、戦闘破壊する度にドロー出来る!
そして、その形はギリシアの彫刻のように美しさを(以下略)
と、かなり強力なモンスターとなる。
しかし、やはりステータスは低い。相手は特殊召喚出来ないとは言え、オネスト・強者の苦痛などで攻撃力の補強が必要であろう。
更に、リリーサーは禁止カードとなってしまったので特殊召喚封じが出来なくなってしまったのにも注意したい。一応リリーサーと同じ☆3のデモリッシャーでの付与効果を使えば相手の効果対象にならなくなるので単体の場持ち性能自体は良くなる。
なお、この儀式魔人を採用するなら、優秀な儀式サポートの「マンジュ・ゴッド」と合わせて「カオス・ソルジャー -開闢の使者-」が呼べる。
4. テーマ性
いつの時代も、「使えない」と言われるカードは多く存在した。しかし、愛情を持って40枚を考えれば活かす道は必ず存在する。
ルイン様も相方と比較され、ステータスも相まって「使えない」呼ばわりされていたが、それだけに使いこなせば愛着も湧こうと言うもの。
「エフェクト・ヴェーラー」と「強者の苦痛」の力を借りればデミスにだって勝てる!
エフェクト・ヴェーラーと儀式魔人を併用すれば、同じく不遇で何かと被ってるカオス・ゴッデス様も出せる!
「不遇」をデッキテーマとした構築すら不可能ではない。
5. 天使族
美しい見かけからもわかる通り彼女は天使族である。
ルイン様と同じく天使であり、かつ儀式であるカードにはあるチートカードが存在する。そう神光の宣告者だ。
彼の説明は省くとし、想像して頂きたい。彼の鉄壁の守りの影からちまちまと相手を殴るルイン様。
うん、カワイイ!
神光が突破出来ない相手を蹂躙するルイン様。
美しい!
決して宣告者が強いだけじゃねとか宣告者だけでいいとか言ってはいけない。
とか言ってたらこんなん来ましたケド。
2018年4月発売のパックにてま さ か の カ テ ゴ リ 化 。
ここに来て謎の大プッシュである。
それに伴い以下のリメイクと新規カードが追加された。
- 破滅の美神ルイン
星10/光属性/天使族/ATK2900/DEF3000
「エンドレス・オブ・ザ・ワールド」により降臨。
①:このカードのカード名は手札・フィールドに存在する限り「破滅の女神ルイン」として扱う。
②:儀式召喚したこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分フィールドの儀式モンスターは効果では破壊されない。
③:儀式モンスターのみを使用して儀式召喚したこのカードは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃できる。
④:このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した場合に発動できる。そのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。
①は覇王デミス共々手札・フィールドにおいてはリメイク前と同名として扱う効果。
これによりお払い箱になるとされたポンコツ女神のルインとは儀式の下準備や下記の魔法カードに対応しない差別化が図られた。
リメイク・新規デミス・ルインはいずれも同じ①の効果を持っているため以下では①の説明は省略
②は効果破壊耐性のみではあるがリメイク前ではデミスとはいろんな意味で相性が悪かったが、この効果によりデミスの効果では破壊されず、
またデミスが持っていない効果破壊耐性を付与できるためともに採用することも十分検討できる。が④の効果を考えるとやっぱり微妙に相性が悪い
③はルイン共通の2回攻撃であるが条件が儀式モンスターを使った場合の2回攻撃、後述の魔神儀を使った
儀式召喚のほうがメリットが大きいためこの効果を付与する機会はあまり多くはない。
④は2900と打点も上がっており、③の効果で更に相手にダメージを与えることもでき、光属性のままなのでダメステいいっすか?も対応しているため場合によってはワンキルも狙える。
なお③、④の効果は超戦士カオスソルジャーと似ており元々開闢の使者禁止後に調整されたように出た
ルインにとってはリメイクカードの効果が似たようなものになるという奇妙な関係がある。
元からすればかなり強化され、儀式モンスターであれば誰にでも効果破壊耐性を付与でき、ステータスも向上し魔神儀の存在もあって他の儀式デッキでも採用する枠があれば出張することも可能。
収録パックでは遊戯王OCG20th記念として新たに20thシークレットが追加*1されたがその封入率の低さからこの20thシークレットの価格は高騰しており、元々国内流通数が少ないアジア版に至っては日本語版の3倍以上で取引されている。
- 破滅の天使ルイン
星4/光属性/天使族/ATK1700/DEF1000
