登録日:2009/07/14(火) 16:04:33
更新日:2023/08/08 Tue 16:49:12NEW!
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学名:mola mola
フグ目マンボウ科に属する魚類の総称。
翻車魚。
マンボウ科は大きく分けて3属いるが、「マンボウ」といえばいわゆる「マンボウ(オーシャン・サンフィッシュ)」を指す。
アカマンボウと言う深海魚もいる(一部回転寿司でマグロの代用魚として使われる、マンダイと言う名で市場に出回る事もある)が、分類上マンボウとは全く関係ない。
ぬぼーっとした外見やサイズ的にはまあ似てなくもないのだが…
さらに、「サンフィッシュ科」という分類もあるが、こちらもマンボウとは全く関係ない。
食用としても用いられる。
が、そんなにたくさん取れるわけではない上、鮮度が落ちやすくすぐに不味くなってしまうため、現地でたまたま取れた時に食用にするのが基本。
食べる機会に遭遇できたら、運が良かったと思っていただこう。食べ方は地方によっていろいろ開発されている。
味としては、マグロに非常に近いらしい。そのため、「マグロの代用として流通している」と言う都市伝説があるが、どう考えてもマンボウの方が高い。
サメの次に大きい魚と言われ、大きければ全長3メートルにも達する(公式記録は3.3メートル)。
実際に見て頂ければ早いのだが、一度見たら忘れられない独特の形状である。
体は平たく、上下に長い。
遠目で見るか、絵に描いたものこそ「可愛い」生き物として扱われるが、近くで、特に唐突に目にしたときはむしろ「怖い」と言う印象を受けるだろう。
しかし、スキューバダイビングをする者には人気である。
マンボウに関するトリビアとして最も知られているのが「産卵」である。
一度に3億個もの卵を産む…と言われており、卵生生物としては最多。
だが産卵シーンの映像がない上、実の所3億個の根拠もあいまい(当然単純に数えられる訳がない)なので、話半分程度に聞いておこう。
なお、稚魚はフグ目らしく、フグによく似ているとか。
最初はフグの形だがトゲ付きのハリセンボンのような姿を経由し、やがて成魚に近い姿になっていく。
ただし、成体まで育つ稚魚はそのうち1〜3匹ほど。
基本的に学者の間でも「何を考えているのかわからない」魚とされており、その生態にも謎が未だ多い。
行動範囲が広く、海の表層にいるかと思えば、水深のかなり深いところにいたりもする。
かと思えば、海面に横になって浮遊しているのを漁師などに発見されることも多々ある(この行動の理由も詳しくは不明である)。
漁師の仕掛けた網に引っ掛かることもしばしば。
普段は実にゆったりとした速度で泳いでいる。
ただ、外敵に襲われたときなどにはそれなりの速度で泳ぐことができる。
基本ゆったりとしているので、クラゲやプランクトンなどを捕食していると思われていたが、カニやエビ、小魚なども捕食していることがわかっている。
近くで見るとわかるが、その体表面は大抵寄生虫だらけである。
さらにそれを狙ってマンボウの周囲には小魚が集まって来る。マンボウの体液は傷ついた魚にとって薬になるという説もある。
まるでマンボウを中心とした船団のようで、「海の病院船」なる異名もある。
この寄生虫を振り払うためか、海面でジャンプする姿が稀に見られるのだとか。
なお2014年頃に、このジャンプ着水時の衝撃で内臓を痛めて吐血する(場合によっては死亡する)と言う噂が流れたが、
真 っ 赤 な 嘘
である。
この元々はただのネタツイートだったのだが、それが拡散するうちに(新しいネタを取り入れて)真実として伝わってしまった、と言う、ネットでよくある話。当時は真に受ける人が非常に多く、水族館の職員が大変迷惑したらしい。
ゲームにまでなった。
テレビニュースにも取り上げられ、ツイートした当人が*1謝罪するまでに至ったのだが、未だに信じている人も多い。
うっかり間違った薀蓄を披露して恥をかかないように。
以下、マンボウ死因伝説(デマ)
- まっすぐにしか泳げず岩にぶつかって死亡
- ジャンプした際の着水時の衝撃で死亡
- 深い水深のところに潜って、水が冷たすぎて死亡
- 食べた魚の骨が喉に詰まって死亡
- 食べたエビやカニの殻が内蔵に刺さって死亡
