登録日:2016/07/9 (火) 23:07:14
更新日:2024/01/25 Thu 13:54:27NEW!
所要時間:約 14 分で読めます
▽タグ一覧
メタルフォーゼ pの一族 炎属性 ペンデュラム召喚 サイキック族 バニラ 遊戯王 遊戯王ocg 融合 遊戯王ocgデッキテーマ項目 金属 錬金術 通常モンスター
黒鉄の機体に秘められた魂が覚醒する時、
鋼鉄は秘金属へと昇華し、人機一体の勇士となる。
その身に刻まれし魂鋼を燃焼させろ!――
錬装融合!!
メタルフォーゼは、遊戯王オフィシャルカードゲームにおけるカード群の一つ。
ザ・ダーク・イリュージョン(TDIL)に登場した。
▼概要
TDILにおいて、鳴り物入りで登場したテーマの一つ。
炎属性・サイキック族という珍しい組み合わせのカテゴリーである。
イラストやフレーバーテキストは特撮ヒーローっぽい。
▼特徴
このテーマの特徴として、モンスターはほとんどが通常モンスターであるという特徴がある。
レベルやステータスも特筆すべきポイントは無く、似たようなステータスのバニラは他にもある。
しかし、コイツらの本領はステータスには無い。
彼らは切り札たる、融合モンスター以外のカードが全てペンデュラムモンスターで統一されている。
ペンデュラムテーマと言えば、クリフォートやEM、竜剣士といった環境で活躍したデッキも多いが、メタルフォーゼはこれらとはまた違った強さを持ったペンデュラムデッキとして現在の環境に食いついている。
具体的には、以下の3つのポイントが眼を惹く。
- 第一のポイント:メインデッキに入るモンスターがデメリットが無いスケールの広いペンデュラムモンスターである事。
- 第二のポイント:基本的に通常モンスター扱いであるが故に通常モンスターサポートを受けられる。
- 第三のポイント:カテゴリー内外でペンデュラム効果のシナジーをもたせることができる事。
ここまで見ていて気付いた決闘者も多いと思うが、このテーマは同じPテーマであるイグナイトと多くの共通点を持つ。それとの違いも交えつつこの三点を解説していこう。
まず第一のポイントがデッキの拡張性につながるのはあちらと同じだが、メタルフォーゼPモンスターはスケールが1と8で統一されている為、
イグナイトで出せなかったレベル2と7のモンスターもP召喚できる。
よって、より広い構築ができると言っていい。
第二のポイントもイグナイトと概ね同じ。
主流の構築では苦渋の決断や召喚師のスキルがよく使われる。
そして一番肝心なのが第三のポイント。メタルフォーゼPモンスターは以下の共通するP効果を持つ。
(1):1ターンに1度、このカード以外の自分フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊し、デッキから「メタルフォーゼ」魔法・罠カード1枚を選んで自分フィールドにセットする。
自分のPゾーンを割ってモンスターをサーチしていたイグナイトと違い、こちらは破壊するカードは表側であればその種類を問わない。
「効果を使用した後棒立ちになっているモンスターを墓地に送る」「破壊された場合に発動する効果をもつカードをこちらから破壊する」といった戦術を無理なくデッキに組み込むことができ、アドバンテージを大きく稼ぐことができる。
また、破壊とセットは同時なので、竜星等のタイミングを逃すこともない。
無論、この効果でセットできる魔法・罠はその戦法をサポートする効果をもっている。
これらの点から、このテーマのデッキはこれまで以上の大きな拡張性を持つ。
十人のメタルフォーゼデッキ使いがいれば、その一人一人が異なる構築をしていると言っても過言ではない。
このことから、「なんでも乗っけることのできるごはんのようなカテゴリー」と言われることも。
とはいえ、融合モンスターを切り札にした純メタルフォーゼでも十分戦える。
大会では、ユニコーンやらアリアドネやらデビフラやらを詰め込んで、初動から安定してスケールを張って制圧していくタイプの構築が結果を残している。
所属カード
▼メタルフォーゼペンデュラムモンスター
下級モンスター
1体を除いて通常モンスターである。また、名前は実在する金属からとられているようだ。
- 《メタルフォーゼ・スティエレン》
星2/炎属性/サイキック族/攻 0/守2100【Pスケール:青8/赤8】
- 《メタルフォーゼ・シルバード》
