登録日:2014/04/08(火) 12:19:52
更新日:2023/12/14 Thu 11:48:16NEW!
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星のカービィ ギミック 定番 大砲 仕掛け キャノン 導火線 謎の復元技術 カービィと火の競争 ふっとばし大砲 タル大砲 ←ではないけど性質は似ている ゴールゲーム
出典:『星のカービィ スーパーデラックス』任天堂 ハル研究所 1996年3月21日発売
(c)1996 HAL Laboratory.inc/Nintendo.
ここでは星のカービィシリーズに登場する「仕掛け」としての大砲について解説する。
シャッツォ等といった「砲台の形をした」敵キャラクターはリンク先を参照。
概要
星のカービィシリーズでは定番と化した仕掛けの一種。
大砲といえば普通は弾丸を詰めて飛ばすものだが、このゲームでは専らカービィが弾役になって飛ばされる。
早い話が移動手段として使うわけだ。
特に一部の大砲は隠しエリアに通じる場合も珍しくないので、積極的に使うのが吉。
また、種類によって使い方が大きく異なるため、それぞれの性質をあらかじめ知っておくといい。
種類
大砲(導火線)
初登場:星のカービィ 夢の泉の物語
シリーズでも古くから登場しているタイプ。
導火線につなげられた黒塗りの砲身が一番の特徴である。
(『星のカービィ トリプルデラックス』では青いカラーリング)
大抵その作品の100%クリアを目指す上でお世話になりやすい。
おもな着火方法は言うまでもなく、ファイア、バーニングといった火を使うコピー能力が中心。
他にはレーザー、クラッシュなどでも構わない。
発射される前に大砲の中へ飛び込めば、勢いよくカービィを飛ばす(エリア移動する)ことが可能。
作品によってはスイッチを踏んで着火するタイプも存在しているが、
どちらも空撃ちに終わった場合、ちゃんと導火線が復元するのでご安心を。
ちなみに「メタナイトの逆襲」には、着火後に大砲に入ると、カービィが発射されるのではなく回転した砲身がそのまま下を向き、大砲ごと飛んでいくという凝った演出のものがある。
導火線の長さは大砲によってまちまちで、ゲーム後半のものほど短くシビアなことが多い。
中でも『夢の泉の物語』の7-5は歴代で最も多くのプレイヤーを苦しめた。
それというのもこの大砲、導火線が一直線に延びきっているにもかかわらず
カービィ側はたった一人分の狭い通路を素早く駆け抜けねばならないのである。
もちろん普通の通路であるはずがなく、途中にこれまた一人分の段差が幾つか・・・
幸いにも付近ではレーザー、バーニング能力を調達できるが、
どちらにしても段差の上り下り、発射前のスタンバイに正確なスキルが求められることは必至。
最も楽ができるのはクラッシュ能力だが・・・こちらも道のりが険しい。
(クラッシュを捨てずに中ボスを倒し、最後まで能力をキープし続けなければならないため)
何とかこの苦難を乗り越えると、その先では一度に5個の1UPが得られる。
100%クリアに関わる訳ではないものの、プレイヤーを労うには十分なご褒美であろう。
ちなみに、スタンバイ中は下キー入力で砲身の中にスッポリ収まる。
大砲(かたむき導火線ブロック)
初登場:星のカービィ トリプルデラックス
上記の大砲とは少し毛色が異なるタイプ。
最大の違いは、複数の導火線が重なった「かたむき導火線ブロック」が存在すること。
ニンテンドー3DS本体を左右に傾けることでブロックを動かし、導火線をつなげて着火させなければならない。
そのためか従来の導火線と比べて火のスピードが遅く、カービィ側は着火を済ませれば十分間に合う。
だが、大砲によってはどの導火線を先に着火するべきか、頭を使う場面が多々ある。
一度失敗してもめげずに正解を探し出そう。
謎解きに比重が置かれた仕掛けであるため、人によっては普通の大砲と比べて簡単かもしれない。
大砲(ゴールゲーム)
初登場:星のカービィ スーパーデラックス
序盤のモード「白き翼ダイナブレイド」で初登場。
