湯ノ花幽奈(ゆらぎ荘の幽奈さん)

ページ名:湯ノ花幽奈_ゆらぎ荘の幽奈さん_

登録日: 2016/09/16 Fri 01:55:30
更新日:2024/01/26 Fri 11:13:27NEW!
所要時間:約 15 分で読めます



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あっあの安心してくださいね! わたし呪ったりとか祟ったりする気全然ないので!


ただの善良な地縛霊ですから!


湯ノ花ゆのはな幽奈ゆうなとは、週刊少年ジャンプで連載されていた漫画『ゆらぎ荘の幽奈さん』の登場人物である。
温泉下宿「ゆらぎ荘」の地縛霊であり、物語におけるメインヒロイン。
人気投票では第1回、第2回共に1位。





プロフィール



誕生日:11月7日(ゆらぎ荘の女将さんから名前を付けてもらった日)
年齢:外見年齢16歳程度、幽霊歴16年
瞳の色:赤色
髪の色:白髪だが、うっすらピンク色がかっている(原作の方が白っぽい)
職業:ゆらぎ荘の地縛霊
血液型:O型
身長:153㎝
体重:46.7kg
3サイズ:B93(F)-W57-H88
CV:島袋美由利



性格・境遇




・性格・容姿


幽霊であるためその姿を認識できるのは霊能力者か妖怪の血を引く者など霊感の高い者のみ。
ただし、呪われたクリスマスカードの生み出した生クリーム温泉やバーチャル世界に引き込まれてプレイさせられるゲームなど特殊な空間に引き込まれた場合は霊感がない者でもその姿を視認できる。


極めて穏やかな性格でどんな相手に対しても常に敬語で接し、他者を攻撃するという性質が全くと言っていいほど皆無。
他者に感情移入しやすく、たとえ自分の関わることでなくとも災難や悲劇が降りかかった者のために涙を流すことのできる優しさを持ち合わせている。


また、自分の身が危機に陥ることで他人に迷惑がかかると判断した場合は、どれだけピンチになろうが迷わず己の身を切り捨て、真っ先にその他人を護ることを優先する気概の強さもある(黒龍神騒動の一件を参照)。


外見上の特徴は足があって完全な人間の姿をしているのとどんな格好をしていても常に額紙(三角の布)だけは外れないことである。
(足のない不完全な姿の幽霊や額紙のない幽霊も登場している)


幽霊である以外はスタイル抜群で可憐な普通の年頃の少女であり、胸を触られたらもちろん取り乱し裸を見られようものなら羞恥心で発狂する。
一方で幽霊にもかかわらずお化けを怖がったり、コガラシに泣いて飛びつき胸をコガラシの顔面に押し付けるという羞恥心とは裏腹のザル防御を晒すなど、どこか抜けている。でもそこが可愛い。


一応料理などもできるが幽霊であるため普通に物を食べることはできず、お供え物として頂くことしかできない。
このため味見さえもできないので、味付けが悲惨なものになっても自分では分からない。


また、「幽霊(わたし)にだって足はあります」や「幽霊歴も長いもんで」など幽霊であることを意味もなく誇るなど、感覚もどこかズレている。そこもまた可愛い。




・コガラシとの繋がり


ゆらぎ荘の住人とは誰とも仲良しだが特に新参者である冬空コガラシに懐いており、朝起きて彼の姿が見えなかった日には派手に着崩れた浴衣を直しもせずにゆらぎ荘の中を探し回り、彼が学校に登校する際もついていく程でその信頼の大きさは本人にしか窺い知ることは出来ない。


コガラシは幽奈を幽霊として怖がることもなく自分の姿が見えて会話ができる同居人であるため、出会って程なく打ち解けている。
相棒として色々な騒動を共にコガラシと経験してきており、良きパートナーの関係を確固たるものとしている。


コガラシに対しては恋心を抱いている節があり、白露蓮華が動物霊に憑りつかれ、コガラシを(性的に)襲おうとするのを見るや否や、脇目も降らず突進して彼の身を誰にも渡さんとする意地を見せたこともある。
また、朧から『どうすれば惚れたり惚れられたり出来るのだろうか』と打ち明けられた際には、「傍にいるうちに、自分でも気づかないうちに、いつの間にかそうなってしまうものなのかもしれない」と、心中を吐露。
これはあくまで一般論として語った言葉か、それとも幽奈自身から湧き出る感情をそのまま代弁したものなのか…。



