基地航空隊(艦これ)

ページ名:基地航空隊_艦これ_

登録日:2018/05/10 (木) 21:35:44
更新日:2024/02/20 Tue 10:48:49NEW!
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ここでは、『艦隊これくしょん -艦これ-』に実装されている基地航空隊について解説する。



史実における「基地航空隊」について

日本海軍が強大なアメリカ海軍と戦う為に生み出した戦略構想、漸減作戦


「日本本土に迫る敵艦隊を、水雷戦隊や魚雷艇等の小型艦で迎撃。敵戦力が削れた所に虎の子の連合艦隊にて決戦を挑む」


それは国力で劣り軍縮条約で艦艇の保有制限まで掛けられた日本海軍が、米海軍の大艦隊に対抗する為の作戦であった。結局作戦は上手くいかなかったけど
さて、その漸減作戦用の兵器として開発されたのは何も駆逐艦や水雷艇といった水上艦だけではない。
第一次世界大戦で台頭した新兵器、潜水艦や航空機にもその働きが期待されたのである。


ロンドン海軍条約により、駆逐艦等の補助艦艇にも保有制限が掛けられてしまってからは、その傾向は加速する。
新たなる漸減作戦用の戦力として海軍が期待したのが、陸上の飛行場から発進する大型の攻撃機や爆撃機*1であった。
航空母艦に搭載可能な艦載機は、運用上どうしてもその大きさや爆弾搭載量に限界があるが、陸上機であればその制限は無い。
言うなれば、太平洋上の島々や日本本土そのものを「空母」に見立てた発想。
そこで運用する為に開発されたのが「一式陸上攻撃機」、すなわち「一式陸攻」を始めとする双発の陸上攻撃機であった。


太平洋戦争序盤における日本軍の躍進、すなわち東南アジア方面の攻略作戦を支えたのが、「一式陸攻」を主力とした海軍航空隊である事は間違いが無い。
戦争中盤からは米軍による鬼の様な対空射撃と、艦隊を直掩する戦闘機隊に阻まれ*2思うように戦果を上げる事は出来なくなっていくが、戦術を敵に迎撃されにくい夜間攻撃に変更し、米軍の艦艇を撃沈もしくは大破に追い込む被害を与えている。
また特攻に用いられた機体も少なくなく、特攻兵器「桜花」の母艦として改造された一式陸攻も存在する。*3



ゲームでは

ここから先は艦これに実装されている基地航空隊システムについて述べるが……
全部語るとぶっちゃけかなり長い説明になってしまうので、以下は(なるべく)要点だけ述べる事にする。
より詳しく知りたい方は、艦これ攻略wikiを見るなりなんなりしてください。


航空基地の設営

さて、艦これの定期イベントにおける基地航空隊は、敵勢力内に侵攻するイベントでは使用不可であることが多い。
それは日本本土外を舞台とした海域の場合「まずはその地に基地を開設する」というフェーズを挟む為だ。
その為大抵は以下のステージが存在し、そこを攻略することで次のステージから基地航空隊が使用可能となる。


基地建設予定地付近の敵部隊の排除→輸送部隊(輸送連合艦隊)による物資の輸送→基地(飛行場)設営


これが基地航空隊の開設フェーズである。
しかしほぼ毎回のように輸送部隊が敵に襲われるあたり、制海権はどうなっているのか
(ただし2017年冬イベント『偵察戦力緊急展開!「光」作戦 』等、日本本土が舞台の為いきなり基地航空隊が使用可能なステージもある)


通常海域では任務「中部海域『基地航空隊』展開!」をクリアすれば基地航空隊の使用が可能となるが、拡張する為には「設営隊」が必要となる(課金アイテムにもなっており、お値段800円)。
だが、任務で最大2つ*4入手可能な為、普通は1つしか買わなくていい。*52つ目以降は運営へのお布施にどうぞ。


2021年7月のアップデートにて「基地航空隊 航空基地整備拡張」の機能が追加され、設営隊を使用する事で基地の「整備Lv」を上げられるようになった。
整備Lvを上げる事で、配置転換の時間の半減や搭乗員疲労回復速度向上などの恩恵を受けられるようになる*6
ただし、海域ごとに基地の整備Lvは別途上げる必要がある事に注意。ぶっちゃけ期間限定作戦海域の整備Lvだけ上げておけばよい*7


ここからは余談だが、設営隊に映っているブルドーザーのモデルは小松製作所によって製作され、実際に海軍設営隊によって使用された、日本初の国産ブルドーザー「コマツブルドーザーG40(小松1型均土機)」(商標の関係上「KOMATU」のロゴがない)。


この国産ブルドーザーの子孫達は、日本に住んでいるならば、下手をすれば海外ですらもどこかの工事現場で見た事があるはず…いや、絶対に見た事があると言っても過言ではない。


そう、小松1型均土機を生み出した「小松製作所」とは、今や世界的に有名な建設機械メーカーとなったあの「コマツ」である。
『艦これ』世界でもコマツの存在なくして基地航空隊をフル活用する事はできないのだ。


航空隊の配置

基地航空隊が使用可能になると、「基地航空隊」の配置画面が追加されそこに四個中隊で構成される航空隊を配置していく。
配置できるのは、基地航空隊専用の陸上攻撃機、陸上戦闘機・局地戦闘機の他、空母艦載機や水上機も可。
配置される機体に応じて「配置コスト」が決まっており、例えば九七式艦攻は一個中隊(スロット)当たり90消費で済むが、一式陸攻は2倍以上の216を消費する。
機体を入れ替えるだけで配置コスト(ボーキサイト)は消費されるため、うっかり何度も入れ替えを試しているといつの間にか資材が減っているので注意。*8
また機体を入れ替えた際には、それまで配置されていた機体は配置転換中となり、一定時間基地航空隊にも空母にも配置不可能となる。


なお出撃時は燃料と弾薬、撃墜された機体の補充時は燃料とボーキサイトを消費する。


航空隊の出撃

各航空隊を出撃態勢にさせた後、艦隊を出撃させるとまず航空隊の出撃場所を決める画面に切り替わる。初期状態の待機札のままでは出撃してくれないので注意。
一航空隊につき二回までマスを指定可能で、同じマスを二回指定することで集中攻撃が可能。


航空隊はマップ上の「AB」(AirBase、すなわち航空基地)を中心として、到達させるのに必要な「戦闘行動半径」が決まっており、その範囲内にしか出撃ができない。
基地航空隊に配備できる全ての機体には、行動半径が設定されており、例えば陸上攻撃機や陸上戦闘機は戦闘行動半径が大きく遠くまで攻撃可能だが、局地戦闘機は戦闘行動半径が狭い為近い範囲しか出撃できないのだ。
16年夏イベント以降は、部隊に配属した機体のうち最も行動半径の短い数値が、派遣できる最長の行動半径となる。*9
よって、派遣したいマスの必要半径より、それ以上の行動半径を持つ機体で部隊を編成するか、足りない場合は飛行艇で伸ばす必要がある。
目的に合わせて(遠くのボスマスに陸攻を飛ばすのか、近くの道中マスで制空支援を行うのか)航空隊を編成するのが、このシステムの醍醐味である。


基地航空隊の任務は主に

  • 通常マスまたはボスマスに出撃し、陸攻などで敵艦隊への攻撃を行う
  • 空襲マスまたは制空値の厳しいマスに出撃し、戦闘機で敵航空隊を削る
  • 潜水艦マスに出撃し、対潜攻撃を行う

いずれも航空戦前に艦隊戦とは独立して行われる為、こちらの艦隊に一切影響や被害は無いのが強み。
艦隊の航空戦前にぶつかってくれるので、敵制空値を削る唯一の手段であることも重要。


対空砲火が強力な敵艦隊の元へ出撃させた場合の基地航空隊の損耗率は大きく、中隊(スロット)の全滅も割と良くあるので資材の消費が激しくなりがち。
最近のイベントが「甲作戦でも資材は3万で十分なのよ……」とも言ってられなくなった一因でもある。
潜水艦マスに飛ばした場合はほぼ損耗しないので、イベントで1マス目潜水艦マスの海域があったら熟練度上げに使う提督も多い。


また「防空」として出撃させた場合は、敵航空隊による空襲を防ぐ(被害を軽減する)事が出来る。
防空時には行動半径に関係なく参加してくれるので、半径の短い局戦・陸戦も運用できる。
また陸戦と局戦には防空時の撃墜率が向上するボーナスも。
ただ、当然ながら防空させた部隊は出撃できないため、防空ギミックを除けば、出撃制限部隊数に対して運用可能部隊数が余っている時に、かつ空襲が起きる海域でないと出番は少ない。


