登録日:2017/11/02 Thu 21:55:10
更新日:2024/02/15 Thu 13:44:19NEW!
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概要
「水」に関連する生物や物が属する種族。
魚介類は魚族に、それ以外の水棲生物はこの種族になる事が多い。
他の種族っぽい外見であっても水や氷の性質が強いモンスターは水族に割り振られる事もある。
エア・サーキュレーターのような機械にしか見えない水族や鳥類なのに水族にカテゴライズされてばかりのペンギンなんかもいる。
海獣類、いわゆる水棲哺乳類に至っては最早自己申告レベルでバラバラで始末に負えない。
なお読みは「すいぞく」ではなく「みずぞく」。
水族というだけあって所属モンスターの実に9割近くが水属性である。
一応神属性以外の属性は全てそろっており、相反する属性である炎属性のモンスターも存在している。
種族としてのまとまりは悪い部類に入り、種族としての強みやこれといった特徴は無い。
純粋な水族サポートも非常に少なく、水族を補助する大概のカードが魚族・海竜族・水族の3種族を同時に指定している。
統一デッキを組む旨みはかなり少ないしデッキを組む事自体も難しいため、「水族デッキを組もうとしたら水属性デッキになった」とか、
「ガエルデッキになった」「リチュアデッキになった」といった状況に陥ってしまいがち。
種族としては鳴かず飛ばずだが優秀なモンスターは数多くおり、環境を変化させるほどの影響を及ぼしたモンスターも目立つ。
アニメでの使用者はGXでガエルデッキを使用したプリンセス・ローズ、氷帝メビウスやそのサポートを使用した氷丸、
スライム型の水族モンスターや機械族メタの混合デッキを使用したマッドドッグ犬飼、
ZEXALでクラゲ型の水族モンスターを数多く使用したクラゲ先輩など。
水族中心のデッキを使用していたわけではないが、DMでマリクの人形もリバイバルスライムやスライム増殖炉など水族モンスターを使用していた。
OCGではなくラッシュデュエルになるが、SEVENSの安立ミミは既存モンスターの水族リメイクである『お水』デッキを使用。水は水でも水商売の水である。
代表的なカード
・カタパルト・タートル
自分フィールドのモンスター1体をリリースしてその攻撃力の半分のダメージを与える効果を持つ上級モンスター。
モチーフは爬虫類で見た目は機械だが、なぜか水族。
原作にも登場している知名度の高いモンスターであると同時に環境を変えた水族その1。
魔導サイエンティストの効果で融合モンスターをバンバン特殊召喚し、
このカードで射出して相手のライフを速攻で削りきるサイエンカタパデッキが大流行、環境を一色に染めた。
現在では魔導サイエンティストは禁止カードに指定されており、このカードの効果も1ターンに1度しか使用できないようエラッタされている。
OCGでもラッシュデュエルでもリメイクされているが、流石に《カタパッド・タートル》になったりはしない。
・同族感染ウィルス
手札を1枚捨てて任意の種族を持つフィールドのモンスターを全て破壊する効果を持つ下級モンスター。
環境を変えた水族その2。
登場当時としてはずば抜けて高い殲滅能力、下級ゆえの高い汎用性、おまけに1600という攻撃力は
当時は『準アタッカークラス』と呼ばれ、下級のメリット効果モンスターとしては優秀な値と見られていたので猛威を振るった。
その後11年もの間禁止カードに指定されていたが、2017年についに制限復帰を果たす。
・イレカエル
自分フィールドのモンスター1体をリリースしてデッキから「ガエル」を特殊召喚する効果を持つ下級モンスター。
ガエルに戦闘破壊耐性を与えるという隠された効果もある
環境を変えた水族その3。
1ターン内に効果を使える回数に制限が無いという王道のやらかしパターンをしでかした結果、
1ターンで20回近くもの特殊召喚を繰り返して1ターンキルを行うデッキ等のいわゆるガエル1キルと呼ばれるデッキの中核を担った。他にもガエルシンクロやガエル帝といったデッキが成立し、ガエル第一の黄金期を演出した。