- 朝日がまぶしすぎて死亡
- 体の表面の寄生虫を殺そうと海面に浮かんで日向ぼっこをしている際に打ち上げられて死亡
- 体の表面の寄生虫を殺そうと海面に浮かんで日向ぼっこをしている際に干からびて死亡
- 体の表面の寄生虫を殺そうと海面に浮かんで日向ぼっこをしている際に鳥につつかれてその傷で死亡
- 正面からウミガメが近づいてきたのを避けられないと悟ってショックで死亡
- ↑の近くを泳いでいて、↑マンボウが死んだことにショックを受けて死亡
- さらに↑の近くを(ry
- 海水の塩分がが肌にしみた痛みで死亡
- 水中の泡が目に入ったストレスで死亡
妖怪ファンの間で人気の高い「海坊主」の正体ともされている。
海中から顔だけを突き出しているところを夜間などに目撃すると、
巨大な一つ目の坊主に見えて非常に怖いらしい。
タグの「スペースマンボウ」は、コナミのシューティングゲームである。
MSX2用であるが、現在コナミネットDXで携帯アプリ版が配信されている。
名前だけ見ると完全なギャグ作品だが、実際のストーリーは大真面目である。
更に遊戯王に出てくるバニラモンスターの「スペースマンボウ」のイラストでは中央のマンボウが目立つが、
左側の宇宙をよく見ると本物のスペースマンボウが見える。
同メーカーのSTG・パロディウスでは映画スターだとか。
追記修正はマンボウの卵を数えながらお願いします。
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▷ コメント欄
- こいつを近くで見ると意外と彫りが深くて目付きが悪いことに気づくよw -- 名無しさん (2013-12-29 15:12:39)
- 凄い神経質で海亀とぶつかるかもしれない…って思い悩んで死んだりするらしい -- 名無しさん (2014-02-21 01:47:09)
- なぜその無駄な神経質さを生存率に活かせないのか -- 名無しさん (2014-02-21 02:01:55)
- 文章で見ると可愛らしいが、実際見ると怖い -- 名無しさん (2014-04-28 01:39:00)
- 高等な動物ほど一度の出産数が少なくなるっていうけど、そういう意味では魚の中でも最もテキトーな進化を遂げた生き物なんだろうな -- 名無しさん (2014-05-14 23:40:53)
- こいつの育成ゲームアプリ面白い(笑)すぐ死ぬ(笑) -- 名無しさん (2014-06-20 00:13:15)
- 卵の数から換算して生存率3億分の1でよく今まで生き残ってこれたな・・・ -- 名無しさん (2014-06-20 01:01:29)
- パロディウスシリーズのマンボウは、後にネコ戦艦に尾ビレを齧られてマンボになったらしい -- 名無しさん (2014-06-20 06:22:20)
- やりまんぼう、て仲間がいる。………ヤリマン棒………………どうしたら許してもらえる? -- 名無しさん (2014-06-20 13:58:41)
- ↑ちょっとそこの公園にある男子トイレ行こうか -- 名無しさん (2014-06-20 17:22:20)
- 神経質な魚だけど、死亡原因の大半はデマだって聞いたな。実際、マンボウはでかくなると捕食者がいなくなるみたいだし。死因コピペでも泳ぐのが下手で食べられるとは稚魚以外書かれない。 -- 名無しさん (2014-08-11 16:46:34)
- 魚界のスぺランカー -- 名無しさん (2014-08-11 18:46:42)
- 母は未だにアレ、身体半分ちぎれて生きてる魚だと思ってる。何度説明しても解ってもらえない。ところでマンボウって食えるの? -- 名無しさん (2014-09-25 13:24:26)
- ↑可食、確か種類によってはそれなりに食えたハズ -- 名無しさん (2014-10-25 19:51:11)
- 味はすぐにダメになるらしいが、漁師やってるとそこそこ美味しくいただけるそうな -- 名無しさん (2014-10-25 22:57:44)
- 高等な生物ほど一度に生む子供の数は少ないというけど、そういう意味では最も下等…っていうか単純な進化を遂げた生き物なんだろうな -- 名無しさん (2014-10-26 01:21:17)