なお、艦娘同様に基地航空隊も疲労する。
疲労が溜まると命中率の低下することが報告されているので、出撃もしくは防空をさせた後は「待機」「休息」を選択し直しておいたほうが良いだろう*10
尤も、上記した通り整備Lvを上げると回復速度が上昇して最大Lvの+3になれば1回の出撃に9分以上かかったら自然回復速度の方が高くなって実質疲労する事無く周回できるようになる。
特に期間限定作戦海域だと1回の出撃に9分以上かかる事は少なくないため、余裕があれば期間限定作戦海域の整備Lvは強化+3まで上げておきたいところ。



実装の歴史

実装は2016年春イベント『開設!基地航空隊』。


イベントの名称にもなっている通り、初登場にして基地航空隊が最もフィーチャーされたイベントである。
全7ステージで構成されるイベントの中で、E1は飛行場を設営する島周辺の敵の排除、E2は上陸部隊による陸上型深海棲艦の撃破、E3は輸送部隊による物資輸送のステージであり、基地航空隊が使用可能なのはE-4、E-5、E-7。


なおこのイベントでは基地航空隊の威力が凄まじく、最終海域のE7ではボスに対するその破壊力*11ゆえに「基地航空隊ガチャ」「基地航空隊これくしょん」とも揶揄される事態にも。
E-6は瑞雲or艦爆ガチャであった
他にもバグで敵からの空襲が発生しなかった時期があったので防空の存在意義が疑われたり、
同じくバグで上述の特効が作用していなかった事や運営サイドから基地航空隊に関する説明ツイートがなかった事を含めてかなり大味な仕様*12で批判も多かった為、次の夏イベントで早速大幅に改良される。


その後はイベントの恒例となる基地航空隊だが、主に中盤~後半海域から使用可能になるのは変わらない。
また敵に連合艦隊が実装されたこともあり、基地航空隊だけで勝負がつくような事態は流石にほとんどなくなり、その分提督の采配力が試されるようになった面もある。



2016年秋イベントの様に「敵の空襲を無傷で防ぐ」事がギミック解除の条件になる事も増え、防空も重要に。ただし甲作戦の場合、ギミック解除や出撃数に制限が掛かる海域を除いて悠長に防空させている余裕は無い
部隊保有数に対し1海域ごとの航空隊出撃数制限が限られている場合があり、空襲が発生する海域では資源の目減りを防ぐ目的で手すきの航空隊を割り当てる必要が出てきたりと、防空に部隊を回す機会自体は増えている。


当初は無傷での防空成功判定を得るためには文字通り微々たるダメージも許されなかった事から丙作戦であっても用意出来る機体の関係上、
「初めてのイベント完走を目指す提督には無傷での防空成功はハードルが高すぎる」という批難が多かったからか、難易度ごとに要求制空力が軟化、或いは低難易度であれば制空優勢が取れればギミック解除となる場合が多くなっている。


2016年10月には、通常海域である中部海域6-4で一部隊が使用可能に。のちに実装された6-5では二部隊が使用可能になった。
6-4は離島棲姫など複数の陸上型を相手にするマップであり、基地航空隊実装前は、イベントの難関海域と遜色のない難しさとされていたが、基地航空隊が実装されてからはほどほどという評価に落ち着いた。


2017年秋イベント『捷号決戦!邀撃、レイテ沖海戦(前篇) 』では、対潜支援攻撃が実装。対潜値+7以上の機体を編成に加えることで対潜攻撃が出来るようになった。同時に対潜哨戒機「東海」シリーズも実装された。


2019年夏イベント『欧州方面反撃作戦 発動!「シングル作戦」』にて、深海棲艦の新型の高高度爆撃機が実装。それを迎撃する為の「秋水」等のロケット戦闘機が実装された。


イベントのたびに強くなる深海棲艦に対抗する新たなる力、基地航空隊。
2019年春イベントが終わった現在でも、不満点や要望点(例えば防空がギミック解除以外にあまり使われないこと、資材消費量が一見で分からないことなど)はまだ幾つか挙げられる。
そんなわけで、まだまだ改善及び発展が望めるシステムであるのは間違いない。


基地航空隊専用機体紹介

以下では、基地航空隊専用の機体について紹介する。
基地専用という事もあってか、全般的に艦載機より高性能な機体が多いのが特徴。


陸上攻撃機

深海棲艦への攻撃を行う攻撃機。
「雷装値」「爆装値」の両方を持っており、水上型深海棲艦への攻撃には雷装値、陸上型深海棲艦へは爆装値を参照する。
イベントでは特定の深海棲艦*13や陸上型に特効を持っている事が多く、運が良ければ姫級をも撃沈することもある。
通常の艦載攻撃機と違い、熟練度が与えるダメージに直接つながらず、熟練度が剥げても威力が大きく変わらないのも強み。*14
その分部隊の損耗も激しく、護衛戦闘機を付けずに敵機動部隊に突撃させた場合、帰還時に全滅している事も……。*15


九六式陸攻

唯一装備としての開発が解禁されている陸上攻撃機。
史実では長大な航続距離と重武装の両方を実現した日本海軍初の双発攻撃機であり、日中戦争では主力を務めた。
太平洋戦争でも序盤こそ活躍するものの、後継機である一式陸攻が主力になった為一線からは退いている。九六式艦戦に並ぶ日本軍にしては珍しく世代交代が上手く行った例
性能は旧型ゆえに陸攻の中では最も低性能であり、戦闘行動半径も8と短いが基本の運用を学ぶにはうってつけの機体でもある。
3ヶ月に1回、九六式陸攻を一式陸攻に更新する任務があり、新人提督はそれで一式陸攻の頭数を揃えることになる。


一式陸攻

一式陸攻二二型甲

一式陸攻三四型

一式陸攻(野中隊)

一式陸攻(八幡部隊)

太平洋戦争の序盤から中盤にかけて日本軍の快進撃を支えた傑作機。
戦果としてマレー沖海戦でロイヤルネイビーのZ部隊を襲撃し、戦艦プリンス・オブ・ウェールズ及びレパルスを撃沈した事などが挙げられる*16
戦争中盤以降はアメリカ軍の本気を出した対空攻撃に苦しめられ、多くの機体を損失。射撃を受けて炎上する様は「ワンショットライター」などとも揶揄された。
ノーマルタイプの航続距離は9。過去イベントでも大抵のボスマスまで届く標準的な機体。
また、3か月に1回のクォータリー任務で九六式陸攻を一式陸攻に更新可能。航続距離などを踏まえるとかなり大きな進化であり、必ずこなしておきたい。


二二型甲はエンジン換装及び機体構造を全面改修した改良型の二二型を元に、更に武装強化およびレーダーを追加搭載したタイプ。
ゲームではノーマルより性能に優れ、戦闘行動半径は陸上攻撃機としては最大の10となっている。ただ数が限られるので、半径10のマスに対してこの機体で統一編成できる提督はあまりいないだろう。
2016年春イベントでは、基地航空隊と空襲に関する不具合が解消される前にE6を攻略開始した提督にお詫びとして、イベント後に先行配布された*17だけでなく、のちに実装された任務でも定期的に入手可能になっている。
また後述の飛龍の改修や野中隊の入手にも使用する為、かなり貴重な装備でもある。


三四型は防弾タンクの搭載及び尾翼を再設計した後期生産型。一式陸攻としては決定版と言える性能を誇ったが、当時の日本の生産力が度重なる空襲でガタ落ちしていた事もあり量産は進まなかった。
ゲームでもその強さは再現されており、二二型甲に比べて対空値・命中値に優れるが、代わりに戦闘行動半径が犠牲になっており8となっている、一長一短の機体。
2016年夏イベントE-1甲作戦を始めとして、過去に三回報酬として配布されている。*18
2020年1月の正月限定任務では、任務の最終報酬として、改修☆付き(+4)の三四型が登場。改修により対空能力が上がっておりかなり強力な装備ではあったが、
貴重な対潜哨戒機である東海やレアな装備である14cm連装砲改(こちらも☆8で改修値が付いてくる)2個との選択式であり、提督を悩ませることになった。


