登録日:2017/06/24 Sat 18:21:33
更新日:2024/02/06 Tue 13:51:00NEW!
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dcコミックス アメコミ バットマン スーパーマン ジェームズ・ゴードン ブルーバード prime earth earth-0 ポストフラッシュポイント スコット・スナイダー ジェームス・タイニンⅳ グレッグ・カプロ アンディ・クラーク アンディ・キューバート ダスティン・グウェン new 52 クレイフェイス マーガリート・ベネット ジェリー・ダガン アレックス・マリーブ ウェス・クレイグ マッテオ・スカレーラ バットマン:真夜中の事件簿
『Batman: Graveyard Shift』はDCコミックスから出版された『Batman Vol.2』のオムニバス作品。
『Batman Vol.2』#0
発売 2012年9月
脚本 スコット・スナイダー(本編)、ジェームス・タイニンⅣ(短編)
作画 グレッグ・カプロ(本編)、アンディ・クラーク(短編)
『Batman Vol.2』#18
発売 2013年3月
脚本 スコット・スナイダー、ジェームス・タイニンⅣ
作画 アンディ・キューバート、アレックス・マリーブ
『Batman Vol.2』#19~#20
発売 2013年4月から
脚本 スコット・スナイダー、ジェームス・タイニンⅣ(短編)
作画 グレッグ・カプロ、アレックス・マリーブ(短編)
『Batman Annual Vol.2』#2
発売 2013年7月
脚本 マーガリート・ベネット、スコット・スナイダー
作画 ウェス・クレイグ
『Batman Vol.2』#34
発売 2014年8月
脚本 スコット・スナイダー、ジェリー・ダガン
作画 マッテオ・スカレーラ
『Batman Vol.2』#28
発売 2014年2月
脚本 スコット・スナイダー、ジェームス・タイニンⅣ
作画 ダスティン・グウェン
日本では2016年に小学館集英社プロダクションから邦訳本が発売されている。
スコット・スナイダーとグレッグ・カプロによるバットマン・サーガ第1部の外伝。
これまでの『Batman Vol.2』のエピソードに収録されなかった単品のエピソードをまとめたもの。
バットマンの過去、現在、未来を描いておりバラエティに富んだエピソードを楽しめる。
『Batman Vol.2』#0
『Batman Vol.2』#0短編
『Batman Vol.2』#18
『Batman Vol.2』#19~#20
『Batman Vol.2』#19短編~#20短編
『Batman Annual Vol.2』#2
『Batman Vol.2』#34
『Batman Vol.2』#28
『Batman Vol.2』#0
リブートから1周年を記念して行われた『ゼロ月間』企画の一遍。全レギュラーシリーズでオリジンや過去のエピソードが描かれた。
『バットマン:ゼロイヤー』の原典に当たる作品で一部描写や設定が異なる。
【物語】
名も無き自警団員として街を牛耳る『レッドフード・ギャング』と戦うブルース・ウェイン。
拠点の屋上で新兵器のテストをしているとゴッサム市警のジェームズ・ゴードンの訪問を受ける。
【登場人物】
少年時代に両親を殺されたゴッサムの大富豪の遺児。4年間の修行の旅から帰還し顔を別人のマスクで隠して自警団活動を行っている。
ウェイン邸ではなく両親が殺された犯罪通りの近くの家を改造し拠点としている。装備は充実している。
『レッドフード・ギャング』を相手にしているが明確な結果は出していない。銀行での戦いを終え拠点に戻り新兵器のテストをしていると、
ゴードンが現れ色々と聞かれる。
- アルフレッド・ペニーワース
ウェイン家の執事。ブルースの自警団活動をサポートしているが、本心ではウェイン邸に戻りブルース・ウェインとして
犯罪と戦ってほしいと願っている。
- ジェームズ・ゴードン
ゴッサム市警の警部補。ブルースからは悪と戦う唯一の人物と思われている。
犯罪通りのブルースの家を訪ね彼自身のことやウェイン産業のこと、謎の自警団員について質問する。
