ギタドラ(XGシリーズ)

ページ名:ギタドラ_XGシリーズ_

登録日:2015/03/16 (月曜日) 17:26:09
更新日:2024/01/12 Fri 10:48:05NEW!
所要時間:約 15 分で読めます



タグ一覧
konami 音ゲー bemani ギタドラ 泉陸奥彦 肥塚良彦 96ちゃん ギター ドラム xg gitadora akhuta オトベア 相変わらず激しい良作とクソゲーの差 ランカーを一網打尽にした一網打尽 加速するコンボゲー



本項ではXG以降のギタドラについて記述しています。(現行バージョンのGITADORAも含む)
旧シリーズはこちらへどうぞ。
ギターはGF、ドラムはDMと略称表記します。



旧シリーズの後継バージョンとして2010年より稼働開始した新生ギタドラ。
筐体のフルモデルチェンジによりデバイスに新たなボタン・パッドが追加されたため従来よりもさらに複雑な操作が可能になった。
筐体のモニターもブラウン管から37インチ液晶へ変更された。
画面操作用のボタンも上下左右・決定・ヘルプの6ボタンとなった。
さらに、筐体はこれまでに3種発売されている。(これについては後述)



○新たなデバイス
GF:R・G・B3つのネックボタンに加えて、Y・Pの2つが追加され5ボタンになった。
これにより、リアルギターのフレット移動に近いスライド運指を要求される譜面が出てくるようになった。
そのためかネック部分が旧シリーズよりも細くなっている。
DM:レフトシンバル、フロアタム、レフトペダルが追加され7パッド2ペダルになり、よりリアルドラムに近くなった。


基本の操作は変わらないが、GFではワイリングに横・下方向が追加され、ワイリング成功後約3秒間は取ったノートのスコアが2倍になるボーナスタイムが発生する。
DMには取るとボーナススコアが入るボーナスノート(特定箇所に出現する他と比べて光っている(明るい)ノート)が追加。



  • 各シリーズの詳細

GFXG&DMXG
記念すべき第1作。キャッチコピーは「"You hope to X-Grade here!"」
V7と並行稼働。新曲を含めてもまだまだXG仕様の曲数は少なかった。
本作を以てロング曲は一旦登場しなくなる。
XG仕様のスタンダードモードと旧シリーズの曲・譜面をプレーできるクラシックモードがある。
クリアランクの判定方式やスキルポイントの仕様も変更された。(後述)
稼働後期にはバトルモードを継承した「X-BATTLE」も開催。
曲のレベルと譜面難度の表記が変更。レベルは0.01~9.99の999段階となった。
譜面難度は…下から、ビギナーモード専用のDEBUT、スタンダードモードのNOVICEREGULEREXPERT。さらに上位のMASTER譜面が本作より実装。
本作のみMASTER譜面の解禁には該当する曲のEXPERT譜面をクリアする必要がある。
また、本作よりEXPERT以上の譜面にオープンノートが含まれるようになったため(パート問わず)、旧シリーズのオープンピックパートは廃止された。


ボス曲ももちろん健在。本作からは旧シリーズのプレアンが「CLIMAX STAGE」と名称変更された。
また本作のみアンコール到達条件に懸かる条件がPERFECT率ではなくスキル達成率になっている。(ボス曲解禁は旧シリーズ同様PERFECT率)


主にポップンシリーズで活躍しているPONが初参加。
初登場のCLIMAX STAGEを担当するのはスクエニの植松伸夫。(+閣下ゼクトバッハ&トランペット隊長)


筐体はDX筐体。デカい。
GFは筐体両サイドに大型のスピーカーユニット、筐体下部にエフェクターペダル、ギターコントローラには振動機能が搭載。
DM側はステージと天蓋が付いた豪華な作りになっている。
デカすぎかつ高価で設置できる店舗が多くなかったため、後に一部機能をオミットしリサイズされた筐体が発売されるようになる。


◆解禁イベント
●jukebox
1プレーごとに必ず1曲解禁されるもの。セッションプレーなら自分含む参加人数の数だけ解禁される。(1クレで最大3人=3曲)
主に旧曲の解禁が多かった。計4回行われ、後半は新曲も交えてのものになった。


●X-Trial
課題曲の合計スコアを競うオンライン大会。PERFECTよりもさらに上の判定「X-PERFECT(色が虹色)」が登場。
トライアル終了後に、スコアに応じて獲得したランク(SS~N)が高いプレイヤーから順に隠し曲が解禁される方式である。


