登録日:2019/03/10 (日) 19:50:39
更新日:2024/04/04 Thu 11:12:35NEW!
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爆球連発!!スーパービーダマン ビーダマン スーパービーダマン 今賀俊 いじめっ子 リア充 精神崩壊 涙腺崩壊 トラウマ ライバルキャラ 白髪 骨折 優希比呂 闇堕ち
おろかな男さ。このぼくと張りあうつもりらしい。
伊集院圧政(いじゅういん あつまさ)とは、今賀俊の漫画『爆球連発!!スーパービーダマン』(以下『スパビー』)の登場人物である。
アニメ版の担当声優は優希比呂。
【概要】
全日本ビーダー選手権編で登場するライバルキャラ。チーム「キング・ビーダーズ」のリーダー。
チームガッツ(主人公チーム)のサラーとは、留学して最初に入った学校のクラスメイトにして、彼に対するいじめのリーダー格だった。
全日本ビーダー選手権編では決勝戦でチームガッツと激突する、同編のラスボス的立ち位置である(アニメ版はここで終了したため、実質ラスボス)。
OS→PIシステムという、スーパービーダマン人気の全盛期に登場したボスキャラということや、
後述の展開が(シリアス・ネタ双方の面で)印象深いこともあり、『スパビー』読者に強い印象を与えたライバルである。
【人物像】
髪は、白髪で後ろ側は短いが前髪は目にかかるぐらい長い。過去は黒髪だった。
目は切れ長で三白眼。普段は穏やかながらどこか嫌味な笑みを浮かべているが、本性を現すと凶悪な人相になる。
しかしこれもまた、過去は大きな瞳で爽やかな表情を浮かべる人間だった。
キング・ビーダーズのユニフォームとしては、上半身は黒(イラストによっては紫のことも)ベースで裾に白の菱形が並ぶ市松柄のタンクトップ、下半身はハーフパンツで、肘と膝にサポーターを装着している。
性格は一見は穏やかそうで、初対面のガンマは(直前の後藤・三上と比較して)「まともそうなヤツ」と評したが、本性は極めて冷酷かつ残忍で、自分の力を見せつけた勝利に執着し、相手を精神的に追い詰め平気で絶望の底に叩き落とす。
その捻じ曲がった性格は多くの人物から恐れられており、手下の後藤や三上は彼に頭が上がらず、サラーも初期は対面しただけで固まってしまうほど恐れていた。
しかし彼のこの性格が形成されたのは、過去のあるトラウマに起因している(後述)。
一人称も基本は「ぼく」だが、激昂すると「オレ」になると同時に荒々しい口調を見せる。
(口調の変化を見せた当初は「オレ」に傍点が振られ、より強調されていた)
単行本の人物紹介では「勝つためには手段を選ばない」と説明がされているのだが、あくまでビーダマンバトルのルールには従う。
劇中では(彼自身も後に激昂してやらかしてしまうが)自分に向けてビー玉を撃った三上に対し
「ビーダマンは人に向けて撃ってはいけないという最低限のルールも守れないのか……。クズめ……。」
と、至極まともな正論で返すシーンすら存在する。
予選では後藤と三上が反則行為も行っているが、あくまで彼自身は「なんとかしたまえ」程度の指示で、具体的な反則指示はせず、内容は彼らの独断だった。
後のダークマターとは、この点で大きく異なっていると言える。
しかし問題は、彼の言う「勝つ」こととは「バトルのルール上の勝利」ではなく「相手を威圧し絶望させることでなしうる完全勝利」ということである。
そのために取る手段は本当にえげつなく、タマゴを挑発するために彼と同じ方法でバトルに勝利してみせたり、圧倒的な機体性能でコールドゲームに追い込んだり、他人のビーダマンを破壊することすらも平然と行って見せる(タマゴのビーダマンは彼に二度も破壊されている)。
その勝利への執着と手段の選ばなさは、体中から湧き上がる怒りと憎しみをすべてのビーダーにぶつけているかのようで、
タマゴから「あいつはライバルなんかじゃない!! 敵だ!!」と激しく批難されている。
そしてそれを実現するだけの高い能力を有しており、
- 機体性能の面もあるが、パワーショットでチームガッツ最強のパワーシューター・タマゴを圧倒する
- バトルのルールと特性を瞬時に把握しそれに応じた作戦を指揮、また新機体の改造・開発も行うなど頭脳面でガンマを圧倒
- 機体は変化球を扱う特殊構造で、それによってトリックプレイを実現し、同じくトリックプレイの使い手サラーを威圧
と、チームガッツそれぞれの長所・持ち味を彼個人で上回っているというとんでもないハイスペックである。
また、本戦決勝戦以降のバトルでスタンダードの形式となる、直接相手と打ち合うチームバトルの才能が高く、今で言うFPSゲームでは必須となっている「索敵」「遮蔽物の利用」「敵の分断」「射線管理」といった戦術を初戦で考案して実践してみせ、後のチームガッツの集団戦術に大きな影響を与えた。
その精神面や容姿も含め、チームガッツ全体(特にタマゴ)のアンチテーゼとしての要素が色濃く、まさにライバルらしい造形であろう。
