登録日:2011/02/27 Sun 21:01:58
更新日:2023/10/20 Fri 12:59:25NEW!
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軍事 銃 散弾銃 ウィンチェスター アメリカ ショットガン オナニー シコシコ チート 兵器 迸るスペルマ 弾切れ 生産終了 砂ぼうず トレンチガン m1897
○カタログデータ
全長 985mm
重量 3.3kg
番径 12番ゲージ(銃口付近は18mmほど)
装弾数 5
設計 ジョン・モーゼス・ブラウニング
製造販売 ウィンチェスター社(アメリカ)⇒USリピーティングアームズ社(同)⇒現在生産打ち切り
○概要
ウィンチェスターM1897とは、ジョン・モーゼス・ブラウニングが設計したポンプアクション式散弾銃。同氏が設計したM1893の改良版である。
1897年製造ではない。製造年は1900年ぐらい。
ウィンチェスター社が開発、販売していたと思われがちだが、ブラウニングから特許、設計を買っただけである。
○開発の経緯
ブラウニングは、レバーアクション式ライフルを開発し特許を取得。それを売りこむことで生計を立てていた。
レバーアクション式散弾銃M1887を作ったものの、「別の作動方式が向く」と考えており、1900年に考案したポンプアクション方式を組みこんだものがM1893とM1897である。
レバーアクションは機構が複雑で耐久性に難があり、強力な散弾を発射することができない。埃や砂、泥に弱く屋外での向きではなかった。
これらが一挙に解決したのがポンプアクションである。実際、ポンプアクションの方が機構も単純で発射機構部分に動く部品が少ない為、強度も高めることが出来る。
○レバーアクション?ポンプアクション?
〔トリガーガードと一体になったメリケンサック状のレバーを前後にひねって、弾薬の装填・排莢を行う作動方式。〕=レバーアクション
説明で???な人は「ターミネーター2」の知事さんや「バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3」のドクを観てみよう。
後者はライフルだが、レバーのアクションはとてもわかりやすい。
前者はバイクに乗ったままぐるぐる回して連射しているが、スピンコックというテクニックの一つ。
〔銃のフォアエンドを、手動で前後にスライドさせて弾薬を装填・排出する作動方式。〕=ポンプアクション
ショットガンと言えばこちらが現在ではメイン。
○現実世界での活躍
開発当初は軍用としてはほとんど利用されていなかった。長距離には向かないからである。
実戦投入は19世紀末の米比戦争。
スペインをボッコにしたアメリカはフィリピンを手に入れるも独立意識に目覚めたフィリピンとの戦争に突入する。
結果はアメリカの勝利だが、アメリカが手を焼いたのはモロ族である。彼らは薬物で一種のトランス状態を作り出し、痛みを感じずに撃っても撃っても倒れずに突っ込んでくる。
なおかつ、突然現れ至近距離から攻撃をいかける。
そこで、至近距離で威力抜群の本銃が大活躍したのである。散弾なので狙いは正確でなくても当たるので問題ないことも大きかった。
オリジナルより短くしたM1917ではあるが、第一次世界大戦では狭い塹壕での闘いで有効性と残虐性を示し、「トレンチガン(塹壕銃)」と言われた。トレンチコートのトレンチである。
塹壕は細く狭く、砲撃の爆風を少しでも防ぐためジグザグにほられていた。
そんな塹壕では銃身の長いライフルは扱いにくく、また連射速度の遅いボルトアクションも不向きであった。
まさに散弾銃の本領発揮である。
このあまりのチートにドイツ軍がいちゃもんを付けた程。結局はドイツの言い分は通らなかったことは現代のアメリカを見れば分かるだろう。
余談だが、ドイツも終盤に塹壕戦に有利な短機関銃を作ったが、敗戦で製造と配備を禁止されてしまう。皮肉と言う他ない。
現在では軍に制式配備されてはいないが、ドアの鍵や蝶番をぶっ壊したり、ゴム弾や催涙弾で暴徒鎮圧したりと大活躍である。民間ではハンティングといえば昔も今もこれ、とうか散弾銃全般。
しかし、生産していたUSリピーティングアームズ社が2006年に工場を閉鎖してしまい、オリジナルは生産されていない。
ところで皆さんおわかりの通り、タグがなんか変。
「ポンプアクションがシコシコに見えるんだろwwwww」
「わかりやすwwwww」
「失笑」
ちょっと待ってほしい。とにかく凄いのだ。
皆さんが想像しているのは「トリガーを引く⇒発射⇒シコシコ」であろう。
違うんだ……
○スラムファイヤ
トリガー引きっぱなしはフルオート銃だけである、と思ってはいないだろうか。
M1897は
トリガーを引きっぱなしにして
シコシコするだけでシコシコの度に
発射出来る
のだ。これを通称スラムファイヤ、又はラピッドファイヤと呼ぶ。
鳥撃ちの際などに、素早い次弾発射を行えるよう与えられた機能で、当時狩猟用としてポピュラーだった水平二連式散弾銃の素早い連続射撃に対抗するための機能。
決して元々はシコシコではない。
余談だが、5発全弾シコ……スラムファイヤすると、的がおが屑になる。
よく「ハーグ条約で禁止されている」と言われているが、そんなことはない。
ドイツは「メタルジャケット弾(弾薬(カートリッジ)を参照)を用いてない」と抗議。
これに対しアメリカ側は「ハーグ条約でメタルジャケット弾の使用を強いるのは、外傷の大きくなる高速なピストル弾やライフル弾のみだ」と主張。
これが通って以後、米軍は現代も、散弾銃を使っている。
○架空世界での活躍
- ドリームバスター(漫画)
トリエラが使用。
- 砂ぼうず
サリバンが愛用。プレイヤーも一部のミッションでは初期装備として所持している他、落ちているものを拾って使用可能。
マルチプレイでは銃剣を装着できる。
ショットガンカテゴリーの中では中盤~終盤にかけて入手できる。
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- オカルト好きな自分にはウィンチェスターミステリーハウスの元ってイメージが… -- 名無しさん (2015-04-21 22:40:51)
- 民間・軍に大好評は良いとして、犯罪者にも出回っちゃった(特に銀行強盗) -- 名無しさん (2017-10-04 00:40:12)
- アシュレー・ウィンチェスターの由来はコレか? -- 名無しさん (2020-02-14 15:54:37)
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