星3/炎属性/サイキック族/攻1700/守 100【Pスケール:青1/赤1】
- 《メタルフォーゼ・ゴルドライバー》
星4/炎属性/サイキック族/攻1900/守 500【Pスケール:青1/赤1】
- 《メタルフォーゼ・ヴォルフレイム》
星7/炎属性/サイキック族/攻2400/守2000【Pスケール:青8/赤8】
名前はそれぞれ
「スティール+ティエレン(「鉄人」の中国語読み)」、「シルバー+バード」、「ゴールド+ドライバー」、「ウォルフラム(タングステン)+フレイム」か。
フレーバーテキストはシルバードとゴルドライバーがモンスターの解説でスティエレンは項目冒頭の煽り文句。
ヴォルフレイムのものには彼らが『融合』の力を得るに至った経緯が記されている。
それによると彼らが世界を終末へ誘う赤き真竜・『真竜皇アグニマズドV』と対峙した際、それに呼応するように次元を超え現れた『光の意志』に導かれその力を得たようだが…?
- 《レアメタルフォーゼ・ビスマギア》
ペンデュラム・効果モンスター
星1/炎属性/サイキック族/攻 0/守 0
【Pスケール:青8/赤8】
P効果略
【モンスター効果】
「レアメタルフォーゼ・ビスマギア」のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
このターンのエンドフェイズに、デッキから「メタルフォーゼ」モンスター1体を手札に加える。
メタルフォーゼ下級モンスターの中では唯一の効果モンスター。
攻守ともに0という心許ないステータスだが、主な役目はそのスケールと効果を生かしPゾーンに置かれることにある。
メタルフォーゼP効果で割られればメタルフォーゼ魔法罠のセットに加え自身の効果でメタルフォーゼPモンスターをサーチできるので単純に1:2交換となる。
サーチがエンドフェイズと遅いのと自身がレベル1のため現在のカードプールでエクストラに行ったこのカードをP召喚できるスケールがないことは心に留めておきたい。
名前はレアメタルであるビスマスから。
最上級モンスター
- 《メタルフォーゼ・バニッシャー》
ペンデュラム・効果モンスター
星9/炎属性/サイキック族/攻2900/守1900
【Pスケール:青1/赤1】
このカードのP効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドのモンスターが効果で破壊された場合に発動できる。
自分の墓地から「メタルフォーゼ・バニッシャー」以外の「メタルフォーゼ」カード1枚を選んで手札に加える。
【モンスター効果】
このカード名の(1)(2)のモンスター効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):「メタルフォーゼ」カードを含む、自分フィールドの表側表示のカード2枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊し、このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードが「メタルフォーゼ」カードの効果で特殊召喚に成功した場合、相手のフィールド・墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを除外する。
11期の新顔。真竜皇アグニマズドVを倒しその力を取り込んだスティエレン。
コイツだけペンデュラム効果が違い、墓地から同名以外のメタルフォーゼカードを拾ってくるようになった。
重錬装融合を持ってこられればベスト。
モンスターとしてはメタルフォーゼを含む自分のカード2枚を破壊し特殊召喚する効果、メタルフォーゼの効果で特殊召喚した時に相手のカードを除外する効果を持つ。
自分の効果で出現すればそのまま除外に繋がるが、ディスアドが大きくなる。破壊するメタルフォーゼは1枚でいいので、もう1枚に破壊トリガーのカードを使うなどしてコンボに繋げたいところ。
なお、メタルフォーゼの中で一人だけ金属の名前を持たない。
- 《パラメタルフォーゼ・メルキャスター》
ペンデュラム・効果モンスター
星7/炎属性/サイキック族/攻2000/守2500
【Pスケール:青1/赤1】
(1):1ターンに1度、このカード以外の
自分フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊し、デッキから「メタルフォーゼ」魔法・罠カード1枚を選んで自分フィールドにセットする。
