折木奉太郎

登録日：2015/01/01 (木) 11:49:47
更新日：2023/12/21 Thu 13:58:11
所要時間：約 3 分で読めます

---

▽タグ一覧
〈古典部〉シリーズ 氷菓 中村悠一 省エネ 人情 古典部 主人公 高校生 高校生探偵 脅迫 名探偵 信頼できない語り手 ツンデレ クーデレ クール 山﨑賢人 折木奉太郎 理屈屋 探偵役 ほうたる <古典部シリーズ>でのキョンくん クール←中身は落ち着いてない 神山高校 鏑矢中学校 信頼できない語り手←感情は割とごまかす

---

やらなくてもいいことなら、やらない。やらなければいけないことは手短に

折木奉太郎（おれき ほうたろう）とは、『〈古典部〉シリーズ』の主人公である。

CV：中村悠一
演：山﨑賢人

1年B組→2年A組所属
身長172cm
誕生日は4月28日

神山高校に通う男子高校生。鏑矢中学校出身。
アニメでの容姿はややくせ毛に常に半目の緑色の瞳。
自称「省エネ主義者」で「やらなくてもいいことなら、やらない。やらなければいけないことは手短に」を座右の銘にしている。
そのモットーゆえ何事にも極力最小限の力で片付け、逆に厄介なことは避けることを心掛けている。
ただし、自分には自分の、他人には他人の、それぞれに合った生き方があると考えているので、別にやる気や活力に満ちている人を馬鹿にしているわけではない。
その性格ゆえ部活には入らないつもりでいたが、姉から「古典部に入ったらどうか」というアドバイス(という名の脅迫)を受けて古典部に入り、千反田えるに出会う。
読書家で、部室では文庫本を読んでいることが多い。
学業成績は平均点レベルで、雑学などの教養はやや乏しい。

そのモットーゆえに自分から積極的に動くことは少ないが実は常人離れした推理の才と、観察眼・洞察力を併せ持っている。
しかし本人はそれがただの運、あるいは閃きによるものにすぎないとしている。
時には省エネのために脅迫まがいの鎌掛けなどを行って効率化を図ることも。また、犯人を見逃したり目的のために手助けをしたこともあった。
消極的な性分からか押しにやや弱く、千反田えるの「わたし、気になります！」の一言を断りきれずに学校生活の中で遭遇する様々な謎に対して探偵役として推理劇を披露することになる。
推理はえるを納得させるためや物事を丸く収めるための手段という側面が大きいため、正解を出すというよりは理屈をつけるという方が近い。
作者曰く「シャーロック・ホームズシリーズにおけるホームズ」

また、本人は上記のように「省エネ」をモットーとする「灰色」な生活を希望していると語っているが、
一方で古典部に入部してからは「薔薇色」の学生生活に憧れるような節や、「省エネ主義者」のモットーに疑問を感じることも増えてきている。
文化祭のお料理コンテストで窮地に陥った他の古典部メンバーを救うなど、
自ら行動を起こすことも増えており、えるの頼みで推理を披露する理由にはそのあたりの心境も関係している。
逆に「愚者のエンドロール」では入須冬実にその憧れをいいように利用されてしまった。
実は結構ナイーブで入須に利用された挙句、その内容を古典部の面子に多面から論破された時は酷い落ち込みようだった。

古典部メンバーは各員がそれぞれ屈託を抱えており、奉太郎は薔薇色の人生に対する己のわだかまり。
そのまま上記に通じる事である。

奉太郎が古典部に入部するきっかけになった姉だが、
実は奉太郎以上の推理力を持っていると思われる描写がたびたびあり、物語の黒幕として動いたこともある。

福部里志とは中学時代からの友人で、性向から何から言われ放題だが、彼の無駄に手広い知識には呆れているが、彼の行動力は評価している。
伊原摩耶花とは小学校からの腐れ縁で、たびたび刺々しく接されていることから少々苦手意識を持っている。

えるとは二人で一緒に初詣に行ったり図書館に行ったりしており、アニメの二人はもはやカップルのそれである。
実際えるに振り回されるように事件を解決していく中でえるに対する奉太郎の心境にも変化が起きており、
バレンタインデーに福部里志がえるを傷つけてしまった際には本気で激怒し、高１の春休みの生きびな祭での事件にてついにえるへの好意を自覚した。
そのせいか高２の星ヶ谷杯では誰かに頼まれたわけではないにもかかわらず、えるのために推理力を発揮している。

余談だが、名探偵コナンの青山剛昌の名探偵図鑑にも登場したことがあり、「能あるタカは爪を隠す」タイプの名探偵、と評されている。

やらなければいけない追記・修正は手短に。

[#include(name=テンプレ２)]

この項目が面白かったなら……＼ポチッと/
#vote3(time=600,8)

[#include(name=テンプレ3)]

▷ コメント欄

• よくあるやれやれ系主人公かと思いきや、気が付けば毎週こいつが楽しみに見てた気がする -- 名無しさん (2015-01-01 12:52:36)
• あまり推理物が興味がなかったが、毎週楽しみに見てたのは奉太郎が魅力的だったからなんだよなぁ。 -- 名無しさん (2015-01-01 18:48:45)
• 米澤作品の中では低めの水準だけど一般的な男子高校生と比べると相当な博識なんだよなｗ　>>雑学などの教養はやや乏しい -- 名無しさん (2015-01-02 08:02:27)
• 「あ・た・し♫」さんの正体に気づいたときは背すじが凍った……。奉太郎、よくこんな環境で生きていけたね。 -- 名無しさん (2015-01-04 16:51:34)
• ↑ 彼女なりに奉太郎の「灰色」をなんとかしようとした可能性もある。学際でも援護してるし。映画の件で奉太郎が精神的ダメージを受けたのは、むしろ入須が策略に走りすぎたせいだったような… -- 名無しさん (2015-01-04 17:35:53)
• コナンとの競演も見てみたい。 -- 名無しさん (2015-01-04 19:05:57)
• 姉はホームズのマイクロフトに当たるキャラだからオマージュみたいなもんでしょ -- 名無しさん (2015-05-05 11:12:07)
• 自分の能力を自覚し、えるのために彼女の見えない所で活用してはもやもやしたモノを抱え込むということを繰り返しているのでそろそろ手痛いしっぺ返し食らいそう -- 名無しさん (2016-11-07 00:06:54)
• 名探偵図鑑のアレ、奉太郎だったのかw読み直して気付いた -- 名無しさん (2018-07-26 07:07:48)
• ただ先輩や年上の相手を呼び捨てにしているところがなんか好きじゃない -- 名無しさん (2020-03-06 22:37:25)
• ↑面と向かって話すときはちゃんと敬称付けてるし、喋る労力を省エネしてるのかも -- 名無しさん (2022-04-07 23:26:47)

#comment