登録日:2014/12/16 Tue 20:18:51
更新日:2023/12/21 Thu 13:49:42NEW!
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dm dm-38 dmx-18 デュエル・マスターズ 覚醒編 自然文明 コモン ジャイアント ジャイアント・インセクト マナブースト w・ソウル ギガント・インセクト デュエル・マスターズ プレイス 自然文明のクリーチャー リベンジ・チャンス ベニジシ・スパイダー 紅単
欲に囚われた私が悪かったのです…
───とある獣の懺悔
《ベニジシ・スパイダー》とは、TCG「デュエル・マスターズ」のクリーチャー。
DM-38「覚醒編 第3弾 超竜VS悪魔」にて初収録。レアリティはコモン。
DMX-18「三段変形!龍解オールスターズ」にも再録されている。
対ドローソースのクリーチャーとして名を馳せるカード。
不遇種族であるジャイアント・インセクトのクリーチャーでありながら、第一線で戦っていたカード。
●目次
スペック
ベニジシ・スパイダー C 自然文明 (5) |
クリーチャー:ジャイアント・インセクト 4000 |
W・ソウル |
リベンジ・チャンス-各ターンの終わりに、相手がそのターン、カードを3枚以上引いていた場合、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。 |
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。 |
場に出した時の能力は軽いマナブーストという悪くは無い能力で、普通に出しても一定の働きはできる。
しかしそれだけでは物足りないと言われるかもしれない。
特筆すべきは、やはりそのリベンジ・チャンスの条件にある。
各ターンの終わりに、相手がそのターンの中でカードを3枚以上引いていた場合には踏み倒せる。
相手のターンのはじめのドローも数えるため、実質的に条件は「2枚以上引いていた場合」と言えるか。
つまり《エマージェンシー・タイフーン》などよく使用される軽量呪文に反応できるのだ。
それらの呪文は2~3ターン目に使われることが多い。
すなわち、かなり早い段階からパワー4000のマナブーストクリーチャーが出てくることになる。
すると殴り手としてもそこそこの働きができるし、大型獣召喚のためのマナブーストを早期に行える。
さらに言うと、テキストに複数体の召喚を止める様な注釈文は存在しない。
よって1ターンに複数枚出すことも不可能ではない。
ノーコストでマナゾーンが一気に増える+場にクリーチャーが複数体増える という恐怖を相手に味わわせられる。
ちなみに、相手側に《海底鬼面城》とサイバーロードがあれば、ターン最初のドローで条件を満たしてしまうこともありうる。
ただし、ルール上確認しておくべき注意点もある。
《ストリーミング・シェイパー》などの「カードを手札に加える」タイプの効果には反応しない。
これらのカードは厳密には「カードを引く」効果とは異なるためである。
《ディメンジョン・ゲート》 といったサーチカードも「手札に加える」効果なので同様。
また、当然ではあるが、墓地回収等ドロー以外の手札補充にも反応しない。
念のために注意しておこう。
所持種族はジャイアント・インセクト。
登場当時は…というか今もだが、ジャイアント・インセクトは不遇種族。
そのため、ベニジシは種族面で注目はされていなかった。
しかし、エピソード3環境から裁定が変更。
ジャイアント・インセクトをジャイアントとして参照することも可能になる。
これによってジャイアントデッキでも、有能な進化元候補として挙げられるようになった。
とにかく上記でも述べたように、ドロー効果への強烈なキラーとなりうるカード。
軽量ドローソースが流行するような環境では、キラーカードとして数枚積まれることがある。
実例としては、メルゲループワンショットが用いる『ドローソース兼墓地肥やしカード』に対するカウンターとして積まれていた。
他にも水文明を絡めた墓地肥やしを行うアウトレイジデッキや、《龍波動空母 エビデゴラス》を使うデッキにもカウンターを行える。
ただし、アウトレイジに関しては《暴走龍 5000GT》に注意を払う必要がある。
リベンジ・チャンスは召喚扱いなので、5000GTを出されるとベニジシは沈黙してしまうためだ。
また、強力なデッキに積まれる《サイバー・N・ワールド》の能力も敵自分関係なく利用できる。
しかし、こちらはサイバー・N・ワールドの能力の都合上、運任せにもなってくる点には注意。
【サガループ】が猛威を振るった2023年上半期の環境では、初動に行われる活発な手札交換に対してこのカードが対抗馬に挙げられた事もあった。
中でも【赤単速攻】がベニジシを取り入れたデッキは、【赤単】ならぬ【紅単】として一時期話題になっている。
相性の良いカード
エナジー・ライト C 水文明 (3) |
呪文 |
カードを2枚引く。 |
水文明の基本中の基本であるドロー呪文。ベニジシのカウンター発動を期待できる。
エマージェンシー・タイフーン C 水文明 (2) |
呪文 |
S・トリガー |
カードを2枚まで引く。その後、自分の手札を1枚捨てる。 |
DM-11で登場した低コストの水のS・トリガー呪文。
手札交換の手段としてよく用いられるカード。軽い墓地肥し呪文としてもかなり優秀。