【モンスター効果】
このカード名のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
自分のEXデッキから「パラメタルフォーゼ・メルキャスター」以外の
表側表示の「メタルフォーゼ」Pモンスター1体を手札に加える。
このターン、自分はこの効果で手札に加えたカード及びその同名カードをPゾーンに発動できない。
11期の新顔その2。ミサイル型のバイクに乗り換えたシルバード。
ペンデュラム効果は他と同じ。
モンスター効果はフィールドで破壊された場合にEXデッキからメタルフォーゼをサルベージするもので、単純に他のメタルフォーゼのペンデュラム効果と合わせる他、バニッシャーの特殊召喚効果のマトにするのも手。
破壊される時のカードゾーンは指定がないため、ペンデュラムゾーンで破壊されても効果が発動するのが大きい。かのEmヒグルミなんかと同じである。
▼メタルフォーゼ魔法・罠
PモンスターのP効果により場に出すのは容易。しかし、セットしてすぐ使えるカードは1種類しかないため、
その効果を使えるのは次のターン以降となる。
- 《メタルフォーゼ・コンビネーション》
永続罠
(1):1ターンに1度、融合モンスターが融合召喚された場合、
その融合モンスターよりレベルが低い、自分の墓地の「メタルフォーゼ」モンスター1体を対象としてこの効果を発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
(2):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから「メタルフォーゼ」モンスター1体を手札に加える。
破壊されるとメタルフォーゼモンスターをサーチできる。
自分で破壊してもいいので、メタルフォーゼP効果で破壊すれば魔法・罠のセットに加えてモンスターサーチで1:2交換でき、
スケールを揃えやすくなる。
ただし、セットしたターンには表側表示にできないため、このコンボを実現するにはセットしたこのカードを
1ターン守らなくてはならない。(まあ相手に破壊されても効果は発動できるのだが。)
一応、融合召喚した場合の蘇生効果もあるが、融合モンスター以外のメタルフォーゼは墓地に行きづらいので
発動する機会はそれほど多くはないと思われる。
- 《メタルフォーゼ・カウンター》
通常罠
(1):自分フィールドのカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
デッキから「メタルフォーゼ」モンスター1体を特殊召喚する。
(2):墓地のこのカードを除外して発動できる。
自分のエクストラデッキから表側表示の「メタルフォーゼ」Pモンスター1体を手札に加える。
この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。
メタルフォーゼP効果でカードを破壊したときにメタルフォーゼモンスターを展開できるのは勿論、
相手の攻撃や効果で自分の場が破壊された時に守備を固めるのにも使える。
ペンデュラムデッキの弱点である全体除去をリカバリーできる。
墓地効果でエクストラデッキのメタルフォーゼPモンスターを回収できるので、新たなP召喚の布石にしたり
ビスマギアの効果を再利用したりすることも可能。
- 《錬装融合》
通常魔法
「錬装融合」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の手札・フィールドから、
「メタルフォーゼ」融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、
その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。
(2):このカードが墓地に存在する場合に発動できる。
墓地のこのカードをデッキに加えてシャッフルする。
その後、自分はデッキから1枚ドローする。
メタルフォーゼ専用の融合魔法。
メタルフォーゼP効果でセットした後すぐに使用できるほか、使用した後もデッキに戻して再利用できる上、ドローもできる。
メタルフォーゼのキーカードとなる1枚ではあるが、デッキから簡単に引っ張り出せて再利用もできるため、必ずしも複数枚採用する必要は無い。実際、大会で結果を残してるレシピでは1枚しか採用されてないことも多い。
