登録日:2022/10/01 Sat 16:40:53
更新日:2024/06/27 Thu 10:37:32NEW!
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《魔刻の斬将オルゼキア》とは、TCG「デュエル・マスターズ」のクリーチャー。
DM-25「極神編 第2弾 人造神の創造」で登場した闇文明のデーモン・コマンドである。
極神編における拡張パック第2弾のパッケージを飾ったクリーチャー。
黒城凶死郎の初期の切札として活躍した《魔刻の騎士オルゲイト》の転生版クリーチャーとして描かれている。
●目次
【解説】
魔刻の斬将オルゼキア SR 闇文明 (7) |
クリーチャー:デーモン・コマンド 6000 |
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のクリーチャーを1体破壊する。その後、相手は自身のクリーチャーを2体選び、破壊する。 |
W・ブレイカー |
効果の方はW・ブレイカーにcipのみというシンプルなもの。
コスト7とやや重めだがそれに見合った能力を秘めており、場に出れば自分のクリーチャー1体と引き換えに相手にクリーチャー2体を選ばせて破壊できる。
所謂「選ばせ除去」なので自分が除去したいクリーチャーは選べないが、アンタッチャブル効果持ちや《熱血星龍 ガイギンガ》等の相手に選ばれると厄介な効果を発揮するクリーチャーでも問題なく除去できるメリットもある。
単純に召喚したオルゼキアを自壊させるだけでも、7マナで2体除去できる効果として機能する。
更に破壊に対して置換効果を持つディスペクターや《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》等を選べば自分のクリーチャーを減らす事なく相手クリーチャーのみを破壊可能。
このように優秀な除去効果に加えて踏み倒し手段豊富なデーモン・コマンドという事もあり、かつては高額カードとして取引されるなど結構重宝され、環境でも活躍していた。
今現在はインフレもあって評価が落ち着いているものの、デュエマの歴史に名を残した1枚である。
ちなみに「デュエル・マスターズ プレイス」でも実装されているが、調整のために効果が改変される事も少なくないデュエプレとしては珍しく、TCG版と一切変わらず全く同じ効果での収録となった。
【派生カード】
時空の斬将オルゼキア P 闇文明 (7) |
サイキック・クリーチャー:デーモン・コマンド 6000 |
W・ブレイカー |
覚醒−ターン中、自分のデーモン・コマンドが破壊されていれば、そのターンの終わりにこのクリーチャーをコストの大きいほうに裏返す。 |
覚醒後⇒《魔刻の覚醒者G・オルゼキア》 |
魔刻の覚醒者G・オルゼキア P 闇文明 (14) |
サイキック・クリーチャー:デーモン・コマンド 12000 |
このクリーチャーが覚醒した時、相手の手札を2枚見ないで選び、捨てさせる。 |
T・ブレイカー |
サイキック・クリーチャーとなったオルゼキア。
《時空の斬将オルゼキア》は本家と同様のコストとステータスを持ち、覚醒条件も「ターン中に自分のデーモン・コマンドが破壊される」とやはり本家の除去効果を意識したもの。
《魔刻の覚醒者G・オルゼキア》は覚醒時に2枚のハンデスが行えるT・ブレイカー。
「2枚」という数は本家と共通だが、選ばせ除去だったあちらと異なり見ないで捨てさせるハンデスへと変わっている。
魔刻の剣士ザビ・オルゼキア UC 闇文明 (5) |
クリーチャー:デーモン・コマンド/エイリアン 5000 |
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分のエイリアンを1体破壊してもよい。そうした場合、相手は自身のクリーチャーを1体選び破壊する。 |
エイリアンに力を取り込まれたオルゼキア。
瞳に当たる部分まで牙が生えそろった口に置き換わっており、滅茶苦茶グロい見た目になっている。
自分のクリーチャーと引き換えに相手クリーチャーを選ばせ除去する大まかな効果は本家と共通なものの、こちらは自軍の破壊対象がエイリアンに限定される上に相手クリーチャーは1体だけしか破壊できない。
5コストなりの性能に調整され幾分か落ち着いた効果になったものの、エイリアンのサポートカードとして見るならそこそこ使えるレベル。本家と同じく出した自分を破壊してもいい。
地味に除去効果が任意となっている点でも強制発動の本家と差別化できる。
偽りの羅刹 ゼキア・エクス・マキナ VR 無色 (8) |
クリーチャー:デーモン・コマンド/アンノウン 8000 |
このクリーチャーが攻撃する時、相手は自身のクリーチャーを1体選び、破壊する。 |
相手の、無色ではないクリーチャーが破壊された時、自分の山札の上から1枚目を裏向きのまま、新しいシールドとして自分のシールドゾーンに加えてもよい。 |
W・ブレイカー |
今度はアンノウンに取り込まれたオルゼキア。
