登録日:2019/06/07 (金曜日) 21:04:00
更新日:2024/04/05 Fri 13:53:22NEW!
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カードファイト!!ヴァンガード カードファイト!!ヴァンガードg もう一人の主人公 チームストライダーズ シャドウパラディン 高校生 ラスボス ヴァンガード登場人物項目 破壊の竜神ギーゼ 晴海高校 バトリ将悟 東海林カズマ ルアード
食らいつけ、求める世界を掴むまで!!
ストライド・ジェネレーション!!
東海林(しょうじ)カズマとは、「カードファイト!!ヴァンガードG」の登場人物である。
CV:バトリ将悟
【概要】
G4期(G NEXT)からの登場人物であり、G4期以降におけるもう一人の主人公的な存在。主人公・新導クロノと同じ晴海高校の1年で、岡崎クミと同じクラス。
実家は「鬼丸家」と呼ばれる旧家であるが、カズマ自身は庶子であり、鬼丸家の末席の人間として他の鬼丸家の人間から蔑視されていた。その後、カズマは母親共々鬼丸家を追放されており、現在も母親と2人暮らしをしている。今の「東海林」の姓は、母方の旧姓だと思われる。
チームディフライダーの鬼丸カズミはカズマの腹違いの兄であり、かつてはカズミと仲良くヴァンガードをしていたこともあったが、何度やってもカズミにファイトで勝つことができず、成績や運動などあらゆる物事において他人以上の結果を修めていながらも、そんな自分以上に優秀な成績や運動神経を持つ兄に対しての劣等感が理由で、ヴァンガードを止めていた。
そういった「努力だけではどうにもならない現実」を思い知らされた過去もあって、当初は他人の努力を「それって、なんの得になるの?」と鼻で笑っており、無気力でくすぶった日々を送っていた。
高一の春を迎えたある日、ヴァンガードに復帰するが、その際にカードキャピタルで新導クロノに出会い、クロノに自分の才能を見込まれて、強引にクロノと明日川タイヨウのチームに引き込まれることとなる。クロノとは、強引にチームに誘われた経緯から衝突が絶えなかったが、カズマは馬鹿正直に自分を信じるクロノを見て、自分の過去と向き合うと心に決め、クロノたちとチームストライダーズの一員としてU-20チャンピオンシップを戦うことを誓う。
それ以降は、クロノやタイヨウのペースに振り回されながらも、カズマはU-20チャンピオンシップで勝ち数を上げていき、次第に熱い心を取り戻していくようになる。そして本当の自分を取り戻し、過去を乗り越えさせてくれたクロノに対し、感謝の意とともに強い信頼を置くようになる。
見た目や普段の冷めた態度から不良っぽさがあるものの、根は純粋でまっすぐで熱い心の持ち主。
ちなみに次回予告の会話やGZ最終話、序盤のクロノとクミの会話の中に出てきている話から判明しているが、
見た目や性格に反して旧家である鬼丸家の出身なこともあってか成績は授業をあまり真面目に受けずとも上位であり、夏休みの宿題などを貯めたりすることもなく、クロノに勉強を教えられるぐらいに優秀だったりする。
【経歴】
●G4期 G NEXT
高一の春、晴海高校に進学したカズマは、仲間内の不良連中と共にヴァンガードをすることとなり、小さい頃のトラウマが原因で止めていたヴァンガードを再開する。そのため、ルール確認のためにカードキャピタル2号店を訪れ、そこのアルバイトであった新導クロノからティーチングファイトを受けることとなる。クロノはそのティーチングファイトの中で、カズマのファイターとしての資質を気に入るものの、カズマは敗北直前に追い詰められた時点でファイトを投げ出して帰ってしまう。
