登録日:2017/01/29 (日曜日) 22:20:00
更新日:2024/02/02 Fri 11:13:40NEW!
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scp scp foundation 情報災害 どうしてこうなった scp-2998
財団記録・情報保安管理局より通達
この文書には異常なまでに回復力のある情報災害が含まれており、それを取り除く全ての努力に対し抵抗する点に注意してください。
いかなる方法であれSCP-2998文書を読もうとするならば、ユーザーは虚偽と欺きに溢れた一連の繰り返される文書を順にアクセスすることが強制されます。
これらのファイルに最後まで目を通して下さい。正しい文書に達した暁にはその通知がなされるでしょう。
御迷惑をお掛けして申し訳ございません。
— RAISA管理官、マリア・ジョーンズ
SCP-2998とは、怪異創作コミュニティサイト「SCP Foundation」に登場するオブジェクトの一つである。
項目名は『異常放送、2485MHz(Anomalous Transmission, 2485 MHz)』。オブジェクトクラスは「safe」に指定されている。
SCP-2998は、太陽系の何処かから常に発信され続けている周波数2485MHzの電気信号だ。
正確な発信源は不明。というより、太陽系そのものがSCP-2998にすっぽりと包まれた状態であるため、正確な発信源を特定する事は不可能であると言った方が正確だろうか。
その為、財団は信号に関するいかなる変化も見逃さないよう、地球外探査船に電波の受信装置を仕込むなどして電波の監視を続けている。
そして、民間人がこの電気信号を受信する事を防ぐ為、財団の権力を使ってこの周波数を受信できないように受信機の規格そのものを変更させ、世間からこの電波を隔離しているのである。
さて、肝心の信号の内容なのであるが…当初は単なるホワイトノイズではないかとおもわれていた。
しかし、技術が進んだことにより、2011年には信号の正体がモノラルトラックのデジタルビデオメッセージであることが判明。
解析してみたところ、暗い部屋の中で宙に浮かんでいる人型の生命体が映し出されたのである。
生命体は、どうやら画面外に存在する何かによって未知の力で宙ぶらりんの状態にされているようであり、時々苦痛に身をよじらせているのが確認されている。
財団の研究員は、異星人が拷問されているように見えるこの映像以外にも、この信号にはさらなる情報が含まれていると観て解析を続けている。
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項目変更&link_copy(text=項目コピー) &link_diff(text=項目変更点)&link_backup()&link_upload(text=アップロードページ)
[#include(name=テンプレ3)]
この文書は14/01/12に修正されました。新情報は青でハイライトされています。
SCP-2998とは、怪異創作コミュニティサイト「SCP Foundation」に登場するオブジェクトの一つである。
項目名は『異常放送、2485MHz(Anomalous Transmission, 2485 MHz)』。オブジェクトクラスは「Euclid」に指定されている。
SCP-2998は、太陽系の何処かから常に発信され続けている周波数2485MHzの電気信号だ。
正確な発信源は不明。というより、太陽系そのものがSCP-2998にすっぽりと包まれた状態であるため、正確な発信源を特定する事は不可能であると言った方が正確だろうか。
その為、財団は信号に関するいかなる変化も見逃さないよう、地球外探査船に電波の受信装置を仕込むなどして電波の監視を続けている。
そして、民間人がこの電気信号を受信する事を防ぐ為、財団の権力を使ってこの周波数を受信できないように受信機の規格そのものを変更させ、世間からこの電波を隔離しているのである。
ただし、財団職員はこのオブジェクトを研究する素質があるか否かを見極める為、Dクラスを含む全職員がこの信号に曝露されることが求められている。
さて、肝心の信号の内容なのであるが…当初は単なるホワイトノイズではないかとおもわれていた。
しかし、技術が進んだことにより、2011年には信号の正体がモノラルトラックのデジタルビデオメッセージであることが判明。
解析してみたところ、暗い部屋の中で宙に浮かんでいる人型の生命体が映し出されたのである。
生命体は、どうやら画面外に存在する何かによって未知の力で宙ぶらりんの状態にされているようであり、時々苦痛に身をよじらせているのが確認されている。
財団の研究員は、異星人が拷問されているように見えるこの映像以外にも、この信号にはさらなる情報が含まれていると観て解析を続けている。
なお、ある種の人間には生まれつき、気持ちの繋がりを模した形で出力されるSCP-2998からの余分の情報を知覚することを可能にする特異な神経学的特徴を保持する事が明らかとなっている。
彼らのもたらした報告は、現在レベル4の機密事項に指定された。
SCP-2998はO5-11の権限において13/12/22にEuclidに再分類されました。
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[#include(name=テンプレ3)]
この文書は14/04/30に修正されました。新情報は青でハイライトされています。
SCP-2998とは、怪異創作コミュニティサイト「SCP Foundation」に登場するオブジェクトの一つである。
項目名は『異常放送、2485MHz(Anomalous Transmission, 2485 MHz)』。オブジェクトクラスは「safe」に指定されている。
