シャドーフォックス(ゾイド)

ページ名:シャドーフォックス_ゾイド_

登録日:2018/05/24 (木) 19:14:09
更新日:2024/02/26 Mon 13:36:50NEW!
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シャドーフォックスとは、トミー(現:タカラトミー)が展開する『ゾイド-ZOIDS-シリーズ』に登場する金属生命体・ゾイドの一種。



【目次】




【機体データ】


番号:RZ-046
分類:キツネ型
全長:17.3m
全高:8.0m
重量:52.0t
最高速度:290.0km/h
乗員人数:1名


武装・装備:
エレクトロンバイトファング
ストライクレーザークロー×4
3Dレーダー&マルチイヤーセンサー×2
AZ30mm徹甲レーザーバルカン×1
マルチウエポンラック
ショルダーウエポンラック
スモークディスチャージャー×6
アンカー×4
AZ70mm内蔵型電磁ネット砲×1
光学迷彩
消音システム



【機体解説】


ヘリック共和国が開発したキツネ型ゾイド。機体サイズは中型ゾイドに相当。
既に旧式化しつつあったコマンドウルフ後継機として開発がスタート*1
完成後は一応ライガーゼロの支援機として導入された。


光学迷彩やスモークディスチャージャーを駆使したステルス機能や、ライガーゼロと同様にストライクレーザークローによる格闘など直接戦闘能力自体も比較的高く、このクラスとしては高性能。
特に背面の徹甲レーザーバルカンは大型ゾイドの装甲すら打ち抜く高い貫通力と連射性能を持つうえ、接続部分の可動軸とアームによってフレキシブルに可動するため高速走行中の射撃や対空迎撃にまで使える優れ物である。
更に背面と両肩のウェポンラックは「簡易CAS」と称される通りレーザーバルカン以外の様々な武装への変更が可能となっているなど、戦術の幅は広い。


ただし、素体となるゾイドの個体数は多くないため、量産性にはやや課題を残している。共和国において初期には「閃光師団」に配備され、コマンドウルフACとともにライガーゼロの支援機として活躍。同部隊が解体された後は偵察部隊に転属され、メガレオンらとともに従事した。


【バトルストーリー】


「閃光師団」所属機として相当の数が登場。
光学迷彩と消音機能を生かした奇襲、そして自由に動く徹甲レーザーバルカンによって、ガイロス帝国の誇る高速ゾイド・ライトニングサイクスを撃墜している。
また、その隠密性を生かして、ガイロス帝国軍風でありながらガイロス帝国軍正規軍を襲っていた鉄竜騎兵団を尾行し、彼らの地下基地を発見する功績を挙げる。


しかし基地襲撃の際ブラッディデーモンなどの攻撃を受け他のゾイドと共に大きなダメージを負ったと思われる。




【アニメシリーズ】


一作目には登場せず、二作目『/0』で初登場となる。


◇『ZOIDS新世紀/0

中盤、バックドラフト団のラオン博士が製作した新型ゾイドとして登場。
最初はイセリナ山で実働試験中だったが、この機体のポテンシャルを示せるほどの腕のいいテストパイロットが用意出来ずにいた。


そんな時、この機体を偶然目撃し捜索していたバラッド・ハンターと遭遇。無理な追跡とバックドラフトのミサイルでバラッドのコマンドウルフは大破し、バラッドはそのままバックドラフトに捕えられてしまう。
しかしバラッドは機転を利かせて脱走しシャドーフォックスを奪取。そのまま初めて乗ったフォックスで追手を片付け、その操縦技術を見込んだラオンからフォックスのパイロットを依頼される。


ラオンの申し出を受けたバラッドはバックドラフト所属としてシャドーフォックス単機でチーム・ブリッツと対戦。
ジェミーのレイノスとリノン・トロスガンスナイパーをたった30秒で倒し、ビット・クラウドライガーゼロイエーガーとも運動性能を生かして互角の勝負を演じた。
しかし実は試合前にバラッドがゾイドギアをセットしていたことでシャドーフォックスが正式にブリッツのゾイドとして登録されていたためジャッジマンの宣言で勝負は中断。
同時にバラッドも


「オレはシャドーフォックスに惚れたんだ。バックドラフトとつるむ気は無い」


とラオンに言い放ち、まんまとシャドーフォックスをブリッツに持ち帰った。


以降はチーム・ブリッツの所属機としてゾイドバトルに参加。
時にはゴジュラス用の大型装備であるロングレンジバスターキャノンを積まれたりした。


ロイヤルカップにも出場し、チーム・ライトニング戦ではタスカー姉妹のライトニングサイクスを相手にスモークディスチャージャーを使った攪乱で手玉に取り、チーム・フリューゲル戦ではナオミ・フリューゲルのガンスナイパーを射撃戦で下す大活躍を見せる。


そして決勝戦ではベガのバーサークフューラーと交戦。
不意打ちでバスタークローの片方を破壊し、その後も一対一の真っ向勝負で互角に渡り合ってみせた。
最後はビームキャノンで右前後脚を破壊されリタイアとなったが、ライガーゼロの換装時間を作りチームの優勝に貢献した。