その後日、クロノから話を聞いてカズマに興味を持った明日川タイヨウが、カズマにファイトを申し込んでくる。そこでカズマはファイトの楽しさを少しずつ思い出していき、途中で負けそうになって諦めかけたものの、タイヨウに逆転勝利。そのファイトに立ち会ったクロノから一緒にチームを組んでU-20チャンピオンシップに参加しないかと誘いを受ける。カズマはその誘いを拒否するも、クロノとタイヨウはカズマの話を聞かず、結局半ば強制でクロノたち「チームストライダーズ」に入れられることとなった。
その後はクロノやタイヨウに振り回されながらも、ヴァンガードに一生懸命になる2人のことを、カズマは心のどこかで馬鹿にしており、それが原因で衝突してしまうこともままあった。そんな中、クロノがカズマと間違えられて隣町の不良に捕まってしまい、カズマはクロノを助けるために不良グループのリーダーとファイトすることになる。そのファイトでカズマはクロノから「最後まで諦めなければ必ず手は届く」と鼓舞され、なんとか勝利することができ、そのことによってカズマは「途中で投げ出さなかったことで得たもの」を確かに実感するようになった。
その後、カードキャピタル1号店で開催されたU-20チャンピオンシップ予選では、大幅な寝坊という大ポカをやらかしてしまったが、なんとか決勝には間に合い、徹夜で磨き上げた戦術とテクニックにより、チームトリニティドラゴンの長良ケイに勝利し、ストライダーズの本戦出場に貢献した。ここまでの経緯を経て、カズマはU-20では絶対に諦めないこと、そして自分自身の過去を乗り越えることを誓う。それ以降はひねくれた皮肉屋な一面は少なくなり、ファイトを楽しむ明るい性格が露わになってきた。
しかし、U-20本戦においては自分のトラウマの原因である義兄・鬼丸カズミが、同じU-20に出場していることを知り、カズミと対面することに不安を抱きながら自分を奮い立たせ、U-20本戦を戦っていくこととなる。1stステージではカズミ率いるチームディフライダーが圧倒的スピードで2ndステージ進出を決めたため、カズミと対面することはなかったが、2ndステージの初日終盤にてついにカズマはカズミと対面し、久々のファイトすることとなる。
カズミとのファイトでは、2人は昔のことを振り返りながらもファイトを進めていくが、カズミは鬼丸家を追放されたカズマを貶す言葉を並べながら、カズマを精神的にもファイト的にも追い詰めていく。そしてカズマは「自分があの頃の自分じゃない」と意地を見せて最後の最後まで戦ったものの、それでも届かずカズミに敗北したことで、かつてと同じように「努力では埋まらない現実」に打ちのめされてしまう。
そんな中、カズマのところに駆けつけてきたクロノは、カズミがカズマにとって「ヴァンガードを一時止めていた原因の”一度も勝てなかった兄”」であったことを知り、クロノはカズマをこんな目に遭わせてしまった自分を許せず、カズミにファイトを申し込む。そこでクロノの口から飛び出したのは、「今、目の前にいる鬼丸カズミは、”ディファレントワールド・ライド”(通称・ディフライド)によって惑星クレイのユニット《忍竜 シラヌイ》に、意識を乗っ取られている」という荒唐無稽な事実であった。そのことを信じられなかったカズマだったが、鬼丸カズミの言動やクロノたちに見せたイメージにより、それらのことが嫌でも事実であることを思い知らされる。
カズマは複雑な思いを抱きながら2ndステージ2日目を迎えるが、そこでクロノの奮闘を見て「やっぱり諦めきれない」と思い、もう一度カズミとファイトしてカズミの中から《忍竜 シラヌイ》を追い出し、本当の鬼丸カズミを取り戻すことを決意する。