ただし、墓地からの回収は1ターンに一度なので、1枚では足りないと思う場合は複数積みも十分考えられる。
なお、後半の効果のみを目当てにメタルフォーゼと関係ないデッキに、手札コスト用に採用されることもある。
- 《重錬装融合》
速攻魔法
(1):自分の手札・フィールドから、
「メタルフォーゼ」融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、
その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。
こちらは速攻魔法版の融合魔法。
速攻魔法であることを活かし、バトルフェイズ時の追撃や除去等のサクリファイスエスケープに活用していきたい。
後述するアルカエストと組み合わせて相手モンスターの除去に使うことも可能。
速攻魔法故にセットしたターンに使えないのと、錬装融合のように自己回収能力がないのが欠点。
- 《混錬装融合》
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分の手札・フィールドのモンスター及び自分のEXデッキの表側表示のPモンスターの中から、
「メタルフォーゼ」融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、
その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。
その際、手札・フィールド・EXデッキからそれぞれ1体までしか融合素材にできない。
専用融合その3。EXデッキに加わったペンデュラムカードも素材に出来るようになったが、同じ場所からは素材を1枚しか選べないという制約が地味に大きい。
カーディナルの融合を狙いたい場合はこれが響きがち。
- 《メタモルF》
フィールド魔法
(1):自分フィールドの「メタルフォーゼ」モンスターの攻撃力・守備力は300アップする。
(2):自分のPゾーンに「メタルフォーゼ」カードが存在する限り、
効果モンスター以外の自分フィールドの「メタルフォーゼ」モンスターは相手の効果を受けない。
メタルフォーゼカードではないがサポートカードではあるので解説。
イラストには真竜剣士マスターPが描かれており、メタルフォーゼを導いた『光の意志』が彼であるということが分かる。
イグナイトとの共通点、このカードの特性も考えるとメタルフォーゼもまた新たなるPの一族であると言えるだろう。
全体強化効果以外にも効果モンスター以外のメタルフォーゼに完全耐性を与えるという強力な効果もあるが、
このカード自身がメタルフォーゼサポートを受けられないことや効果モンスター以外のメタルフォーゼもそこそこあるため、現状での採用率はお世辞にも高いとは言えない。
▼メタルフォーゼ融合モンスター
こちらは架空の物質から名前がとられている。
- 《メタルフォーゼ・アダマンテ》
融合モンスター
星5/炎属性/サイキック族/攻2500/守2500
「メタルフォーゼ」モンスター+攻撃力2500以下のモンスター
- 《メタルフォーゼ・カーディナル》
融合モンスター
星9/炎属性/サイキック族/攻3000/守3000
「メタルフォーゼ」モンスター+攻撃力3000以下のモンスター×2
それぞれスティエレンとヴォルフレイムの融合体。
効果のないメタルフォーゼ融合モンスター。そのため前述のメタモルFや各種非効果モンスターサポートの恩恵も受けられる。
融合素材の一方にメタルフォーゼモンスターを指定しているが、それ以外の素材が非常に緩い。
故にメタルフォーゼ以外のモンスターも融合素材に組み込める他、「超融合」で相手モンスターを融合素材にすることも可能。
その他、アダマンテはレベル5のため簡易融合で出すことも可能。カーディナルは素材が多いがメタルフォーゼの中でも最も高い攻撃力を持つという利点もある。
アダマンテはギリシャ神話に登場したアダマスという金属、カーディナルは英語で「緋色」→日本にかつてあったとされるヒヒイロカネからか。
- 《メタルフォーゼ・オリハルク》
融合・効果モンスター
星8/炎属性/サイキック族/攻2800/守2200
「メタルフォーゼ」モンスター×2
(1):自分の「メタルフォーゼ」モンスターが守備表示モンスターを攻撃した場合、
その守備力を攻撃力が超えた分の倍の数値だけ相手に戦闘ダメージを与える。