・少年への想い


湯煙高校文化祭でのアクシデントをきっかけに、幽奈はとうとうコガラシに対する『ある想い』を自覚する。
これは本当に恋なのか、尊敬や親愛の類とは違うのか、ゆらぎ荘を訪れていた千紗希にそう言葉を漏らした。
しかし千紗希の「冬空君が別の女の子と付き合うことになったとしても、幽奈さんはそれでいいの?」という問いかけに対し、幽奈は涙を零しながら小さく首を横に振ったのだった。
春に少年と出会ったその少女は、季節が巡りまた冬が訪れる頃、ようやく少年のことが大好きなのだと自覚するのだった。
しかしその答えはかけがえのない友人でもある、もう一人の少女の心をかき乱すことにもなってしまう…。



・失くした記憶


いつの頃からか、幽霊の少女はゆらぎ荘の204号室の地縛霊としてこの世に存在するようになる。
幽奈が語る自らの最初の記憶は、ゆらぎ荘にある自分の部屋で、朝目覚めたことから始まっている。
当初は混乱し、仲居さんに見つけてもらうまではゆらぎ荘でも独りぼっちで過ごしていた。
湯ノ花幽奈というのも本名ではなく、かつてのゆらぎ荘の女将に授けてもらった仮の名である。
記憶喪失のため、生きていた頃の思い出、死んだ原因、未練の理由など全てが不明であったが…。



・悪霊化


コガラシを含めたゆらぎ荘の面々が、幽奈に対して最も抱える不安要素が『悪霊化』である。
呑子曰く『他人から認識されず孤独を抱え、誰からも罰せられなくなり、人間社会からの倫理の縛りが緩くなった結果、善悪の基準が崩壊して悪を悪と認識できなくなり悪行に何の躊躇いも無くなってしまった幽霊』…それが悪霊である。


コガラシはその論理を聞いて一時は不安を覚えるが、「ゆらぎ荘の皆が幽奈の傍に居る限り、幽奈は悪霊にはならない」と呑子からのフォローを受け、コガラシは『幽奈がいつか成仏するまで、自分がずっと傍にいる』と、新たな強固たる誓いを胸に秘めたのだった。




特殊能力



幽奈はただの人間霊であるにもかかわらず、様々な能力を行使できることができる。
朧はこれについて生前は相当な霊能力者であったのではないかと推測していたが…。


●ポルターガイスト


最も派手で強力な幽奈の基本武装。
結構見落とされがちだが、基本的に自分の意思で自在にポルターガイストを巻き起こすことは出来ない。
激しい羞恥心を覚えることで、結果的にポルターガイストが引き起こされるのである。
その威力は極めて強力で、コガラシを難なく上空数十メートルまで吹き飛ばすほどである。
ちなみにポルターガイストを引き起こす主な原因は自身の寝相の悪さで、いつの間にかコガラシの布団に転がり込み、浴衣がド派手に着崩れ、更にコガラシが意図せず胸を触ってしまい、その状態で目が覚めるのである。


他にもコガラシがたまたま手を出したらそこに幽奈の胸があって鷲掴みにされてしまうというパターンも何度か発生している。これは日頃から浮いているため、胸が人の肩に近い高さに来ることによる。コガラシが普通の人と同じ感覚で咄嗟に肩を掴もうとしても肩の位置は上で、意図せずも胸を鷲掴みにしてしまうのである。シチュエーションとしては十分美味しい
女性は殴れないコガラシなので、幽奈のポルターガイストは回避できない。


なお、コガラシへの思いが強まるにつれてポルターガイストの発動回数は減り、コガラシの前でポロリしても顔を赤らめるだけで終わるレベルにまでなった。
…が、コガラシが寝ボケて幽奈の胸を延々揉み続けたときはさすがに羞恥心に耐えきれずポルターガイストが発動した。



一方で、半ば能動的に能力を発動した場面もある。
コガラシが緋扇かるら・巳虎神マトラのコンビに連れ去られそうになったときは、露天風呂の岩を指一本触れることなく引き剥がして浮遊させ、相手に向けて飛ばすという荒技を見せた。


更にかるらが拉致したコガラシに「支離式の術」を掛けて自由な動きを封じ、無理矢理キスをしようとした際には幽奈が2人の動きを封じてキスを阻止してコガラシに掛けられた術を解除した。
このとき幽奈は

