ヴィンランド・サガ

ページ名:ヴィンランド_サガ

登録日:2010/07/01(木) 19:57:38
更新日:2023/08/31 Thu 13:05:22NEW!
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『本当の戦士には剣など要らぬ』



西暦700年代の終期から約300年の間竜頭の船をあやつる民族が北ヨーロッパに存在した


西欧諸国 ロシア 北アフリカ ギリシア トルコ 中東に到るまで彼らはあらゆる地に現れ 戦い 略奪し去っていった


フランク語(古フランス語)で「北の民(ノルマンニ)」イギリスでは「デーン人」ビザンツ帝国では「ルス」「ロス」


後の世にヴァイキングと呼ばれる者達である。



『ヴィンランド・サガ』とは月刊アフタヌーンにて連載中ヴァイキング叙事詩である。作者は「プラネテス」の幸村誠


当初は週刊少年マガジンにて連載されていた。
緻密な作画と比例した遅筆で有名な幸村先生が週刊誌では連載は難しかったらしく、第17話から月刊アフタヌーンに戦場を移した。


ちなみにこの移動により1巻と2巻は、先に発売された少年誌サイズと後に発売された青年誌サイズが存在する。


2019年にはアニメ版が放送され、制作会社はWIT STUDIOが担当する。


本書の特徴としてはヴァイキング達のリアル(?)な実生活を描いていることだろう。



『我は我が力を信ず他の何ものも信ぜず』
『おい誰か口に突っ込んどけ』
『え〜〜〜噛みちぎられそうだなァ』
『まァ今年はあと2、3コ村を食って終わりだな』
『クイモノゼンブダセコロスゾ』



上記のような発言がポンポン飛ぶ。
たまに首も飛ぶ。


◆登場人物紹介◆


トルフィン・トールズソン
本作品の主人公。戦士として戦っていた時はカルルセヴニ(侠気)という二つ名で呼ばれていた。
小柄だが凄まじい体力と脚力の持主で、逆に体格を利用して屈強な戦士たちを翻弄する。
父親に対して深い尊敬と憧れを抱いており、父を殺したアシェラッドにも強いコンプレックスを持っている。
トゲトゲした性格でアシェラッドの団の仲間たちとも全く打ち解けていなかった。
あくまでも父のカタキを正々堂々と取ることだけにしか目がいっておらず、幼少の頃は憧れていたが父を殺されて以後は戦争をくだらないものと思っている。
アシェラッドのにより茫然自失となりクヌートを傷つけてしまい、身分を奴隷に落とされた。
この時のアシェラッドの言葉はもちろん、メタ的には本作のタイトルからも、彼の本当の戦いとはここから始まる。
『………イカレ野郎どもが……!!戦の何がそんなに面白ェんだ………!!』


◆アシェラッド
アシェラッド兵団の首領、知将タイプで優れた観察眼を持ち悪知恵も働く。人物評が得意で相対した人間がどんな奴かはパッと見ただけでわかる。
また戦闘力もかなり高い。作中では珍しいキリスト教の坊主が嫌いなキャラでもある。
ヴァイキングではあるが、デーン人ではない。ウェールズと何らかの関係があるようだが…
実はイングランドの英雄アルトリウスの子孫(ハーフ)。
とにかく冷静且つ残忍な男だが、自身の生い立ちや彼らの生き方からデーン人が嫌いであり、実は戦も馬鹿馬鹿しいものと思っている。
一方で自分はただのノルド戦士でしかないとも自嘲しており、ビョルンの見立て通り自分自身も嫌いな模様。
『どいつもこいつも美しさのかけらもねぇ』


◆ビョルン
キノコを食べてパワーアップする。アシェラッドの恐らく唯一の友達。
典型的なノルド戦士であり、トルフィンの父が死んだ直接の原因(アシェラッドのピンチに際して勝手にトルフィンを人質にした)でもある。
一方で漢気もあり、アシェラッドに対してはどこまでも付いていく所存である。


◆クヌート
デンマークの覇者スヴェン王の2人目の息子。
女性と見まがうような容姿で争いを好まない大人しい性格で、しかも冷遇されたり何だったりのせいで死にたがりではないが達観している。
ある人物の死により人の世に『楽園』をもたらす為に王として覚醒する。
なお、料理が得意。


◆トルケル【二つ名:のっぽのトルケル】
とにかくデカい人で典型的なパワーファイター。パンチ一発でを気絶させたり、丸太を投げたり、槍投げが弩の様だったり。
それでいてスピードがあったり、目を失ってもすぐ痛みを我慢したりともう何なのこの人ってくらい強い。
とにかくやりがいのある戦争(喧嘩)を望んでいるため、弱い方についたり、人質を気前良く返した後に煽ったりしたりしている。
トルフィンの母親の叔父、つまり大叔父にあたる。
『いかに戦いいかに死ぬかそれが問題だ』


◆トールズ【二つ名:ヨームの戦鬼(トロル)】
トルフィンの父上。恐らく作中最強と思われる人物。本当の戦士の秘密を知る人物でもある。
元々は立派な戦士である一方で出産後の妻や赤子への態度を見るに家庭的ではない人物だったが、娘が生まれたことを気に人が変わり戦いも嫌気がさして逃亡していた。
作中アシェラッドに殺されるので過去の人だが、度々トルフィンの夢の中に現れる。
『よく聞けトルフィンお前に敵などいない誰にも敵などいないんだ傷つけてよい者などどこにもいない』


◆スヴェン王
北海のヴァイキングを束ねる王。狡猾かつ冷酷な人物で肉親を殺害し王の座を手に入れた。
顔がちょっといくらなんでも汚い。その疲れ切った顔からアシェラッドに王の面構えじゃないと見抜かれた。
『ロンドンは陥ちぬか』





追記修正は本当の戦士の方々にお願いします。


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