リサ・シルバーマン

ページ名:リサ_シルバーマン

登録日:2014/04/27 (日) 19:55:00
更新日:2023/12/15 Fri 13:29:00NEW!
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「一緒に踊ろうよ!」




リサ・シルバーマン


CV:小西寛子


ペルソナ2 罪の登場人物。
続編である『罰』にも登場する。







概要

『罪』ではパーティーメンバー、『罰』ではサブキャラクターの1人として登場。
『罪』の主人公、周防達哉が通う七姉妹学園の生徒で1年後輩。
あだ名は「ギンコ」。これは三科栄吉によって付けられた物なので、栄吉以外には「リサ」と呼ばれている。
金髪碧眼と白い肌をした純アングロサクソンの少女だが、アメリカ出身の両親は揃って日本に帰化しており、リサ自身も日本国籍である。
本人の趣味なのか会話の端々に独力で覚えた広東語を混ぜる事が多い。
その容貌から学内でも人気が高く、男女問わず(打算的な意味も含めて)言い寄ってくる者は多いが、彼女自身は、幼い頃から自分の容姿のせいで色々と苦労してきたようで、他人に対する態度はどちらかというと辛辣な方。
一方で、思いを寄せる達哉の事は「情人(チンヤン=恋人のこと)」と呼んでに積極的にアプローチをかけ、
諸事情で仲違いしてしまった友人達とも和解した後は彼女達を救おうと懸命になるなど、心を許した相手に対しては一途である。


父のスティーブン・シルバーマンは外資系貿易会社の取締役専務であり、職場では流暢な英語を話す商社マンだが、日本家屋を自宅とし、普段着として着物をまとい、家では英語を一切話さない日本びいき(後、見た目は某セガールで元軍人設定)。
娘のことも立派な大和撫子に育てようと教育を施してきたが、リサ自身は自分の容貌のせいで周囲と馴染めなかったことから父親には反発しており、顔を合わせると露骨な嫌悪感を露わにするなど親子仲は良好とは言えない。




趣味はクラヴ通いとマニキュアコレクション。
特技は着物の着付け。得意料理は和食。得意科目は国語(特に古典)。
家には「姫」「殿」と名づけられた飼い猫がおり、源氏物語を始めとした古典文学や恋愛小説を好む。




戦闘ではナックル(拳闘具)を使用し、映画の見よう見まねで覚えたカンフーで戦う。
適性アルカナは『恋人』。
初期専用ペルソナはギリシャ神話において情動を司る原初神「エロス」。
後期専用ペルソナは「エロス・改」及びローマ神話における愛と美の女神「ヴィーナス」。
体・速が上がりやすく戦闘では先手を取りやすい反面、力と技が伸びにくい。
行動順が何よりも重要なこのゲームにおいて誰よりも先んじて行動できるため、戦闘開始時に全体魔法で敵をせん滅、回復や補助で戦況を立て直すなど、遊撃的な立ち回りが可能。
その一方で火力が伸び悩むため、早い時点からアクセサリーによる補強や力・技の成長にボーナスが付く
ペルソナを降魔させておかなければ戦闘で苦戦することも。
恋人アルカナのペルソナは状態異常を起こす魔法を持つものが多く、(噂次第ではあるが)強力な威力を誇る噂魔法を使用できるジャックフロスト、ジャックランタンもこのアルカナに分類されている。


悪魔とのコンタクト(前作における交渉)方法は「踊る」、「カンフー」、「恋愛を語る」、「悩殺する」。
他のメンバーと掛け合う際も恋愛絡み(と栄吉との喧嘩漫才)が多い。








以下、ネタバレを含む本編での活躍























ペルソナ2 罪

達哉が栄吉(の子分)に呼び出された際、彼を栄吉達がアジトにしているバンドハウスへと案内するために同行。
やり取りの中でリサの「パンツ番長」呼ばわりに激昂した栄吉が呼び出した「死神(ペルソナ)」に呼応する形で達哉と共にペルソナが発現する。
その後、他の2人と共にフィレモンと(再び)邂逅。珠閒瑠市に「噂が現実になる」異変が起きていると知らされる。
それを確かめるために願いを何でも叶えてくれるジョーカー様を呼び出すことを提案するが、現れたジョーカーは何故か自分達に敵意を向けており、覚えのないジョーカーからの復讐に対抗するために栄吉に協力を促し、3人でジョーカーの謎を追うこととなる。
また、セブンス生徒らとの会話では「外国人だから英語が得意」といった旨の評価をよく耳にするが、そういう時は決まって困惑したり嫌悪感を露わにする他、英語関係の話題を避けようとするなど奇妙な行動も見られるが……。



