覇竜凰ドルザバード

ページ名:覇竜凰ドルザバード

登録日:2014/07/20 (日) 20:46:13
更新日:2023/12/19 Tue 11:12:42NEW!
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dm dm-20 デュエル・マスターズ スーパーレア 不死鳥編 ティラノ・ドレイク ブレイブ・スピリット 闇文明 進化クリーチャー デュエル・マスターズ プレイス 岡井カツノリ 闇文明のクリーチャー ※ドラゴンではない フォートe s・トリガー封じ 覇竜凰ドルザバード 魔闘竜軍団 再録希望者多数 double inverse 覇竜咆哮



決意の覇竜凰は、単騎でグレートメカオーの部隊を粉砕していき、



その闘志でティラノ・ドレイク達を勇気づけた。

*1



覇竜凰ドルザバード》とは、TCGデュエル・マスターズ」のクリーチャー。
DM-20「不死鳥編 第2弾 魔闘竜×機兵団ジ・アルティメット・ノヴァ」にて収録。レアリティはスーパーレア。


背景ストーリー上では魔闘竜軍団の長であり、グレートメカオーの侵攻を受けたティラノ・ドレイク群の種族存続のため、満身創痍でグランド・デビルに協力を呼びかけるなど非常に重要な役割を果たした。
カードとしての能力も折り紙付きで、種族デッキではフィニッシャーを務めるに十分な性能を誇る。
再録を望む声も多いなど、トップレベルの人気を博す。



スペック

覇竜凰ドルザバード SR 闇文明 (6)
進化クリーチャー:ティラノ・ドレイク 11000
進化-自分のティラノ・ドレイク1体の上に置く。
フォートE:ブレイブ・スピリット(このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、ブレイブ・スピリットを自分のマナゾーンでタップしてこのクリーチャーを召喚していた場合、このクリーチャーは次のFE能力を得る)
FE-このターン、このクリーチャーがブレイクしたシールドの「S・トリガー」を相手は使えない。
フォートE:ティラノ・ドレイク
FE-このクリーチャーは、相手のシールドを1枚ブレイクする。
W・ブレイカー

ティラノ・ドレイクを進化元とする進化クリーチャーで、コストを支払う際に特定の種族をタップすることで強力な能力を発揮する『フォートE』を2つも所持する。


1つ目はブレイブ・スピリットを指定。
出たターンのみ、このクリーチャーがブレイクしたシールドのS・トリガーを相手は使用できないという強力なもの。
継続効果ではないものの、大型クリーチャーがS・トリガーを封じつつ殴り込みに行くのは驚異。


2つ目はティラノ・ドレイクを指定し、相手のシールドを1枚ブレイクするというもので、前述したS・トリガー封じとの噛みあわせは抜群である。
能力によるブレイクなので、追撃するような形で自身がWブレイクを放つ。
結果的にはT・ブレイクと変わりはないのだが、この挙動であれば例えば相手のシールドが残り1枚であれば、安全にシールドをブレイクしつつフィニッシュを決められる。


単体で能力をフルに発揮すれば《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》にも匹敵するブレイクを叩き込むことができ、ブロッカーに阻まれようとも最低1枚は安全にシールドをブレイクできる。
構築の際にはスマートなマナカーブで流れるようにつなげるよう心掛けたい。
軽量ティラノ・ドレイクには攻撃的な反面、自傷効果を持つクリーチャーも多くいるため、素早く進化してゲームセットとしたい。
ぐずぐず長引いてもこのクリーチャーだけで盤面は巻き返すことは難しいだろう。


確定除去を持っているわけでもないので、能力をストレートに使うために進化前にはバトルゾーンを整えておきたい。
また、ボルメテウス系統のクリーチャーと大きく違う点は、焼却ではなくあくまでブレイクであることだろう。
もし何かしらの理由でトドメをさすことができなかった場合は、相手の反撃が予想される。


とは言いつつも、ティラノ・ドレイク及びブレイブ・スピリットにはコストを軽減させたり、進化元でありながらこのクリーチャーをデッキからサーチできるカードがあったりと、サポートにも恵まれているので、変化球を狙うでもしない限りは完成度の高いデッキを作れる。