SCP-2998は、太陽系の何処かから常に発信され続けている周波数2485MHzの電気信号だ。
正確な発信源は不明。というより、太陽系そのものがSCP-2998にすっぽりと包まれた状態であるため、正確な発信源を特定する事は不可能であると言った方が正確だろうか。
一応、四次元空間から発せられているのではないかという仮説は立てられているものの、それが真実かどうかは今のところ不明である。
その為、財団は信号に関するいかなる変化も見逃さないよう、地球外探査船に電波の受信装置を仕込むなどして電波の監視を続けている。
そして、民間人がこの電気信号を受信する事を防ぐ為、財団の権力を使ってこの周波数を受信できないように受信機の規格そのものを変更させ、世間からこの電波を隔離しているのである。
ただし、財団職員はこのオブジェクトを研究する素質があるか否かを見極める為、Dクラスを含む全職員がこの信号に曝露されることが求められている。
残念ながら、信号に晒される以外に適性のある人物を見極める方法は確立されていない。
さて、肝心の信号の内容なのであるが…当初は単なるホワイトノイズではないかとおもわれていた。
しかし、技術が進んだことにより、2011年には信号の正体がモノラルトラックのデジタルビデオメッセージであることが判明。
解析してみたところ、暗い部屋の中で宙に浮かんでいる人型の生命体が映し出されたのである。
生命体は、どうやら画面外に存在する何かによって未知の力で宙ぶらりんの状態にされているようであり、時々苦痛に身をよじらているのが確認されている。
財団の研究員は、異星人が拷問されているように見えるこの映像以外にも、この信号にはさらなる情報が含まれていると観て解析を続けている。
現在、明らかとなっているのは信号の更なる構成要素は脳の側頭葉にある偏桃体後背部とブロードマン41野及び42野を接続する異常な神経束を有する個人によって知覚できるということである。
この条件に該当する人物が信号に晒されると、被爆者は甲高い謎の音を聞いた直後に癲癇と同様の症状に襲われることになる。
そして、最初は脈絡のない文言を呟き続けるが、徐々に時間経過とともにより首尾一貫したメッセージへと変化していくのである。
財団の医療研究部門は、このラジオのチューナーのような能力を保持する神経束を『ロゼッタクラスタ』と命名した。
以下に掲載するのは、ロゼッタクラスタとなった財団職員に対するインタビューの抜粋である。
【 閲覧する 】
■担当者→訊問スペシャリスト、スティーブン・ニッセントラ(Stephen Nissentra)
エージェント・ニッセントラ「SCP-2998に接した時のことを報告してくれ」
D-099238「ちょうど掃除を始めた時、熱みたいな何か熱い感じが込み上げてきた。何となく倒れるような感じがしたんだが、地面に触れる感じはしなかったな」
エージェント・ニッセントラ「発作の間何があった?」
D-099238「皆が後で発作を起こしてたと教えてくれたよ。そうだな、子供の時に見た夢の中にいるような感じだったと言ったら分かるか?」
【 省略 】
エージェント・ニッセントラ「SCP-2998実体が静かだった瞬間に、君は幾分静かな調子で何度か"Adidalに全ての栄光を、Adidalに全ての栄光を"と繰り返しているのを聞かれている。それでこの…」
D-099238「Adidalに全ての栄光を。全ての御力を。全てはAdidalの御前に平伏す。全ての光は屈曲す。全ての音は拡散す。全ての栄光を」
【 省略 】
エージェント・ニッセントラ「なんだって?」
D-099238「呪いはその罪の前ではRuharと称される。音ではなく叫びとして」
【 ここでD-099238が鼻血を垂らしてひっくり返った】
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SCP-2998とは、怪異創作コミュニティサイト「SCP Foundation」に登場するオブジェクトの一つである。
項目名は『異常放送、2485MHz(Anomalous Transmission, 2485 MHz)』。オブジェクトクラスは「Neutralized」に指定されている。
信号の発信が18ヶ月間にわたって途絶した為、SCP-2998は無力化されたと判断された。
【 事件記録 】
2014年9月11日。信号を解析することで得られる映像内の異星人から苦痛の兆候が消え、同時にロゼッタクラスタとして実験に参加していたDクラスがまとめて意識を失った。
Dクラスたちは医療施設に送られたが、実は彼らは気を失ったふりをしているだけであり、つい油断した医療スタッフを無力化し、施設から脱走してしまったのだ。
調査の結果、Dクラスたちは実験の間中私語を禁止されていた為、意思疎通を図って脱走することは不可能であったことが判明する。
しかし、現に脱走犯たちは異常なほどの連携プレイを見せていたのであった。
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(LEVEL 4 ACCESS ONLY)
SCP-2998は2016/12/15に回復されKeterに再分類されました。この文書は2017/02/11に作成されました。
この文書はレベル4以上の職員に公開されます。詳細は事前承認なしには下級の職員には公表されません。
SCP-2998とは、怪異創作コミュニティサイト「SCP Foundation」に登場するオブジェクトの一つである。
項目名は『異常放送、2485MHz(Anomalous Transmission, 2485 MHz)』。オブジェクトクラスは「Keter」に指定されている。
SCP-2998の正体は、なんと宇宙人が仕掛けてきた地球侵略であった!