野中隊は陸上攻撃機の中では数少ないネームド部隊。
野中五郎少佐が最後に率いた飛行隊・第七二一海軍航空隊「神雷部隊」*19であり、ゲームでの性能はノーマルの上位互換。戦闘行動半径は9となっている。
後述する銀河には火力が劣るが、2019年3月22日のオンメンテにより他の陸攻と比べて撃墜される確率が低い、というまさかの特性を得ることに。
2016年春イベント以降、配布機会が無かったのだが2019年9月のランカーの聨合報酬として約3年半ぶりに再配布された。
その入手難易度も並尋常の甲じゃないし、聨合入り自体廃人の域だけど
…などと言っていたら、翌2019年10月のランカー報酬として聨合から3群及びキリ番/コメント選抜までランカー全員に野中隊が配られた*20
ランカー報酬とはいえあまりにも大盤振る舞いな報酬に提督一同が驚愕するのであった。
2021年12月10日のアップデートで遂に野中隊を入手できる工廠任務が追加。ついでに一式陸攻二二型甲と一式陸攻三四型が改修できるようになった。
一式陸攻二二型甲の改修Max、一式陸攻が2機、熟練搭乗員が3つ必要なのだが一式陸攻二二型甲の改修Maxが最大の曲者。
一式陸攻二二型甲の☆6にするまでは零式艦戦21型2機ずつなので楽な一方、☆7以上にするのになんと開発不可の天山一二型甲を2機ずつ要求してくる
天山一二型甲は天山からの改修更新でしか量産できず、天山一二型甲を8機作るだけで最低でも流星8機、天山に至ってはなんと120機必要。そのために消費するネジや釘の数は言わずもがな。
なお、二二型甲の通常の更新先である一式陸攻三四型を☆7以上にするのに必要な装備はただの流星2個、後に実装された二二型甲とほぼ同性能の八幡部隊に至ってはただの天山2個とあからさまに安い。ひでぇ
そもそも一式陸攻二二型甲☆6の時点で野中隊より大体のスペックが上で、現状の環境では野中隊の撃墜耐性も高難易度では当てにならない事もあり、
既に入手している提督達からは「間違っても新人提督が戦力増強のために一式陸攻二二型甲☆MAXを捨てて手に入れるような装備じゃない」とすら評された。
そのためせっかくの野中隊入手にも関わらず任務を放置する提督も後を絶たなかった。天山一二型甲の開発落ちはよ
が、22年春梅雨イベントでは後段海域全体への特攻装備となったため、慌てて入手する羽目になった提督も多かった。
更に23年早春イベントでも前段最終から後段全域にかけての特効装備となり、2023/5/26のアップデートで改修も実装された事で銀河に匹敵するスペックまで持って行く事が可能になった。
後半の改修で一式陸攻が餌になるため、陸攻の層が充実してきていてクォータリー一式陸攻入手任務をサボってた野中隊複数所持提督は悲鳴を上げた
そして2023/11/28アップデートで銀河も改修可能になってしまい、僅か半年で下剋上が終了してしまった



銀河

銀河(熟練)

双発の急降下爆撃機として開発された機体だが、一式陸攻の後継機として戦争終盤に掛けて量産された機体。
試作機は高い性能を誇ったが、いざ量産されると海軍の無茶ぶり(主に急降下爆撃の仕様)を実現させる為の構造の複雑さが足を引っ張った。
熟練工は出払ってしまいそこらの学校の生徒さえ動員しているような戦争終盤の日本で使うには、あまりにも複雑で、生産性や整備性が低すぎた。
国産エンジン「誉」の不調にも泣かされ、敗戦後は「国滅びて銀河あり」とも揶揄された機体である。
それでも戦争終盤を戦い抜き、約1,100機が生産。翔鶴型と互角以上と言われる「隔月刊正規空母」エセックス級空母のフランクリンを大破に追い込むなど、きちんと整備されたものは成果を出している。
艦これではきちんと整備されたものが成果を出した点をフィーチャーしたか、高性能機として2016年夏イベント『迎撃!第二次マレー沖海戦』のE3甲報酬として実装。現状で入手できる最高峰の陸上攻撃(爆撃)機である。
それ以降はランカー報酬として度々配布されているがその配布範囲は一群以上もしくは聯合のみのため、ランカー廃人ご用達装備とされていることも。通常任務でも配って下さいよ運営さん
2019年・2020年節分の期間限定任務で銀河が期間限定アイテム「節分の豆*21」20個と交換で手に入るようになり、実に約2年5か月ぶりにランカー勢以外でも入手できるようになった。
それ故に銀河を5機以上持っている人はかなりのランカー廃人と言われており、
特に銀河を8機以上持っている人は全サーバーの提督の中で数える程しかいない
2019年12月には、2019年11月のランカー報酬として改修☆付きの銀河(1~5位が☆+3、6位~20位が☆+2、21位~100位が☆+1)が配られた。*22
2023/11/28アップデートにて遂に改修が実装され、さらに銀河(熟練)への更新が解禁された…が、銀河(熟練)はカタログスペックは上がり、撃墜耐性も付くが何故か行動半径が6まで下がってしまい、
ついでに改修はできないので銀河★10のまま保持しておく方が無難という意見ももしかして:飛龍(熟練)
2023/11/30の10月度ランカー報酬配布に伴うアプデで半径が7に上昇した。

無印銀河の方が射程が広いのは相変わらずだが、半径7という事は陸戦*23が飛べる所ならどこでも一緒に飛べるため、これだけでも使い勝手が上がったと見る声もある。
あと、銀河の改修の後半にまたも一式陸攻が餌になって、野中隊に貢ぎまくった提督は悲鳴を上げた


なお、通常入手時の「銀河を手に入れました。」の字面の強さと豆を投げて手に入るという謎の展開、ついでに銀河繋がりで毎年2月ごろにネタにされまくる。*24
キルヒアイス「ラインハルト様……銀河と飛龍を手にお入れください」


銀河(江草隊)

2020年6月作戦の上位ランカー報酬でついに実装された、史実ルートの江草隊*25彗星を捨ててifに走るのかと叫んで恥かいた提督もチラホラいた。
野中隊以来の撃墜耐性を持つ陸攻であり、攻撃力は雷装・爆装共に15と、対艦攻撃力面では最強に近しいと言える。
だが、行動半径が零戦21型と同じ7で、半径8以上の場所に派遣し辛いという無視できない欠点がある。なので無印銀河の完全上位互換というわけではない。銀河(熟練)の完全上位互換ではある
九九式艦爆(江草隊)の改修がやたら重いのは更新後の彗星(江草隊)を乗換任務で使わせるためではないかという説も
銀河(熟練)同様に2023/11/30のアプデで半径が8に上昇した。


2023年11月現在、入手方法は上位ランカー報酬のみであり、一般での入手は不可能だが、上記の2023/11/30のアプデの際に本実装が近い事が発表されている。



爆装一式戦 隼Ⅲ型改(65戦隊)*26

爆弾を搭載し対地戦闘を行う隼部隊。言うなれば地上版の爆戦。
手数を減らしたくないが、制空値がわずかに足りない場合に役立つかもしれない。
爆戦故威力も制空値も中途半端で正直扱いにくいが陸上型相手なら能力をフルに発揮できるので6-4ボスに飛ばすには向いている。
…とか言っていたら2020年9月17日のメンテナンスでまさかの撃墜耐性が実装された。しかも野中隊や江草隊を差し置いて強耐性
よって今後は扱いが変わってくる可能性も浮上。この時点では扱いが変わったとは断言しきれなかったが…
2021年2月5日のアップデートにて突如駆逐艦に対する火力がサイレントで爆上げされた。それもあのにっくきナIIを余裕で沈めれると推測されるレベルで。
アップデート後の運営からの連絡に一切入っていない話だったため、これが仕様なのかバグなのかわからず提督達の間で戦々恐々されていたが…
2021年3月1日のアップデートにて任務報酬に65戦隊が入っていた。爆上げされた対駆逐艦用の火力も修正されていないため、どうやら仕様の模様。
その後の激突!ルンガ沖夜戦(艦隊これくしょん)では更にPT小鬼群に対しても同様の火力を発揮することが判明。PT小鬼群の特殊なダメージ補正をもってしても三桁のダメージでオーバーキル確実な撃破が可能。


Do 17 Z-2

Do 217 E-5+Hs293初期型

Do 217 K-2+Fritz-X

ドイツの双発爆撃機
『艦これ』では便宜上陸攻に分類されているが、ドイツには区分上「陸上攻撃機」は存在していない。


Do 17 Z-2はゲーム内の扱いこそ陸攻ではあるものの、あくまで「爆撃機」である為雷装値が「0」である
何が問題かというと、陸攻の対艦火力は雷装を参照する為、対艦攻撃力が全くないのだ。爆装も大して高いとは言えず、行動半径も短い。この為、改修及び後継装備が実装されていない時点では産廃もいいところな兵器になってしまった…。


単体でははっきり言って産廃であるこの機体が真価を発揮するのは、改修型である誘導爆弾搭載機への更新後である。
改修型への更新が入ると知った途端、産廃呼ばわりしていた提督達からは手のひらを返された


