モダンタイムス

ページ名:モダンタイムス

登録日:2019/01/27 Sun 07:03:27
更新日:2024/03/28 Thu 13:39:08NEW!
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勇気はあるか?」

「実家に忘れてきました。勇気は」


●目次


[概要]


モダンタイムスは伊坂幸太郎の小説。
ちなみにチャップリンの方は「モダンタイムス」
2007年から2008年にかけてモーニングで連載された作品。原稿用紙16枚程度×56回と膨大な枚数であり伊坂幸太郎作品では最長の部類に入る。
『魔王』から50年後の物語でありそちらの登場人物やストーリーが要所要所に登場する。
また近未来の世界観ではあるが現代との違いは案外少ない。せいぜいジョン・レノンや相田みつをが過去の芸術家として捉えられているくらい。とは言っても電子書籍が主流になっていたり、徴兵制が復活していたり話の端で出てくる。ちなみにジャイアンツはまだ健在であるらしい。


[あらすじ]


恐妻家のシステムエンジニア・渡辺拓海が請け負った仕事は、ある出会い系サイトの仕様変更だった。けれどもそのプログラムには不明な点が多く、発注元すら分からない。
そんな中、プロジェクトメンバーの上司や同僚のもとを次々に不幸が襲う。彼らは皆、ある複数のキーワードを同時に検索していたのだった。5年前の惨事―播磨崎中学校銃乱射事件。奇跡の英雄・永嶋丈は、いまや国会議員として権力を手中にしていた。
謎めいた検索ワードは、あの事件の真相を探れと仄めかしているのか?追手はすぐそこまで…大きなシステムに覆われた社会で、幸せを掴むには―問いかけと愉しさの詰まった傑作エンターテイメント。
「BOOK」データベースより引用



[登場人物]


渡辺拓海
主人公。IT企業に勤める29歳の会社員。
キャラクターだけなら伊坂作品でも屈指の普通な人間。優しく温厚な性格だが妻の佳代子とは対照的に優柔不断で決断力のない男。ただ高校の時に両親を亡くしそれ以来天涯孤独だったため妙なところでタフな一面もある。
恐妻家でありそのことに日々頭を悩ませている。彼曰く「恐妻家と言えている内は恐妻家ではない」のだとか。
だが自分にはない行動力と決断力を持っている佳代子を憧れている。
ちなみに母親の遠縁は「安藤」であるらしい。
ふとしたきっかけで占いサイトを使っている。


渡辺佳代子
拓海の妻。一応ヒロイン。……ヒロイン?
明るくハキハキしており、行動力と決断力のある人間。
恐妻であり何より浮気が嫌い。拓海に浮気の疑惑を持った場合にはフルボッコにしたり岡本猛を雇って拷問にかけたりと色々とえげつないことをしてくる。しかも前者の時は濡れ衣だった。過去に浮気した者は一人は行方不明、もう一人は死亡している。ちなみに本人もやたらめっぽう喧嘩が強い。おそらく本作最強。
ただ浮気の疑惑が晴れた中盤以降は拓海に甘えたり、彼の頼みを聞いてあげたりしている辺り彼のことはちゃんと愛しているらしい。ぶっちゃけ伊坂作品でも上位のかわいらしさ。多分重度のヤンデレなのだろう。
なんだかんだで拓海も彼女のことを非常に大切だと思っている。


岡本猛
佳代子が雇った拷問官。拓海よりも若いらしい。
冒頭の言葉は彼のもの。
親への反発で不良になった結果いつの間にかこんな仕事に就いていたらしい。
拷問のプロフェッショナルでありどうすれば相手に恐怖を与えられるか、ということについては非常に詳しい。そのため逆に痛みを与えられる側になったとしても怯えることなく飄々とした態度でいる。多分佳代子の次くらいに強い人。
反面本人は非常に気さくな人物であり、拓海がターゲットから外れた後は彼に普通に接したり、ヤバい状況に陥ってたら助けたり、逆に拓海に助言を求めていたりした。
中盤、関わり過ぎたため壮絶な拷問を受けて死亡する。と思ってたら生きていた。


井坂好太郎
太郎ではない。拓海の友人の小説家。
軽薄な人間でありいつも調子のよいことばかりを言っている。人気を得るためなら手段を選ばずなんと自身の作品を賞賛するサイトを20も用意している。ちなみに拓海の言葉から察するにジャンルはライト文芸。
また重度の女好きで良くナンパをしている。小説家であり外面を整えるのは得意なため結構モテるらしい。たまにファンの女の子に声をかけられている。
だが軽薄なだけの人間というわけでもなく頭の回転は非常に速い。作中で播磨中学校と安藤商会の関連に気が付いたのも彼である。また拓海にも要所要所で的確なアドバイスをしている。
互いに馬鹿にしているが、窮地になれば頼り合っていたりとなんだかんだで仲はいい。
井坂の死を知った拓海の慟哭は本作屈指の名シーン。


