スタンディングトータス(装甲騎兵ボトムズ)

ページ名:スタンディングトータス_装甲騎兵ボトムズ_

登録日:2012/02/27 (月) 18:02:17
更新日:2023/11/21 Tue 11:04:13NEW!
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装甲騎兵ボトムズ リアルロボット ロボット at むせる ギルガメス 秘密結社 ヘビィ級 神聖クメン王国 テルタイン 鈍亀→動けるデブ スタンディングトータス




スタンディングトータスとは、TVアニメ『装甲騎兵ボトムズ』及び各派生作品に登場するアーマードトルーパー(AT)の機種の一つ。



★概要

二大勢力の1つギルガメスが開発したATの機種の一つ。形式番号はATH-14-ST。


ヘビィ級に分類される機種で、ミッド級のドッグ系ATと比較すると出力・装甲厚・重量・サイズが上回っているが機動性や稼動時間では劣る。
アームパンチやローラーダッシュ機構が無い初期生産型が存在する。


ドッグ系ATと同じく3種類のカメラを備えているもののターレット式ではなく、頭部自体も胴体と一体化しているため、カメラの向きを変えるには上半身を丸ごと動かす必要がある。これを補うためかは分からないが、コックピット側面には装甲シャッター付きの透明窓が設けられている。


他のAT同様に地上戦用の機体だが、宇宙戦用にはバリエーション機が新規に開発されている。
宇宙用の追加装備(ドッグ系ATにおけるラウンドムーバー)が存在しないのだろうか。


鉄の棺桶呼ばわりされる事も多いATの中では比較的丈夫な方で、バトリング選手からの人気も高い。



一応ギルガメス軍の機体だが、本編では主に秘密結社が運用しており、なんと劇中での初戦闘シーンの相手はギルガメス所属の惑星メルキアの軍だった。
秘密結社には元ギルガメス軍人が多かったためか、その後も本機やバリエーション機の搭乗者は秘密結社と何かしらの関わりのある勢力に所属している事が多い。
正規軍で運用される描写はOVA『ペールゼン・ファイルズ』まで待つことになる。



★主な武装

バリエーション機が使用したものも含める。
なお、シリーズ内での描写によるとドッグ系ATと武装の規格は同じらしい。


◆HRAT-23 ハンディロケットガン
速射ロケット砲。円筒形の砲身と四つの砲口が特徴で、砲の右側面に弾倉を取り付ける。
装弾数は11発とされるが、本編では明らかにそれ以上の弾数を連射しているシーンがあるため後付け設定だと思われる。
ロケット弾を射出するだけあって無反動なのか、フィアナが生身で引き金を引いて発砲した例もある(いくら本人がPSだとは言え無茶な…)。


◆11mm機関銃
トータス系ATの一般的な固定火器で、胸部に2門が装備されている。
バトリングだとリアルバトル以外では使えないので、改造の際に取り外される事もある。


◆アームパンチ
上記の通り、初期生産型には装備されていなかった。


◆HRAT-30 22連装ハンディロケットランチャー
秘密結社がウドに突入したメルキア軍を迎撃した時に使われた。
装甲車用の火器にグリップとトリガーを付けてAT用の武器に改造したとされる。


◆X-SAT-01 ソリッドシューター
バズーカ型火器。トータスMk-Ⅱやストライクドッグが使用。
秘密結社特製の大型弾倉付きで、装弾数36発。通常品(8発)の4倍以上という優れ物。
出回った経緯は不明だが、『幻影篇』の頃にはクメン政府軍にも配備されている。


◆8連装ハンドミサイルランチャー(HMAT-38)
板状の本体の両面に4発ずつミサイルをセットする。
サンサ編で秘密結社のスタンディングトータスMk-Uが使用した。




★バリエーション

区別しやすくするために記すと、トータス(tortoise)は英語で陸ガメ、タートル(turtle)は海ガメを意味する。



◆スタンディングタートル
■型番:ATH-14-WP
湿地戦用の改修機。一定時間の水中行動が可能なほか、脚部には「スワンピークラッグ」と呼ばれるかんじき状の沼地走行装置を装備している。