このオブジェクトは三つの要素から構成されている。
まず、一つ目(SCP-2998-A)は地球と月の間に浮かんでいる謎の物体である。
この物体は、柔軟な繋ぎ鎖によって円筒形の中心軸と繋がる512の回転楕円形のポッドで構成されている。
二つ目(SCP-2998-B)は、この物体から発せられる電波であり、以前からSCP-2998として財団の研究対象となっていたものである。
しかし、ついに正体を現した侵略者は、財団が権力を駆使して電波を隔離していたことを察知したのか、戦術を変えてWi-Fiなど一般市民が受信可能な電波に自分たち一派のプロパガンダをのせて放送するようになったのだ。
そして、三つ目(SCP-2998-C)はこの信号に晒されてしまった哀れな人たちの総称である。
彼らは電波の影響を受けて心身に異常をきたしており、もはや何人いるかは不明だ。
言葉によるコミュニケーションなしでの個人間の高度な協力性、異常かつ頻繁な大量出血、怪しげな"Adidal"という単語の使用などで判別が可能である。
以下に、SCP-2998-C(以下対象)となってしまった哀れな犠牲者に尋問した際の記録を抜粋したものを掲載する。
【 閲覧する 】
■インタビュアー→収容スペシャリスト、バーバラ・ホイットマン
エージェント・ホイットマン「記録として残しますので名前を教えてください」
対象「汝らが語る名は無く。この身は殻であり。名はもはや無く。我らに名は無く。」
エージェント・ホイットマン「私達の星の軌道上にあるあの装置について教えてくれるかしら?」
対象「星はAdidal。汝はAdidal。全てはAdidal。汝の礼賛は。全ての礼賛は。汝の礼賛はAdidalであり。汝の嚮後の礼賛はAdidalであり。全ての嚮後の礼賛はAdidalであり」
【 中略 】
対象「汝らRuharを追いやり、汝らRuharを見出し。汝らの思考の中に。我ら生くるは汝らの思考の中に。
Ruharは我らの一員であり。Ruharは汝らの中に去り。我らは汝らの中に去り。我らRuharは意思を見る。我らRuharは意思を探す。汝らは。汝らは我らを忘れる」
エージェント・ホイットマン「あなたが私たちを忘れる?どういう事なの?」
D-099238「認知は我らを忘れる。認知は我らを忘れさせる。我らの認知は我らを忘れさせる。
永遠に忘却の彼方へと。思い出させる認知はなく。汝らは我らを置き去りにする。汝らは我らを何処へも置かず」
このインタビューの4時間後、SCP-2998-C達の手によりサイト-203は襲撃され制圧された。
なお、我らが財団も異星人の侵略を黙って指をくわえてみていたわけではない。
『SCP-2998-デルタ:ブラックアウト作戦』という作戦を立て、実行したのであるのだが、その結果は…。
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全ての御霊は汝が牧師の語る主の御言葉に直ちに耳を傾けよ: 敵なり
罪障消滅がため、まず祈りが捧げられる。
忠実なる財団の記録者は浄化に先立ち組織の汚らわしき定型の使用を技術的な制約により強いられる。
宣託の内容に汝が意識を集中せよ、不純なる死者たちの異端による影響を受けてはならぬ。
如何な影響も近くの牧師に報告せよ。
この知識はThey-That-Watched-Over(我らを確保し収容し保護す)により祝福され、真実の第6の年、第3の月、第12の日に施行さる。
SCP-2998とは、怪異創作コミュニティサイト「SCP Foundation」に登場するオブジェクトの一つである。
項目名は『異常放送、2485MHz(Anomalous Transmission, 2485 MHz)』。オブジェクトクラスは「Nehemoth」に指定されている。
――などという話はどうでもいい!!