一見して弱点らしい弱点がなさそうな彼だが、実際のところ隙はある。
まず自分の威圧にひるまない・動揺しない相手には相性が悪く、覚悟を決めたサラー相手に相討ちになりかけたり逆に動揺している。
また決勝戦第2試合では、おそらくその精神性故にバトルの勝利ではなくタマゴをいたぶることを優先した結果、彼の敗北が決定的になったと言える展開になっている。
つまるところ、圧倒的に強すぎるが故に弱者をいたぶる戦いしかできず、自分以上の強敵と正面から闘って勝つ経験が不足している、というのが彼の最大の弱点にして不幸と言える。
この面からも、自分以上の強敵を相手に作戦を練って正面から戦い続けてきたチームガッツとは対照的である。
【ビーダーとしての彼の特徴】
彼自身は頭脳面が冴えることと、チームメンバーの早乙女が非常に長身かつパワーシューターなのでそちらの印象が強いが、
彼のスタイルはタマゴと同等のパワーシュータースタイルが基本である。
過去にテニスで好成績を残す選手だったためか持久力も非常に高く、予選では最終ステージにおいても息切れどころか汗一つ流していない(予選はビー玉を撃って迷宮などの関門を潜り抜けながら会場まで登山という過酷な内容で、最終ステージはクッションで出来た巨大な階段という名の崖を登るもの)。
他の通過者はこの予選でどれほど体力が残ったのか不明だが、作中で予選最終ステージにて同じぐらい体力が残っていそうなのはタマゴぐらいと言えば相当なものだと伝わるだろう。
扱う機体も基本はパワー特化タイプで、両手のしめ撃ちによるパワーショットが得意な点もタマゴと同様。
初登場時から「高速ドライブ」という、ドライブショット(ビー玉に前方向の回転を与えることで地面を走らせた時のスピードが増す)に強力なパワーを持たせたショットを扱っている。
特にケーニッヒ・ケルベロスは二点射機能を搭載したことで純粋に威力を倍加させ、準決勝ではターゲットを木っ端みじんに破壊、ガンマの見立てでは「ファイティングフェニックスのマックスパワーと同等、キャノンショット以下」のパワーを出している。
ケルベロスシリーズはダブルバーストの特殊構造や壁に反射させる変化球「イングリッシュボール」も使用。
変化球について口では簡単に説明するが、これを扱うセンスもただものではない。
扱う機体の性能も高いことから、作中ではほとんどのビーダーを相手に圧倒的勝利を収めるが、OSビーダマンとPIシステムの性能差をカバーするには至らず、早乙女のアイアンサイクロプスに横からビー玉の軌道を逸らされたり、最終的にバトルフェニックス相手にはまるっきり歯が立たずに終わっている。
何故チームリーダーかつパワーシューターの彼がそれほどの性能のアイアンサイクロプスを自分の機体にしなかったのか疑問が残るが、前述の通り特殊な戦術・変化球を用いるのも彼の戦法の一つである以上、アイアンサイクロプスでは戦術が狭まるという判断もあるのだろう。
(アイアンサイクロプスはX-01(プロト01)にパワー調節機能を持たせただけで、ほぼベーシックなビーダマンである)
なお作者はこの点についてTwitterで読者から質問された際に「あの伊集院が自分以外の作ったビーダマンを使うと思いますか」と返答しているので、
彼がアイアンサイクロプスを自機に採用しなかったのは単純にプライドの問題も大きかったようである。
仮に決勝までにもっと時間があって、PIシステムをしっかり解析されていたらスタッグケルベロス相当の機体を自機にされていた可能性が高く、そうなればバトルフェニックスを持っていてもチームガッツの勝ち目は薄かったかもしれない……。
また基本はパワー特化なので、連射性能は弱く、早撃ちではガンマに後れを取る*1場面も見られた。
【使用機体】
専用機体は彼専用のチューンアップが施されているため、「獰猛」と称されるほど扱いが難しいものになっている。
しかし機体に用いられた技術そのものは有用性が高く、後のシリーズでも採用される機構が多数登場している。
- 三本の爪(スリークロウズ)
ボンバーマン型(電子版ではベーシック)ビーダマン。カラーリングはサラーのゴールデンに対抗したシルバー。
その名前の示す通り、通常のホールドパーツに加えて、下側にラバーのついたもう一本のホールドパーツを装着。
玉が発射される際に、下側のパーツで玉をひっかけることによって、ドライブ回転を与える構造になっている。
しめ撃ちによって強いパワーショットを放てば、それに応じてドライブ回転の速度も上がるという構造で、当時ドライブショットはサラーのゴールデンビーダマンしか撃てなかった時に、これで高速ドライブを発射。サラーのそれを「ただ玉が転がっているだけでドライブとは呼べない」とまで称した。
それだけでも十分強いが、OSギア装着で耐久度を上げたことによりパワーが増強、強化パーツのしめ撃ち用バレルも追加でファイティングフェニックスと比べても劣らないパワーを見せている。
非常に単純な構造だが、それ故に無駄がなくまとまった機構で、ガンマから「それだけ完成されたシステム」と高く評されている。
