素早い(遊戯王OCG)

ページ名:素早い_遊戯王OCG_

登録日:2010/09/03 Fri 08:38:43
更新日:2023/08/18 Fri 11:48:28NEW!
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遊戯王 遊戯王ocg 星2 地属性 獣族 リクルーター 魚族 水属性 モモンガ マンボウ マンタ アンコウ 遊戯王ocgデッキテーマ項目 lp回復 デッキ圧縮 ムササビ ビーバー 素早い




「素早い」とは『遊戯王OCG』に登場するカテゴリである。



▼概要


初登場は第2期の「Pharaoh's Servant -ファラオのしもべ-」からと、20年以上の歴史を持つ由緒あるカード群。
正式にカテゴリ化されたのは、それから約12年を経た「ABYSS RISING」から。
それぞれレベル2*1、守備力100、同名カードや「素早い」の名を持つモンスターをリクルートできる共通点を持つ。




▼所属カード


■素早いモモンガ
英名:Nimble Momonga

星2/地属性/獣族/攻1000/守 100
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、自分は1000ライフポイント回復する。
さらに自分のデッキから「素早いモモンガ」を任意の数だけ裏側守備表示で特殊召喚する事ができる。


記念すべき初の「素早い」モンスター。
LP回復と同名カードのリクルート効果を持ち、誘発効果に分類される。


単純に使うだけでも、ライフとボード、両アドバンテージを同時に稼ぐ事が出来、デッキ圧縮も行える。
効果は任意であり、数も指定されていない為、状況に合わせ易く柔軟性が高い。
高速でモンスターを展開できる性質上、アドバンス召喚のリリース要員や、低レベル故にレベル調整しやすく、シンクロ召喚の素材としても優秀で使い勝手が良い。
エクシーズ召喚は自場に同レベルモンスターが複数必要な為、同名カードが2体出せるこのカードは素材として役立つ。
デッキから同名モンスターが出てくるため、擬似的な上限付き戦闘破壊耐性持ちとも捉えられる。


また、裏側守備で特殊召喚される都合上、追撃を受け難いのも評価できる。



アニメでは、『遊戯王5D's』にてチームユニコーンのアンドレが使用。
初登場から実に10年近くのブランクを経ての登場となった。また、ブレオのデッキにも投入されている。




■素早いムササビ
英名:Nimble Musasabi

星2/地属性/獣族/攻800/守 100
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、相手ライフに500ポイントダメージを与える。
さらに自分のデッキから「素早いムササビ」を任意の数だけ相手フィールド上に表側攻撃表示で特殊召喚する事ができる。
このカードはアドバンス召喚のためにはリリースできない。


パッと見モモンガと似た感じだが、その内容は全く違う。
回復効果はバーン効果に切り変わり、後続も相手の場に展開する。いわゆる送りつけモンスター。
敵に塩を送るも同然になるので、よほどの目的が無い限り、モモンガを選んだ方が無難。
一応、アドバンス召喚のリリースには使えない縛りがあるが、現環境ではあって無い様なもの




■素早いマンボウ
英名:Nimble Sunfish

星2/水属性/魚族/攻1000/守 100
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、自分のデッキから魚族モンスター1体を墓地へ送る。
その後、自分のデッキから「素早いマンボウ」1体を特殊召喚する事ができる。


「素早い」モンスター初の水属性・魚族モンスター。
リクルートできるのは1体のみだが、デッキ圧縮と墓地肥やしを同時に行える。
魚族には「キラー・ラブカ」や「ハリマンボウ」など、墓地送りと相性のいいモンスターが多い。
特に後述の「素早いアンコウ」との相性は目を見張るものがあり、一気に最大3体ものモンスターを展開できる。




■素早いマンタ
英名:Nimble Manta

星2/水属性/魚族/攻800/守 100
フィールド上のこのカードがカードの効果によって墓地へ送られた時、デッキから「素早いマンタ」を任意の数だけ特殊召喚できる。


こちらの効果の発動条件は戦闘破壊でなく、効果による除去。
しかしステータスは貧弱なうえに、任意効果であるためタイミングを逃す可能性もある。
リミット・リバースなどで能動的に破壊したいところ。
ちなみに、日本ではこちらの方がマンボウより先に登場している。




■素早いアンコウ
英名:Nimble Angler

星2/水属性/魚族/攻600/守 100
このカードが手札・デッキから墓地へ送られた場合、デッキから「素早いアンコウ」以外のレベル3以下の「素早い」と名のついたモンスターを2体まで特殊召喚できる。


今まで同名カードのリクルートだったが、このカードの指定は同名以外の「素早い」モンスター。
つまり、「素早い」モンスターカテゴリ化の立役者。
明らかにマンボウと合わせて使うようにデザインされており、レベル・属性・種族もぴったり一致する。
また、マンボウ抜きにしてもジェネクス・ウンディーネ鬼ガエル、さらにはおろかな埋葬やサモンプリーストなどの汎用カードとも相性が良かったり。
総じて、「素早い」デッキのメインエンジンと言っても過言ではないだろう。




■素早いビーバー
英名:Nimble Beaver

星2/水属性/獣族/攻400/守 100
(1):このカードが召喚に成功した時に発動できる。
自分のデッキ・墓地からレベル3以下の「素早い」モンスター1体を選んで特殊召喚する。