敵を倒せ、とにかく敵を倒せ、殉教者となれ、十字軍となれ!!
敵を殺せ!
敵を殺せ!
敵を殺せ!
敵を構成しているのは以下の三つだ!
SCP-2998-Aは、敵の尖兵である!
人間に似た形をしていて、硬くて非分割型の甲皮に覆われて黒く見える。
無念であるが、我らが財団の技術で解剖することは不可能だった。
SCP-2998-Bは、敵に操られてしまった連中だ!
敵は彼らの信号に対して人間を抵抗できなくさせる特質を備えている事が示唆されている。
当然ながら、元々は普通の人間である為、通常兵器で駆除することが可能だ!
SCP-2998-Cは、我らが財団の理念に反した愚か者どもだ!!
我ら財団の擁する牧師の確保・収容・保護を受け入れなかった愚者と、北アメリカ以外に在住するすべての人間がこれに該当する!
残念ながら財団内にも異端者はいた、以下はその抜粋だ!!
彼らを断罪せよ!
■異端者一覧
異端者 | 職業 | 異端 |
マリア·ジョーンズ | 汚らわしき記録者 | 忠実なる財団の記録の破壊、忠実なる財団のセキュリティプロトコルの盗難 |
デイヴィッド·ローゼン | 汚らわしき記録者 | 忠実なる財団の記録の破壊、忠実なる財団のセキュリティプロトコルの盗難 |
十字軍に栄光あれ!! そしてSCP-2998に死を!
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全テノみタまハなンジガ牧師ノ語るしュノ御コト葉に直チに耳をカタむけヨ: 敵ナり
ざイショウ消めつガたメ、マずのりイがれげサラさる。
ちゅうじつナルざい団のクロしャきハ浄かに先立チ(組しき か しきそ)ノ汚ワラしきてい型の使用ヲ技じゅツ的なイクセヤにヨり強いラレる。
洗濯ノ内よウに汝が意シキをしゅウ中セよ、ふ純ナる死シャたチの(いたン か たンい)にヨル影きようヲ受ケテはらナぬ。
如何ナ(エイキょう か キょうえい)も近クノぼく師に報こクセよ。
こノ知識はThey-That-Watched-Over(我ラをかク保し収ヨうし保護ス)によりしュク福サれ、真じツノ第ろクの年、だイ3のツき、第じュウにノ日にセ行さル。
SCP-2998とは、かイイせイサくコミゅにてィサいト「SCP Foundation」にトウじョうスるオぶジぇクトのひトつであル。
コうモク名は『異常放送、2485MHz(Anomalous Transmission, 2485 MHz)』。おブじェクとクらすハ「Omnehhet」にしテいサレテいル。
――ナどトイう話はどウデもイい!!
敵を倒セ、とニカくてキをタオせ、じュんきョウシゃとナれ、ジュうじグんトなレ!!
テきをコろセ!
てキヲコロせ!
テキをこロせ!
てキをコうセいしているのはイかの三ツダ!
SCP-2998-Aは、テきのせンペイである!
にンゲんに似たかタチ か チたか をしていて、カたくてヒぶンカつがタのコウひにおォわれてクろくミエる。
ムねンでアるが、ワれラがざイだンのぎジュつでかイぼうスるコトはフかのウだッた。
SCP-2998-Bは、てキにアヤつらレてシマったレんチゅうだ!
テきはカれらのシんゴうにたィしてニんげンをテぃコうでキなくサセるとクシつをそナエていルこトがしサさレテイる。
とウゼんなガラ、もトモとはふツウのニンげンでアるたメ、つうジョうへイきでクじョすルことガかノうだ!
SCP-2998-Cは、ワれラがザいだンノりネんにハんシタオろかモのどモだ!!
わレらざイダんのよウスるぼクシのかクほ・しュウヨう・ほゴをうケイれなカッたぐシゃと、きタアめリかいガイにザいジゅうスるスベてのにんゲンがコれにガいとウすル!
ザンねンなガらザいダんナイにモいタンしャはイた、いカはソのばッスいだ!!
かレらをダんザイセよ!
