テイルズ オブ ゼスティリア

ページ名:テイルズ オブ ゼスティリア

登録日:2015/2/16 (月曜日) 1:59:00
更新日:2024/01/12 Fri 10:34:25NEW!
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伝承はいつしか「希望」になる





テイルズ オブ ゼスティリア(Tales of Zestiria,TOZ)とは、
2015年1月22日に、バンダイナムコゲームス(現:バンダイナムコエンターテインメント)から発売されたPlayStation3用のRPGである。
テイルズオブシリーズ」の20周年記念作品となる(本編作品のマザーシップとしては15作目)。
ジャンルは「情熱が世界を照らすRPG」。タイトルの「Zestiria」は、情熱、熱意を意味する「Zest」から生まれた造語。


主題歌はSuperflyの『White Light』。アニメーション制作はエクシリアから引き続きufotableが担当する。
なお、本作はオリジナルアニメ『導師の夜明け』が製作され、テレビ放映がなされた(アニメはゲームにも収録されている)。


本作を元にしたアニメが『テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス』というタイトルで、2016年7月から2クールで放送された。


〇あらすじ
天族の杜という人里離れた地で暮らしていた青年・スレイは、ある日遺跡の探検中に、アリーシャという少女と出会う。
そして彼女との出会いが、スレイを外の世界へ誘うのだった。


大陸「グリンウッド」では、ハイランド王国とローランス帝国が熾烈な争いを繰り広げ、更に人知の及ばぬ災厄が蔓延していた。



〇特徴
本作は、パーティーキャラが「人間」と「天族」に分かれており、種族によりバトルスタイルが異なっている。
戦闘システムは「FusinonicChain-LMBS(フュージョニックチェイン リニアモーションバトルシステム)」が採用されている。
人間は機動力重視の特技と、突破力に優れる奥義を駆使し、天族は牽制力の高い特技と、威力・範囲ともに優れる「天響術」を操り戦う。
更に、人間である「スレイ」と「ロゼ」は、「神依化」という天族との合体を行うことが出来る。
この状態では、天族の能力を行使することが出来、圧倒的な力を振るうことが出来る。


そして、本作はシリーズ初のリアルマップからのシームレスでの戦闘移行を採用している。
敵と遭遇するとその場で戦闘になるため、複雑な地形で戦う事もある。





〇キーワード

  • 導師

高い霊応力を持つ救世主的な存在で、天族と契約した者の総称でもある。
作中では伝説上の存在とされている。
そして、通常の人間は、この導師と従士契約を交わすことで、天族を感知できるようになる。


  • 従士

導師に真名を与えられ、契約を果たした人間の総称。
契約すると天族を感知し力を借りられるようになる他、導師と精神を繋げることでテレパシーで会話したり、穢れの一部を肩代わりすることができるようになる。危険は伴うが神依することも可能。
ただし契約中は常に導師と共にいなければならず、また導師が死ねば従士の命も失われるため、文字通り命を預けることになる。
また契約の維持には高い霊応力が必要なため、霊応力が乏しい者が従士契約をすると導師に負担がかかる。


  • 天族

グリンウッド大陸に伝わる信仰対象にして、自然の力である「天響術」を行使する神秘の種族。
高い霊応力を有する者だけがその存在を感知することができる。
神依化した場合の秘奥義名はTOD2の具現結晶から借用。


  • 穢れ

人の心により生じる負のエネルギーのこと。
常日頃から人間が抱いている感情である憎しみや怒りなどにより発生するが、
本作ではそれらが尋常でない事態を引き起こす要因となってしまう。
天族にとっては毒となるとのこと。


  • 憑魔

上記の「穢れ」が蓄積されることで、人間や動物がモンスターとなってしまった姿。




〇パーティーキャラ
スレイ(CV:木村良平、今瀬未知(幼少))
本作における主人公。生後間もなく母親と死別し、天族の杜「イズチ」でジイジによって育てられた人間。
外界から離れた場所で、天族と共に育ったことで、純粋で素直な好青年に育った。
幼いころより霊応力が強く、憑魔に狙われやすい性質を持ち、イズチから出ることを許されなかった。
そのため、イズチ内の古代遺跡を探検するのが楽しみとなった。
その最中、同じ人間の少女アリーシャと出会い、彼女を助けるべく、外の世界へ飛び出す。
その旅の途中で、人と天族が共存できる世界を目指すようになり、「導師」となることを決意する。