GFXG2&DMXG2 Groove to Live
キャッチコピーは「カラダで感じるGrooooooove!」。本作よりコナミの電子マネー「PASELI」に対応。
V8との並行稼働。グループ機能が導入。一つのグループには最大10人まで所属可能。
グループに所属すると、メンバーが設定したチャレンジ(ミッション)に挑戦したり、メンバーがどの曲で何を達成したかを閲覧できるコミュニティログが利用可能になる。
また、メンバーが提示したチャレンジやログの履歴に未解禁曲があった場合はそこからその曲をプレーすることも可能。


本作からけいおん!等の楽曲を担当しているTom-H@ckがコンポーザーとして参加した。
また、ヘヴィメタルバンド「地獄カルテット」のメンバーである小林信一も参加。
シリーズ唯一の版権曲がボス曲として採用されたバージョンでもある。
採用されたのはロイヤル・ハントの「MARTIAL ARTS」。黒のカリスマこと蝶野正洋のテーマで有名なアレ。


MASTER譜面については、本作から該当する曲の赤譜面をクリアしていなくてもプレー可能になった。


◆解禁イベント
●ライブポイント
楽曲プレー時に溜まっていくポイント。このポイントが一定値に達するごとに楽曲が解禁されていく。
一定期間でポイントの段階(Term)が上がって(Term UP)さらに解禁できる曲が増えていく。
グループにもあり、グループのものは一定値に達すると↓のCooperation Challengeが開放されていく。
グループ版もTerm UPの対象になっている。グループ版は最高10人で稼いでいくことから上限が高めに設定されている。


●Cooperation Challenge、Group Competition
どちらもグループで行うイベント。
Cooperation Challengeは、グループメンバー全員で課題をクリアしていくもの。
各チャレンジをクリアしていくと楽曲が解禁される。また、チャレンジの中にはゲーム中のスキンを変更できるスキンセットを獲得できるものもある。
(変更できるのは、ノート・コンボ表示・判定表示・アタックエフェクト・シャッターデザイン)
Group Competitonは前作のX-Trialがグループ単位になったようなもの。
グループ間でランキングを競い、終了時のランキングが一定以上なら楽曲が解禁されるというもの。


●グループわいわいキャンペーン
期間中にグループメンバーの人数が一定以上になると楽曲が解禁。
その中にはエクストラ専用曲もあり、ここでアンコール到達条件を満たすと専用のアンコール曲をプレー可能。(到達条件は通常アンコールよりも緩い)
期間終了時にメンバー数の条件を満たしていればそのまま常駐。


●XG2+
この年辺りから恒例になってきた夏の大型解禁イベント。なんと、1日1曲解禁されるという大盤振る舞い。
…もちろん、タダで解禁というわけではなく解禁にはライブポイントを稼ぐ必要がある。


本作より前作のDX筐体をベースにリサイズされたSD筐体が発売された。
GFの筐体両サイドに設置されたスピーカーユニットやエフェクターペダル、DMの天蓋等がオミットされてかなりの省スペース化に成功。
これによってデカすぎ・高価すぎといった理由で導入に踏み切れなかった店舗にも次第に入荷され、一気に稼働店舗が増加した。


GFXG3&DMXG3
キャッチコピーは「XGを、はじめよう!!」
旧シリーズがV8で終了となったため、本作よりXGシリーズへ一本化された。
ユーザーは一本化によるクオリティアップを期待したが…選曲時間が前作よりも短くなったりプレー保証が廃止されたりビギナーモードが無い…と改悪点が目立ってしまっている。
この問題は後のアップデートでノーカード及び初回プレー時にHOW TO PLAYが挿入されるという形で対応されたが、追加されたのが稼働から約半年後だった。音ゲーはチュートリアルが必須なんだから最初から入れろよ。
さらに初心者向けの「チャレンジ譜面」が追加されたが、ノート数がNOV譜面より少ないくせにNOVでは使われない(一部例外除く)PボタンやLPが普通に使われている。
初心者向けと言いながら初心者には対応しづらいノートを入れるのはキャッチコピーに反しているのではないか。


最大の特徴ともいえるオンラインマッチングもテンポが悪くなるだけで実装した意味がないようにも思える。
マッチングに関しては後のアップデートで日替わりの30曲のみを対象にする形式になったが、根本的な解決にはなっていない。なぜオプションにマッチングのON・OFFを搭載しようと思わなかったのか…。
果てはムービーが廃止になり、代わりに導入されたのがお察しくださいなデザインのアバター。
ラスボスであるCLIMAX STAGEの曲が登場する数日前に日替わりマッチング枠に入ってしまい、公式がそれを「この日はCLIMAX曲を実装日に先駆けてプレーできる日だったんです!」なんて言い切ったこともあった。おいそれでいいのか公式
最も酷かったのは音ゲーにあってはならない処理落ちが稼働初期に頻発していた点。
それも一度は改善したのだが、別のアップデートと同時に稼働初期を上回る規模で再発してしまい、公式ブログが炎上してしまうという大惨事に…。