中盤、友人達がジョーカーに理想を告げた事で本人が知らない内にアイドルデビューする事が決まり、一時的にパーティーを離脱。
潜入捜査と称してラジオの収録やライブのリハーサル等をこなしていくが、自身のデビュー曲のソロパートが英語である事と、友人達が自分に抱いているイメージと自分自身との乖離に耐えられず、ライブを前にして遂に感情が爆発。
父親の教育方針により英語が全く話せない事、日本人離れした容姿を理由にいじめられていたが、成長するに従って金髪や青い目を格好良いと持てはやし始めた周囲に対する怒りと自身の苦しみを吐露する。


プロデューサーである佐々木銀次(実はジョーカーの部下)の勧めでジョーカー様に理想を告げ、英語を話せるようになってアイドル活動を続けることに一度は心を揺さぶられるが、これ以上、周りの人間を騙し続けたくないという思いからライブでのソロパートを全て日本語に変え、舞台上で集まったファンに英語が話せない事をカミングアウトして謝罪する。
結果的にライブは成功し、友人達とも和解して本当の親友と呼べる間柄になることができたが、直後に銀次が2人から夢見る力を奪って影人間にしてしまい、ライブ会場も彼の仲間であるキング・レオの手で爆破されたことで、彼女のアイドル活動はデビュー直後に休業という形を迎える事となる。


以後は影人間にされた友人達を元に戻すためにジョーカーとその配下である仮面党を追い、反発していた父親へのわだかまりも少しずつ解けていく。
また、発端となった10年前の出来事もメンバーの中では比較的はっきりと覚えており、ジョーカーや仮面党員の発言、事件に残された符号などからジョーカーの正体と自分達の関係にいち早く気づき、みんなになかなか打ち明けられず苦悩していた模様(ジョーカーの正体については直前のキング・レオの発言もあって勘違いしていたが)。


終盤、金牛宮の神殿にて噂から生まれた自身のシャドウと対峙した際には、「見た目だけで判断される事を嫌悪しながら、自分も表面だけで他人を判断していた」「『本当の自分を知って欲しい』と嘯きつつ、都合の悪いことは知られたくない」という、悲劇のヒロイン然とした被害者感情の裏にあったエゴ(あと、父親への反発心による色んな意味で危険な夜遊び)を責め立てられるが、それを否定することなく受け入れてシャドウを撃破。
戦闘後に自分の本心を全て晒した上で達哉に告白し、自身の気持ちに整理を付ける。
そして、10年前の過ちから始まった一連の事件に決着を付けるために最終ダンジョンへ臨むのだが……







ペルソナ2 罰 -ETERNAL PUNISHMENT.-

10年前の達哉達との出会いをなかったことにしたため、「向こう側」の仲間とは交流がないまま過ごしていた。
「向こう側」と違って家族との確執もないのか広東語は話さず、アイドルグループ「MUSES」として親友達と芸能活動をしている。
どうやら「こちら側」においても達哉に一目ぼれしており、気になっている模様。
終盤、「こちら側」を破滅に導くためにニャルラトホテプによって人質にされ、展開次第では「向こう側」の記憶を取り戻す。
エンディングでは「向こう側」の仲間である栄吉、淳と再会し、ただ一人で「向こう側」へと戻っていった達哉に対して思いを馳せる姿が描かれている(思い出せなくても何か悲しい事があったという認識だけはある)。











【余談】

ペルソナ3において、「ブロンドヘアーが眩しすぎる、元アイドルの20代の女性」という彼女らしい人物が
テレビのインタビューを受けているシーンがある。



彼女が話す広東語は戦闘で用いるカンフーと同じく映画から聞きかじった付け焼刃であり、元々は日本びいきな父親に反発するために喋り出したらしい。
そのため、実際に広東語で会話ができるわけではない。



金牛宮の神殿での選択肢次第*1で達哉と恋人関係になることができ、コンタクトの掛け合いも変化する。
選択肢は他にも答えを保留にしたり舞耶のことが好きだと思いを断ることもできるのだが、2つほど洒落にならない(それでいて非常に興味をそそられる)選択肢が紛れている。
1つはリサが冗談として受け取ってくれるので展開としては特に問題ないが、もう1つは本気として受け取ってしまう上に達哉との関係まで変化してしまう謎の仕様となっている。