(2):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合、
フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
ゴルドライバーの融合体。
貫通ダメージを倍加する効果をメタルフォーゼ全般に付与するので、防御に徹している相手にはかなりのプレッシャーになるだろう。
自身の攻撃力もカーディナル程ではないにせよ高いので、アタッカーとしても十分な運用が可能。
闇の護封剣や皆既日蝕の書などを駆使すれば、大打撃を与えられる。
純メタルフォーゼなら主力となる1枚。
墓地に送られた時の破壊効果も相手にこのカードの破壊を躊躇わせることとなる上、
P効果で破壊したり融合素材にするなどしてこちらから発動してもよい。
名前は王者の剣の素材等でおなじみ「オリハルコン」から。
- 《メタルフォーゼ・ミスリエル》
融合・効果モンスター
星6/炎属性/サイキック族/攻2600/守1000
「メタルフォーゼ」モンスター+Pモンスター
「メタルフォーゼ・ミスリエル」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の墓地の「メタルフォーゼ」カード2枚と
フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
墓地の対象のカードをデッキに戻し、フィールドの対象のカードを持ち主の手札に戻す。
(2):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。
自分のエクストラデッキの表側表示の「メタルフォーゼ」Pモンスターまたは
自分の墓地の「メタルフォーゼ」Pモンスター1体を選んで特殊召喚する。
シルバードの融合体。
墓地のメタルフォーゼカードを再利用できるようにしつつ相手のモンスターを除去する効果を持つ。
デッキに戻すカードはP効果でセットできる魔法罠カード、特に墓地効果を持たないコンビネーションや重錬装融合を戻すといいだろう。
除去されても後続を呼び出せるのでアドバンテージを失いにくい。
FF等でおなじみの「ミスリル」が名前の由来か。
- 《フルメタルフォーゼ・アルカエスト》
融合・効果モンスター
星1/炎属性/サイキック族/攻 0/守 0
「メタルフォーゼ」モンスター+通常モンスター
このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。
(1):相手ターンに1度、フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。
その効果モンスターを装備カード扱いとしてこのカードに装備する。
(2):このカードの守備力は、このカードの効果で装備したモンスターの元々の攻撃力分アップする。
(3):このカードが「メタルフォーゼ」融合モンスターカードによって決められた
融合素材モンスターを装備している場合、
その装備カードをその融合モンスターの融合素材にできる。
ビスマギアの融合体。なんと15年6ヶ月ぶりのレベル1融合モンスターである。
相手ターン限定だが、相手効果モンスターを装備する形で除去できる上、装備したモンスターをメタルフォーゼの融合素材にできる。
相手のターンに重錬装の効果で融合召喚すれば相手へのプレッシャーになり、装備したモンスターは次のターンに融合素材にするなり
P効果で破壊するなりして活用していきたい。
低レベル融合モンスターということで、パッと見簡易融合(遊戯王OCG)とのコンボが浮かぶが、効果は相手ターンにしか使えない+融合召喚縛りがあるから蘇生できない、ということでむしろ全くかみ合わない。
サウザンド・アイズ・サクリファイスの調整版と言えるかもしれない。
天敵は通常モンスター。さらなる天敵はカオスMAX。
名前の「アルカエスト」は1993年に発売されたスクウェアのゲーム錬金術師パラケルススが提唱した触媒からきていると思われる。
- 《パラメタルフォーゼ・アゾートレス》
融合・ペンデュラム・効果モンスター
星7/炎属性/サイキック族/攻2500/守2000
【Pスケール:青8/赤8】
このカードのP効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドの表側表示の「メタルフォーゼ」カードが効果で破壊された場合、
フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
【モンスター効果】
「メタルフォーゼ」モンスター+融合モンスター
このカード名の(1)のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがEXデッキからの特殊召喚に成功した場合、
相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
自分のEXデッキから表側表示のPモンスター2体をデッキに戻し、対象のカードを破壊する。
(2):モンスターゾーンのこのカードが破壊された場合に発動できる。
このカードを自分のPゾーンに置く。
メタルフォーゼのマシンの合体形態。乗っているのはシルバード。
ひょっこり出てきた融合ペンデュラム。
ペンデュラム効果はメタルフォーゼが破壊された場合の単体除去。特にコストもなく、メタルフォーゼなら自己破壊は戦術の基本なので発動チャンスは事欠かない……と思いきや、融合素材に融合モンスターを指定しているので、まずこいつを呼ぶまでに一手間かかる。メタルフォーゼをフィールド融合した後、「混錬装融合」でEXデッキのメタルフォーゼ共々融合するのが近道か。
モンスター効果は二つあるが、片方はこの手のEXペンデュラムの多くに共通する破壊トリガーのペンデュラムゾーンへの移動。
もう一つはEXデッキから現れた時に、EXデッキのペンデュラムモンスターをデッキに回収しつつ相手のカードを除去する効果。EXデッキのペンデュラムカードが減るため、サーチ先が途切れなくなる代わりペンデュラム召喚に支障が出るので、使いどころに注意。
実はEXペンデュラムの中では実質的に初の完全OCGオリジナルである(これ以前の該当例はオッドアイズやDDD、漫画ARC-V出身などキャラクター関連で、「希望の魔術師」は遊馬&遊矢をイメージしている)。
名前の「アゾート」とは、錬金術師パラケルススが持っていたとされる剣の名前。柄には賢者の石が収まっていたとされる。
▼メタルフォーゼリンクモンスター
- 《ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》
リンク・効果モンスター
リンク2/炎属性/サイキック族/攻1800
【リンクマーカー:左下/右下】
Pモンスター2体
このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。デッキからPモンスター1体を選び、自分のEXデッキに表側表示で加える。
(2):1ターンに1度、このカード以外の自分フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。その後、自分のEXデッキから表側表示のPモンスター1体を手札に加える。
(3):自分のPゾーンのカードがフィールドから離れた場合に発動する。自分はデッキから1枚ドローする。
新マスタールールに適応した新たなメタルフォーゼにして、ペンデュラムデッキの救世主その1。
メタルフォーゼに属し、そのサポートを受けられるが、ペンデュラムモンスターであれば何でもリンク素材に出来ること、そして効果がメタルフォーゼ以外でも使用可能、という点から、実質的には汎用ペンデュラムサポートと考えて差し支えない。
効果はリンク召喚時のEX肥やし、表側のカードを割ってのEXからのペンデュラムサルベージ、そしてペンデュラムゾーンからカードが消えた際のドロー。
これら3つの効果がシナジーを作っており、
リンク召喚してペンデュラムモンスターをEXデッキへ→効果でPゾーンのカードを割ってそのモンスターを手札に→Pゾーンのカードが離れたのでドロー
と繋げられる。
EXデッキを通過しての間接サーチであるため、「灰流うらら」に引っ掛からないのも利点。(無論最後のドローは引っ掛かる)
これらの利便性もあって【魔術師】で大暴れしたため、18/7/1のリミットレギュレーションで制限カードになってしまった。
まあ1枚で十分仕事はできる。
「エレクトラム」とは金と銀の合金の名前。琥珀金とも言う。
- 《ヘビーメタルフォーゼ・アマルガム》
リンク・効果モンスター
リンク2/炎属性/サイキック族/攻2000
【リンクマーカー:左/右】
「メタルフォーゼ」モンスター2体