キャッチコピーに反したゲーム内容や度重なるバグのせいで今でもXGシリーズ最低最悪のクソゲーと言われている。マジでどうしてこうなった…


もちろん評価点もある。
XG移行後初となるレベル改訂、両機種間で楽曲解禁状況が共有化されたこと、楽曲のクオリティは相変わらず高い、音源的に移植が不可能な曲をギタドラ向けにアレンジした「GITADO ROCK」が登場した…といったところ。
そんな評価点も他の多すぎる問題点のせいで目立っていないのが残念。


ボス曲にはテイルズシリーズやスターオーシャンシリーズ等で有名な桜庭統が初参加。
また、V5以降参加していなかった千本松 仁が久々の復活。(関連企業であるKPEへ移籍したために参加できなかったものと思われる)



◆解禁イベント
●Pleasure Box
楽曲プレーやミッションを達成することによって獲得出来るライブポイントまたはプレート(ノーマル・プレミアム・サンクスの3種)を使用してボックスのカギを全て入手すれば楽曲解禁。
コストは多くかかるものの次回のボックスを開放できるフライングゲット枠もある。
…察しのいい方は気づいたと思うが、このシステムは当時騒がれていたコンプガチャそのもの。
運要素が強すぎたギタドタワーやギタドチャンコと同等…いや、それ以上ではないかといえる運ゲーである。
数クレで解禁できたプレイヤーもいれば何十クレ突っ込んでもカギがあと1個から進まない…なんてプレイヤーもいた。
挙句、フライングゲット枠をサンクスプレートなしで解禁しようとする場合は1回で1クレ分よりも高額のPASELI(つまりリアルマネー)がかかってしまう。


後にマッチングと同様にアップデートで仕様変更された。
ライブポイントまたはサンクスを除くプレートを使用してエネルギーを注入していく形式になった。
フライングゲット枠も同様の仕様に変更、こちらは必要ライブポイントに対するエネルギー変換率がかなり低くなっているが。


ちなみに仕様変更になったタイミングは、消費者庁が「コンプガチャは違法」という発表から1ヶ月後であった。
変更時期があまりにもピンポイントすぎるような…。運営側でもそういう認識があったのか…?


●ギタ・ドラ・jubeat大夏祭り
毎年恒例夏の大型解禁イベント。本作では同じBEMANIシリーズのjubeat(以下指)との連動企画。
しかしその実態は度を越しているなんてレベルではない貢ぎゲーであった。
解禁までの流れは…
1.GF、DM、指の3機種を規定回数プレー
2.その後また3機種ともで指定された曲をプレー
3.プレイヤーサイトで「エイヤッサー!」ボタンを押す→楽曲解禁!
…というもの。
一見まともに見えるが、エイヤッサー!するまでに同じことを違う機種で計3セット行わなければいけない。
さらに課題曲の中には平然と隠し曲が含まれている始末。特に当時の指プレイヤーなら誰でもご存じの、全解禁最大の壁になったあのアルストロメリアが含まれている点でどれだけヤバいかが分かる。
ギタドラ側も課題曲に隠し曲が含まれているものの、まだ解禁はそこまで難しくなかった。
その上、解禁していなくても該当する曲はSet Listでプレー可能だったため。
問題は指、先述のアルストロメリアだけでなく伝導解禁不可能なcopious travel曲の最深層ひとつ前で解禁できるDevil Fish Dumplingも含まれていた。
当初は解禁まで最低106クレ必要と言われていたらしい。この数字は一時期Twitterのトレンドにも載ったほど。この件に関する公式のツイートでまたスタッフブログが大炎上したのは言うまでもない。
後に無条件解禁されたのだが…これに対して、先述した悪質な仕様を乗り越えて全解禁したプレイヤーはいったいなんのために頑張ったのかという声もかなりあった。


●ギタドラ花火大会
大夏祭り開始から少し経った頃に開始。こちらは5クレごとに楽曲解禁。
実はここで解禁できる曲は全て指からの移植、もちろん普通に移植できない曲はGITADO ROCKバージョンとしての移植となった。
その中にはあのFLOWERの姿も…。
こちらも後に無条件解禁された。