このデッキは世界大会優勝も果たしており、まあ当然というかその後このカードは禁止カードに指定された。
・イビリチュア・ガストクラーケ
儀式召喚時に相手の手札をランダムに2枚まで確認してその中の1枚をデッキに戻す効果を持つ儀式モンスター。
環境を変えた水族その4。
ハンドアドバンテージが非常に重要になる遊戯王OCGにおいてハンデスは相当に強力な効果と認知されており、
このカードの効果は2枚までカードを公開させた上で戻したいカードを選ぶ事ができるため、ハンデス効果の中でも便利な効果に分類される。
これほど強力な効果を持ちながら出すのに手間と消費がかかる儀式モンスターである点からさして猛威を振るう事は無かったのだが、
相性のいい聖刻やセイクリッド・トレミスM7が登場すると状況が一変。
元々持っていた高いサーチ・サルベージ能力に拍車がかかり、儀式召喚をしながらエクシーズ・儀式用の素材を調達できるように。
結果このカードの儀式召喚を連打して相手の手札をボロボロにする一方的かつ不条理な戦術が流行。
過剰なハンデスはゲームバランスを損なうだけでなくプレイヤーのモチベーションにも大きく関わるため制限カードに指定される事に。
現在では環境の変化からか準制限カードに緩和制限解除されている。
・No.101 S・H・Ark Knight
素材2つを取り除き相手フィールドの特殊召喚された攻撃表示モンスターを自分の素材にする効果と、
戦闘・効果で破壊される場合代わりに自身の素材1つを取り除ける効果を持つランク4のエクシーズモンスター。要求素材はレベル4×2。
環境を変えた水族その5。
破壊も除外もせず相手の墓地も肥やさせないエクシーズ素材化という新たな除去方法を引っさげて登場したモンスター。
出すのに手間がかかる大型モンスターはたとえ破壊耐性を持っていてもこのカードに簡単に吸収されるため価値が下落。
登場後しばらくは必須カード扱いを受け、一般パックの高レアリティとしては最も手に入れやすいであろうウルトラレアでありながら、
シングル価格が2000円以上に高騰していた。
現在は新マスタールールの実装でエクシーズモンスター自体の使い勝手が悪化した事もあり採用率は落ち気味。
・アイス・ハンド
相手によって破壊され墓地へ送られた際に相手の魔法・罠カード1枚を破壊し、
デッキから《ファイヤー・ハンド》をリクルートする効果を持つ下級モンスター。
環境を変えた水族その6。
相方のファイヤー・ハンドも同様の条件で相手のモンスターを1体破壊しつつこのカードをリクルートできる効果を持つ。
相手の場を荒らしながら後続を呼べる優秀なモンスターであるため登場当時は高い採用率を誇り、大会環境に顔を見せる事も多かった。
海外環境ではこのカード達と蟲惑魔、アーティファクトを組み合わせた除去特化デッキが大流行した。
・餅カエル
お互いのスタンバイフェイズに素材を1つ使ってデッキから「ガエル」を特殊召喚する効果、
自分の手札・フィールドの水族1体を墓地へ送り相手のモンスター効果・魔法・罠カードの発動を無効にして破壊し、
破壊したカードを自分フィールドにセットできる効果、
墓地へ送られた場合に墓地の水族モンスター1体を手札に加える効果の3つの効果を持つランク2のエクシーズモンスター。要求素材は水族レベル2×2。
環境を変えた水族その7。
展開・カウンター・カード奪い・墓地回収と1枚でできる事が非常に多く、攻撃力も半上級ラインをわずかに上回る2200とランク2としてはかなり高い。
公式Twitterで情報が初公開された直後から強いと話題となり、登場後はバハムート・シャークから呼び出す戦術が流行。
後半2つの効果は素材を必要としないので正規のエクシーズ召喚をしなくても仕事ができる事も凶悪性を高める要因となっていた。
公式もオーバースペックを認めたのか、制限カードに指定され、遂には禁止カードになった。
遊戯王の蛙はどいつもこいつもロクな事しない
・リバイバルスライム
戦闘破壊され墓地へ送られた時に1000ライフを払う事で復活できる効果を持つ下級モンスター。
原作やアニメでマリクが披露した、オシリスの天空竜を強化するコンボのパーツとして活躍したため高い知名度を持つ。