街を牛耳る謎の犯罪者。赤い筒のようなヘルメットを着けたリーダーと赤いマスクをつけた部下で構成されている。
新しい銀行を襲撃し金を手に入れ、従業員を完成記念のケーキに入れた毒で殺害した。
メンバーの1人に紛れ込んだブルースに気付き殺そうとするが逃げられてしまう。
『Batman Vol.2』#0短編
【物語】
バットマンが現れた直後のゴッサム。ゴッサム市警のジェームズ・ゴードンは市警本部の屋上にあるものを設置する。
時を同じくして4人の少年少女が空を眺めていた。
【登場人物】
- ジェームズ・ゴードン
ゴッサム市警本部長。ゴッサムに現れたヒーロー『ザ・バットマン』と彼のともした正義の炎のためにゴッサム市警本部の屋上にあるものを設置する。
- バーバラ・ゴードン
ジェームズ・ゴードンの娘で後のバットガール。父の行動を司法制度への侮辱と非難するが、父の言葉を聞き考えを変え始める。
グレイストーン学園の学生で後のレッドロビン。優れた身体能力と天才的頭脳を併せ持つ。学園長の不正を暴いて警察に知らせ逮捕させた。
薬物中毒母親と暮らす少年で後の2代目ロビンでレッドフード。金を稼ぐために友人と『レッドフード・ギャング』のまねごとをしてコンビニ強盗をするが、
友人が無抵抗の女性を殺したため友人を警察に突き出した。
『ヘイリーズ・サーカス』のブランコ乗り一家の少年で後の初代ロビンでナイトウィング。サーカスで起きたひったくりを倒し自分の宣伝をした。
『Batman Vol.2』#18
2013年3月のバットマン関連タイトルは『レクイエム』と題しダミアンを追悼するエピソードが描かれた。
【物語】
バットマンに憧れる電気技師のハーパー・ロウはここ数日荒れているバットマンを心配していた。
無理がたたりピンチに陥ったバットマンを救うも、逆に殴り飛ばされ言葉も届かなかったハーパーはある策を講じる。
【登場人物】
- ハーパー・ロウ
ナロウズ地区出身の男勝りな学生で電気技師として働いている。弟カレンと2人暮らし。
夜な夜なラバースーツに身を包みバットマンの活動を追っており、ここ数日無理な戦い方をしているバットマンを心配している。
『ヴェノム』で強化された闘犬からバットマンを救うも鼻を折られ涙ながらの言葉も聞き入れてもらえなかったが、
ブルースに許可をもらってバットマンにメッセージを送ろうとする。
- カレン・ロウ
ナロウズ地区出身の学生でハーパーの弟。同性愛者でティム・ドレイクに憧れている。
『ブラックゲート刑務所』に収監中の父に会いに行き侮蔑的な言葉を言われても改心すると信じている。
姉の活動を心配しがら彼女の意思を尊重し送り出している。
- バットマン(ブルース・ウェイン)
ゴッサムを守る闇の騎士。息子ダミアンを失いその怒りを犯罪者に向けここ数日昼でも活動を続けている。
闘犬会場を突き止めるため闘犬のブリーダーを襲撃するが、ヴェノムで強化された闘犬に殺されかけハーパーに救われる。
しかし彼女の活動をダミアンと重ね殴り飛ばしてでも止めさせようとするが彼女に痛いところを突かれ姿を消す。
その後、会議に出席し会社にいたところをハーパーの訪問を受ける。
- マーカス・ロウ
ハーパー・カレン姉弟の父。バットマンに捕まって『ブラックゲート刑務所』に収監中。
面会に来た自分の子供に嫌なことを言い妻のことを馬鹿にする駄目人間。
『Batman Vol.2』#19~#20
本作が発売された2013年4月に発売されたタイトルは見開きカバーに衝撃の展開が描かれ、
本作の場合ブルースがゴードンのことを銃で狙う姿が描かれた。
【物語】
ゴッサム銀行に強盗が現れ対処に当たるゴッサム市警だったが彼らの前に現れたのはブルース・ウェインだった。
その6日前、バットマンはウェイン社の協力者の不審死を追い事件にクレイフェイスが関わっていることに気付く。
クレイフェイスの新たな能力に対処しようとするがクレイフェイスに先手を打たれてしまう。
【登場人物】
- バットマン(ブルース・ウェイン)
ゴッサムを守る闇の騎士。息子ダミアンの死を引きずり過去のデータを見直す日々を送っている。
ブライアン・ウェイドの死に疑問を持ち彼のオフィスに侵入し、彼本人の襲撃を受けるが退ける。
その際に手に入れたDNAデータからクレイフェイスが化けていると知り対策をブルースとしてルシアスに頼もうとするが、