GITADORA
キャッチコピーは「ボクらのセイシュン、みんなのギタドラ!」
前作の評価が惨憺たるものであったため「XG終了じゃね?」という声が少なからずあったが、本当にXGが終了してしまった。
前作はやれる事を増やしすぎたために破綻してしまったから、その反省で「筐体でやる事はシンプルに」というスタイルにした結果、今度はボリューム不足になってしまった。
稼働初期の本作の問題点は…1クレ3曲完全固定のエクストラなし(一応フォローしておくと、後に一部除く全機種が1クレ3曲完全固定になっている)、新曲はスマホ・タブレットのアプリによる解禁となったため、それらの所持・非所持で解禁スピードに格差が出てしまったことが主に挙げられる。
それらの問題点は、後のアップデートでまとめて改善された。アップデート後の本作は一変して高い評価を得たため、稼働初期の悪評を見事に覆したといえる。


譜面難度表記も旧シリーズのものに戻った。MASTERはそのまま。前作で散々な評価だったチャレンジ譜面は廃止された。
全体的に旧曲のレベルが底上げされて難易度の幅が広がった。これによってか、XGに移行して以来多くのランカー達を苦しめてきたV4のラスボス「一網打尽」が表記限界の9.99になった。
ノート判定の一つであるPOORがOKに変更、コンボは切れるもののPOORと違ってゲージが減らなくなった。
さらにプレイヤーネームでひらがな・カタカナ・漢字を使うことができるようになった。(ひらがな・カタカナはポップンでも使えるが、漢字が使えるのは現状ギタドラのみ)


期待の新人Akhutaが参加したのも本作から。


本作よりマスコットキャラが旧シリーズのボーン先生に代わってオトベアとなった。
顔と手と耳にスピーカーが付いたクマ、という外見。
ロケテ段階から登場していたのだが…登場当初はとにかく不評だった。(その後については後述)


アップデートによって復活したエクストラステージはアンコールステージと名称変更。
アンコールステージもプレミアムアンコールステージと変更された。
到達条件についても、アンコールに到達できなかった、アンコールでボス曲を選曲しても条件を満たせなかった・ボス曲を選曲しなかった場合は到達条件が少しずつ緩和されるようになった。
XGに移行してから恒例となったボス曲のコナミ社外からの提供は、ベイシスケイプ所属の工藤吉三。


ホントに初期は酷かったよ…稼働日がバレンタインデーだったからこの日は「地獄のバレンタイン」なんて言われてたし。
アップデートが入った際には「やっとGITADORA本稼働か…」だの「長いロケテだった…」だの散々な言われようだったからねぇ…。


XG2のSD筐体からさらにダウンサイジングされた筐体が発売された。この筐体は白筐体と呼ばれる。
GFは1P限定となり(2台あれば連結して2人プレーも可)、DMはステージが廃された。


◆解禁イベント
●ライブ
本作のメイン。仕様変更後版のみ記述。
プレー終了後に獲得出来るプレーポイントを解禁したい曲に注入して解禁していくもの。
プレーポイントは、プレーした曲のスコアを基に算出され、そこに曲クリア時に獲得出来るメダルボーナスを加算したもの。
スコアが稼げる曲を連奏すればそれだけ解禁も早まる。
毎週1曲ずつ追加されていったのも特徴。


…じゃあアプリはどうなったかって?
アプリはゲームのシミュレータ的なものに仕様変更されました。こちらも好評。


●これがあなたへの挑戦状!
KAC開催に合わせて、全く音沙汰がなかった旧曲へのフォローがなされたイベント。
お題をクリアしてマスを埋めていくビンゴ形式。
最後には完全新曲も解禁された。


●Final Live
本作最後の解禁イベント。ライブで解禁した曲のみが対象。
対象曲をプレーする等で星を獲得していき、獲得した星が一定量に到達すると楽曲解禁。
終了後未解禁だった場合はロックされたまま。解禁のフォローは次回作のラストまで待つことになる。


●jubeat・GITADORA・DDRのTriple Journey
恒例の夏の大型解禁イベント。今回はDDRも巻き込んでのイベント。
プレイヤーサイトに届くメールからクリア条件を予想し、条件をクリアすると楽曲解禁。
実際のゲームプレーの中で達成する条件もあれば、プレイヤーサイトで特定の操作をすることで達成になるものもある。
前作の大夏祭りと違って片方の機種だけで解禁可能。さらに最高でも10クレあれば全解禁可能…と前作から大きく躍進した。
余談だが、jubeatとDDRはやり方によっては全曲を1クレで解禁できたらしい


ギタドラ側はオトベアからのメールがお題となる。
その外観のせいで表情・感情がサッパリ分からんとまで言われていたが…セリフが付いたため初期よりは感情が分かるようになった。…っつーか喋れるのかよ、とツッコんだプレイヤーも多かったに違いない
さらに、メールを見ると…肥塚王子と記念撮影してたり一人旅で寂しそうにしてたりスミス氏に「かかってこいやオラ」してたり
異次元空間に取り込まれそうになったり、とかなりはっちゃけている。
ここでかなりキャラが立ったからか稼働初期のマイナスイメージは改善されてきている。