今作の「コマンドウルフの跡を継ぎ、ライガーゼロの僚機として活躍する」姿はシャドーフォックスの面目躍如であろう。



◇『ゾイドフューザーズ

◇『ゾイドジェネシス

両作品とも通常の量産ゾイドとして登場。
フューザーズに登場したマービス機はEシールドジェネレーターを内蔵する独自改造が施されていた。
カラーバリエーションとして黄色、というよりキツネ色の機体もいたが活躍らしい活躍は無い。




【バリエーション】


◆シャドーフォックスS

『ZOIDS VSⅡ』に登場。
本作独自に追加された閃光師団のチームシャドー所属機。基本はノーマル機と同じ。



ファイアーフォックス

Webコミック『妄想戦記』に登場する機体……のはずだったが作品の中断でメインの出番が無くなってしまった。
バトルストーリー本編にもチラッと出ている。
ウェブブラウザではない。


赤い装甲が特徴で、計9機が製造されそれぞれが異なる試作装備を備える。特に9号機は自機用と1~8号機に搭載された物を合わせ9種類の装備が積まれた所謂全部載せ仕様で、「ナインテール(九尾の狐)」と称されていた*2
また、これらの試作装備の他にも脳波コントロールシステムが積まれている。


キット化された際のサイドストーリーやHMMなどでは9号機がネオゼネバス帝国軍諜報部に奪取され、レッドイリュージョン部隊所属機となり共和国部隊と交戦するなどの設定が明かされている。



ミラージュフォックス

『ゾイドオリジナル』に登場。中央大陸戦争末期に存在した由来不明の謎の白いフォックス。
シャドーフォックスに酷似しているが各部の装甲が微妙に違う。
劇中ではAタイプとBタイプの二機が登場しており、Aタイプは「フォクシー」、Bタイプは「ルクシー」と呼ばれている。
それぞれ背面のウェポンラックの武装が異なり、Aタイプには展開式のウィングブレード、Bタイプはシャドーフォックスと同じ徹甲レーザーバルカンが装着されている。


作中では雪原の村に住まう少女ティスと少年カイが搭乗。村を襲った帝国軍部隊と交戦し救援に来た共和国軍と協力しこれを撃退するが、その後二人と二機は人知れず村から去って行った。
本作ではこの機体が後のシャドーフォックスの原型になったことが示唆されている。
また、PVではサーベルタイガー五機小隊を二機で全滅させている。



スノーフォックス

こちらも『ゾイドオリジナル』から。
暗黒大戦期に開発されたシャドーフォックスの極寒冷地仕様。装甲は白い。
背面武装は通常機と同じ徹甲レーザーバルカンで、その姿はかつてのミラージュフォックス・Bタイプ「ルクシー」を思わせる。




【キット】


◇トミー版

通常機、ハピネット加盟店限定のファイアーフォックス、タカラトミーモール限定のミラージュフォックスが発売。
通常機からしてプロポーションは良好だが、ゼンマイ可動の歩行ギミックはコマンドウルフのような変速機能は無い。ガンスナイパーなどと同じくゼンマイの竜頭は電磁ネットの弾頭として尻尾に収納可能。
背面のウェポンラックはレーザーバルカン以外にも様々な武装に対応する。
ファイアーフォックスは通常機のリカラーで武装は徹甲レーザーバルカン。ただし設定通りネオゼネバスのステッカーが付いている。
ミラージュフォックスはリカラーをベースに新規パーツを加えたもので、各部がよりシャープになりコクピット部分のディテールも細かくなった。武装選択でA・B両方に出来るがウィングブレードは背面だけでなく尻尾にも装着可能。
また、元パーツのままスノーフォックスとして組み立てることも出来る。



HMM

通常機(実質バラッド仕様)と限定版のファイアーフォックスが発売。
トミー版に比べると幾分細身。
足首の可動域が狭かったりするが、外装・内部機構共にシャープで複雑なディテールが与えられており、腹部にはゾイドコアの展開ギミックを追加。
ウェポンラックもHMMシリーズの他のキットから武装を持ってこれる。
HMM版恒例の独自設定も付加。




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  • アニメで機体を物陰に隠れた状態でバルカンだけライガーゼロの方を向いて攻撃してて、こういう事ができるのかと驚いたな -- 名無しさん (2023-10-25 10:35:04)

#comment

*1 コマンドウルフは中央大陸産のオオカミ型ゾイドをベースとしていたことから性能向上に限界があり、帝国軍がセイバータイガーに代わる次期主力機としてライトニングサイクスを導入した時点でロートル化していた。この流れからキツネ型ゾイドをベースとした後継機としてシャドーフォックスが開発され、その後西方大陸産のオオカミ型ゾイドをベースとした主力クラスの高速ゾイドとしてケーニッヒウルフが開発されている。ただし、HMMシリーズでは設定が改変され、何故かほぼ上位互換性能である筈のライトニングサイクスがセイバータイガーの支援機、ケーニッヒウルフはシャドーフォックスとともに開発されたライガーゼロ支援機となっている
*2 ただしこれらの装備は文章設定のみ。HMMではより細かな名称が追加された

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