後にこの構造を解析したことでフェニックスシリーズのデルタシステムが誕生、以降のタマゴ機は標準搭載など、作中もっとも影響を与えたビーダマンとしても過言ではないだろう。
なお、この構造のボンバーマン型ビーダマンは市販されなかった作者のオリジナル機体の一つであるが、作中の説明などから魅力に取りつかれたファンも多く、これと同等の改造をした人も多いとか。
- ケーニッヒ・ケルベロス
OSギア専用のビーダマン。準決勝から使用が確認されている。
ホールドパーツのスリークロウズは「ブラッディクロウズ」という特殊な構造になり、パワーリングでパワー調整が可能な他、
二発のビー玉を同時に発射するダブルバースト機構を搭載し、威力を単純に二倍に増強した。
さらにブラッディクロウズの向きを変えることで、ドライブだけでなく横方向の回転をビー玉に与え、壁に反射させたときの軌道をコントロールする「イングリッシュボール」機能も追加された。
作中では一発目をターゲットに向けて撃ち、二発目を壁に向けて跳弾を当てるように撃つという二面攻撃を行い、タマゴを撃破したこともある。
パワーはOSビーダマンの最高クラスであり、ガンマ・サラーは軌道を逸らすことすらできず、タマゴの通常ショットで止めるのがやっと、打ち勝つにはキャノンショットしかないというレベルだった。
機体強度も文句なしに高く、最終決戦では伊集院の肉体の方が負けて骨折したほど。
それでもPIビーダマンとは根本的に性能面の開きがあり、パワーではプロト01レベルにすら劣ってしまう。
相変わらず使い手にパワーと集中力を要求する仕様であり、後に譲られたサラーは「まるでぼくに挑戦しているみたいだ」と述べている。
しかしTOPビーダー選手権ではPIビーダマンの採用が通常となったため活躍の機会が激減し、一回戦途中にして後継機のスタッグケルベロスにとって代わられることとなった。
- ケーニッヒケルペプスDX
フェニックス、ワイバーンに続きボトルマンになって令和に帰ってきたケルベロス。
「ボトルケルベロスDX」ではなくオリジナルとリデコ元(ケルペプスDX)を混ぜたネーミングとなった。
通常より長い「デュアルコアボトル」と「KKロングトリガー」によりダブルバーストが可能。
ベースのケルペプスDXはセット限定だがこちらは単品のためその意味でもうれしい機体である。締め撃ち機体ではないため指を折る心配はない。*2
パッケージの伊集院は闇落ち時代の姿で書き下ろされた。
ちなみに、パッと見分かりにくいがケルペプスDXはてんびん座のボトルマンである。「KP(KK)アーム」の後方に突き出したグリップがてんびん座要素(星獣アーマー形態にして縦向きにすると分かりやすい)。
【チームメンバーおよび配下】
- 後藤、三上
予選に登場。バンダナをつけたタレ目が後藤、ツンツン頭のフーセンガムを噛んでいる男が三上。
アニメ版の声優は後藤が吉野裕行、三上は私市淳。
サラーをいじめていたメンバーの一員で、グループでも下っ端。陰険でまさに不良といった性格。
作者の裏設定によると、サラーをいじめる前は後述の基夫をいじめていたがその際に伊集院からシメられて以降は彼に頭が上がらなくなったらしい。
伊集院と同様のスリークロウズを使うが、彼らのはレプリカとして改造されたもので、純正品の伊集院と比べて性能が劣る。
予選ではガムを使ってガンマのビー玉を止めたり、最終ステージでビー玉をばらまいて妨害したりとあからさまな反則を行った。
三上がゴールしたものの、後藤のビー玉はタマゴたちのビー玉がゴールに到達するのに逆に高速ドライブの回転を利用され、失速して予選落ち。
しかし伊集院は彼らとは別チームで出場しており、彼らは自分たちがゴールできるように捨て石として使っていたことが判明。
怒った三上が伊集院に向けてビー玉を撃つが、逆に自分のビーダマンを破壊されてしまう。
後藤のビーダマンはタマゴに守られ、その際にタマゴとビーダマンの関係も知ったことで反省・改心した後藤が、彼らにスリークロウズのサンプルとして渡した。
その後は決勝戦でチームガッツを応援している。
- 北条明(ほうじょう あきら)
キング・ビーダーズのメンバー。後ろで縛った長髪が特徴の、小柄な少年。
アニメ版の声優は夏樹リオ。
伊集院を慕っており、決勝戦ではサラーに向けて「伊集院が変わってしまったのはお前のせいだ」と敵意をむき出しにした。
準決勝よりユンカーユニコーンを使用、その連射力の脅威をチームガッツに見せつけた。
ネタバレ
決勝戦第2試合で、実は女の子であり、伊集院とは学校は違うが幼馴染であることが判明した。
伊集院が変貌した理由を過去のサラーとの確執にあると考えていることから、サラーを激しく憎んでいる。
同時に現在の伊集院が全ての怒りを吐き出し元に戻るまで、「たとえ、すべての人間を敵に回しても」守り続ける覚悟を決めるなど、
今でも一途に伊集院を想い続けている。
- 早乙女基夫(さおとめ もとお)
キング・ビーダーズのメンバー。長身だが痩せて眼鏡をかけている。