総じてフィニッシャーとしては最高レベルの性能を誇る。
S・トリガーを封じる能力は、1ターン限定とはいえ相手からしたらかなり厄介な能力。
攻撃力も、ティラノ・ドレイクの進化クリーチャーとしては文句のつけようがないだろう。


ビート型とコントロール型、どちらのティラノ・ドレイクデッキへの投入が検討できる。
相手のS・トリガーを封じる特殊なギミックを使いながらシールドを削っていくそのスタイルは、ビート型にもコントロール型にも対応可能なティラノ・ドレイクという種族の象徴とも表現できる。



関連カード

闘龍鬼ジャック・ライドウ UC 火文明 (5)
クリーチャー:アーマード・ドラゴン/ティラノ・ドレイク/サムライ 5000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札を見る。その中から、このクリーチャーと同じ種族をひとつでも持つ進化クリーチャーを1体選び、相手に見せてから手札に加えてもよい。その後、山札をシャッフルする。

アーマード・ドラゴン/ティラノ・ドレイク/サムライ の三種族を兼ね備えたクリーチャー。
バトルゾーンに出した時に、ジャック・ライドウの持つ種族の進化クリーチャーを山札からサーチすることが可能。


もちろんドルザバードもサーチすることが可能。
マナカーブの面から見ても5→6と綺麗に繋がるので、ドルザバードを使う場合には投入が検討できるかもしれない。


竜音のキラ C 火文明 (3)
クリーチャー:ブレイブ・スピリット 1000
自分のティラノ・ドレイクを召喚するコストを1少なくしてもよい。ただし、コストは1より少なくならない。

キラ・ゼクス・ドラグーン》の御供と呼べるブレイブ・スピリット。
ティラノ・ドレイクの召喚コストを、1軽減できる。


コッコ・ルピア》などの同系統カードには劣るが、ティラノ・ドレイクデッキではよく使われるカード。
闘龍鬼ジャック・ライドウ》との相性も良く、ドルザバードの早期召喚も期待できる。


ノクターン・ドラグーン UC 闇文明 (5)
クリーチャー:ティラノ・ドレイク 4000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、カード名をひとつ選んで言う。その後、相手の手札を見る。相手は、その中から、選ばれたカードと同じ名前のカードをすべて捨てる。

5コストの闇文明のティラノ・ドレイク。
出した際にカード名を宣言し、その後相手の手札を見て同名のカードを全て捨てる。


ドルザバードとはマナカーブ的に相性が良い。
それだけではなく相手の手札をピーピングできる他、ハンデスも兼ね備えているためシノビに対する対策ができる。


衝撃のロウバンレイ R 火文明 (5)
クリーチャー:ブレイブ・スピリット 1000
スピードアタッカー
このクリーチャーは、可能であれば毎ターン攻撃する。
自分のティラノ・ドレイクまたはブレイブ・スピリットが攻撃する時、相手の「ブロッカー」を持つクリーチャーを1体破壊する。

DM-20で収録された、火のブレイブ・スピリット。


ティラノ・ドレイクかブレイブ・スピリットが攻撃するたびに、ブロッカーを一体破壊させるという《爆竜 GENJI・XX》を彷彿とさせる能力を持つ。
また、ロウバンレイ自身もスピードアタッカーを所持する攻撃に即座に参加できる。


ドルザバードの効果を最大限活用させられる有難いお供。
デッキスペースに余裕があれば、投入を検討したい存在。



デュエル・マスターズ プレイス

覇竜凰ドルザバード SR 闇文明 (6)
進化クリーチャー:ティラノ・ドレイク 11000
進化−ティラノ・ドレイク
バトルゾーンに出た時、相手のシールドを1つブレイクする。相手はその「S・トリガー」を使えない。
相手はこのクリーチャーがブレイクしたシールドの「S・トリガー」を使えない。
W・ブレイカー

DMPP-08EX「覇竜咆哮 -TRIBAL EXTREME-」に収録。パック名から分かるように主役扱いの存在である。
シークレット版も用意されており、入手すると特典としてドルザバード風のアバターパーツと専用BGM『Double Inverse』が入手可能。