OCGでは戦闘破壊にしか対応しない他復活の際に決して安くないコストを要求するようになったため、かなり使いづらい。
・氷帝メビウス/凍氷帝メビウス
帝モンスターの水属性担当。魔法・罠カードを破壊する効果を持つ。
アドバンス召喚の手間はかかるものの破壊できるカードの枚数が多いため、帝モンスターの中では採用率は高め。
・沼地の魔神王
融合素材1体の代用として扱える効果と、手札から捨ててデッキから《融合》をサーチする効果を持つ下級モンスター。
いずれの効果も融合デッキでは有用なサポートとなるため、融合デッキでの採用率は高め。
・CNo.101 S・H・Dark Knight
No.101 S・H・Ark Knightのランクアップ先。
相手フィールドの特殊召喚されたモンスターを自分の素材にする効果と、
素材を持っている状態で破壊され墓地へ送られた時、墓地にArk Knightがいれば復活+自身の攻撃力分自分のライフを回復する効果を持つ。
召喚には基本的にRUMを用いる事になるが、素材化効果は自身の素材の消費なしで表示形式も問わず、
条件付きではあるが自力で蘇生できるなどランクアップ前からかなり強化されており、出す手間に見合った性能を持つモンスター。
水族で初めてパックの看板を飾ったモンスターでもある。
水族のテーマ
・ペンギン
古参の水族テーマ。アニメでスケベ親父が用いていた事から記憶に残っている人も多いと思われる。
エロペンギンことペンギン・ナイトメアで方向性が定まり、主にリバースとバウンスでの妨害を得意とするテーマとなっている。
爆発的展開力を持つ大皇帝ペンギン、優秀なシンクロモンスターであるペンギン勇者、バウンスを全て除外に変更する否定ペンギン等が強力。
・ガエル
蛙をモチーフとした水族モンスター統一テーマ。
個性的なモンスターが多いため、様々なタイプのデッキを組める。
現在では高い展開能力を生かしてシンクロ・エクシーズ・リンク召喚を重ねるビートダウンデッキや、
妨害に特化させたロック・パーミッションデッキ、下記のバージェストマと混ぜたデッキなどが考案されている。
モンスターの数に比例して覚える事も多いが、その分できる事も多いのでデッキ構築が楽しい。
・リチュア
儀式モンスターを軸とする水属性統一テーマ。
種族は統一されていないが水族モンスターが多く、テーマの中核を担う儀式モンスターも大半が水族である。
サーチやサルベージをしながら自分のカードを増やし、相手のフィールド・手札のカードを減らす等、
儀式召喚の課題でもある消費の激しさをカバーしつつアドバンテージを得る能力が高い。
その場に合ったカードを的確に選択する判断力が必要となるためプレイングの難度は高く、慣れが必要になる。
・グレイドル
相手モンスターのコントロールを得る事に特化した水族統一テーマ。
戦闘か対応する効果で破壊され墓地へ送られると相手モンスターを乗っ取り、そのモンスターで戦うカウンター戦法を得意とする。
モンスターを強奪する効果は強力だが回りがいいテーマとは言えず、メタカード1枚でデッキそのものが機能不全に陥る事もあるためデッキ構築とプレイング両面で工夫が必要な中〜上級者向け。
だが、うまく扱えれば相手のモンスターを次から次に奪っていく非常に嫌らしい動きができる。
・バージェストマ
古代生物の「バージェス動物群」をモチーフにしたテーマ。
……ただ、メインデッキに入るカードに「モンスターカード」は一体もおらず、モンスターカード扱いで墓地から蘇る罠カードが大半を占める異色のテーマ。
一応、エクシーズモンスターの方はちゃんとモンスターである。
罠カードを中心とするテーマなので妨害が得意だったり、採用する罠カードの種類で全く異なる性質のデッキにできたりと面白いテーマだが、
全体的にクセが強く初動の遅さや事故率の高さなども気になる。
・アクアアクトレス
可愛い魚たちを強化して殴るデッキ。
非常にマイナーと言えるレベルの知名度ではあるが、爆発力は高い。
魚族の項目にもあるようにアニメ版では魚族だったのに、なぜかOCGでは水族にされた魚たち。
一説にはシーラカンスとのコンボを恐れて専用サポートがあまりない水族にされたのでは?と揶揄されているが……?
