モック(モンスターファーム)

ページ名:モック_モンスターファーム_

登録日:2014/08/25 (月) 09:59:39
更新日:2023/12/21 Thu 10:47:15NEW!
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モンスターファーム mf2 カーボン ホラー オカルト ゴンザレス 長生き モック シラカバ デンチュウ 木の化け物 邪念の塊 性能低い←ライフの初期値は高い←かしこさだけは一級品 不思議だね ニ○レットではない



モンスターファームシリーズに登場するモンスターの一種。
育成可能という枠では現状、モンスターファーム2にしか登場していない。
先輩のプラントと並ぶ植物系モンスターにして、同期のチャッキーと並ぶオカルト系モンスターの仲間でもある。

目次



【概要】

かつてパレパレの方で大発生したモンスターだが、本編中ではもはや現存していなかったようだ。
見た目は枯れ木に、明るいというよりあやしい、もしくは怖い笑みを浮かべた顔が張り付いているというまんまな姿。
枝が腕代わりになっており、申し訳程度に葉っぱがついている。寿命を迎えると…
様々なモンスターの思念を、時にはモンスターから人間への感情を受けてから誕生してきているという経緯からか、
プラント等に比べると人間に対しては気難しく、本質的にはワル側のモンスターと言える。



あと見た目が一昔前に流行った某禁煙の為のお薬のCMキャラクターに似てるとか言われることもある。



初期では再生不能な隠し種族の一体で、とにかく年月をかけないと姿を拝むことは出来ない。
まずはブリーダーランクを4段以上まで上げることが前提条件。
この状態で「初めてショップを訪れてから140週以上が経過+一つでも新商品が売られている状態」だと
ショップのベルデおばちゃんから「不思議だね」というアイテムを貰うことができ、種をファームに植えるイベントが発生する。
以降、一年ごとに種の成長を見守るイベントが10年間続いていき、最終的に木に花が咲いてすぐに枯れるというイベントが起こる。
この一連のイベントを見届けた後に育成中のモンスターが死亡すると、ファームに純血のモックが登場して解放となる。
すえきすえぞーを生贄にするか真心込めた相棒を見送るかはプレイヤー次第だ。移植版なら見たら死団子もいるぞ。


尚、この時コルトがこちらの希望などお構いなしにこの純血モックにゴンザレスというステキネームを付けてしまう。
コイツといいアントニオといいコルトのネーミングセンスはどうなってんだ。
しかもアントニオと違い、まんざらでもないらしい。



さて、肝心のモックの強さについてなのだが、素人目線でも玄人目線でも育てにくい。
寿命については同じ植物系モンスターのプラントと同様に、純血種で450週とかなり長いがプラントと同じく成長タイプは早熟で、ピーク期間は寿命の割には短め。
ほとんどの場合邪悪な感情を持つという設定の割に、純血の初期ヨイワル度はそこまで低くなく(-15)、ふつうの範囲に収まっている。
後述の派生種が善悪度のアベレージを著しく下げているため、図鑑の説明も相まってモック自体がワルモンだと誤解されやすい。



適性はかしこさが最高なのを除くと、残りは全て伸びづらいという超極端仕様。
特にライフに関しては初期値が200超えとかなり高いにも関わらず、適性それ自体は最悪というのが悲しい。
かつては生命力があったが、もう伸びしろはないだろうというのが、枯れ木モチーフらしい。
使用技は9割がたかしこさ系なので、ちからの伸びづらさはそこまで問題ではないかもしれない。
(それでも丈夫さ重視で育てる場合はちから技に対する補正の為にある程度の数値が必要になるが)
それでも命中も回避も丈夫さもDどまりであまり伸びないので、ピーク期間どころかその前後の段階でみっちり鍛えたり、寿命ぎりぎりまで大会後の成長を駆使したりすることも覚悟したい。


技の種類が少ないというのは、悩む必要が少ないという意味ではありがたいかもしれないが、距離配分が問題。
全体的に火力にムラがあり、高威力の技も超必殺技に集中気味である。至近(1)~近距離(2)に小技、遠距離(4)に大技が偏っており、移動速度も遅いので小回りが効きにくい。
その割にG回復速度も平均よりわずかに速いくらい、技モーションも平均的には長めなので手数で勝負するにも難しいところがある。