アニメ版の声優は伊崎寿克。
寡黙な男で、表情の変化も乏しいため不気味な印象を漂わせている。
その一方、タマゴに向けて直接ビー玉を撃った伊集院を止めて落ち着かせたり、タマゴとの最終決戦では彼に本当に必要なものは何かを理解して明を止めたりと、要所で重要な役割を果たしている。
後年作者が語ったところによると、図体に対して臆病な性格から後藤らにいじめられてたところを伊集院に救われ、それ故慕っているという(作中ではページ数都合で描写なし)。
後年の描きおろし漫画で伊集院にあることを要求するなど、お茶目な面を見せる場面も。
使用機体は準決勝時点ではまるで隠しているように描写されたため判明せず、決勝戦でPIビーダマンのアイアンサイクロプスを使っていることが判明する。
パワーは文句なしに高く、バトルフェニックス登場まで誰も正面から対抗することはできなかったほど。
背中に背負ったリュックは梯子と踏み台を出せる構造で、これに明を乗せることで監視台の役目を担ったり、明の連射との複合攻撃も行った。
なお、いじめられっ子だった頃は小柄なガリ勉少年だったらしいが、成長期で一気に巨大化して今の小学生離れした巨漢になったらしい。成長痛がヤバそうな話である。
【作中の経緯】
予選
予選開始前、後藤とタマゴたちが諍いを起こしている最中に登場、後藤を止めてサラーを激励するなど一見爽やかな挨拶をする。
だが予選が始まると、一歩抜きんでていたタマゴたちにスリークロウズの高速ドライブであっさり追い付き、
さらにタマゴのパワーショットを後ろから弾き飛ばすという衝撃の技を見せつけ、ガンマを驚愕させサラーが戦意を失いかけるほどのプレッシャーを与えた。
その後予選では後藤たちがタマゴたちを妨害し先に進むが、最終ステージで「もはや用済み」と彼らを見はなし先にゴール。
後藤がゴールできなかったため予選落ちと思われたが、実際は他のメンバーとチームを組んでいたために予選を1位で通過。
OSギアと渡された後、今まで下っ端扱いされていた自分たちが認められたと思ったから頑張ったのに、捨て石扱いだった事実に憤る後藤へ、
捨て石は主人の役に立てたことを誇りに思うべきだよ。
と吐き捨てたために、三上からビー玉を撃たれるが、これを回避。
彼をにらみつけた後、OSギアの性能テストとして三上と撃ち合って、彼のビーダマンに命中させ破壊してしまう。
さらに後藤のビーダマンも破壊しようとして狙い、間に入ったタマゴがこれを止めようとするも、全く通用せず、
ビー玉はタマゴのビーダマンに命中、彼のビーダマンを修復不能レベルで粉々に破壊してしまった。
直後に試合以外でのバトルについてマスターから咎められるが、彼が飛び出したのであって自分に過失はないと躱し、
OSギアの性能に満足しながら去っていった。
本戦第1試合
すてきなビーダマンだ。
ファイティングフェニックス登場で沸く会場に、チームガッツのバトルの後のバトルに出場するため登場。
ファイティングフェニックスを上記の通り嫌味に評し、さらにタイムショックバトル(テーブルをチームごとの陣地に分けて爆弾型タイマーを撃ち合い、爆発時にタイマーが陣地にあったチームの負け)
の最初の勝負を「友だちにあいさつをしておきたいんでね。」と手出ししないようメンバーに伝える。
ここでチーム名に「キング・ビーダーズ」と名付けたと判明し、ガンマから「ふざけた名前」と批難されている。
相手チームのチームバンディットは連携でタイマーを撃ち続け、自軍陣地の端に追い込まれるまで一発も撃たないキング・ビーダーズ。
そして残り時間5秒の段階で、
フン。くだらんバトルだ。
とやっと自分のスリークロウズを取り出し、残り1秒で一発で敵陣の端までタイマーを押し返して勝利。
これは先のバトルの、ファイティングフェニックスの初陣の勝利と全く同じ構図であった(ファイティングフェニックスはまだ自陣の端まで余裕がある状態から押し返したので、見ようによっては伊集院の方が高いパワーを出したとも取れる*3)。
この行為をタマゴに対する挑発・宣戦布告と捉えたガンマは、自分たちのビーダマンのカスタムとOSギア用パーツのチェックが急務と判断、即座にラボへと帰還する。
本戦準決勝
準々決勝後、即座にラボに帰ったために試合経過を確認できずにいたチームガッツは、夜中にマスターに対戦相手の詳細を尋ね、
その時にキング・ビーダーズが勝ち残っていることを確認。
チームガッツVSバーグラーズの後の試合で、チーム・レックスと対決。
チーム・レックスリーダーに求められた握手に笑顔で応じたが、直後に汚いものに触れたかのように手を拭く仕草を見せた。
バトルでは前半戦(各メンバーが一人ずつ出場、各自5点のターゲットを狙う)で3番手として登場。
新型ビーダマンで1番手の明、2番手の基夫が全てのターゲットを獲得するという圧倒的な戦力を見せつける。
それでも「今から全てゲットすれば俺たちの勝ちだ」と強がるチーム・レックスリーダーに、
いくぞ、ケーニッヒ・ケルベロス。
おろか者のすがりつく希望という名の光を、食いつくしてやれ!