GITADORA OverDrive
稼働初期はオワコン扱いされたもののアップデートで見事に改善された前作からのバージョンアップ版。
XGに移行してから全く更新されなかったロング曲が遂に復活。さらにバトルも復活。
選曲中にHELPボタンを押すこと、で現在のプレーデータやスキル対象曲を確認できるタブシステムも搭載。
前作からの良点を継承しつつユーザーからの要望にも答えたタイトルとなった。


…ただ、それらはPASELIを使用してプレーした場合の話。
通常のクレジットプレーではそれらの要素はほぼ全てロックされてしまう。
PASELIプレーも本作からデフォルトが1クレ120Pに値上がりしてしまっている。(工場出荷設定は240P、もちろん全稼働店舗がその設定ではない、中には100Pだったりそれ以下の設定になっている店舗もある)
そうなってしまったのは、稼働当時に騒がれていた消費税増額のせいなんだけどね…。
増税によってBEMANIシリーズは(基本的には)この価格設定になった。


V5とXG3で2度披露されたが結局本稼働で実装されなかった「ゴーイング・マイ・ウェイ!」のGF版ロケテ譜面がMASTER譜面として遂に収録。
レベルは9.98と総合第2位。
恒例のボス曲の社外からの提供はSOUND HOLIC。(L.E.D.とのコラボ)


本作よりオトベアに加えて新たなマスコットキャラ「ひまわり*パンチ」も登場。


ひまわり*パンチとは、
趣味はオトベアいじり、合言葉はリア充ビッグバン!超!可愛い妹 璃音(りお)
15年7月3日に二十歳になりました頼れるイケメンの兄愛すべきバカな長男坊 弦(げん)
常識人なツッコミ役の長女 響香(きょうか)
…の3兄妹によるバンド。(という設定)
璃音はギター、弦はベース、響香はドラムを担当。通常より一回り小さい黄色いオトベアも連れている(ペット?)。
詳細は個別項目も参照。



◆解禁イベント
●Music Factory
本作のメイン解禁イベント。毎月4曲ずつ(新旧含む)更新されていく。
プレー時に獲得出来る「ドライブ」から生成される「ドライブフレア」を解禁したい曲に注入、100%に到達すれば解禁というシステム。


○ドライブって何?
曲クリア時に獲得出来るメダルボーナスによる白、日替わりで行われるドライブキャンペーンで獲得出来る色付き()、PASELIプレー等で獲得出来る虹色のがある。
獲得したドライブの割合で生成されるフレアの色も変わる。フレアの色と注入する曲の色が同じならパーセンテージの増加も大きくなる。
ドライブキャンペーンは、指定された曲クリアする「フォルダ埋め」、特定のプレーリザルト(Sランクを○○回、PERFECT率90%以上を○○回等)を取っていく「スコアチャレンジ」、出題されたクイズの回答となる楽曲をプレーする「クイズキャンペーン」がある。
また、指定された曲のスコアを競うスコアランキング形式「オーダーランキング」や特定の条件で獲得出来る「今だけキャンペーン」もある。
特にフォルダ埋めは、特定のコンポーザーの曲のみ・曲名やジャケットに何かしらの共通点がある等、かなり多彩であった。


フォルダ埋め対象の例(一部)↓
全てAKhuta曲の「Akhutaフォルダ」
かつて開催されたイベント私立BEMANI学園の解禁曲だけの「私立BEMANI学園フォルダ」
RPGとかのボス戦に使えそうな「BOSS戦っぽいフォルダ」
KACで選曲された曲が対象となる「KAC選曲フォルダ」
ジャケットに剣が含まれている「ソードマスターフォルダ」
ムービーやジャケットにオトベアが潜んでいる「オトベアを探そうフォルダ」
ジャケットのポーズが特徴的な「個性的ポーズフォルダ」
ジャケットの人物が和装な「和服でいきましょフォルダ」
…他にもかなりあるけど、キリが無いので割愛。


中でも、クリスマスに行われた「あなたはどっち?フォルダ」は有名。
対象曲はI'm So Happy(Rockin'ver.)とI'm a loserの2曲のみでどちらか一方をプレーすれば達成になる、というものだった。
つまり…言いたいことは分かるよな?