相手がこの呪文を使えば、ターン初めのドロー+この呪文で引いた二枚 でリベンジ・チャンスの条件を満たせる。
2ターン目にベニジシの登場も難しい話では無い。
さすがに2ターン目にベニジシを出されたら相手も涙目だろう。
サイバー・N・ワールド SR 水文明 (6) |
クリーチャー:サイバー・コマンド 6000 |
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、各プレイヤーは自身の手札と墓地のカードをすべて山札に加えてシャッフルする。その後、それぞれ、5枚カードを引く。 |
W・ブレイカー |
DMR-01で登場したサイバー・コマンド。
バトルゾーンを巻き戻すと言わんばかりの強烈なリセット能力を持つ。
墓地肥しなどに対するキラーカードとしても定番。
上記でも述べたが、サイバー・N・ワールドのリセット能力を、ベニジシは利用できる。
自分が使った場合は、サイバー・N・ワールドを出した後にさらにクリーチャーの展開を行える。
相手が使った場合は、サイバー・N・ワールドのリセットに対してカウンターを決められる。
ただしこちらも上記で述べたが、手札リセットの都合上ベニジシが手札に来ない可能性もあるので注意。
詳しくは個別項目を参照。
銀河竜 ゴルファンタジスタ SR 水/自然文明 (7) |
クリーチャー:ジャイアント・ドラゴン 13000 |
革命チェンジ:コスト5以上のジャイアント(自分のコスト5以上のジャイアントが攻撃する時、そのクリーチャーと手札にあるこのクリーチャーを入れ替えてもよい) |
T・ブレイカー |
相手のクリーチャーが出た時、次の自分のターンのはじめまで、そのクリーチャーは攻撃もブロックもできない。 |
自分の他のジャイアントが相手のクリーチャーとバトルする時、かわりにこのクリーチャーにバトルさせてもよい。 |
あの《首領竜 ゴルファンタジスタ》が革命チェンジを得て帰ってきた姿。
コスト5のジャイアントであるベニジシはチェンジ元の条件を満たしており、しかもリベンジ・チャンスで場に出せばターンを跨いで直ぐに召喚酔いが解けるため、そのまま攻撃してゴルファンタジスタに革命チェンジできる。
おまけに手札へと戻ればリベンジ・チャンスの再発動も狙える他、単純に再召喚してジャイアントのバトル肩代わり効果を活かす事も可能である。
派生カード
アオジシ・スパイダー C 自然文明 (4) |
クリーチャー:ジャイアント・インセクト 2000 |
S・トリガー(このクリーチャーをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい) |
このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。 |
王来篇で登場したそっくりさん。紅から蒼に変わってS・トリガー獣化した。
こちらも扱いやすいスペックであり、手打ちでの使用を考慮して《真実の大神秘 星飯》や《超神機鎧冑ゼノメノン》の進化元として使われる事も。
ちなみにフレーバーテキストでは、あの《「色災」の頂 カラーレス・レインボー》について触れたカードだったりする。
デュエル・マスターズ プレイス
ベニジシ・スパイダー C 自然文明 (5) |
クリーチャー:ギガント・インセクト 4000 |
各ターン終了時、相手がそのターン、カードを3枚以上引いていたなら、このクリーチャーをコストを支払わずに自分の手札から召喚する。 |
バトルゾーンに出た時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。 |
DMPP-15「超覚醒嵐舞 -FIRESOULS DUELIST-」にて収録。
ジャイアント・インセクトがギガント・インセクトになっているデュエプレでのベニジシがギガント・インセクトとして扱われる。
デュエプレではソウルが存在しない都合からW・ソウルがTCG版から削除され、リベンジ・チャンスが強制化という微妙な弱体化を受けている。
そのため、終盤で山札が少ない時にリベンジ・チャンスの条件を満たした場合は強制マナブーストとなるので注意が必要。
補足
フレーバーテキストは、ベニジシのリベンジ・チャンスの能力を示唆しているものと思われる。
言わせるならば『欲=手札ドロー』ということなんだろう。
DMに限らず、TCGは手札が重要になってくるが、手札補充を逆利用されないように注意することも大切であろう。
…しかしフレーバーテキストに書いてある『とある獣』はどのような目にあったのだろうか……。
イラストを見る限り、ベニジシの吐いた糸に体を囚われるのかもしれないが……。
編集を間違えた私が悪かったのです…
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▷ コメント欄
- 昔アスティマートからこいつを最速で3体位召喚されてわけわからないうちに死んだ -- 名無しさん (2014-12-17 00:01:15)
- あれ3枚ドローが条件なら赤青剣の2tオボロカゲロウに対して投げられるのでは -- 名無しさん (2018-06-14 23:58:41)
- サガループの初動手札交換から飛び出せるせいで赤単速攻に4積みされてるの理解できなくて面白い -- 名無しさん (2023-07-08 22:15:42)
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