Event Leviathan

ページ名:Event Leviathan

登録日:2020/04/03 Fri 20:52:07
更新日:2024/05/17 Fri 11:11:44NEW!
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『Event Leviathan』は2019年にDCコミックスから出版されたアメコミ作品。


+ 作品情報-

『Event Leviathan』#1~#6
発売 2019年6月から
脚本 ブライアン・マイケル・ベンディス
作画 アレックス・マリーブ


日本では未邦訳。


新たに登場したスーパーマンの敵である犯罪組織『リバイアサン』とそのリーダーの正体を追った作品。
正体不明の存在を追うミステリー風の作品だが、謎解きがメインではなくベンディスらしい会話劇を楽しむ内容で、
探偵という共通点と個性的な性格を活かした会話はベンディスしか表現できない雰囲気が満載になっている。
『リバイアサン』との戦いは本作後も続く他、『リバイアサン』の理念はスーパーマンに影響を与え大きな変化につながっていく。




【物語】

犯罪組織『リバイアサン』が数々の諜報機関を壊滅させたことで世界は静かな緊張感に包まれていた。
『リバイアサン』の新たなリーダーの正体も目的も分からず、『ARGUS』の崩壊で世界的なパニックが目前に迫る中、
バットマンやロイス・レーンをはじめとするヒーローたちは真相を暴くためにチームを組んで巨大な敵に立ち向かう。
空振りに終わる捜査にチームが疑心暗鬼に陥るも、姿を消していたバットガールの通信で事件は大きく動き出す。



≪リバイアサン≫

様々な諜報機関を消し去り世界を脅かしつつある犯罪組織。その目的は不明だがリーダーは世界の発展を語っている。
タリア・アル・グールによって組織され彼女の死で一度解散したが、バルバトスとの戦いを前に復活した。
しばらくタリアの指揮で動いていたが、現在は赤い仮面を身に着けた新たなリーダーと新たな理念で動いている。
青白い光による攻撃で諜報機関を次々に消滅させていると思われたが、実際は別の場所にワープさせており、
攻撃目標から技術や情報を手に入れて装備を強化し、リーダー自らの説得で人員の確保を行っていた。
新たなリーダーの正体は不明で、スーパーマンとバットマンも見抜けず、様々な人物が容疑者に上がっている。



【登場人物】

≪6人の探偵たちと協力者≫

『リバイアサン』を追うヒーローたち。『ARGUS』跡地でバットマンとグリーンアローに出会ったロイスが結成を提案した。
それぞれが得た情報で『リバイアサン』に一歩ずつ近づくが、正体不明の敵を前に仲間にも疑いの目を向けている。
第一容疑者レッドフードが空振りに終わり『孤独の要塞』で話し合っていると、アマンダ・ウォラーの盗聴器を発見、
彼女の関与を疑い『バットケイブ』に移動したが、スーパーマンからウォラーの無実を知り手がかりを失ってしまう。
その直後『リバイアサン』に潜入していたバットガールから連絡を受け、彼女の反応を追い動き出す。


ゴッサムを守る闇の騎士。チームの中心人物。他のメンバーと異なり表には出さないが、全員に疑いの目を向けている。
バットガールの反応を他のメンバーを連れて追い始めたが、因縁の相手タリアの妨害を受ける。


  • ロイス・レーン

世界を股にかける美人記者でスーパーマンの妻。チームの発起人。家族の命を狙った『リバイアサン』を追っている。
もっとも疑っていたウォラーが無関係だと知ると、手がかりがなくなったことでザターナ率いるチームに接触した。
彼らから父サムこそが『リバイアサン』だと教えられ、真実を求め父の病室に向かい『リバイアサン』を肯定する言葉を聞いた。
直後に『リバイアサン』の襲撃で大混乱に陥り、ワープした先の雪山で父の亡骸を抱いたまま涙を流した。


  • グリーンアロー(オリバー・クイーン)

シアトルを守るエメラルドの射手。一緒に襲撃を受け姿を消したバットガールのために『リバイアサン』を追っている。


  • クエスチョン(ビク・セイジ)

肌色一色のマスクをつけた自警団。謎にこだわりを持ち『リバイアサン』の謎を追っている。
ロイスの父サム・レーンの病室での張込み中『リバイアサン』の兵士が現れたが、サムの手で兵士は殺され情報は得られなかった。


  • プラスチックマン(イール・オブライエン)

変幻自在の肉体を持ったヒーロー。サム・レーン襲撃犯の遺体調査を任された。
遺体安置所への侵入に成功し『リバイアサン』のリーダーに遭遇したが、攻撃などはされずに勧誘を受けただけだった。
バットガールの反応を追う際には、他のメンバーと異なりスーパーマンと行動を共にする。