  • 霊術で両手を拘束され、口にさるぐつわをはめられ、両手の拘束具で霊能力の発動を封じられていたにもかかわらず、強力な力を発動して拘束を打ち破る。
  • かるらとコガラシのみを完全に動けなくする。羞恥心によるポルターガイスト発動と違って2人以外には一切の影響がなく、味方は自由に行動できた。
  • 術を掛けた者ですら解除が困難とされる支離式の術をいともたやすく解除する。
  • 他人の心の声を聞くかるらの術、「他心通」の状態を狂わせ、かるらの心の声をダダ漏れにする。

というややこしいことをあっという間に成し遂げている。
幽奈の能力の中でも突出して異常なスペックだが幽奈はなぜこのようなことができたか当初は理解しておらず、能動的とはいえ必死になったら偶然にも力を発動できたに過ぎなかった。



●幽体変化


頭の中に物体を念じ、それを思い描くことでその物体を自らの身体に変化させる術である。
主に衣類関係で使用されている(制服、水着など)。変化させるためにはその物体の詳細を隅から隅まで把握する必要がある。千紗希のスカートを悪気無くめくり研究していたところ、コガラシがとばっちりで変態扱いされたことも。
コガラシの些細な言葉でうっかり裸の状態を思い浮かべてしまい、誤って全裸に変化してしまったこともある。


●飛行・浮遊能力


未練のある場から動けないという地縛霊の常識に囚われずに、幽奈は宙に浮いてあちこちを飛び回ることが出来る。
本気を出した全速力のスピードは飛行機並み。
能動的に発動できる能力で、入浴時や就寝時などはちゃんと足を地に着けることもできる。
ちなみに、旅行などで遠方の地で睡眠をとった場合、幽奈の身体はその場からゆらぎ荘の204号室へと自動で飛ばされる仕組みになっている。その際は就寝姿勢のまま日本上空を横断していることになる。冷静に考えると結構怖い。


●物質に対しての相互干渉


幽奈が他に存在する普通の幽霊と一線を画している訳は、何よりもこの相互干渉能力にある。
平たく言えば、幽霊のくせに人だったり物だったりに触ることが出来る能力である。幽霊のくせに。
これがあるおかげで幽奈は料理を作れるし、食事をとれるし、人と触れ合うことが出来るのである。
これだけなら透明人間でもよくある事。


透明人間との唯一の違いは相互干渉の無効化が可能な点で、壁などを自由にすり抜けることもできる。
白露蓮華が(性的に)コガラシを襲おうとする場面を窓の外から見た時は、それを阻止せんと壁をすり抜けて突進している。
ただし相互干渉の無効な状態で突っ込んだため、蓮華を突き飛ばすのではなくその中の憑依霊だけを弾き飛ばしてしまった。結果オーライではあるが。
相互干渉が無効でも自分と同じ霊体には常時干渉できるらしい。


ちなみにコガラシとのラッキースケベは相互干渉能力ではなく、コガラシが霊能者であることによるものである。
相互干渉を無効化していても、コガラシの伸ばした手の先に胸があれば触られてしまう。
つまるところ、彼女にはラッキースケベを回避する術がないと言える。


●憑依合体


相互干渉能力の派生。自由自在に憑依してその肉体を操ることができる。
と言っても人間に憑依したのは雲雀が都合悪く気絶したときのみ。
劇の出番の途中で気絶したため、幽奈が憑依することで雲雀を傀儡のように操り観客の目を誤魔化した。


また、これを応用してこゆずが作った仮の肉体に憑依することで一時的にだが完全に実体化することができる。
早い話が見た目はそのままに、霊感のない人間でも姿を認識できる状態にするというもの。
実体を持っているため相互干渉や浮遊能力は使用できないが、一時的に幽霊ではなくなるため普通に物を食べて味わうことができる。




人物関係




冬空コガラシ


今やすっかりパートナーとなった肉体派霊能力者。
同じ部屋で過ごすうちに次第に彼の実直な心に幽奈は惹かれるようになる。


関係性については上記の個別項目も参照。



宮崎千紗希


コガラシの通う湯煙高校で出会った女子生徒。
千紗希の方は幽奈の姿を視認できないが、ノートなどを用い会話(筆談)もしたり、普通の友人と変わりなく接する。お互いファッションについて話したり、恋話で盛り上がったり(?)、良好な友人関係を築いている(第10話参照)。


恐らく幽奈にとって初めての『純然たる一般人の友達』であり、携帯に映った自らのおどろおどろしい姿を物ともしない千紗希の想いに涙する一幕もあった。


第46話でこゆずの術式で初めて幽奈の姿を視認。
互いに普通に喋れる事に感動したが、同時に両者がコガラシを異性として意識し始める事に。


第128話でこゆずと憑依した名残で霊感が増し、幽奈の姿を常に視認できるようになった。


その他については上記の個別項目も参照。



荒覇吐呑子


かつて宵ノ坂にいたゆらぎ荘の最古参住人。
いつから入居してるかは不明だが幽奈の事は家族同然と言えるほど長い付き合いらしく彼女の身を案じる発言も多い。
呑子の存在はかなり影響力があるようで時折、幽奈の素性を知っているような素振りも見せるが…?