適性と技以外でメチャメチャ厳しいのは、CDからの再生率がやたら低く、ゴンザレスを手放した後の再入手がかなり大変なこと。
宇宙農業ゲー「アストロノーカ」等を除くと妙にマイナーな洋楽アルバム、しかも輸入盤あたりからの出現しなかった事にかなり悩まされた記録が「モンスターファーム2マニア」などに見られる。
ならばモックSUBのモンスター経由で、といいたいがこれも妙に再生率が低く、デュラハンやジョーカーに比べると抜け道が狭い。
少なくとも初心者が安易に手を出していいモンスターではないということは頭に入れておこう。


移植版ではデータベースからの再生方式になったので再入手性の劣悪さが大いに緩和され、モック関連モンスターをのびのびと育成できるようになった。
天野月子の「菩薩樹」、元ちとせの「ワダツミの木」、C.W.ニコルの「りんごの木でかくれんぼ」など、植物味あるタイトルからの再生例が多い。
さらに、初期値を大幅にオマケしてもらえた個体も多いので、移植版で育てるならそのへんから始めると効果的。


後の作品(5、ラグーン)では冒険地でボス役として登場しており、育成することは出来ない。
名前はオグルモック、トルルモックの2種類。オグルモックは大樹のような姿で2ではなかった葉っぱが茂り、髪の様になっている。トルルモックは2の姿に近いが、より枯れ木の様なゴツゴツした質感となっている。
…かつてアニヲタwikiではディノのひざげりやディスクの円盤投げが「迷走」とされていたが、その言葉はここらへんに贈るべきだろう。


LINE版では現在未登場ながら、ハロウィン限定のファームで背景に紛れてオブジェクト扱いで登場している。
ちなみにオブジェクトではあるがしっかりウロウロと動く姿も見られる。なおサイズは放牧してるモンスターと比べて異様にデカい。
モデルはあるということなのでそのうち実装される日が来る……かも。


【主な技一覧】

基本技にまでかしこさ技が進出しているのが特徴。小技と大技に分かれているような攻撃力分布であり、一発屋なイメージも。
だいたい、バランスの取れた性能であることが多いクリティカル技がないのが、その点を後押ししてるかもしれない。


  • ヘッドバッド(バランス技)

文字通りの頭突きを浴びせる、唯一の距離1(至近距離)技にして唯一のちから技。
性能そのものとしては悪くないどころかむしろ使いやすい部類であり、余裕があればこの技のためだけにちからを伸ばしておくのもアリかなと思えるレベル。
通常育成だとちからを無視してしまうプレイヤーも多いかもしれないが、ガチの対戦、特にパラメータ差に頼れないフルモン戦では使わざるを得ない。


  • リーフガン(バランス技)

口から一枚の葉っぱを発射して相手を攻撃する。距離3(中距離)技だが、相手との間合いを詰めてから発射する。動作後は戻る。
モックの成長適正には合っている技だがヘッドバッドより性能は低め。
使い込んでおくと後でよいことがある。詳しくはリーフマシンガンにて。


  • リーフショット(命中重視技)

その名の通り葉っぱを散弾のように飛ばして攻撃を行う命中重視技。
命中重視技にありがちな低威力、低燃費、高命中率と三拍子揃った技で評価は高い。ALL999戦でなきゃ、モックのかしこさ適正で威力はある程度補える。
だがそれ以上に重要なのはモックの技で距離2(近距離)にある技はこれだけしかなく、距離の穴を埋めるパーツでもある。なので必修。


  • リーフマシンガン(大ダメージ技)

相手に接近して突風と共に葉っぱの嵐を叩きつける大ダメージ技。モーション的にはリーフガンに通ずるものがあるが、
実際にリーフガンを使い込まないと覚えられないのがちょっと手間である。一度条件を満たせば、後の世代でも満たしっぱなしでいいんだけどね。
超必殺技を除くと唯一威力が高い技で、序盤のモックにとって貴重なダメージソースとなる。
消費ガッツは23と威力に対して抑え目な部類。なので逆転狙い以外にも、気前いい牽制に使うという手も考えられる。


  • ポイズンニードル系(ガッツダウン技)