既にルシアスに化けていたクレイフェイスの攻撃を受けルシアスと共に廃棄施設に閉じ込められしまう。
ルシアスの協力で試作の『バットスーツ』に身を包み脱出し自分に化けたクレイフェイスに挑む。
- クレイフェイス(ベイジル・カルロ)
泥のような体をして様々な物に変形できる元役者。能力がパワーアップし触れた人物のDNAを奪いDNAごと変身できるようになった。
その能力を使って上流階級を脅迫していたがブライアン・ウェイドだけは応じなかったため殺害した。
ブライアンの死を疑問に思ったバットマンと遭遇し一旦逃走する。その後ルシアルの姿でブルースに接触しDNAを奪い、
ブルースの姿を餌にしてバットマンのDNAを奪おうと企む。ブルースをルシアスの居る廃棄施設に閉じ込めると、
ブルースの姿で銀行強盗を行いバットマンをおびき寄せようとする。
- リーパー
髑髏のマスクをつけ銃と鎌が一体となった武器を使う犯罪者。ファルコーネの通夜を弔花を使って襲撃しようとするがバットマンとロビンに防がれた。
- ルシアス・フォックス
ウェイン・エンタープライズのCEO。バットマンの協力者で様々なガジェットの製作を行っている。
クレイフェイスの襲撃を受け姿を奪われ廃棄施設に閉じ込められてしまう。同じく捕まったブルースに試作の『バットスーツ』を着せ脱出する。
- ブライアン・ウェイド
自殺したウェイン社のゴッサム再建計画に協力した建築士。ゴッサムの長所も短所も愛しその人柄で採用された。
骨髄異形成症候群を患っておりそれを苦にしての死と思われたが、半年前に治療を受け順調に回復していた。
殺人事件の容疑者にされており身代わりを立てたと思われたが、実際はクレイフェイスに姿を奪われ殺されていた。
- ジェームズ・ゴードン、ハービー・ブロック
ゴッサム市警の刑事たち。ゴッサム銀行の強盗の対処に当たりブルースの姿を見て驚愕する。
ゴードンは直接説得しようとして銃で撃たれスーツの下に来た『バットスーツ』を目撃する。
- ロビン(ダミアン・ウェイン)
ブルースの息子で3代目ロビン。犯罪組織『リバイアサン』との戦いで命を落としブルースの心に影を落としている。リーパーとの戦いの映像に登場する。
- アルフレッド・ペニーワース
ウェイン家に仕える執事。ダミアンとの映像データを振り返るブルースをジェイソンの時のようになるのではと心配している。
- バットスーツ
いつものスーツの他、利益を出すのに20年かかるとして廃棄された『バットマン・ザ・フューチャー(原題Batman Beyond)』風のスーツや
感染防止スーツが登場する。
『Batman Vol.2』#19短編~#20短編
【物語】
息子を亡くし失意に沈むバットマンを元気づけるためゴッサムを訪れたスーパーマンはバットマンの頼みで捜査に協力する。
警察が消えたビルに向かうとそこに待っていたのは魔術の儀式だった。
【登場人物】
- バットマン(ブルース・ウェイン)
ゴッサムを守る闇の騎士。自分を元気づけるために現れたスーパーマンの思いを理解しながら素直な態度をとれずにいる。
6人が行方不明になり警官も消えたビルにスーパーマンと共に向かい魔術の儀式で呼び出された怪物を発見する。
怪物をスーパーマンに任せ魂の状態でその場に残っていたベッカに対処法を聞き出そうとする。
- スーパーマン(クラーク・ケント/カル=エル)
メトロポリスを守る鋼鉄の男。バットマンを心配しゴッサムを訪れ捜査に付き合わされる。
魔術は苦手だが時間を稼ぐため儀式で呼び出された怪物に挑む。
- ベッカ
友人たちと魔術の儀式を行い怪物を呼び出してしまった女性。人魂を呼び出すつもり儀式を行い魔法陣から出た結果、
怪物が現れ友人は食べられ自身は肉体から魂が切り離されてしまう。後悔に沈んでいたがバットマンの言葉とスーパーマンの頑張りで考えを変え始める。
『Batman Annual Vol.2』#2
『バットマン:ゼロイヤー』のクロスオーバーとして発売されたがそこまで関係はない。
【物語】
『アーカム・アサイラム』の新人雑用係エリック・ボーダーは初勤務の日がバットマンによる最新設備のテストの日と重ねってしまう。
テストが進む中エリックは『アーカム』の最古の患者であるアンクレスの話を聞くが、彼女を止められずバットマンをピンチに陥らせてしまう。
