登録日:2015/01/03 (土) 10:58:57
更新日:2023/12/21 Thu 13:58:32NEW!
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〈古典部〉シリーズ 氷菓 データベース 阪口大助 雑学 古典部 手芸部 神山高校 鏑矢中学校 高校生 福部里志 岡山天音
データベースは結論を出せないんだ
福部里志(ふくべ さとし)とは、『〈古典部〉シリーズ』の登場人物である。
CV:阪口大助
演:岡山天音
1年D組所属。2年進級後のクラスは不明。
身長160cm。
神山高校に通う男子生徒。鏑矢中学校出身。
アニメでの容姿は茶色がかった髪にオレンジの瞳。
主人公の折木奉太郎の中学時代からの友人。
古典部に入部した折木にくっ付いて行って千反田えると出会い、その時のやり取りが面白かったことから彼も古典部に入部した。
いつもぶら下げている巾着袋と減らず口がトレードマークで目と口元に常に笑みを含んでいる。
作者曰く「シャーロック・ホームズシリーズにおけるワトソン」
かなり飄々とした性格でつかみどころがない。
楽しむことは全力で楽しむをモットーにしており、「薔薇色の人生」を謳歌することに努めている。
フットワークがかなり軽く、古典部に入部したのもそうした性格が起因している。
また、古典部だけではなく手芸部も兼部しており、総務委員会にも参加している。
文化祭では彼のそうした性格が特に顕著に表れており、各種催し物に出場しまくったり、アニメでは二重の意味で頭のおかしいコスチュームに身を包んだりしていた。
「灰色」を心掛けている奉太郎とは真逆の性格。
とにかくテンションが高く、端から見ているといつも楽しそうである。
伊原摩耶花に好意を持たれているが後述する理由からそれに対する返事ははぐらかし続けている。
各種雑学に長け、現代史や推理小説、町の名家の情報から学校のちょっとした噂までかなり広範囲な知識を持つ自称「データベース」。
「データベースは結論を出せない」が口癖で自分から推論を組み立てるようなことはあまりせず、持ち前の知識を活かして奉太郎のサポートに回ることが多い。
一方で興味があることには力を尽くすが興味がないことにはあまり手を入れないため学校の成績はあまりよくなく、試験の後には追試をたびたび受けている。
またシャーロキアンであり推理物はミステリーではなくミステリと呼ぶこだわりの一面を持っている。
一見するとポジティブで悩みなんてなさそうだが、表に出さないだけで本当は色々なことを悩み、考えすぎてしまうタイプ。
知識はあるが推論は苦手な自分のことを内心疎ましく思っており、自分は何の才能もない凡庸な人間だと感じている。
また、図抜けた推理力を持つ奉太郎に対しては、賞賛や感動と同時に羨望の念を抱いてもいる。
口癖の「データベースは結論を出せない」も本当はそんな自分への諦めと自嘲の言葉だった。
ただ、奉太郎に言わせればスピーチや演説にはある種の才能があるらしい。
中学校時代は今とはだいぶ異なり、些細なことでも気にかかる負けず嫌いの完璧主義者で、わずかな失敗や負けでも歯ぎしりして悔しがるような性格だった。
しかしそうしていても何事も面白くないことを知り、そんな自分を自制するために「こだわらないことにこだわる」ことを心掛けるようになり、今のような性格になった。
そのため、このポリシーを崩してしまうといつの間にか自分は再び中学時代のような人間に戻ってしまうのではないかと心配している。
拘りが無い事が拘りという生き方をしてはいるもののシャーロキアンである事を自認してたり、
何より奉太郎の才に対する屈託を抱えるなど捨てきれない我執があるのも事実である。
この辺りも深い葛藤の一端になっている。
古典部メンバーは各員がそれぞれ屈託を抱えており、里志は奉太郎の才能に対してとなっている。
実は摩耶花の事は彼自身も好いており、両想いの関係。
しかしそのポリシーと「摩耶花と付き合う=こだわる」ことが矛盾すること、もしこのポリシーを崩して昔のような性格に戻ってしまい、中学時代に物事にこだわったように摩耶花にこだわってしまったら摩耶花を傷つけてしまうのではないか、ということに悩んでいた。
つまり、摩耶花と付き合う以上は曖昧にしたり中途半端にしたりせず真剣に付き合いたいが、中学時代の経験から何かに真剣になった自分は摩耶花を傷つけかねないことを知っている、という状態だった。
まあようするに、里志には摩耶花を傷つけずに摩耶花と付き合う自信がなかった。
摩耶花にその事情を説明し話し合った結果、摩耶花が里志の心が決まるまで待つということになっていたが、高1のバレンタインデーではそのことが遠因となってえると奉太郎を傷つけてしまった。
ただ、バレンタインの一件の最大の要因は里志ではなく摩耶花であったことが原作では示唆されている。
結局高2に進級する前後に自分の気持ちに折り合いをつけて腹をくくり、3日間「ごめんなさいしか言えないかわいそうな生き物」になった末に摩耶花と交際を始めた。
里志爆発しろ!
データベースは追記・修正できないんだ
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▷ コメント欄
- 古典部シリーズの項目立てマジ乙!! -- 名無しさん (2015-01-03 13:05:17)
- 自分が男だったら、こういう性格なんだろうなう -- 名無しさん (2015-01-03 20:17:41)
- ぱっつぁん!!!! -- 名無しさん (2015-01-04 09:00:10)
- 変人奇人にしか興味ない、興味ない奴のことはまあまあ話す仲でも名前を覚えてるかどうかすら怪しい(谷君とか)ってのがまた里志の面白いところだと思う。 -- 名無しさん(2015-01-09 16:21:53)
- 自分の感情をコントロールできるまたはしようと努力してる人間は好感が持てる -- 名無しさん (2015-05-05 11:10:47)
- こいつの場合はコントロール以前に諦観によるものが多分にあるけどな。それは必ずしも良しとも悪しとも言えない事ではあるが -- 名無しさん (2015-05-07 20:29:47)
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