ネーミングに関しては同じ「偽りの羅刹 」の冠を持つ光のデーモン・コマンド達の命名を見るに、作劇手法の一種「デウス・エクス・マキナ」をモデルにしたものだろう。
何気にこのクリーチャーの登場によって、覚醒編からエピソード2まで《オルゼキア》の派生クリーチャーが3シリーズ連続で登場した事になった。
cipではなくアタックトリガーによって相手クリーチャー1体を選んで破壊するようになった。
更に相手の無色でないクリーチャーが破壊されれば、山札の上からシールドを1枚追加する効果も持つ。
この効果は単純に破壊された際に適用されるため、大量破壊とコンボすれば一気にシールドを展開する事が可能。
魔刻の斬将オルゼキア SR 闇文明 (7) |
クリーチャー:デーモン・コマンド 6000 |
W・ブレイカー |
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のクリーチャーを1体破壊する。その後、相手は自身のクリーチャーを2体選び、破壊する。 |
訪れる魔の時刻 SR 闇文明 (6) |
呪文 |
好きな数のクリーチャーを、自分の墓地から手札に戻す。 |
ツインパクトの力を手に再登場したオルゼキア。
呪文面の《訪れる魔の時刻》は墓地のクリーチャーを好きな数手札に回収できるというもので、墓地肥やしが頻繁に行われる闇文明の戦闘スタイルとは好相性。
場合によってクリーチャー面と使い分けて邪魔なクリーチャーの除去にも使用できる。
魔帝連結 ガイゼキアール VR 光/闇/火文明 (6) |
クリーチャー:ディスペクター/デーモン・コマンド/レッド・コマンド・ドラゴン 9000 |
EXライフ(このクリーチャーを出す時、自分の山札の上から1枚目をシールド化する。このクリーチャーが離れる時、かわりにそのシールドを墓地に置く) |
スピードアタッカー |
W・ブレイカー |
カードが自分のシールドゾーンから墓地に置かれた時、次のうちいずれか1つを選ぶ。 |
▶カードを1枚引く。 |
▶相手は自身の手札を1枚選んで捨てる。 |
▶相手のクリーチャーを1体選び、タップする。 |
《ガイアール・カイザー》と連結させられたディスペクターの1体。
効果の詳細は連結相手の記事に詳しいので解説は省くが、オルゼキアの派生カードとして見ると殆ど原形を留めていない効果になっている。
強いて言うならシールドを参照したハンデス効果は、それぞれ《ゼキア・エクス・マキナ》と《G・オルゼキア》の面影があるだろうか。
モロハ夜叉 <オルゼキ.鬼> C 闇文明 (3) |
スター進化クリーチャー:デーモン・コマンド/鬼レクスターズ 6000 |
スター進化:レクスターズまたは闇のクリーチャー1体の上に置く。(このクリーチャーが離れる時、かわりに一番上のカードが離れる) |
W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする) |
このクリーチャーが攻撃する時、自分のクリーチャー1体またはタマシードを1枚破壊してもよい。そうしたら、相手は自身のクリーチャーを1体選んで破壊する。 |
ディスペクターに続いて今度は鬼レクスターズとしてデモニオに取り込まれてしまった姿。
アタックトリガーによる1:1の破壊効果はザビ・オルゼキアと同じだが、こちらはクリーチャー全般に加えてタマシードも選択できる。
しかも進化クリーチャーとはいえコスト3とめっちゃ軽い。
【関連カード】
魔刻の騎士オルゲイト SR 闇文明 (7) |
クリーチャー:デーモン・コマンド 6000 |
W・ブレイカー |
自分のクリーチャーが破壊された時、このクリーチャーをアンタップしてもよい。 |
オルゼキアのモチーフとなったクリーチャー。
文明や種族、コストに基礎パワーなど大まかなステータスは合致しているものの、こちらは自分のクリーチャーが破壊されるのに連動したアンタップ効果になっている。
上手くいけばアンタップを繰り返して何度も攻撃できるが、環境の高速化が進みすぎた現在では残念ながらそこまでコンボしている余裕もない。
原作ではデュエマ編に入ってからの黒城凶死郎の最初の切り札。手にした者の命を奪う使いにくさに反比例した凶悪な呪いを持つカードであったが、黒城の手に収まるやその呪いは息を潜める。
バトルアリーナでの黄昏ミミとのデュエマで披露され《ボーン・スライム》とのコンボでミミのシールドを0にする…も《スパイラル・ゲート》で手札に戻される。デュエルはその後、予め召喚しておいた《暗黒巨兵マギン》を進化させた《悪魔神バロム》による直接攻撃で黒城が勝利した。
なお、原作での出番は続編のFEでの勝舞とのデュエマで(能力を活かさずに)《悪魔神ドルバロム》の進化元になったのが最後。
このクリーチャーからの派生カードとしては《オルゼキア》以外にも《魔城の黒鬼オルガイザ》《魔城の覇者オルギアス》が、ツインパクト版で《魔刻の騎士オルゲイト/「全員、地獄送りだ!!」》も存在する。
いけにえの鎖 R 闇文明 (8) |
呪文 |
バトルゾーンにある相手のクリーチャーを2体まで選び、持ち主の墓地に置く。 |
バトルゾーンに自分のクリーチャーが1体でもあれば、その中から1体選び、自分の墓地に置く。 |