●ULTIMATE FESTIVAL!!
2段階に分けて行われた。前半の「ハロウィンビンゴ」と後半の「ULTIMATE GATE」。
ハロウィンビンゴは、前作の「これがあなたへの挑戦状!」同様に条件を満たしてマスを埋めていくビンゴ形式。
ULTIMATE GATEは、プレー終了後にモンスターとの戦闘になり、モンスターを倒せば楽曲解禁。
各曜日最初のプレーで武器を獲得。武器は獲得した曜日にプレーを重ねることでレベルアップして攻撃力が上がる。
ただし、獲得・強化した武器は次週には持ち越せない。
ラスボスは自分の誕生日を華麗にスルーされて闇堕ちしたオトベアである「デビルベア」。倒すと完全新曲の「The ULTIMATES -Darkness-」が解禁。これはXGシリーズのボス曲メドレーとなっている。
その状態でアンコールまで到達すると、ULTIMATE ENCOREの枠が付いたダークネスが出現。
ここでプレアン到達条件を満たすと…本イベントの真のラスボス「The ULTIMATES -Blightness-」が出現。こちらは前作のボス曲メドレー。


●おすそわけハイタッチキャンペーン
簡単に言ってしまえば指にもある伝導解禁システム。
終了してしまって解禁が出来なくなったイベント解禁曲が主なターゲットとなる。
解禁済みのプレイヤーにプレーさせてもらう、バトルで相手が選曲することでプレー終了後に解禁される。
前作ラストのイベントであるFinal Liveの曲はここでようやくフォローされた。いくらなんでも遅すぎだろ…前作終了から丸1年だぜ…?
しかも期間限定という有様…常時解禁可能では何か不都合でもあるのか?
次回作のTri-Boostでもこの問題は改善されていない。



GITADORA Tri-Boost
前作からのオンラインアップデートにより稼働開始。まだ稼働して間もないので現状分かる範囲で記述しています。
基本的には前作で追加・復活のシステムを継承している。
実スキル・全曲スキルに次ぐ第3のスキルポイント「アドバイザースキル」が実装。これはセッションプレー時の相方のスキルポイント上昇分が加算されていくもの。(実スキル上昇分のみが対象みたいである)


プレイヤー個々のアピール要素である「プレイヤーボード」が実装された。
後述する「ベアガーデン」等で獲得したシートやステッカーを使って自分だけのボードを作成できる。
編集したボードはエントリー時やバトルマッチング時に表示されるので、ネタ全開にして笑いを取ったりすることも可能。
…ただ、かなりアレな使い方をするユーザーがいたため、2015.5月頭に一旦休止されたが同月中に再開された。
そういう使い方をしたユーザーも悪いのだろうが、そういった使い方を考慮できなかったメーカー側も悪い気がするが。それだけ自由度が高いシステムであったわけだ。



楽曲面では、一部の曲にしかなかったMASTER譜面が全曲に標準で搭載された。
さらに、これまでギターパートしかなかったロング曲にベースパートも追加され、前作では復活曲のみだったロング曲にV6以来の新曲が追加。(新曲第1号はミカグラ学園組曲シリーズの「有頂天ビバーチェ」)
解禁イベントではないが、東方Projectの楽曲をBEMANIコンポーザーがアレンジする「BEMANI×TOHO」がBEMANIシリーズで開催されている。
前作から登場したひまわり*パンチの楽曲も本格的に登場。*1



恒例のボス曲社外提供は、SOUND VOLTEXのII及びIIIでFLOORに楽曲を採用された山本真央樹。*2


◆解禁イベント
●GITADORA ROCK WAVE
プレイヤーボード関連のゴタゴタが落ち着いた9月にようやく開始されたメイン解禁イベント。
各月の毎週水曜日に開催され、週ごとに決められた条件を満たすことで楽曲解禁。
1週~3週目までは楽曲解禁、4週目はその月の楽曲を全解禁できたプレイヤーのみ新ボス曲を先行プレイ可能となる。
先行プレイの条件を満たすと、他のボス曲同様にその月の解禁楽曲がアンコール曲として並ぶ。ここでプレアン到達条件を満たせばプレイ可能。


●コンプリートミッション
16.1月のボス曲先行プレイより開始。
これまでは通常アンコール落ちした状態で該当曲を一定のPERFECT率でクリアしなければ解禁できなかったが、このコンプリートミッションを達成すれば全譜面を一気に解禁可能となる。
ミッション自体は楽曲のクリア状況に応じて加算されるポイントを一定量溜めること。
このイベントと共に、各週のイベントを開始から1週間以内にクリアすることでコンプリートミッションのポイントにボーナスが加算されるEarly Clearボーナスも開始。