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが効果でモンスターゾーンから墓地へ送られた場合、
以下の効果から1つを選択して発動できる。
●自分フィールドの「メタルフォーゼ」モンスター1体を対象として発動できる。
このカードを攻撃力1000アップの装備カード扱いとしてそのモンスターに装備する。
●自分フィールドの「メタルフォーゼ」カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊し、このカードを特殊召喚する。
ヘビーメタルフォーゼ2号。こっちはメタルフォーゼ専用のサポーターとなっている。
効果によってモンスターゾーンから墓地に落ちた場合、メタルフォーゼの装備カードになるか、メタルフォーゼと引き換えに蘇生することができる。融合素材や共通ペンデュラム効果のマトにするのが良いだろう。
マーカーは左右に向いているため、マーカーが必要なら自己再生、攻撃力が必要なら装備を選べばいいだろう。
なおアルカエストの素材に使えばそのままあちらの装備カードになり、融合素材にできる。
「アマルガム」は水銀と他の金属で作られる合金のこと。
▼相性のいいカード
フォトスラと同条件で特殊召喚できるレベル5チューナー。
朧影トークンをP効果で破壊したりアダマンテの素材にしたりして、
アダマンテと共にアルティマヤ・ツィオルキンの素材になるのが主な役目。本来の使用法と完全に異なる活用方法に全国のBF使いが涙したとかなんとか。
- アルティマヤ・ツィオルキン
ゴウフウを使えば割と簡単に特殊召喚可能。
効果発動のトリガーはメタルフォーゼのP効果で満たせる。
デビル・フランケンやマジェスペクター・ユニコーン等と並べば、非常に強力。
主な特殊召喚先は
- 効果モンスター対策として優秀で戦闘にも強い《クリアウィング・シンクロ・ドラゴン》
- 強力な除去効果とリクルート効果を持つ《爆竜剣士イグニスターP》
- 魔法、罠カードの発動を無効にする効果を持つ《煉獄龍 オーガ・ドラグーン》
など。
効果発動後に棒立ちになりやすい欠点も使用後にP効果で割ってしまえば問題なし。
ペンデュラム召喚で出すことも可能なので、メタルフォーゼではかなり使いやすい。
ただし、ライフコストが莫大なので、エフェクトヴェーラーや神の警告等には注意。
主な特殊召喚先は
- ステータスが優秀でモンスター効果に耐性を持つ《地天の騎士 ガイアドレイク》
- 魔法、罠カードの発動を無効にする効果を持つ《ナチュル・エクストリオ》
- 相手の展開を封じ、自分が展開するときはP効果で割ってしまえばいい《異星の最終戦士》
など。
レベル4のゴルドライバーを擁するため、竜剣士の各種素材に使え、ラスターのP効果でエクストラを肥やしつつ
メタルフォーゼP効果でラスターをエクストラに送り込むという芸当も可能。
強力な耐性とバウンス効果を持つ強力なペンデュラムモンスター。
2016年10月のリミットレギュレーションでは制限カードになってしまったので、マジェスペクター・ラクーン等で素早く引き込みたい。
Pスケールは2なので、いざとなったらスケール要員にもなれる。
……が、2017年1月に禁止カードに指定されてしまった
- マジェスペクター・ラクーン
マジェスペクター共通の耐性に加え、召喚、特殊召喚成功時にマジェスペクターをサーチする効果を持つ。
マジェスペクター・ユニコーンをサーチするのに使える他、同名カードもサーチできる。
Pスケールは5であり、スケール要員として使用する場合は下級モンスターか上級モンスターのどちらかがペンデュラム召喚できなくなる点に注意。
- 解放のアリアドネ
破壊された時にカウンター罠サーチのペンデュラムモンスター。
カウンター罠を多めに投入するなら是非採用したい。
- クリフォート
主にクリフォート・ツールとクリフォート・アセンブラが採用される。
ツール、アセンブラ共に召喚師のスキルでサーチでき、更にツールはアセンブラをサーチできる。
どちらもレベル5であり、ゴウフウと共にアルティマヤ・ツィオルキンの素材になれる。
Pスケールは1(アセンブラ)と9(ツール)だが、共通P効果によりスケール要員としては不向き。
なので、ツールのP効果使用後にメタルフォーゼのP効果でツールを破壊することになるだろう。
Pモンスターなので、エクストラデッキに送れば再利用できる。
また、クリフォートを採用することで相手にデッキを勘違いさせることができる…かもしれない。