「エンドレス・オブ・ザ・ワールド」により降臨。
①:このカードのカード名は手札・フィールドに存在する限り「破滅の女神ルイン」として扱う。
②:このカードが儀式召喚に成功した場合に発動する。このターン、このカードは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃できる。
③:このカードが墓地へ送られた場合、自分フィールドの儀式モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターが自分フィールドに表側表示で存在する限り、自分の儀式モンスターの攻撃宣言時に相手はカードの効果を発動できない。
②はルイン共通の効果で2回攻撃できるが条件が儀式召喚に成功したターンのみ2回攻撃っであり攻撃力も高くないため
このカードを態々儀式召喚する意義は薄い。
③は墓地に送られた場合で元の場所は指定されていないためおろかな埋葬などでデッキから落とすことで効果の付与は可能。
前述の美神ルインによるオネストを使えばSNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニングのように一方的に
殴り倒し後続を出せなくすることもできるため場合によっては化ける。
- 終焉の覇王デミス
星10/闇属性/悪魔族/ATK3000/DEF3000
「エンドレス・オブ・ザ・ワールド」により降臨。
①:このカードのカード名は手札・フィールドに存在する限り「終焉の王デミス」として扱う。
②:儀式召喚したこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分の儀式モンスターは戦闘では破壊されない。
③:儀式モンスターのみを使用して儀式召喚したこのカードの効果を発動するために払うLPは必要なくなる。
④:1ターンに1度、2000LPを払って発動できる。フィールドの他のカードを全て破壊し、破壊した相手フィールドのカードの数×200ダメージを相手に与える。
②は美神ルインと異なり戦闘破壊耐性、美神と並べば破壊に対してめっぽう強くなるがあくまで破壊に対する耐性に留まり、
バウンスや破壊しない除去には無力なので過信は禁物。
③は④の効果を使うためのLP消費をなくす効果ではあるが労力の割には微妙であり、そもそもコストもさほど重くないので効果を生かす機会は少ない。
④は王のデミスが持ってた効果に相手フィールドで破壊した枚数分×200ダメージが追加。
全体的にはレベルが増加した分ステータスを含め強化されているのだが、色々強化されたルインに比べると出張する恩恵なども薄いため相場もルインに比べると低い。あとイラストアドの差
- 終焉の悪魔デミス
星4/闇属性/悪魔族/1800/1000
「エンドレス・オブ・ザ・ワールド」により降臨。
①:このカードのカード名は手札・フィールドに存在する限り「終焉の王デミス」として扱う。
②:このカードが儀式召喚に成功した場合に発動する。フィールドの表側表示モンスター1体を選んで破壊する。
③:このカードが墓地へ送られた場合、自分フィールドの儀式モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターが自分フィールドに表側表示で存在する限り、自分の儀式モンスターの効果の発動に対して相手はカードの効果を発動できない。
②の効果は対象にとらない効果であるため強力な除去効果であるが強制効果であるため場合によっては
自分のモンスターを破壊する可能性がある。
③は覇王デミスの効果を不発にさせないための効果なのだろうが、儀式モンスターならば誰でも付与でき効果発動の妨害を
受けないため場合によっては非常に厄介な効果になりうる。
- エンドレス・オブ・ザ・ワールド
儀式魔法
「破滅の女神ルイン」「終焉の王デミス」の降臨に必要。
①:レベルの合計が儀式召喚するモンスターのレベル以上になるように、自分フィールドのモンスターをリリースし、手札から「破滅の女神ルイン」または「終焉の王デミス」を儀式召喚する。
②:墓地のこのカードをデッキに戻して発動できる。デッキから「エンド・オブ・ザ・ワールド」1枚を手札に加える。その後、自分の墓地から「破滅の女神ルイン」または「終焉の王デミス」1枚を選んで手札に加える事ができる。この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。
①はエンド・オブ・ザ・ワールドとは異なりレベル以上で儀式召喚できるが手札を素材にできず
フィールドのモンスターをリリースしなければならない。
②はデッキからエンド・オブ・ザ・ワールドをサーチ、更に墓地からリメイク前のデミス・ルインを