Do 217 E-5に搭載されている「Hs293」は世界初の動力付き誘導爆弾(つまり空対艦ミサイルの先祖)であり、英駆逐艦ジェーナスを撃沈した兵器である。もう!やめてよ!
Do 217 K-2は、かねてから実装が噂されていたローマとウォースパイトのトラウマ、滑空誘導徹甲爆弾・Fritz-X(フリッツX)の搭載機となっている。
これら誘導爆弾の攻撃力は「雷装」として含まれている為、高い対艦攻撃力を遺憾なく発揮できる。
爆装もかなり高めに設定されており、対地攻撃力も非常に高い。


誘導爆弾はそれぞれ特性が異なっており、用途によって使い分ける事になる。
Hs293:駆逐艦等小艦艇に対しても有効だが、重装甲艦への打撃力は限定的
Fritz-X:戦艦に対して有効だが、小艦艇への命中率は低い


しかし、手間に比した強力な機体には違いないが弱点もある。
共通して、行動半径が4と、局地戦闘機並でかなり短いのだ。
太平洋を主戦場としている日本の陸攻の航続距離が総じて長いという方が正確だが。


そしてHe293搭載機は改修更新限定な上、更新だけ一式陸攻×3と開発資材60(確実化でなんと110と3桁の大台に乗る)というえげつない消費を求められる為、入手難易度は極めて高い。
フリッツXに至っては現状ランカー限定装備であり、ランカーを目指していなければ入手自体が不可能である。


四式重爆 飛龍

四式重爆 飛龍(熟練)

四式重爆 飛龍+イ号一型甲 誘導弾

四式重爆 飛龍(熟練)+イ号一型甲 誘導弾

大日本帝国海軍が所有していた空母……ではなく、日本陸軍が開発した双発の重爆撃機。
他国の同時期に開発された機体に比べて、爆弾の搭載量は劣るが運動性は軽快であり航続距離も優れていた為、大戦後期に実戦投入され大いに活躍。
魚雷も搭載可能であり、主に艦船に向けて夜間雷撃を敢行した。
対空・爆装・雷装全てが銀河を上回るものの、戦闘行動半径が5しか無い為、海域の奥地への投入は難しい。
偵察機や飛行艇を編成し戦闘行動半径を伸ばす運用が必須になるだろう。
飛龍(熟練)は撃墜耐性も持っているが、飛龍(熟練)を入手するためには飛龍の改修☆MAXから更新する必要があり、
飛龍☆MAXの方が改修不可の飛龍(熟練)よりスペックが上で撃墜耐性が高難易度では当てにならないためわざわざ熟練にせず☆MAXのまま運用する提督も多い。
……が23年節分の報酬に何故か飛龍(熟練)が登場すると、続けざまに23年早春イベントで飛龍(熟練)が特効装備に抜擢されるという形で日の目を浴びた。
飛龍+イ号一型甲 誘導弾は2023年9月現在ランカー報酬での入手のみだが対駆逐、軽巡に有効とされている半径も同じなのでナ級対策における65戦隊の相方候補。こちらも撃墜耐性持ち。
その強化版の飛龍(熟練)+イ号一型甲 誘導弾も2023年9月現在ランカー報酬での入手可能。
強化度合いがかなり強かったため、コイツの登場と共に無印版をハズレ呼ばわりする提督も出てきたが、そもそもコイツは各サーバー上位20名しか入手できなかった装備なのでそれ以前の話である
だが2023年の秋の秋刀魚祭りでは四式重爆 飛龍+イ号一型甲 誘導弾と四式重爆 飛龍(熟練)+イ号一型甲 誘導弾が入手可能に。
四式重爆 飛龍(熟練)+イ号一型甲 誘導弾は四式重爆 飛龍+イ号一型甲 誘導弾とキ96の機種転換での入手なので両方入手することはできないが、まさかの上位ランカー装備配布に驚いた人も多かった。


SM.79

SM.79 bis

SM.79 bis(熟練)

2021年夏イベントで実装されたイタリア陸攻シリーズ。
こちらも本来は「爆撃機」だが、ゲームシステムの都合(対艦攻撃力が「雷装」で計算される為、対艦誘導弾の攻撃力は雷装扱いになっている)で雷装があるわけではなく、実際に雷装していた。
雷装と爆撃がそれなりに高く、SM.79 bis(熟練)のみ命中と撃墜耐性があるので意外と優秀。


キ102乙

キ102乙改+イ号一型乙 誘導弾

2022年冬イベントから実装された陸戦のキ96を攻撃機に転換させた機体。
キ102乙の時点で半径4、そこから任務での交換になるキ102乙改+イ号一型乙 誘導弾は半径3と非常に範囲が狭く、
キ102乙の入手性が良いとは口が裂けても言えない上に、22年冬イベント最終海域甲難易度報酬では現状ここでしか入手できないキ102乙★+3が渡された(この★+3を任務で更新すると未改修になる)ため、
色んな意味で甲提督達を悩ませたそして乙で突破した提督は未改修のキ102乙を悠々と任務更新した装備である。
中には無理してキ102乙★+3とキ102乙改+イ号一型乙 誘導弾を揃えたという提督も。
とはいえ、ここまでやってる提督はキ102乙の更新前であるキ96を22年冬イベントで複数入手出来ている可能性が高いので、実はかなりショートカット出来ている
そして23年早春イベントではキ102乙とキ102乙改+イ号一型乙 誘導弾がまとめて特効装備に採用されたので、両方確保するのも気軽に勧められるものではないが決して悪手とは言えない。


B-25

2022年春/梅雨イベントで実装。
水上艦に対して反跳爆撃という特殊な攻撃を行う。
小型艦になればなるほど威力が上がるという補正が入っていて、駆逐艦には雷装19.6という超攻撃力を発揮するが、これが戦艦だと12.1程度しか出ない。
対空が4と高い上に行動半径7の機体内では爆装も高いと、大型艦以外にはスキの無い仕上がりになっている、流石米帝スペック。
なおHornetに乗せることは残念ながら不可能。


Mosquito FB Mk.VI

2022年夏/初秋イベントで実装。
対空5、対空射撃回避中、行動半径7を持ついぶし銀。
ただし雷装はわずか5しか無い、代わりに爆装18と完全なる対地特化スペック。
闇雲に行動半径7だけ見て組み込むのではなく、相手を確認してから投入を推奨する。


重爆撃機

2020年10月ランカー報酬で実装された、四発の大型攻撃機。
現時点では日本の「大攻」*27である深山のみが実装されている。
重爆撃機となると、大型爆弾「トールボーイ」「グランドスラム」を用いた英の重爆「アブロ ランカスター」、「空の要塞」米ボーイングB-17や、世界初の原爆投下により多くの広島・長崎市民を虐殺したいわくつきの名機「超空の要塞」米ボーイングB-29ら「戦略爆撃機」の存在もちらつくが、敵に兵站の概念などない艦これにおいて、果たして実装されるのだろうか…。


深山

深山改


日本海軍初の四発陸上機。B29にも劣らぬ巨大なサイズの機体であったが、試験運用でトラブルが多発したため、量産はされず試作のみに終わった。
艦これでは陸上攻撃機としては戦闘行動半径は最大の10を誇り、爆装・雷装共にそれまでの実装機体を上回るのだが…。

  • 1部隊が陸上攻撃機の18機の半分である9機の為、全滅する可能性が高い
  • 陸上攻撃機の攻撃力補正が適用されておらず、実際の攻撃力は九六式陸攻と同程度

と、2021年7月時点では戦闘行動半径以外は見掛け倒しの機体となってしまっている。


23年夏イベントでは阻塞気球持ちの陸上型に特効があるとか噂されていたが、そもそも敵の防空値が高いせいで仮にあったとしても9機では簡単に枯れるし、深山を使うくらいなら他の陸攻を使った方が安定するので結局使われず仕舞いだった。


2023年12月26日のアップデートで深山が改修可能になった。要求素材は☆6までは97艦攻、☆7以降は天山なので調達困難になることはない。
その一方で年末任務に深山改を入手する任務名が「「連山」に連なる翼」となっており、連山実装と共に更なる強化を示唆するものとなっているが果たして…?