その他については上記の個別項目も参照。



☆愛海と泰久


第28、29話で登場した地縛霊のカップル。
他人事ではない二人の頼みを解決するためコガラシの助力を求めた。
二人の成仏を見届けたことは幽奈とコガラシにとってお互いの関係性に一歩踏み出すきっかけとなった。



☆魔境院逢牙


圧倒的な実力を誇るコガラシの師匠。
そのデタラメな強さで幽奈を餓瀾洞の本体と思い込み彼女を消す事を目論む。
ある事情から幽奈にとって逢牙の存在は重大なターニングポイントになっている。



☆流禅


第52話で登場した占術師。
コガラシと幽奈が制服デート中に立ち寄った事で2人の相性占いの他、幽奈が生きていた時を調べてもらった。
その後、第145話で修学旅行中の幽奈と再会。夢咲先生と協力して千紗希に未来の夢を見せるが暴発して思わぬ事態に発展する。
流禅の能力は誅魔忍軍にとっても警戒されていたようで帰り際に千紗希が経験した出来事がまるで流禅の思惑通りだったような発言をしていたが…?

彼女の本名は天狐流禅。御三家でもある天狐家のひとりでもある。実は生前の幽奈と面識があり、湯ノ花幽奈が誕生するきっかけを作った重要人物でもある。詳細は下記を参照。




幽奈の正体と真実



幽奈の正体は天狐家の始祖でもある天狐白叡の一人娘でもある天狐幻の複製体。
白叡は不治の病に罹った娘を不老不死にするため、天狐幻流斎と呼ばれる実験体を次々と生み出して様々な人体実験を繰り返していた。
幽奈は七体目の実験体である。
天狐家は御三家の中では特に術の扱いに秀でており、上記の特殊能力も生前の力の断片である。
朧の推測はほぼ合っていたと言える。


これまでの実験体は教育しなかった時は暴走したり教育したらしたで抵抗して忌み名で強制するも次々と命を落とすが、後の幽奈でもある七体目の幻流斎は忌み名を無効にする術を編み出しこれまでの実験体から引き継いだ餓瀾洞も拒んでいた。
最後は彼女もまた若くして命を落とすが、どういう訳か未練を得て幽霊となり、これまでの実験体は未練なく成仏していたようで白叡は驚いていた。


白叡との一件で記憶が一時的に開封されたことがキッカケで、記憶に封印が掛かったまま、幻流斎の能力のみ自由に行使できるようになった。
これに伴い霊装結界も使用可能となった。通常時は全身にタイツを纏ったような姿となるが、本気モードになると更に外套を纏った妖狐のような姿になる。