能力も変更されており、フォートEが消滅して単純なcipによるブレイク発生と常時的なS・トリガーを封殺するシールドブレイクとなった。
TCG版で想定された1ターンで仕留め損なったことによる攻撃性能の低下の恐れがなくなっているため、実質的にTCG版の上位互換とも言える仕上がりになっている。
また、TCG版ではフォートEが影響してあまりやる意味のなかった踏み倒しも躊躇なく行える。


DMPP-08までは他のハイブリッド種族と比べるとどうも貧弱だったティラノ・ドレイクは、このカードで種族デッキがかなり強化されることに。


テーマソングは荒々しさと気品が同居した名曲。
ファンは一見の価値あり。



背景ストーリー

不死鳥編の背景ストーリーでは、魔闘竜軍団の長(ティラノ・ドレイクの総大将)として登場。
グレートメカオー軍と奇襲を受け、同族を守るために奮戦した。
多大なる犠牲を出したが撃退に成功、断腸の思いでグランド・デビル軍に援助を要請する。


大敗後、彼の起こした行動は結果的に不死鳥編の最終決戦に繋がっていくこととなる。


■活躍

真っ先に軍事拡張を開始したグレートメカオー。
彼らはドリームメイトの住む中央大陸の資源を目指し、大量の偵察部隊を派遣して資源の搾取を狙うっていたが、ドリームメイトの未知の力によって、偵察部隊はまさかの全滅。
グレートメカオーは、中央大陸の豊富な資源を諦めざるを得なくなる。


そこでグレートメカオーは、世界の各地に偵察ロボットを派遣して新たな資源の模索に取りかかる。
そうして探し出したのがティラノ・ドレイクの本拠地であり、凄まじいエネルギーの源となる「クリスタルの塔」にであった。


資源を欲する貪欲なグレートメカオーは大軍を送り込み、クリスタルの塔へと侵攻を開始する。
これに対してティラノ・ドレイクは防衛戦を行うこととなり、戦闘は即座に開始された。


数十万に達するグレートメカオーの大軍は、計算され尽くした頭脳的作戦を用いてティラノ・ドレイク軍を圧倒。
あっけなくティラノ・ドレイクは次々と倒されていく。


ドルザバードは圧倒的に劣勢の中、総大将の意地を見せ奮闘。
グレートメカオーを部隊単位で粉砕するなど、圧倒的な力の差を見せつけ善戦するが、劣勢を挽回するまでには至らない。


最終的にティラノ・ドレイク軍は何とか、グレートメカオー軍を撤退させることには成功した。
戦場には少数残るグレートメカオーの残骸に対して、大量に残るティラノ・ドレイクの遺体。
しかし、それは事実上の敗戦も当然であった。
極め付けには、大量の資源を奪われた大地が、ティラノ・ドレイクの眼中に浮かんだのだった…。


この一戦により、竜族の末裔たる誇りを傷付けられてしまったティラノ・ドレイク達。
彼らは、グレートメカオーに対する復讐心を深めていく事になる。


一方その頃、この戦いを最も近くで見ていたグランド・デビル。
彼らは、自分たちに最も近い性質を持つティラノ・ドレイクの敗北を目の当たりにし、グレートメカオーに対する警戒を深めていた。


そんな時に満身創痍のドルザバードは、グランド・デビルの本拠地『髑髏魔城』を訪問。
彼は、断腸の思いでグランド・デビルに対して共闘を持ちかける。


未来派テクノロジーの台頭に危機感を持つグランド・デビルは、この提案を即座に承諾することにした。
同盟を結んだ二種族。ここに、グランド・デビル&ティラノ・ドレイクの連合軍が誕生するのだった…


■その後

結果として、この連合軍は旧種族の復活に手を出すこととなる。
これに成功した連合軍は、グレートメカオー軍を各地で圧倒するなどリベンジを果たした。


だが、この事態に危機感を募らせたフェニックスが動き出すこととなった。


■備考

グレートメカオーを前に、敗戦を繰り返すティラノ・ドレイク。
そんな中で、グレートメカオー相手に唯一善戦したドルザバードの力は、とてつもなく強いものだったということが分かる。