陸上戦闘機

空襲マスでの深海棲艦航空隊の迎撃や、陸攻の護衛として運用される機体。
敵航空隊の戦力を削ることで艦隊や随伴する陸攻への被害を減らしたり、その後行われる航空戦で航空優勢を取る為のサポートが可能。


基地航空隊の出撃時には、通常の艦戦と同じ対空値の他、対爆・迎撃のステータスも制空値計算に加えられる。


一式戦 隼Ⅱ型

一式戦 隼Ⅲ型甲

一式戦 隼Ⅲ型甲(54戦隊)

一式戦 隼Ⅱ型(64戦隊)


いずれも2017年春イベント『出撃!北東方面 第五艦隊』にて実装。戦闘行動半径に優れ、一式陸攻の護衛に出せる機体が殆ど無かった*28状況における救世主的存在。


あきつ丸「まあ我らが陸軍の機体でありますけどな!」


隼は太平洋戦争序盤から終盤まで活躍した陸軍機。後継機である「疾風」登場後も高い信頼性と運動性から旧式化しつつも運用された。
隼Ⅱ型はのちに選択式ではあるが3ヶ月に1回任務で入手できるようになり、改修する事で隼Ⅲ型甲にアップデートが可能。
隼Ⅲ型甲も改修が可能で、改修が進めば54戦隊以上の制空値となるが、半径の問題があるので単純な上位互換とはならない。
とはいえ20梅雨イベのように二式大艇で行動半径を伸ばして徹底的に陸戦を送り込む状況も有り得るので可能なら改修した隼Ⅲ型甲を集めておくに越した事はない


一式戦 隼Ⅲ型甲(54戦隊)と一式戦 隼Ⅱ型(64戦隊)は、戦闘行動半径が陸上戦闘機としては最長の7で、制空値も高い優秀なネームド部隊。ただしどちらも17年春イベントの報酬限定。
64戦隊は現状最高峰の陸上戦闘機。出撃時対空18.5相当は、全戦闘機の中で出撃時最高の制空値。
その破格の性能故か64戦隊が入手できる17春イベントでの最終海域での突破難易度が甲がダントツで多いという異常事態となった。
54戦隊も64戦隊には劣るが高性能なネームド部隊である。
半径7の陸戦が現状この2つのみで、他は零戦21型系統しか届かないので、半径7or10のマスに戦闘機を複数届かせたい場合まず採用される。
ネームド隼の有能ぶり故に17春イベント以降に着任してきた提督達(と甲で突破出来なかった提督達)への再入手機会が望まれるところでもある。
そして2023年秋刀魚祭りで1限とは言え秋刀魚46尾との交換で一式戦 隼Ⅱ型(64戦隊)が手に入るというまさかの大盤振る舞いを受けた。


三式戦 飛燕

三式戦 飛燕一型丁

三式戦 飛燕(飛行244戦隊)


2016年春イベントで実装されるも、実装当初は局地戦闘機として実装された機体。現在は通常の陸戦扱い。
当時としては珍しい液冷レンジンの「ハ40」*29を搭載した戦闘機として開発されたが、肝心の液冷エンジンの性能が安定せず故障に悩まされた。


一型丁は武装を一部国産20mm機関砲に交換・強化した改良型にして最終生産型。
後のアップデートで飛燕からの改修更新で飛燕一型丁を入手できるようになった。


飛行244戦隊は、ランカー報酬以外だと2016年春E5甲の報酬としてしか手に入らなかったネームド部隊。
対空の計算式の関係から、その対空性能は震電改に匹敵するというふざけた性能を誇る。防空としても陸戦としてはトップクラスの性能。
基本は行動半径が短いため*30防空用だが、後述のSpitfire系統や紫電系統共々、意外なところで空襲マスに飛ばすことができたりするいぶし銀的存在である。


四式戦 疾風

「大東亜決戦機」として戦争終盤に投入され、戦後の米軍に「日本軍最優秀機」と言わしめた高性能機。2017年秋イベント『捷号決戦!邀撃、レイテ沖海戦(前篇) 』にて実装。
実装時期がだいぶ遅れたせいか、戦闘行動半径と性能共に飛びぬけた所が無いせいか、隼ネームド部隊の影に隠れて目立てない少し可哀想な子。


Spitfire Mk.Ⅰ

Spitfire Mk.Ⅴ

Spitfire Mk.Ⅸ(熟練)


2017年夏イベント『西方再打通!欧州救援作戦』にて実装された紅茶の国の傑作機にして、初の海外製陸上戦闘機。
Mk.Ⅰは戦闘行動半径と性能共に秀でた所は無いが、Mk.Ⅴ以降は一線級を張れる性能を誇る。
後のアップデートによりMk.Ⅰからの改修更新でMk.Ⅴが入手できるようになった。
Mk.Ⅸ(熟練)に至っては後述の紫電改(三四三空)戦闘301にほんの僅か劣る程度のスペックを誇る。
それでも戦闘行動半径は日本機に劣るが、これは日本機が異常と言った方が正しい


二式複戦 屠龍

二式複戦 屠龍 丙型

キ96


2021年12月10日アップデートで突如実装された陸戦。
二式複戦 屠龍は開発することで入手でき、改修更新することで二式複戦 屠龍 丙型→キ96となり、ここからさらに陸戦のキ102乙となる。
出撃対空がからっきしな一方、基地防空値が高いので使うなら防空1択。
実は対重爆性能があると予告されているので秋水シリーズを持ってない人は作る価値はある。
こいつの登場で紫電二一型 紫電改は完全に立ち位置を失い、雷電も立ち位置が危うくなった



局地戦闘機

当初は飛燕シリーズも局地戦闘機扱いであったが、後に陸上戦闘機扱いとなる。
戦闘行動半径は陸上戦闘機や艦載機に劣るが、局地戦闘機は迎撃ボーナスと呼ばれる「防空として出撃させた時に、敵機を撃墜する割合」が高く、こと防空については陸上戦闘機や艦上戦闘機よりも優れる。


雷電

海軍が開発したずんぐりむっくりした体型の迎撃戦闘機。終戦までエンジンの安定性に悩まされる機体であったが、高高度での迎撃能力は後述の紫電・紫電改を凌ぐ。
一見対空値は平凡で戦闘機と比べて変わらない様に思われるが、迎撃ボーナスと対爆、迎撃値を合わせた防空時限定の対空値により高い性能を誇る。
入手手段は限られイベント報酬とランカー報酬、2018年正月限定任務で入手可能だった。
2018年12月の追加任務でようやく常設任務での選択報酬で雷電が手に入るようになった。
しかし他の選択肢が需要の高い試製東海であるため、どれを取るかが非常に悩ましい。もう片方の選択報酬である紫電一一型×2は眼中にない
ただ、2023年現在は開発可能で将来性のある屠龍系統の登場により、雷電の立ち位置も大分危うくなっているので他で替えが効きにくい試製東海を選んでしまっても問題ないだろう。


紫電一一型

紫電二一型 紫電改

紫電改(三四三空)戦闘301

紫電改(三四三空)戦闘701

紫電改(三四三空)戦闘407

水上戦闘機「強風」を局地戦闘機に転用する目的で開発された「紫電」。
……が、性能がイマイチだった為、再設計された傑作機「紫電改」。
紫電改は後継機の開発が一向に進まない零戦の後継として注目され、局地戦闘機であった所を制空戦闘機としても使用される事になった。あとシルエットが米軍機に似ていたせいか、友軍による誤射も多い


紫電一一型は空母であればだれでも開発で入手でき、紫電二一型は同装備の改修更新か1年に1回の任務で入手できる。
初期性能こそ他の機体に見劣り気味だが、最序盤から入手可能で改修もできる為、艦載機の烈風や紫電改二のように序盤の戦線を支えてくれることに期待できる。
ハードルは高い物の後述の301に改修更新することも可能で、最終的には最高難易度クラスのイベントでの主力にもなりうるポテンシャルを秘めている。
当初は紫電一一型を3ヶ月に1回の任務で入手するしか方法が無く、その割に性能が低かったので役割を持ちづらかったが、2022/12のアップデートで上記の入手手段が増えた上更新可能になったことでようやく役割を持てるようになった遅咲きの装備である。
尤も、一番の役目は更新後の紫電改も含めて一気に需要が上がってしまった強風改二の改修餌としてだったり。開発可能にならなかったらエラい事になってただろう


紫電改(三四三空)戦闘301は出撃時対空+17相当・防空時対空+19相当という、後述の烈風改系統が現れるまで最強を誇っていた局地戦闘機。
同隊の隊長はあの「デストロイヤー菅野」で知られる菅野直。漫画だと最近ではこれに出演して獣人の王になってたバカヤロウコノヤロウの人*31
それ故にこれが人質報酬になった2018冬イベント『捷号決戦!邀撃、レイテ沖海戦(後篇) 』E-7甲作戦は多くの提督が挑み、第一ゲージの凶悪さを前に散っていった。
それから4年後、2022/12のアップデートで前述の紫電改からまさかの更新解禁。入手には大量のネジ・紫電・紫電改二に加え紫電改が3機必要…とハードルは高いが、現行の量産可能機では最大の出撃制空値を誇る。