その生い立ちから容姿だけを目当てに言い寄ってくる者を嫌悪しているが、そんな彼女が達哉にアプローチをかけていた当初の理由は「スタイルが良く学内でも人気があるから」というものである。
つまりはイケメンと付き合うというステータスだけを求めていたのだが、共に行動する内に彼の内面にも徐々に惹かれていくようになる。
その一方で、10年前の初恋の相手である「タッちゃん」への思いも未だに引きずっており、達哉がタッちゃんと同一人物であると気づくまではかなり葛藤していた模様。



リサというキャラクターの根幹を為す設定の一つである「金髪碧眼の白人然とした容姿」について。
母親は娘同様に金髪碧眼*2だが、父親が黒髪黒目であることから「娘であるリサも優性遺伝である黒髪黒目になるのでは?」という疑問が時々出るが、結論から言うとリサが金髪碧眼になることは現実的に充分有り得る。
ポイントは、優性遺伝とは優先的に遺伝子が受け継がれるのではなく、受け継がれた場合は優先的に表に顕れるものだという点。*3
従って、黒髪黒目の父親が金髪碧眼の劣性遺伝子を併せ持っていて、そちらが娘に遺伝したのであれば、金髪碧眼の母親からは金髪碧眼の遺伝子しか遺伝しないので、娘も金髪碧眼になるという次第。
優性遺伝の法則に基づき確実に黒髪黒目になるのは、人種的に黒髪黒目の遺伝子しか持たない日本人等とのハーフやクォーターの場合である。






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  • 罰の後でも達也と結ばれる確立は低いだろう。赤飯炊きマシーンだな -- 名無しさん (2014-04-27 22:08:56)
  • ファンブックか何かで、金牛宮で喋ってる英語の文法がおかしいって突っ込まれてたなw -- 名無しさん (2014-04-27 22:32:34)
  • 一応罪ではプレイヤーの選択次第では恋人になるんことはなるんだが・・・。そして罰にも影響はあるんだが・・・それでも難しいんだろうな。 -- 名無し (2014-04-28 04:47:55)
  • お父さん「セガール」じゃねぇか! -- 名無しさん (2014-04-28 13:29:18)
  • 実は学校の職員室で英語が赤点という話を聞くことができる。勘違いされている、とすぐわかるようになっているのだ。 -- 名無しさん (2014-04-28 20:16:49)
  • 主人公に一途な純情キャラと思いきや援交したり薬キメたり(後悔してるけど)している結構複雑すぎるキャラ。 -- 名無しさん (2014-04-28 20:21:22)
  • いろんな意味で彼女のせいで達也もマーヤも暗い部分を作ってしまった。惚れても結ばれないことが罰か -- 名無しさん (2014-04-28 23:25:51)
  • コイツとの関係を「愛人!?」した奴は多いはずw -- 名無しさん (2015-02-08 22:33:21)
  • 彼女のおかげでウチの達哉は栄吉に告白できました -- 名無しさん (2015-07-27 11:11:47)
  • アイドルグループミューズはぶっちゃけずっとこの子のイメージ -- 名無しさん (2015-10-16 21:58:18)
  • 金髪で女神異文録ペルソナといえば あコギャルがの -- 名無しさん (2017-06-09 21:53:31)
  • ペルソナシリーズの中で会ったこともないハーフキャラ 岳羽 里中 高巻みたいな奴か? -- 名無しさん (2017-09-19 23:40:36)
  • ちなみに子安氏はギンコ派だったりする -- 名無しさん (2018-06-12 19:19:06)
  • 夜遊びと言ってたけどこの子の性格だとどうしてもカツアゲのイメージしか出てこない -- 名無しさん (2019-08-13 13:39:51)
  • 日本人なら名前はシルバーマンリサになるはずだがその辺の説明あるのかな。父も名姓の順だし -- 名無しさん (2021-05-05 21:26:11)
  • もし再びリメイクされたら、シルバーマン家の始祖である初代シルバーマンを専用ペルソナとして出してほしい。覚えるスキルは当然アロガントスパークだ。 -- 名無しさん (2021-05-21 19:16:41)

#comment

*1 その後、シバルバー内での選択肢でも再度変化する。
*2 ゲーム中では『罪』の回想シーンで一瞬だけ確認できる。
*3 それを踏まえて、現在ではより分かりやすいよう「優性」を「顕性」、「劣性」を「潜性」とする言い換えが進んでいる。

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