とケーニッヒ・ケルベロスで出場。最初のターゲットをゲットしてコールド勝ちを決め込んだ。
あまりの戦力に会場は静まり返り、普段は興奮するタマゴすらも「こんな一方的な試合、バトルじゃないよ」と震えていた
(もっともタマゴは、会場から戻った際にあっさり楽しみにしてドキドキする方向に切り替わっていたのだが)。
チームガッツはこれの対策を、準々決勝で当たったパーフェクトハンターズのリーダー・渡辺完治からもらったビデオで分析して練ることになる。
本戦決勝・前半
タマゴのファイティングフェニックスが耐えきれなくなったこともあり、PIビーダマンのバトルフェニックス開発に着手したチームガッツは、
間に合わないまま応急処置のみで決勝に出場。
伊集院相手に先のビデオ分析から余裕を見せたものの、いざ始まるとゲーム目的であるターゲット探しに注目しすぎた結果、バトル内容がサバイバルであるという点を見落としてしまい、先に相手チーム撃破をする方針で攻めてきたキング・ビーダーズに囲まれてしまう。
その後、分散したメンバーを追う中で、サラーを基夫に撃破させ、単独でタマゴを追い詰める。
きみの、そのにせスリークロウズは、ぼくの手で始末したいのでね。
なに!? スリークロウズじゃない!! ファイティングフェニックスだ!
そして、一発目でタマゴのショットを止めて二発目をイングリッシュボールでタマゴのシャドウボム(代理ターゲット)に当てるという戦術で撃破。
残されたガンマにターゲットを探させてから撃破し、ターゲットをゲットするという戦略であっさり一戦目の勝利をもぎ取る。
二戦目ではバトルの本質を理解したチームガッツが戦略を変えるも、明の奇襲で分散させる。
その後再びタマゴを発見。彼を行き止まりに追い詰めたが、タマゴはキャノンショットの構えに入っているのを見て、正面から倒そうとする。
射角の都合で一発しか止まらなかったものの、キャノンショットがダブルバーストの打ち勝つことに驚き、自分のシャドウボムにダメージを受けてしまう(タマゴにもダメージ)。
二発目を撃とうとするがデルタシステムが故障し、戦闘続行不能となったタマゴを狙うが、上から落ちた岩によって壁面に穴が開き、さらにフェニックスがOSギアから外れたのを見ると、
シャドウボムではなくフェニックスを狙って撃ち続ける。
すばらしいショットだ。正直言って、ここまでやるとは思わなかったよ。
きみのビーダマンを、にせもの呼ばわりして悪かったね……。
しかし、そんなこわれたビーダマンはもう必要ないだろ……。
凶悪な笑みを浮かべ、フェニックスを壁面の穴まで撃って運び、外に落として破壊。
観戦していた後藤は「ついにバトルでも本性を現しやがった」と焦り、他の観客もあまりの非道にドン引きする。
そのまま泣き叫ぶタマゴをよそに、タマゴのボムにトドメを刺そうとするが、ガンマたちに発見され失敗。
ブッこわしてやったのさ。
オレのシャドウボムにキズをつけた、あのいまいましいビーダマンを!!
二人を追う伊集院は、サラーを追い詰めた上でどうせ勝てないのだから逃げるように告げるが、サラーはそこで覚悟を決め向かってくる。
伊集院のショットにぶつけず、カーブショットでシャドウボムを狙う捨て身の攻撃に驚く伊集院は明が止めなければ相討ちだったことで怒りに身を震わせつつ、ガンマを狙って動き出す。
そしてガンマのボムを撃つが、そこで外からバトルフェニックスを渡されたタマゴが登場、ケーニッヒ・ケルベロスのショットをはじかれる。
奇しくも後ろから撃たれたショットではじかれたという格好で予選の意趣返しを行われ、さらに正面からでも撃ち負け明が盾になることで回避。
正面から撃ち負けて怒る伊集院は、タマゴ本人に向けてビー玉を撃つが、基夫がそれを阻止したことで冷静さを取り戻し退散。
タマゴを追い詰めた時点でフェニックスではなく彼のボムを優先して攻撃し、先に失格にしておけばバトルフェニックスを渡されても戦闘続行はできずバトルには勝利することができたと思われるが、
「バトルの勝利」ではなく「相手を威圧し絶望させる自分の勝利」を優先した結果、バトルフェニックスが彼の手に渡って形勢が逆転することになった。
これこそ最大の敗因にして失策だったと言えるだろう。
サラーとの過去、変貌の理由
よろしく、サラーくん。
へえ、きみもテニスをするんだ! 今度、試合をしないか!?