2022年春/梅雨イベントで実装された紫電改(三四三空)戦闘701と2023年早春イベントで実装された紫電改(三四三空)戦闘407は、紫電改(三四三空)戦闘301と性能が全く同じである。


烈風

烈風改(三五二空/熟練)

かつては艦載機として存在していた烈風改(現烈風一一型)が、局地戦闘機として改めて登場。
烈風改は出撃時は対空+13相当*32と菅野大尉と比較すると振るわないが、防空時対空+24相当という全ての局戦を過去のものにしたとすら提督達に評される高性能機。
2019春イベントにおいてはなんと丙難易度以上で手に入る。
丙難易度のE1でこの性能の装備が取れるのははっきりいって破格である。*33
しかし恐るべきは同イベントでさらにネームド機が控えていたという事。


烈風改(三五二空/熟練)は出撃時は対空+15.5相当、防空時対空+28相当という加減しろ莫迦!2020年9月現在カタログスペック上の防空能力はブッチギリで最強を誇る局地戦闘機。*34
2019春イベントのE2甲難易度限定報酬として登場したが、こちらはかの坊ノ岬沖海戦をモチーフとした海域故に明らかにE2の範疇を超えている高難易度だったため、乙難易度以下で超えざるを得なかった提督も多かった模様。
その分、手に入れた暁にはE1で手に入れた烈風改と共にE3甲難易度にて航空基地へ飛来した敵航空隊を防空で一機残らず文字通り消し飛ばしていくという凄まじい光景を見せつける事に。


Fw190 D-9

ドイツ空軍の開発した局地戦闘機であり「長鼻のドーラ」の愛称を持つ機体。
信頼性に優れるFw190の性能向上型であり、1944年後半に生産が開始され次第に苦しくなる戦況を戦い抜いた。
紫電改(三四三空)戦闘301に比べて戦闘行動半径は劣るが、防空能力は僅かに優れるという立ち位置の機体。


Me 262 A-1a/R1

ドイツ空軍の開発した世界初の実践投入ジェット機「メッサーシュミットMe262」のIF改良型。
出撃時の対空値はFw190 D-9と同等、防空時の対空値は烈風改(三五二空/熟練)と同等というとんでもないカタログスペック。
欠点は配置コストの重さと熟練度上昇の遅さ、戦闘行動半径3という範囲の狭さ。


零式艦戦21型(台南空)

零式艦戦32型(台南空)

零式艦戦22型(251空)


2021年春イベント『激突!ルンガ沖夜戦』で実装された局地戦闘機シリーズ。
零式艦戦21型(台南空)と零式艦戦22型(251空)は局地戦闘機で出撃時の距離はあの64戦隊と同じ半径7であり
出撃時の対空値も零式艦戦21型(台南空)は15.5、零式艦戦22型(251空)は16.5とこれまた破格の性能を誇る。
零式艦戦32型(台南空)は半径5であるが出撃時の対空値は18と3つの中で一番高く、☆3のものだと64戦隊の出撃防空値を僅かに上回る。
正に54戦隊や64戦隊を持っていない人たちの救世主と言える装備だろう。



ロケット戦闘機

試製秋水

秋水

Me163B

2019年夏イベント『欧州方面反撃作戦 発動!「シングル作戦」』にて正式実装された*35新型戦闘機。
同イベントに実装された敵の新型爆撃機「たこ焼き」の高高度爆撃に対抗する為の兵器であり、航空隊に配備する事でたこ焼きに対する迎撃能力の補正を増加させる事が出来る。
反面戦闘行動半径は1と最低であり、熟練度も上がりにくい。特に秋水の熟練度の上がりにくさは異常とも言えるほどで、あまりに熟練度が上がりにくいせいで防空で制空権優勢だと徐々に熟練度が下がる。


Me163Bはドイツ空軍によって開発された世界初の(そして唯一の)実用ロケット戦闘機。
連合軍の重爆撃機に対抗すべく開発された機体で、搭載されたロケットエンジンによる推進力で圧倒的な上昇力と速度を誇ったが、燃費はすこぶる悪くその運用は困難を極めた機体でもある。
その後Me163Bの図面は日本にも送られたが、図面を積んでいた伊29が敵艦の攻撃で沈没。多くの図面が失われたが残った僅かな資料を元に開発されたのが日本のロケット戦闘機「秋水」であった。
開発は困難を極めるも、何とか試製秋水は初飛行へとこぎ付ける…が、残念ながら失敗。以後終戦までに開発が終わることは無かった。
秋水は無事開発に成功し、実戦配備された場合のIF機体となる。まあ秋水量産できるなら日本は負けてないのだが



対潜哨戒機

試製東海

東海(九〇一空)

対潜哨戒機として開発された双発機。当時としては高性能であった磁気探知機「KMX」を搭載し、敵潜水艦を探知する。
長い作戦行動時間が求められた事から低速の機体として開発されたが、当時は制空権を失っていた事もあり、低速機がノコノコと対潜哨戒していてはそれこそ敵戦闘機の餌食であった。
その為戦争末期の44年10月に運用が開始されたのにも関わらず、生産された153機のうち終戦までに半分以上の85機が失われている。
なお東海による潜水艦撃沈の戦果も記録されてはいるが、米軍の正式記録に「東海に撃沈された潜水艦」の記録は無かったり。つまりは日本軍側の誤認の可能性が高い。


ゲームではかつての雪辱を晴らすかのように、敵潜水艦を撃沈しまくっている。潜水新棲姫絶対許さないマン
長い期間東海シリーズはイベント報酬限定だったが、2018年12月のアップデートで追加された任務でようやくイベント産以外の試製東海が入手できるようになった。
ただし選択報酬であり同じ選択肢の中には雷電があるため提督歴が浅い人にとって非常に悩ましい所。もう一つの選択肢の紫電一一型×2が哀れである


東海(九〇一空)は戦時中に結成されたシーレーン防衛専門の航空部隊「第九〇一海軍航空隊」に正式配備された東海。
性能は試製東海の上位互換。でも多分妖精さんがとんでもない事になっている事の方が有名パンツ!パンツです!


大型飛行艇

二式大艇

PBY-5A Catalina

艦載可能な水上機ではあるが、ここに記載する。
どちらも攻撃能力は持たないが、戦闘行動半径はCatalinaが10、二式大艇はヤケクソ気味の驚きの20。
特殊能力として、航空隊に組み込むことで航空隊の行動範囲を底上げする。*36拡大できる範囲は二式大艇は+3、Catalinaは+2となり、これにより遠方のマスまで出撃させることが可能になるのだ。
イベントでは航空隊の出撃可能数が2になっている事が多い事を踏まえ、高難易度に挑む際は二式大艇を最低2(出撃制限がない場合に備えて最大3)機は保有しておきたいという言葉もある。
よってイベントのたびに提督に二式大艇ちゃんを取り上げられる秋津洲ちゃんの姿が


両機の問題はその入手手段。
二式大艇は言わずもがな秋津洲改の初期装備であり、それ以外は2015年春イベントE5甲及びE6乙以上突破報酬と2018年5月期間限定任務での選択報酬のみ。
その選択報酬は特大発動艇も含まれていたので、二式大艇未所持の提督は頭を悩ませる事になった。
秋津洲のドロップ場所も6-4の道中のみなので、イベントでドロップする箇所があればそこで狙うのが吉とされる。
Catalinaは2019年6月現在恒常での入手手段は「戦艦戦隊、出撃せよ!」の選択報酬のみであり、その他は2016年春イベントE6突破報酬でしか入手手段がなかった。
同任務の選択報酬は改修費用の掛かる二式水戦改であったため、二式大艇が足りている場合は見捨てられる存在であった。南無……


しかし、二式大艇があまりにもぶっ飛び過ぎてるせいでCatalinaは凄く肩身が狭くなっている。
Catalinaの方が配置コストが安い以外、二式大艇の方が実質上位互換。
半径9の一式陸攻に対し、+2で届く半径11マスの場合にも、Catalina自体の半径10制限に引っかかってしまうので、二式大艇でないと届かせることができない。


特に2018年冬イベント『捷号決戦!邀撃、レイテ沖海戦(後篇) 』E-7甲作戦は二式大艇の数で難易度が激変していたので、
二式大艇が足りない提督に、罪のないCatalinaが罵声を浴びせられていた。
菅野大尉「二式大艇足りなくて攻略できないのをCatalinaの行動半径のせいにしてんじゃねぇよバカヤロウコノヤロウ」


その後Catalinaには「カタリナ救助」という撃墜機数が減るというボーナスが入るようになった。
ただこれ、基本運用がボス集中の基地航空隊では「撃墜機数が減るので補給時の負担が減る」程度…。
一応分散で出撃させた場合、1ます目で減った機体を補充して2マス目でも高威力攻撃を行えるというメリットはある。
あと減る→熟練度処理→救助による加算というルーチンで動いているため、スロットの大半を撃墜されると「機数は残っているのに熟練度だけ消えるという」あまり嬉しくないことが起こる。