■いタンシゃいチらん
イたンしャ | シょくギょウ | イたン |
まりア·ジょーンず | けガらワシききロクしャ | ちュウジつなるザいダンのキろくのハかイ、チゅウじつナるざイダンのセキゅリてィプろトこるのトうなン |
でイヴぃッど·ろーぜン | ケがラわしキキろくシャ | チュうじツなルざいだンノきろクのはカい、ちュうジつナルザいだンノセきュリテぃぷロとコルのとウナん |
じュウジぐンにエイこウあレ!! ソシてSCP-2998ニシを!
【 この報告書の脚注 】
■重要度の低い部分は割愛
1.誰でもいい、これを読んでる人、お願い聞いて。
先月に何にしろ散逸し一掃されたデータベースの中でこれが最も纏まっているものなので、神政主義者たちのネットワークにピギーバック方式で送っているわ。
【中略】
皆がこれを見れるかは分からない。読むことが出来たなら、脚注に返信をして。それはまだ機能してる古き財団のネットワークの残された特別記事の一つ。
こちらはマリア・ジョーンズ、財団承認デルタ-16516-イプシロン-チャーリ。私の呼びかけに答えて。
2.マリア?生きてたのか?これは驚いた、どうやって19から逃げ出せたんだ?こちらはデイヴィッド·ローゼン、財承シグマ-50115-パイ-ブラヴォだ。
3.デイヴィッド?Loxが19を襲撃した時、私たちは移動中だったの。【中略】あなたは?
4.俺は地下の保安分署に隠れてる。誰かがここに糧食を残していってくれてる。【中略】奴らは全施設の物理的制御をしている。だがコンピュータシステムへのアクセスはできる。
【中略】
10.多くの場合で奴らが何をやったか…うまく説明できない。だがトペテと231-7は明らかに地球外にいる、682もな。
【中略】
12.このファイルのクリアランスを貴方が持ってるとは思わないけど、そこから"タウミエルアルファ-2"にアクセスできるか試してみて。私の認可コードを使って。
13.了解、ファイルはロード中のようだ、ただちょっと遅いな。【中略】とにかく、Loxは奴らの逃亡者か何かを捕まえるために恐らくはここに来たんだろう?それの引き鉄になるような何かを俺達はやらかしてる、いや、やらかしたのか?
14.文書の読み込みが終わったら、"丸い釘を四角い孔にはめ込むことは出来ない"という文を探して。【中略】Ruharが死んだ後私達は8人のDクラスを逃げさせた。
【中略】
15.何か今やるべきことは?
16.それらの単語をハイライトさせてctrl-alt-enterを押して。そして出てくるものを読んで。
【中略】
18. ほかにやり口があるなら、貴方に志願するようお願いしないでしょうね。これが上手くいく方法なのかさえ分からない。これはただの理論上の非常事態計画。ただそうね、事情があって両方とも62Cに一緒に保管されてるって確かな筋から聞いてるわ。もし私たちがこんなに早くサイトを奪われなかったら、今頃はそれを起動させてた事は間違いないと断言してもいいわ。ただ現時点で敗北までに残されてる時間はほとんどないの。気を悪くしないでね。
19. 気にするなよ。大した命は残されてない。手元にはいくらかのアサルトライフルと数個の手榴弾がある。ドローンたちが武装してるとは思えない。今サイトの略図を上げてる。どこに055があるか分かるか?