その後、Finalステージ準決勝で、安城トコハ率いるチームハイメフラワーズに勝利したチームストライダーズは、決勝戦にてチームディフライダーと対戦。勝ち抜き戦で行われるこのファイトでは、カズマは中堅として登場し、チームディフライダーの中堅にして、《炎熱猟兵 ダムジット》にディフライドされている渕高サオリに勝利。大将の鬼丸カズミ…もとい《忍竜 シラヌイ》とのファイトとなる。
確実に実力をつけ、シラヌイを肉薄するカズマだったが、ファイトの途中でカズミ本来の意識が《忍竜 シラヌイ》の意識を押しのけて表層化する。そして、カズミは「自分自身の存在がカズマの重荷になっていたことを、自分はずっと悔やんでいて、それならば自分が消えた方が良かったと思っていた」と謝罪と後悔の念をカズマに打ち明ける。そんなカズミの言葉に、カズマは複雑な思いを乗せた言葉をぶつけるものの、カズミの意識は再び《忍竜 シラヌイ》に抑え込まれてしまい、カズマはシラヌイの邪眼の力に捻じ伏せられて敗北してしまう。
自分ではどうすることもできなかった悔しさは残ったものの、カズマは自分の思いを大将であるクロノに託し、クロノとシラヌイのファイトを見届けた。その後のファイトでクロノがシラヌイに勝利したことで、チームストライダーズはチームディフライダーを破り、第2回U-20チャンピオンシップ優勝チームとして栄冠を勝ち取った。
クロノに敗れたシラヌイは、「自分の望んだモノが自分の心が弱かった故のものだったこと」を認め、潔くカズミをディフライドから解き放って惑星クレイに帰還し、カズマは意識を取り戻したカズミと本当の意味で再会を果たした。その後、カズマはカズミと和解し、昔のように仲良く2人でヴァンガードを楽しむのだった。
●G5期 G Z
自分の肉体にディフライドしていたシラヌイの記憶を読み取った鬼丸カズミの口から、シラヌイたちの真意を知ったクロノたちは、《破壊の竜神 ギーゼ》を復活させようとする「ギーゼの使徒」たちとの戦いに備えていた。その矢先に、いきなりクロノが星崎ノアにディフライドした《星輝兵 カオスブレイカー・ドラゴン》こと、ギーゼの使徒「カオスブレイカー」に敗北し、「魂の牢獄レリクス」へ監禁されてしまう。
カズマは仲間たちと共にクロノをレリクスから解放する手段を模索する一方で、タイヨウや羽島リンもレリクスへと送られてしまう。そんな中、ギーゼの使徒の一員となったディフライダー「ダムジット」こと渕高サオリがカズマの前に現れる。ダムジットは、今回のU-20チャンピオンシップで、チームディフライダーの渕高サオリとして挑んだ数々のファイトを通じて、脆弱な人間風情から死の恐怖(のイメージ)を与えられることが我慢ならなくなり、ギーゼの使徒になって全てを滅ぼすことを望んでいた。そしてU-20チャンピオンシップ決勝戦で自身を破ったカズマに対して復讐すべく、カズマにファイトを申し込む。
そのファイトにてカズマは、ギーゼの使徒だけが持つことを許される切り札「ゼロスドラゴン」の1枚、《獄炎のゼロスドラゴン ドラクマ》の掟破りな力で捻じ伏せられてダムジットに敗北し、カズマもレリクス送りにされてしまう。その後、レリクス内でカズマはクロノたちと合流し、そこでレリクスに集められたメンバーが《破壊の竜神 ギーゼ》にディフライドさせることができる器の候補者で、候補者の手の甲に現れたギーゼの紋章が完成した時、ギーゼの魂を受け入れられる器として完成するという事実が発覚する。伊吹たちの手引きでなんとか全員レリクスから脱出するが、その際にクロノの手の甲に浮かぶギーゼの紋章が完成したのを目の当たりにし、カズマとタイヨウはクロノが《破壊の竜神 ギーゼ》の器として、いつギーゼにディフライドされてもおかしくない状況になってしまったのではないかと危惧するようになる。