●ベアガーデンとは
解禁イベント…ではない。
プレーによって獲得出来る「トラブ」を使って「ベアモドキ」を発芽させ、一定時間経過する(開花する)とプレイヤーボード用のシートやステッカーを獲得出来る。
レアリティは、コモン・アンコモン・レア・エクストラレア・プレミアムレアの5段階。
レアリティの高いアイテムほど獲得までの時間が長い。(コモンは5~6分程度だが、プレミアムレアになると2日以上かかるものも…)
追加のPASELIを支払うことで、ベアモドキ栽培に使用するベア鉢のグレードアップやハチミツの使用が可能。
ベア鉢をグレードアップすると投入するトラブの量を軽減でき、ハチミツはベアモドキ開花までの時間を短縮できる。
…これが楽曲解禁に関わっていたらまた公式大炎上になっていたであろうが、現時点では関わっていないため、使いたくなければ使わなくても問題はない。
資源投入とリアル時間放置…それってどう考えても…
トラブの入手方法は前作のドライブとほぼ同じ。


プレイヤーボード関連のゴタゴタに対する補填*3として、トラブ倍率100(つまり、トラブ1個でMAX投入量になる)のミラクルなベア鉢と、即時収穫可能になるミラクルなハチミツが配布された。*4


ベアモドキについてだが…正体が一切不明という現状。
トラブで発芽しハチミツで成長促進…ますます分からん。
クマっ子に尋ねてみても「ボク、コイツキライ」としか返してくれない始末…



GITADORA Tri-Boost Re:EVOLVE


前作Tri-Boostからのオンラインアップデートにより稼働開始。タイトルはトライブースト リボルブと読む。リ・イボルブではない。


本作はスキルをテーマとしており、XG3からGITADORAへ移行する際と同等かそれ以上に大幅な難易度調整が行われている。


これまでも同じ難度値でも曲Aはほとんどのプレイヤーがスキル対象に入っているが曲Bは数えるほどしか対象入りしていないという状況(いわゆる詐称・逆詐称)がかなり見られたため、
同難度帯でスキル対象入りする曲ににバラつきが出ないよう、また各スキル帯のプレイヤー分布が平坦になるよう調整がされている。
ざっくりと説明すると…前作で対象入りしていたプレイヤーが少ない曲ほど上方修正され、逆に対象入りしていたプレイヤーが多い曲ほど下方修正されているといった感じ。
これによって前作で特にひどい詐称譜面と言われたSkyphobiaのMAS・G譜面がいくらか許された、しかしEXT・G譜面はまだ許されない


スキルポイントアップ時にもステージリザルトで対象枠の何位に入ったかがすぐ分かるようになり、スキル対象に入った曲のSPがどのネームカラーの平均値かを表すランプが点灯するようになった。
例:獲得したSPが100.00の場合はのランプが点灯


SP1000以降はSP500刻みでネームカラーが変わる際に全画面を使った演出も入るようになった。
前作まではSP1000~1999.99のネームカラーは淡黄だったが、1000からは橙に、1500からは橙グラとさらに細分化。


実は稼働期間が約半年と、旧シリーズ含めて歴代で最も短かった。



GITADORA Matixx
長きに渡って稼働したTri-Boostシリーズに代わる新バージョン。サブタイトルは「マティックス」と読む。
このサブタイトルには、「『Matturity(成熟)』『Match』(競い合い)『Mate(仲間)』が組み合わさることで『ドラマティック』になる」という意味合いが込められている。


スキルに関わる要素として、新たに「フレーズコンボ」が追加。
全ての曲はいくつかのフレーズ(イントロとかメロ・サビとか)に分かれており、各フレーズをノーミスで繋ぎきると達成率にボーナスが入るようになった。*5


フレーズコンボの追加に伴い、本作ではスキル計算式が変更された。
前作までは「PERFECT率85%+MAXコンボ15%」だったが、本作では「PERFECT率85%+MAXコンボ5%+フレーズコンボ成功率10%」になり、コンボ率の比率が下がっている。
コンボ率の比率が下がったためか、今作の新曲は強引なスライド運指やオートチップ開放といった露骨な切り所が多数仕込まれている譜面が多い。最高ランクのMAS譜面ではそれが顕著。
稼働前は「コンボゲー脱却か?」とも言われていたが、フレーズコンボ成功による達成率ボーナスがかなり大きいので、余計にミスが許されない…つまりコンボゲーがさらに加速してしまっている。


楽曲に関しては、前作Tri-Boost Re:EVOLVEに引き続きけいおん!からCagayake!GIRLSが、
みんな大好きけものフレンズからようこそジャパリパークへが収録。
僕のヒーローアカデミアからピースサインも収録されている。


ひなビタ♪に関しても、(解禁イベントによる期間限定ではあるが)これまでギタドラシリーズには収録されなかった「ここなつ」の楽曲が初めて収録、
さらに人気の高い「チョコレートスマイル」も収録された。



GITADORA EXCHAIN ←NOW!