失格になり、2戦目の結果を見守るしかないサラーに、同じく失格になった明が語りかけてきた。
初めて会った時の彼のことを思い出せと言われてサラーが思い浮かべた伊集院は、今とは全く違う爽やかな少年であった。
当時の彼は全日本ジュニアでベスト4に入るほどの、非常に優秀なテニスプレイヤーであった。
留学生のサラーもテニスをすると知った彼は、サラーに勝負を挑み、そこで負けた。
元世界チャンピオンのコーチを持ち、スポーツ万能のサラーに再戦の約束を取りつけた彼は、それから激しい特訓を重ねた。
幼馴染の明の心配をよそに、自分より強い相手が現れたことで興奮する伊集院。
そして再戦の日、伊集院はボロボロになりながらもコートに立った。
白熱し、互角の勝負を繰り広げる伊集院だが、途中でポールに頭をぶつけ、流血する。
ふらつきながらも立ち上がる伊集院だが、その様を見たサラーは自分の敗北として試合を放棄してしまう。
試合の続行を望む伊集院だが、サラーはその場を去り、周囲は「ムリしすぎ」「サラーの勝ち」と噂を続け……
サラーはぼくに情けをかけたのか……。
ぼくは、それほどあわれでみじめな人間なのか。
ちくしょお、ちくしょお、ちくしょお。
ちくしょおおー!!
学校が違うために、試合の観戦が遅れた明がそこにやって来たときには、プライドをズタズタにされて血の涙を流す伊集院だけがいた。
い…、伊集院くん……。
だれだ……、おまえは……。
耐えきれないほどの屈辱と怒りは、幼馴染のことさえ忘れてしまうほど、伊集院の人格を変えてしまった。
そしてその時から、サラーに対する陰湿ないじめが始まり、あらゆる人間を威圧する彼が生まれたのだ。
この顛末を明から伝えられたサラーは、かつての自分が男に必要なこと……正面からの闘志を受け止めることの意味を知らなかったことを思い知る。
そして、その経緯から今の彼……内からの怒りを抑えられず、あらゆる存在に牙をむく姿は、タマゴに会う前の歪んだ自分と同じだと悟った。
これ以降、サラーは伊集院に対する恐怖を完全に振り払い、彼を救うために戦う意志を固める。
本戦決勝・後半、決着
バトルフェニックスのため正面から攻撃できずとも、ターゲットを探させるために距離を保ってタマゴたちを追う伊集院。
彼らがターゲットを発見した際を狙って急襲するが、正面からの戦闘を選んだタマゴとガンマの連携により、ターゲットをゲットされる。
最終戦はターゲット探しでなく、互いのチームのシャドウボムを狙い、大将を撃破したチームが勝利のサドンデス。
伊集院は自分を大将にして、明と基夫に前衛を任せる。
基夫のリュックに明が乗る格好で連射とパワーの要塞になった二人だが、サラーの作戦で土埃の煙幕により攪乱され、明が撃破された後に基夫もガンマとの相討ちとなる。
そのまま自身に向かうサラーをまたも威圧する伊集院だが、覚悟を決めたサラーは止まることがない。
くっ! キサマこのオレに本気でキバをむくのか!?
このオレが、おそろしくないのかーっ!!
正面からサラーの攻撃をはじいて撃破する伊集院は勝ち誇るが、土埃の奥からタマゴが突撃してくる。
煙幕は前衛撃破の策のみでなく、タマゴを接近させるための陽動作戦でもあったと知る伊集院。
正面からタマゴと撃ち合うがバトルフェニックスの攻撃を逸らすこともできず、物陰に退避。
大会始まって以来、初めて「戦略的撤退」ではない、自分より強い相手からの「逃走」であった。
オレは……、オレは今まで、さからうヤツは絶望のフチにつき落としてきた。
そうすることで、完全な勝利を手にしてきたんだ……。
それなのになぜ……。
なぜおまえたちは、そこからはい上がってくるんだー!!
追い詰められた伊集院は、遠距離からタマゴのボムを狙うが、あっさり止められる。
少しずつ迫ってくるタマゴに、激しく焦る伊集院。
すると、明がビーダマンを構えて飛び出そうとし、サラーはそれを阻止する。
伊集院の過去に破壊された精神を繋ぎ止める最後のよりどころ、それは強さに対する執念であった。
もし、ここで伊集院が敗北したらどうなるか……。
明はそれを守るためなら、同じ負けでも伊集院自身の敗北ではなく、自分の反則負けを選んだ方がダメージが少ないと考えたのだ。
まちがっている!