ティラノ・ドレイクは、最終的に敗北してしまったが、その後に満身創痍の中、グランド・デビルに対して同盟を持ちかけたドルザバード。
この同盟が成功したことを考えると、ドルザバードがティラノ・ドレイクの長としての実績は大きいだろう。
まあ、この行動が彼は意図しなかっただろうが、後々にフェニックスとの激戦を間接的に呼び込むこととなったのだが…。


グランド・デビルとの同盟に成功したという事実は上述したように利害の一致という点が一番の理由なのだろうが、ドルザバードが闇文明の所属と言う点も少なからずあると思われる。
グランド・デビルはハイブリッド種族だが、その方針や精神性は従来の闇文明に強く偏っており、水文明は後発的に取り込んだことが《封魔フォルカロル》のフレーバーテキストで示唆されている。
デーモン・コマンドの残党と手を組んで闇の支配者である覇王の復活を企み、《悪魔神デスモナーク》の影響も大きかった可能性も考慮すると、ドルザバードの同盟要請を受け入れたのは、「闇の仲間」だからという意図も多少はあったのかもしれない。



人気について

ドルザバードは一度も再録されておらず、再録を望む声がかなり多い。
しかし、ティラノ・ドレイクは不死鳥編後、不遇種族の位置に甘んずることとなり、再録の可能性は低くなっていた。
だが、エピソードシリーズでは不死鳥編のハイブリッド種族のフィーチャーが行われる流れが続いており、エピソードシリーズでのティラノ・ドレイクのフィーチャーとそれに伴うドルザバードの再録にも期待が高まった。


しかし、現実はエピソード3までにティラノ・ドレイクはフィーチャーされなかった。そしてそのままエピソードシリーズは終了。
他のハイブリッド種族はそこそこの地位を手に入れたのにティラノ・ドレイクはこんな有様だが、ティラノ・ドレイクが復権しない限り、ドルザバードが今後再録される可能性は低いという現実……どうしてこうなったのか…。
だが、ティラノ・ドレイクは今でも一定のファンは存在する種族であり、今後のティラノ・ドレイクのフィーチャーとドルザバードの再録を諦めずに期待したいところ。


上述のような再録への希望の薄さやイラストの評価の高さから、年々と中古市場での価格が高騰を続けていた。
そして、2020年には新型コロナウイルスの影響でカジュアル大会が盛んになった環境において、ドルザバードを用いたファンデッキが話題を呼んだことでかなりの高騰を果たした。


このような高騰の影響で、ティラノ・ドレイクの種族デッキを構築する費用は決して安くはないという事態になっている。



余談

  • 背景ストーリーの設定上はそうではないとおかしいのだが、ドルザバードの姿はほぼドラゴン。
    他のドラゴンを所持していないティラノ・ドレイクと比べると異色的にすら思える。
    そのため、初めてドルザバードを見た人の多くは最初はおもわずドラゴンと思ってしまうと言われており、ティラノ・ドレイクの影が薄くなった現在では、一層ドラゴンじゃないのにドラゴンの姿は不思議な雰囲気を強くしていると言えるだろう。



どんな絶望的な誤字・脱字もその正しき追記・修正で塗り替えていく。すべてはWiki篭りの誇りを貫くために。


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  • こいつのヒューマノイド/ハンター版が欲しいと思った -- 名無しさん (2014-07-20 21:27:42)
  • フォートエナジー能力をこの項目で初めて知ったけど中々面白いな。復活してほしいなとも思ったけど意図しなくても種族が偏りがちになる最近のデュエマじゃ条件として機能しなそう -- 名無しさん (2022-11-23 17:26:14)
  • 俺はドルバザード -- 名無しさん (2023-01-31 22:39:45)

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*1 画像出典:Twitter イラストレーター市丸きすけ(旗助/KISUKE)氏 @kisuke_ichi 2021年4月22日掲載 https://twitter.com/kisuke_ichi/status/1385164591139680256?s=20&t=ol2VOEHddpfXwwcxI6RsJA

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