なお、生前は今と異なり髪や瞳の色が黒と現在とまるで印象が異なるが…。





後の幽奈でもある七体目の幻流斎は、これまでの実験体と同じく多少の人間らしい生活は与えられても苦痛を伴う不老不死の実験と周囲からの腫れ物扱いでつらい毎日を過ごしていた。
白叡が娘の幻を思い出さないようにするため、術により髪と瞳の色を黒くするように命じていたが本来は幻と同じく白髪で瞳の色も赤である。
そんな彼女の数少ない楽しみがお風呂と恋物語、そして友達のように接してくれる流禅との一時だけだった。
そんな中、いつもセーラー服を着ている事を流禅に聞かれた彼女は「愛読してる恋物語に憧れてるのもあって着用している」と答える。流禅の能力で相性占いをするが、出てきたのはまだ生まれてもいない男性の名前。
当初流禅は失敗したと思ったが、実はその男性が後に幻流斎が幽奈となって一緒に過ごすコガラシであった。やがて白叡の口から流禅の能力で実験の必要がなくなった事を知ってしまい、実験の影響で余命が一月もなくなって幻流斎は失意のどん底に陥るが、流禅の口から以前やった相性占いでまだ生まれていないコガラシが浮かんだのは「幻流斎は未練ができて幽霊として現世に留まり後に彼と成就するから」という事が知らされる。
流禅の能力で試しに未来を見せてもらうが、幻流斎はなぜか温泉に入っておりそこでコガラシに視認されてポルターガイストを発動。……これは第1話の2人の出会いであり、幽奈の未練はコガラシと過ごす事だった事が判明。彼女の未練は第1話で既に晴れている状況であった。
幻流斎としての記憶が薄れた彼女は、流禅が見せる未来の中でコガラシと恋仲になって充実した毎日を過ごすが、ある日コガラシの師匠でもある魔境院逢牙が現れて餓瀾洞と思い込む幽奈を消そうとするが、間に割って入ったコガラシが逢牙の一撃で命を落としてしまう。
流禅の能力から目を覚ました幻流斎はコガラシが生存する未来にするため様々な方法を探るが、逢牙の尋常じゃない強さの前では未来を変える事は容易ではなかった。そして、御三家でもある宵ノ坂出身で後にゆらぎ荘に入居する荒覇吐呑子と接触。
呑子は第11話で過去に瀕死の重症を負った事を語っていたが本来はそのまま命を落とす運命だったらしく、逢牙に対抗できる唯一の存在として幻流斎が彼女を助けた事で後に狭霧が派遣されたり、かるら率いる京の妖怪と友好になるなどゆらぎ荘にはさらに実力者が集まり、そして激闘の末に逢牙と和解してようやくコガラシが生存する未来に辿り着いた。
166話で倒れている呑子の近くに幻流斎がいた状況を、若返りの水から元に戻った呑子がスズツキに周りへの口外を禁じたのはこのためであり、過去に宵ノ坂の話題を出してもはぐらかそうとしたのも呑子が幻流斎から事前に逢牙について伝えられていたのもあったと思われる。
なお、呑子が襲撃されたのは自分より彼女の方が実力を上回っていた事が気に入らない父の宵ノ坂醸之介による差し金であった。逢牙対策でコガラシに想いを抱く恋のライバルが沢山増えた事で幽奈はコガラシと恋仲にはなれなくなったが、コガラシが無事に生存したので彼女としてはまんざらでもなかった。
だがまたしてもコガラシが命を落としてしまう状況が発生してしまい、狭霧の政略結婚の件で復讐に燃える醸之介が逢牙を越える力でコガラシは幽奈達を助けようと自身に憑依した醸之介を倒すため自分の肉体ごと攻撃してそのまま消滅してしまう。
2度目の重大な危機に瀕する状況を打破するため幻流斎は再び様々な方法を探るが逢牙を越える強さになった醸之介相手では未来を変えるのはより困難を極めた。
その最中、流禅の何気ない一言で幻流斎は敢えて「湯ノ花幽奈が存在していない未来」を見る。その時の状況が第1話の最初のページであった。
その未来はゆらぎ荘は幽霊騒動がないので家賃が高いままで、コガラシは入居せず、幽奈がいない事で逢牙も現れず、呑子は父の差し金で命を落としてしまい、結果的に狭霧は派遣されないまま誅魔の里で過ごし、かるら率いる京の妖怪とも関わりなく、千紗希は何事もなく修学旅行を楽しむなど、湯ノ花幽奈が存在しない世界はほとんどの人が危険とは無縁の日常を過ごしていた。
しかし、自分が幸せになろうとすると周りの人達に危険な思いをさせてしまう事実に幻流斎は泣き崩れ、能力の酷使でもはや命が尽きる寸前まで追い込まれてしまい、いっそ未練がなければと流禅に未練の削除を懇願する。
流禅も涙を流し、彼女の頼みを受け入れて未練の削除を実行。幻流斎は流禅に感謝しつつ静かに息を引き取った。
ところが幻流斎は目が覚めると見知らぬ場所でなぜか幽霊になっていた。
状況を把握し切れないまま、ひとまず逢牙対策で呑子と接触する時やいざという時に備えるなど、一部の状況を除いて生前の記憶を封じる事にした。
つまり幽奈は記憶喪失ではなく、コガラシと過ごすことで未練が晴れて成仏してしまうのを防ぐため敢えて自分から記憶を封じていたのが真実である。
結局、幻流斎は生きているうちに醸之介の魔の手からコガラシを助ける未来を見つける事はできなかったが、あとはただ最善を尽くすだけと、いつか必ず訪れるその日まで七体目の天狐幻流斎は湯ノ花幽奈として第2の人生を歩む事になった。






だってわたし…そんな風に追記・修正してもらえたの、生まれて初めてなんですよぉ…っ!