レリクスから脱出後、カズマとタイヨウはクロノをギーゼの器にさせないために、ギーゼの使徒たちを倒して戦いを終わらせようとする。そんな矢先にカズマは、ギーゼの使徒・カオスブレイカーとファイトすることになる。クロノのために奮闘するカズマだったが、そのファイトの途中でカズマの手の甲に、未完成だったギーゼの紋章が浮かび上がり、クロノでなくともカズマを代わりに器にすることでギーゼを復活させることが可能であることが発覚する。
ギーゼの使徒たちもこの事態は想定外だったが、この絶好の機会を逃すはずもなく、カオスブレイカーはカズマに勝利。それによってカズマのギーゼの紋章を完成させると、カズマは復活を果たした《破壊の竜神 ギーゼ》にディフライドされ、意識を乗っ取られてしまった。
その直後にカズマを乗っ取ったギーゼは、その場に駆け付けてきたクロノとファイトする。クロノはギーゼの使徒の一人「ガスティール」から奪い取った禁断の切り札《終焉のゼロスドラゴン ダスト》を使ってまで、カズマを取り戻そうとするが、ギーゼはこれを一蹴。逆に《極天のゼロスドラゴン ウルティマ》でクロノを倒し、クロノを絶望に叩き落とした。
その後、ギーゼの完全覚醒のためにカズマは海外にあるギーゼの使徒たちの拠点へと連れて行かれ、深い眠りにつくことになる。そして再びギーゼとして目覚めると、生き残ったギーゼの使徒であるダークフェイスとカオスブレイカーを率いて、創世神メサイアの先導者・伊吹コウジの陣営に奪われた2枚のゼロスドラゴンを奪い返すため、2枚が封印されたヴァンガード普及協会北米支部の施設を襲撃する。そこで先導アイチたちにより、ダークフェイスもカオスブレイカーも倒されてしまうが、ギーゼは6枚すべてのゼロスドラゴンを手中に収めることに成功する。
そしてカズマを取り戻すべくファイトを挑んできた鬼丸カズミに対し、ギーゼの真の姿たる《破壊の竜神 ギーゼ》の力でねじ伏せる。カズミに勝利したギーゼは、アイチたちに倒されたカオスブレイカーの悪あがきで起動した「虚無の要塞レリクス」の力を使い、真の姿を地球上に顕現させる。それによりカズマの肉体は顕現したギーゼの本体に取り込まれてしまう。
真の姿で降臨したギーゼは、触れたものを消滅させる虚無の塊を世界中に降らせて、地球と惑星クレイの全てを滅ぼそうとするが、世界各地でヴァンガードファイターたちが虚無を撃退すべく立ち上がり、「創世神メサイア」の加護を受けたクロノたちチーム・トライスリーが、ファイトを挑んでくる。
ギーゼはトライスリーの望み通りにファイトを受け、3人を相手に1対1の3面同時打ちファイトを繰り広げる。そのファイトで3面とも盤面にギーゼを降臨に成功させることに成功するが、その3戦とも返しのトライスリーのターンで、ギーゼの力を打ち破られてしまい、敗北することとなる。それによりカズマはギーゼの呪縛から解放されることとなり、無事に皆の元へ帰還を果たした。
ちなみにギーゼは敗北した際の悪あがきでレリクスを用いた自爆テロを引き起こすが、「オーバーディメンショナル・ストライド」により分身たるクロノジェット、アーシャ、アルトマイルと一体化したトライスリーに撃退された。
無事にクロノたちがいる日常に帰ってきたカズマは楽しい日々を過ごしながら、宇宙飛行士という果てしなく遠い夢を追わんとするクロノを仲間と共に応援し、勉強をみっちり教え込むのだった。
【ヴァンガードファイターとして】