すべてを威圧し勝利することで、心のキズをいやすなんて、まちがっている!
今の伊集院に必要なのは、かれを守ることじゃない!
本気で魂をぶつけあう友が必要なんだ!
サラーを振りほどこうとするが基夫に止められ、伊集院の名を叫ぶ明。
しかし伊集院に届きはせず……。
このオレが負けるはずがない。
こんなクズどもに。
ちくしょお! ちくしょお!
ちくしょおおーっ!!
背後に鬼の形相のような気迫を漂わせ、激しい怒りを向ける伊集院。
その時、手元から鈍い音が響き、ガンマはケルベロスの故障を疑うが、
指が……、
ホールドパーツをしめすぎて、伊集院の指の骨が折れとる!!
伊集院の怒りは、精神だけでなく己の肉体までも壊し始めていた。
あまりの惨状に見ていられなくなった明は、顔を覆って隠すが、サラーは告げる。
目を開けて、よく見るんだ。
これが、男の闘いだ。
勝負だぁ! 伊集院!!
うぉおおお
ついに正面切って撃ち合う二人。互いのショットは正面からぶつかって……バトルフェニックスが打ち勝つ。
ち…、ち…、
ちくしょおおーっ!!
激しく涙を流す伊集院。背後に漂わせた気迫も、ボムの爆発と共に消えていった。
直後、操り人形の糸が切れたように、うつろな目で崩れ落ちる伊集院に、明が駆け寄って抱きしめる。
ごめん…。ごめんね……。
わたしたちの力ではあなたを守りきれなかった……。
許して……。圧くん……。
明の涙がケルベロスに落ちると、それに応じるかのように伊集院は動き出す。
ア……、キラ……。
すまない……。心配をかけてしまったね……、
アキラ……。
憑き者が落ちたかのように、元の輝いた瞳と心を、伊集院は戦いの果てに取り戻したのであった。
その後
決勝戦後、指の骨折のため医者を呼ばれ、搬送される。
そして明を通じ、自分のことが自分で許せるようになる日まで預かってほしいと、ケーニッヒ・ケルベロスをサラーに託した。
タマゴはその行動から、伊集院は本当はずっと昔からサラーと友人になりたかったのだろうと察していた。
またサラーとの過去もチームガッツに知られることになり、ガンマはサラーについて「話を聞く限り誰が悪いわけでもない」とフォローしている。
この戦いを通じてサラーと伊集院および明との関係は改善され、サラーにとって最大の友人として度々描写されるようになる。
ケーニッヒ・ケルベロスはその後サラー機として使われるようになり、後継機のスタッグケルベロスの開発に伊集院の協力が入っている。
またTOPビーダー選手権決勝戦前、各々が独自の特訓を模索する際には、サラーはキング・ビーダーズの面々との特訓を選んでいる。
しかし、伊集院本人がビーダーとして登場する機会は減っており、選手として表に立つ描写は無くなってしまった。
TOPビーダー選手権一回戦時点でも腕に包帯をしているので、この指の骨折が相当重傷だったのだろう*4。
【余談】
描写の派手さから何かとネタにされる『スパビー』でも、決勝戦最終盤での「ホールドパーツをしめすぎて骨折」はネタにされることが多い。
改造次第で現実でも相当な威力を発揮できるビーダマンであるが、流石にここまでの無茶は漫画ならではと言えるだろう。
ネタとして独り歩きしているために「『スパビー』は読んでないがビーダマンで骨折する展開は知ってる」という人もいるのではないだろうか。
しかし実際の話の展開上はギャグ要素は微塵もなく、いうなればシリアスな笑いの部類と言える。
また実際の話の流れで読むと、このシーンに至るまでの過程があまりに深刻過ぎて全然笑えないというファンも結構いるシーンである。
当時の今賀先生の絵の緻密さも相まって非常に熱い展開なので、気になる方は電子書籍版で確認してみよう。
なお作者も最終戦の伊集院の展開と、その表情の数々がネタにされていることは把握しているようで、
電子書籍化の際の描きおろしイラストで伊集院が当時を「黒歴史」として激しく動揺し電子書籍版購入を拒絶したり、基夫から決着時の表情再現をリクエストされてやってみせるというネタが描かれている。
担当声優の優希比呂は、後年『B-伝説!バトルビーダマン』でカイン・マクダネル・ルースを演じる。
こちらも原作漫画版において「過去に起きた出来事で闇堕ちするが、最大の理解者である幼馴染に救われる」という共通性を持つ。
作中でタマノが、「厳重にしまってあったPIビーダマンの設計図がコピーされたあとがある」と発言したことから「キングビーダーズが不正なハッキングを行った」と当時から現代に至るまでほぼ読者の共通認識となっていたが、作者のツイート*5により、JBAの管理が杜撰だっただけでキングビーダーズは正規のルールに則っていた事が判明した。
『キャップ革命ボトルマンDX』ではケルペプスDXの使い手として伊獣院シマンというキャラクターが登場する。
銀髪であることやケルベロスモチーフの機体やその苗字、練習のやりすぎで骨折を経験した疑惑があるという設定から、伊集院圧政のオマージュではないかと見られている。
ただしこちらは非道な伊集院と違い、常に生真面目で不正な手段を嫌う優等生という設定になっている。