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  • 作成乙!なんだかんだでアホ可愛いと思う。なぜか自分的には洲崎綾の声で台詞が脳内変換されてしまう… -- 名無しさん (2016-09-16 03:00:50)
  • 可愛い子ちゃん霊 -- 名無しさん (2016-09-16 08:15:53)
  • 二話で永遠の16歳だと自称してるので、享年 -- 名無しさん (2016-09-16 18:43:54)
  • ↑ミス 享年は覚えてる? -- 名無しさん (2016-09-16 18:45:10)
  • この子の照れ顔とドヤ顔が凄い可愛いんだよなー。動作もわんこみたいで微笑ましい -- 名無しさん (2016-10-07 20:09:49)
  • 単独扉絵での入浴シーンが通算3回目。どこかに書きたいけどどこが良いかな? -- 名無しさん (2016-10-13 00:03:46)
  • 霊体ながら並外れた相互干渉力が透明人間レベルってのは同意。入浴してる際に見えない者から見ればお湯しかない湯船に排水口の穴?があるように見えてしまう。鎧武の狗道供界のような精神エネルギー体みたいなものだろうか。 -- 名無しさん (2016-11-14 20:35:33)
  • 生前は黒髪で車椅子に乗った病弱なお嬢様?だった可能性が浮上 -- 名無しさん (2017-03-06 20:04:39)
  • 生前が今のキャラからは想像できないくらい大人しい印象だが本来は今と同じ性格だったのかね。 -- 名無しさん (2017-05-01 10:18:21)
  • 人気投票1位おめでとう。バストは93か。 -- 名無しさん (2017-09-13 10:48:26)
  • ↑4 精神エネルギー体と書かれてしまうと、ジャンプ繋がりで真っ先にスタンドを思い出してしまったw まぁ、スタンドの中にも本体が死んでても暴走して動き回るやつもいるし、間違いでもない…よねw -- 名無しさん (2017-09-18 10:38:00)
  • 幽霊歴16年とみて、コガラシとの関係はもしや…と思った。だが、コガラシの誕生日と数か月タイムラグがある辺り違うとも思った。 -- 名無しさん (2017-09-26 21:35:01)
  • やべえくらいカワイイ -- 名無しさん (2017-11-24 07:42:15)
  • バストは93 -- 名無しさん (2017-12-11 12:22:30)
  • 実は人間ではなく女狐の霊である説が浮上。生前の姿が羽衣狐っぽかったのはこのためか -- 名無しさん (2017-12-23 18:22:57)
  • アニメの声優は新人だけど頑張ってほしい -- 名無しさん (2018-01-21 10:19:49)
  • ↑下手じゃないのが幸いだな。若干不安はあるけれど、棒声と言う程じゃないからまだ見れる -- 名無しさん (2018-07-24 00:23:40)
  • 連載が長引いて設定変更なのか…これで彼女関連は決着がついた…のか? -- 名無しさん (2018-09-27 16:07:30)
  • あとは千紗希と共にコガラシとの関係がどうなるかくらいか。 -- 名無しさん (2018-10-15 09:19:16)
  • ↑千紗希はある意味ひとつの節目を迎えたっぽい。 -- 名無しさん (2019-03-07 22:25:56)
  • まさかオッサン化するとは…。 -- 名無しさん (2019-09-01 17:42:39)
  • 遂に幽奈さんもコガラシに告白したけどゆらぎ荘も終わりが近いんだろうか…。 -- 名無しさん (2020-02-04 12:09:07)
  • 未練が判明したけどあまりに切なすぎた…。 -- 名無しさん (2020-05-11 20:21:21)
  • 特級呪霊のタグが禍々しい -- 名無しさん (2020-05-11 20:29:52)
  • ゆらぎ荘が遂に完結。幽奈さん成仏しなくてよかった…! -- 名無しさん (2020-06-08 00:14:37)
  • ジャンプ増刊表紙で約束のネバーランドの作者が描いた幽奈さんがめっちゃお姉さんっぽくて萌えた -- 名無しさん (2020-08-09 00:27:29)
  • ジャンプのヒロインで一番好き。 -- 名無しさん (2020-11-07 23:32:03)
  • 最終話のその後、幽奈さんは普通の人間にも姿を見せられる術を開発して若女将になったようだ。 -- 名無しさん (2020-12-05 20:22:18)

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名無し

2024年3月はビルスとフリーザと対決した

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2024-02-23 11:33:41

名無し

2023年夏は大人の事情でよねとタルルートと対決した

返信
2024-01-26 11:36:05

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