使用クランは「シャドウパラディン」で、自分の分身たるユニットの《覚醒を待つ竜 ルアード》や「竜刻」と名のついた魔道士たちを中心としたデッキを使用。最初から主人公側の陣営にいる仲間のキャラが、最初からこのクランを使用するのはカズマが初となる。(最終的に敵側に回ってしまうが)
カズマのデッキの特徴は、「ドロップゾーンのG1ユニットの枚数が指定枚数以上で発動できる」というキーワード能力「儀式(リチュアル)」を持ったユニットたちを中心としており、G1ユニットをスペリオルコールしてから、それらをシャドウパラディンが得意とするリアガードをコストとするスキルで退却させることで、儀式に必要なG1ユニットの枚数を稼ぐ戦法を主軸としている。
さらにはメインヴァンガードである《覚醒を待つ竜 ルアード》のスキルにより、「山札にカードを戻すことでスペリオルコールするユニットを補充しつつ、超越のコストを踏み倒す」という、これまで短期決戦向けのファイトを中心としてきたシャドウパラディンでは珍しく長期戦も想定した戦術も取れるようになっており、序盤から終盤まで安定して戦えるデッキとなっている。
G5期「GZ」の後半で《破壊の竜神 ギーゼ》に意識を乗っ取られてからは、《闇に縛られし竜 ルアード》をメインヴァンガードに変更し、自分のリアガードの展開と強化と同時に、相手のリアガードの退却なども絡めた戦術をとる攻撃的なデッキに変更している。また、ギーゼそのものとなったため、ギーゼの使徒の中で使い手がいなかった《極天のゼロスドラゴン ウルティマ》の使い手にもなっている。
ゼロスドラゴンを6枚すべて手中に収めてからは、ファーストヴァンガードを《ネオンギーゼ》に、そして登場すればほぼ勝利確定となるヴァンガード史上最凶最悪のユニット、《破壊の竜神 ギーゼ》を切り札とするようになる。
●主な使用カード
メインデッキ
- 覚醒を待つ竜 ルアード
- 闇に縛られし竜 ルアード
- デススプレイ・ドラゴン
- 竜刻魔道士 モルフェッサ
- 竜刻魔道士 ウスキアス
- 竜刻魔道士 リア・ファル
- 竜刻魔道士 ニーズ
- アビサルオウル
- 黒翼のソードブレイカー
- 竜刻守護者 エスラス
- ベリアルオウル
Gデッキ(カズマのカード)
- 天空を舞う竜 ルアード
- 覚醒せし竜皇 ルアード
- 深淵を覗く竜皇 ルアード
- 暗黒竜 カーニバル・ドラゴン
- 黒炎をまとう竜 オグマ
- 暗黒竜 プロットメイカー・ドラゴン
ギーゼがディフライドした際のカード
- 絶海のゼロスドラゴン メギド*1
- 獄炎のゼロスドラゴン ドラクマ
- 死苑のゼロスドラゴン ゾーア
- 星葬のゼロスドラゴン スターク
- 終焉のゼロスドラゴン ダスト
- 極天のゼロスドラゴン ウルティマ
- ネオンギーゼ
- 破壊の竜神 ギーゼ
【対人関係】
- 新導クロノ
ヴァンガード復帰の際にティーチングファイトの相手を務め、後にチームを組むこととなった同級生。カズマが抱いた第一印象は「ぐるぐる頭のふざけた野郎」。
当初こそ、目標に向かって頑張ろうとするクロノの姿勢を馬鹿にしているかのような言動が見られたが、頑なにカズマを信じる姿を見て、過去に縛られる自分を乗り越えて先に進もうと思うようになった。そしてそれによって過去のトラウマを克服し、カズミとの関係を修復できたため、クロノに感謝していると同時に、親友としてクロノのことを強く信頼している。
カズマはクロノのことをずっと「新導」と呼んでいたが、自分が《破壊の竜神 ギーゼ》に乗っ取られるその直前、「自分がギーゼに乗っ取られても、クロノならギーゼを倒してくれるはずだ」と信じ、心の中でだがこのとき初めてクロノのことを名前で呼ぶのだった。
- 明日川タイヨウ