五反田正臣
拓海の会社の先輩。
破天荒な性格であり会社では上司相手でも敬語は使わないという問題のある男。だがそれだけというわけでもなくシステムエンジニアとしては非常に優秀であり社内でも一目置かれている。拓海も頼りになる反面、人使いが荒いため気が付くと色々頼まれてしまうため複雑に思っていた。
ゴッシュという会社からウェブサイトの開発を任されていたが、そのサイトに何か秘密があるということに気が付き、それを調べていたが突如失踪する。そしてその開発が拓海たちに回ってくるところから話は動き始める。
後半に再登場し、拓海たちと事件に挑んでいく。実は目薬に酸を混ぜられ失明するというエグイ目に遭っていた。


大石倉之助
拓海の会社の後輩。かの赤穂浪士とは関係ない。
真面目で几帳面な性格であり仕事は遅いが丁寧なため拓海からは信頼されている。だが非常に気弱でもありすぐマイナス思考に陥り、泣き言を言う。そのため周囲からは「大石倉之助の割に名前負けしている」と言われている。ちなみにこの名前のせいで苦労したことは結構多いらしい。
五反田が失踪したためゴッシュのウェブ開発の仕事を請け負うことになる。しかしゴッシュという会社の怪しさやウェブサイトの秘密に気が付き、知らず知らずのうちに事件に巻き込まれていくことになる。そして婦女暴行の汚名を着せられることになる。冤罪だったが。


工藤
拓海、大石と共にウェブ開発の仕事をすることになった社員。メガネをかけた神経質で真面目な男。だが拓海と大石には受けが悪かった播磨中学校のドキュメンタリー映画を見て号泣するなどズレた一面もある。
大石とは対照的にウェブサイトの秘密には関わらないようにしていた。後半、いつの間にかフェードアウトしていた。


桜井ゆかり
拓海の同僚で浮気相手。人気映画で何故か二人きりになったことをはじめとして様々な偶然で拓海と親密になっていった。ちなみにセックスまでしているらしい。
浮気相手として佳代子に狙われるが、ヨーロッパ旅行中だったため免れる。そして帰国後すぐ旅行先で結婚相手を見つけたため退社した。
実は拓海を陥れるための刺客。偶然もすべて仕組まれたものだった。


永嶋丈
国会議員。
無気力で淡々とした口調が特徴の男。
スポーツ万能かつ読書家とエリート学生だったが無欲なため播磨崎中学校の用務員をやっていた。
5年前に播磨崎中学校がテロリストに襲われた際に校内の人間が身動きとれない中、彼だけは無視されたため自由に動くことができたためテロリストを倒していったらしい。その功績が認められ、また地頭が良いことも証明されていたこともあり国会議員となった。


緒方
永嶋に付き添っている老人。5年前までは播磨崎中学校で教師をやっていた。
口数が少なくミステリアスな雰囲気を醸し出している。
脳内に直接話しかけたり拓海たちに触れず床に叩きつけたり妙な力を持っている。また佳代子と互角に戦えるほど格闘能力も高い。
ちなみに「余計なことをするんじゃない」というセリフやテレパシー能力、そして腹話術を妙に懐かしんでいることから『魔王』のマスターの50年後の姿ではないかと言われている。
しかし彼より一回り年下の安藤潤也が老衰するほどの未来で未だに闘う程の体力があり、5年前まで教師をやっていたというのは少し無理があるので、まあ「そうかもしれない」くらいの話。


安藤詩織
岩手高原に住んでいる老女であり安藤潤也の妻。『魔王』(というか『呼吸』)のヒロイン。
昔と変わらず朗らかであっけらかんとした性格の女性。もう70代だが結構若々しい外見であり拓海にはかわいいと思われていた。
50年間で色々とあったのか安藤兄弟の超能力については察している節がある。


安藤キラリ
詩織の親戚のおばさん。
いかにもおばちゃんといった感じの明るい人。男好きであり、拓海にはいろいろとちょっかいかけ今夜は一緒に寝ないかとまで誘っていた。
ちなみに若い頃は非常にスタイルのいい美人でグラビアをやっていた。しかし今の彼女にその面影はない。
彼女も安藤の血縁であるため「一行予言」と呼ばれている能力を持っている。たまに相手が次に何を言うのかが分かるらしい。


手塚慧
井坂の知り合いの漫画家。ある日ネットで「犬を蹴っていた」というデマが流され、現実でも非難されるようになってしまったという災難な男。困っていたところ潤也と出会い、全てを捨てて岩手で暮らすことを選んだ。
現在は詩織の依頼で安藤兄が腹話術という超能力で政治家に立ち向かう話を書いている。そのうち殺し屋と仲介業者の話とか小説家と幼女がデスゲームをやる話とかを書くかもしれない。