口から大量の枝を含み針に見立てて発射する。
本来はポイズンニードルを使い込むとポイズンアローになると思われたのだが、実際は指定抜けのお陰で使い込みの必要はない。
むしろ修得条件が設定されていないせいでニードルよりアローを先に覚えたりするレアなケースもあるという。
毒っぽい技名らしくガッツ削りになるが、その他の性能は頼りない。
ポイズンアローまで行くと消費と引き換えにそこそこの威力は出るようになる。


  • リーフドレイン(超必殺技・ワル技)

相手に肉薄してから沢山の葉っぱを含む突風を浴びせ、そこに溜められたライフとガッツを突風ごと飲み込んで吸収する超必殺技。
プラントが持つ同種の技と違って与えたダメージの半分しか吸い取れないが、威力はこっちが圧倒的に上で更にガッツまで吸い取ることができる。
試合終了直前に直撃させれば一発逆転も夢ではないし、そうでないタイミングでも相手の反撃を封じて逃げ切れる可能性がある。
当てるのはかなり難しいが、根こそぎ奪いつくすロマンに惹かれたなら是非…。


  • トルネード系(超必殺技)

カーブを描く突風(或いはこがらし)を発生させて相手を吹き飛ばす超必殺技。上位技のWトルネードはダブルで左右からお見舞いする。
弱々しい命中音に反して、モックが持つ技の中でも最高のダメージとガッツダウンを誇る。他のモンスターの大技と比べても見劣りしないパワーだ。
ただ、Wトルネードは超必殺技の使い込みという面倒な修得条件があるので、威力的には下位技のトルネードで十分という人も多いかもしれない。
モック種の寿命は長く、ピークが早いので早めに能力を仕上げて大会に出られるので、使い込み自体は楽なほうである。



【主な派生種】

実質的に派生種はジョーカー派生一体のみ。


モックがサブになる他種族の派生種の場合、樹木の様なボディを持ち、かしこさ適性が強化される反面、ライフ適性が弱体化するのでたいていの場合守りがきつくなる。
適性面がうまくかみ合うケースが少ないので、純粋な弱体化になる場合も多いが、寿命が大幅に延びる点はありがたい。命中やライフが足りてるならワンチャンスがある。
図鑑の説明文がどことなく頼りない、あるいは大人しめで、「設定上の弱キャラ」のような扱いを受ける事もある(デュラハン種のノーマッドなど)が、
そういうキャラを極限まで育ててドラゴンやらジョーカーやらの強豪とされるモンスターを打ち負かすのも、また面白いかも知れない。


  • カーボン

ジョーカー派生。
元々邪悪なモックにジョーカーの血が混じることで更に凶悪化し、顔つきや色合いも一段と不気味になった。
そして枯れ木を通り越して木炭になった。
性格も人々を惑わし驚かすのが生きがいで、鋭いツメで相手を引き裂くという、これまたらしい物となっている。
ただし図鑑説明に反してツメによる技はないし、固有技にも存在しない。実装した所でカーボン一色…というのも夢のない話なので、見送ったのは正解だった気がする。
ジョーカー派生らしくヨイワル度の初期値は更に下がっているが、モックはヨイ技を持っていないので長い目で見るとそこまでマイナスではない。
寿命も大幅に減ってしまったが、それでもモック種の寿命設定自体がかなり長いため、カーボンでも370週と普通のモンスターの平均よりは長生きする。
加えて成長パターンが早熟よりピークが長い持続になり、適正も命中が平均的になりライフも最悪よりはマシになっているなど、順当に強化されている。
純血とは別の意味で育てにくいが、総合的に見て実用性はこっちの方が上であると言っていい。


  • シラカバ

レア種。名前は実在する「白樺」に由来するのだろう。
モックの中でも寒さに強く、高い山で(円盤石か本体を)見かけることができる。名の由来になった落葉樹から生まれたという見方もある。
さわやかなイメージのある白い身体からは、なんだかなつかしい香りがするらしい。気になるところだ。
しかし、こうして見るとユキやパチクリに次ぐジール派生でも通じた気がする…。


森にまつわる表題のアルバム、kiroroの「長い間~キロロの森」から再生可能。適性は純血種準拠である。
入手はさらに困難そうだが「千昌夫全曲集」 TKCA-71465からは、トルネードつきの個体が再生可能。