なお上記の通り、彼の使用機体のケルペプスDXはリデコされ、伊集院仕様のケーニッヒケルペプスDXとしても販売されている。
追記・修正はホールドパーツのしめすぎで指の骨を折ってからお願いします。
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▷ コメント欄
- スパビーのライバルといえばダークマターよりも伊集院かな…とにかく展開が熱いし、ヒールな裏に隠された精神的な弱さとかも含めて好き。ケルベロスもカッコいいし。あと地味に作中数少ない彼女持ち… -- 名無しさん (2019-03-10 20:44:25)
- 回想では黒髪だったから、確か当時の読者コーナーでも「変貌した時のショックで髪の色が抜けた」とネタにされてたな。実際にそういうことはあるのかな。 -- 名無しさん (2019-03-10 20:54:53)
- ???「アッセイと聞いて」 -- 名無しさん (2019-03-11 09:40:47)
- コールドゲームに関しては単なる全力プレーの結果なんだから批難される謂れはないと思うんだが -- 名無しさん (2019-03-11 15:44:29)
- サラーとのテニスのときに願った「自分の全力を出し切る勝負」がタマゴとの対決でようやく叶って元に戻ったと解釈してるがあってるかな -- 名無しさん (2019-03-12 07:34:07)
- ↑そうだと思う。 -- 名無しさん (2020-08-11 18:26:50)
- 「負傷していない全力の君と闘いたいんだ」って言ってればと思うと言葉を交わすことの大切さがわかる -- 名無しさん (2021-03-26 12:43:27)
- プライド……言われてみると当時の彼が自分が作ったの以外使うわけないわな -- 名無しさん (2022-02-14 12:37:12)
- サラーのビーダマンが終盤スフィンクスに戻ったのは伊集院が仲間キャラとして再登場する伏線のはずだったとどこかで見たな。 -- 名無しさん (2022-05-09 22:32:40)
- 厳重に保管していた設計図をハッキングしてコピーしたのを基に機体を造っておいてよく失格にならなかったなと思った。下手したら失格どころで済まないよこれ。 -- 名無しさん (2022-06-08 14:37:49)
- ↑作者のTwitterとか見る限り、基夫が独断で色々見てたら偶然引っ張り出せてしまったみたいで伊集院は特に指示したわけじゃなさそう -- 名無しさん (2022-06-08 15:15:19)
- ケルベロスがボトルマン化するぞ -- 名無しさん (2023-01-12 22:43:29)
- ボトルケルベロスかと思いきやケーニッヒケルペプス。統一して欲しかったような、上手くアレンジ入れたというか。というかケルペプスDXがプロトと違うグレーだったのはこのためか。 -- 名無しさん (2023-01-16 17:53:54)
- 伊集院の闇堕ちの過程を知っていながら、その原因である「真剣勝負に水を差す」を危うく実行しかけたアキラちゃん… -- 名無しさん (2023-02-12 01:18:10)
- ケーニッヒケルベロスは締めるとリングが可動して締め撃ちできるんだけど -- 名無しさん (2023-02-14 19:26:36)
- ↑リングパーツが前に出てホールドパーツを締める格好になるからパワーショットを撃てるという構造で、要するにスタッグスフィンクスのパワーチップに近いものだからフェニックスみたいに指の力を直接ホールドパーツに伝えるような締め撃ちはできないし、威力強化は制限されてる。まして漫画みたいに指が折れるほど締めたところで威力は上がらないぞ -- 名無しさん (2023-02-14 20:21:40)
- 闇堕ちの原因であるテニスの試合なんだが、仮にサラーが棄権しなかったとしてもドクターストップで試合中止になった可能性もあるよね -- 名無しさん (2023-10-15 15:06:25)
#comment
*2 そもそもボトルマンDXでは締め撃ち自体がコーラマル系統の特権である。まあ本来、ケーニッヒ・ケルベロスもホールドパーツの仕様上、締め撃ちによる威力強化は不可能な機体なのだが。
*3 アニメ版ではタマゴが単にタイマーを押し返したのに対して伊集院はタイマーをひっくり返しており、タマゴ以上と評されている。
*4 仮に改心した彼が精神面の弱点を克服した上で、猫丸の代わりにチームガッツに加入して順当に活躍した場合、TOPビーダー選手権では決勝まで苦労せずに勝ち上がり、決勝でも本気のシャイニング・ウォリアーズと対等に渡り合えた可能性は十分考えられるので、ストーリーやパワーバランスの都合的な面でも負傷しての退場を余儀なくされたかもしれない
*5 https://twitter.com/imaga3/status/1108691555357880320
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