武器は片手用の儀礼剣。
主人公なのに、魔神剣(魔神拳)蒼破刃も覚えない(TOXのミラという前例はあるが)。
ただし奥義として修得する歴代技の獅子戦吼が、今作では特別な扱いを受けている。
DLC予約特典の追加術技は七星集気法。セブンイレブン繋がりで、HPが711回復する。
歴代キャラクターのコスチュームは、TOVユーリ・ローウェル



アリーシャ・ディフダ(CV:茅野愛衣
ハイランド王国の王女で、スレイの旅立ちのきっかけとなった人物。
騎士らしさを出すため、堅苦しい男口調で話すが、本来は年相応の女性らしい、心優しい性格。
祖国を救うべく懸命に活動するが、自身の立場の低さ、周囲の悪意、そして孤立無援の状況が、彼女を追い詰めていく。
一時期素質を見込まれ、スレイと従士契約を結ぶが(これにより天族を認識できるようになった)、
スレイに負担がかかるという理由で、彼らと別れることになる。
そういったことから、正式なパーティーメンバーではなく、序盤・終盤のスポット参戦枠のキャラである。
中の人曰く「料理で例えるとソース」
ゲーム内でもゲーム外でも、運命にもてあそばれた結果、彼女は本作きっての幸薄枠となった。
だが、彼女のテーマソングや唯一アフターエピソードがあるのでこういった面では優遇されている


武器は長槍。だが今作の魔神剣担当である。…剣?
とはいえ過去作やお祭りゲーではどころかデッキブラシ調理器具で放つ者もいるため、川´_ゝ`)なに、気にすることはない。
本作の設定上は、才能さえあれば槍でも繰り出せるとのこと。
複合術技や上位技でもないのに、奥義として魔神剣を使うのは異例だが。
アニメ版では槍だけでなく、本来の得意とする武器ではない剣や短剣などで兵士や暗殺者を圧倒するなど、武芸達者な面が強調されている。


DLC予約特典の追加術技はTOXレイアから活伸棍・神楽。台詞は「お母さん直伝」では無いので、TOX2版準拠。
後日談DLC『アリーシャ アフターエピソード 「瞳にうつるもの」』では、第二秘奥義の皇刃蒼天衝が追加されている。
歴代キャラクターのコスチュームは、TOGのシェリア・バーンズ



ミクリオ(CV:逢坂良太、浜崎奈々(幼少))
スレイの幼馴染であり、親友の天族。
幼少のころよりスレイと遺跡探検をし続けたため、スレイに負けず劣らず遺跡好き。
危なっかしいスレイとは対照的に、冷静でツッコミ気質。
しかし100歳越えがざらにいる天族においては非常に若いため、パーティー内でしばしばいじられる。


武器は長杖で、水属性の天響術、及び回復術を操る。
ちなみに中の人はテイルズオブエターニアのリッド役の石田彰に憧れて声優になったためか、
風塵封爆殺をオマージュした秘奥義「氷塵封濁殺」がある。
DLC予約特典の追加術技はTOD2のロニからファイナルプレイヤー。何故か台詞が入れ替わってる。
ロニ「叩きのめす!まだのめす!更にのめす!それがっ、ファイナルプレイヤー!」
ミクリオ「叩きのめす!更にのめす!まだのめす!それがっ、ファイナルプレイヤー!」
歴代キャラクターのコスチュームは、TODリオン・マグナス



ライラ(CV:松来未祐下屋則子
「湖の乙女」として祀られていた天族の女性。
彼女の宿る聖剣を引き抜くと導師になれるという、エクスカリバー的な伝承がある。
スレイと契約を結び、彼を器として宿る主神となる。
彼女と契約したミクリオら他の天族は「陪神」となり、憑魔を浄化する力を得ることが出来る。
先代の導師のことを深く後悔しており、スレイに二の舞を踏ませまいと、ありのまま生きて欲しいと願っている。


武器は紙葉で、火属性の天響術を操る。
DLC予約特典の追加術技はTOI-R追加PCのコンウェイからサイレント・エンド。オリジナルと異なり、表記に・が入る。
歴代キャラクターのコスチュームは、TOPミント・アドネード



エドナ(CV:福圓美里
常に傘をさしている天族の少女。公言するほど人間に対して嫌悪感を抱いている。
そのためスレイたちに協力することを渋っていたが、穢れでドラゴンと化した兄を救うため、同行を了承した。
非常に毒舌家で、めんどくさがりな性格。
見た目とは異なり、ミクリオより年上。
彼にはミクリオボウヤを略した「ミボ」という仇名をつけ、弄っている。