発動条件の緩さはもちろん、蘇生させることも可能な「素早い」モンスターの星。
しかもアンコウと違い、自身も対象になっている。
これ1枚でランク2やリンク2のモンスターを手軽に出せる。
つまり、マスター・ボーイNo.64 古狸三太夫を簡単に出せてしまうということで……
さらにジャンク・シンクロンデブリ・ドラゴンにも対応している。
また、水属性・獣族という、これまでの「素早い」を折衷したような組み合わせであり、「魔獣の懐柔」や「サルベージ」などのサポートに両方対応しているのも嬉しい所。




■素早いビッグハムスター
英名:Super-Nimble Mega Hamster

星4/地属性/獣族/攻1100/守 1800
リバース:自分のデッキからレベル3以下の獣族モンスター1体を裏側守備表示で特殊召喚する事ができる。


レベルと守備力が他の「素早い」から外れている上、リバースモンスターという異色の「素早い」。
というかアンコウやビーバーの効果でリクルート・蘇生できないため、厳密には「素早い」カテゴリに当てはまらない。
こう書くと切ない感じだが、リクルートできる範囲ははるかに広く、チューナーも呼び出すことが可能。
リバース効果故に素早いはずが遅いという難点があるものの、リクルーターにありがちな「墓地に送られる」必要がなく、自爆特攻の必要も無い点が優れる。
守備力もそこそこあるので、返しのターンに呼んだチューナーと共にシンクロ、なんてこともしやすい。
事実、海外では【レスキューシンクロ】に投入されていた実績を持っている。



デッキとして

前述の通り、カテゴリ化したのはアンコウの登場後。
それ以前は種族属性がバラバラなので「素早い」モンスターで固めたデッキを組む意義は薄く、種族デッキでモモンガやマンボウマンタが使われるぐらいだった。


アンコウとビーバーにより能動的な展開や「素早い」間の連携が可能になり、
ジャンク・ウォリアーやランク2エクシーズを軸に据えたビートダウン等が生まれていった。



……以上の様に、これらのカードは様々な要素を含んでおり、デッキもさほど選ばず、実は結構できる子なのである。
しかし、いくつかの問題点があるのもお約束。


まず、リクルーターの宿命として、大天使クリスティアなどの特殊召喚メタが天敵。
また、どのカードも墓地に行く必要があるので、マクロコスモスなどの除外系も苦手。



▼関連カード


■ジャイアントウィルス
英名:Giant Germ

星2/闇属性/悪魔族/攻1000/守 100
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、相手ライフに500ポイントダメージを与える。
さらに自分のデッキから「ジャイアントウィルス」を任意の数だけ表側攻撃表示で特殊召喚する事ができる。


モモンガの効果が反転した感じのカード。幻魔皇メインのデッキならモモンガより優先されるかも。
因みに、「ウルス」ではなく「ウルス」である。遊戯王ではよくあることなので注意。
禁止カードからエラッタを経て復帰した死のデッキ破壊ウイルスのコストにもなる。



■メカウサー
英名:Mecha Bunny

星2/地属性/機械族/攻800/守 100
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、自分のデッキから「メカウサー」1体を自分フィールド上に裏側守備表示で特殊召喚する事ができる。
このカードがリバースした時、フィールド上に存在するカード1枚を選択し、そのコントローラーに500ポイントダメージを与える。


珍しい機械族のリクルーター。
他のリクルーターとの相違点に、リバース時に効果が発動する点がある(リバース効果モンスターではない)。
また、ダメージもフィールド上のカード1体を選択し、そのコントローラーに与える。相手フィールドにカードが存在しないと自分がダメージを受けるので注意。まあそんな場面は自分から表示形式を変更するか相手が「皆既日食の書」を使うかしない限り起こらないが。
実は魂を削る死霊の天敵。



■ハイエナ
英名:Hyena

星3/地属性/獣族/攻1000/守 300
このカードが戦闘によって墓地へ送られた時、デッキから「ハイエナ」をフィールド上に特殊召喚する事ができる。
その後デッキをシャッフルする。


レベル、守備力がモモンガより上でリクルート効果も似ているが、追加効果がないのがネック。
レベルと表示形式を問わない点で差別化したい。



■デスハムスター
英名:Bubonic Vermin

星3/地属性/獣族/攻900/守 600
(1):このカードがリバースした場合に発動できる。
デッキから「デスハムスター」1体を裏側守備表示で特殊召喚する。


ビッグハムスターと同じく、リバース時に発動する効果のリクルーター。
ただしこちらは同名カードのみ。



追記・修正はリクルートからのエクシーズ召喚を成功させてからお願いします。


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  • そういや素早いの項目ってないな -- 名無しさん (2016-10-20 16:01:54)
  • 項目名変更するなら、ちゃんとコメント欄で提案してからにしないと変な混乱招くと思う -- 名無しさん (2020-09-27 13:29:22)
  • ↑すみません、モモンガだけで独立させる意義も薄いと思われましたので、「素早い」カテゴリの記事と名前に変更しました -- 名無しさん (2020-09-27 13:39:22)
  • なら、アンドレの記述を移動しておきますね -- 名無しさん (2020-09-27 18:02:47)
  • リクルーター全般に言えるけど昔は強制転移とコンボが有用だったなぁ。 -- 名無しさん (2022-10-01 13:25:43)

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*1 アンコウとビーバーの効果範囲はレベル3までとなっているが、現状レベル3の「素早い」モンスターは存在しない

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コメント

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