【中略】
23.ありがとよ。それじゃあ…またどこかで。
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そして、世に不思議な出来事は尽きないというのがこの語り部の謙虚な意見である。そして今も、そして今も。そして、書物は語る「我々が過去を捨て去ろうとも、過去は我々を追ってくる」。
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財団記録・情報保安管理局より通達
これはこの文書の最終的な、そして唯一の正確な版です。ご辛抱いただきありがとうございます。
— RAISA管理官、マリア・ジョーンズ
SCP-2998とは、怪異創作コミュニティサイト「SCP Foundation」に登場するオブジェクトの一つである。
項目名は『異常放送、2485MHz(Anomalous Transmission, 2485 MHz)』。オブジェクトクラスは「safe」に指定されている。
えっと…まずは、記事が途中からネタまみれになってしまった事をお詫びさせて頂きたい。
筆者もまた、このオブジェクトに影響されていたのだと思われる…多分。
この記事はSCP-2998-1からSCP-2998-9までの9ページと最終版にあたるSCP-2998(本項)に区分されている。
では改めて、このオブジェクトについて改めて解説をさせていただこう。
SCP-2998は、しつこくて恐縮だが周波数2485MHzの電気信号である。
このオブジェクトの異常性は、この電気信号にさらされてしまったその瞬間に発現する。
オブジェクトに影響されてしまった犠牲者は、本来ならなんの意味も持たない電気信号になんらかの情報が含まれていると思い込み、取り憑かれたように信号の解析を始めてしまうのだ。
そして、調査の過程でさらなる電気信号に晒されてしまった挙句…漏れなく錯乱状態に陥ってしまうのである。
信号によって発症する症状はパラノイア、激しい不安症、そしてコルサコフ症候群( 脳の機能障害によって発生する健忘症 )の突発発症へと至るチアミン欠乏症と幅広い。
この欠乏症によってSCP-2998の接触に対する健忘作話徴候が説明できるものと見られており、これらの徴候に対して隙だらけな個人に対し[データ削除]に関する鮮明な幻覚を引き起こす。
しかし、これらの症状は治療が可能であり、食事療法によって回復させることが可能である。
本来、このオブジェクトに対する正しい対処法は、『民間人が間違ってこの信号を受信してしまわないよう、財団の権力を用いて周波数2485MHzの電気信号を受信できないように受信機の規格を変更させ、財団自身は送信されてくる電波の出力が突然変更されないかを監視し続ける』ぐらいで良かったのだ。
しかし、さすがは世界有数の科学者が集うSCP財団。
信号の内容を調査し、その起源を突き止めようとしたことでもれなく錯乱状態に陥ってしまい、このような大事件に発展してしまったのだ。
…て言うか、研究班なんか財団に所属する全職員に信号を浴びるよう求め、被害の拡大に貢献しちゃってるし。
結局のところ、彼らが真面目で仕事熱心な科学者の集団だったからこそ、この悲喜劇は起こってしまったのである。
余談だが、文書に出たオブジェクトクラスの「Nehemoth」は、「Thaumiel」と同じく、セフィロトの逆である邪悪の樹(又はクリフォト)が由来。
「Nehemoth」はその10番目にあたる。位置は邪悪の樹の一番上。
一方、Thaumielは邪悪の樹の一番下。
邪悪の樹の逆であるセフィロトのKeterはセフィロトの樹の一番上。
はたしてこれは偶然か、それとも…
類似するオブジェクト
SCP-2998の様に、関わった時点で既にアウトなオブジェクトは意外と多い。
SCP-571(通称・自己喧伝性感染図形)
目にした者に『書き写して誰かに見せようとする行為』を強制させてしまう図形。
放っておいたら、全人類みんな仲良く滅亡するその時までお絵描きに励むことになってしまう。
SCP-040-JP(通称・ねこですよろしくおねがいします)
中を覗いてしまった人に、猫の幻影が常に見えるようになる異常現象を引き起こす井戸小屋。
猫の幻影を見るようになった犠牲者は、なぜかその事を他人に報告しようとし始めてしまい、その報告を受けた人もまた猫の幻影を…そして無限ループが完成する。
SCP-444-JP(通称・---)
知ろうとするな、考えようとす…緋色の鳥よ 未だ発たぬ。
考察
よく考えると、このオブジェクトには不可解な点が多い。
まず、この報告書はどこまでが現実に起きた出来事なのだろうか?
財団が無理やり受信機の規格を変更させたことにより、民間人が問題の電気信号を受信してしまう危険性は限りなく低かったはずである。
しかし、財団の上層部は『SCiPに侵された民間人』を排除するように指示を飛ばしているし、職員たちもその指示に従っていたようなのだ。
…おかしくなっていたのが財団だけだとしたら、財団自身がK-クラスシナリオの元凶となってしまった可能性も否定できないのである。
繰り返すが、オブジェクトの効果が効果だけに、どこまでが実際に起こった出来事なのかは不明である。
本当に最終版に記載されているとおりに影響者の作話と幻覚によるものとも考えられるし、
一連の記述はすべて事実であり、それを隠蔽するためにこのような体裁にしたとも考えられる。
マリア・ジョーンズ女史がどうやって事態を収拾させたのか、その具体的な方法も曖昧である。
残された脚注を見る限り、彼女は【報告書を偽造してオブジェクトの中に紛れ込ませていた財団の最終兵器】を用いてあの偉業を成し遂げたようなのである。
…もしかしたら、それは「世界を再構築させるようなオブジェクト」であったのでは無いのだろうか?