陸上偵察機

二式陸上偵察機

二式陸上偵察機(熟練)

2018年10月のランカー報酬として先行配布され、後に2019年冬イベント報酬として配布され正式実装された新カテゴリ。
配備することでその航空隊の戦闘行動半径を+1することができ、航空隊の制空・敵艦隊に対する攻撃力を上げる*37事ができる。
いわゆる航空隊のバッファーとして機能するのが偵察機である。*38


陸上攻撃機に比べて戦闘行動半径の短い陸上戦闘機を海域奥地まで連れて行く事ができ、かつ能力の底上げが出来るというのがメリットであり
「敵編成に空母がいて制空が厳しく、陸上攻撃機をそのまま出すと撃墜による損害が激しい」場合などに重宝される。


陸上偵察機+陸上戦闘機+陸上攻撃機の組み合わせで出せば「こちらの損害を軽減できる程度の制空を維持しつつ、敵艦隊を有効に攻撃できる」事が可能。
大型飛行艇と違い航空隊のバフが可能というのが強みであるが、その分戦闘行動半径の延長の能力は劣るためそこは使い分けとなるだろう。


二式陸上偵察機は、当初爆撃機護衛用として開発された十三試陸戦を偵察機として転用した機体。
双発遠距離戦闘機としては開発に失敗した本機であったが、航続距離には優れる為大戦初期の偵察機としては十分な性能を誇った。
その後もこの機体を活用すべく様々なアイデアが出されるが、爆撃機を迎撃する為に斜め銃を装備した夜間戦闘機として正式採用されたのが、かの有名な「月光」である。
現在はランカー報酬やイベント報酬の他、2020年の節分任務でも入手可能。


二式陸上偵察機(熟練)は二式陸上偵察機の上位互換。戦闘行動半径がノーマルに比べて+1され、より遠くのマスへの出撃が可能になっている。


Mosquito PR Mk.IV

2022年夏/初秋イベントで実装。
初の海外製陸上偵察機。
行動半径延伸は二式陸上偵察機(熟練)同様の+1マス。
謎の装甲1の代わりに対空値が無いため、ちょっと微妙な感じになっている。



基地航空隊専用機ではないが、基地航空隊として運用されることも多い艦載機群。
当然ながら迎撃・対爆・爆雷装併存といった特殊ステータスは持っていないため、代用品としての性格が強い。


艦上戦闘機

烈風→試製烈風 後期型

烈風改二戊型(一航戦/熟練)

零戦52型(熟練)

零戦21型(熟練)


制空補助・防空用途で起用する。陸上・局地戦闘機の埋め合わせとなる。
21型(熟練)は航続距離7が大きなメリットであり、改修を施して運用する提督も多い。
21型(無印)を改修してから熟練に換装すると改修値が引き継がれるので覚えておくとよい。
21型から燃料タンクが小さくなってしまった(=航続距離が減った)32型は艦これ実装時に既に基地航空隊が存在していた煽りをモロに喰らう形になり、32型(熟練)は半ば趣味で作る艦載機扱いになってしまった


艦上攻撃機

Swordfish Mk.Ⅲ(熟練)

TBM-3D

TBM-3W + 3S

九七式艦攻(九三一空)

天山(九三一空)


装備対潜値が7以上の艦上攻撃機たち。
上述したように対潜支援攻撃には装備対潜値+7以上が必要だが、それを満たす陸上機の東海シリーズは配布された回数が少ないので、これらを使って穴埋めすることも珍しくない。
特に夜間攻撃機という触れ込みで登場したTBM-3Dはイベントにおいては先に対潜支援での運用が注目されるという皮肉な結果になった。
まあこの辺も入手は容易ではないのだが……



流星

流星改

流星(六〇一空)

九七式艦攻(友永隊)

天山一二型(友永隊)

九七式艦攻(村田隊)

天山一二型(村田隊)

流星改(一航戦/熟練)

流星改(熟練)


水上艦への攻撃用途で起用する。陸攻が不足している場合の埋め合わせ。
ただし前述した通りボスへのダメージボーナスは陸攻による攻撃が条件であることが多いため、あまり期待はできない。
しかし、極めて高対空なナ級後期型Ⅱの登場により、ネームドの入手性がかなり悪い陸攻の埋め合わせに真面目に撃墜されづらいネームド艦攻が選択肢に入る事も出てきた
また、22年春梅雨イベントでは流星改(一航戦/熟練)とこのイベントで実装された流星改(熟練)は基地航空隊で運用した場合のみ後段海域全体への特攻が入る仕様となっていた。


艦上偵察機

彩雲

彩雲(東カロリン空)

彩雲(偵四)


他の艦上機とはやや性格が異なる。
編成した中隊ひとつにつき、防空時の制空値が1.3倍となる特殊効果を持つ。
主に強力な陸上・局地戦闘機をブーストして制空値を稼ぐために使われる。
また、航続距離の延長効果も持つ(+1~2)が、この機体の航続距離が8しかないため役立つ場面はあまりない。


対潜哨戒機

一式戦 隼II型改(20戦隊)

一式戦 隼III型改(熟練/20戦隊)


対潜哨戒機にシフトチェンジした隼隊。
哨戒機でありながら制空値を稼げたりでき、一式戦 隼III型改(熟練/20戦隊)はなんと基地に配備した時限定で対駆逐艦に特効を持つ。
だが一式戦 隼III型改(熟練/20戦隊)の入手方法は現状、ランカー報酬かあの悪名高い2023年早春イベントのE-2を甲作戦での突破のみ、と持っている人は多くない。
とか言っていたら2023年夏イベントでE-1の甲突破報酬として隼III型改(熟練/20戦隊)が再び実装された。
だがあの時程の難しさではないとは言え、今回のE-1は歴代トップクラスに難しいのでやはり一筋縄ではいかない。


そもそも『艦これ』だよねこのゲーム?


ここまで読んだら、こう思った方々もいるかもしれない。


飛行機ばっかじゃん」「どこにも『艦隊』要素がない」と。


事実、実装当初はそのような批判は数多く見られた
敵には飛行場姫という基地に相当するキャラクターがいるが、此方側には「基地娘」などはおらず、ただただ航空機がアイコンで並び、飛び立つだけの無機質なもの。


母港や他所の箱庭ゲーのように基地や航空機をスキンで衣替えする事もできないし、編成をするうえで艦娘やNPCキャラクターとやり取りをする事もない。


そして当然といえば当然だが、中隊に艦娘やその航空隊を配置する事もできない


そう、ここに『艦隊』を連想させる要素はどこにもなく、ましてやキャラクター要素など欠片もなかったのである


今や高難易度海域に必要不可欠となった基地航空隊ではあるが

  • ただただ飛行機が飛ぶだけで見栄えがしなかった事
  • 演出で出撃時間が長くなりがちでゲームテンポの悪化を招いた事
  • 後半の高難度海域においては防空に回す余裕などなく、空襲をモロに受けなければならず消費が重くなる事*39
  • そして基地航空隊装備の入手難度が高い物が多く、基地航空隊の増備・強化には途方もなく長い時間がかかる事

等、基地航空隊実装以降のイベントは不満点も積みあがるようになっていき、これらは基地航空隊がもたらした負の側面として挙げておかなくてはならない…。
ロケット局戦がなければ解除が厳しい防空ギミックや長い行動半径等、高難度の敷居の高さや4年もの間原因がわからなかった猫バグの温床ともなっており「基地航空隊不要論」を掲げるプレイヤーもいる。
もちろんこれには基地運用を辞めてプレイヤー間格差をなくして欲しいという意味だけでなく、ナ級後期型Ⅱを始めとした艦娘を差し置いてインフレを続ける敵も基地航空隊実装以前の水準に戻せ、という一種の皮肉でもあろうが。


だが、史実をひも解くと何故『艦これ』の基地航空隊が、艦娘達と同じ「艦隊の一員」としての扱いを受けているかが見えてくる。


基地航空隊が主軸の『艦隊』が実際に存在したのだ。


例えば、第十一航空艦隊は連合艦隊の動きに応じて策応すべく、基地航空部隊を統合して生まれた『艦隊』である。
艦これ実装艦でも「神威」と「秋津洲」が所属していた事がある。