見た目は導火線タイプとほぼ同じ。
複数のカービィ達が砲台を横向きにして支え、赤いゲージが高速で伸びる→リセットを繰り返す。
ボタンを押すとカービィが発射されるが、飛距離の結果はこの時のゲージ量で変化する。
ゲージが長ければ長いほど遠くまで飛ぶという仕組みで、もちろん最大のゲージなら一番飛ぶ。
具体的な距離は奥の看板に数字で表されており、ゲージ量との対応は
- 一番短い=7
- 一番長い=1
という感じ。
一方、最大まで来ると常にリセットの瞬間と隣り合わせであるため
タイミングよく押したつもりが全然飛ばなかった・・・なんて無様な結果はよくあること。
恐らく誰もが通る道だと思われる。
なお、見事に1を叩き出すと3UPもらえる。
『星のカービィ 参上!ドロッチェ団』ではゲージ制を止め、後述の「ふっとばし大砲」を使う。
8方にアイテムとハズレが設定され、自動回転する大砲を目押しで発射するというもの。
場合によっては大砲が超高速で回転する時があり、目押し狙いが無理ゲーに近くなる。
その後は『星のカービィ トリプルデラックス』で久々に登場。
初登場時の形式に戻ったが、奥行きを活かして画面奥へ飛ぶようになった他、
大砲のデザインは紫色のカラーリングに変更された。
最奥の1まで飛ぶと恒例の1UPに加えて、ランダムの通常キーホルダーも1個おまけしてくれる。
大砲(レール移動)
初登場:コロコロカービィ
見た目はいつもの大砲と同じだが、最大の違いとして車輪とレールが付属している。
ゲームボーイカラー本体を左右に傾けることで、この大砲をレールに沿って移動させることが可能。
そして発射すると猛スピードで飛び出す。
壁か障害物にぶつかるまでは、左右傾けである程度向きを調整できる。
肝心の出番は最終ステージ8-4のみ。
ボス前に1台配置されており、これで広い穴を越えることになる。
が、実は後のラスボス(デデデ大王)戦の練習に過ぎない。
本番ではラスボスの背中に大砲で体当たりしないと、無敵状態を解除することができないのだ。
更にダメージを与える手段としても利用するため、ある意味大砲がとても活躍した作品と言える。
後述のレールかたむきふっとばし大砲とは似ているようで違う。
こちらは床に接地しており、向こうと違って発射後もある程度自由に動ける。
ふっとばし大砲
初登場:星のカービィ スーパーデラックス
登場頻度の多さではトップクラス、かつメジャーなタイプ。
大砲から台座を外して砲身だけ独立させたような形状だが、見た目はカラーリングもあってほぼ別物である。
作品によってそのカラーリングもまちまちで、主に白い砲身と矢印が描かれることが多い。
使い方は・・・身もフタもない言い方をすればドンキーコングのタル大砲とまったく同じ。
触れるだけで大砲の中に入り、決まった方向に自動で飛ばしてくれる。
中には延々と回転し続け、手動で飛ばすタイプも。
飛ばされたら地形にぶつかるまで止まらないが、ありがたいことにカービィはキッチリ無敵になる。
(壁にぶつかった時点で無敵が解けることに注意)
『あつめて!カービィ』ではタッチが発射入力の代わりで、入った人数に応じて大砲が膨れ上がる。
ちなみに名称がなぜか「大砲」になった。
かたむきふっとばし大砲
初登場:星のカービィ トリプルデラックス
ふっとばし大砲の亜種。
見た目はふっとばし大砲に小さな翼と角度メーターをくっつけた形状である。
ジャイロセンサーと対応しており、ニンテンドー3DS本体を左右に傾けて発射角度を調整する。
発射までに時間制限は無いので、ゆっくり狙うといい。
更なる亜種に「レールかたむきふっとばし大砲」が存在する。
羽とメーターの代わりに、ぜんまいネジとレールを取り付けたもの。
角度ではなく大砲そのものを移動させる仕組みで、やっている事は前述の大砲(レール移動)に近い。
ただし、そちらと違って発射後に移動方向を調整することは不可能。
ミニ大砲
初登場:タッチ!カービィ
今のところ『タッチ!カービィ』だけに登場するタイプ。
見た目はコンパクトな大砲といった所。
触れると砲口にセットされ、自動で決まった方向に飛び出す。