- 海中でデカいこいつと接近とか普通に怖いな。海坊主なるほど -- 名無しさん (2014-10-26 22:04:38)
- ↑5 煮付けとかで食べるとけっこうおいしいで -- 名無しさん (2014-10-26 22:11:37)
- 最近こいつを生で見た過ぎてたまらん。慣れると可愛く見える。 -- 名無しさん (2014-11-27 02:02:02)
- アカマンボウはマグロの代用品 -- 名無しさん (2014-11-27 02:41:43)
- ムッハハハハ! -- 名無しさん (2014-12-21 22:53:03)
- もしマンボウに生まれたとして、大きくなるまで生き残る確率は数億分の一 -- 名無しさん (2015-11-08 13:46:42)
- 体表だけでなく、体内にも寄生虫がびっしり詰まっていて、摂取した栄養の殆どは寄生虫に持ってかれてるなんて話も -- 名無しさん (2015-11-08 13:57:39)
- いつぞや三重県でマンボウのから揚げを頂いたが、中々に美味だった。 -- 名無しさん (2015-11-08 14:15:46)
- ↑2 人間も生まれる地域によっては割りと生存率が低いし肉体的に安全でも精神的には結構つらい人が多い -- 名無しさん (2017-01-12 15:50:02)
- ダライアスだのスパロボの青マンボウだのメカにするとカッコイイ -- 名無しさん (2017-01-17 08:11:09)
- 魚とも思えない独特な肉質、水っぽいけどおいしい -- 名無しさん (2017-04-14 04:20:48)
- ゴールデンカムイで食われていたな -- 名無しさん (2017-04-14 15:19:50)
- 生で見たい人、結構水族館にいるぞ -- 名無しさん (2017-08-29 22:07:02)
- アカマンボウがマグロの代用になってるなんてホラ話をいまだに信じてるやつがいるとは -- 名無しさん (2018-05-28 18:52:25)
- 食感が違うのであんまり代用にはならない。漁獲量が少なく、輸送にも手間がかかる魚なので、回転寿司でアカマンボウを使おうとしたらかえって高くつくだろう -- 名無しさん (2018-07-08 12:40:52)
- 魚を見ると食えるかどうか気になるのは日本人の国民性だな、こちとら身より卵が気になる。億単位で産むなら少し分けてもらいたいところ -- 名無しさん (2018-07-14 09:39:53)
- 他にもクサビフグ、ゴウシュウマンボウ、トンガリヤリマンボウ、ウシマンボウ、カクレマンボウというのもいる。…が、普通のマンボウと比べて遥かにマイナー過ぎるので実際の画像を見るのが極めて難しいという -- 名無しさん (2020-10-22 19:29:10)
- ↑4 マンボウの死因をいまだに信じてる人もいるくらいだし。 -- 名無しさん (2021-01-10 00:08:20)
- ↑5 でもそう言われても不思議じゃないくらいマグロと味がそっくりらしい。 -- 名無しさん (2021-02-07 02:04:04)
- ダイバーと並ぶとめちゃくちゃデカい -- 名無しさん (2021-07-18 12:35:13)
- 池袋の水族館で泳いでるのを見たことあるけど正直悪夢の産物にしか見えなかった。 -- 名無しさん (2021-11-24 19:19:46)
- 水族館で他の魚類と違い、水槽にぶつかって怪我してしまうためか防護フィルム貼られてるのでぼんやりとした姿しか見たことがない…… -- 名無しさん (2022-01-25 17:31:27)
- ↑5 ゴウシュウはウシマンボウ、トンガリヤリマンボウはヤリマンボウのシノニム(同種)とされてる。他にもチチブクサビフグとかエオモラ・ビマキシルラリアという種がいたけどもう絶滅してしまってる -- 名無しさん (2022-02-01 17:47:28)
- ↑5 味は確かにそっくりらしいが、安定して漁獲できず、マグロより希少なので代用にはならない -- 名無しさん (2022-02-01 18:15:20)
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