・軍貫
お寿司。
……もとい、属するモンスター全員が寿司そのまんまの姿をした衝撃的なテーマ。また、水族・炎属性というレアな組み合わせで統一されている。
「しゃり」と「ネタ」でエクシーズ召喚を行い、出来上がった「軍艦巻き」で総攻撃をかける戦法を特徴とする。
見た目こそインパクト抜群だが、やるべきことは「召喚!エクシーズ!攻撃!」を順番に行うだけなので初心者向け。
・ティアラメンツ
ヴィサス=スタフロストに関連するストーリーの一つ。水の世界「壱世壊ペルレイノ」に住まう人魚たちと、それを支配する一人の青年によるテーマ。
環境を変えた水族その8。
水属性っぽい見た目に反して闇属性メインであり、人魚型のモンスターが水族になっている。上記アクアアクトレスと同じパターンだろうか。
デッキトップを削り墓地肥やしを行う効果を持つモンスターが多く、ほとんどのカードが「カード効果で墓地に行くと効果を発揮する」という特徴を持つ。
さらに水族の下級は墓地に落ちると融合を行える為、上手く墓地肥やしが出来れば一気に展開していける。
・虚構王アンフォームド・ボイド凶悪性能のアニメ版No.61 ヴォルカザウルスとNo.6 先史遺産アトランタルを繰り出した遊馬を追い詰めた超強力モンスター。
・水精鱗-サルフアビス召喚無効を打たれるだけで5:1交換を実現するカード
追記・修正はサイエンカタパやガエル1キルをぶん回してからお願いします。
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▷ コメント欄
- 水族代表モンスターを挙げろと言われれば個人的にはウォーター・スピリットを挙げたい -- 名無しさん (2017-11-02 22:10:39)
- 人形は水族使い代表に入れていい気がする。リバイバルスライム以外にもヒューマノイド・スライム&ドレイクとか、増殖炉とか使ってたし -- 名無しさん (2017-11-03 02:47:44)
- 禁止歴を持つキラー・スネークも代表に入れていいと思う。アビス・ソルジャーも制限歴があったり。 -- 名無しさん (2017-11-03 04:14:57)
- ↑キラスネは爬虫類族! -- 名無しさん (2017-11-03 04:38:29)
- やっぱりオチはボイド様か -- 名無しさん (2017-11-03 07:52:59)
- 水精鱗界屈指のイケメン、サルフアビスを追加して欲しいホエ -- 名無しさん (2017-11-03 10:17:02)
- 環境替えた一枚にガストクラーケ入れてくれ インゼク全盛期とはいえ聖刻リチュアは暗黒界等ですらデッキ戻しで何もできなかった -- 名無しさん (2017-11-03 10:46:31)
- 人魚はよく魚族でなく水族に分類されがち -- 名無しさん (2017-11-03 12:56:48)
- 水族かどうかはわからないけどGXでヘルカイザーと戦ったスライム使いのオッサンがいたよね -- 名無しさん (2017-11-03 15:41:54)
- バジェは初手ガン伏せしたときの相手の顔が楽しい。確かに初動は遅いが墓地発動罠をどさどさ落とすし罠モンも壁になるから、結構守りは硬い。幻影騎士団混ぜたりするのも面白い -- 名無しさん (2017-11-03 21:09:35)
- 改めてみるとマイナーな割りにちょいちょい問題児を輩出してるな -- 名無しさん (2017-11-04 16:03:31)
- 後ろ2枚www -- 名無しさん (2017-11-06 15:17:39)
- 水族や海竜族はわりとアバウトだと思う -- 名無しさん (2017-11-12 16:07:03)
- 5:1交換とかいうパワーワードで吹いた -- 名無しさん (2018-07-03 13:25:15)
- 水の踊り子がいる時点で最強種族。 -- 名無しさん (2018-07-04 00:23:52)
- ラッシュデュエルで水族登場…………そういう意味じゃねえだろ水族ってwww -- 名無しさん (2020-06-22 09:12:21)
- (お)水族…だと… -- 名無しさん (2020-06-22 11:09:55)
- スライムはカテゴライズしてほしい。一部悪魔族とかもいるけど。 -- 名無しさん (2020-07-07 20:51:23)
- 20年以上イメージが良くわかんなかったのがここ1年で一気にザギンでシースー種族になったやつら -- 名無しさん (2021-03-17 10:48:58)
- お水族に寿司とか完全に色物だよねこの種族 -- 名無しさん (2022-10-04 15:44:04)
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