性質的には固定タイプのふっとばし大砲とさほど変わらないが、ミニだからかそこまで勢いは無い。
回転大砲
初登場:タッチ!カービィ
今のところ『タッチ!カービィ』だけに登場するタイプ。
見た目は中心に紫色のスイッチが取り付けられたふっとばし大砲。
ふっとばし大砲と同様、自動で回転する。
大きな違いはすべて手動(タッチ)で発射されるのと、回転速度が控えめであることか。
こちらもふっとばし大砲ほどの勢いは無い。
スーパー大砲
初登場:タッチ!カービィ
今のところ『タッチ!カービィ』だけに登場するタイプ。
見た目は上記の回転大砲を床に設置したような形。
方向固定・タッチ操作で発射などの点は他の大砲と同じだが、破壊力は歴代随一と言えるぐらい桁違い。
ひとたび発射すれば、硬いブロックも粉々に粉砕するとんでもないスピードで飛び出していく。
もちろん地形にぶつかるまで一切止まらない。
場所によってはただ撃つだけではダメな事もあり、周りの仕掛けをうまく利用する必要がある。
ワッペン大砲
初登場:毛糸のカービィ
最終エリア「デデデじょう」限定の仕掛け。
珍しくカービィが中に入るタイプの大砲ではない。
見た目は布で出来たオーソドックスな筒型の大砲で、撃つたびに糸の力によって伸び縮みする。
ステージ中のあちこちで定期的にワッペン弾を撃ち出している。
このワッペン弾はカービィが上に乗ることができ、移動手段としても利用可能。
ただし、ワッペン弾と地形に挟まれると爆発のダメージを喰らってしまう。
余談
厳密にはアクションゲームとしての仕掛けとは違うのだが、
『カービィのエアライド』に登場するコース「スチールオーガン」の大砲も似たようなものである。
追記・修正は7-5の大砲を制したベテランの方にお願いします。
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▷ コメント欄
- 茶津夫はー? -- 名無しさん (2014-04-08 12:34:07)
- レール移動する大砲はトリデラにもあったよね? -- 名無しさん (2014-04-08 14:49:55)
- ふっとばし大砲のせいで完全にドンキーな感じのステージもちらほら -- 名無しさん (2014-04-08 15:49:56)
- 導火線タイプで大砲ごとロケットの如く飛んで行くのもあったよな -- 名無しさん (2014-04-08 17:04:34)
- in大砲! -- 名無しさん (2014-04-08 18:42:29)
- 間違いなく全カービィを遊びこんでいる建て主は一体何者なんだ -- 名無しさん (2014-04-11 11:25:29)
- ロボプラでは電線になってスパークで電流を流すものが登場した。 -- 名無しさん (2016-05-27 17:11:08)
- 3のふっとばし大砲は何故か緑の球体生物だったな -- 名無しさん (2016-05-27 18:40:59)
- 導火線タイプはファイア、バーニング、クラッシュ、レーザー、ジェット、マスターで着火可能だが、ボムは作品によってできたりできなかったり。ハンマー、スマブラは鬼殺し火炎ハンマーがある作品では可能。 -- 名無しさん (2016-05-27 21:41:53)
- ふっとばし大砲、フラグシップ開発の2作品だけ方向固定式と方向決定式で色が違ったよね -- 名無しさん (2017-02-14 02:57:01)
- 3と64のゼボンもこれの一種なんだろうか -- 名無しさん (2021-01-09 23:10:10)
- あれ、冒頭の画像ってもしかして海外版?日本版だと『in 大砲!』だったはず -- 名無しさん (2022-04-01 19:13:17)
- ドラゴニックファイアのトレジャーロードに出てくるような、長い長い導火線を持つ大砲もあるな -- 名無しさん (2022-04-26 23:05:22)
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