登録日:2012/06/30(土) 19:18:23
更新日:2023/10/16 Mon 13:24:49NEW!
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魔王物語物語 病気 ネズミ 花 流行り病 デフォーミティ
~流行り病~
『流行り病』は、フリーゲームRPG『魔王物語物語(以下、まもも)』をプレイしていく中で、やがてプレイヤーに見えてくる要素のひとつ。
正確な名称は語られず、作中ではただ『流行り病』と呼ばれる病気である。
本編の舞台となる『島』で得られる情報を纏めていくと、この病気が『まもも』本編におけるいろいろな事象の原因になっていることが判明する。要は世界観を構成する重要なパーツである。
実のところゲームをクリアするだけなら意識しなくとも支障は無いが、『まもも』をより深く理解するためにはしっかりと追いかけていきたいところ。
……ただし、知って楽しい気持ちになれる話題は決して多くはないのだが。
以下の内容にはネタバレを含むため、未プレイならブラウザバックを推奨。
また、どうしても内容が曖昧に、かつ分かりにくくなってしまうので、多くの方の指摘や追記・修正を望みたい。
まず初めに、『流行り病』と名の付くものは本編で2つ登場する。
1つはそのまま病気を指し、もう1つは『島』にある一部地域の名称を指すが、この項目ではその両方に触れることとする。
1.病気としての『流行り病』
本編中でこの病気について得られる情報は、おおよそ以下の通り。
(※の部分はそれらが『まもも』本編に及ぼした影響、もしくは備考など)
■『魔王物語』が執筆された頃(21年前)より前から『島』と『大陸』の両方で大流行しており、多くの死者を出した
※『島』の原住民は病気を恐れて『島』の各地を転居し、最終的に島外に去ったと記録されている
※『まもも』本編の時点では殆ど撲滅され、その脅威は去っている
■ある種のネズミにより媒介されるが、そのネズミが花を主食とするという理由で大規模な花狩りが行われた
※この結果、21年前の時点で花は『大陸』ではほぼ全滅しており、『島』でのみ稀に見られる存在となっている
※『魔王物語』の著者であるハロルド・ディスターは、稀少となった花を見つけ、大事に育てていた一人
※21年前、その花はある経緯で『島』に暮らす一人の妊婦に送られ、妊婦が生んだ女児にも“花と同じ名前”が付けられた
■『大陸』の英雄にして賢王であるゼルヒ・エルオントも十数年前に罹患し、生き残りはしたものの精神を病んだ
※以降のゼルヒは別人の様に圧政を敷き始め、現在に至るまで『大陸』を極度に荒廃させ続けている
※『まもも』本編に登場するネグラの住人の多くは、変節を遂げたゼルヒと何らかの因縁を持つ
■『まもも』本編で条件を満たすと、“状態異常[病]”にかかった『ものすごいネズミ』という敵に一度だけ出会える
※本来の『ネズミ』は本編中でも最弱クラスの敵だが、コイツは異様に高い能力値に加えて1度で16連撃というトチ狂った行動パターンを持つに至っている(対策無しだとまず殺られる)
《プレイヤー間の推測など》
上記の内容からは、この病気が「多くの死者を出した」経緯としていくつかの可能性を求められる。
例えば「単純に高い致死率・感染率を持つ病気だった」と考えられるし、「罹患者に“狂気や異常な力”を宿し、周囲の人間を殺させる奇病だった」との見方もできる(あるいは両方の性質を持っていたとも)。
とはいえこれらはプレイヤーの1つの推測に過ぎず、明確な答えは作中では得られていない。
2.地名としての『流行り病』
『島』の一部地域の名称。
地名からはあからさまに不穏な印象が漂うが、実態もそれに違わない。
というのも、切なく物悲しいBGMが流れ、至るところにおびただしい数の墓や腐ったような色の沼が点在するなど、明らかに他の場所とは異なる惨状を呈しているのである。
また、数種類の敵が登場しながら、その全ての名前が『デフォーミティ』(“deformity”で「奇形」の意)で統一されている……なんてのもここだけの特徴。
ドロップアイテムに『汚れた羽』を残す虫、二つの頭を持つ蛇、毒を持った熊、竜のような姿のトカゲ(?)など、名前どおりに奇形の動物が出揃っている。
しかも桁外れに強い。
地名からして、こうした奇怪な状況に『流行り病』の影響があったと考えるのは自然な流れと言える。
しかし(やはりというべきか)、「大量の墓は、誰が、いつ、誰を弔うために建てたのか?」「デフォーミティの正体は?」といった多くの疑問への答えは得られない。
ちなみに、この地の最奥には一軒の家屋跡が残っている。
『流行り病』のエリア到達時に表示される「アイリッツの住んでいた小屋がある」という文字列、この家屋跡の裏地で仲間になる“あるキャラ”の存在などを鑑みるに、その家屋跡が「アイリッツがヒクグモと共に潜伏先としていた小屋」なのだと思われる。
また、ヒマリを除けばネグラの住人の内でただ一人ヒクグモだけが『流行り病』のエリアに現れることもその根拠となりうるかもしれない。
彼は幾度となくこの地を訪れながら、消えてしまった盟友に思いを馳せていたのだろうか。
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- 流行り病のエリアに行こうとすると多くの罠に阻まれるけど、奥へ進むほど罠の殺意が増す理由の考察に納得しつつも寒気がした。当時の原住民は相当追い詰められていたんだろうなあ… -- 名無しさん (2020-09-25 14:55:58)
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