クロノにヴァンガードを教わり、クロノのことを一番に慕っている中学生。後にカズマのチームメイトとなる。ちなみにカズマからのタイヨウの第一印象は「小学生」で、タイヨウは小学生呼ばわりされるたびに、「僕は中学生です」と訂正を求めていた。
カズマはタイヨウのことを「クロノと同類の馬鹿」と思いつつも、そんなタイヨウに諭される場面も少なくなく、カズマはタイヨウのこともクロノ同様に強い信頼を置いている。
- 鬼丸カズミ
カズマの異母兄。カズマにとっては、あらゆる点で自分の上に立つ存在としてあり、何一つ超えることができなかった幼少期のトラウマ。しかしトラウマになっていたのは「鬼丸家の人間から自分とカズミを比較されること」であり、カズミ本人との仲はそれほど悪くはなかった。
カズマはヴァンガードに本気で向き合うことを決意した矢先に、久々に対面する兄・カズミとも再び向き合わなくてはならなくなってしまう。しかし実際に対面したカズミは《忍竜 シラヌイ》によって意識を封じ込められており、カズミと向き合う前にシラヌイをどうにかすることが第一の優先事項となる。
シラヌイが自分の弱さを認めてカズミを解放したことで、カズミと本当の意味で再会を果たした後は、良好な兄弟仲を取り戻している。カズマが《破壊の竜神 ギーゼ》に乗っ取られた際は、「かつてシラヌイにディフライドされていたときに、カズマが自分のために必死になってくれたことが嬉しかった」と語っており、今度は自分がカズマを救う番だして、カズマに必死に呼びかけていた。
- 渕高サオリ/炎熱猟兵 ダムジッド
鬼丸カズミのチームメイトで、惑星クレイから渡り歩いてきた《炎熱猟兵 ダムジッド》と合意の下、ダムジッドにディフライドされていた。
カズミにディフライドしていたシラヌイからの依頼で、第2回U-20チャンピオンシップへと一緒に出場することになるが、その中でクロノとカズマに敗北したことによって、惑星クレイでの戦闘における「敗北=死」という現実の恐怖を思い出してしまい、脆弱な生物でありながらその恐怖を刺激させた人間という存在を憎悪するようになる。特に自分に黒星を付けたクロノとカズマに対し、逆恨みに近い復讐心と矮小な劣等感を抱いており、ギーゼの使徒として敵対することとなってからも2人のことを執拗に付け狙った。
なお、2回目のカズマ対ダムジッドでの《炎熱機竜 ズィーゲンブルク》への超越の際に、毎度毎度このユニットにしか超越しないワンパターン戦法を取るダムジッドに対して、カズマから「やっぱ、ズィーゲンブルクじゃねーか」と視聴者を代弁するかのようなツッコミを入れられていた。
- 岡崎クミ
クロノの中学時代からの同級生で、カズマのクラスメート。
カズマがストライダーズの一員になった縁で、彼女とも関わりを持つようになる。カズマもクミのマイペースさに振り回される場面は少なからずあった。
- 多度ツネト
チームトリニティドラゴンのリーダーにして、クロノの中学時代からの腐れ縁。
第2回U-20チャンピオンシップのショップ予選決勝でトリドラと戦った縁から、カズマはカードキャピタル等で時々ツネトたちとファイトすることもあるようだ。ツネトたちのノリには半ば呆れ気味ではあるが、ファイト仲間としてはそれなりに仲が良い模様。
- 弓月ルーナ
アイドルユニット「ラミーラビリンス」の一人で、第2回U-20チャンピオンシップには、蝶野アムと弥富サヤの3人で、「ラミーラビリンス with サーヤ」のチーム名で出場する。
カズマとはU-20チャンピオンシップ本戦1stステージでファイトすることになるのだが、カズマはルーナの仕草の数々に「幼稚園時代に、自分に親切にしてくれた女の子たち*2」のことを思い出し、真面目にファイトする一方で、内心ルーナにときめいていた。そんなカズマの「モテ期が幼稚園」といわんばかりの純情さがにじみ出た過去の暴露に、視聴者が腹を抱えたのは言うまでもない。