【登場人物】
- エリック・ボーダー
『アーカム・アサイラム』の新人雑用係。メトロポリス出身。救えない人はいないと考えている。
初勤務のその日にバットマンを使った最新設備のテスト行われることになったがテストから追い出されてしまう。
その後、アンクレスに導かれ彼女の元を訪ね、話を聞き終えた直後に彼女が脱走してしまう。
- バットマン(ブルース・ウェイン)
ゴッサムを守る闇の騎士。まだ無名の自警団員だった頃『アーカム』に侵入しアンクレスと出会っていた。
『アーカム』の最新設備のテストに参加し、様々なヴィランを想定したガジェットを駆使しトラップを突破していく。
しかし脱走したアンクレスに追い詰められ家族の死を見せつけられる。
- アンクレス
『アーカム・アサイラム』の最古の患者。1890年代生まれの女性で実験物理学を好み人体への影響に興味があった。
両親に結婚を強制され言い争っていると、実験装置が暴走し両親は亡くなり彼女は実体を失い『アーカム』に入院した。
アーカム一族の治療を受け徐々に回復していたがバットマンの活躍で多くのヴィランが入院すると彼女は見捨てられてしまう。
そのことでバットマンを恨んでいた彼女は自分を思いやってくれたエリックに身の上話をした脱走し、バットマンに家族の死を見せ続ける。
- マリーン・ザイル
『アーカム・アサイラム』の医師。新人のエリックに『アーカム』の案内をする。アンクレスが逃げ出すとエリックに合流し対処に当たる。
- ジェレマイア・アーカム
『アーカム・アサイラム』の責任者。バットマンを使って最新設備のテストを行う。
- リドラー(エドワード・ニグマ)、マッドハッター(ジャービス・テッチ)、クレイフェイス(ベイジル・カルロ)
『アーカム』の患者たち。マリーンがエリックに紹介した。
- トーマス・ウェイン、マーサ・ウェイン、リンカーン・マーチ、ダミアン・ウェイン
ブルースの血のつながった家族たち。アンクレスがバットマンを追い詰めるために彼らの死を見せつけた。
『Batman Vol.2』#34
『バットマン:エターナル』と同時期に起きた事件を描いた作品。
【物語】
バットマンの恩人であるレスリー・トンプキンスの患者が次々と行方不明になる。
バットマンは大きな事件ばかりを追っていた自分の怠慢を戒めながら捜査に当たる。
【登場人物】
- バットマン(ブルース・ウェイン)
ゴッサムを守る闇の騎士。レスリーの患者が次々と行方不明になり連続殺人事件の可能性を疑う。
ゴードンの逮捕など様々な大きな事件が同時に発生し、これらの事件に集中し殺人鬼が調子に乗ってしまったことを悔やむ。
- レスリー・トンプキンス
ホームレスなど経済的に困窮している人たちを治療している街医者。両親を失った直後のブルースを支えた恩人。
彼女の患者が次々と行方不明になりバットマンから殺人の可能性を指摘され、患者たちに警告を送る。
- 殺人鬼
レスリー・トンプキンスの患者ばかりを狙う殺人鬼。遺体を無縁仏を集めた共同墓地に処理している。
『Batman Vol.2』#28
『バットマン:エターナル』の#43を別視点で描いている。
【物語】
ハーパー・ロウは弟カレンを治療するために闇社会のクラブに侵入するが正規の会員ではないことがバレ囲まれてしまう。
しかし独自の仕掛けで停電にしバットマンに助けられた彼女は、ブルーバードとなってバットマンと共に大立ち回りを演じる。
【登場人物】
- ブルーバード(ハーパー・ロウ)
ナロウズ地区出身の男勝りな学生で電気技師として働いている。弟カレンと2人暮らし。
カレンの治療のために闇の社会のクラブに侵入するが、実はバットマンの先導役で彼が現れるとブルーバードになり共に戦う。
バットマンの仲間では珍しく電撃銃などの機械的なガジェットを駆使して戦う。
- バットマン(ブルース・ウェイン)
ゴッサムを守る闇の騎士。ハーパーの先導でクラブに侵入しあるものを探して暴れまわる。
女盗賊キャットウーマンとして活躍した女性。現在は裏社会のトップに君臨している。クラブで暴れまわる2人の前に現れる。
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