- 竜星
破壊をトリガーとするリクルーターを多く有するテーマ。
メタルフォーゼの効果で破壊すれば、ディスアドバンテージを軽減できる。
追記・修正は俺と愛車で錬☆装☆融☆合してからお願いします。
[#include(name=テンプレ2)]
この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600,3)
[#include(name=テンプレ3)]
▷ コメント欄
- 普通に強いペンデュラムテーマ。破壊効果の相性もすごいけど、融合の素材が緩いのも強い。そもそもPは性質上融合と相性いい -- 名無しさん (2016-07-19 23:32:13)
- メタルフォーゼと聞いて重甲ビーファイターを思い出したのは俺だけじゃあるまい -- 名無しさん (2016-07-20 00:01:55)
- 本来自分に刺さるメタカードを張っておいて、自分のターンになったらP効果でどかして好き放題される。姑息な手を… -- 名無しさん (2016-07-20 00:08:08)
- メタルフォーゼは強い それはいい だが先行で出てくるデビフラユニコーンツォルキンてめーらはダメだ -- 名無しさん (2016-07-20 04:02:19)
- 安く集められるのに強いのが一部にヘイト集める原因だと思うわ…… -- 名無しさん (2016-07-20 08:28:08)
- 相手にすると強いけど理不尽な回し方してワンキルしてくるデッキじゃないし相手にすると詰め将棋的なところがあるから割と好き けどデビフラは許さん -- 名無しさん (2016-07-20 09:50:29)
- パキケジョウゲンやめい -- 名無しさん (2016-07-20 10:38:16)
- 魔導師の力を貼り付けまくって殴り倒す脳筋仕様が楽しい。竜星と組み合わせて凶暴化突っ込んだりすると倍率ドンだ! -- 名無しさん (2016-07-20 15:46:46)
- やっとアモルファージが動く -- 名無し (2016-07-20 21:11:45)
- ???「これからはゴルドライバーと呼べ!」 -- 名無しさん (2016-07-21 00:35:45)
- オッドアイズと組んだらデッキ内が融合体オンリーになったのはいい思い出。ランク4が入らないデッキ組んだなんて聖刻以来だわ -- 名無しさん (2016-07-21 10:37:57)
- ゴウフウをあんな効果にしたのはセプスロと星因子・サイドラ∞とプトレの時みたいな作為さが見えて何だかなぁって感じ -- 名無しさん (2016-07-21 21:26:01)
- ↑3 イッテイーヨ! イグナイトとえらい差があるよなこいつら。 -- 名無しさん (2016-07-21 22:37:18)
- ビートイングラムはまだですか? …メタルヒーローモチーフかと思ったら違うみたいでちょっとがっかり -- 名無しさん (2016-07-22 03:44:47)
- 竜星と組み合わせて制圧 カエルと組み合わせて制圧 が最近のトレンドの模様 ろくなことしてねぇな -- 名無しさん (2016-07-23 04:08:21)
- 最初見たときはイグナイトの劣化かと思ったけどこいつぁイグナイトの皮を被ったとんだ全盛期シャドールだわ。とりあえず専用融合と苦渋の決断は次の改訂で制限になりそう。 -- 名無しさん (2016-08-14 23:07:37)
- インゼクターとの相性も良いんだよな…昆虫ヒーローとメタルフォーゼで今夜はダブルソリティアだ! -- 名無しさん (2016-09-29 22:48:04)
- 今の遊戯王は【自壊】がテーマなのか? -- 名無しさん (2016-10-02 02:04:08)
- 今でも生き残っている強テーマ -- 名無しさん (2016-10-15 12:54:59)
- エレクトラムについて書ける人よろ -- 名無しさん (2018-06-05 05:50:51)
- イグナイトに似てるって事は、今純正は組めないのか -- 名無しさん (2018-06-05 06:08:03)
- アナコンダにハリファイバーも逝ってしまって…エレクトラムはどうなることやら -- 名無しさん (2022-06-13 10:30:05)
#comment
コメント
最新を表示する
NG表示方式
NGID一覧