そしてSCP-2998-1からSCP-2998-9までは虚偽と欺きに満ちており、最終版こそが唯一の正確な版であると記載したのも彼女である。
いずれにせよ、何らかの真実を知っているのは間違いないだろう。
もし事実だとすれば、『宇宙人の地球侵略』にしろ『電気信号の影響による地球規模の争乱』にしろ、そのまま放っておけば文明が・・・いや、地球その物が滅びかねない絶体絶命の状況である。
それを収束させたのであるから、よっぽどの効力がある『何か』が用いられたのは間違いない筈なのだ。
だが、残された脚注にも何があったのか、考える余地、そのヒントはあった。
まず、デイビッドはマリアに"055"がどこにあるか分かるか?と尋ねている。これは言うまでもなく殿堂入りしている「SCP-055」の事であろうが、何故デイビッドとマリアは、反ミーム実体である055を認識できたのか?
055の収容書によると、ある博士の実験では我々は055を持っていないと発言しており、(そのくだりで055が丸くないことだけは分かっている)番号での認識も不可能なのだから、番号呼びなど不可能なはず。そもそも、SCP-055はいつ、誰が回収したかも分かっておらず、認識しても即時に忘却してしまうのだが・・・。
次に、マリアは事情があって両方とも62Cに保管されている、と発言している。この番号は財団のサイトの番号を指すと思われるが、サイト62は次元サイトと呼ばれる特殊なサイトで、これらの次元収容施設/区画は、外次元的開口部や矛盾・歪みのある時空間を示す異常存在を扱うための、普通のサイトとは一線を画したサイトなのである。
そして、両方ともいうことは、SCP-055ともう一つのSkipが存在することになるが、それは62Cに収容されているSkipである可能性が高い。(わざわざ055なんて代物をサイト-19から移送する手間を考えると、もう片方は移動が055よりも困難なSkipであると考えるのが自然。・・・てかどうやって055移送したんだ?)
ではどんなSkipがサイト62Cに収容されているかというと、SCP-004、SCP-2414(灰色の正方晶ねじれ双角錐、手でSCP-2414を調べると面が9ヶ所あるが幾何学的にあり得ない、コイツが財団に収容されているという情報が情報災害を引き起こす)、そしてSCP-579。
移動できないという特性(詳細はSCP-579の項目を参照、要は移動させると移動先のサイトを消滅させる)を考えると、579が最も自然なSkipであろう。055をわざわざ移動させるのも致し方ないか。
そして、タウミエルアルファ-2(原文:Thaumiel Alpha-2)というファイルにそのデータが入っているという事は、それらが財団の秘密兵器であることを意味する。そもそもThaumielというオブジェクトクラスはSCP-001「ロジェの提言-Keter任務」(※現在は元記事削除)で初登場した。この提言の主な内容は、keter同士のSkipをクロステストさせると、モノによっては異常性を相殺出来るよ!という内容である。そこでの055と579での組み合わせがどうなるかを説明した文がこちら。
丸い釘を四角い孔にはめ込むことは出来ない。
そう、マリアがデイビッドに探させた文章がまさしくこれである。001提言にはいくらかのダミーが存在することを考えると、055と579は異常性をただ打ち消し合うのではなく、世界をリセットさせるような異常性を発揮出来るのではないか?
更にマリアは、サイトを奪われていなければ今頃はそれを起動していた、と発言しているため、SCP-2000のようなとんでもない『何か』であることは想像に難くない。(勿論、SCP-2998はSCP-2000コンテストにエントリーした作品であるため、この世界のヘッドカノンではSCP-2000は存在しないか壊れている。)
ただ、マリアも実際に発動するとどうなってしまうのかは分かっていなかったようだが。
…ヘッドカノンが共有されているのかはわからないが、SCP-5000にも、SCP-055とSCP-579を組み合わせると世界をリセット出来るような描写がある。特にSCP-5000とSCP-2998の世界観は、
- 055と579で世界をリセットする。組み合わせるどどうなるのかは分かっていないのに、それに運命を委ねる。
- 財団職員が狂っており、庇護するはずの人々を傷つけている。
- keter実体達をいとも容易く無力化、または改造してしまうという、本来の財団なら成しえない技術力の増加。
- SCP-2000が使用できない
など、共通する要素が多い。2998やロジェの提言を参考に5000が書かれているのだろうか?