回収できるが墓地では王・女神以外は全て同名カード扱いにならず、墓地に送られたターンは発動できない。
情報が出た当初は後半の効果は魅力的であったが遅く、前半がただですら手札消費の激しい儀式召喚で
フィールドのみの素材指定であったため微妙とされたが魔神儀の存在により問題視されることはなくなった。
- リバース・オブ・ザ・ワールド
速攻魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):レベルの合計が儀式召喚するモンスターのレベル以上になるように、手札の儀式モンスターをリリースし、手札・デッキから「破滅の女神ルイン」または「終焉の王デミス」を儀式召喚する。
一見すると手札から素材を送ってデッキからルイン&デミスシリーズを儀式召喚ができるため強力に見えるが、デッキでは王・女神以外は同名扱いにならない、
レベル以上で同一にする必要はないためデッキから召喚する場合は事実上王のデミスを召喚するためにしか使えない。
一応レベルが同じでなくても使えるエンド・オブ・ザ・ワールドとも取れるがこのカードは速攻魔法であるため
儀式の準備・下準備でサーチができず、腐ることも十分あるため投入枚数には気を付けたい。
- ブレイク・ザ・ワールド
フィールド魔法
①:1ターンに1度、自分フィールドの儀式モンスター1体を対象として発動できる。手札の儀式モンスター1体をターン終了時まで公開する。その公開した儀式モンスターのレベルはターン終了時まで、対象のモンスターのレベルと同じになる。
②:1ターンに1度、自分フィールドに「破滅の女神ルイン」または「終焉の王デミス」が儀式召喚された場合、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●自分デッキから1枚ドローする。
●フィールドのカード1枚を選んで破壊する。
①は下級儀式モンスターを対象にして覇王・美神を公開することで両者の③の効果を使うことができる。
②はフィールドでは全てのデミス・ルインが同名扱いになるため下級の悪魔・天使を召喚してどちらかの効果を使うことが可能。
儀式召喚は総じて手札消費が激しいため1枚ドローの恩恵は他のカードに比べて非常に大きい。
もう一つも対象にとらない破壊で悪魔で破壊できない魔法・罠も対象にできるため差別化されている。
- リターン・オブ・ザ・ワールド
永続罠
このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
①:このカードの発動時の効果処理として、デッキから儀式モンスター1体を除外する。
②:このカードを墓地へ送り、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●儀式召喚するモンスターのレベル以上になるように、自分の手札・フィールドのモンスター1体をリリース、またはリリースの代わりに自分の墓地の儀式モンスター1体をデッキに戻し、このカードの①の効果で除外したモンスターを儀式召喚する。
●このカードの効果で除外したモンスターを手札に加える。
一応選択式になっているが効果処理と②の効果のために①を使って除外しなければならない。
②はこのカードを墓地に送り選択して発動するが、どちらも①の効果で除外した儀式モンスターを召喚する。
一つは手札かフィールドのモンスターをリリース、もしくは墓地の儀式モンスターをデッキに戻すことで儀式召喚を行う。
前者は儀式召喚と変わらないが、後者は消費の激しい儀式召喚では最低3枚は必要となる儀式で事実2枚で儀式召喚。
特に後者はレベル指定もないため儀式モンスターをデッキに戻すだけでいいのでメリットは大きい。
もう一つの効果は手札に加えられるがこのカードが罠であることを考えるとサーチのために相手ターンを跨ぐ危険性と、
加えたとしても儀式召喚手札消費を考えるとあまり使う機会がない。
一応除外経由なため灰流うららなどの効果範囲から逃れられるメリットもある。
上記以外にも同じ収録パックでは上記の説明で何度も触れた魔神儀が追加された。
- 魔神儀-キャンドール
星4/光属性/炎族/攻 0/守 0
このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
①:手札の儀式魔法カード1枚を相手に見せて発動できる。「魔神儀-キャンドール」以外のデッキの「魔神儀」モンスター1体と手札のこのカードを特殊召喚する。
②:このカードがデッキからの特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから儀式魔法カード1枚を手札に加える。
③:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分はEXデッキからモンスターを特殊召喚できない。
- 魔神儀-タリスマンドラ
星6/闇属性/植物族/攻 0/守 0
このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
①:手札の儀式モンスター1体を相手に見せて発動できる。「魔神儀-タリスマンドラ」以外のデッキの「魔神儀」モンスター1体と手札のこのカードを特殊召喚する。
②:このカードがデッキからの特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから儀式モンスター1体を手札に加える。
③:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分はEXデッキからモンスターを特殊召喚できない。
どちらも①②の効果は一つしか使えないが、どちらかと公開するカードの2枚があれば、デッキから儀式素材を確保しつつ
儀式モンスターか儀式魔法をデッキからサーチ出来て儀式召喚できるとメリットが非常に大きい。
特に儀式の下準備に対応する儀式魔法には指定レベル以上と表記されているものも多いため魔神儀どちらかが来ても
下準備で両方をサーチすることで即儀式召喚につなげることも容易。
③のデメリットはあるが儀式素材として処理すれば問題なく、場合によっては相手に送りつけてEXデッキからの召喚を
妨害する厄介な存在にもなりえる。
合計レベルの関係上デミス・ルイン用として作られたのだろうが属性の関係上カオスソルジャーとの相性も良く、
儀式カオスソルジャーを召喚した後魔神儀2枚を除外することで開闢の使者の素材にもなる。
今後追加があるかは不透明だが他の魔神儀にも期待したいところである。
そして時は流れ、新たに
- 魔神儀-ペンシルベル
- 魔神儀-ブックストーン
の2枚が追加。
①と③の効果は共通だが、②の効果がサーチではなく墓地からのサルベージとなっている。
レベルこそ3と5で、レベル合計が10に届かない組み合わせも出来たものの、以前の2枚と合わせれば大幅に特殊召喚しやすくなっており、初手からかなり安定して展開できるようになった。
- 魔神儀の創造主-クリオルター
同じく、新たに追加された魔神儀の儀式モンスター。
魔神儀においては主に魔神儀特有のデメリットを無効にし、更なる展開をサポートするために採用されるが、ルイン/デミスで重要なのはレベル10の魔神儀儀式モンスターであるという点。
破滅の美神ルイン/終焉の覇王デミスの素材をこの1枚で賄える上に、③の条件も満たす事が出来る。
更に墓地に魔神儀モンスターが揃っていれば、手札コスト1枚でレベル10の素材を用意可能。
また魔神儀の儀式魔法はレベル超過が可能なため、ルイン/デミス系の儀式モンスターも全てこの1枚で召喚可能。
素材となり墓地に行った場合でも、儀式魔法とペンシルベルの存在により魔神儀カード1枚をコストにすればサルベージ可能という手軽さも強み。
1ターンで破滅の美神ルインと終焉の覇王デミスを並べるのも現実的な難易度となった。
設定
遊戯王マスターデュエルにて、彼らがどういった存在なのかが判明した。
ルインおよびデミスは、それぞれある条件を満たした世界に顕現する破壊神とのこと。
どちらも現れてしまえばその時点で世界滅亡は確定。ルインによって世界は破滅するか、デミスによって世界が終焉するかしか残されていないという。
だが、ルインはまだ情のある存在。ルインの顕現する条件は「世界が悪しき力に包まれた時」。
どん詰まりになった文明を一度破滅させた後、砂時計をひっくり返すかの様に世界をリセットするのが彼女の役目。
彼女が世界を見捨てない限り、世界は再生して再び繁栄することを約束されている。
しかし、何度も世界を破壊&再構築しても同じ末路を辿り、「もはやこの世界を救うことは不可能とルインより判断された」時、
もう一つの破壊神たるデミスが降臨。もう二度と世界を再生出来ないように存在そのものを消滅させる。
破滅の後に再生が待つルインとは違い、デミスは文字通り終焉させる。世界に幕を引く文字通りの「おしまい」なのである。
追記・修正はルイン様でデミス野郎を追加攻撃で戦闘破壊してからお願いします。
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▷ コメント欄
- 続けて攻撃"できる"だから、強制効果ではないんじゃ? -- 名無し (2013-12-02 15:26:02)
- ↑発動自体はね。効果発動を宣言したら攻撃しなきゃならんから後出しでリビングデッドとか使われたらアウトって話。 -- 名無しさん (2013-12-02 17:32:10)