劇中ではクメン編に登場。
秘密結社経由で神聖クメン王国軍に主力機として配備されていた。
キリコ、ポタリア、キデーラなどが奪った機体を敵基地からの脱出やカンジェルマン宮殿への潜入などに利用した事もある。


テレビ版放送当時に発売されていたプラモが、金型破損のため2007年に金型を改めて作り起こすまで再発売できなかったのはファンの間で有名。



◆スナッピングタートル
■型番:ATH-14-WPC
スタンディングタートルをパーフェクトソルジャー用に改造した機体。名前は英語で「カミツキガメ」を意味する。
外見はスタンディングタートルの色違いだが、PSの能力に合わせてチューンされたため、常人には使いこなせないほど高性能になっている。


劇中ではイプシロンが搭乗し、真っ青な機体色からブルーATとしてアッセンブルEX-10の傭兵達に恐れられ、キリコのマーシィドッグを手玉に取るなど高い戦闘能力を発揮した。


テレビ版放送中に発売されていた玩具にはパーツ組み換えでトータスや後述のトータスMk-Ⅱと同仕様に換装できるようになっているものがあった。



◆スタンディングトータスMk-Ⅱ
■型番:ATH-14-SA
宇宙戦用の再設計型。背部に突撃用ブースター、機体各所に姿勢制御ロケットが組み込まれている。背部の突撃用ブースターに6連装ミサイルポッドを2基装備したものをグランドファイアータイプと呼ぶ。


テレビ版では秘密結社の所有する戦艦テルタインの艦載機として登場。
キリコ一行やバララント軍と三つ巴の戦いを演じ、イプシロンのストライクドッグの支援などを行った。


推力の大きさからか、短時間ではあるがサンサの重力圏内で空中戦を展開したことがある。


秘密結社にはスナッピングタートルのようなPS用の改造プランもあったらしい。



◆スタンディングトータス(スヌーク機)
■型番:不明
機甲猟兵メロウリンク』に登場。メロウリンクの標的の一人であるスヌークがゲリラ狩りに使っていた。
脚部に大型グライディングホイールが装備され、胸部の機関銃が廃止されているが、そういう仕様の機種なのかスヌークの個人的なカスタマイズなのかは不明。
また、こちらも入手先は不明だがバララント軍の機体が使用しているカタパルトランチャーを装備している。


劇中ではスヌークの部下たちもカスタマイズしたスタンディングタートルに乗っていた。



◆ライジングトータス
■型番:ATH-14-BTS
青の騎士ベルゼルガ物語』に登場。
型番や外見はスタンディングトータスのバトリング仕様改造機に見せかけているが、その実態はギルガメス軍の次世代主力機開発用の実験機。
この機体から得られたデータをもとにゼルベリオス等のFX系統ATが開発されている。
新世代の技術が投入されているためスタンディングトータスよりも高性能だが、劇中では相手が悪くシャドウ・フレアに蹂躙される描写も存在した。
ゲーム版では特定の条件を満たした場合のイベントや闇ショップでの入手が可能。
スタンディングトータスと同規格だが、各パーツが重装甲かつ軽量で速力も高く、全体的に上位互換となっている。



◆ガタ・スペシャル
■型番:不明
ゲーム『ザ・バトリングロード』に登場。バトリング用の改造機で、全身に耐久性強化用のフレームバーやリアルバトル用のミサイルランチャーが増設されている。



◆スレッジトータス
■型番:ATH-14SNC
ゲーム『鋼鉄の軍勢』に登場した雪上戦仕様機。真っ白な機体色で、機関銃の辺りの胸部のデザインが変わっている。
カメラ保護用カバーや履帯型グライディングホイールを持つ。


『鋼鉄の軍勢』には他にも、重火力型のスタンディングトータスHAC、重装甲型のスタンディングトータスSTCが登場している。



◆ストーミングトータス
■型番:ATH-14STT
ゲームブック『復讐の惑星シド』に登場。外見に変化はないが、高機動型らしい。







注意


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  • 青の騎士ベルゼルガ物語の、ATH-14-BTS ライジングトータスは含まれないのかな? -- 名無しさん (2018-01-11 12:05:04)
  • 機体デザインがどことなく「ガンダム」のドムを彷彿とさせて好き -- 名無しさん (2021-07-13 21:44:44)

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