ブルースの息子でバットマンのサイドキック。母タリアとのつながりなどからレッドフードを疑っている。
当てが外れ周りから侮られるも、父親譲りの推理力や執事アルフレッドから得た知識で捜査を進める。


  • マンハンター(ケイト・スペンサー)

特殊なスティックを操る弁護士。活動を停止していたが『リバイアサン』に狙われ復帰を余儀なくされた。グリーンアローとは知り合い。
何故狙われたか分からず混乱しており、チームからはスケープゴートや撹乱のためと思われた。
バットガールの反応を追う車中で武器であるスティックが疑われ、さらに突如現れたタリアからも狙われる。


メトロポリスを守る鋼鉄の男。『リバイアサン』を追っていたが、家族のことを優先し地球を離れていた。
早めに問題が解決し帰還すると『リバイアサン』に取り囲まれるウォラーを発見し駆けつけたが、何もできずに敵の攻撃でワープさせられた。
そのことを『バットケイブ』でバットマンとロイスに伝え終えると、バットガールの通信を受けて追跡に向かった。
しかし『リバイアサン』の攻撃で彼らの本拠地にワープさせられ、リーダーの説得をに耳を貸さずにいると、
新たな世界に嘘は存在せず真実だけでいいと語るリーダーから正体を明かされる。



≪ヒーロー≫

死から復活した2代目ロビン。タリアとの関係性や善と悪の中道を行く生き方から『リバイアサン』だと疑われる。
バットマン率いるチームに狙われるも、スケープゴートに仕立てられたこととウォラーを追うようロイスに語り姿を消した。


  • バットガール(バーバラ・ゴードン)

ゴッサム市警本部長ジェームズ・ゴードンの娘で初代ロビンと同期のベテラン。
グリーンアローと共に『リバイアサン』にさらわれ、彼らの実情を把握するためにスパイとして潜入していた。
手詰まりになっていたバットマンたちと連絡を取り、『リバイアサン』の状況を伝え通信を追跡するよう指示した。
しかし途中でバットマンたちのチームの中に何かを発見し、戸惑っている間に通信は切れてしまった。


  • ザターナ(ザターナ・ザターラ)、ジョン・コンスタンティン、エロンゲイテッドマン(ラルフ・ディブニー)、クエスチョン(レニー・モントーヤ)、デスストローク(スレイド・ウィルソン)、ハービー・ブロック

ロイスが接触したもう1つの探偵チーム。バットマンたちとは別口で操作を進め容疑者を減らしていた。
そしてロイスの父サムにたどり着き、ロイスを連れてサムの病室に向かったが『リバイアサン』の襲撃でパニックに陥った。



≪諜報機関≫

  • スティーブ・トレバー

アメリカ海軍の上等兵曹で『ARGUS』の協力者。『ARGUS』唯一の生存者で、調査に現れたバットマンとロイスに出会った。
非戦闘員の避難を進めている最中に『リバイアサン』の襲撃を受け、目撃者として生かされた。
仲間を目の前で失った怒りと罪悪感から自暴自棄になり、ロイスを疑い発砲してしまうがグリーンアローの手で気絶させられた。


  • サム・レーン

ロイスの父でアメリカ陸軍の高官にして『ARGUS』の幹部。『リバイアサン』の襲撃を生き延びるも、発作を起こし入院している。
寝たきりの状態だが襲撃に備え銃を手放さずにおり、実際に襲われた際には『リバイアサン』の兵士を一発で仕留めている。
ザターナたちに『リバイアサン』だと疑われ、彼らとロイスの訪問を受けると『リバイアサン』の襲撃を受けた。
そしてロイスに『Snowman's Ticket』を探すよう伝え、ワープした先の雪山で娘に抱かれたまま息を引き取った。


  • アマンダ・ウォラー

『タスクフォースX』こと『スーサイド・スクワッド』の責任者にして『ARGUS』の幹部。秘密の多さから『リバイアサン』だと疑われる。
キューバに潜伏し『孤独の要塞』を盗聴していると『リバイアサン』のリーダーとスーパーマンに発見され、何もできずに連れ去られた。


  • タリア・アル・グール、サイレンサー(Honor Guest)

『リバイアサン』の元リーダーと元暗殺者。袂を分かっていたが、再び協力して行動している。
ウェイン邸を見張りバットガールの反応を追うバットマンたちを発見し、襲撃を仕掛けてマンハンターの身柄を要求する。




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