- デミスの効果の元ネタはカオスエンペラードラゴンだと思う -- 名無しさん (2014-07-26 12:57:37)
- (自分が)破滅の女神 ルイン -- 名無しさん (2014-11-22 14:01:05)
- かわいい、それだけで価値はあるさ… -- 名無しさん (2015-03-18 01:19:10)
- イラストだけだと男に見える(目つき、肩幅、貧…が理由) -- 名無しさん (2015-10-02 13:25:55)
- あのエロスな腰つきが男のそれに見えるのか君は -- 名無しさん (2016-02-06 01:02:56)
- 腰の白い部分を髪と見間違えると、見えなくもない気がする -- 名無しさん (2016-02-09 18:30:47)
- 佐々木ってどのモンスターのことですか? -- 名無しさん (2016-07-27 14:31:42)
- サイバーエンジェル登場のおかげで併用して使うと優秀なワンキルカードに! ビシュヌ?あっ… -- 名無しさん (2016-09-07 16:19:16)
- ↑2 サモサモキャットベルンベルンで出てくるエラッタて釈放されたシンクロ -- 名無しさん (2016-09-27 14:31:56)
- 連続攻撃効果の強制はガセ。あくまで「もう一度だけ続けて攻撃する権利を付与する」効果であり「もう一度だけ続けて攻撃しなければならない」効果ではない。2回目の攻撃は行っても行わなくても良い。 -- 名無しさん (2016-12-06 06:26:12)
- OCG現役プレイヤーじゃないからアレだけど…ルイン様…ATK2400か2500だったら評価変わってたのだろうか ※2400の場合はデミスと攻撃力逆だった場合という別口も考えてみたいですが… -- 名無しさん (2017-10-20 20:32:36)
- どのみち制圧力やダメージ効率でこれでもまだカオス・MAXに及んでない以上… -- 名無しさん (2018-03-12 17:11:02)
- 胸盛ってるぜこの人 -- 名無しさん (2018-03-12 17:20:36)
- カテゴリって『「○○」カード/モンスター」』表記だから現時点じゃまだカテゴリ化とは言わないんじゃ? -- 名無しさん (2018-03-12 21:11:40)
- ↑遊戯王wikiでは似たような立場のエルフの剣士もカテゴリ扱いされてるしいいんじゃね?か -- 名無しさん (2018-03-12 21:44:26)
- リメイク後は元のデミスとあんま変わってないデミスより、殺害性能に特化したルインの方が良く見える。 -- 名無しさん (2018-04-02 19:09:06)
- ↑2 エルフの剣士は「エルフの剣士」モンスターという効果があるから列記としたカテゴリだぞ。wikiの基準で言えばこっちはカテゴリじゃなくシリーズカード化したというのが正解かな(まぁ話の本筋には支障はないが) -- 名無しさん (2018-04-02 23:30:35)
- ↑つまりダイ・グレファーやゴブ凸のシリーズと同じ括りだな -- 名無しさん (2018-04-02 23:34:10)
- ルインは儀式モンスターで無ければ…となり、デミスは儀式だからこそ丁度良いとなる -- 名無しさん (2018-04-02 23:59:00)
- 儀式は極端に強いカテゴリのせいで新規参入がしづらいからなあ -- 名無しさん (2018-04-03 00:05:17)
- なんか途中までルインのことばっかりでルインの項目を無理矢理名前変えてデミスも突っ込んだみたいな印象を受ける。別でよかったんじゃ -- 名無しさん (2020-06-28 15:42:15)
- ↑元々ルイン単独の項目だった所にルイン(とデミス)のリメイクが出たから追記→項目名変更(デミス関連も増えたから?)な感じだった筈 -- 名無しさん (2020-06-28 16:41:13)
- マスターデュエルのソロモードで令和のデミスドーザーあってクソ笑った -- 名無しさん (2022-01-25 13:42:14)
- あの連撃竜ドラギアスと同じ連続攻撃効果なのに!? -- 名無しさん (2022-02-05 15:35:55)
- 設定ってマスターまで判明してなかったんだ -- 名無しさん (2022-02-09 15:12:28)
- 露出の多いセクシーな衣装だ、と思ってたんだがよく見たら肌の色に近いインナー着てましたね。 -- 名無しさん (2022-06-04 10:31:23)
- 元ネタが「開闢の使者」&「終焉の使者」は無理ありすぎんか? -- 名無しさん (2022-10-11 10:32:32)
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