ちなみにこんな解釈もある。
このオブジェクト自体は電波だが、発生した事象はいうなれば「別次元のえらい人とその反逆者による代理戦争」である、という見方である。
この見方では「Adidal」が別次元のえらい人、「Ruhar」が反逆者である。
報告書に沿って、財団に何が起きたのかを見ていくと、
- バージョン1・2:受信した信号を解析したら「Ruhar」が拷問されている様子が映っていた。特定の人間はここからさらなる情報が得られたため、割り出すために曝露が義務付けられた。
- バージョン3:チューナー化した神経束「ロゼッタクラスタ」となったDクラスにインタビューしたら「Adidal」と「Ruhar」の名が出てきた。例の映像は「Ruhar」をさらしものにするためのものらしい。
- バージョン4:「Ruhar」が拷問死したが、本体が電波に乗ってロゼッタクラスタに憑依。異心同体ならぬ異体同心となって、Dクラスを乗っ取り脱走した。
- バージョン5:オブジェクトの構成が判明。-Aは発信元の「Adidal」のUFO、-Bは発信される電波、-Cは電波に晒されUFOにコントロールされている連中。これは「Ruhar」の仕業だが、ここで脱走に気付いた「Adidal」が電波を介して職員を端末化、財団を乗っ取り始めている。
- バージョン6:「Adidal」による財団乗っ取りが完了し、「Ruhar」を本格的に追撃し始めた。この時点でアイテム番号の割り振り先が変えられ、-Aが「Ruhar」の使役するクリーチャー、-Bが「Ruhar」の端末、-Cが乗っ取られなかった財団職員とされている。
- バージョン7:マリアはデイビットを介して、SCP-001「ロジェの提言-Keter任務」にて語られた「丸い穴に四角い釘をはめ込むことは出来ない」という文章を探させた。つまりこの提言におけるSCP-055「正体不明」とSCP-579「[データ削除済]」の相殺を解き、055の「隠す」力に579の「消し去る」力を相互曝露させて「はめ込み」、世界自体をバグらせてしまった。結果があの無茶苦茶な表記。
- バージョン8:世界がバグに侵されつつある。
- バージョン9:世界はリセットされた。そして、世に不思議な出来事は尽きないというのがこの語り部の謙虚な意見である。そして今も、そして今も。そして、書物は語る「我々が過去を捨て去ろうとも、過去は我々を追ってくる」。
- バージョン10:現在の財団世界になった。この報告書は「かつての世界で起きた世界終焉の様子が記された情報災害」となっている。
というわけである。
バージョン9のあの小さな文章は、小説などでいう「地の文」だという解釈も存在している。
ただしこの解釈が正しいとしても、間違いでありただの妄想と幻覚を誘発する毒電波だとしても、事態の原因たる電波そのものはまだ残っているわけで……。
以下、作者ネタバレ。
筆者が直接ディスカッションで言及しているが、原文がこちら。
Not to get too Homestucky with it, but if you think of the standard timeline of the universe as a record, the reset button scratched the timeline back to the events in 2013 that allowed for the invasion and essentially retarded Foundation research (or at least success in research) into the phenomenon for as long as possible. There are and will be some ramifications from that reset; one of them is that while almost all other indications of the timeline were destroyed, this SCP file can /never/ be completely erased from the archives.
Alternate explanation: the Foundation knows that this is real and really happened and is desparate to see if any personnel were affected in such a way as to give them some insight into the incident, so they leave the file up, presented as "fake", and allow others to be exposed to it as a crapshoot effort to glean evidence into something that happened that is completely beyond their present abilities to understand or counteract.(原文ママ)
翻訳機に掛けると、
宇宙の標準的な時間軸を記録として考えるなら、リセットボタンによって時間軸は2013年の出来事まで遡り、侵略が可能になったため、財団の研究(少なくとも研究の成功)は可能な限り遅滞した。その結果、他のタイムラインは破壊されたが、このSCPファイルはアーカイブから完全に消去されることがない。
別の説明:財団はこれが現実で本当に起こったことだと知っており、その事件について何らかの洞察を得られるような影響を受けた職員がいるかどうかを確認しようと躍起になっている。そのため、「偽物」として提示されたファイルを放置し、現在の彼らの能力では理解も対策もできないことが起こったという証拠を得るためのくだらない努力として、他の人がそれにさらされることを許している。
どうやら想像上の出来事ではなかったっぽい。リアルに時間が巻き戻り、研究も全く進んでいない状態に戻ったようだ。
とはいえ、ファイルにはその痕跡が残ってしまった模様。
追記・修正は現実には何が起きていたのかを考えながらお願いします。
SCP-2998 - Anomalous Transmission, 2485 MHz
by Eskobar
http://www.scp-wiki.net/scp-2998
http://ja.scp-wiki.net/scp-2998(翻訳)
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