基本セット時代に収録された呪文。
見ての通りオルゼキアとほぼ同じ効果を持つ。だがこちらの方が1コスト重い上にクリーチャーが残ったりもしない事から基本的にはオルゼキアの採用が優先される。
【背景ストーリー】
超神星の襲来により荒れ果てた超獣世界だったが、ゴッドと呼ばれる未知の種族が降臨して地上を修復していった。
ゴッドの癒やしと統治によって五文明は徐々に回復していき、世界に平和がもたらさるのだった。
しかし、そんな平穏につけ込みゴッドへ反旗を翻さんとする者達がいた。闇文明である。またかよ
将軍の《魔刻の斬将オルゼキア》を頂点とする彼らは軍事力が整ったと判断するや否やゴッドへのクーデターを決行し、世界に再び混沌をもたらしていく。
更には侵略と並行して《悪魔神バロム》の蘇生に着手し、実際に《悪魔神バロム・エンペラー》として復活させて、対ゴッド戦の戦力としてに投入した。
順調に見えたオルゼキア率いる闇文明の侵攻だったが、ロスト・クルセイダーの加勢と《超絶究極神》の降臨によりゴッドの優勢に転じてしまう。
一気に劣勢へ追い込まれた闇文明はバロムを復活させた秘術により、今度は世界が震撼した古の暗黒王を再誕させようとして…
また時期は不明だが、火文明の英雄《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》と取引を交わす事で《ボルメテウス・ブラック・ドラゴン》へと変貌させている。
エピソードシリーズ
超獣世界に漂うオルゼキアの力がパンドラ・スペースに取り込まれたようで、エイリアンの1体として《魔刻の剣士ザビ・オルゼキア》が誕生し、ハンター軍に襲い掛かっている。
またエピソード2においてもゼロ文明の力を与えられた《偽りの羅刹 ゼキア・エクス・マキナ》として蘇り、ゼニスの配下とした再びハンター・エイリアン連合軍と相見えている。
しかし極神編で闇文明の大物を利用してきたオルゼキア自身が、今度は敵陣営の手で立て続けに利用される羽目になるとは何とも因果応報である…。
王来篇
極神編から10万年以上が過ぎ去った遙か未来の並行世界。
歴代のクリーチャー達が邪悪な宝玉の思惑によって歪な形で合体させられたディスペクターと化しており、オルゼキアもまた「超獣王来烈伝」における12王の一人「勝利王」ガイアール・カイザーと連結して《魔帝連結 ガイゼキアール》として利用されていた。
火文明の住処を急襲するが、火文明の二大英雄・ブランドとダイナボルトの連携で討たれている。
王来MAX
王来篇にて12の王と合体させられていたクリーチャー達が、実は龍頭星雲の向こう側にあるデモニオが栄える世界『鬼の王の歴史』における12の王という新事実が発覚する。
これに伴い、ガイアールと連結していたオルゼキアは「魔刻王」として「邪鬼王来烈伝」にその名を刻んでいた事も明らかになった。
こちらの歴史では鬼レクスターズとして覚醒した《終来王鬼 ジャオウガ》にその魂を飲み込まれてしまった模様。
その後もモロハ夜叉なるデモニオに取り込まれ、《モロハ夜叉 <オルゼキ.鬼>》として超獣世界に牙を剥いている。
エピソードシリーズと同じく2シリーズ連続での敵陣営での登場であり、かつハンターやレクスターズといった味方勢力ではなく4シリーズ全て敵陣営に利用される形での登場となっている。
悪魔神と暗黒王を復活させ利用しようとした代償はそれだけ重い、という事だろうか…。
【メディアミックスでの活躍】
黒城凶死郎が漫画やアニメで度々使用。
《凶星王ダーク・ヒドラ》との回収コンボや《死神の邪蹄ベル・ヘル・デ・ガウル》からの踏み倒しで活躍した。
映画『黒月の神帝』の前日譚では神月ミカドが《神羅スカル・ムーン》の置換効果と合わせて切札勝利のクリーチャーを一掃した。
【余談】
- コロコロコミックで連載している『ウソツキ!ゴクオーくん』とのコラボカードとして、2013年冬の次世代ワールドホビーフェアでゴクオーくんとネコカラスが描かれた限定アルトカードが配布されたりしている。
追記・修正は2シリーズ連続で利用されてからお願いします。
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▷ コメント欄
- ミカドが見せた神羅スカル・ムーンとの置換効果を利用したコンボが印象に残っている方も少なくないはず -- 名無しさん (2022-10-01 18:28:49)
- 昔は強かったのは事実ではあるけど今振り返ると全盛期は母なる大地やらインフェルノゲートが使えたからマナの概念半ば形骸化していた環境だったのも後押ししてたなぁって思う。 -- 名無しさん (2022-10-18 14:20:39)
- 大地なくてゲート7マナになったデュエプレでもコントロールで活躍してたからそうでもない -- 名無しさん (2022-12-03 15:27:50)
- デュエプレの当時の紙の環境全然違うから比較する意味がねぇよ。 -- 名無しさん (2022-12-03 15:40:15)
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