基地航空隊は立派な艦隊の一員として、連合艦隊と共に戦っていたのである。



追記修正は太平洋上の孤島につるはし一つで飛行場を設営してからお願いします。


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  • イベントの初心者殺し。特に通常入手できる機体で届かない距離だと…九六式で届かない9、カタリナで届かない11・12 -- 名無しさん (2018-05-10 23:33:07)
  • イベントは初心者提督お断りとはいえ、一式陸攻やら大艇もいまだに入手難易度が高いのはどうにかならんのか… -- 名無しさん (2018-05-10 23:55:35)
  • なお旧海軍では基地航空隊も航空艦隊という形で立派な艦隊の一員である。 -- 名無しさん (2018-05-11 01:25:54)
  • 艦上機についても補足。項目の趣旨からは微妙に外れてそうなので畳んどきます -- 名無しさん (2018-05-11 05:45:46)
  • アーケードでは最終マップ以外の海域から、港湾や離島が航空機の大群飛ばしてくる。実質基地航空隊 -- 名無しさん (2018-05-11 19:08:46)
  • 防空を無視して攻撃専念せざるを得ない、って実装初期の状況と同じなんだよなあ。一周回って戻ってきたか・・・ -- 名無しさん (2018-05-11 22:10:29)
  • ↑回っても何も、防空優先できる余裕があることの方が珍しいんですが -- 名無しさん (2018-05-12 02:36:22)
  • そうか?16夏以降は「防空1枠、それ以外は出撃」「ゲージ割り時のみ全力出撃推奨」くらいのバランスになってたと思うぞ。17秋から対潜マスも航空隊ほぼ必須になって枠足りなくなった -- 名無しさん (2018-05-12 10:14:46)
  • 飛燕の所に「2016秋イベE-5甲はこれが無いと詰む」みたいな大嘘が書いてあった(実際はALL烈風で解除可能、気になる人は艦これ攻略wikiを参照)ので消した。…このデマってエアプアンチが散々触れ回ってた内容なんだけどなぁ… -- 名無しさん (2018-05-13 16:58:20)
  • ↑244戦隊入りでないと当時攻略情報で知りそのまま甲攻略していたので、自分が勘違いしてました。申し訳ないです。 -- 名無しさん (2018-05-13 22:12:02)
  • 彩雲を使う場合制空値は局戦3×1.3となるが局戦4の方が強いのと彩雲自体には撃墜ボーナスが入らないので主に局戦の数が足りない場合に使われる。 -- 名無しさん (2018-05-17 23:01:36)
  • 今だと「局戦は防空時にボーナスが付く」は否定されてて「対爆の値が高い機体が強い」が主流の模様。さらに「空襲相手の攻撃機装備スロットと同じ順に高対爆機を配置すると防空ボーナスあり」とかの説も出てきて複雑怪奇 -- 名無しさん (2019-03-25 00:30:20)
  • 設営隊は1個しか任務で入手できないってなってたけど、2個入手できるんで修正しときます。 -- 名無しさん (2019-04-17 23:50:07)
  • 熟練度がかっ飛びやすい上に練度上げに資材が飛びやすいのが辛い。 -- 名無しさん (2019-06-05 03:37:59)
  • 陸攻の熟練度はもう諦めた方が良い。ハゲる頻度を考えると付け直すのは手間がかかり過ぎる -- 名無しさん (2021-02-09 11:16:47)
  • 我が基地航空隊は健在です!→全 滅 とかもう少し良く考えろよって思うわ。やってることが特攻同然でもうなんなんだよって感じ -- 名無しさん (2021-02-09 12:13:57)
  • これを実装してから艦これが傾き始めた -- 名無しさん (2021-03-04 20:14:39)
  • 配置による資源消費と待ち時間をようやく0にできるようになったけど、3年遅くない?しかも無条件で改善されるべきところが課金アイテム必要(一応同時実装された任務で入手は可)とかもうね… -- 名無しさん (2021-07-16 22:22:11)
  • 全滅扱いになるけど範囲無視して出撃できるようになればいいのにな。どうせ対空でほぼ全滅するから大差ないし -- 名無しさん (2021-10-17 18:14:05)
  • 特攻兵器そのものからはいい意味で目をそらし続けてるゲームなのに、これの運用だけはほぼ特攻隊と変わらない -- 名無しさん (2023-04-02 12:03:59)
  • 昔と違ってこれがないと初心者提督は後半キツイとよく言われるがそもそもイベント海域自体最初は初心者提督はE-1でも回ってろって言われてたコンテンツなんだよね -- 名無しさん (2023-04-02 16:04:48)

#comment

*1 当時の海軍の命名規則では「急降下爆撃が可能な機体」が爆撃機、それ以外が攻撃機である
*2 戦争終盤では満足な護衛戦闘機も揃える事が出来なくなっていた
*3 ただし桜花を吊り下げ式で搭載した事による重量増加と空力の悪化により、敵艦に向かう前に敵戦闘機に捕捉され撃墜されるケースが多かった。
*4 「飛行場設営の準備を実施せよ」で1つ、「夜間突入!敵上陸部隊を叩け!」で1つ。
*5 現状では途中から航空基地への空襲が発生する6-5で防空する時にしか3つ目の航空隊は使わないため、6-5のゲージを割らないのなら買う必要はない。
*6 なお設営隊は同時に実装された任務にて入手可能
*7 ちなみに期間限定作戦海域の整備Lvは全てのイベントで共通で扱われる。
*8 中隊をドラッグで同じ航空隊内で入れ替えるだけなら消費は無い
*9 初実装の16春イベントでは、行動半径の足りない機体が混じっていても到達できた
*10 疲労回復により効果的なのは「休息」だがボーキサイトの自然回復量が減るデメリットがあるので資源の備蓄などを見て使い分けたい
*11 陸攻による特効もあった
*12 防空しても空襲の被害をあまり減らせない、航空隊の行動半径が航空隊内の最大値で決まる、一個中隊12機しか無いので撃墜による全滅が多い等
*13 戦艦棲姫、空母棲姫、駆逐古姫など
*14 長らく陸攻の熟練度補正は制空値の微増のみだったが、17年秋イベント頃からクリティカル率には影響するようになったようだ
*15 強力な対空性能を誇る砲台小鬼やツ級Flagshipを相手にすると特に損耗が激しい
*16 ただしこれはZ部隊に護衛戦闘機がろくに付いていなかった事も一因である
*17 2015年秋イベントの不具合では、お詫びとしてゲームに影響しない家具を配布していた為、装備の配布は異例の事態であった。
*18 いずれも甲作戦限定。16秋E-4と17夏E-5では、乙作戦での報酬である二二型甲との選択式であった
*19 先述した桜花搭載用に改造された一式陸攻に乗る
*20 2群以上は改修値が付いている。
*21 期間限定のデイリー任務とウィークリー任務で入手可能
*22 なお101位~500位にも改修無しではあるが銀河が配られている
*23 最も半径が長い陸戦がちょうど7
*24 ちなみに節分で入手した際はアイテム画面から直接入手するので「銀河を手に入れました。」の一文は出ない。
*25 史実の江草隊長は蒼龍戦没後、艦を降りあ号作戦において521空の銀河を率いて出撃したが、力及ばず全滅・戦死した
*26 当初は55戦隊表記だったが、第2期開始と同時に65戦隊表記に修正された。
*27 これはあくまで「大型の陸攻」であり、ランカスターやB-17を始めとした戦略爆撃機とは根本から設計思想が異なる
*28 戦闘行動半径7の零式艦戦21型(ノーマル・熟練)や戦闘行動半径6の52型(ノーマル・熟練)くらいしか無かった
*29 ドイツのDB601Aを川崎がライセンス生産したエンジン。彗星に採用された「アツタ」と同じ出自である
*30 飛燕の時点で3、飛燕一型丁以降は4
*31 なお史実でも戦闘で撃墜されて遭難した際には原住民の神になってたとか。
*32 地味にこの値は烈風改を艦載機化してさらに最適化したという設定と思われる烈風改二と同性能。
*33 旧烈風改こと烈風一一型もかつて2014年春イベのE1で入手できた経歴がある
*34 高高度爆撃への防空に関してはロケット戦闘機のフォローが必要になるため全てにおいて防空最強とは言い切れない面もある。
*35 イベント開始前に2019年7月作戦上位報酬にはなっていた
*36 ちなみに艦偵にも射程延伸効果はあるが、彩雲で+1マス止まり
*37 運営は「誘導機として」働くと説明している
*38 なお防空に出した時の防空力も上がるが、艦上偵察機よりもそのバフは劣る
*39 特に掘りで消耗戦になると辛い。これは『艦これ』のゲーム性自体が「肉を切らせて骨を切る」のが主眼なのも原因である。防空に回して手数不足で敵が倒せなければ、空襲で焼かれる資材以上の消耗を強いられる危険性も否定しきれないのだ

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