その後、本編ではほぼ語られていないが、カズマはこの一件ですっかりルーナのファンになったらしく、後にルーナからサインを貰ったらしい。
- 神崎ユウイチロウ
普及協会ユナイテッドサンクチュアリ支部の先代支部長であり、カズマと同じシャドウパラディンの使い手。
その強さは日本でもトップクラスであり、江西サトルに敗北して何か掴みかけたカズマは、クロノから紹介…という名目の押しかけにより、神崎から修行を受けることとなる。巻き込まれる形で修業させられたクロノが愚痴を言う中、神崎の実力を肌で感じたカズマは黙々と修行を受け、神崎の言った言葉である「己を超えられるのは己自身の力のみ」という一言を心に留め、今はまだまっさらな自分の道を自分自身の力で掴んでいくことを決意する。
そのカズマの言葉を聞いた神崎は、口ではクロノたちにもう来るなと突っぱねつつも、 3人が自分自身の力で掴む未来に期待を寄せていた。
- 破壊の竜神 ギーゼ
かつて惑星クレイにて創世神メサイアとの戦いに敗れ、封印されていた破壊と虚無を司る神。
カズマは、ギーゼの使徒たちの暗躍により、ギーゼの意思と力をディファレントワールド・ライドによって宿すことができる器に仕立てられてしまい、その意識をギーゼに乗っ取られてしまう。ギーゼ自身はヴァンガードのデッキを所持しておらず、ファイトではカズマの「シャドウパラディン」デッキを自身の力で変質させたものを使用していた。
【余談】
- 中の人ことバトリ将悟は、本作の東海林カズマ役で声優デビューしたばかりの新人声優なのだが、デビューしたてとは思えないほどの演技力の高さに驚愕した視聴者も多かった。それ以降もメキメキと演技力が上がっており、今後の声優としての活躍も大いに期待したいところである。
- バトリ将悟自身もヴァンガードファイターであり、カズマと同じルアード軸のシャドウパラディンを愛用している。ちなみにヴァンガードファイターとしてはかなりのガチ勢であり、同じくガチ勢の新導クロノ役の石井マークや早尾アンリ役の西健亮とは、プライベートでファイトすることも多いらしく、非常に仲が良い。
タイヨウ「カズマさんの項目も、アニヲタwikiにできたんですね!」
クロノ「けどこの項目、なんかしっくりこないんだよなぁ…」
カズマ「しっくりこないって、何がだよ? 別にこれで良いだろ」
クロノ「よーし、俺がお前の項目を追記・修正してやるぜ!」
カズマ「お前、変なこと追記する気満々だろ! お前にだけは俺の項目弄らせねぇ!」
カズミ「えーと、『カズマは高校生になった今でも兄ラブであり、カズミのことを「お兄ちゃん」と呼んで甘えている』…っと。新導くん、これでどうかな?」
カズマ「兄さん! 何勝手に変なことを!! ……ああああもう、分かった! 自分の項目の追記・修正くらい、自分でやってやる!」
カズミ「悪かった、悪かったって、そう怒るな、カズマ」
タイヨウ「そうですよ、カズマさんの項目の追記・修正は、この項目を見ているみなさんがきっと責任を持ってやってくれますよ」
カズマ「そうか……なら、この項目の追記・修正たのむわ。変なこと追記したりすんなよ?」
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*2 一人でいた自分をままごとに誘ってくれたハルカちゃん、弁当の卵焼きを自分にくれたヒカリちゃん、自分のおねしょの罪を庇ってくれたユウナちゃん
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