キャッチコピーは「体験(EXPERIENCE)は紡がれ、連鎖(CHAIN)する…。」


新たな要素として、フレンド機能が導入された。
XG2時代に実装されたグループに近い機能で、イベントの進行促進や解禁曲の共有が行える。
この機能により長きに渡って問題点とされてきた、『未解禁曲の救済処置無し』がある程度解消されるようになった。


またこちらもXG2以来となる、スキンパーツの追加やカスタマイズも実装された。


楽曲面では響香(ひまわり*パンチ)カバーの千本桜やBEMANI×東方Project以来となる東方アレンジ楽曲収録など、
全体的に若手ユーザーを意識した選曲になっている。


コナミオリジナルではgood-cool&すわひでおコンビによる田んぼの田の続編であるさんぼんがわや、
BEMANI Sound Team ’’哲学’’ひと夏の戲れ Yeah!! Samba
Rookie.Fとあさき、さらにダイナ四によるコラボ楽曲であるLAS-BOSが収録されている。
そして、長らくEXT譜面の中途半端感が嘆かれていたMODEL DD8へ遂にMAS譜面が追加された。


さらにポップンから万物快楽理論、jubeatからは霖が哭く、リフレクからはFIRE 2が移植された。



☆仕様変更されたクリアランク判定方式とスキルポイント
●クリアランク
旧シリーズとランクの段階は変わらないが、判定にかかる要素がPERFECT+GREAT率の合計からスキル達成率に変更された。
段階は(数値は%)↓
0.00 ~44.99:E
45.00~52.99:D
53.00~62.99:C
63.00~72.99:B
73.00~79.99:A
80.00~94.99:S
95.00~100.00(MAX):SS
…となる。旧シリーズではフルコンボでもGOODが1個でも出たらSSにならなかったが、本作以降はMISSがあっても95%以上出せばSSになる。
なお、この数値はD以下のランクがあったXG3のもの。GITADORA以降は63%未満は全てCランクとなる。


●スキルポイント
XG移行によって特に大きく変わった点。
旧シリーズでは曲別のポイントがレベル×0.33の数値で、最上位は1600近くだったが…
本作からはレベル×20になって数値がかなり大きくなった。
数値とネームカラーは↓
0.00~999.99:白
1000.00~1999.99:淡黄
2000.00~2999.99:
3000.00~3999.99:
4000.00~4999.99:
5000.00~5999.99:
6000.00~6999.99:
7000.00~7499.99:
7500.00~7999.99:
8000.00~8499.99:
8500.00~:
…こうなっている。旧シリーズの5倍近い数値である。
そのため、スキル対象枠に空きがある初期のプレーでは1プレーでかなりの数値がプラスされるので爽快感が増した。
ネームカラー虹はXG3から登場。また、Dランク以下はGITADORA以降廃止された。
また、1000.00~6999.99までの各色は整数の下3桁以下が000.00~499.99では単色、500.00~999.99ではグラデーションがかかる。1000.00~の橙はTri-Boost RE:EVOLVEで追加。
7000.00~8499.99までの3色については、最初からグラデーションがかかっている。
8500.00からはプレイヤーネームがアニメーションするようになる。


スキル対象曲は、XG~GITADORAまでは新曲25+旧曲25の50曲。
OverDriveからはスキル対象枠の仕様が見直され、現バージョンで解禁された曲や前バージョンの終盤に解禁された曲、そして最近のイベント解禁曲が対象のHOT曲25+それ以外のOTHER曲25の50曲となった。
これによって復活曲がスキル対象に入る可能性が過去作よりも上がった。





追記・修正は無条件解禁を待たずに大夏祭りの曲を全解禁できた方がお願いします。



[#include(name=テンプレ2)]

この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600)

[#include(name=テンプレ3)]


  • 夏祭りの時期は他機種も他の機種も遊んでみようどころじゃない度を越した貢ぎ連動イベントが多かったな。リンクルリンクとかBroken解禁に300クレ以上必要だったし。 -- 名無しさん (2018-06-07 20:25:28)
  • 違反コメントを削除しました。 -- 名無しさん (2022-02-06 23:48:27)

#comment

*1 一応前作にも登場しているが、こちらはデモテープ版という設定。
*2 採用された際の名義は「Winddrums」
*3 主に一部アイテムのデザイン変更等が対象。
*4 デザイン変更の対象となるアイテムを所持していた場合、その数に応じて配布されるという形。騒動が落ち着いた現在では入手は不可能と思われる。
*5 ただし、ボーナスが入ると言っても、MAXはフレーズコンボを全て達成した分のボーナスも含めて100%となっている。

シェアボタン: このページをSNSに投稿するのに便利です。

コメント

返信元返信をやめる

※ 悪質なユーザーの書き込みは制限します。

最新を表示する

NG表示方式

NGID一覧