武器は傘で、地属性の天響術を用いる。
秘奥義のシューティングスターは、TOEの同名の晶霊術で特殊発動するアーチェ出現版を模していると専らの評判。
歴代キャラクターのコスチュームは、TOXのエリーゼ・ルタス



ロゼ(CV:小松未可子
本作におけるヒロイン。商人ギルド「セキレイの羽」に所属するマイペースな少女。
しかし、その明るい性格とは裏腹に、暗殺組織「風の骨」の頭領という顔を持つ。
「セキレイの羽」自体が「風の骨」の表向きの姿である。
5年で100人以上を殺害してきた過去はあるが、本来惹起する筈の穢れに見舞われていない。
後述するデゼルによって器として仕立て上げられていたため、高い戦闘力を有している。
また、スレイ同様に高い霊応力を持っているため、神依化も可能。
その才能を見込まれ、一向に加わる。
その後、後述するアリーシャと同様に従士契約を結ぶが、彼女の場合と異なり導師への負担は生じなかった。
後日談でも中心的な存在となり、アリーシャを従士とし、アリーシャに多大な影響を与えた。


武器は二刀短剣。今作における魔神剣担当その2である(特技として魔神剣・双牙を使える)。
スレイとの隠し秘奥義にアルティメットエレメンツが存在する。ロゼ自身のブラストゲージ(BG)は消費しないが、戦闘不能だと当然不発に。
発動にはフレンドリンクをセットして、スレイ(残BG6~)→ライラ→エドナ→ザビーダ→ミクリオ→スレイの順に秘奥義を連携する必要がある。
歴代キャラクターのコスチュームは、TOX2のミラ=マクスウェル(正史ミラ)。
ちなみに体型はアリーシャと共有していて、彼女のコスチュームも着られる。



デゼル(CV:小野大輔
他者との交流を拒む、一匹オオカミな天族の青年。
復讐を果たすため暗躍しているが、憑魔化を免れるため、高い霊応力を有するロゼの肉体を利用している。
しかし、ロゼに対しては情が芽生えており、何だかんだで大事にしている様子。
器のロゼがスレイと従士契約を結んだため、スレイに同行することになる。


武器はペンデュラムで、天響術は風属性。
歴代キャラクターのコスチュームは、TOAのルーク・フォン・ファブレ



ザビーダ(CV:津田健次郎)
上半身裸のワイルドな天族の青年。
女性を見たら口説きにかかる軽い性格だが、本来は男気ある男である。
単独で憑魔を相手取り、必要ならば導師にすら戦いを挑む好戦的な面を持つ。
憑魔を殺すことができる特殊な銃を所有している。


武器・天響術属性はデゼルと共通。
歴代キャラクターのコスチュームは、TOSゼロス・ワイルダー
デゼルの衣装を引き継げるため、彼のコスチュームも着られる。



〇その他のキャラ
ジイジ(CV:永井一郎→緒方賢一
スレイとミクリオの育ての親。



マルトラン(CV:小山茉美)
ハイランドのエリート騎士で、アリーシャの師匠。公私ともに彼女から尊敬されている。



ルナール(CV:子安武人
「風の骨」のメンバーで、その残虐性から完全に憑魔と化してしまっている。



サイモン(CV:五十嵐裕美
独自の行動を取る謎の天族。特殊な力を用いる。



セルゲイ・ストラルカ(CV:堀秀行)
ローランス帝国の騎士。礼儀正しく、正に騎士の鑑たる男。戦闘力もずば抜けて高い。



ヘルダルフ(CV:菅生隆之)
「災禍の顕主」として恐れられる謎の男。人型のライオンのような姿をしている。
ガノンドロフではない



〇ゲスト出演
''ジェイド・カーティス''(CV:子安武人)
TOA出身。EXダンジョンのザ・カリスIV/VIIIに登場する。
術の火力が極めて高く、秘奥義のミスティック・ケイジ(Aの表記はミスティック・ケージ)に至っては発動を許すと正に「終わりです!」。



''ソフィ''(CV:花澤香菜
TOG/TOGf出身。EXダンジョンのザ・カリスII/VIIIに登場する。
秘奥義はゼロ・ディゾルヴァー。最初の台詞が「解放します!」から「リミット解除!」に変更されている。
ジェイドと同時に相手にするフロアでは、眼鏡をかけた姿が見られる。



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