安藤潤也
あちらと違い、正真正銘全然普通の男。
『魔王』の主人公。故人。
無邪気でつかみどころのない性格。10分の1を必ず1に出来るという超能力を持っておりそれを利用し金を稼ぎ安藤商会をつくった。彼の生きざまは拓海をはじめ、様々な人間に影響をもたらすことになる。


犬養
詩織たちが若い頃に一世を風靡した内閣総理大臣。
カリスマ的な人気があったため、50年後でも様々な逸話が残されている。中には「犬養を見て興奮のあまり死んでしまった」というものまである。……まあそういう話の残り方になるよな。
絶大な人気を誇り続けていたがとある事実を知り、世捨て人になる。しかし20年前に潤也と共に東シナ問題を解決したりと完全に消えたわけではない。


[用語]


ゴッシュ
拓海たちにウェブサイト制作を依頼した会社。何時電話しても出なかったりなにかと胡散臭い。
ちなみにゴッシュのある藤沢金剛町は『魔王』や『グラスホッパー』など伊坂幸太郎作品にはばしば出てくる町。


出会いすぎちゃうくらい出会っちゃう♡♡♡
拓海たちがゴッシュに開発依頼されたウェブサイト。いわゆる出会い系サイトである。
このサイトを閲覧すると何故か閲覧者が数日以内に不幸な事故に遭う。それもそれぞれが一番社会的にダメージの出る方法で。
隠しプログラムがあり「播磨崎中学校」「安藤商会」「個別カウンセリング」の三つのワードを入れて検索するとここがヒットする。というかそれ以外の方法だとヒットしない。
ちなみに実際にその三つで検索するとこれに模したホームページがヒットするというサービスが行われていたが現在は終了している。



安藤商会
安藤潤也がつくった商会。お金を稼ぐのではなく、お金を使うのが目的の商店。潤也は能力で金を好きなだけ手に入れられたため、詩織とともにいかに使うかについて試行錯誤していた。その結論が安藤商会としてお金で出来る範囲で人助けをすると言うもの。


播磨崎中学校
革新的なカキュラムを掲げた中学校。生徒一人一人の個性を広げるという名目であり、完全スカウト性という一風変わった学校。
5年前に学校に9人のテロリストが乗り込み、ひとクラスが壊滅、隣のクラスも重軽傷者を出すという惨事が起こった。上述の通り永嶋がひとりで事態を解決。9人のテロリストは全員死亡した。

というのは真っ赤な嘘。
播磨崎中学校では超能力の開発を行っており、完全スカウト性というのもそのためだった。
9人のテロリストは実は学校のカキュラムに疑問を抱き、不意打ちで学校に来訪した保護者達。
学校側としては穏便に事を進めるつもりであったが、偶然保護者のひとりが、教員が超能力開発のために息子を虐待している現場を見てしまい殺される。そして親を殺された息子は逆上し超能力で教員を殺してしまう。
それをクラス中に話してしまったため、口封じとしてクラス全員を殺すことになった。
そして隣のクラスに重傷を負った保護者のひとり真壁俊一郎が「安藤商会へ逃げろ」と言った。ただし安藤商会という言葉自体に意味はない。
つまり播磨中学校と安藤商会のつながりを知っているのは必然的に当時その場にいた者かそれを聞いた者のみになる。そのため「出会いすぎちゃうくらい出会っちゃう♡♡♡」を閲覧した者はそれらのワードのつながりを知っているため「事件の核心を知り過ぎた」として社会的に殺されることになる。



腹話術
事件終盤に佳代子を助けたい想いで拓海が覚醒した能力。30歩圏内の相手に自分の思ったことを喋らせることが出来る。
『魔王』の主人公安藤と同じもの。
ただ超能力としては非常に弱い部類に入るため緒方には「せっかく出た力が、そんな腹話術に過ぎないとは」とかなり残念がられていた。
別世界だがこんなもので犬養を倒しかけた安藤はもっと褒められていい。
しかし本作がサスペンスということもありストーリー的に使いやすいのか、拓海も覚醒してほんの数時間ながら使いこなし幾度もの窮地を脱していた。
やっかみ半分で通りすがりのカップルに「部屋に戻ってセックスしよう!」と叫ばせたり、美人の同僚に告白させたりと安藤の使い方がしょうもなさすぎるだけとも言えるが。
戦いの締めのシーンでの腹話術の使い方はなかなかドラマチック。





勇気は彼女が持っている。おれがなくしたりしないように」



勇気を持っている人は追記修正をよろしくお願いします。


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  • 間違いなく伊坂ワールド最恐なのに、鈴木の妻並に可愛い佳代子さんほんと不思議な魅力ある -- 名無しさん (2019-01-27 11:53:25)
  • 項目建てサンクス。読み直したくなった -- 名無しさん (2019-01-28 16:02:21)

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