移植版ではオヨネーズの「白樺の誓い」、BUMP OF CHICKENの「ユグドラシル」、Do As Infinityの「柊」等から再生が確認されている。樹木の種類の違いについて突っ込んではいけない。


  • デンチュウ

レア種。とうとう植物をやめてみんなの暮らしを支える何かになってしまった。
葉っぱの代わりにも使える裸電球の様な明かりを使って、暗がりに立っては寄ってくるムシを捕食する。
明かりの源は昼間に溜めた光であり、長くは付けられないので小まめにON/OFFしているらしい。省エネルギーのこころを宿すモンスターであった。


アーティスト名から納得の電気グルーヴ「A」からは中身が純血種で、しゃてきが得意な個体が、
これまたアーティスト名意識の電波子の「駆けていく少女」からは中身がほぼカーボンで、ポイズンニードル付きの個体が、
題名からの連想に切り替わったT.Rexの「電気の武者」やQomolangma Tomatoの「camouflage」からは、
適性がカーボンかつ何故か砂漠修行が得意で、リーフドレインがついてくるという中々豪勢な個体が再生できる。


移植版では夜道や電柱っぽいチョイスに紛れて、シラカバ以上にギャグみたいなチョイスが紛れてくるようになった。
日本一ソフトウェアが贈る夏のホラーものが一本「夜、灯す」、再び電気グルーヴの「30」、中村 中の「裸電球」、TVアニメ「ケムリクサ」ミュージックコレクションアルバム等はまだ真面目だが、
ヒデタ樹、朝礼志の「この木なんの木」でコメントに困るところで、「殿中(でんちゅう)でござる」からとられたとしか思えない「忠臣蔵グレイティスト・ヒッツ」からは
全パラメータが赤穂四十七士の魂を継いだのかALL47と低いのに、適性やピーク期間ではフルモン化も視野に入りそうなネタ個体が飛び出してくる。


ちなみに移植版から再生される個体はいずれも優秀。
シラカバは適正がカーボン並に改善され、丈夫さもCと平均に返り咲き。
成長タイプも普通と原作のシラカバよりも改善され、しっかりトルネードも持っており育てやすくなった。
デンチュウは外見に反し輪をかけて別モンで、やはりカーボンを下地に「ケムリクサ」「この木なんの木」等からは再生される個体は丈夫さこそDだがライフと回避の適正がCとさらに強化。
「忠臣蔵グレイティスト・ヒッツ」の個体はかしこさの適正こそBに下がったものの、丈夫さがなんと電柱の名にふさわしくBまで強化されている。ちからも地味にCまで上昇した。




追記・修正は不思議だねを埋めてから10年近く気長に待ったうえでお願いします。


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  • ライフの適正はまんまと騙された -- 名無しさん (2014-08-25 10:11:49)
  • それまで蓄えた生命力で初期ライフは高いが、伸び代は全くないという実に枯木らしい能力値。 -- 名無しさん (2014-08-27 02:51:54)
  • シラカバはなんでジール派生じゃないのか小一時間問い詰めたい。 -- 名無しさん (2014-09-07 10:18:51)
  • デンチュウは・・・名前から可愛いモンスターを連想させるようにしたのでしょうか? -- 名無しさん (2014-10-26 16:11:22)
  • 使い込みが必要なはずなのにポイズンニードルよりも真っ先に覚えてしまうポイズンアロー -- 名無しさん (2020-07-18 21:35:31)
  • ジール派生でシラカバもそうだけど、木のバリエーション少なすぎなんだよなぁ。ピクシー→桜の木 ドラゴン→紅葉の木 ヒノトリ→燃えてる木 ガリ→ご神木 プラント→ヤシの木 ラウー→バナナの木 とかアイデアで色々派生だせそうなのに・・・。 -- 名無しさん (2022-03-27 21:36:34)
  • ↑むしろ前作のボンサイをプラント×モックにしとけばモック成分引っ張るのに役だったのに。はい?適正がCEBCDEと劣悪?…まああくまで材料ってことで! -- 名無しさん (2022-04-15 21:49:00)
  • SUBモックの派生種は中々に良デザイン揃いだな。ピクシーのフォレストは当然として、木の鎧のノーマッドや木製ヘンガーのカラクリみたいに木製要員としても面白い。アイデア次第で化けそうなキャラだと思う -- 名無しさん (2023-03-15 03:29:08)

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